引っ越し業者を完全比較!あなたにとってベストな業者の選び方とは
「引っ越し業者を比較したい」「一番いい業者はどれ?」など、引っ越し業者を比較したいと考えていませんか?
引っ越しは、業者ごとにサービスの良し悪し、価格帯がはっきり分かれるサービスで、しっかりと比較した上で利用することが必要です。
このページでは引っ越し業者で4年間営業をしてきた筆者が、引越し業者を比較するコツ、実際に比較してわかったおすすめ業者を下記の流れで紹介します。
- 引っ越し業者を比較するポイントは大きく2つ
- 大手15社を徹底比較!おすすめ引っ越し業者6選
- あなたに合った業者を選んで比較するための方法
- 見積もり後に要確認!1社を選ぶための比較の方法
- 見積もりがもう少し安くなる!料金の確認のコツ
- 引っ越しの料金相場と見積もり額の決まり方
- 見積もり以外にすべき引越しの全手続き
- 引越しに関するQ&A
最後まで読めば、あなたの条件にマッチした業者を正しく比較することができるようになり、満足のいく業者選びができるようになります。
目次
1. 引っ越し業者を比較するポイントは大きく2つ
引っ越し業者を比較するポイントは大きく分けると下記の2つです。
- 料金
- サービス内容
1-1. 料金:実際の料金を比較すること
引っ越しは、あなたの希望する引っ越しの距離や荷物量などを考慮して、オーダーメイドで価格が決まるサービスです。
そのため、最終的には複数者から見積もりをとった上で料金を比較する必要があります。
ただ、各社、高い・安いといった傾向があるため、次の章の「2. 大手15社を徹底比較!おすすめ引っ越し業者6選」で、大手業者の料金相場を一覧にしています。
複数社の料金を比較することでより安くなる
実際に、複数の業者から見積もりをとって料金を比較することで、安くなりやすいです。
これは、2社以上見積もりをとっていて、ライバルがいる場合では、特に交渉しなくても勝手に他社を意識して安くしてくれるからです。
反対に、1社からしか見積もりを取らないと、引っ越し業者は安くする努力をほとんどしないので、料金が高くなってしまいます。
料金相場が安い業者も、複数の見積もりを取らないと高くなる傾向があるので、使いたい業者があっても実際に複数の会社から見積もりをとって判断しましょう。
「3. あなたに合った業者を選んで比較するための方法」であなたの目的にあった業者から見積もりをとるための方法を紹介します。
1-2. サービス内容:満足いく作業を期待できそうか
実際に見積もりを取ることで、一番安い業者が良く見えがちですが、料金だけでなく必ずサービス面も比較しましょう。
下記は業者のサービスの良し悪しをはっきりさせるので、業者を比較する際は重視しましょう。
- 引越安心マークの有無:業界の認定マークを取得しているか(4-1で解説)
- サービスの範囲:「ダンボール回収」など細かい作業も行ってくれるか
- 梱包資材の内容:どんな資材がもらえるか、無料でもらえるか
- 社内教育:作業の質を上げるような取り組みを行っているか
- 補償内容:荷物が破損したときに保証してもらえるか
また、この5つの観点は業者ごとに傾向があるものの、「細かい契約内容」など同じ業者でも状況次第で変わるポイントがあります。
そのため、実際に複数社から見積もりをとった後は、「4. 見積もり後に要確認!1社を選ぶための比較の方法」を参考に、契約内容などをより具体的に比較をしてから1社に絞りましょう。
2. 大手15社を徹底比較!おすすめ引っ越し業者6選
では、実際に大手の15社を下記の観点で比較していき、おすすめの業者を選定していきます。
- 価格帯
- サービス内容
-引越安心マークの有無
-サービスの豊富さ
-梱包資材の充実度
-社内教育の充実度
-補償内容
比較の結果は下記の通りになります。
-スマホの方は左右にスクロールが可能です-
料金 | サービス | |||||||
価格帯 (単身) | 価格 (家族) | サービス評価 | 安心マーク | サービスの豊富さ | 梱包資材 | 社内教育 | 補償 | |
アート引越センター | 高 | 高 | 4.70 ★★★★★ | ◎ | ◎ 8pt | ◎ 9pt | ◎ | ◎ |
アリさんマークの引越社 | 高 | 標準 | 4.45 ★★★★☆ | ◎ | ◯ 7pt | ◯ 7.5pt | ◎ | ◎ |
サカイ引越センター | 高 | 高 | 4.40 ★★★★☆ | ◎ | ◯ 7pt | ◯ 7pt | ◎ | ◎ |
人力引越社 | 安 | 安 | 4.20 ★★★★☆ | ◎ | ◯ 7pt | ◯ 7.5pt | ◯ | ◎ |
ハトのマークの引越センター | 高 | 安 | 4.05 ★★★★☆ | ◎ | ◯ 6.5pt | △ 4pt | ◎ | ◎ |
日本通運 | 安 | 安 | 4.00 ★★★★☆ | ◎ | ◯ 6pt | △ 4pt | ◎ | ◎ |
ハート引越センター | やや安 | 安 | 4.05 ★★★★☆ | ◎ | ◯ 6pt | ◯ 7pt | ◯ | ◎ |
西濃運輸 | - | - | 3.85 ★★★★☆ | ◎ | ◯ 5.5pt | ◎ 8pt | △ | ◎ |
福山通運 | - | - | 3.65 ★★★★☆ | ◎ | ◯ 7.5pt | △ 4pt | △ | ◎ |
アップル引越センター | 安 | 安 | 3.60 ★★★★☆ | - | ◎ 9pt | ◯ 7pt | ◎ | ◎ |
SGムービング | やや高 | 高 | 3.55 ★★★★☆ | ◎ | △ 4pt | △ 4pt | ◯ | ◎ |
ファミリー引越センター | やや安 | やや高 | 3.20 ★★★☆☆ | - | ◯ 7.5pt | ◯ 7pt | ◯ | ◎ |
アーク引越センター | 高 | 安 | 3.15 ★★★☆☆ | - | ◯ 7pt | ◯ 7pt | ◯ | ◎ |
ベスト引越サービス | 安 | 安 | 3.10 ★★★☆☆ | - | ◯ 6.5pt | ◯ 7pt | ◯ | ◎ |
クロネコヤマト | 安 | × | 2.30 ★★☆☆☆ | - | △ 3pt | △ 2.5pt | ◯ | ◎ |
- 価格帯は一括見積もりサービスのデータに基づき評価
- サービスの採点基準は「サービス比較の採点基準」で紹介
- 一括見積もりサイト13サイトに家庭向け引越しの料金事例が掲載されていない業者「-」
- 該当のサービスを提供していない業者「×」
上記の比較をもとにおすすめの業者は、下記6社です。
料金は高めだが、サービスの質が極めて高い業者
- アート引越センター(https://www.the0123.com)
- サカイ引越センター(http://www.hikkoshi-sakai.co.jp)
サービスの質が高くて、価格も安い業者
サービス・料金のバランスがいい業者
- アリさんマークの引越社(https://www.2626.co.jp)
- ハトのマークの引越センター(https://www.hato.or.jp/)
上記業者にお願いする場合でも、一括見積もりサービスを使い、実際の料金を比較するのがおすすめです。
引越し侍(https://hikkoshizamurai.jp/)を使えば、上記6社から複数選んで一気に見積もり依頼ができます。
おすすめの6社について紹介していきます。
※各社の価格目安は、繁忙期:3月~4月上旬、平常:それ以外の時期の大まかな目安です。
2-1. アート引越センター
アート引越センターは1977年設立、全国に展開する大手引っ越し会社で、サービススペックが極めて高いため、サービス品質を求める人に最もおすすめです。
他社では別料金になったり、対応してくれないことも多い下記の作業・梱包資材を無料で提供してくれるので、追加料金なしで高水準のサービスを受けやすいです。
- 引っ越し後の家具移動(1回)
- 食器ケースの貸し出し
- シューズボックスの貸し出し
価格相場は高めですが、サカイ引越センターなど他社と競わせることで割引も狙えますので、相見積もりを実施し価格を抑えましょう。
会社名 | アートコーポレーション株式会社 |
設立 | 1977年 |
対応エリア | 全国 |
価格目安(平常) | ・単身引っ越し(県内:49,000円~52,000円、県外:64,000円~107,000円) ・家族引っ越し(県内:75,000円~83,500円、県外:97,500円~189,500円) |
価格目安(繁忙期) | ・単身引っ越し(県内:73,500円~78,000円、県外:96,000円~160,500円) ・家族引っ越し(県内:112,500~126,000円、県外:147,000~285,000円) |
アート引越センター公式ページ:https://www.the0123.com
2-2.サカイ引越センター
サカイ引越センターは引っ越し業界で「引っ越し件数8年連続No.1」の実績を誇る最大手の引っ越し業者で、サービスも充実しているため、サービス品質を求める人におすすめです。
引っ越しの難易度が高い「狭い一軒家」を研修のために用意し、過酷な環境で引っ越しの研修をしているため、スタッフの技術力は高いです。
価格相場は高めですが、アート引越センターなど他社と競わせることで割引も狙えますので、合わせて見積もりを取り、価格を抑えましょう。
会社名 | 株式会社サカイ引越センター |
設立 | 1971年 |
対応エリア | 全国 |
価格目安(平常) | ・単身引っ越し(県内:50,000円~53,000円、県外:66,000~110,000円) ・家族引っ越し(県内:75,000円~83,500円、県外:97,500~189,500円) |
価格目安(繁忙期) | ・単身引っ越し(県内:75,000円~79,500円、県外:99,000円~165,000円) ・家族引っ越し(県内:112,500円~126,000円、県外:147,000円~285,000円) |
サカイ引越センター公式ページ:http://www.hikkoshi-sakai.co.jp/
2-3.人力引越社
人力引越社は京都に本社をおく引越し専門の業者で、引越し業界売上TOP10に入る大手の業者になります。
ベッドの解体や組み立てなどのサービスが充実していて、サービスの質は他の大手業者に引けを取りません。
また、以下のような資材も揃います。
- ダンボール(配送料が必要)
- 布団袋
- ハンガーケース
- プチプチ状のシート(配送料が必要)
そして、価格は単身・ファミリーどちらも安いです。
ですから、日本通運など料金の安い傾向にある業者と一緒に見積もりを取り、料金を下げていきましょう。
会社名 | 株式会社 キョウトプラス |
設立 | 2005年 |
対応エリア | 全国 |
価格目安(平常) | ・単身引っ越し(県内:34,000円~36,000円、県外:45,000円~75,000円) ・家族引っ越し(県内:56,500円~63,500円、県外:74,000円~143,500円) |
価格目安(繁忙期) | ・単身引っ越し(県内:51,000円~54,000円、県外:58,500円~99,000円) ・家族引っ越し(県内:85,500円~96,000円、県外:112,500円~216,000円) |
人力引越社公式ページ:https://www.j-h-kyoto.com/
2-4.日本通運
日本通運は日本最大手の総合運送企業で、運送業でのネットワークを生かした引っ越しサービスを得意としており、サービスの割に価格が安い業者です。
最大の運送業者だからこそ、荷物の一時保管や、乗用車の輸送、海上コンテナでの輸送など、幅広い要望に答えてくれます。
価格は単身もファミリーも安く、さらに料金の安い傾向にある業者と相見積もりをとれば、より値下げできる可能性もあります。
会社名 | 日本通運株式会社 |
設立 | 1937年 |
対応エリア | 全国 |
価格目安(平常) | ・単身引っ越し(県内:33,000円~35,000円、県外:43,000円~72,000円) ・家族引っ越し(県内:56,500円~63,500円、県外:74,500円~143,500円) |
価格目安(繁忙期) | ・単身引っ越し(県内:49,500円~52,500円、県外:64,500円~108,000円) ・家族引っ越し(県内:85,500円~96,000円、県外:112,500円~216,000円) |
日本通運公式ページ:https://www.nittsu.co.jp/hikkoshi/
2-5.アリさんマークの引越社
アリさんマークの引越社は1971年設立、引っ越し専門業者の中では最も歴史のある老舗の引っ越し業者で、サービスと価格のバランスの良い業者です。
徹底した社員教育がされていて、厳しい社内試験や、利用者からの評価が高い作業員を表彰する制度など、サービスの質を上げる仕組みも充実しています。
家族引越しは相場通りですが、単身の料金相場が高いため、日本通運など料金の安い傾向にある業者と一緒に見積もりを取り、料金を下げていきましょう。
会社名 | 株式会社引越社 |
設立 | 1971年 |
対応エリア | 全国 |
価格目安(平常) | ・単身引っ越し(県内:43,000円~45,000円、県外:56,000円~93,000円) ・家族引っ越し(県内:71,000円~79,000円、県外:93,000円~180,000円) |
価格目安(繁忙期) | ・単身引っ越し(県内:64,500円~67,500円、県外:84,000円~139,500円) ・家族引っ越し(県内:106,500円~118,500円、県外:139,500円~270,000円) |
アリさんマークの引越社公式ページ:https://www.2626.co.jp
2-6.ハトのマークの引越センター
ハトのマークの引越センターは、地域密着型の引越業者が集まっている組合で、それぞれのエリアごとに加盟している地域密着型の業者(加盟店)が業務を行ってくれます。
地域密着の業者の集合体ではありますが、ハトのマークの引越センターとして下記の研修や社内資格制度を実施しており、技術の品質は大手の中でも高い水準にあります。
- 引っ越し作業の実技研修
- マナー研修
- 社内の引越コンテスト
- 引越管理士資格認定制度(社内資格)
なお、料金についても統一はされていますが、価格相場は家族では安く、単身では高い傾向にあります。
そのため、人力引越社や日本通運など料金の安い傾向にある業者と一緒に見積もりを取り、料金を下げていきましょう。
会社名 | 全国引越専門協同組合連合会 |
設立 | 1974年 |
対応エリア | 全国 |
価格目安(平常) | ・単身引っ越し(県内:44,000円~46,000円、県外:57,000円~95,000円) ・家族引っ越し(県内:65,000円~72,000円、県外:84,500円~164,000円) |
価格目安(繁忙期) | ・単身引っ越し(県内:66,000円~69,000円、県外:85,500円~142,500円) ・家族引っ越し(県内:97,500円~108,000円、県外:127,500円~246,000円) |
ハトのマークの引越センター公式ページ:https://www.hato.or.jp/
3. あなたに合った業者を選んで比較するための方法
上記の業者に依頼する場合も、複数の業者から実際に見積もりを取らないと最終的な比較はできません。
また、エリアによってはより良い業者が見つかる可能性もありますし、上記業者はサービスがいい分、最安にしたい人には向かない可能性があります。
これらを踏まえ、あなたに合った業者を選び、見積もりをとって比較するための方法を紹介します。
3-1. 複数業者から見積もりを取る方法は2つ
見積もりには下記の2つの方法がありますが、「一括見積もりサイト」の利用がおすすめです。
- 1社ずつ見積もり依頼の連絡をしていく
- 一括見積もりサイトを使う
一括見積もりサイトとは?
複数の引っ越し業者にまとめて見積もりを取れる完全無料のサービスのことで、一度の入力で複数社にまとめて見積もりを依頼できます。
利用の手順はシンプルで、①あなたが希望の条件を入力すると、②条件にあった引っ越し業者に見積もり依頼を出してくれ、③各業者から見積もりの提示を受けられるというものです。
一括見積もりサイトを使うべき理由
- ライバルがいることを前提の見積もりが期待できる
- 入力を何度もしなくてもいいので簡単
- あなたの引っ越しの条件にあった業者をすぐに見つけられる
一括見積もりサイトでの申し込みは引っ越し業者側にもわかるので、サイトを使うだけでライバルがいる前提での価格になり、安くなりやすいです。
また、一括見積もりサイトでは、見積もり依頼の入力を何度もしなくてもいいことはもちろん、希望する条件を入力すれば、それに合う業者をすぐに見つけられます。
一括見積もりサイトの唯一のデメリット
デメリットは、あなたの条件にあう業者に片っ端から見積もり依頼をすることになるため、入力後大量の連絡が入ることになることです。
ひどい場合だと下記のように、10以上の業者から一気に電話がかかって来るようになり、対応が大変です。
ただし、「希望の業者を選んで見積もり依頼ができる」サイトを使えば、選んだ業者からの連絡しか入りません。
そのため、業者が選択できるサイトがおすすめです。
Q. サイトの利用料が完全無料なのはなぜ?
引っ越し業者側が利用料を払っているからです。
また、一括見積もりサイトの運営者はインターネットなど新生活に関するサービスも紹介することでも利益を得ていて、引っ越し業者が運営費全てを負担しているわけではありません。
一括見積もりサイト利用後、1~2回インターネットなどの提案の電話がかかってくることがありますが、1度断れば強く営業されることもありません。興味がない旨をはっきり伝えましょう。
Q. 利用料は引っ越し代金に上乗せされないの?
上乗せはされません。まず、引っ越しの料金は「どうやって申し込まれたか」には一切関係なく算出されます。細かい内訳で計算されますが、一括見積もりサイトを使って上乗せされる項目は1つもありませんでした。
割引に関しては「ライバルの有無」が重視されるので、一括見積もりサイトを使う人は逆に安くなりやすいです。
3-2. 13サイトを比較!おすすめの一括見積もりサイト
引っ越しの一括見積もりサイトは10種類以上ありますが、おすすめのサイトは引越し侍(https://hikkoshizamurai.jp/)です。
理由は下記のように対応業者数が最も多く、またそこから見積もりを希望する業者を選んで依頼ができるからです。
対応業者数 | 業者の希望 | |
引越し侍 | 300社以上 | ◯ |
引越し価格ガイド | 300社以上 | × |
ズバット引越し比較 | 220社以上 | ◯ |
引越し見積もりEX | 210社以上 | × |
SUUMO引越し | 140社以上 | ○ |
LIFULL引越し | 100社以上 | ○ |
価格.com引越し | 100社以上 | ○ |
引越しラクっとNAVI | 60社以上 | ○ |
引越しネット | 30社以上 | ○ |
引越し達人.セレクト | 10社以上 | × |
アットホーム引越し | 10社以上 | ○ |
楽天引越し | 5社以上 | ○ |
比較.com | 3社以上 | × |
引越し侍は、東証一部上場企業の「株式会社エイチーム」が運営する引っ越し一括見積もりサイトです。
提携業者数は最も多く、下記のようなおすすめの大手業者からも、中小の業者からも見積もりが取れるので、たくさんの選択肢からあなたにあった業者を探せます。
下記のように、「概算の価格」「口コミ評価」を元に、根拠を持って見積もり依頼を出す業者を絞れるため、余計な業者に見積もりを依頼することもありません。
また、あなたの細かい条件で概算価格が出るので、「ネット上だけで比較したい」という人にもおすすめです。
引越し侍公式ページ:https://hikkoshizamurai.jp/
3-3. 引越し侍でどの業者を選べばいいの?
入力後でてくる業者が「あなたの条件で対応可能な業者」ですから、この中から比較して選んでいく必要があります。
引越し侍で1回で見積もり依頼できるのは3社までですが、根拠を持って依頼する業者を選べるので、「3社」厳選して見積もりを取りましょう。
厳選の方法を下記の2つのケース別に紹介しますから、希望の業者が決まっていない方は以下のように選んでいきましょう。
- ①サービスにもこだわりたいケース
- ②料金を最安にしたいケース
①サービスにもこだわりたいケース
15社を比較した結果、下記の業者がサービス面で優れています。あなたの条件に対応している業者一覧の中にあれば下記から3社選びましょう。
料金は高めだが、サービスの質が極めて高い業者
- アート引越センター(https://www.the0123.com)
- サカイ引越センター(http://www.hikkoshi-sakai.co.jp)
サービスの質が高くて、価格も安い業者
サービス・料金のバランスがいい業者
- アリさんマークの引越社(https://www.2626.co.jp)
- ハトのマークの引越センター(https://www.hato.or.jp/)
上記で3社揃わないときは、ユーザーの満足度が高い口コミ評価4.0以上のものを選びましょう。
4.0以上の評価の業者が複数あれば、口コミ件数で選びましょう。評価の信頼度も高く、多くの人が選んでいるためです。
口コミ件数が5件を切るものもあり、「多くの人が評価しているか」も見極めなければいけません。
②料金を最安にしたいケース
概算価格・利用者の平均価格を参考に安いものを3社選びましょう。
概算価格は過去の実績などをもとに出されているため、これが安いものを選んでおけば最終価格も安くなりやすいです。
3-4. 入力後はどうなる?
引越し侍に情報を入力した後は、下記の流れで最終的な1社を絞ることになります。
- 引越し侍に情報を入力し、3社に見積もりを依頼
- 電話やメールで選んだ業者から連絡が入る
- 訪問見積もりや電話で要望を伝えると正式な見積もりが出る
- 比較して最終的な一社に絞る
以上のように進みますが、一括見積もりサイトを使うだけで下記の「ライバルを意識して安くしてくれる」状態になります。
必要以上に高い金額を払うことはなくなりますから、業者に話を聞きながら進めていけば問題ありません。
引越し侍公式ページ:https://hikkoshizamurai.jp/
4. 見積もり後に要確認!1社を選ぶための比較の方法
各社の料金が出揃ったら、料金・サービス内容を比較して、ベストな1社を決めます。
下記の6つの観点で比較しておくと失敗しにくいです。
- 引越安心マークの有無
- サービスの範囲
- 梱包資材の内容
- 作業員の人数と構成
- 補償内容
- 細かい契約条件
なお、このページで推奨している大手6社に関してはこれらの水準が非常に高く信用できます。
4-1. 引越安心マークの有無
「引越安心マーク」を取得している業者の方が安心です。
引越安心マークとは、下記全てを満たす業者に全日本トラック協会によって付与される認定マークのことです。
(1)引越における約款を遵守していること
(2)苦情等に対する対応体制及び責任の所在の明確化を図っていること
(3)適切な従業員教育を行っていること
(4)引越関係法令を遵守していること
(5)適正な廃棄物処理等を行っていること
(6)適正な個人情報の取扱いを行っていること
(7)制度の信用を損なう行為又は信用を損なう恐れのある行為がないこと
この認定を取っている業者であれば、料金や作業内で発生したトラブルも誠実に対応してもらいやすく、満足できる可能性が高いです。
また、問題が起こった際は、協会にも通報・相談が可能で、業者が誠実な対応をしてくれない時、協会が頼りになります。
このマークは認定時だけでなく、3年に1回審査の上更新されるもので、引越安心マークを維持しているということは、7つの項目を全て満たし続けている業者と言えます。
この認定マークは国土交通省のホームページでも紹介されており、国も認めている制度です。
引用:国土交通省
信頼できる指標であることは間違いありませんが、取っていない=悪い業者ではないので、あくまでも基準の一つで考えましょう。
下記は見積もり候補によく挙がる大手15社の取得状況です。
取得している | 取得していない |
|
|
その他取得している業者は全日本トラック協会(http://www.jta.or.jp/)のホームページで一覧になっています。
4-2. サービスの範囲
下記のサービスの有無、料金に含まれているかは引っ越し業者ごと、また引っ越しの状況次第で異なります。
- ダンボールを回収してくれる
- 洗濯機の取り付け・取り外し
- ベッドなど家具の解体・組み立てを行ってくれる
- 作業員が靴下を履き替えてくれる
- 引っ越し後、家具の移動を1度してくれる
特に下線で示した3つは、ついていない場合あなたが実施しなければならないため、引っ越し前後で手間がかかります。
ベッドなど、そのままでは搬出が難しい大型家具に関しては原則見積もりに入っていますが、中小の業者の中には以下の可能性がありますので特に確認が必要です。
- 当日別料金が発生する
- 解体が必要なものは運んでくれない
4-3. 梱包資材の内容
アート引越センターではダンボールだけでなく「ふとん袋」「プチプチ状の緩衝材(エアキャップ)」「ハンガーボックス」「食器ケース」などを梱包資材として提供してくれます。
引用:アート引越センター
どんな資材があるか、有料か無料かは業者によって異なります。
価格勝負をしてダンボールすら別料金になる業者もいますので、あなたの状況でどんな資材をくれるのかは確認し、それを踏まえて判断しましょう。
4-4. 作業員の人数と構成
引っ越しの作業員は社員とアルバイトで構成されますが、社員の方が経験、責任感共に高い傾向なので、正社員人数が多く構成されている業者が安心です。
また、作業員がより多い方が引っ越しが早く終わります。
正社員比率や人数は業者ごとではなく、引っ越しの内容次第で異なります。
例えば、「全員正社員で作業します」とよく営業する引っ越し業者も、実は作業員のアルバイトを募集していて、引っ越しの内容に合わせて正社員とアルバイトを使い分けています。
社内教育も見ておく
また、このページで紹介した業者以外を確認する際は、ホームページで、「社員教育に力を入れているか」「どんな研修を行っているか」を比較しておくと安心です。
例えば、アート引越センターは下記のような、狭くて難易度の高い一軒家の研修施設を所有し、研修を行っているため、作業員のレベルは保証されています。
引用:アート引越センター
4-5. 補償内容
基本的に引っ越し業者は標準引越運送約款という共通のルールを利用していて、引っ越しで壊れたものは補償してくれることになっています。
ただし、中には独自の規約を作っている業者があり、業者が荷物を壊した場合も満足な補償を受けられない可能性があります。
このページで紹介した15の業者は問題ありませんでしたが、その他マイナーな業者に依頼する際は補償を確認し、補償を受けられない業者は使わないようにしましょう。
4-6. 細かい契約条件
引っ越しごとに細かい契約条件も変わりますから、確認しておくと安心です。
下記の条件ですと、料金が安くなりやすいものの、デメリットがあるため事前に理解した上で選びましょう。
契約内容 | 概要とデメリット |
積み切り(積みきり) | ・指定のトラックに乗る分しか運んでもらえず、積めなかった荷物は自分で運ぶ。 ・基本的に自分で運ぶのが困難なものから優先的に運んでくれるが、自分で運ぶ手間がかかる恐れがある。 |
フリー便 | ・引っ越し業者の都合に合わせた時間で引っ越しを行う。 ・近距離でも1日予定を開けなければならず、遠距離だと夜遅くまで引っ越しがかかる可能性もある。 |
混載便 | ・他の人と同じトラックに乗せるので、荷物の受け取りのタイミングを指定しづらい。 |
見積書に記載されているので確認し、わからなければ担当者に電話で確認しましょう。
特に積み切り契約は特に要注意
積み切り便は優良業者であれば、積み残しがないよう、余裕を持ったトラックを用意してくれますが、一般的に下記の大きさは必要です。
単身者(ワンルーム〜1DK) | 2トントラックショート |
カップルなど2人暮らし(1LDK~2DK) | 2トントラックロング |
荷物が多くはない家族の引っ越し(2LDK~3LDK) | 3トントラック |
荷物が多い家族の引っ越し(3LDKより大きい) | 4トントラック |
積み切り契約の場合、小さすぎるトラックの業者はおすすめしませんし、同じ価格なら大きいトラックの業者がおすすめです。
運べなかった荷物は、自分で運ぶか宅配便に運んでもらうことになります。大型の家具などは優先して運んでもらえますが、どうしても不安な方は積み切り契約を提示してきた業者は避けることがおすすめです。
<もう少し安くするテクニック>業者が決まったら最後にもう少し値切ろう
上記観点でサービス面も含めた最良の業者がわかったら、業者に正式なお願いの電話をします。
その際、もう少し安くしたいのであれば、もう1割を値切りつつ、最終決定の連絡をしましょう。
会話例
お世話になっております。先日、訪問見積りをしていただいた○○です。
他社さんと条件を比較して、もし、〇〇円(提示より1割安い金額)まで値下げしていただけるのであれば、
御社にしようと思っているのですが、いかがでしょうか?
ここで、ダメなようならはっきりと伝えてくれるので、「わかりました..ただ御社のサービスが良さそうなので、今回はこの価格でお願いします。」と伝え、予約を確定させましょう。
Q. 断る業者への連絡は?
見積もりを取った後、連絡がない業者はそのままにしておいて問題ありません。
メールが来た場合も、申し込みをしていない限り返信の義務はないため、メールも無視して問題ないです。
ただ、電話がかかってくるようなら、一度出て、断れば電話がなることはなくなります。理由を聞かれることがありますが、第三者の決定と伝えれば深堀りされません。
会話例
引っ越し業者:先日のお見積もりですが、いかがでしょうか?
あなた:いろいろ検討しましたが、A社さんにお願いすることになりました。
引っ越し業者:そうですか…決め手は何でしたか?
あなた:最終的に同居人が決めたので、すいませんがよくわかりません。
引っ越し業者:そうですか。また次の機会があればお願いします!
Q. 営業マンの対応は評価しなくても良いの?
しなくてもいいです。
なぜなら、営業マンと当日作業する人は違う人だからです。
ただ、「こんな会社にはお願いしたくない」「こんなに頑張ってくれたし、この人にお願いしたい」という対応をされたらそれを重視して選んでも問題ありません。
5. 見積もりがもう少し安くなる!料金の確認のコツ
実は、見積もり時の細かい聞き方・答え方で提示される額に差が出ることがあります。
下記の点を意識すればより安い額を提示してもらいやすくなります。
- 予算は伝えない
- その場で決定しない
- 他社の見積もり額を伝える時は要注意
繰り返しになりますが、一括見積もりサイトを使うだけで、業者は他社に負けないよう努力してくれます。
それでもさらに安くしたいという方はこの3つを意識し、より安い金額を狙いましょう。
5-1.予算は伝えない
見積もりを取る際、必ずと言っていいほど予算を聞かれますが、予算を伝えると予算より大幅に安くするのが難しくなってしまうので伝えないようにしましょう。
会話例
引っ越し業者:予算は決まっていますか?
あなた:いろんな会社の料金やサービスを比べて安いところにしようと思っているので、特に決めていません。
5-2. その場で決定をしない
引っ越し業界の得意文句として「今うちに決めてくれるなら○○○円まで下げます」というものがありますが、より安くしたいのであれば、その場での決定はおすすめしません。
他社に料金を確認されたら、上記額よりも安いためこの発言をしているのであって、他社ならさらに安い可能性が高いです。
どうやって防げばいいのか
自分以外の第三者(学生の場合は両親、社会人の場合は会社、カップル・夫婦の場合はもう一方の方)に決定権がある事を伝えましょう。
会話例
引っ越し業者:この場で決めてくれれば、○○○円まで値下げします!
あなた:すみません。私一人では決められないので、同居人と相談して決めさせていただきます。
いつまでに分かるか聞かれた場合は、全ての業者の見積もり額が出そうなタイミングを伝えるようにしましょう。
あまり待たせすぎると、予約状況次第では断られたり、提示額が変わりる可能性があります。
5-3. 他社の見積もり額を伝える時は要注意
2社目以降の業者は、すでに他社から見積もりを取ったと伝えると、他の業者の値段を聞いてきます。
この時、下記のように振舞いましょう。
- それまで提示された料金は「少し高いな」と思ったケース
→1社目の見積もりのように振る舞う - それまで提示された料金にある程度納得しているケース
→正直に他社の料金を伝える
他の業者の料金を聞いて「少し高いな」と思った場合は、ここで正直に見積もり額を伝えると、その額を基準とされてしまい、納得できる金額まで下がりにくくなります。
そのため、それまで提示された料金に納得できないなら、下記のようにあたかも1社目のように答えるようにしましょう。
会話例
引っ越し業者:ちなみ他社さんの見積もりはとりました?
あなた:これからです。今日明日でA社さんとB社さんから見積もりを取り、最終的に決めたいです。
他社の料金が、十分納得できる額であるなら、ここで正直に伝えることで、それよりも安くしてくれる可能性が高いです。
Q. 嘘の金額を伝えるのはどうなの?
他社の見積もり額として、嘘をついて安い金額を伝える人もいますが、各業者は相場感を把握しているので、嘘はすぐに見抜かれます。
するなら単身引っ越しは1割程度、家族引っ越しは2割程度を限度に安い金額を伝えるようにしましょう。
ケース別に使えるその他テクニック
その他、下記の3つのケース別に使えるテクニックを紹介します。
- 日程に融通がきく人:引っ越しの日程の範囲を広くする
- 手間をかけても安くしたい人:高い業者に電話を入れていく
- 駆け引きに自信がない人:交渉を一切しない
当てはまる項目がある場合のみ確認しましょう。
①日程に融通がきく人:引っ越しの日程の範囲を広くする
日程にこだわりがない場合は「できる限り日程の範囲を広く」して引っ越し業者が提案できる一番安い日程にすれば費用を安くできます。
ある程度の範囲を伝えたあとは、自分の都合の悪い日程や時間を忘れずに伝えるようにしましょう。
会話例
あなた:引っ越しは12月1日から12月13日の間で一番安い日程でお願いしたいです。火曜日と午前中は対応ができませんので、そちらの日程は外していただきたいです。
引っ越し業者:12月11日の最終の便ではどうでしょうか?最後なので、前の作業によって時間が前後しやすいですが、その分お安くできます。
②手間をかけても安くしたい人:高い業者に電話を入れていく
手間をかけてもいい人は、3社から見積もりをもらった後に、他社よりも高い業者に、安い業者の見積もり額を伝えてみましょう。
会話例
あなた:他社さんで◯◯円で提示をいただいたのですが、それより安くすることはできますでしょうか?
引っ越し業者:でしたらうちはXXX円で頑張らせていただくのでいかがでしょうか。
あなた:ありがとうございます。主人にも相談してみます。
一番高い業者が入れ替わったら、高い業者に再びこの連絡をしていくことで、値下げしてくれることがあります。
ただし、引っ越し業者によっては、価格勝負をしておらず、値引きに限界があるものも多いので、受け入れてくれないケースもあります。
また、上記電話を何度もすると面倒な客だと思われるので、「他社よりも安くして欲しい」という相談は1社につき1回だけにしましょう。
③駆け引きに自信がない人:交渉を一切しない
駆け引きに自信がない人、面倒な人は、それぞれの業者と一切料金交渉をしないという方法もあります。
会話例
あなた:最初の提示額が最も安い業者さんにお願いしようと思います。公平に出してもらうために他社の料金はお伝えしません。
駆け引きは一切なしで、それなりに安い金額を提示されやすいです。
6. 引越しの料金相場と見積もり額の決まり方
基本的に引越し侍(https://hikkoshizamurai.jp/)などの一括見積もりサイトを使い、余裕を持って見積もりすることで、安く引越しができる可能性が高いです。
ただし、「見積もり前に相場を知っておきたい」「見積もり額がどう決まるのか知りたい」という方へ相場や見積もり額の決まり方を紹介します。
6-1. 引越し料金の相場
人数×距離に合わせて引越し料金の相場(税込)を算出しました。
-スマホの方は左右にスクロールが可能です-
単身 | 2人家族 | 3人家族 | 4人家族 | 5人家族以上 | |
~15km未満 (同市区町村程度) | 39,000円 | 65,000円 | 79,000円 | 89,000円 | 106,000円 |
~50km未満 (同都道府県程度) | 41,000円 | 69,000円 | 91,000円 | 103,000円 | 120,000円 |
~200km未満 (同一地方内) | 51,000円 | 87,000円 | 101,000円 | 110,000円 | 153,000円 |
~500km未満 (関東〜関西程度) | 70,000円 | 129,000円 | 161,000円 | 176,000円 | 202,000円 |
500km~ (長距離) | 85,000円 | 171,000円 | 193,000円 | 229,000円 | 278,000円 |
上記はあくまでも繁忙期以外の平日の料金目安です。繁忙期や土日祝日は下記のように相場が上がることを意識しておきましょう。
3月下旬~4月上旬 | 2倍 |
3月上旬~3月中旬 | 1.4倍 |
ゴールデンウィーク | 1.2倍 |
土日・祝日 | 1.1倍 |
6-2. 引越しの見積もり額を決めるのは5項目
引越し見積もり額は下記の5つでの合計で決まります。
見積書も上記の項目で作られることが多いです。
<見積書の内訳例>
①運賃:トラックの運送料
トラックで荷物を運ぶための運賃で、以下を元に算出されます。
- 引越しの距離
- トラックを使う時間
- 運ぶ荷物の量(トラックの大きさや使うスペース)
下記は運賃の目安ですが、トラックが大きくなればなるほど、距離が長ければ長いほど高くなります。
同一都道府県単身引越しの目安(2トントラック、4時間) | 13,000円~21,000円 |
東京⇄大阪、3~4人家族の引越しの目安(4トントラック、500km) | 70,000円~110,000円 |
また、下記は割増料金が適用されることも多く、引越しのタイミングによっても変わります。
- 繁忙期
- 土日祝日
- 深夜早朝
加えて、海を挟むなどフェリーが必要な場合はフェリー代も上乗せされます。
安くするために、大型の家具を運ぶか決めておこう
トラックの大きさは価格を左右するので、デスク/机/ベッド/ピアノなどの大型の家具は処分するか、運ぶかを見積もり時までに決めておきましょう。
大型の家具1つ減らせば小さいサイズのトラックにできることもあり、その分「運賃」が安くなります。
運ばない物を見積もりに入れてしまうと無駄に料金を払うことになるため、大型の家具をどうするかは決めておきましょう。
②人件費:作業員の人件費
作業員1人あたりの人件費を「1名あたり1.5万円前後/日」で計算します。
業者ごとに下記の点で差がつく箇所です。
- 土日祝日・深夜早朝・繁忙期に割増を行うか
- 作業員一人当たりいくらで計算するか
- 何名の作業員を用意するか
③実費:ダンボールなどの梱包資材の購入費など、実際にかかった費用
下記のようなトラックや人件費以外にかかるお金は別途計算され、加算されることがあります。
- ダンボールなどの梱包資材
- クレーン車など特殊車両の利用料
- 高速道路の料金
特に全員に関係があるのは梱包資材(特にダンボール)の料金です。
ダンボールを無料で提供している業者は多いものの、見積書に明記されていなければ、ダンボールの有無は確認するようにしましょう。
④付帯サービス:エアコンの取り外しなど+αのサービス
下記のような「新居まで物を運ぶこと」以外の作業が必要な場合、+αの料金が加算されるケースがあります。
エアコンの取り外し | 5,000円~15,000円 |
エアコンの取り付け | 10,000円~20,000円 |
ピアノ運送 | 20,000円~60,000円 |
養生 | 5,000円~20,000円 |
荷造り・荷ほどき | 15,000円~100,000円 |
オプション料金が別で必要なのか、具体的なオプション金額は業者によって変わります。
養生(ようじょう)とは、部屋の中、エレベーターやエントランスが傷つかないように下記のように補強する作業です。「保防」と表現することもあり、最近では必須にしている建物が多いです。
出典:アート引越センター
多くの業者は養生費を見積もりに入れていますが、見当たらない場合は「無料なのか」「してくれないのか」を確認しましょう。
⑤割引:各社ライバルに負けないように割り引いてくれる
ここまでの料金を合計すると相場よりも高くなる可能性が高いですが、ここから各社ライバルに負けないように割引をしていきます。
5割引になるケースもあるため、ライバル業者の存在を意識させ割引額を多くしましょう。
繰り返しになりますが、引越し侍(https://hikkoshizamurai.jp/)を使えば、競合がいる前提の価格を出してくれます。
参考:割引の例
以下は過去に私が見積もりをした時の割引例です。
ケース | 割引前 | 割引後 | 割引額 |
2人暮らし(東京→仙台・3月) | 204,000円 | 120,000円 | 84,000円 |
1人暮らし(東京都内・10月) | 51,000円 | 26,000円 | 25,000円 |
4人家族(東京→横浜・6月) | 141,000円 | 80,000円 | 61,000円 |
上記のように大幅に割引ができたのは、日程に余裕を持って、複数社から見積もりをとっている人でした。
6-3. 引越し料金が安くなりやすいタイミング
引越しは時期・日にちなどによっても割引の受けやすさ、割増料金の有無が変わります。
安くなりやすいタイミングは下記の通りです。
安い月 | 3~4月を避ければ大きな差はない。ただ、1月が最も安い。 |
安い日にち | 平日が安い。 |
安い時間帯 | 業者が時間を決める「フリー便」が最も安い。 |
安い月:3~4月を避ければほとんど変わらない
繁忙期である3~4月を除けばほとんど料金は変わりません。
下記は大手引越し業者の年間引越し件数ですが、3~4月は下記のように引越しが集中する時期なので、割増料金で料金を上げても予約がいっぱいになります。
特に3月~4月上旬は希望者が殺到し、予約を取るのも大変になります。
それ以外の月ですと、各社トラックや人員に比較的余裕があるため、価格競争が起こりやすいです。
その中でも1月は引越しが最も少ない月ですから、業者の稼働が空きやすく、割引を特に受けやすい月です。
日にち:平日が安い
社会人・学生など平日の対応が難しい人が多いこともあり、土日祝日は人気です。
そのため、「割増料金」を設定したり、割引率を抑えるので、土日祝日は1割程度高くなります。
また、月が切り替わるタイミングでの引越しを考える人が多いため、平日でも月末・月初は少しだけ割引を受けにくいです。
時間:フリー便が安い
業者の都合の良い時間に引越しを行う「フリー便」が一番安くなりやすいです。
あなた以外の人の予約を柔軟に取れますし、ルートなどを効率よく決められるので、業者にとってもメリットがあるからです。
また、午前の便は、下記の理由で最も人気ですので安くなりにくい時間帯です。
- 前の引越しで遅れる可能性がない
- その日のうちに新居の片付け・掃除を終えられる
ただし、空き具合によっては午前でも安くなることもあるため、見積もりの際、業者に確認してみましょう。
7. 見積もり以外にすべき引越しの全手続き
引越しの見積もり以外にも引越しの際は下記のようにすべき手続きが満載です。
手続き | 手続きすべき人 | |
1. 引っ越しを決めたらすぐにすべき手続き | ||
□ | 賃貸物件の解約手続き | 賃貸で家を借りている人 |
□ | 引っ越し業者の選定・申し込み | 引っ越し業者をまだ決めていない人 |
□ | 学校の転校手続き | 引っ越しでお子さんが別の小学校・中学校へ通うことになる方 |
□ | 保育園や幼稚園の転園手続き | お子さんが別の保育園・幼稚園へ通うことになる方 |
2. 引っ越し前になるべく早くしておくべき手続き | ||
□ | ネット回線(特に固定回線)の移転手続き | 光回線などの固定回線を使っている人 |
□ | CS放送やケーブルテレビの契約手続き | CS放送やケーブルテレビの契約をしている人 |
□ | 粗大ゴミを処分する | 引っ越しで通常捨てられない粗大ゴミが出そうな方 |
□ | 火災保険・地震保険の解約・変更 | これらの保険に加入している方 |
□ | 電気の移転・解約手続き | 全ての人 |
□ | 水道の移転・解約手続き | 全ての人 |
□ | ガスの移転・解約手続き | 全ての人 |
□ | NHKの住所変更手続き | NHK受信料を払っている人 |
□ | 郵便物の移送手続き | 全ての人 |
□ | 新聞の住所変更手続き | 新聞を購読している方 |
3. 引っ越しの1〜2週間前に役所ですべき手続き | ||
□ | 転出届の提出 | 違う市区町村に引っ越しをする人 |
□ | 印鑑登録の抹消 | 違う市区町村に引っ越しをする人で、印鑑登録をしている |
□ | 国民健康保険の手続き | 国民健康保険に加入している人で、別の市区町村へ移る人 |
□ | 児童手当の住所変更 | 児童手当を受け取っている人で、別の市区町村へ移る人 |
□ | 介護保険被保険者証の返納 | 要支援・要介護の認定を受けている方で、別の市区町村へ移る人 |
□ | 原付の廃車手続き | 原付を持っていて、他の市区町村に引っ越す方 |
4. 新居に引っ越したらまずすべき手続き | ||
□ | 電気・水道の利用開始手続き | 引っ越しの各事業者に申し込みをしていない人 |
□ | スマホの住所変更手続き | スマホを契約している人 |
5. 引っ越したら役所ですぐにすべき手続き | ||
□ | 転入届 | 他の市区町村から引っ越してきた人(転入届) |
□ | 転居届 | 同一の市区町村で引っ越しを行った人 |
□ | 国民健康保険の住所変更 | 国民健康保険に加入している人 |
□ | 国民年金の住所変更 | 自営業や無職の人 |
□ | マイナンバーの住所変更 | 全ての人 |
□ | 妊婦健康診査受診票の交換 | 妊娠中や出産後の人 |
□ | 学校の転校手続き | お子さんが転校する人(公立の小中学校の場合) |
□ | 児童手当の申請/住所変更 | 児童手当をもらっている人 |
□ | 介護保険の申請/住所変更 | 要介護・支援認定を受けている人 |
□ | バイクの住所変更 | バイクを持っている人 |
□ | 免許証の住所変更 | 免許証を持っている人 |
□ | 車庫証明書の申請 | 自動車を持っている人 |
□ | 自動車の住所変更手続き | 自動車を持っている人 |
□ | 犬の住所変更手続き | 犬を飼っている方(猫の場合は不要) |
6. 引っ越し後なるべく早くしておくべき手続き | ||
□ | 銀行への住居変更手続き | 銀行口座を持っている人 |
□ | クレジットカードの住所変更 | クレジットカードを持っている人 |
□ | パスポートの本籍地変更手続き | 引っ越しで本籍の都道府県が変わった人 |
引越しまでのタイミング別にすべきことをまとめましたので忘れないように行いましょう。
「引っ越しですべき39の手続き|チェックリストでやり忘れを防ぐ!」の記事で1つずつ具体的にすべきことをまとめています。
8. 引越しに関してよくあるQ&A
ここで見積もりを中心に、引越しに関してよくある質問に回答していきます。
- 見積もりはいつ依頼すればいい?
- 引っ越し業者のプランはどれを選べばいい?
- 女性におすすめの引越し業者は?
- 単身パックを比較したい!
- 引越し見積もりは訪問?
- 絶対に電話やメールだけで終わらせたい場合は?
- 引越しまで時間がない場合も見積もりには対応してもらえるの?
- 引越しの見積もりは無料なの?
- 電話見積もりでは何を聞かれる?
- すでに契約した業者をキャンセルできる?
Q1. 見積もりはいつ依頼すればいい?
3ヶ月を切っていて、下記の項目が決まっていればすぐに取りましょう。
- 引越し先の住所
- 引越しの希望日
- 運びたい家具
各社のトラックや作業員の数には限りがあり、引越しの見積もりを取るタイミングが遅ければ遅いほど料金は高くなります。
まず、予約が埋まってくると、各社から下記のような安くする提案を受けにくくなります。
また、安くて良い業者から予約は埋まりますから、直前になるにつれ、安くて良い業者からの見積もりや予約が取れなくなっていきます。
さらに選択肢が減ってくると、複数社からの見積もりを取れなくなりますし、最悪対応可能な業者が見つからない可能性もあります。
時期別に下記のタイミングを過ぎると、予約が埋まり、一気に選択肢が減るため、高くなりやすいです。
- 3月~4月上旬の引越し:1ヶ月前
- それ以外の時期の引越し:2週間前
引越し3ヶ月以上前だと見積もりを受け付けていない業者が多いものの、引越しまで3ヶ月を切っているなら基本的に対応してくれます。
Q2. 引っ越し業者のプランはどれを選べばいい?
各社豊富なプランやコースを用意しています。
例えば、サカイ引越センターでは、「どこまで任せるか」で下記のように4つのプランがあります。
小物の荷造り | 大型家具の荷造り・荷ほどき | 搬出・運送・搬入 | 小物の荷ほどき | 新居の掃除 | |
プレミアムプラン | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
フルサービスプラン | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | – |
スタンダードプラン | ◯ | ◯ | ◯ | – | – |
エコノミープラン | – | ◯ | ◯ | – | – |
ただ、各社のこういったプランを確認しておく必要は一切ありません。
引越しの見積もり時に要望を伝えるだけで、最適なコースを選んでくれます。
また、複数社競わせている状態なら、「少しでも安く」と考えるため、無駄に高いプランにされる心配もありません。
Q3. 女性におすすめの引越し業者は?
料金・サービスを比較すると、女性の場合も下記の業者がおすすめです。
引越し侍(https://hikkoshizamurai.jp/)を使って複数社から見積もりを取りましょう。
料金は高めだが、サービスの質が極めて高い業者
- アート引越センター(https://www.the0123.com)
- サカイ引越センター(http://www.hikkoshi-sakai.co.jp)
サービスの質が高くて、価格も安い業者
サービス・料金のバランスがいい業者
- アリさんマークの引越社(https://www.2626.co.jp)
- ハトのマークの引越センター(https://www.hato.or.jp/)
上記の中で、「アート引越センター」は女性だけで引越し作業を行う「レディースパック」というサービスがあります。
女性に引越し作業をやってもらいたい方は、アート引越センターに見積もりを取り、「レディースパックでお願いします」と見積もり時にお願いしましょう。
また、大手15社の中ですと「SGムービング」も女性の作業員のプランを行っているので、合わせて見積もりをとってみましょう。
Q4. 単身パックを比較したい!
単身パックとは、専用の下記のカーゴに積めるだけ積んで、運んでくれるサービスです。
引用:SGムービング
ただし、ベッド・マットレス・ソファーなどの大型の家具・家電は積めないため、そういった家具・家電がない荷物の少ない単身者にしかおすすめできません。
単身パックを提供している、下記の6社を比較しました。
会社 | 対応エリア | 東京→大阪間の参考料金※1 | コンテナサイズ 横幅×奥行き×高さ(容量) |
日本通運 | 全国 | 26,000円 | 108×74×155cm(1.23㎥) |
サカイ引越センター | 全国 | 90,000円 | 105×75×144cm(1.13㎥) |
ハトのマークの引越センター | 全国 | 80,000円 | 104×74×146cm(1.12㎥) |
三八五引越センター | 東日本が中心 | 35,000円※2 | 80×110×150cm(1.3㎥) |
Sgムービング | 全国 | 35,700円 | 100×75×145cm(1.08㎥) |
西濃運輸 | 全国 | 45,000円 | 115×128×170cm(2.5㎥) |
※1各社の単身パックの中で、一番容量の少ないプランの場合の通常期の参考料金です。状況によって料金は変わります。
※2東京→大阪間と同程度の距離である東京→盛岡間で算出
おすすめなのが、下記の3社です。引越し侍に対応していますから、引越し侍で見積もり依頼し、「単身パックを使いたい」とはっきり伝えましょう。
- 日本通運(料金が安い)
- 西濃運輸(カーゴのサイズが大きく荷物をたくさん積める)
- Sgムービング(全国に対応していて、料金が安め)
Q5. 引越し見積もりは訪問?
あなたの希望した条件や業者の方針次第で、見積もり後「訪問」して見積もりを取るか、「メールや電話」だけで見積もりを取るかが異なります。
どちらも一長一短で、下記のように違いがあります。
訪問見積もり | ◯営業マンが採寸や荷物量の計算を全て行ってくれる ×簡単な片付けと立会いが必要 |
メールや電話 | ◯人に合わない/立会が不要 ×自分で採寸したり、荷物量を計算しなければならない |
業者があなたの状況に合わせた方法を提案してくれますが、どちらか強い要望があれば、入力後業者からくる連絡で相談しましょう。
ただ、家族引越しなど荷物が多い方は訪問を必須にしている業者が多いです。
訪問見積もりの場合、1社15~30分(単身)、30~50分(家族)程度ですので、早く終わらせたい時は1時間~1時間半おきに各業者に来てもらうのがおすすめです。
Q6. 絶対に電話やメールだけで終わらせたい場合は?
見積もりサイトの備考欄に下記のように書き、訪問なしで対応してくれる業者を探しましょう。
電話・メールのみで見積もりをとってくれる業者様のみ、お見積もりをお願いします。訪問見積もりが必要な業者様からのご連絡は不要です。
とはいえ、電話・メールだけで対応してくれる業者は多くはありません。
引越し侍では、見積もり依頼できるのが1回につき3社までですので、あえて業者を選べない下記のサイトを使い、より複数の業者に依頼をするようにしましょう。
- 引越し価格ガイド(https://a-hikkoshi.com/)
- ズバッと引越し比較(https://www.zba.jp/hikkoshi/)
ただ、家族引越しなど、訪問しなければ見積もりが困難なケースもあるため、上記2サイトで見つからなければ訪問見積もりを受けましょう。
Q7. 引越しまで時間がない場合も見積もりには対応してもらえるの?
業者に空きがあれば前日まで可能です。
まず、引越し侍では3ヶ月前〜3日前までの見積もりが可能ですから直前まで、対応業者を探して見積もり・予約することは可能です。
2日前(引越しの前々日)以降になってしまった場合も、引越し侍の「オンライン一括依頼フォーム(https://hikkoshizamurai.jp/request/base)」であれば前日まで300社以上の中から対応業者に見積もり依頼が可能です。
業者を選ぶことができないため、本来のメリットはありませんが、前々日以降の直前になってしまった場合は上記フォームから対応可能な業者を探しましょう。
Q8. 引越しの見積もりは無料なの?
見積もりには基本的に一切費用がかかりません。
業界の共通ルールとしても「見積もりには料金が発生しない」と定められていますから安心しましょう。
一部例外もある
滅多にありませんが、業界のルールでは、引越しの訪問見積もりが必要な場合で、見積もりに費用が発生してしまう場合のみ、それを請求してもいいとされています。
しかし、必ず事前に利用者に確認することもルールですから、いきなり請求されることはありません。
実際私も業者で働いていた4年間で1000件以上の見積もりを行いましたが、1回も見積もりの費用はいただいていませんし、他社にも同僚にも見積もりの料金をとっている人を見たことがありません。
引越し会社としては、見積もり時から他社との競争が始まっていて、より積極的に見積もり依頼をしてもらうために見積もりの料金は基本的に取りません。
Q9. 電話見積もりでは何を聞かれる?
電話見積もりで聞かれることは下記の内容です。
- 引越しの希望日時・場所の確認
- 荷物の内容やサイズ
- あなたの新旧の住居の前にトラックを止めるスペースはあるか
特に、荷物の内容・サイズは伝え間違えると、無駄に料金が高くなったり、当日運んでもらえなくなる可能性があるため正確に伝えましょう。
そのため、手元にメジャーなどサイズを測れるものを用意しておきましょう。
メジャーが手元にない場合は、「AR Ruler(iOS/Android)」などのカメラで撮るだけで採寸できるアプリが便利ですから事前にインストールしておきましょう。
また、下記の場合に当てはまるときは、料金トラブルの元になりますから、聞かれなくてもあなたの方から伝えておきましょう。
- ペットや魚を運んで欲しい場合
- 貴重品(骨董品・美術品)や壊れもの(ガラス製品・精密機械)を運んで欲しい場合
- ピアノなど特殊な機材が必要なものを運んで欲しい場合
Q10. すでに契約した業者をキャンセルできる?
契約してしまった場合も、最悪当日でもキャンセル可能ですから、じっくり考えて業者を決めましょう。
ただし、下記の2つのケースではキャンセル料がかかります。
- 引越し2日前以降にキャンセルする場合
- ダンボールを受け取っている場合
引越し2日前以降にキャンセルする場合
業界のルールで、引越しの2日前から下記の料金がかかると定められています。
キャンセル日 | キャンセル料 |
3日以上前 | なし |
引越しの前々日(2日前) | 引越し料金の20% |
引越しの前日(1日前) | 引越し料金の30% |
引越しの当日 | 引越し料金の50% |
基本的にどの業者をキャンセルする時も上記のキャンセル料がかかります。
ダンボールを受け取っている場合
ダンボールを受け取っている場合、下記の料金が必要です。
- 返送料:使っていないダンボールを送り返す費用はあなたの負担
- 買取料:使ってしまったダンボールは買取ることになる
ダンボールを受け取った場合、宅配便などで送り返すことになりますが、その費用はあなたが負担することになります。
また、ダンボールを使ってしまっている場合、買い取る(1枚200~400円程度)必要があります。
キャンセルの方法は?
会社の代表番号、もしくは名刺の番号に電話で連絡します。
理由を聞かれますが、「他社に決めた」「料金がちょっと..」と伝えると、引越し業者としては「条件次第でうちを選んでくれる」と考えるため、キャンセルを止められることがあります。
そのため、面倒な人はキャンセルの理由は嘘をついても問題ありません。そして、キャンセルの理由は下記の2点を押さえると納得してもらいやすいです。
- あなた以外の人物の判断で仕方なく、
- 引越し自体が中止(時期未定の延期)になった
あなた以外の人物とは、家族や同居人、会社のことで、それらの都合で引越しがなくなったとなると、引越し業者は諦めざるを得ません。
<キャンセルの理由例>
あなた:
今回、会社の都合で引越しがなくなったため今回の引越しはキャンセルしていただけますようお願いします。
9. まとめ
引越し業者の比較方法の紹介や、実際に引越し業者を比較してきましたが、いかがでしたか?
引越し業者を比較する際は「価格」「サービス」の2つの面で比較をすることが重要です。
このページでは、業者ごとの傾向を比較しましたが、あなたの要望を踏まえた上での見積もり額や細かいサービス内容を比較することが重要です。
引越し侍(https://hikkoshizamurai.jp/)を使えば電話営業に悩まず、あなたにあった業者にだけ見積もり依頼ができますから、まずは引越し侍を利用し複数業者の見積もりを取りましょう。
このページがあなたの引越しのお役に立てることを心から祈っています。
サービス比較の採点基準(参考データ)
サービスの総合評価 | 下記の5つの観点をもとに算出 ・サービス範囲、梱包資材は点数を1/10に圧縮 ・その他は(◎=1pt、◯=0.75pt、△=0.5pt、-=0pt)で算出 |
安心マーク | 有=「◎」、無=「-」 |
サービス範囲 | 下記10点満点で評価
|
梱包資材 | 下記10点満点で評価
|
社内教育 | 教育制度・社内資格が明記=◎/どちらか=◯/明記なし=△ |
補償 | 業者の責任で破損したものを補償=◎、補償なし=- |