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引越し

要注意!引越しの見積りを一括でする全手順と失敗しないための注意点

「引越しの見積もりが一括で取りたい」「一括で取るにはどうすればいい?」など、引越しの一括見積もりが気になっていませんか?

引越しの見積もりを一括で取りたいなら、「一括見積もりサイト」が便利ですが、利用前に知らないと危険な注意点もあり、どのサービスを使うかが非常に重要です。

このページでは、引越し会社で4年間営業をしてきた筆者が、引越しの一括見積もりで失敗しないためのコツを下記の流れで紹介していきます。

  1. 引越し見積もりを一括でできるサービスはある?
  2. 一括見積もりサイトを比較してわかったおすすめと使い方
  3. 大手15社を比較!おすすめの引越し業者6選
  4. 見積もりがもう少し安くなる!料金の確認のコツ
  5. 最後の1社を選ぶための選定基準
  6. 引越しの料金相場と見積もり額の決まり方
  7. 見積もり以外にすべき引越しの全手続き

最後まで読めば、引越しの一括見積もりで失敗しないコツから、一括で見積もりをとった後どうやって業者を選べばいいかまで分かり、ベストな業者に、安く引越しを依頼できるようになります。

目次

1. 引越し見積もりを一括でできるサービスはある?

引越しの見積もりを一括で取るサービスとして、「一括見積もりサイト」があります。

一括見積もりサイトとは、複数の引越し業者にまとめて見積もりを取れる完全無料のサービスのことで、一度の入力で複数社にまとめて見積もりを依頼できます。

引越し見積もりサイトの利用イメージ

利用の手順はシンプルで、

  • ①あなたが希望の条件を入力すると、
  • ②条件にあった引越し業者に見積もり依頼を出してくれ、
  • ③各業者から見積もりの提示を受けられる(訪問や電話)

というものです。

1-1. 一括見積もりサイトのメリット

一括見積もりサイトのメリットは下記の3つで、特に1つ目が最大きなメリットです。

  • ①使うだけで安い金額を提示されやすい(★最大のメリット)
  • ②入力を何度もしなくてもいいので簡単
  • ③あなたの引越しの条件にあった業者をすぐに見つけられる

メリット①使うだけで安い金額を提示されやすい(★最大のメリット)

引越しは一括見積もりサイトを使うだけで、安くなりやすいです。

これは、一括見積もりサイトを使い、引越し業者にとってライバル業者がいる状態を作ると、その業者に負けないように、料金を勝手に安くしてくれるからです。

2社以上見積もりを取る場合

一括見積もりサイトを使わなくても、複数社に自分で問い合わせれば上記の状態になりますが、その場合あなたから「他社からも見積もりをとっている」と伝えなければいけません。

一括見積もりサイトなら、業者は「複数社比較している」ということがわかるため、勝手に意識してくれます。

引越しは、1社からしか見積もりを取らないと、引越し業者は安くする努力をほとんどせず、料金が高くなる傾向があるため複数社の見積もりは必須です。

1社だけ見積もりを取るケース

実際、私も営業マンをしていたとき、ライバル業者の有無で2倍近くの差をつけたことがあります。

メリット②入力を何度もしなくてもいいので簡単

一括見積もりサイトを使わない場合、各業者の見積もりフォームなどにそれぞれ下記の情報を入力したり、電話で伝えなければいけません。

  • 住所(引越し前・引越し後)
  • 氏名
  • 連絡先
  • 引越し希望日
  • 荷物の内容・個数

一括見積もりサイトを使うことで、一度の入力で複数社に一気に見積もり依頼できるので、時間も手間もかかりません。

メリット③あなたの引越しの条件にあった業者をすぐに見つけられる

また、あなたの条件(日時・場所・荷物量)を踏まえ、対応可能な業者が一発でわかるため、「連絡したけど予約が空いていない..」ということになりにくいです。

例えば、下記のようななかなか予約の取りにくいケースでも空いている業者がすぐにわかります。

  • 業界が最も忙しい3月末に引越しをしたい
  • 見積もりを取るのが直前になってしまった
  • ピアノなど特殊な作業が必要な家具を運びたい

1-2. 引越し一括見積もりサイトのデメリット

一括見積もりサイト最大のデメリットは、あなたの条件にあう業者に片っ端から見積もり依頼をすることになるため、入力後大量の連絡が入ることになることです。

一括見積もりサイトのデメリット

ひどい場合だと下記のように、10以上の業者から一気に電話がかかって来るようになり、対応が大変です。

10件以上の着信履歴

ただし、「希望の業者を選んで見積もり依頼ができる」サイトが一部あり、これを使うことで選んだ業者からの連絡しか入りません。

「業者を選べるサイト」のメリット

他にはデメリットはない?

たまに言われているデメリットは下記の通りですが、悪質なサイトを掴むと下記のような印象を持つケースもあります。

その他言われるデメリット実情
①ネットなどの勧誘電話が止まらない一部のサイトでインターネットなどの勧誘電話はあるが、悪質なサイトでなければ一度きちんと断れば連絡は止まる。
②個人情報がばらまかれる大手の運営しているサイトは、個人情報の取り扱いに公的機関の認可を取得していて安心。

ただし、多くのサイトでは上記のデメリットはないため、心配する必要はないです。

Q. サイトの利用料が完全無料なのはなぜ?

引越し業者側が利用料を払っているからです。
また、一括見積もりサイトの運営者はインターネットなど新生活に関するサービスも紹介することでも利益を得ていて、引越し業者が運営費全てを負担しているわけではありません。引越し見積もりサイトのお金の動き

一括見積もりサイト利用後、1~2回インターネットなどの提案の電話がかかってくることがありますが、悪質なサイトでない限り、1度断れば強く営業されることもありません。興味がない旨をはっきり伝えましょう。

Q. 利用料は引越し代金に上乗せされないの?

上乗せはされません。まず、引越しの料金は「どうやって申し込まれたか」には一切関係なく算出されます。細かい内訳で計算されますが、一括見積もりサイトを使って上乗せされる項目は1つもありませんでした。

割引に関しては「ライバルの有無」が重視されるので、一括見積もりサイトを使う人は逆に安くなりやすいです。

1-3. 一括見積もりサイトは使うべき?

手間や時間・料金の安くなりやすさを踏まえ、一括で見積もりを取る際は、絶対に利用すべきサービスです。

デメリットや懸念点はあるものの、サイトの選び方さえ徹底すれば全て解消可能です。

次の章で比較していきますが、おすすめは引越し侍(https://hikkoshizamurai.jp/)で、一括見積もりサイトの懸念点を全てクリアできます。

<一括見積もりは早く取ろう>

一括見積もりは下記の点で早くとった方が安くなります。

  • 各社のトラックに空きがある状態の方が安くする提案を受けやすい
  • 早く見積もりを取らないと安い業者が埋まってしまう
  • 1社しか空いていない状態だと、足元を見られる

下記の情報が決まっていれば、1日も早く、一括見積もりサイトを使って効率よく見積もりをとっていきましょう。

  • 引越し後の住所
  • 引越し希望日
  • 荷物の内容・個数

2. 一括見積もりサイトを比較してわかったおすすめと使い方

では、ここで一括見積もりサイトを徹底的に比較して、おすすめの一括見積もりサイトを紹介していきます。

また、いい業者に効率よく見積もりを取るための使い方もありますから、合わせて確認しましょう。

2-1. 一括見積もりサイトの選び方

一括見積もりサイトを選ぶ上で、下記の2つの点が最も重要ですからまずはこれらを重視しましょう。

  • 対応業者数が多いか:優良業者を選べるように、多い方がいい
  • 業者の希望ができるか:大量の連絡を避けるために厳選して見積もり依頼ができる方がいい

また、できていないサイトは少ないものの、「ネットなどの勧誘電話への対応」「個人情報の取り扱い」も利用前に確認しておくと安心です。

2-2. おすすめの一括見積もりサイトは?

引越しの一括見積もりサイトは10種類以上ありますが、おすすめのサイトは引越し侍(https://hikkoshizamurai.jp/)です。

理由は下記のように対応業者数が最も多く、またそこから見積もりを希望する業者を選んで依頼ができるからです。

 対応業者数業者の希望
引越し侍300社以上
引越し価格ガイド300社以上×
ズバット引越し比較220社以上
引越し見積もりEX210社以上×
SUUMO引越し140社以上
LIFULL引越し100社以上
価格.com引越し100社以上
引越しラクっとNAVI60社以上
引越しネット30社以上
引越し達人.セレクト10社以上×
アットホーム引越し10社以上
楽天引越し5社以上
比較.com3社以上×

引越し侍は、東証一部上場企業の「株式会社エイチーム」が運営する引越し一括見積もりサイトです。

提携業者数は最も多く、下記のような大手業者からも、中小の業者からも見積もりが取れるので、たくさんの選択肢からあなたにあった業者を探せます。

アート引越センターなど大手引越し業者のロゴ

下記のように、「概算の価格」「口コミ評価」を元に、根拠を持って見積もり依頼を出す業者を絞れるため、余計な業者に見積もりを依頼することもありません。

引越し侍の業者選択画面

あなたの細かい条件で概算価格が出るので、「いくらくらいかかるのか知りたい」という人がシミュレーションとして使うことも可能です。

また、上場企業ということもあり、一括見積もりサイトでの懸念点である下記のポイントもクリアしていますから、デメリットは全て解消しています。

懸念点引越し侍の対応
ネットなどの勧誘電話が止まらないメールはワンクリックで停止可能、電話もかかってきたらはっきりと断れば止まる。
個人情報がばらまかれる個人情報の扱いが公的に認められている「プライバシーマーク」を取得しているから安心。

引越し侍公式ページ:https://hikkoshizamurai.jp/

2-3. 引越し侍でどの業者を選べばいいの?

引越し侍で一括で見積もり依頼できるのは3社までですが、根拠を持って依頼する業者を選べるので、「3社」厳選して見積もりを取りましょう。

厳選の方法を下記の2つのケース別に紹介します。

  • ①料金を最安にしたいケース
  • ②サービスにもこだわりたいケース

①料金を最安にしたいケース

概算価格・利用者の平均価格を参考に安いものを3社選びましょう。

引越し侍の概算価格の表示

概算価格は過去の実績などをもとに出されているため、これが安いものを選んでおけば最終価格も安くなりやすいです。

概算価格が同じ業者が複数ある場合、口コミ評価4.0以上のものを選びましょう。

4.0以上の評価の業者が複数あれば、口コミ件数で選びましょう。評価の信頼度も高く、多くの人が選んでいるためです。

口コミの読み取り方

口コミ件数が5件を切るものもあり、「多くの人が評価しているか」も見極めなければいけません。

②サービスにもこだわりたいケース

3章」で15社を比較した結果、下記の業者がサービス面で優れています。あなたの条件に対応している業者一覧の中にあれば下記から3社選びましょう。

料金は高めだが、サービスの質が極めて高い業者

サービスの質が高くて、価格も安い業者

サービス・料金のバランスがいい業者

上記で3社揃わない場合は、評価が4.0以上あり、口コミ件数も多い業者から価格を見ながら選ぶようにしましょう。

2-4. 入力後はどうなる?

引越し侍に情報を入力した後は、下記の流れで最終的な1社を絞ることになります。

引越し侍のサービスの流れ

  1. 引越し侍に情報を入力し、3社に見積もりを一括で依頼
  2. 電話やメールで選んだ業者から連絡が入る
  3. 訪問見積もりや電話で要望を伝えると正式な見積もりが出る
  4. 最終的な一社に絞る

以上のように進みますが、一括見積もりサイトを使うだけで下記の「ライバルを意識して安くしてくれる」状態になります。

2社以上から見積もりを取るケース

必要以上に高い金額を払うことはなくなりますから、業者に話を聞きながら進めていけば問題ありません。

引越しは少しでも空きがあるうちの方が、安くしてもらいやすいので、まずは「引越し侍」で見積もり依頼をするところから始めましょう。

引越し侍公式ページ:https://hikkoshizamurai.jp/

ただ、「交渉してもっと安くしたい」「3社の中からどうやって選べばいいかわからない」という方は見積もり予約をした後でも構いませんので、下記の章を確認しましょう。

Q. 引越し見積もりは訪問?

あなたの入力した条件や業者の方針次第で、見積もり後「訪問」して見積もりを取るか、「メールや電話」だけで見積もりを取るかが異なります。

どちらも一長一短で、下記のように違いがあります。

訪問見積もり◯営業マンが採寸や荷物量の計算を全て行ってくれる
×簡単な片付けと立会いが必要
メールや電話◯人に合わない/立会が不要
×自分で採寸したり、荷物量を計算しなければならない

業者があなたの状況に合わせた方法を提案してくれますが、どちらか強い要望があれば、入力後業者からくる連絡で相談しましょう。

ただ、家族引越しなど荷物が多い方は訪問を必須にしている業者が多いです。

訪問見積もりの場合、1社15~30分(単身)、30~50分(家族)程度ですので、早く終わらせたい時は1時間~1時間半おきに各業者に来てもらうのがおすすめです。

Q. 絶対に電話やメールだけで終わらせたい場合は?

見積もりサイトの備考欄に下記のように書き、訪問なしで対応してくれる業者を探しましょう。

電話・メールのみで見積もりをとってくれる業者様のみ、お見積もりをお願いします。訪問見積もりが必要な業者様からのご連絡は不要です。

とはいえ、電話・メールだけで対応してくれる業者は多くはありません。

引越し侍では、見積もり依頼できるのが1回につき3社までですので、あえて業者を選べない下記のサイトを使い、より複数の業者に依頼をするようにしましょう。

ただ、家族引越しなど、訪問しなければ見積もりが困難なケースもあるため、上記2サイトで見つからなければ訪問見積もりを受けましょう。

Q. 引越し侍で営業の連絡を止めるには?

下記の通り実践すればすぐに止まります。

メールの止め方①メール下部の「▼当サービスからのメール配信停止はこちら」のURLをクッリク
②「お得な情報を受け取らない」のボタンを押す
引越し業者からの連絡の止め方①「問い合わせフォーム」より、「サービス利用後の方」を選択
②「引越しの予定がなくなったため」か「引越し会社が決定したため」を選択
③その他必要な情報を入れ、送信
引越し以外のネットなどの電話営業電話に出て下記を伝える
「すいません、お断りします。また今後こういった引越しに関係のない電話を一切しないようにお願いします。」

3. 大手15社を比較!おすすめの引越し業者6選

どの業者がいいのかわからない、一括サイトでどの業者を選べばいいかわからない、という方に向けて引越しの大手15社を下記の観点で総合的に比較しました。

  • 価格帯
  • サービス内容
    -引越安心マーク(※5-1で解説)の有無:業界の認定マークを取得しているか
    -サービスの豊富さ:してくれる作業の豊富さ、無料でしてくれるか
    -梱包資材の充実度:用途に合った梱包資材を無料でくれるか
    -社内教育の充実度:サービスの水準を上げる取り組みを公開しているか
    -補償:壊されたものを補償してもらえるか

比較の結果は下記の通りになります。

-スマホの方は左右にスクロールが可能です-

 料金サービス
価格帯 (単身)価格 (家族)サービス評価安心マークサービスの豊富さ梱包資材社内教育補償
アート引越センター4.70 ★★★★★◎ 8pt◎ 9pt
アリさんマークの引越社標準4.45 ★★★★☆◯ 7pt◯ 7.5pt
サカイ引越センター4.40 ★★★★☆◯ 7pt◯ 7pt
人力引越社4.20 ★★★★☆◯ 7pt◯ 7.5pt
ハトのマークの引越センター4.05 ★★★★☆◯ 6.5pt△ 4pt
日本通運4.00 ★★★★☆◯ 6pt△ 4pt
ハート引越センターやや安4.05 ★★★★☆◯ 6pt◯ 7pt
西濃運輸--3.85 ★★★★☆◯ 5.5pt◎ 8pt
福山通運--3.65 ★★★★☆◯ 7.5pt△ 4pt
アップル引越センター3.60 ★★★★☆-◎ 9pt◯ 7pt
SGムービングやや高3.55 ★★★★☆△ 4pt△ 4pt
ファミリー引越センターやや安やや高3.20 ★★★☆☆-◯ 7.5pt◯ 7pt
アーク引越センター3.15 ★★★☆☆-◯ 7pt◯ 7pt
ベスト引越サービス3.10 ★★★☆☆-◯ 6.5pt◯ 7pt
クロネコヤマト×2.30 ★★☆☆☆-△ 3pt△ 2.5pt
  • 価格帯は一括見積もりサービスのデータに基づき評価
  • サービスの採点基準は「サービス比較の採点基準」で紹介
  • 一括見積もりサイト13サイトに家庭向け引越しの料金事例が掲載されていない業者「-」
  • 該当のサービスを提供していない業者「×」

上記の表をもとにおすすめの業者は、下記の6社です。

料金は高めだが、サービスの質が極めて高い業者

サービスの質が高くて、価格も安い業者

サービス・料金のバランスがいい業者

引越し侍(https://hikkoshizamurai.jp/)は、上記6社全てに対応していますから、これらの業者も空きがあれば、一括で見積もりが取れます。

おすすめの6社について紹介していきます。

※各社の価格目安は、繁忙期:3月~4月上旬、平常:それ以外の時期の大まかな目安です。

3-1. アート引越センター

アート引越センターは1977年設立、全国に展開する大手引っ越し会社で、サービススペックが極めて高いため、サービス品質を求める人に最もおすすめです。

他社では別料金になったり、対応してくれないことも多い下記の作業・梱包資材を無料で提供してくれるので、追加料金なしで高水準のサービスを受けやすいです。

  • 引っ越し後の家具移動(1回)
  • 食器ケースの貸し出し
  • シューズボックスの貸し出し

価格相場は高めですが、サカイ引越センターなど他社と競わせることで割引も狙えますので、相見積もりを実施し価格を抑えましょう。

会社名アートコーポレーション株式会社
設立1977年
対応エリア全国
価格目安(平常)・単身引っ越し(県内:49,000円~52,000円、県外:64,000円~107,000円)
・家族引っ越し(県内:75,000円~83,500円、県外:97,500円~189,500円)
価格目安(繁忙期)・単身引っ越し(県内:73,500円~78,000円、県外:96,000円~160,500円)
・家族引っ越し(県内:112,500~126,000円、県外:147,000~285,000円)

アート引越センター公式ページ:https://www.the0123.com

3-2.サカイ引越センター

サカイ引越センターは引っ越し業界で「引っ越し件数8年連続No.1」の実績を誇る最大手の引っ越し業者で、サービスも充実しているため、サービス品質を求める人におすすめです。

引っ越しの難易度が高い「狭い一軒家」を研修のために用意し、過酷な環境で引っ越しの研修をしているため、スタッフの技術力は高いです。

価格相場は高めですが、アート引越センターなど他社と競わせることで割引も狙えますので、合わせて見積もりを取り、価格を抑えましょう。

会社名株式会社サカイ引越センター
設立1971年
対応エリア全国
価格目安(平常)・単身引っ越し(県内:50,000円~53,000円、県外:66,000~110,000円)
・家族引っ越し(県内:75,000円~83,500円、県外:97,500~189,500円)
価格目安(繁忙期)・単身引っ越し(県内:75,000円~79,500円、県外:99,000円~165,000円)
・家族引っ越し(県内:112,500円~126,000円、県外:147,000円~285,000円)

サカイ引越センター公式ページ:http://www.hikkoshi-sakai.co.jp/

3-3.人力引越社

人力引越社

人力引越社は京都に本社をおく引越し専門の業者で、引越し業界売上TOP10に入る大手の業者になります。

ベッドの解体や組み立てなどのサービスが充実していて、サービスの質は他の大手業者に引けを取りません。

また、以下のような資材も揃います。

  • ダンボール(配送料が必要)
  • 布団袋
  • ハンガーケース
  • プチプチ状のシート(配送料が必要)

そして、価格は単身・ファミリーどちらも安いです。

ですから、日本通運など料金の安い傾向にある業者と一緒に見積もりを取り、料金を下げていきましょう。

会社名株式会社 キョウトプラス
設立2005年
対応エリア全国
価格目安(平常)・単身引っ越し(県内:34,000円~36,000円、県外:45,000円~75,000円)
・家族引っ越し(県内:56,500円~63,500円、県外:74,000円~143,500円)
価格目安(繁忙期)・単身引っ越し(県内:51,000円~54,000円、県外:58,500円~99,000円)
・家族引っ越し(県内:85,500円~96,000円、県外:112,500円~216,000円)

人力引越社公式ページ:https://www.j-h-kyoto.com/

3-4.日本通運

日本通運は日本最大手の総合運送企業で、運送業でのネットワークを生かした引っ越しサービスを得意としており、サービスの割に価格が安い業者です。

最大の運送業者だからこそ、荷物の一時保管や、乗用車の輸送、海上コンテナでの輸送など、幅広い要望に答えてくれます。

価格は単身もファミリーも安く、さらに料金の安い傾向にある業者と相見積もりをとれば、より値下げできる可能性もあります。

会社名日本通運株式会社
設立1937年
対応エリア全国
価格目安(平常)・単身引っ越し(県内:33,000円~35,000円、県外:43,000円~72,000円)
・家族引っ越し(県内:56,500円~63,500円、県外:74,500円~143,500円)
価格目安(繁忙期)・単身引っ越し(県内:49,500円~52,500円、県外:64,500円~108,000円)
・家族引っ越し(県内:85,500円~96,000円、県外:112,500円~216,000円)

日本通運公式ページ:https://www.nittsu.co.jp/hikkoshi/

3-5.アリさんマークの引越社

アリさんマークの引越社は1971年設立、引っ越し専門業者の中では最も歴史のある老舗の引っ越し業者で、サービスと価格のバランスの良い業者です。

徹底した社員教育がされていて、厳しい社内試験や、利用者からの評価が高い作業員を表彰する制度など、サービスの質を上げる仕組みも充実しています。

家族引越しは相場通りですが、単身の料金相場が高いため、日本通運など料金の安い傾向にある業者と一緒に見積もりを取り、料金を下げていきましょう。

会社名株式会社引越社
設立1971年
対応エリア全国
価格目安(平常)・単身引っ越し(県内:43,000円~45,000円、県外:56,000円~93,000円)
・家族引っ越し(県内:71,000円~79,000円、県外:93,000円~180,000円)
価格目安(繁忙期)・単身引っ越し(県内:64,500円~67,500円、県外:84,000円~139,500円)
・家族引っ越し(県内:106,500円~118,500円、県外:139,500円~270,000円)

アリさんマークの引越社公式ページ:https://www.2626.co.jp

3-6.ハトのマークの引越センター

ハトのマークの引越センターは、地域密着型の引越業者が集まっている組合で、それぞれのエリアごとに加盟している地域密着型の業者(加盟店)が業務を行ってくれます。

地域密着の業者の集合体ではありますが、ハトのマークの引越センターとして下記の研修や社内資格制度を実施しており、技術の品質は大手の中でも高い水準にあります。

  • 引っ越し作業の実技研修
  • マナー研修
  • 社内の引越コンテスト
  • 引越管理士資格認定制度(社内資格)

なお、料金についても統一はされていますが、価格相場は家族では安く、単身では高い傾向にあります。

そのため、人力引越社や日本通運など料金の安い傾向にある業者と一緒に見積もりを取り、料金を下げていきましょう。

会社名全国引越専門協同組合連合会
設立1974年
対応エリア全国
価格目安(平常)・単身引っ越し(県内:44,000円~46,000円、県外:57,000円~95,000円)
・家族引っ越し(県内:65,000円~72,000円、県外:84,500円~164,000円)
価格目安(繁忙期)・単身引っ越し(県内:66,000円~69,000円、県外:85,500円~142,500円)
・家族引っ越し(県内:97,500円~108,000円、県外:127,500円~246,000円)

ハトのマークの引越センター公式ページ:https://www.hato.or.jp/

4. 見積もりがもう少し安くなる!料金の確認のコツ

それぞれの業者に見積もり依頼をすると、順に見積もりを出してくれますが、細かい聞き方・答え方で提示される額に差が出ることがあります。

下記の点を意識すればより安い額を提示してもらいやすくなります。

  • 予算は伝えない
  • その場で決定しない
  • 他社の見積もり額を伝える時は要注意

繰り返しになりますが、一括見積もりサイトを使うだけで、業者は他社に負けないよう努力してくれます。

それでもさらに安くしたいという方はこの3つを意識し、より安い金額を狙いましょう。

4-1.予算は伝えない

見積もりを取る際、必ずと言っていいほど予算を聞かれますが、予算を伝えると予算より大幅に安くするのが難しくなってしまうので伝えないようにしましょう。

会話例

引越し業者:予算は決まっていますか?

あなた:いろんな会社の料金やサービスを比べて安いところにしようと思っているので、特に決めていません。

4-2. その場で決定をしない

引越し業界の得意文句として「今うちに決めてくれるなら○○○円まで下げます」というものがありますが、より安くしたいのであれば、その場での決定はおすすめしません。

他社に料金を確認されたら、上記額よりも安いためこの発言をしているのであって、他社ならさらに安い可能性が高いです。

どうやって防げばいいのか

自分以外の第三者(学生の場合は両親、社会人の場合は会社、カップル・夫婦の場合はもう一方の方)に決定権がある事を伝えましょう。

会話例

引越し業者:この場で決めてくれれば、○○○円まで値下げします!

あなた:すみません。私一人では決められないので、同居人と相談して決めさせていただきます。

いつまでに分かるか聞かれた場合は、全ての業者の見積もり額が出そうなタイミングを伝えるようにしましょう。

あまり待たせすぎると、予約状況次第では断られたり、提示額が変わりる可能性があります。

4-3. 他社の見積もり額を伝える時は要注意

2社目以降の業者は、すでに他社から見積もりを取ったと伝えると、他の業者の値段を聞いてきます。

この時、下記のように振舞いましょう。

  • それまで提示された料金は「少し高いな」と思ったケース
    →1社目の見積もりのように振る舞う
  • それまで提示された料金にある程度納得しているケース
    →正直に他社の料金を伝える

他の業者の料金を聞いて「少し高いな」と思った場合は、ここで正直に見積もり額を伝えると、その額を基準とされてしまい、納得できる金額まで下がりにくくなります。

そのため、それまで提示された料金に納得できないなら、下記のようにあたかも1社目のように答えるようにしましょう。

会話例

引越し業者:ちなみに他社さんの見積もりはとりました?

あなた:これからです。今日明日でA社さんとB社さんから見積もりを取り、最終的に決めたいです。

他社の料金が、十分納得できる額であるなら、ここで正直に伝えることで、それよりも安くしてくれる可能性が高いです。

Q. 嘘の金額を伝えるのはどうなの?

他社の見積もり額として、嘘をついて安い金額を伝える人もいますが、各業者は相場感を把握しているので、嘘はすぐに見抜かれます。

するなら単身引越しは1割程度、家族引越しは2割程度を限度に安い金額を伝えるようにしましょう。

ケース別に使えるその他テクニック

その他、下記の3つのケース別に使えるテクニックを紹介します。

  • 日程に融通がきく人:引っ越しの日程の範囲を広くする
  • 手間をかけても安くしたい人:高い業者に電話を入れていく
  • 駆け引きに自信がない人:交渉を一切しない

当てはまる項目がある場合のみ確認しましょう。

①日程に融通がきく人:引っ越しの日程の範囲を広くする

日程にこだわりがない場合は「できる限り日程の範囲を広く」して引っ越し業者が提案できる一番安い日程にすれば費用を安くできます。

会話例

あなた:引越しは3月1日から3月13日の間で一番安い日程でお願いしたいです。火曜日と朝一は対応ができないのでそれ以外でお願いします。

引越し業者:3月11日の午後の便ではどうでしょうか?ちょうど同じ方向にトラックがいるので安くできそうです。

②手間をかけても安くしたい人:高い業者に電話を入れていく

手間をかけてもいい人は、3社から見積もりをもらった後に、他社よりも高い業者に、安い業者の見積もり額を伝えてみましょう。

会話例

あなた:他社さんで◯◯円で提示をいただいたのですが、それより安くすることはできますでしょうか?

引越し業者:でしたらうちはXXX円で頑張らせていただくのでいかがでしょうか。

あなた:ありがとうございます。同居人にも相談してみます。

一番高い業者が入れ替わったら、高い業者に再びこの連絡をしていくことで、値下げしてくれることがあります。

ただし、引越し業者によっては、価格勝負をしておらず、値引きに限界があるものも多いので、受け入れてくれないケースもあります。

また、上記電話を何度もすると面倒な客だと思われるので、「他社よりも安くして欲しい」という相談は1社につき1回だけにしましょう。

③駆け引きに自信がない人:交渉を一切しない

駆け引きに自信がない人、面倒な人は、それぞれの業者と一切料金交渉をしないという方法もあります。

会話例

あなた:最初の提示額が最も安い業者さんにお願いしようと思います。公平に出してもらうために他社の料金はお伝えしません。

駆け引きは一切なしで、それなりに安い金額を提示されやすいです。

5. 最後の1社を選ぶための選定基準

一括で見積もり依頼をした後、各社の料金が出揃ったら、料金・サービス内容を踏まえてベストな1社を決めます。

引越し侍の口コミや、このサイトで推奨している業者であれば、実績も申し分ないので各社の料金や、サービス内容を聞いて、良さそうなところに決めてしまって構いません。

ただ、「この会社大丈夫?」「ハズレを引きたくない」という方は下記の点を確認しておくと、業者選びで失敗するリスクが減ります。

  • 引越安心マークの有無
  • サービスの範囲
  • 梱包資材の内容
  • 作業員の人数と構成
  • 補償内容
  • 細かい契約条件

5-1. 引越安心マークの有無

引越安心マーク

「引越安心マーク」を取得している業者の方が安心です。

引越安心マークとは、下記全てを満たす業者に全日本トラック協会によって付与される認定マークのことです。

(1)引越における約款を遵守していること
(2)苦情等に対する対応体制及び責任の所在の明確化を図っていること
(3)適切な従業員教育を行っていること
(4)引越関係法令を遵守していること
(5)適正な廃棄物処理等を行っていること
(6)適正な個人情報の取扱いを行っていること
(7)制度の信用を損なう行為又は信用を損なう恐れのある行為がないこと

この認定を取っている業者であれば、料金や作業内で発生したトラブルも誠実に対応してもらいやすく、満足できる可能性が高いです。

また、問題が起こった際は、協会にも通報・相談が可能で、業者が誠実な対応をしてくれない時、協会が頼りになります。

このマークは認定時だけでなく、3年に1回審査の上更新されるもので、引越安心マークを維持しているということは、7つの項目を全て満たし続けている業者と言えます。

この認定マークは国土交通省のホームページでも紹介されており、国も認めている制度です。

国土交通省のHPのキャプチャ

引用:国土交通省

信頼できる指標であることは間違いありませんが、取っていない=悪い業者ではないので、あくまでも基準の一つで考えましょう。

下記は見積もり候補によく挙がる大手15社の取得状況です。

取得している取得していない
  • アート引越センター
  • サカイ引越センター
  • 日本通運
  • アリさんマークの引越社
  • ハトのマークの引越センター
  • SGムービング
  • 西濃運輸
  • 福山.通運
  • 人力引越社
  • ハート引越センター
  • ファミリー引越センター
  • ベスト引越サービス
  • アップル引越センター
  • アーク引越センター
  • クロネコヤマト

その他取得している業者は全日本トラック協会(http://www.jta.or.jp/)のホームページで一覧になっています。

5-2. サービスの範囲

下記のサービスの有無、料金に含まれているかは引越し業者ごと、また引越しの状況次第で異なります。

  • ダンボールを回収してくれる
  • 洗濯機の取り付け・取り外し
  • ベッドなど家具の解体・組み立てを行ってくれる
  • 作業員が靴下を履き替えてくれる
  • 引越し後、家具の移動を1度してくれる

特に下線で示した3つは、ついていない場合あなたが実施しなければならないため、引越し前後で手間がかかります。

ベッドなど、そのままでは搬出が難しい大型家具に関しては原則見積もりに入っていますが、中小の業者の中には以下の可能性がありますので特に確認が必要です。

  • 当日別料金が発生する
  • 解体が必要なものは運んでくれない

これらのサービス内容が必要な場合は「対応してくれるか」「有料の場合は見積もりに入っているか」を確認し、それを踏まえて見積もりを比較しましょう。

5-3. 梱包資材の内容

アート引越センターではダンボールだけでなく「ふとん袋」「プチプチ状の緩衝材(エアキャップ)」「ハンガーボックス」「食器ケース」などを梱包資材として提供してくれます。

アート引越センターの梱包資材

引用:アート引越センター

どんな資材があるか、有料か無料かは業者によって異なります。

価格勝負をしてダンボールすら別料金になる業者もいますので、あなたの状況でどんな資材をくれるのかは確認し、それを踏まえて判断しましょう。

5-4. 作業員の人数と構成

引越しの作業員は社員とアルバイトで構成されますが、社員の方が経験、責任感共に高い傾向なので、正社員人数が多く構成されている業者が安心です。

また、作業員がより多い方が引越しが早く終わります。

正社員比率や人数は業者ごとではなく、引越しの内容次第で異なります。

例えば、「全員正社員で作業します」とよく営業する引越し業者も、実は作業員のアルバイトを募集していて、引越しの内容に合わせて正社員とアルバイトを使い分けています。

5-5. 補償内容

基本的に引越し業者は標準引越し約款という共通のルールを利用していて、引越しで壊れたものは補償してくれることになっています。

ただし、中には独自の規約を作っている業者があり、業者が荷物を壊した場合も満足な補償を受けられない可能性があります。

このページで紹介した15の業者は問題ありませんでしたが、その他マイナーな業者に依頼する際は補償を確認し、補償を受けられない業者は使わないようにしましょう。

5-6. 細かい契約条件

引越しごとに細かい契約条件も変わりますから、確認しておくと安心です。

下記の条件ですと、料金が安くなりやすいものの、デメリットがあるため事前に理解した上で選びましょう。

契約内容概要とデメリット
積み切り(積みきり)・指定のトラックに乗る分しか運んでもらえず、積めなかった荷物は自分で運ぶ。
・基本的に自分で運ぶのが困難なものから優先的に運んでくれるが、自分で運ぶ手間がかかる恐れがある。
フリー便・引越し業者の都合に合わせた時間で引越しを行う。
・近距離でも1日予定を開けなければならず、遠距離だと夜遅くまで引越しがかかる可能性もある。
混載便・他の人と同じトラックに乗せるので、荷物の受け取りのタイミングを指定しづらい。

見積書に記載されているので確認し、わからなければ担当者に電話で確認しましょう。

特に積み切り契約は特に要注意

積み切り便は優良業者であれば、積み残しがないよう、余裕を持ったトラックを用意してくれますが、一般的に下記の大きさは必要です。

単身者(ワンルーム〜1DK)2トントラックショート
カップルなど2人暮らし(1LDK~2DK)2トントラックロング
荷物が多くはない家族の引越し(2LDK~3LDK)3トントラック
荷物が多い家族の引越し(3LDKより大きい)4トントラック

積み切り契約の場合、小さすぎるトラックの業者はおすすめしませんし、同じ価格なら大きいトラックの業者がおすすめです。

運べなかった荷物は、自分で運ぶか宅配便に運んでもらうことになります。大型の家具などは優先して運んでもらえますが、どうしても不安な方は積み切り契約を提示してきた業者は避けることがおすすめです。

<もう少し安くするテクニック>業者が決まったら最後にもう少し値切ろう

上記観点でサービス面も含めた最良の業者がわかったら、業者に正式なお願いの電話をします。

その際、もう少し安くしたいのであれば、もう1割を値切りつつ、最終決定の連絡をしましょう。

会話例

お世話になっております。先日、訪問見積りをしていただいた○○です。

他社さんと条件を比較して、もし、〇〇円(提示より1割安い金額)まで値下げしていただけるのであれば、

御社にしようと思っているのですが、いかがでしょうか?

ここで、ダメなようならはっきりと伝えてくれるので、「わかりました..ただ御社のサービスが良さそうなので、今回はこの価格でお願いします。」と伝え、予約を確定させましょう。

Q. 断る業者への連絡は?

見積もりを取った後、連絡がない業者はそのままにしておいて問題ありません。

メールが来た場合も、申し込みをしていない限り返信の義務はないため、メールも無視して問題ないです。

ただ、電話がかかってくるようなら、一度出て、断れば電話がなることはなくなります。理由を聞かれることがありますが、第三者の決定と伝えれば深堀りされません。

会話例

引越し業者:先日のお見積もりですが、いかがでしょうか?

あなた:いろいろ検討しましたが、A社さんにお願いすることになりました。

引越し業者:そうですか…決め手は何でしたか?

あなた:最終的に同居人が決めたので、すいませんがよくわかりません。

引越し業者:そうですか。また次の機会があればお願いします!

Q. 営業マンの対応は評価しなくても良いの?

しなくてもいいです。

なぜなら、営業マンと当日作業する人は違う人だからです。

ただ、「こんな会社にはお願いしたくない」「こんなに頑張ってくれたし、この人にお願いしたい」という対応をされたらそれを重視して選んでも問題ありません。

6. 引越しの料金相場と見積もり額の決まり方

基本的に引越し侍(https://hikkoshizamurai.jp/)などの一括見積もりサイトを使い、複数社に見積もりすることで、安く引越しができる可能性が高いです。

ただし、「見積もり前に相場を知っておきたい」「見積もり額がどう決まるのか知りたい」という方へ相場や見積もり額の決まり方を紹介します。

6-1. 引越し料金の相場

人数×距離に合わせて引越し料金の相場(税込)を算出しました。
-スマホの方は左右にスクロールが可能です-

単身2人家族3人家族4人家族5人家族以上
~15km未満
(同市区町村程度)
39,000円65,000円79,000円89,000円106,000円
~50km未満
(同都道府県程度)
41,000円69,000円91,000円103,000円120,000円
~200km未満
(同一地方内)
51,000円87,000円101,000円110,000円153,000円
~500km未満
(関東〜関西程度)
70,000円129,000円161,000円176,000円202,000円
500km~
(長距離)
85,000円171,000円193,000円229,000円278,000円

上記はあくまでも繁忙期以外の平日の料金目安です。繁忙期や土日祝日は下記のように相場が上がることを意識しておきましょう。

3月下旬~4月上旬2倍
3月上旬~3月中旬1.4倍
ゴールデンウィーク1.2倍
土日・祝日1.1倍

6-2. 引越しの見積もり額を決めるのは5項目

引越し見積もり額は下記の5つでの合計で決まります。

引越しの見積もり額を決める5つの要素

見積書も上記の項目で作られることが多いです。

<見積書の内訳例>

見積書の内訳

①運賃:トラックの運送料

トラックで荷物を運ぶための運賃で、以下を元に算出されます。

  • 引越しの距離
  • トラックを使う時間
  • 運ぶ荷物の量(トラックの大きさや使うスペース)

下記は運賃の目安ですが、トラックが大きくなればなるほど、距離が長ければ長いほど高くなります。

同一都道府県単身引越しの目安(2トントラック、4時間)13,000円~21,000円
東京⇄大阪、3~4人家族の引越しの目安(4トントラック、500km)70,000円~110,000円

また、下記は割増料金が適用されることも多く、引越しのタイミングによっても変わります。

  • 繁忙期
  • 土日祝日
  • 深夜早朝

加えて、海を挟むなどフェリーが必要な場合はフェリー代も上乗せされます。

安くするために、大型の家具を運ぶか決めておこう

トラックの大きさは価格を左右するので、デスク/机/ベッド/ピアノなどの大型の家具は処分するか、運ぶかを見積もり時までに決めておきましょう。

大型の家具1つ減らせば小さいサイズのトラックにできることもあり、その分「運賃」が安くなります。

運ばない物を見積もりに入れてしまうと無駄に料金を払うことになるため、大型の家具をどうするかは決めておきましょう。

②人件費:作業員の人件費

作業員1人あたりの人件費を「1名あたり1.5万円前後/日」で計算します。

業者ごとに下記の点で差がつく箇所です。

  • 土日祝日・深夜早朝・繁忙期に割増を行うか
  • 作業員一人当たりいくらで計算するか
  • 何名の作業員を用意するか

③実費:ダンボールなどの梱包資材の購入費など、実際にかかった費用

下記のようなトラックや人件費以外にかかるお金は別途計算され、加算されることがあります。

  • ダンボールなどの梱包資材
  • クレーン車など特殊車両の利用料
  • 高速道路の料金

特に全員に関係があるのは梱包資材(特にダンボール)の料金です。

ダンボールを無料で提供している業者は多いものの、見積書に明記されていなければ、ダンボールの有無は確認するようにしましょう。

④付帯サービス:エアコンの取り外しなど+αのサービス

下記のような「新居まで物を運ぶこと」以外の作業が必要な場合、+αの料金が加算されるケースがあります。

エアコンの取り外し5,000円~15,000円
エアコンの取り付け10,000円~20,000円
ピアノ運送20,000円~60,000円
養生5,000円~20,000円
荷造り・荷ほどき15,000円~100,000円

オプション料金が別で必要なのか、具体的なオプション金額は業者によって変わります。

養生(ようじょう)とは、部屋の中、エレベーターやエントランスが傷つかないように下記のように補強する作業です。「保防」と表現することもあり、最近では必須にしている建物が多いです。

養生のイメージ

出典:アート引越センター

多くの業者は養生費を見積もりに入れていますが、見当たらない場合は「無料なのか」「してくれないのか」を確認しましょう。

⑤割引:各社ライバルに負けないように割り引いてくれる

ここまでの料金を合計すると相場よりも高くなる可能性が高いですが、ここから各社ライバルに負けないように割引をしていきます。

5割引になるケースもあるため、ライバル業者の存在を意識させ割引額を多くしましょう。

繰り返しになりますが、引越し侍(https://hikkoshizamurai.jp/)を使えば、競合がいる前提の価格を出してくれます。

参考:割引の例

以下は過去に私が見積もりをした時の割引例です。

ケース割引前割引後割引額
2人暮らし(東京→仙台・3月)204,000円120,000円84,000円
1人暮らし(東京都内・10月)51,000円26,000円25,000円
4人家族(東京→横浜・6月)141,000円80,000円61,000円

上記のように大幅に割引ができたのは、日程に余裕を持って、複数社から見積もりをとっている人でした。

6-3. 引越し料金が安くなりやすいタイミング

引越しは時期・日にちなどによっても割引の受けやすさ、割増料金の有無が変わります。

安くなりやすいタイミングは下記の通りです。

安い月3~4月を避ければ大きな差はない。ただ、1月が最も安い。
安い日にち平日が安い。
安い時間帯業者が時間を決める「フリー便」が最も安い。

安い月:3~4月を避ければほとんど変わらない

繁忙期である3~4月を除けばほとんど料金は変わりません。

下記は大手引越し業者の年間引越し件数ですが、3~4月は下記のように引越しが集中する時期なので、割増料金で料金を上げても予約がいっぱいになります。

年間の大手6社の引越し件数

特に3月~4月上旬は希望者が殺到し、予約を取るのも大変になります。

それ以外の月ですと、各社トラックや人員に比較的余裕があるため、価格競争が起こりやすいです。

その中でも1月は引越しが最も少ない月ですから、業者の稼働が空きやすく、割引を特に受けやすい月です。

日にち:平日が安い

社会人・学生など平日の対応が難しい人が多いこともあり、土日祝日は人気です。

そのため、「割増料金」を設定したり、割引率を抑えるので、土日祝日は1割程度高くなります。

また、月が切り替わるタイミングでの引越しを考える人が多いため、平日でも月末・月初は少しだけ割引を受けにくいです。

時間:フリー便が安い

業者の都合の良い時間に引越しを行う「フリー便」が一番安くなりやすいです。

あなた以外の人の予約を柔軟に取れますし、ルートなどを効率よく決められるので、業者にとってもメリットがあるからです。

また、午前の便は、下記の理由で最も人気ですので安くなりにくい時間帯です。

  • 前の引越しで遅れる可能性がない
  • その日のうちに新居の片付け・掃除を終えられる

ただし、空き具合によっては午前でも安くなることもあるため、見積もりの際、業者に確認してみましょう。

7. 見積もり以外にすべき引越しの全手続き

引越しの見積もり以外にも引越しの際は下記のようにすべき手続きが満載です。

手続き手続きすべき人
1. 引っ越しを決めたらすぐにすべき手続き
賃貸物件の解約手続き賃貸で家を借りている人
引っ越し業者の選定・申し込み引っ越し業者をまだ決めていない人
学校の転校手続き引っ越しでお子さんが別の小学校・中学校へ通うことになる方
保育園や幼稚園の転園手続きお子さんが別の保育園・幼稚園へ通うことになる方
2. 引っ越し前になるべく早くしておくべき手続き
ネット回線(特に固定回線)の移転手続き光回線などの固定回線を使っている人
CS放送やケーブルテレビの契約手続きCS放送やケーブルテレビの契約をしている人
粗大ゴミを処分する引っ越しで通常捨てられない粗大ゴミが出そうな方
火災保険・地震保険の解約・変更これらの保険に加入している方
電気の移転・解約手続き全ての人
水道の移転・解約手続き全ての人
ガスの移転・解約手続き全ての人
NHKの住所変更手続きNHK受信料を払っている人
郵便物の移送手続き全ての人
新聞の住所変更手続き新聞を購読している方
3. 引っ越しの1〜2週間前に役所ですべき手続き
転出届の提出違う市区町村に引っ越しをする人
印鑑登録の抹消違う市区町村に引っ越しをする人で、印鑑登録をしている
国民健康保険の手続き国民健康保険に加入している人で、別の市区町村へ移る人
児童手当の住所変更児童手当を受け取っている人で、別の市区町村へ移る人
介護保険被保険者証の返納要支援・要介護の認定を受けている方で、別の市区町村へ移る人
原付の廃車手続き原付を持っていて、他の市区町村に引っ越す方
4. 新居に引っ越したらまずすべき手続き
電気・水道の利用開始手続き引っ越しの各事業者に申し込みをしていない人
スマホの住所変更手続きスマホを契約している人
5. 引っ越したら役所ですぐにすべき手続き
転入届他の市区町村から引っ越してきた人(転入届)
転居届同一の市区町村で引っ越しを行った人
国民健康保険の住所変更国民健康保険に加入している人
国民年金の住所変更自営業や無職の人
マイナンバーの住所変更全ての人
妊婦健康診査受診票の交換妊娠中や出産後の人
学校の転校手続きお子さんが転校する人(公立の小中学校の場合)
児童手当の申請/住所変更児童手当をもらっている人
介護保険の申請/住所変更要介護・支援認定を受けている人
バイクの住所変更バイクを持っている人
免許証の住所変更免許証を持っている人
車庫証明書の申請自動車を持っている人
自動車の住所変更手続き自動車を持っている人
犬の住所変更手続き犬を飼っている方(猫の場合は不要)
6. 引っ越し後なるべく早くしておくべき手続き
銀行への住居変更手続き銀行口座を持っている人
クレジットカードの住所変更クレジットカードを持っている人
パスポートの本籍地変更手続き引っ越しで本籍の都道府県が変わった人

引越しまでのタイミング別にすべきことをまとめましたので忘れないように行いましょう。

引っ越しですべき39の手続き|チェックリストでやり忘れを防ぐ!」の記事で1つずつ具体的にすべきことをまとめています。

8. まとめ

引越しの見積もりを一括でするベストな方法を紹介してきましたがいかがでしたか?

改めて、引越しの一括見積もりサイトには、下記のようにメリットが満載です。

  • ①使うだけで安い金額を提示されやすい
  • ②入力を何度もしなくてもいいので簡単
  • ③あなたの引越しの条件にあった業者をすぐに見つけられる

特に、1つめが最も重要で、一括見積もりサイトを使うだけで、引越しは安くなりやすいため、積極的に活用すべきです。

ただし、デメリットもあるため、全てをクリアできる「引越し侍(https://hikkoshizamurai.jp/)」を使い、一括で見積もりをとっていきましょう。

このページがあなたの引越しのお役に立てることを心から祈っています。

サービス比較の採点基準(参考データ)

サービスの総合評価下記の5つの観点をもとに算出
・サービス範囲、梱包資材は点数を1/10に圧縮
・その他は(◎=1pt、◯=0.75pt、△=0.5pt、-=0pt)で算出
安心マーク有=「◎」、無=「-」
サービス範囲下記10点満点で評価

  • ダンボールを回収してくれる(無料:2pt、有料または条件次第で有料:1pt、未対応0pt)
  • 洗濯機の取り付け・取り外し(無料:2pt、縦型は無料 :1.5pt、有料:1pt、未対応0pt)
  • 作業員が靴下を履き替えてくれる(対応:2pt、見積もり時に要申告:1.5pt、有料:1pt、未対応0pt)
  • 引越し後、家具の移動を1度してくれる(無料:2pt 、有料:1pt、未対応0pt)
  • ベッドの解体をしてくれてる(無料2pt、有料:1pt、未対応0pt)
梱包資材下記10点満点で評価

  • ダンボール(無料:2pt、有料1pt、取扱なし:0pt)
  • 布団カバー(無料:2pt、有料1pt、取扱なし:0pt)
  • ハンガーケース(無料:2pt、有料1pt、取扱なし:0pt)
  • 食器ケース(無料:1pt、有料0.5pt、取扱なし:0pt)
  • 食器の梱包紙(無料:1pt、有料0.5pt、取扱なし:0pt)
  • シューズボックス(無料:1pt、有料0.5pt、取扱なし:0pt)
  • エアキャップ(無料:1pt、有料0.5pt、取扱なし:0pt)
社内教育教育制度・社内資格が明記=◎/どちらか=◯/明記なし=△
補償業者の責任で破損したものを補償=◎、補償なし=-