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賃貸

4人家族で2LDKは狭い?164世帯に聞いた理想の間取りとレイアウト

「4人家族で2LDKは狭すぎる?」「2LDKで困ることはある?」など、4人家族で2LDKはどうなのか、不便なく暮らせるのか気になっていませんか?

4人家族で2LDKだとすこし狭く感じますが、十分暮らすことはできます。ただ、子供の成長やライフステージごとに困るケースも出てくるので、先を見据えて決めることが大切です。

このページでは、長年賃貸の営業として働いてきた筆者が、下記の流れで4人家族の2LDKについて解説していきます。

  1. 4人家族で2LDKは狭すぎる?
  2. 4人家族が「2LDKじゃ厳しい…」と困る4つのケース
  3. 4人家族で2LDKに住むときの最適なレイアウト
  4. 間取り以外に重要な「部屋探し」のコツ
  5. 最高の1件を選ぶための「内見」10のコツ

このページをすべて読めば、2LDKで快適に暮らすためのレイアウトからベストな部屋の探し方まで、4人家族で2LDKに住む前に知っておくべきことがわかります。

目次

1. 4人家族で2LDKは狭すぎる?

4人家族で2LDKはすこし狭く感じることもありますが、十分暮らすことができる間取りです。

このページでは、164世帯の家族を調査した結果をもとに、2LDKでも十分暮らせるということを詳しく解説していきます。

1-1. 2LDKでも暮らせるのはこんな家族

4人家族で2LDKだと広々と使える間取りとはいえませんが、下記のような4人家族であれば、2LDKでも十分暮らすことはできます。

  • 夫婦の寝室はなくてもいい
  • 1つの寝室に4人で寝る
  • 将来的に子供部屋は1つだけでいい

以上のように、部屋が狭い・広いというよりは、限られた部屋の使い方次第で2LDKでも暮らしていけるかが異なります。

そのため、上記3つの内容が「問題ない」と思えるのであれば、2LDKでも十分暮らしていけるでしょう。

1-2. 実際に1/4の家族から選ばれている

164世帯の家族にアンケート調査をしたところ、2LDKは1/4の家族から選ばれている間取りということがわかりました。

アンケート結果

首都圏の間取りごとの供給数で考えると3LDKが圧倒的に多いので、自ずと3LDKが一番選ばれています。そして、次に選ばれている間取りが2LDKです。

2LDKと4LDKの供給数は地域によって前後しますが、2LDKの方が値段が安いため、コスパの面で2LDKが人気となっています。

1-3. 2LDKのメリットは「リビングが広い」こと

平米数にもよりますが、2LDKは「リビングが広い」ということがメリットです。

実際に家族で暮らしてる家のリビングは「12~14畳」の家庭が多いですが、「もっと広いリビングがいい」と感じてる家庭がほとんどです。

その中で2LDKはリビングが広い間取りとなっているので、大きな強みといえるでしょう。下記は平均的な平米数で作成した、それぞれの間取り図を比較したものです。

60㎡台/2LDK70㎡台/3LDK80㎡台/4LDK
2LDKの間取り図3LDKの間取り図4LDKの間取り図

上記のように、2LDKはリビングの広さも十分にあるため、「部屋数よりリビングの広さを重視したい」という家族には非常に向いてる間取りといえます。

1-4. それぞれの部屋も2LDKは広め

それぞれの部屋も同様に、2LDKは広めに作られていることが多いので、バランスが取れているといえるでしょう。

夫婦の寝室は6畳あればダブルベッドを置けますし、子供部屋は5畳あれば学習机やシングルベッドも置けます。

以上のことから、部屋数さえ問題ない家族であれば、値段の安い2LDKはおすすめです。

ただ、後々「2LDKにしなければよかった」と後悔する家庭も多いので、続けて2章を確認しましょう。

2. 4人家族が「2LDKじゃ厳しい…」と困る4つのケース

1章で解説してきたとおり、2LDKは4人家族でも十分暮らすことはできますが、以下のようなケースになると「2LDKじゃ厳しい…」と困る人が多いです。

  • 子供部屋が2つ必要になった
  • 仕事の影響で夫専用の個室が必須になった
  • 家族の誰かがインフルエンザになった
  • 荷物が多くて収納スペースが足りなくなった

この章では、上記のケースを実際に経験してきた人の経験談をもとに詳しく解説していきます。

ネットや雑誌で「子供部屋はいらない!」としているコラムや記事をよく目にしますが、鵜呑みにしてマネするのは絶対にやめましょう。

なぜなら、家族ごとにライフスタイルや教育方針は確実に異なるからです。

そのため、他の家族と同じようにうまくいくとは限らないので、「こんな家族もいるんだ」ぐらいに考えましょう。

2-1. 子供部屋が2つ必要になった

子供2人が小学4~5年生を過ぎると、それぞれに子供部屋を用意する家庭が多く、2LDKだと部屋数が足りなくなってしまいます。

このとき、同性の兄弟姉妹であれば、1つの部屋を2人で共有する形で問題ないですが、異性の場合は2つに分けることになるでしょう。

そうなると、リビング以外の部屋が子供部屋になり夫婦の寝室がなくなってしまうので、さらに部屋数が多い家に引っ越しを検討せざるを得ない状態になってしまいます。

口コミ・評判

I.N さん(38歳)
上の子には子供部屋を用意していましたが、下の子が小学5年生になるときに「私も部屋が欲しい」と言い始めた時はゾッとしました。予想はしていましたが、「ついにこの時が来てしまった」という気持ちになったことが懐かしいです。
当時の2LDKは50㎡のコンパクトな部屋でどうすることもできなかったので、仕方なく3LDKの家に引っ越しをしました。

1部屋を仕切ることも検討する

I.Nさんのように、コンパクトな部屋だと厳しいですが、寝室が7~8畳あれば仕切りを設置して、1部屋の中に個室を2つ作る方法も有効的です。

小学生同士であれば簡易的な個室でも満足する子供が多いので、まずは仕切ることから試してみるのもアリでしょう。

方法としては、部屋の中心に突っ張り棒を設置してカーテンをつけてもいいですし、180㎝ぐらいの間仕切りを置いて壁を作ってもいいでしょう。

部屋の仕切り道具

引用:楽天市場

2-2. 仕事の影響で夫専用の個室が必須になった

将来的に、夫専用の個室を子供部屋に変えようと予定している家族は多いと思います。

このとき、転職など仕事の影響で夫専用の個室が必須になってしまうと、子供部屋を作ることができず、2LDKだと厳しくなってしまいます。

予期せぬ出来事ではありますが、現時点で2LDKにするか悩んでる家族は、将来的にでも転職などで働き方が変わる可能性はありそうか考えてみましょう。

口コミ・評判

R.M さん(40歳)
旦那が転職したことをきっかけに在宅ワーカーとなったため、夫専用の個室をなくせなくなってしまいました。このままだと子供部屋を用意することができないので、引越しを検討することになりそうです。

2-3. 家族の誰かがインフルエンザになった

子供二人が幼児で自由に使える部屋があれば、仮に夫がインフルエンザになった場合でも別の部屋に隔離できますが、部屋が埋まっていると厳しいです。

このとき3LDKであれば、子供部屋で2部屋埋まっていたとしても夫婦の寝室を夫専用にすれば、なんとか部屋を確保できます。

インフルエンザなどは毎年どの家庭でも起こりうることなので、少しでもリスクを減らしたいときは、部屋数が多い間取りにしたほうが家族全員安心でしょう。

口コミ・評判

A.S さん(45歳)
誰かがインフルエンザになると、毎回家族全員に移ることが本当に辛いです。
同じ家だから仕方ない気もしますが、部屋がもうひとつあったら少しはマシになってる気がしてなりません。
隣のお宅はすぐに部屋を分けることで最小限の感染で収まってるみたいで、羨ましい限りです。

2-4. 荷物が多くて収納スペースが足りなくなった

子供が新たに産まれたり、子供が成長するにつれて荷物の量が増え続け、2LDKの収納スペースだと足りなくなってしまうことが多いです。

2LDKだと寝室のクローゼット2つと、玄関や廊下などにある収納を合わせた計3つだけのことが多いため、使わなくなったベビー用品などが入りきりません。

この場合、入りきらない荷物を生活スペースに置くことになってしまうため、広い部屋を有効的に使えなくなってしまうでしょう。

荷物が増えないようにレンタルを活用する

荷物を残さないようにするために、ベビー用品はレンタルすることがおすすめです。特に場所をとるベビーベッドやベビーカーはレンタルが便利です。

レンタルなら使い終わったあと返すことになるので、荷物が増え続けることはありません。また、買い揃えるよりも安くてお得なので、赤ちゃんがいる家庭は検討してみてください。

ここまでをまとめると

ここまで2LDKに住んで困るケースを紹介してきましたが、どのケースも先を見据えておけば悩まずに済む内容です。

特に賃貸ではなく購入を考えてる人は、簡単に移り住むことはできないので、将来起こりうることを想定して間取りを決めるようにしましょう。

一方賃貸の場合でも、将来的に引っ越すのであれば多少家賃が高くても、最初から3LDKを選んだ方が後々の引越し費用などを考えるとお得かもしれません。

ただ、収入面などの理由で2LDKしか選べないときは、2LDKに最適なレイアウトを把握して、限られた部屋数でも快適に暮らせるようにしてみましょう。

3. 4人家族で2LDKに住むときの最適なレイアウト

2LDKといっても、50㎡~70㎡の部屋までさまざまです。中には80㎡以上の2LDKもあるので、それぞれの広さに最適なレイアウトを把握しましょう。

この章で紹介する2LDKは、レイアウトしやすい形を選定しているので、実際に2LDKを選ぶときは近い形の部屋がおすすめです。

50㎡の2LDKに最適なレイアウト

2LDKの中でもコンパクトな位置付けになる、50㎡の2LDKに最適なレイアウトを紹介します。

2LDKのレイアウト

この2LDKは都心のマンションでよくある間取りです。イメージとしては、夫が仕事で忙しく夜の帰宅時間も遅いため、夫専用の部屋を用意したレイアウトです。

50㎡だとリビングは10~12畳となり、少し圧迫感は出てしまいますが、ダイニングテーブルとソファを置くことはできます。

また、部屋の大きさからして、子供がまだ小さい4人家族でないと生活スペース的にも厳しいです。年齢でいうと、0~3歳ぐらいの子供が2人といったところでしょう。

60㎡の部屋に最適なレイアウト

2LDKだと平均的な大きさになる、60㎡の2LDKに最適なレイアウトを紹介します。

 

2LDKのレイアウト

リビングに和室が併設された、一般的によくある2LDKのレイアウトイメージです。

60㎡あれば比較的スペースにも余裕が出てくるので、3人掛けのソファを置いても圧迫感は出にくいです。

また、和室にベッドを置いてもいいですし、広く見せたいなら布団にして昼間は子供と遊ぶスペースにすれば、より快適なリビングになるでしょう。

70㎡の部屋に最適なレイアウト

2LDKだと比較的大きい位置付けになる、70㎡の2LDKに最適なレイアウトを紹介します。

2LDKのレイアウト

70㎡あればリビングが15畳以上あることが多いので、大きめの家具を置いてもまったく問題ありません。

また、各部屋も大きいので、子供部屋にロフト付きデスクを2つ置いて1部屋を2人で使用することも可能です。

ただ、これだけ広い部屋なので、その分家賃も高くなります。同じ2LDKで50㎡の部屋に比べると、1~2割程度高くなるので、収入に余裕があれば検討してみましょう。

レイアウトで失敗しないためにすること

部屋を広く見せたり、生活しやすいレイアウトにするには、以下の2つを必ず実践するようにしましょう。

  • まずは部屋の採寸をする
  • シミュレーションサイトから雰囲気とサイズ感を把握する

家具を買う前にこの2つを事前に準備して把握しておけば、失敗することなく思い通りのレイアウトにすることができます。

まずは部屋の採寸をする

部屋の内見をしているときは、広さや内装ばかりに目がいってしまい、その場で採寸する人は非常に少ないです。

これでは家具を買うときに、部屋に置けるか置けないかがわかりません。

そのため、内見時はメジャーを持っていき、以下のポイントを採寸して図面などにメモしておきましょう。

採寸する場所

  1. 家具家電を搬入できるか玄関ドアの幅を採寸
  2. 家具家電を搬入できるか扉の幅を採寸
  3. 洗濯機置き場の幅・高さを採寸
  4. 収納内の幅・高さ・奥行きを採寸
  5. 収納前から壁までのサイズを採寸
  6. 壁から壁までのサイズを採寸
  7. カーテンの幅・高さを採寸

以上のポイントを採寸しておけば、家具家電を買うときにも失敗することはありません。

シミュレーションサイトから雰囲気とサイズ感を把握する

部屋に置ける家具のサイズがわかったら、実際に家具を置いたときの雰囲気や圧迫感は感じるかどうかのサイズ感を、シミュレーションサイトを活用して把握しましょう。

シミュレーションサイトで最も使いやすいのが「クラスティーナ」という家具ショップのシミュレーションです。

直感的に家具を配置でき、広さの感覚を簡単に掴めます。3Dにして確認することも可能で、先ほどの下記の画像も「クラスティーナ」で作成しました。

クラスティーナのイメージ

スマホの方の注意点

クラスティーナ」は、パソコンからだと使いやすいものの、スマホからだと操作が難しいです。

スマホでシミュレーションしたいという方は、「プランナー5D(iOS/ Android)」というアプリでしたら下記ように、リアルなシミュレーションがスマホから可能です。

以上のとおり、採寸とシミュレーションを事前にしておけば、理想通りのレイアウトにすることができるので、部屋が決まったら必ず試してみましょう。

次の章では、最も重要となる部屋探しのコツを紹介するので、これから探す人や、将来的に引越しを検討してる人も、いい部屋に出会えるように必ず確認してみてください。

4. いい部屋に出会うための「部屋探し」のコツ

あなたの家族にぴったりな間取りが決まったら、実際に部屋を探しはじめましょう。また、すでに家族4人で住んでて狭いと感じてる人は、この機会に引越しを検討するのもアリでしょう。

このとき、いい部屋に出会うためには「SUUMO」などの検索サイトを活用することが望ましいです。そして、掘り出し物までしっかり探し、あなたにベストな家を見つけるためにはいくつかコツがあります。

この章では「賃貸」の部屋探しのコツを解説します。

物件の「購入」を検討している家庭は、まずはじめに「LIFULLHOMES 住まいの窓口 」で相談することが一番おすすめです。

賃貸と異なり、土地選びから住宅ローンの相談まで多岐にわたるので、まずはプロに相談して流れを把握することが大切です。

4-1. まずは大手のポータルサイトを使って探す

ポータルサイトとは、下記のように、たくさんの不動産会社がお金を払って、自分の会社が扱う物件を持ち寄って載せているサービスです

あなたが物件①に興味を持てば不動産会社Aに問い合わせることになります。

とにかく各社たくさんの物件の最新情報を載せているので、あなたにとってベストな賃貸物件を探しやすく、不動産会社を比較しやすいです。

そのため、まずはポータルサイトで物件を探しましょう。

数百万件の空室情報を載せている不動産業者が多く、不動産の店舗に行くよりも情報量は格段に増えます。

4-2. どの不動産ポータルサイトを使うかが最大のカギ

ただし、ポータルサイトによっても物件数は異なるので注意しましょう。「賃貸サイトにはいい物件がない」と言っている人はサイト選びが悪いだけです。

有名なサイトでも掲載数が少ないところもあり、出会えるはずだった物件に出会えなくなります。

有名な8つのポータルサイトに掲載されている物件数を渋谷区と全国で比較してみます。

掲載物件数(東京都渋谷区)掲載物件数(全国)
SUUMO約4.6万件約730万件
HOME’S約1.8万件約510万件
Door賃貸約3,200件約460万件
スモッカ約8,100件約400万件
at home約9,300件約160万件
CHINTAI約3,900件非公開
オウチーノ約3,100件非公開
いえらぶ約1.4万件非公開
  • 各サイトで地区ごとに物件情報を検索した結果、表示された物件数を出しています。
  • ただし、各サイトで細かい計算方法が違い、実際の物件数は増減する可能性があります。

SUUMO」と「HOME’S」で扱う物件は特に多く、中でも「SUUMO」が使いやすくおすすめです。

SUUMOとは?

SUUMO」はリクルートグループが運営する日本最大級の不動産ポータルサイトで、多くの不動産会社がこぞって物件を載せています。

数ある賃貸サイトの中で最もおすすめな理由は、とにかく掲載数が多く、また希望の条件で物件を絞りやすいことです。

700万近い物件を様々な切り口で検索ができ、「オール電化」「駐車場あり」「ペット相談」など様々な要望で物件を絞り込めます。物件は下記のように全国にくまなくあり、どこに住んでいてもおすすめです。

東京都約132万件
大阪府約114万件
宮城県約8.2万件
沖縄約5,000件

パソコン・スマホどちらでも使いやすく、初めての人でも理想の物件がきっと見つかるはずです。

4-3. SUUMOで最高の物件を見つけるための4つのコツ

SUUMO」もうまく使いこなすためにはコツがあります。

コツ1. エリアはなるべく広くとる

特に電車で通勤・通学する方は、便利な場所を探すために、「沿線・駅から探す」「路線図から探す」がおすすめです。特に乗り換え事情がわからない方は「路線図から探す」がおすすめです。

車通勤の方は、「市区郡から探す」で問題ありません。

その際、ポイントなのは、とにかく住みたい駅の周辺を幅広く選ぶということです。

イメージがつかない駅も、あなたにドンピシャな物件があったら見に行けばいいので、とにかく5駅前後は余分に検索することがおすすめです。

コツ2. 気になる条件は妥協せずに選択する

上記のように広くエリアを取ると、数千件の物件が出ることがありますが、ここから妥協せずに徹底的に絞り込んでいきます。

仮に2LDKのマンションを借りたいと思ってる人は、「2LDK」と「マンション」にチェックを入れれば、2LDKのマンションだけを絞って検索することもできます。

SUUMOの物件絞り

ここで、「すべてのこだわり条件」もしっかりとチェックすることが、あなたにベストな家を見つけるためのコツです。

ここで引っかかる物件が、「あなたが本当に求める物件」なので、60件以内になるのを目安に絞り込みましょう。

もし、該当物件数がゼロになった場合、あなたが高望みしている可能性があるので、譲ってもいい条件のチェックを外します。

お得情報. いい物件に出会いやすいチェック項目「分譲賃貸」

プロの目からすると、特に「分譲賃貸」という項目がおすすめです。

分譲賃貸とは、買って住むという人だけに向けられて作られた物件が賃貸として募集されている物件です。

この物件には下記のメリットがあるので、いい物件に出会う可能性が高いです。

  • 長く住むことを考えて作られたので、建物がしっかりしている可能性が高い
  • 住民も長く住む人なので、騒音などのトラブルが起こりにくい

一度チェックを入れて物件を見てみましょう。

築年数は選択したほうがいい?

築年数は、「よほど新しい物件に住みたい場合」のみ選びましょう。

築年数が古くても綺麗にリフォームされている物件も多いですから、実際に目で見たほうがいいです。

ただし、耐震基準が改正された「1981年6月」以前の物件は耐震に不安がありますから、築50年以上の物件には注意しましょう。

目的に合わせて選びたい項目

状況に合わせて、下記のチェック項目で絞ればよりフィットした物件を探しやすいです。

こんな家族にチェック項目概要
少しでも安くフリーレント入居月や翌月など、一定期間家賃が無料の物件
インターネット無料無料でネットが使える物件
礼金なし大家へお礼として支払う「礼金」をカットできる物件
少しでも便利に宅配ボックス家に誰もいなくても宅配便を受けられる
セキュリティ重視オートロック住人以外建物に入れない
2階以上窓からの侵入者を防げる、洗濯物を盗まれにくい
TVモニタ付きインタホン来訪者の顔が見える

あまりに条件を選ぶと十分な物件が出てこなくなります。出てきた物件が少なければ、譲ってもいい条件を1つずつ外してみましょう。

コツ3. 複数の物件に問い合わせる

ここで、問い合わせてもお金はかかりませんから、複数の物件を内見し、比較するのがおすすめです。

契約前に、物件を3件以上見るようにしましょう。

コツ4. なるべく複数の不動産会社に問い合わせること

また、問い合わせの際、複数(2~3社)の不動産会社に問い合わせるようにしましょう。

お問い合わせ画面で、下記のように問い合わせ先が表示されます。

select shops on the suumo

複数問い合わせる理由は、スタッフにあたりハズレがあるからです。熱心に対応してくれる人が多いですが、中には知識が少なかったり、しつこい人もいます。

そのため下記の観点を満す営業マンにお願いするのがいいでしょう。

いい営業マンの条件

  • 知識も誠意もあり、あなたの質問に即答してくれる
  • あなたの希望を満たす物件を複数教えてくれる
  • とりあえずの内見も快く対応してくれる
  • 物件の悪い面も教えてくれる
  • 契約を急かしてこない

不動産会社は他社の物件でも案内することができます。

営業マンの対応が悪い時、別の不動産会社に相談すれば、その物件を紹介してくれることも多いです。

また、上記5つの観点を満たす営業マンを1人知っておけば、今後の引越しの際も相談できます。

<裏技>初期費用を安くするためのコツ

初期費用の中に、不動産会社に支払う「仲介手数料」があり、家賃の1ヶ月分が相場ですが、不動産会社ごとにバラバラです。

中には、無料にしたり、安くしてくれる会社もあります。

掲載物件が少ないため、最初から使うのはおすすめしませんが、いい物件を見つけたら、下記の不動産会社に「XXXの物件の仲介手数料はいくらですか?」と確認しましょう。

  • 全室3.9万円の手数料の「39room
  • 東京中心に手数料無料の物件が多い「スマ部屋
  • 大阪に無料物件が多い「ゼロ賃貸

ここで安くしてくれると言われたら、お願いしていた不動産会社に言えば、それよりも値下げしてくれるケースがあります。

5. 最高の1件を選ぶための「内見」10のコツ

不動産会社に問い合わせると、連絡が入りますので、日程を合わせて内見にいきましょう。

内見は、不動産会社のスタッフと行くことになりますが、物件の最寄り駅もしくは不動産会社の店舗、物件の前のどこかで待ち合わせることが多いです。

この内見がとにかく重要で、疎かにすると、部屋の広さ以上に致命的な失敗をしかねません。

内見の10のコツ

  • 最も後悔しやすい「騒音」を確認する
  • 部屋の日当たり、風通しを確認する
  • 実際に街並み、店舗や施設を確認しておく
  • 住民や建物の雰囲気を確かめる
  • 収納スペースを確認する
  • ゴミ出しのルールを聞いておこう
  • 細かい設備もチェックしておく
  • 諸費用を不動産会社に確認する
  • 事故物件でないかの確認もする
  • いいと思った物件はすぐにでも申し込みを行う

5-1. 最も後悔しやすい「騒音」を確認する

賃貸物件にかかわらず、家探しで最も後悔しやすいのが、「騒音」です。騒音は主に下記の5つに分けられます。

  • 他の部屋に騒音が漏れる
  • 隣の部屋からの騒音
  • 上の階からの騒音
  • 外からの騒音
  • 物件の廊下からの騒音

4人家族だと、子供たちの走り回る騒音が他の部屋に響く可能性が高いので注意しましょう。

隣の部屋との壁をコンコンしたり、床をかかとでトントンしてみて、響きそうであれば騒音に悩むリスクが上がるので、他の物件とよく比較することがおすすめです。

また、不動産会社の担当者に、他の住民同士が子供の騒音で揉めたケースはあるか聞いて確かめてみましょう。

5-2. 部屋の日当たり、風通しを確認する

騒音だけでなく、部屋の日当たり、風通しも確認しておきましょう。

隣に建物がある場合や、建物が特殊な構造をしている場合など、日当たり・風通しが悪い物件は複数あります。

内見時気にならなくても、梅雨時や換気したい時にストレスに感じやすくなるため、必ずチェックしておきましょう。

カビが生えていないかも要確認

風通しや日当たりが良くない物件は、窓周りや収納などにカビが生えやすいです。

カビが生えていたり痕跡のある物件は梅雨の時期などに苦労する可能性が高まります。

5-3. 実際に街並み、店舗や施設を確認しておく

内見時は駅から歩くなど、その物件の周辺を散策し、私生活に関わる店舗や施設はあるか確認しておきましょう。

特に家族で暮らすときにあると便利なのは下記の店舗や施設です。

  • コンビニ
  • スーパー
  • ファミリーレストランなどの飲食店
  • クリーニング店
  • 病院
  • 保育施設(保育園・幼稚園)
  • 小中学校
  • 公園

5-4. 住民や建物の雰囲気を確かめる

内見時、部屋の中だけでなく、外でも注意して住民や建物の雰囲気を確かめましょう。

まず、どんな住民がいるのか確認しておきましょう。これから同じ建物に住むことになる人がどんな人かは重要です。ストレスなく住めそうかは必ずチェックすべきです。

また、建物の管理状況を確認しておきましょう。清掃は行き渡っているか、ゴミ捨て場やエレベーターは綺麗になっているかは現地でしかわかりません。

5-5. 収納スペースを確認する

収納スペースが十分にないと、部屋に荷物を置くことになるため、部屋が狭くなってしまいます。

特に荷物や服が多い方は、収納スペースを内見時などに確認するようにしましょう。

確認すべき収納スペース

  • クローゼット
  • 下駄箱
  • キッチンの収納
  • トイレの収納

収納スペースを自分で作る

部屋の収納で収まりきらない荷物があるときは、突っ張り棒を使って上部の空間に収納スペースを作れるか確認しましょう。

突っ張り棒のイメージ

引用:楽天

5-6. ゴミ出しのルールを聞いておこう

物件によって、ゴミを出すルールが異なりますので、一つの判断基準にしましょう。

おすすめは専用のゴミ捨て場があり、24時間ゴミを出せる物件です。

気が向いたらゴミを出せるので楽ですし、ゴミを室内に貯めなくて済むので衛生的です。

5-7. 細かい設備もチェックしておく

先ほど収納を確認するという話がありましたが、収納以外にも下記の設備もチェックしておくと、さらに失敗しない物件選びができます。

見るべき設備チェック箇所
エアコン有無だけではなく、古い場合は、型番を確認し、消費電力が大きくないかを確認する。
ポスト他人が勝手に出し入れできないか確認する。
インターネット工事が必要なのか、そもそも工事で使えるか不動産業者に確認する。
開け閉めはスムーズか確認する。
コンセント十分な数があるか、高さはおかしくないか
水道・シャワー許可をもらい水を出して、十分な量の水が出るか確認する。
キッチン料理がしやすい大きさのキッチンか
コンロガス・IHどちらなのかを確認。IHの場合IH用のフライパンを用意する必要があります。
バルコニー洗濯物を安全に干せるか。1階に住む場合は注意しましょう。

建物設備もチェックする

オートロックやエレベーターの他に、防犯カメラや宅配ボックスがあるかどうかも確認しておきましょう。

また、駐輪場や駐車場の空きがあるかも確認することが大切です。

5-8. 諸費用を不動産会社に確認する

内見時に不動産会社の人に、入居時と毎月、いくら必要なのか、その内訳は何なのかを確認しておきましょう。

不動産サイトや物件概要の情報は、必要な費用が省略されている恐れもあり、想定以上の費用を支払うことにつながります。

5-9. 事故物件でないかの確認もする

事故物件とは、事件や事故、自殺で人が亡くなった物件です。

この事故物件ですが、入居者に伝えるかに明確なルールはなく(法律の解釈が曖昧で)、教えてくれないケースがあります。

過去の事件などが気になってしまうという方は、申し込み前に「大島てる」という事故物件公示サイトで確認をしておくことがおすすめです。

5-10. いいと思った物件はすぐにでも申し込みを行う

賃貸は、決める人はすぐに決めるので、内見した家が、その日の夜に別の申し込み者が入ることは珍しくはありません。

多くの物件で先着順で優先されていくので、なるべく1日に内見をまとめて行い、いい物件があればその日のうちに申し込みを行いましょう。

譲れないポイントをいくつか決めておき、内見でクリアしていたら申し込みを行うのもおすすめです。

賃貸は契約書を書いて初めて契約成立です。

マナー違反ではありますが、仮押さえをして、同時進行で他の不動産会社で別の物件を探す…ということも可能です。

6. まとめ

4人家族で2LDKはどうなのか解説してきましたがいかがでしたか?

結論として、4人家族で2LDKだとすこし狭く感じますが、十分暮らすことはできます。ただ、子供の成長やライフステージごとに困るケースも出てくるので、先を見据えて決めることが大切です。

その他にも、このページで解説した注意点をしっかりと確認した上で部屋を決定しましょう。また、間取り以外にも部屋探しで気をつけるべき点は複数あります。

このページを参考に後悔のない部屋探しをするために、まずは、SUUMO(https://suumo.jp/chintai/)で物件を探すところから始めましょう。

このページがあなたのお部屋探しのお役に立てることを心から祈っています。