土地活用でソーラー経営するべき人と失敗しないための全知識
所有する土地でソーラー経営を考えているけど、「本当にソーラー経営で良いのか?」「事業性はどうなのか?」「具体的にどのように検討を進めればよいのか?」など、悩んだり迷ったりしていませんか?
ソーラー経営と聞くと「手軽そう」、「投資額が少なく済みそう」、「高利回り」といったイメージを抱かれると思います。
確かにソーラー経営は近年の成長率が高く、比較的利回りも高い土地活用ですが、一口にソーラー経営といってもきちんと自分の土地やエリアに合わせた適性を検討しないと、「思っていたよりも初期投資がかさんだ」、「自分の所有する土地では不向きだった」という事態になりかねません。
このページでは、これまで土地活用のコンサルティングを業務として300人以上の土地オーナーの最適な土地活用について支援をしてきた筆者が、事前にしっかりと準備をすれば比較的低リスクで高利回りも狙える「ソーラー経営」について、向いている人と成功する為のポイントを以下の流れに沿ってご紹介します。
- ソーラー経営とは|固定価格買取制度による安定利回りが魅力
- ソーラー経営のメリット・デメリット
- ソーラー経営に向いている人
- あなたの土地でソーラー経営をはじめるための3ステップ
- 絶対にしてはいけないソーラー経営で失敗する3つのポイント
このページをすべて読めば、ソーラー経営をしたいと思っている人はもちろん、土地活用でどうすればよいか困っている人も、自信を持って第一歩を踏み出していただけるでしょう。
土地活用が初めてで難しく感じる方は、このページを読んで大枠のイメージを持ったら、まずは複数の専門家に意見を聞くことをおすすめします。
その際に大事な注意点があり、建築会社や不動産会社等に直接電話をすることは絶対にやめましょう。なぜなら、この業界では電話をとった人が担当になるという慣習があるため、土地活用の専門家ではないレベルの低い担当がついてしまう・・・ということになりかねません。
確実に複数業者の専門担当者と連絡を取りたい方は、NTTが運営する「HOME4U土地活用」などの信頼できる一括登録サイトを利用して、専門担当者からの連絡を待つことをおすすめします。
- 「HOME4U土地活用」公式ページ: https://www.home4u.co.jp/
目次
1. ソーラー経営とは|固定価格買取制度による安定利回りが魅力
ソーラー経営とは、その名の通り、土地や建物の屋根等に設置したソーラーパネルによって太陽の光を電力に変換し、発電した電力を、決められた価格で既存の電力会社へ売電するというものです。
法律で定められた「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」により、設置したソーラーパネルの発電規模により10年間ないしは20年間の固定価格で売電することが可能です。そのため、アパート経営等のその他の土地活用と比べて、空室を気にすることなく、長期的な安定収入が見込めます。
また、自宅や工場、倉庫の屋根にソーラーパネルを設置し、その電力を使いながら、余った分を売電するという方法もあります。風力発電・水力発電と並び、再生可能エネルギーを使っての発電ですので、環境に良く、一般家庭から大規模発電用まで導入が可能です。さらに、地域によっては、国と地方自治体による補助金制度も存在する場合もあります。
1-1. 再生可能エネルギーの固定価格買取制度
日本のエネルギー自給率は6%と言われている為に、エネルギー自給率の向上を目的として、2012年7月に「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」がスタートしました。「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」とは、発電した電気を電力会社が一定価格で買い取ることを国が約束した制度で、コストの高いソーラーパネルの導入を支えるという目的もあります。
このことにより、ソーラーパネルを導入し遊休地を活用する経営に注目が集まっています。 用途が少なく放置せざる得なかった土地でも、 環境次第ではソーラー経営に適している可能性があります。
1-2. 買取価格と利回り
平成24年の制度開始以来の直近5年の買取価格については以下のように推移しています。
太陽光発電買取条件の推移 | 令和1年度 | 令和2年度 | 令和3年度 | 令和4年度 | 令和5年度 | |
10kW未満 | 買取価格 | 21円 | 19円 | 17円 | 16円 | 16円 |
固定期間 | 10年 | |||||
10~50kW | 買取価格 | 13円+税 | 12円+税 | 11円+税 | 10円+税 | 10円+税 |
固定期間 | 20年 |
<利回りの目安>
「ソーラーパネル1kWあたりの年間発電量は概ね1,000kW程度(地域やパネル効率等により異なる)」「1kWあたりの設置コストは概ね25〜30万円程度(施工条件や地盤の強さ等により異なる)」と言われておりますので、仮に所有地に10kW以上の野立てのミドルソーラー経営をした場合、
- ソラーパネル1kWあたりの年間収入=10円×1.1(消費税)×1,000kW=11,000円
- 年間利回り=11,000円(年間収入)÷25万円(設置コスト)=4.4%
※屋根への設置等で10kW未満の場合なら、16円計算で利回り6.4%程度
※自治体によっては補助金が交付される場合もあり、さらに利回りが向上する可能性あり
上記のように、買取価格自体は毎年下がっているものの、ソーラーパネルの発電効率の向上や設備コストも下がってきている為、日当たりさえ確保できる場所であれば日本全国で概ね5%程度の安定利回りが期待できます。
そのため、賃貸住宅等の貸家と比較すると、家賃の高い都市部等では利回り自体は若干見劣りするエリアもありますが、家賃の低い郊外や地方ではむしろ高い利回りが期待出来るとともに、空室等の心配のいらない安定経営が可能という点がソーラー経営の魅力といえます。
2. ソーラー経営のメリット・デメリット
土地活用には、大きく分けて下図のような4つのタイプと17種類の活用方法があります。
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種類 | 土地対応性 | 投資額 | 収益性 | 安定性 | 節税効果 | 手軽さ | 転用性 | 流動性 | 資産保全性 | 社会貢献性 | ||
売る | 売却 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | × | ◎ | × | ◎ | × | × | |
貸す | 定期借地 | △ | ◎ | × | ◯ | ◯ | ◎ | × | × | △ | × | |
自己活用 | 駐車場経営 | ◎ | ◯ | × | △ | × | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | △ | |
賃貸住宅経営 | 賃貸アパート経営 | ◯ | △ | △ | ◯ | ◎ | ◯ | × | ◯ | ◎ | △ | |
賃貸マンション経営 | ◯ | × | ◯ | ◯ | ◎ | ◯ | × | ◯ | ◎ | △ | ||
トランクルーム経営 | △ | ◯ | ◯ | △ | × | ◯ | △ | ◯ | ◎ | △ | ||
ソーラー(太陽光発電) | ◯ | ◯ | × | ◎ | × | ◯ | ◯ | ◯ | ◎ | △ | ||
オフィス経営 | × | × | ◎ | △ | × | × | × | ◯ | ◎ | △ | ||
商業系施設経営 | コンビニ | × | △ | ◎ | △ | × | △ | × | △ | ◎ | ◯ | |
ロードサイド | × | △ | ◎ | △ | × | △ | × | △ | ◎ | ◯ | ||
医療系施設経営 | クリニック | × | × | ◯ | △ | × | × | × | △ | ◎ | ◎ | |
介護系施設経営 | 老人ホーム | × | × | ◎ | ◯ | ◎ | × | × | △ | ◎ | ◎ | |
サ高住 | × | × | ◯ | ◯ | ◎ | △ | × | ◯ | ◎ | ◎ | ||
デイサービス・ショートステイ・小規模多機能 | × | △ | ◯ | ◯ | × | △ | × | △ | ◎ | ◎ | ||
グループホーム | × | × | ◯ | ◯ | × | × | × | △ | ◎ | ◎ | ||
共同活用 | 等価交換 | × | ◎ | ◯ | ◯ | ◯ | × | × | ◯ | ◯ | × | |
土地信託 | × | ◎ | △ | △ | ◯ | △ | × | × | △ | × |
中でもソーラー経営は一見するとその他の土地活用と比較して、大きなデメリットが少なく、安定性・資産保全性が◎なので、メリットの多いイメージがあり、実際多くの土地オーナーがソーラー経営で上手な土地活用を行っております。
しかしながら、買取制度の変更による利回りへの影響やエリアによっては供給過多等、やはり一定のデメリットも存在するのも事実です。
そのため、ソーラー経営での土地活用を検討する際には、メリット・デメリットをしっかりと理解した上で、他の土地活用とも条件を比較しながら自身の土地活用の目的に合わせて判断を行うことが大切です。
ソーラー経営の主なメリット・デメリットは以下の通りです。
2-1. メリット
- 電力会社による一定期間買取で回収できる可能性が高い
- 自然エネルギーを利用する為、ランニングコストがほとんどかからない
- 地価に影響しない
- メンテナンスの労力がほとんどない
- 補助金制度がある場合がある
- 人口が少ない地域でも安定経営が可能
ソーラー経営の最大のメリットは、電力会社が一定期間定額で電力の買取をしてくれることです。その為、収支計画が立てやすく、回収できる可能性が非常に高いです。
数ある土地活用の中でも、これほどまでにほとんどリスクなく回収できる可能性が高い土地活用はソーラー経営ぐらいだといっても過言ではないでしょう。
さらに、日当たりさえあれば発電可能な上、買取価格は一定で設置コストも全国どこでも大きく変わらないため地下の安い地方ほどメリットが大きいというのもソーラー経営の魅力です。
また、2023年現在は国の補助金はありませんが、自治体によっては設置に伴う補助金を交付している自治体もありますので、そういったエリアであればさらに利回りは高まります。
2-2. デメリット
- 地盤改良が必要な場合は初期費用がかさむ
- パネルの光が反射し近隣迷惑となる可能性がある
- 更地と比べて不動産の流動性が落ちる
- 設置後の建物建築等の環境の変化による発電力低下のリスク
- 自治体によっては設置規制を設けている自治体もある
- 土地の固定資産税や相続税上の節税効果がない
比較的土地を選ばないソーラー経営ですが、日当たり良好で、周囲に日陰と成り得る高い建物や植物がないことが条件となります。さらに地目が「田」や「畑」の場合は農地転用しなくてはならないのですが、それには農業委員会の許可が必要であり、簡単にはできません。
一部のエリアでは既に電力供給過多に陥っており、設置に自治体の許可が必要になっている自治体もありますので、検討に際しては事前に規制の有無を確認する必要があります。
また、住宅等と比較して土地についての固定資産税や相続税の優遇等がありませんので、地価の高い都市部等では総合的にみて逆に不利になる可能性もあり注意が必要です。
ソーラーパネルの導入価格は年々下がっていますが、それに伴い、売電価格も下降傾向にある為、導入は早ければ早い方が良いでしょう。
3. ソーラー経営に向いている人
ソーラー経営は2012年に制定された「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」により新たな土地活用として注目が集まっています。用途が少なく遊休地として放置されていた土地もソーラー経営で最有効活用につながるかもしれません。特に以下の5つのタイプの人にとっては最適な土地活用といえます。
- 地価が安いエリアの土地を活用したい人
- 人口が少ない地域等住宅や駐車場の需要が見込めない土地を活用したい人
- 投資額を少なく土地活用がしたい人
- 安定性を最重要したい人
- 転用性を確保しておきたい人
3-1. 地価が安いエリアの土地を活用したい人
- 「固定資産税が安いので税金対策を考える必要はないが、遊休地を手軽に活用したい」
- 「特に保有コストが高くないので、何も考えずに遊休地のまま放ったらかしになっている」
上記のように、土地は所有しているものの郊外の地下の安い土地で特に保有コストも高くないため、あまりリスクをとってまで活用する気はなく現在は遊休地という人は意外と多いですが、特にそういったニーズの人には手間がかからずリスクの低いソーラー経営はおすすめです。
3-2. 人口が少ない地域等住宅や駐車場の需要が見込めない土地を活用したい人
- 「田舎の土地で人が少なく、とても賃貸需要があるとは思えない土地はどうしたらいいの」
- 「周りにアパートは建っているものの、空室だらけでとてもじゃないけど自分はできない」
人口が少ない地域ではそもそも収益目的の土地活用は難しいですが、唯一ソーラー経営であれば安定した比較的高利回りな土地活用ができる可能性があります。上記のようなニーズのある人はまずはソーラー経営の可能性を検討しましょう。
3-3. 投資額を少なく土地活用がしたい人
- 「代々相続されている土地なので残しておきたいが、借金をしてまで多額の投資はしたくない」
- 「地方の土地で何をやっても高い利回りは期待できないので投資額は少なく土地活用がしたい」
上記のように「土地活用はしたいが、多額の投資はしたくない」という人には、ソーラー経営は建物を建てる必要のない数少ない土地活用の一つであり、比較的場所を選ばず全国で安定経営が可能という観点からも最適な選択肢といえるでしょう。
3-4. 安定性を最重要したい人
- 「親から相続した土地を活用したいが、賃貸住宅は既にたくさん建っているため入居が不安」
- 「既に賃貸住宅を所有しているので別の土地活用でリスクを分散したい」
上記のように賃貸住宅以外での土地活用を検討したい人にとっては、法規さえ満たせば比較的様々な土地に対応可能で非常に安定性が高くエリアによっては他の土地活用よりも高利回りが狙えるソーラー経営は一考の価値の高い土地活用です。
3-5. 転用性を確保しておきたい人
- 「流動性や転用性は確保しておきたいが、駐車場は埋まらなくて困っている」
- 「埋まらない駐車場を活用したいが、コストの面でも転用性の面でも建物は建てたくない」
埋まらない駐車場を活用する場合、流動性・転用性の確保や初期投資についてのネックが発生する場合が多いですが、ソーラーであれば、居住権や営業権等も発生しないため比較的売却や取壊しも容易で、賃貸住宅等と比較して初期投資も少なくてすむため、代替案として有効な活用方法といえます。
4. あなたの土地でソーラー経営をはじめるための3ステップ
ソーラー経営のできるできないの判断は実は簡単で、下記の3ステップに従うだけで誰でも行う事ができます。
最終的には業者にマーケティングや提案をしてもらうことになるため、自分で色々と調べるのが面倒だという方は全てを業者に丸投げし、いきなりステップ③に進んで頂いても問題ありませんが、後々後悔しないためにも、自分できちんと内容を理解した上で最終的な判断ができるよう各ステップを確認することをおすすめします。
- ステップ①|自分の所有する土地で規制や制約がないかを調べる
- ステップ②|所有地がソーラー経営に向いているかどうか敷地条件を調べる
- ステップ③|複数業者から提案をもらい条件を比較しながら業者を決める
4-1. ステップ①|自分の所有する土地で規制や制約がないかを調べる
前述の通り、ソーラー発電は一部のエリアでは既に供給過多になっており、送電線等の設備キャパ等の問題から電力会社が送電接続を保留していたり、自治体によっては一定規模以上のソーラーパネル設置に対する開発許可申請を義務付けていたりする場合があります。
そういった場所では自由にソーラー経営ができない場合もありますので、まずは自分の所有地でソーラーに対する規制や制約がないかを調べる必要があります。
規制や制約の有無は、自分の所有地を管轄する役所と電力会社に電話で問い合わせるだけで簡単に調べることができます。
4-2. ステップ②|所有地がソーラー経営に向いているかどうか敷地条件を調べる
規制や制約がない土地であっても、日照条件や敷地の大きさ・形状・高低差等の面でソーラーパネルが設置できない、もしくは設置できても造成が必要であったり、非常に効率が悪い等の理由でソーラー経営に向いていない可能性もあります。
そのため、事前に自分の土地が「ソーラー経営に向いていない土地の条件に当てはまらないか」を調べる必要があります。
「ソーラー経営に向いていない土地の条件」は以下の5つです。
- 南・東・西側の近隣に日照を遮るような高い建物や木々等の障害物がある
- 雪が降り積もる
- 周りの土地や道路よりも土地が低くなっていて水害の危険性がある
- 敷地内に高低差がある
- 地盤が悪い
1や2のようにそもそも日照に制限のある土地ではソーラー経営はできません。1で3方角のいずれかのみに障害物があるという場合でも、その障害物によりどの程度の日照が失われるかを正確に判断することは難しく、その障害物が建物の場合には将来的に他の方角にも同じような高さの建物が建つ可能性がある土地ともいえますのであまりおすすめはできません。
太陽の低い冬場の日中に丸一日その土地にいて、日陰がほとんどできないようでしたら問題はありませんが、そうでない場合にはやめておくか、発電シミュレーションで安全めに負荷をかけて計算すべきです。
また、3のように水害の危険性のある地域や土地の場合にも、最近増加傾向にあるゲリラ豪雨等で浸水し全ての設備が壊れてしまうというリスクがあるためソーラー経営はやめておいた方がよいでしょう。
さらに、4や5のように土地の特性に問題がある場合には、土地を造成したり、地盤改良等を行えばソーラー経営は可能ですが、土地の改良をするコストは非常に高いため、程度次第で一考を要します。
※所有地の地盤の強さを調べるには
役所によっては管轄エリアの地盤データを管理・公表していることろも多いですので、まずは役所へ問い合わせましょう。
また、以下のサイトでも簡易的にある程度の地盤を調べることができますが、地盤は数メートル場所が離れると全く異なる場合もありますので、最終的には必ず業者に地盤調査をしてもらうようにしましょう。
簡易地盤調査サイト:『地盤サポートマップ』
4-3. ステップ③|複数業者から提案をもらい条件を比較しながら業者を決める
ソーラー経営の場合、ソーラーパネル等の設備自体は大手電機メーカー等が製造しておりますが、実際の現場への施工は全国各地の地場業者が行っており、一社で全国対応しているような大手企業は残念ながら存在していないというのが実情です。
そのため、エリアによって施工対応可能な業者が異なり、良い業者を探すことが最も苦労するポイントです。しかしながら、扱う製品自体は大手電機メーカー製のものであるため品質等の心配はあまりありませんが、最も大切なのは施工計画や施工品質になりますので、ソーラー経営において施工業者選びは決して妥協できない最重要項目といえます。
現在のところ、ソーラーの施工業者を探す方法としては、「大手の一括見積もりサイトから検索する方法」が最もメジャーですので、以下におすすでできる大手の一括見積もりサイトをまとめておきます。
『タイナビNEXT』|ソーラー一括見積もりサイトでは最もメジャーな安心サイト
『タイナビNEXT』は、小規模から大規模メガソーラーの産業用太陽光発電に対応できる厳選企業の中で対応エリアの最大5社からの見積もりを無料で一括請求できる大手サイトです。
積水ハウスグループの連結子会社等、登録施工業者も独自の基準を満たすしっかりとした業者ばかりのため安心して利用できるおすすめのサイトです。
『グリエネ』|全国450社以上の厳選された安心安全な施工会社から最大5社を紹介
『グリエネ』は、カスタマーサポートが充実しています。ネットを通した問い合わせだけでなく、顧客に対するヒアリングを行った上で、最適な会社の紹介を行っているため、顧客満足度が高いサイトです。
また、グリエネの加盟会社は、・工事保険に加入・過去2年法的措置を受けていない・財務状況が健全 といった条件を満たした会社であるため、安心して利用ができます。
『ソーラーパートナーズ』|単なる業者紹介だけでなくユーザーフォローが圧倒的なサイト
『ソーラーパートナーズ』は、ただ施工業者を紹介するだけでなく、太陽光の専門相談員が常駐して相談を受け付けていたり、専門家が設置工事に立ち会いチェックを行う「設置工事見守りサービス」等、他にはないユーザーフォローが圧倒的に手厚いサイトです。
NHKや朝日新聞等のメディア取材を受ける等、信頼性も高く利用者数も非常に多いおすすめのサイトです。
ソーラー経営以外にも総合的に土地活用を比較検討したい人には「一括資料請求サービス」がおすすめ
ソーラー経営以外にも総合的に土地活用を比較したい場合には、ソーラー業者や建築業者等、様々な種類の複数の業者に相談する必要があります。
また、当然のことながら比較対象は可能な限り多い方が得策ですが、多くの業者に自分で直接問い合わせるのは手間がかかり大変ですので、最も簡単で便利な方法として一括資料請求サービスの活用がおすすめです。
『一括資料請求サービスを活用するメリット』
一括資料請求サービスを活用すると、相談者の「住所」や「建築地」「相談内容」などをもとに最適な専門部署に繋いでもらえます。
また、一度に複数社にまとめて依頼できるので、手間を掛けずに多くの業者を比較することができます。
土地活用の一括資料請求サービスを行っている会社は10社以上ありますが、私が対応エリアや対応種類、参加企業・実績等の観点で、いろいろと比較した上で、総合的に最もおすすめなサイトは大手NTTデータグループ会社が運営していて信頼性抜群の「HOME4U土地活用」です。
まずはこのサイトから一括資料請求して情報収集した後に、気になる業者に本格的に相談するとよいでしょう。
HOME4Uには、不動産売却など土地活用以外にも色々なサービスがありますので、下記の土地活用専用の公式ページから一括請求するとよいです。
HOME4U(ホームフォーユー)土地活用:https://land.home4u.jp
5. 絶対にしてはいけないソーラー経営で失敗する3つのポイント
これまでのお話の中でご紹介してきた内容も含まれますが、今一度、絶対にやってはいけないソーラー経営で失敗する3つのポイントとして、必ず押さえておきたいポイントを下記にまとめておきます。
5-1. きちんと地盤調査をしていなかったため、パネルが傾いてしまう
上記のようなことは、ソーラー経営においてよくある失敗事例と言えます。
「ソーラーパネルは住宅の建築とは訳が違うので大丈夫」といった感覚で地盤については軽く考えがちですが、傾いてしまってからではどうしようもないという点はソーラーも同じです。地盤については外観からではわかりませんので、必ず業者に確認し、必要であれば地盤調査をしてもらう様に依頼しましょう。
5-2. きちんと水害調査をしていなかったため大雨で浸水してしまう
“代々農業をやっている農家ですが、子供も自立してしまって後継者もおらず夫婦だけでは広い畑は手入れしきれないので、数年前から一部農地転用して賃貸アパート経営をやっています。
上記は稀なケースではありますが、当然、自然災害リスクは検討しておくべき重要事項です。
特にソーラー経営の場合、地価の安い地方ほどメリットが大きいため農地転用してもともとの畑や田んぼ等にソーラーパネルを設置するケースはとても多いですが、そういった土地では最近増えている集中豪雨や台風等の際に水が溜まりやすく、水害については要注意です。
全ての業者がきちんとリスクを説明してくれるわけではありませんので、自分でもしっかりと調べるようにしましょう。
5-3. 安定性と利回りだけでソーラー経営を選んだら、相続税が高くつき逆に損をしてしまう
ソーラー経営に限った話ではありませんが、利回りや安定性だけで判断すると結果税金で損をするというのは土地活用全体で起こり得るあるあるです。
特に地価の高いエリアでは、最も気にすべきは相続税であり、必ず相続まで含めた収支計算をしないと、数百万、数千万といった膨大な額の損をしてしまう可能性があります。
相続や土地活用に慣れた人であれば問題ありませんが、専門的な知識の乏しい人は自分一人で判断せず、後から後悔しないためにも必ず専門家の意見を聞いてから決断する様にしましょう。
6. まとめ
いかがでしたでしょうか。
自分の土地の条件や土地活用の目的と照らして、ソーラー経営が向いていると思った人、向いていないと思った人、等様々だと思いますが、ソーラー経営は数ある土地活用の中でも「長期間ほぼ固定収入が得られる」という他に類を見ない魅力的な土地活用であることは間違いありません。
本サイトではソーラー経営に関わる重要なポイントは出来る限り網羅的にご紹介してきましたので、上記の内容をしっかりと理解した上で行えば、きっと後悔しないソーラー経営ができるでしょう。
土地活用は、後からの計画の変更が難しいため、時間をかけてじっくりと最適な方法を検討するべきです。ご自身のニーズに合わせて、最適な土地活用を比較検討してみて下さい。
将来的なニーズのある人は、大手NTTデータグループ会社が運営していて信頼性抜群の「HOME4U土地活用」などの一括資料請求サービスを利用しながら、早めにまずは事前情報収集から検討を始められることをおすすめします。