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賃貸

175組を調査!二人暮らしにベストな部屋の広さと間取りの全知識

「二人暮らしはどのくらいの広さの家を探すべき?」「みんなどれくらいの広さの部屋に住んでるの?」など、二人暮らしにぴったりな部屋の広さが気になっていませんか?

175組の二人暮らしの方からアンケートをとった結論を言うと二人暮らしの標準的な広さは、下記の通りです。

  • 間取り:1LDK
  • 部屋の広さ:リビング10畳|寝室6畳
  • 占有面積:40㎡

ただし、部屋の広さ以外にも二人暮らしの物件選びで抑えるべきことは満載ですので、長年賃貸業で働いてきた筆者が、下記の流れで解説していきます。

  1. 二人暮らしのスタンダードな広さは1LDK/リビング10畳|寝室6畳/40㎡
  2. 部屋を広く・快適に使うための部屋選びのコツ
  3. 広さ以外に重要な「部屋探し」のコツ
  4. 最高の1件を選ぶための「内見」10のコツ

このページをすべて読めば、二人暮らしに最適な部屋の広さや、その他失敗しない部屋探しのコツがわかるので、あなたに取ってぴったりな家を探すことができます。

1. 二人暮らしのスタンダードな広さは1LDK/リビング10畳|寝室6畳/40㎡

このページでは、東京を中心に全国で二人暮らしをしている175組(カップル(夫婦や恋人)123組、ルームシェア(兄弟や友人)52組)にアンケートをとり、二人暮らしにスタンダードな広さ・間取りを算出しました。

結果、「カップルの二人」で、ストレスもなく、賃料も高すぎない標準的な広さは下記になりました。

  • 間取りは「1LDK」
  • 部屋の大きさは「リビング10畳|寝室6畳」
  • 全体の面積は「40㎡」

そして、「ルームシェアの二人」で、ストレスもなく、賃料も高すぎない標準的な広さは下記になりました。

  • 間取りは「2DK」
  • 部屋の大きさは「ダイニング7畳|寝室5畳×2」
  • 全体の面積は「42㎡」

もちろん、賃料が支払えるのであれば、広ければ広いほど快適ですし、反対にこれより狭くても暮らせはします。

また、アンケートを取った結果、快適度を最も分けるのは広さではなく「間取り」です。なので、まずは間取りをライフスタイルに合わせて決めることがおすすめです。

参考までにアンケート結果は以下のとおりです。

間取りのアンケート調査

1-1. カップルの間取りは「1LDK」が最も人気

カップルの場合、1LDKであればリビングが8畳以上あるので、二人でくつろげるスペースが確保されます。

一方1DKの場合、ダイニングにキッチンがあるため窮屈に感じることもありますが、1LDKに比べて賃料が安いので、若いカップルから選ばれています。

そして、将来結婚や出産を考えてるカップルは、子供が産まれても生活できる2DKや2LDKを選んでいます。出産の予定がなくても、一人の個室が欲しい、荷物が多い、などの理由もありました。

また、ごく少数でしたが、とにかく家賃を抑えられる1Kに二人で暮らしているというカップルもいましたが、1Kだと8~10畳以上ないと厳しいといえます。

2DKは1990年代に多く作られた間取りなので、築年数が古く、賃料が安い物件が多いです。

一方1LDKは2000年代に入ってから主流となった間取りなので、同じ面積の1LDKと2DKを比べると、1LDKの方が家賃は高くなります。

間取りを選ぶポイント

間取りを選ぶポイントとしては、「何部屋欲しいか⇨部屋は広い方がいいか、狭くてもいいか」の順に考えると決めやすいです。

  • 2部屋欲しい
    ⇨部屋は広い方がいい「1LDK」/狭くてもいい「1DK」
  • 3部屋欲しい
    ⇨部屋は広い方がいい「2LDK」/狭くてもいい「2DK」
  • とにかく家賃を抑えたい「1K」

間取り選びは暮らしやすさに直結する大事なことなので、以下の間取り図を参考にして、二人でよく話し合って決めるようにしましょう。

それぞれの間取りとレイアウト
タイプ/㎡数間取り図こんなカップルにおすすめ
1LDK
38~45㎡
1LDKの間取り図
  • 広めのリビングでくつろぎたい
  • ダイニングテーブルを置きたい
  • 2~3人掛けのソファを置きたい
  • 大型のテレビを置きたい
  • カウンターキッチンがいい
  • リビングと寝室を仕切りたい
  • 収納が大きい方がいい
  • 築浅の物件がいい
  • それなりにプライバシーは守りたい
  • 子供が産まれても1~2年は住んでたい
1DK
32~37㎡
1DKの間取り図
  • 2部屋欲しいが家賃は抑えたい
  • 多少狭くても我慢できる
  • 荷物が多くない
  • 床置きのテーブルでもいい
  • 築年数は古くてもいい
2DK
38~45㎡
2DKの間取り図
  • 3部屋欲しいが家賃は抑えたい
  • ダイニングは狭くてもいい
  • とにかく荷物が多い
  • 築年数は古くてもいい
  • 子供が産まれても住める部屋がいい
  • 一人の個室が欲しい
2LDK
50~60㎡
2LDKの間取り図
  • 家賃は高くても広い部屋がいい
  • 大きいキッチンがいい
  • 4人座れるダイニングテーブルを置きたい
  • L字型のソファを置きたい
  • 収納が大きい方がいい
  • 子供が産まれても住める部屋がいい
  • 築浅の物件がいい
1K
28~32㎡
1Kの間取り図
  • とにかく家賃を抑えたい
  • 一部屋だけでも我慢できる
  • いつも同じ空間に居たい

1-2. ルームシェアの間取りは「2DK」が最も人気

ルームシェアの場合、2DKであればダイニングとは別に個々の部屋が確保されることに加え、2LDKより家賃が格段に安いので人気があります。

また、キッチンと個々の部屋だけあればいい場合は、ダイニングもない2Kがさらに家賃が安いので選ばれています。ただし、2Kは物件数が少ないので見つけるのに苦労します。

そして、1LDKは兄弟姉妹でルームシェアをしている人から選ばれています。寝室が一部屋でも、兄弟姉妹だと「実家で同じ部屋だったから抵抗がない」と答える人もいました。

間取りを選ぶポイント

間取りを選ぶポイントとしては、「個々の部屋は必要か⇨リビングダイニングは必要か⇨広い方がいいか、狭いくてもいいか」の順に考えると決めやすいです。

  • 個々の部屋が必要
    ⇨リビングダイニングが必要⇨広い方がいい「2LDK」/狭くてもいい「2DK」
    ⇨リビングダイニングは不要「2K」
  • 個々の部屋は不要⇨広い方がいい「1LDK」狭くてもいい「1DK」

間取り選びは暮らしやすさに直結する大事なことなので、以下の間取り図を参考にして、二人でよく話し合って決めるようにしましょう。

ルームシェアの場合バルコニーの位置に注意しましょう。

理想は相手の部屋を通らないでバルコニーに出れる間取りです。

それぞれの間取りとレイアウト
タイプ/㎡数間取り図こんなルームシェアにおすすめ
2DK
38~45㎡
2DKの間取り
  • 個々の部屋が欲しい
  • 共有できるダイニングも欲しい
  • 友達や恋人を呼びたい
  • 家賃は安く抑えたい
  • 築は古くてもいい
  • 友人・兄弟姉妹でシェアしたい
2LDK
50~60㎡
2LDKの間取り図
  • 個々の部屋が欲しい
  • 個々の部屋が離れてる方がいい
  • 共有できる広いリビングが欲しい
  • 友達や恋人を呼びたい
  • みんなでパーティがしたい
  • 家賃は高くいてもいい
  • 築浅で綺麗な物件がいい
  • 友人・兄弟姉妹でシェアしたい
2K
30~35㎡
2Kの間取り図
  • 個々の部屋が欲しい
  • 共有できるキッチンだけあればいい
  • 築は古くてもいい
  • とにかく家賃を抑えたい
  • 友人・兄弟姉妹でシェアしたい
1LDK
38~45㎡
1LDKの間取り図
  • 寝る部屋は一緒でもいい
  • 広いリビングが欲しい
  • 築浅で綺麗な物件がいい
  • 兄弟姉妹でシェアしたい
1DK
32~37㎡
1DKの間取り図
  • 寝る部屋は一緒でもいい
  • とにかく家賃を抑えたい
  • 狭くても我慢できる
  • 兄弟姉妹でシェアしたい

1-3. リビングダイニングは「7~10畳」が人気。10畳以上あれば快適

ここからはカップル・ルームシェアどちらの二人暮らしにも共通する内容で、リビングダイニングの広さは7~10畳は欲しいところです。

ちなみに、このとき使われるリビングダイニングとは、部屋の数と、広い部屋の畳数で呼び方が変わります。

  • 部屋が2つの場合(1LDK/1DK):広い部屋が8畳以上なら「リビング」8畳未満なら「ダイニング」
  • 部屋が3つの場合(2LDK/2DK):広い部屋が10畳以上なら「リビング」10畳未満なら「ダイニング」

そして、7~10畳ですと下記のような家具の配置になり、最低限の物は置けます。

レイアウトイメージ

https://crastina.livingstyle.jp/で作成

アンケートの結果も下記のように、カップル・ルームシェアともに7~10畳を選ぶ結果になりました。

広さのアンケート結果

リビングでくつろぎたい方、大きめのソファや二人掛けテーブルを置きたい方は10畳以上あったほうが快適です。

また、1DKや2DKの場合はダイニングにキッチンがある分、+1畳欲しいところです。

もちろん6畳の部屋でも暮らせなくはないですが、狭いという感覚はぬぐえません。

寝室は5~6畳あれば問題ない

寝室は5~6畳あればダブルベッドも置けるので、カップルでも快適に過ごせます。

ルームシェアで寝室を一人で使う場合は、4畳あればシングルベッドを置いて生活もできるでしょう。

1-4. 間取りごとの占有面積の目安

広さを㎡で考えている方もいるかと思いますが、カップルに人気の「1LDK」リビング10畳、寝室6畳の部屋だと占有面積は大体40㎡になります。

ここは、間取りや部屋の広さでも変わってきますが、部屋が広くても占有面積があまりに狭いなら、風呂が狭い、収納がないなどのデメリットがある可能性が高いです。

下記は、間取り、部屋の広さ別の占有面積の目安です。

間取り部屋の広さ占有面積目安
1LDKリビング8畳|寝室5畳38㎡前後
1LDKリビング10畳|寝室6畳40㎡前後
1LDKリビング12畳|寝室7畳45㎡前後
2DKダイニング6畳|寝室4畳×238㎡前後
2DKダイニング7畳|寝室5畳×240㎡前後
2DKダイニング8畳|寝室6畳×245㎡前後

上記はあくまでも目安で、上記を大幅に上回る物件も下回る物件もあります。ポータルサイトなどで物件を探す際は前後5㎡を目安に余裕を持って選択しましょう。

※占有面積とは浴室やトイレも含む部屋全体の広さのこと。バルコニーは含まない。

1-5. もちろん、ライフスタイル・収入によっても変わります

ここまで広さに関してアンケートをもとに解説してきましたが、二人のライフスタイルや収入によってもおすすめの部屋は変わってきます。

広ければ広いほど快適であることは間違いないため、収入に余裕のある方は10畳以上の部屋や、2LDKの物件を選んでもいいでしょう。

反対に、家賃を抑えたい方などは小さめの部屋でもこの後紹介するコツを抑えれば、快適な部屋を探すことができます。

参考:二人暮らしの家賃の目安

二人の合計手取り月収の25~30%が目安です。

部屋の広さにこだわって、これよりも高い物件を選んでしまうと、支払いに苦労することになります。

2. 部屋を広く・快適に使うための部屋選びのコツ

広さや間取り以外にも広く使える部屋を選ぶコツはあります。

部屋選びのタイミングで下記を実践してみましょう。

  • 部屋の内見時に採寸をしてシミュレーションをしておこう
  • 収納スペースを確認しておこう

2-1. 部屋の内見時に採寸をしてシミュレーションをしておこう

内見時などにメジャーを持っていき部屋の大きさを測っておきましょう。

特に狭めの部屋の方は、家具をどう配置できそうかまでしっかり考えた上で、部屋を決めることがおすすめです。

同じ広さで、同じ家具でも部屋の形次第では無駄なスペースができてしまう可能性もあり、1つ1つの部屋に合わせたシミュレーションがおすすめです。

特殊な部屋の形には要注意

特に下記のような形状の部屋ですと、家具がうまくおけなかったり、無駄なスペースが出やすいので気を付けましょう。

  • あまりに細長い部屋
  • L字になっているなど四角形ではない
  • 四隅が90度になっていないゆがんだ形
  • 窓やドアが四方にあり、家具が置きにくい

シミュレーションの方法

実際に、パソコンのパワーポイントなどのソフトでシミュレーションをする人もいますし、紙に書きながら行う方もいます。

じっくりとシミュレーションするならシミュレーションサイトの利用もおすすめです。

シミュレーションサイトで最も使いやすいのが「クラスティーナ」という家具ショップのシミュレーションです。

直感的に家具を配置でき、広さの感覚を簡単に掴めます。3Dにして確認することも可能で、先ほどの下記の画像も「クラスティーナ」で作成しました。

レイアウトイメージ

スマホの方の注意点

クラスティーナ」は、パソコンからだと使いやすいものの、スマホからだと操作が難しいです。

スマホでシミュレーションしたいという方は、「プランナー5D(iOS/ Android)」というアプリでしたら下記ように、リアルなシミュレーションがスマホから可能です。

2-2. 収納スペースを確認しておこう

収納スペースが十分にないと、部屋に荷物を置くことになるため、部屋が狭くなってしまいます。

特に荷物や服が多い方は、収納スペースを内見時などに確認するようにしましょう。

確認すべき収納スペース

  • クローゼット
  • 下駄箱
  • キッチンの収納
  • トイレの収納

家具をこれから用意する方は、収納付きのベッドなどがあればなおいいです。

3. 広さ以外に重要な「部屋探し」のコツ

部屋の広さが決まったら、まずは「SUUMO」などの検索サイトを活用し、物件を探すことになります。

掘り出し物までしっかり探し、二人にベストな家を見つけるためにはいくつかコツがあります。

3-1. まずは大手のポータルサイトを使って探す

ポータルサイトとは、下記のように、たくさんの不動産会社がお金を払って、自分の会社が扱う物件を持ち寄って載せているサービスです

あなたが物件①に興味を持てば不動産会社Aに問い合わせることになります。

とにかく各社たくさんの物件の最新情報を載せているので、二人にとってベストな賃貸物件を探しやすく、不動産会社を比較しやすいです。

そのため、まずはポータルサイトで物件を探しましょう。

数百万件の空室情報を載せている不動産業者が多く、不動産の店舗に行くよりも情報量は格段に増えます。

3-2. どの不動産ポータルサイトを使うかが最大のカギ

ただし、ポータルサイトによっても物件数は異なるので注意しましょう。「賃貸サイトにはいい物件がない」と言っている人はサイト選びが悪いだけです。

有名なサイトでも掲載数が少ないところもあり、出会えるはずだった物件に出会えなくなります。

有名な8つのポータルサイトに掲載されている物件数を渋谷区と全国で比較してみます。

掲載物件数(東京都渋谷区)掲載物件数(全国)
SUUMO約4.6万件約730万件
HOME’S約1.8万件約510万件
Door賃貸約3,200件約460万件
スモッカ約8,100件約400万件
at home約9,300件約160万件
CHINTAI約3,900件非公開
オウチーノ約3,100件非公開
いえらぶ約1.4万件非公開
  • 各サイトで地区ごとに物件情報を検索した結果、表示された物件数を出しています。
  • ただし、各サイトで細かい計算方法が違い、実際の物件数は増減する可能性があります。

SUUMO」と「HOME’S」で扱う物件は特に多く、中でも「SUUMO」が使いやすくおすすめです。

SUUMOとは?

SUUMO」はリクルートグループが運営する日本最大級の不動産ポータルサイトで、多くの不動産会社がこぞって物件を載せています。

数ある賃貸サイトの中で最もおすすめな理由は、とにかく掲載数が多く、また希望の条件で物件を絞りやすいことです。

700万近い物件を様々な切り口で検索ができ、「ルームシェア可」「オートロック付き」「デザイナーズ」など様々な要望で物件を絞り込めます。物件は下記のように全国にくまなくあり、どこに住んでいてもおすすめです。

東京都約132万件
大阪府約114万件
宮城県約8.2万件
沖縄約5000件

パソコン・スマホどちらでも使いやすく、初めての人でも理想の物件がきっと見つかるはずです。

アプリ版もあるの?

SUUMOには、Web版だけでなくWeb版を元に作られたアプリもありますが、出会える物件・使い勝手は変わりません。

物件選びが終わったら使わなくなるため、どうしてもアプリで使いたいという方以外はインストールの時間が無駄なので、Web版(https://suumo.jp/chintai/)で十分です。

どうしてもアプリがいいという方は、ストア【iOS】【Android】からダウンロードしましょう。

3-3. SUUMOで最高の物件を見つけるための4つのコツ

SUUMO」もうまく使いこなすためにはコツがあります。

コツ1. エリアはなるべく広くとる

特に電車で通勤・通学する方は、便利な場所を探すために、「沿線・駅から探す」「路線図から探す」がおすすめです。特に乗り換え事情がわからない方は「路線図から探す」がおすすめです。

車通勤の方は、「市区郡から探す」で問題ありません。

その際、ポイントなのは、とにかく住みたい駅の周辺を幅広く選ぶということです。

イメージがつかない駅も、二人にドンピシャな物件があったら見に行けばいいので、とにかく5駅前後は余分に検索することがおすすめです。

コツ2. 気になる条件は妥協せずに選択する

上記のように広くエリアを取ると、数千件の物件が出ることがありますが、ここから妥協せずに徹底的に絞り込んでいきます。

このとき、「すべてのこだわり条件」もしっかりとチェックすることが、二人にドンピシャな家を見つけるためのコツで、二人暮らしができる物件を絞り込むときは「ルームシェア可」の項目にチェックを入れましょう。

SUUMOの物件絞り込み

ここで引っかかる物件が、「あなたが本当に求める物件」なので、30件以内になるのを目安に絞り込みましょう。

もし、該当物件数がゼロになった場合、あなたが高望みしている可能性があるので、譲ってもいい条件のチェックを外します。

お得情報. いい物件に出会いやすいチェック項目「分譲賃貸」

プロの目からすると、特に「分譲賃貸」という項目がおすすめです。

分譲賃貸とは、買って住むという人だけに向けられて作られた物件が賃貸として募集されている物件です。

この物件には下記のメリットがあるので、いい物件に出会う可能性が高いです。

  • 長く住むことを考えて作られたので、建物がしっかりしている可能性が高い
  • 住民も長く住む人なので、騒音などのトラブルが起こりにくい

一度チェックを入れて物件を見てみましょう。

築年数は選択したほうがいい?

築年数は、「よほど新しい物件に住みたい場合」のみ選びましょう。

築年数が古くても綺麗にリフォームされている物件も多いですから、実際に目で見たほうがいいです。

ただし、耐震基準が改正された「1981年6月」以前の物件は耐震に不安がありますから、築25年以上の物件には注意しましょう。

目的に合わせて選びたい項目

状況に合わせて、下記のチェック項目で絞ればよりフィットした物件を探しやすいです。

こんな人チェック項目概要
少しでも安くフリーレント入居月や翌月など、一定期間家賃が無料の物件
インターネット無料無料でネットが使える物件
礼金なし大家へお礼として支払う「礼金」をカットできる物件
少しでも便利に宅配ボックス家に誰もいなくても宅配便を受けられる
女性の二人暮らしも安心オートロック住人以外建物に入れない
2階以上窓からの侵入者を防げる、洗濯物を盗まれにくい
TVモニタ付きインタホン来訪者の顔が見える

あまりに条件を選ぶと十分な物件が出てこなくなります。出てきた物件が少なければ、譲ってもいい条件を1つずつ外してみましょう。

コツ3. 複数の物件に問い合わせる

ここで、問い合わせてもお金はかかりませんから、複数の物件を内見し、比較するのがおすすめです。

契約前に、物件を3件以上見るようにしましょう。

コツ4. なるべく複数の不動産会社に問い合わせること

また、問い合わせの際、複数(2~3社)の不動産会社に問い合わせるようにしましょう。

お問い合わせ画面で、下記のように問い合わせ先が表示されます。

select shops on the suumo

複数問い合わせる理由は、スタッフにあたりハズレがあるからです。熱心に対応してくれる人が多いですが、中には知識が少なかったり、しつこい人もいます。

そのため下記の観点を満す営業マンにお願いするのがいいでしょう。

いい営業マンの条件

  • 知識も誠意もあり、あなたの質問に即答してくれる
  • あなたの希望を満たす物件を複数教えてくれる
  • とりあえずの内見も快く対応してくれる
  • 物件の悪い面も教えてくれる
  • 契約を急かしてこない

不動産会社は他社の物件でも案内することができます。

営業マンの対応が悪い時、別の不動産会社に相談すれば、その物件を紹介してくれることも多いです。

また、上記5つの観点を満たす営業マンを1人知っておけば、今後の引越しの際も相談できます。

<裏技>初期費用を安くするためのコツ

初期費用の中に、不動産会社に支払う「仲介手数料」があり、家賃の1.1ヶ月分が相場ですが、不動産会社ごとにバラバラです。

中には、無料にしたり、安くしてくれる会社もあります。

掲載物件が少ないため、最初から使うのはおすすめしませんが、いい物件を見つけたら、下記の不動産会社に「XXXの物件の仲介手数料はいくらですか?」と確認しましょう。

  • 全室3.9万円の手数料の「39room
  • 東京中心に手数料無料の物件が多い「スマ部屋
  • 大阪に無料物件が多い「ゼロ賃貸

ここで安くしてくれると言われたら、お願いしていた不動産会社に言えば、それよりも値下げしてくれるケースがあります。

4. 最高の1件を選ぶための「内見」10のコツ

不動産会社に問い合わせると、連絡が入りますので、日程を合わせて内見にいきましょう。

内見は、不動産会社のスタッフと行くことになりますが、物件の最寄り駅もしくは不動産会社の店舗、物件の前のどこかで待ち合わせることが多いです。

この内見がとにかく重要で、疎かにすると、部屋の広さ以上に致命的な失敗をしかねません。

内見の10のコツ

  • 最も後悔しやすい「騒音」を確認する
  • 部屋の日当たり、風通しを確認する
  • 実際に街並み、店舗などを確認しておく
  • 住民や建物の雰囲気を確かめる
  • ゴミ出しのルールを聞いておこう
  • 採寸をしておく
  • 細かい設備もチェックしておく
  • 諸費用を不動産会社に確認する
  • 事故物件でないかの確認もする
  • いいと思った物件はすぐにでも申し込みを行う

4-1. 最も後悔しやすい「騒音」を確認する

賃貸物件にかかわらず、家探しで最も後悔しやすいのが、「騒音」です。騒音は主に下記の4つに分けられます。

  • 隣の部屋からの騒音
  • 上の階からの騒音
  • 外からの騒音
  • 物件の廊下からの騒音

窓を閉めた状態で、耳をすませて騒音は大丈夫か、睡眠に影響はなさそうかを確認しておきましょう。壁に耳を当てると確実です。

また、周囲の部屋が留守という可能性も考慮しておきましょう。

隣の部屋との壁をコンコンしたり、床をかかとでトントンしてみて、響きそうであれば騒音に悩むリスクが上がるので、他の物件とよく比較することがおすすめです。

4-2. 部屋の日当たり、風通しを確認する

騒音だけでなく、部屋の日当たり、風通しも確認しておきましょう。

隣に建物がある場合や、建物が特殊な構造をしている場合など、日当たり・風通しが悪い物件は複数あります。

内見時気にならなくても、梅雨時や換気したい時にストレスに感じやすくなるため、必ずチェックしておきましょう。

カビが生えていないかも要確認

風通しや日当たりが良くない物件は、窓周りや収納などにカビが生えやすいです。

カビが生えていたり痕跡のある物件は梅雨の時期などに苦労する可能性が高まります。

4-3. 実際に街並み、店舗などを確認しておく

内見時は駅から歩くなど、その物件の周辺を散策し、あなたがいつも使っている店舗はあるか確認しておきましょう。

特に一人暮らしであると便利なのは下記の店舗です。

  • コンビニ
  • スーパー
  • 好きなファーストフードor飲食店
  • クリーニング店

また、一人暮らしの方にとって、学校が近すぎるとうるさいだけですので、適度な距離を意識したいのと、墓地などが近くにないかも確認しましょう。

4-4. 住民や建物の雰囲気を確かめる

内見時、部屋の中だけでなく、外でも注意して住民や建物の雰囲気を確かめましょう。

まず、どんな住民がいるのか確認しておきましょう。これから同じ建物に住むことになる人がどんな人かは重要です。ストレスなく住めそうかは必ずチェックすべきです。

また、建物の管理状況を確認しておきましょう。清掃は行き渡っているか、ゴミ捨て場やエレベーターは綺麗になっているかは現地でしかわかりません。

4-5. ゴミ出しのルールを聞いておこう

物件によって、ゴミを出すルールが異なりますので、一つの判断基準にしましょう。

おすすめは専用のゴミ捨て場があり、24時間ゴミを出せる物件です。

気が向いたらゴミを出せるので楽ですし、ゴミを室内に貯めなくて済むので、部屋を広く使うことができます。

4-6. 採寸をしておく

繰り返しになりますが、内見時に物件にメジャーなどを持っていき、採寸しておくと便利です。

部屋の寸法以外にも下記のポイントで採寸をしておきましょう。

  • 冷蔵庫や洗濯機置き場の広さ
  • カーテンのサイズ

上記を測っておけば、契約後入居日までに、新しい家電やカーテンを用意することが可能です。また、玄関のドアの大きさを測っておけば、引越し時の家具の搬入も困りません。

契約後、不動産のスタッフにお願いすれば代わりに測ってくれる可能性もありますが、期待しすぎないようになるべくご自身で測るようにしましょう。

4-7. 細かい設備もチェックしておく

先ほど収納を確認すると言う話がありましたが、収納以外にも下記の設備もチェックしておくとより失敗しない物件選びができます。

見るべき設備チェック箇所
エアコン有無だけではなく、古い場合は、型番を確認し、消費電力が大きくないかを確認する。
ポスト他人が勝手に出し入れできないか確認する。
インターネット工事が必要なのか、そもそも工事で使えるか不動産業者に確認する。
開け閉めはスムーズか確認する。
コンセント十分な数があるか、高さはおかしくないか
水道・シャワー許可をもらい水を出して、十分な量の水が出るか確認する。
キッチンまな板を置けるぐらいのスペースはあるか。
コンロガス・IHどちらなのかを確認。IHの場合IH用のフライパンを用意する必要があります。
バルコニー相手の部屋を通らないでバルコニーに出れるか確認する。

建物設備もチェックする

防犯カメラや宅配ボックスがあるかどうかの他に、ゴミの捨て方などのルールも確認しておきましょう。おすすめは専用のゴミ捨て場があり、24時間ゴミを出せる物件です。

気が向いたらゴミを出せるので楽ですし、ゴミを室内に貯めなくて済むので、部屋を広く使うことができます。

4-8. 諸費用を不動産会社に確認する

内見時に不動産会社の人に、入居時と毎月、いくら必要なのか、その内訳は何なのかを確認しておきましょう。

不動産サイトや物件概要の情報は、必要な費用が省略されている恐れもあり、想定以上の費用を支払うことにつながります。

4-9. 事故物件でないかの確認もする

事故物件とは、事件や事故、自殺で人が亡くなった物件です。

この事故物件ですが、入居者に伝えるかに明確なルールはなく(法律の解釈が曖昧で)、教えてくれないケースがあります。

過去の事件などが気になってしまうという方は、申し込み前に「大島てる」という事故物件公示サイトで確認をしておくことがおすすめです。

4-10. いいと思った物件はすぐにでも申し込みを行う

賃貸は、決める人はすぐに決めるので、内見した家が、その日の夜に別の申し込み者が入ることは珍しくはありません。

多くの物件で先着順で優先されていくので、なるべく1日に内見をまとめて行い、いい物件があればその日のうちに申し込みを行いましょう。

譲れないポイントをいくつか決めておき、内見でクリアしていたら申し込みを行うのもおすすめです。

賃貸は契約書を書いて初めて契約成立です。

マナー違反ではありますが、仮押さえをして、同時進行で他の不動産会社で別の物件を探す…ということも可能です。

5. まとめ

二人暮らしにちょうどいい部屋の広さについて解説してきましたがいかがでしたか?

175組にアンケートをとった結果、二人暮らしのスタンダードな部屋は下記だということがわかりました。

カップルの場合

間取りは「1LDK」/部屋の大きさは「リビング10畳|寝室6畳」/全体の面積は「40㎡」

ルームシェアの場合

間取りは「2DK」/部屋の大きさは「ダイニング7畳|寝室5畳×2/全体の面積は「42㎡」

もちろん、賃料が支払えるのであれば、広ければ広いほど快適ですし、反対にこれより狭くても暮らせはします。

もちろん収入やライフスタイルに合わせて、ガラリと変わるはずなので、あくまでも目安にしましょう。

また、広さ以外にも部屋探しで気をつけるべき点は複数あります。このページを参考に後悔のない部屋探しをしましょう。

まずは、SUUMO(https://suumo.jp/chintai/)で物件を探すところから始めましょう。

このページが二人のお部屋探しのお役に立てることを心から祈っています。