引っ越し比較サイトの完全ガイド|事前に知るべき注意点とおすすめサイト
「引っ越し比較サイトは利用すべき?」「どの比較サイトを使えばいいの?」など、引っ越しの比較サイトの利用を検討していませんか?
引っ越し比較サイトは使うだけで引っ越しが安くなるため、必ず利用すべきサービスですが注意点も存在します。
このページでは、引っ越し会社で4年間営業をしてきた筆者が、引っ越し比較サイトのメリット・注意点から使うべきサイトまで下記の流れで紹介します。
- 引っ越し比較サイトは使うべき?メリットと注意点の解説
- 13サイトから選ぶおすすめの引っ越し比較サイト
- おすすめの引っ越し比較サイトの使い方
- 大手15社を比較!おすすめの引っ越し業者6選
- 見積もりがもう少し安くなる!料金の確認のコツ
- 最後の1社を選ぶための比較基準
- 引っ越しに関してよくあるQ&A
最後まで読めば、引っ越し比較サイトを正しく選び、正しく使えるようになるので、最高の引っ越し業者に安く依頼できるようになります。
目次
1. 引っ越し比較サイトは使うべき?メリットと注意点の解説
引っ越し比較サイトとは、その名の通り引っ越し業者を簡単に比較するためのサイトです。
引っ越しは、実際に要望を伝え見積もりをしないとどの引っ越し業者がいくらなのかわからないサービスですが、下記のように1回の入力で簡単に比較できるようになります。
利用の流れとしては、下記の通りです。
- ①希望の引っ越しの条件を1回入力する
- ②条件に対応する業者に一括で見積もりを依頼する
- ③各社、見積もりを提示してくれ、料金を比較できる
完全無料で使え、利用するだけで、引っ越し料金が安くなりやすいので、引っ越しの際は必須のサービスです。
1-1. 引っ越し比較サイトの3つのメリット
メリットは下記の3つで、特に1つ目が大きなメリットです。
- ①使うだけで安い金額を提示されやすい(★最大のメリット)
- ②入力を何度もしなくてもいいので簡単
- ③あなたの引越しの条件にあった業者をすぐに見つけられる
メリット①使うだけで安い金額を提示されやすい(★最大のメリット)
引っ越しは比較サイトを使うだけで、安くなりやすいです。
これは、比較サイトを使い、引越し業者にとってライバル業者がいる状態を作ると、その業者に負けないように、料金を勝手に安くしてくれるからです。
比較サイトを使わなくても、複数社に自分で問い合わせれば上記の状態になりますが、その場合あなたから「他社からも見積もりをとっている」と伝えなければいけません。
比較サイトなら、業者は「複数社比較している」ということがわかるため、勝手に意識してくれます。
引越しは、1社からしか見積もりを取らないと、引越し業者は安くする努力をほとんどせず、料金が高くなる傾向があるため複数社の見積もりは必須です。
実際、私も営業マンをしていたとき、ライバル業者の有無で2倍近くの差をつけたことがあります。
メリット②入力を何度もしなくてもいいので簡単
比較サイトを使わない場合、各業者の見積もりフォームなどにそれぞれ下記の情報を入力したり、電話で伝えなければいけません。
- 住所(引越し前・引越し後)
- 氏名
- 連絡先
- 引越し希望日
- 荷物の内容・個数
比較サイトを使うことで、一度の入力で複数社に一気に見積もり依頼できるので、時間も手間もかかりません。
メリット③あなたの引越しの条件にあった業者をすぐに見つけられる
また、あなたの条件(日時・場所・荷物量)を踏まえ、対応可能な業者が一発でわかるため、「連絡したけど予約が空いていない..」ということになりにくいです。
例えば、下記のようななかなか予約の取りにくいケースでも空いている業者がすぐにわかります。
- 業界が最も忙しい3月末に引越しをしたい
- 見積もりを取るのが直前になってしまった
- ピアノなど特殊な作業が必要な家具を運びたい
以上のようにメリット満載ですから、引越しの見積もり時は必ず利用すべきです。
1-2. 引っ越し比較サイトのデメリットは?
デメリットは、あなたの条件にあう業者に片っ端から見積もり依頼をすることになるため、入力後大量の連絡が入ることになることです。
ひどい場合だと下記のように、10以上の業者から一気に電話がかかって来るようになり、対応が大変です。
ただし、「希望の業者を選んで見積もり依頼ができる」サイトを使えば、選んだ業者からの連絡しか入りません。
そのため、業者が選択できるサイトを選べば、比較サイトのデメリットは解消できます。
Q. サイトの利用料が完全無料なのはなぜ?
引っ越し業者側が利用料を払っているからです。
また、比較サイトの運営者はインターネットなど新生活に関するサービスも紹介することでも利益を得ていて、引っ越し業者が運営費全てを負担しているわけではありません。
比較サイト利用後、1~2回インターネットなどの提案の電話がかかってくることがありますが、1度断れば強く営業されることもありません。興味がない旨をはっきり伝えましょう。
Q. 利用料は引っ越し代金に上乗せされないの?
上乗せはされません。
まず、引っ越しの料金は「どうやって申し込まれたか」には一切関係なく算出されます。細かい内訳で計算されますが、比較サイトを使って上乗せされる項目は1つもありませんでした。
割引に関しては「ライバルの有無」が重視されるので、比較サイトを使う人は逆に安くなりやすいです。
2. 13サイトから選ぶおすすめの引っ越し比較サイト
このページでは、13の引越し比較サイトを下記の2点で徹底的に比べました。
- 提携業者数:何社の引越し業者と提携しているか
- 比較のしやすさ:業者をネット上で比較しやすいか
比較の結果は、下記のようになり、最もおすすめの引っ越し比較サイトは「引越し侍(https://hikkoshizamurai.jp/)」という結論になりました。
「引越し侍」は、東証一部上場企業の株式会社エイチームが運営する引っ越し比較サイトです。
比較できる業者の数は最も多く、また下記のようにあなたの条件での大まかな価格をネット上で比較し、気に入った業者だけに3社まで正式な見積もりをお願いできるサイトです。
今回、比較の軸になった、下記の2つがなぜ重要か、そしてなぜ引越し侍が優れていると言えるのかを解説していきます。
- 提携業者数
- 比較のしやすさ
2-1. 提携業者数:引越し侍が最多
シンプルに提携業者数が多い方が、たくさんの業者の中からあなたに合った業者を選べるので、提携業者が多いサイトを使いましょう。
引越しは地元のマイナーな業者が最安値を出すこともあり、特に価格重視の方であれば幅広い業者と提携している比較サイトを使うべきです。
また、下記の6社はサービス面でも優れていて、優先して見積もりを取るべきですが、提携業者が少ないサイトだと、こういった業者にも全て対応しておらず見積もりが取れないこともあります。
料金は高めだが、サービスの質が極めて高い業者
- アート引越センター(https://www.the0123.com)
- サカイ引越センター(http://www.hikkoshi-sakai.co.jp)
サービスの質が高くて、価格も安い業者
サービス・料金のバランスがいい業者
- アリさんマークの引越社(https://www.2626.co.jp)
- ハトのマークの引越センター(https://www.hato.or.jp/)
13サイトを「提携業者数」で比較した結果
13サイトで比較した結果、「引越し侍」の提携業者数は300以上で、運営元が同じ「引越し価格ガイド」と並んで最多です。
対応業者数 | 業者の希望 | |
引越し侍 | 300社以上 | ◯ |
引越し価格ガイド | 300社以上 | × |
ズバット引越し比較 | 220社以上 | ◯ |
引越し見積もりEX | 210社以上 | × |
SUUMO引越し | 140社以上 | ○ |
LIFULL引越し | 100社以上 | ○ |
価格.com引越し | 100社以上 | ○ |
引越しラクっとNAVI | 60社以上 | ○ |
引越しネット | 30社以上 | ○ |
引越し達人.セレクト | 10社以上 | × |
アットホーム引越し | 10社以上 | ○ |
楽天引越し | 5社以上 | ○ |
比較.com | 3社以上 | × |
引越し侍はおすすめ6社はもちろん、地方のマイナーな業者まで幅広く対応していて、あなたの希望に合わせた業者の見積もりを取ることができます。
2-2. 比較のしやすさ:引越し侍はネット上で比較できる
引っ越し比較サイトでも「ネット上でどこまで比較できるか」はサイトごとに異なります。
下記は、「価格.com引越し」と「引越し侍」の情報入力後の画面ですが、価格.com引越しには、価格目安などが一切表示されず、実際に見積もりを取らないと比較ができません。
引越し侍であれば、価格目安や、利用者の口コミをもとに、ネット上で比較した上で、良さそうな業者だけに見積もり依頼ができます。
業者が選べないサイトには要注意
また、上記のような業者を選択する機能すらないサイトもあるので注意が必要です。
業者を選べないサイトだと、大量の業者に見積もり依頼をするので、比較サイトのデメリットである、大量の連絡が入るようになります。
そのため、業者をネット上で価格などをしっかりと比較した上で、良さそうな業者だけに見積もり依頼・予約ができるサイトを利用するべきです。
13サイトを「比較のしやすさ」で比較した結果
下記のように、ネット上で価格を比較できるサイトは「引越し侍」を含めて3つだけでした。
ネット上で価格を比較できるか | |
引越し侍 | ◯ |
引越し価格ガイド | × |
ズバット引越し比較 | × |
引越し見積もりEX | × |
SUUMO引越し | × |
価格.com引越し | × |
LIFULL引越し | ◯ |
引越しラクっとNAVI | ◯※1 |
引越しネット | × |
引越し達人セレクト | × |
アットホーム引越し | △※2 |
楽天引越し | × |
比較.com | × |
※1:比較サイトの運営元とのやり取りの後、ネットで比較可能
※2:ざっくりとした料金目安だけ表示されるが、比較は難しい
2-3. 結論:おすすめの比較サイトは「引越し侍」
以上のように比較すると、下記2つの観点で優れている引越し侍(https://hikkoshizamurai.jp/)が最もおすすめです。
- 提携業者数:300以上で、業界最大手
- 比較のしやすさ:ネット上で価格を比較できる
最も多い業者をネット上でしっかり比較してから見積もり依頼できるので、あなたに合った業者を選ぶために必須のサービスです。
ただし、利用には下記の注意点がありますので、理解した上で使いましょう。
注意点:使うサービスによっては業者が選べない
引越し侍は「業者が選択できないサービス」も出しているということに注意しましょう。
左側のサービスを使ってしまうと、大量の引越し業者に見積もりを依頼することになり、大量の連絡が来ることになります。
必ず右側の価格目安をもとに業者が選択できるサービス(https://hikkoshizamurai.jp/)を使うようにしましょう。
使うサービスを間違えると、「引越し侍で連絡がたくさん来た」という感想を持つので要注意です。
3. おすすめの引っ越し比較サイトの使い方
では、引越し侍(https://hikkoshizamurai.jp/)を使いたい、という方に向け、利用の手順、使い方のコツなどを紹介していきます。
3-1. 利用に必要な情報
引っ越し比較サイトは基本的に下記の情報が必要ですから、事前に決めておきましょう。
- 引っ越し先の住所
- 引っ越しの希望日
- 運びたい家具
ただ、希望日ははっきり固まっていなくても、有力な日にちを入力し、業者に日時が決まっていないことを伝えれば、いつまでに日程を確定させればいいか教えてくれます。
また、上記内容が決まり次第、早めに予約をとらないと、安い業者が埋まってしまったり、複数社見積もりを取って比較できなくなるため注意が必要です。
反対に、余裕を持って見積もりを取れば、安くする提案を受けやすく、安くなりやすいです。
3-2. 引越し侍での業者の選び方
引越し侍で1回で見積もり依頼できるのは3社までですが、根拠を持って依頼する業者を選べるので、「3社」厳選して見積もりを取りましょう。
厳選の方法を下記の2つのケース別に紹介します。
- ①料金を最安にしたいケース
- ②サービスにもこだわりたいケース
①料金を最安にしたいケース
概算価格・利用者の平均価格を参考に安いものを3社選びましょう。
概算価格は過去の実績などをもとに出されているため、これが安いものを選んでおけば最終価格も安くなりやすいです。
概算価格が同じ業者が複数ある場合、口コミ評価4.0以上のものを選びましょう。
4.0以上の評価の業者が複数あれば、口コミ件数で選びましょう。評価の信頼度も高く、多くの人が選んでいるためです。
口コミ件数が5件を切るものもあり、「多くの人が評価しているか」も見極めなければいけません。
②サービスにもこだわりたいケース
口コミを重視して選んでも良いですが、「4章」で15社を比較した結果、下記の業者がサービス面で優れています。あなたの条件に対応している業者一覧の中にあれば下記から3社選びましょう。
料金は高めだが、サービスの質が極めて高い業者
- アート引越センター(https://www.the0123.com)
- サカイ引越センター(http://www.hikkoshi-sakai.co.jp)
サービスの質が高くて、価格も安い業者
サービス・料金のバランスがいい業者
- アリさんマークの引越社(https://www.2626.co.jp)
- ハトのマークの引越センター(https://www.hato.or.jp/)
上記で3社揃わない場合は、評価が4.0以上あり、口コミ件数も多い業者から価格を見ながら選ぶようにしましょう。
3-3. 入力後の流れ
引越し侍に情報を入力した後は、下記の流れで最終的な1社を絞ることになります。
- 引越し侍に情報を入力し、3社に見積もりを依頼
- 電話やメールで選んだ業者から連絡が入る
- 訪問見積もりや電話で要望を伝えると正式な見積もりが出る
- 比較して最終的な一社に絞る
以上のように進みますが、引っ越し比較サイトを使うだけで、各社「ライバル業者を意識して安くしてくれる」ようになります。
必要以上に高い金額を払うことはなくなりますから、業者に話を聞きながら進めていけば問題ありません。
引っ越しは1日でも早く見積もり予約をとった方が安くなるので、まずは「引越し侍」で見積もり依頼をするところから始めましょう。
引越し侍公式ページ:https://hikkoshizamurai.jp/
ただ、「交渉してもっと安くしたい」「3社の中からどうやって選べばいいかわからない」という方は見積もり予約をした後でも構いませんので、下記の章を確認しましょう。
4. 大手15社を比較!おすすめの引っ越し業者6選
引越し侍などの引っ越し比較サイトでどの業者を選べばいいかわからない、という方に向けて引っ越しの大手15社を下記の観点で総合的に比較しました。
- 価格帯
- サービス内容
-引越安心マーク(※6-1で解説)の有無:業界の認定マークを取得しているか
-サービスの豊富さ:してくれる作業の豊富さ、無料でしてくれるか
-梱包資材の充実度:用途に合った梱包資材を無料でくれるか
-社内教育の充実度:サービスの水準を上げる取り組みを公開しているか
-補償:壊されたものを補償してもらえるか
比較の結果は下記の通りになります。
-スマホの方は左右にスクロールが可能です-
料金 | サービス | |||||||
価格帯 (単身) | 価格 (家族) | サービス評価 | 安心マーク | サービスの豊富さ | 梱包資材 | 社内教育 | 補償 | |
アート引越センター | 高 | 高 | 4.70 ★★★★★ | ◎ | ◎ 8pt | ◎ 9pt | ◎ | ◎ |
アリさんマークの引越社 | 高 | 標準 | 4.45 ★★★★☆ | ◎ | ◯ 7pt | ◯ 7.5pt | ◎ | ◎ |
サカイ引越センター | 高 | 高 | 4.40 ★★★★☆ | ◎ | ◯ 7pt | ◯ 7pt | ◎ | ◎ |
人力引越社 | 安 | 安 | 4.20 ★★★★☆ | ◎ | ◯ 7pt | ◯ 7.5pt | ◯ | ◎ |
ハトのマークの引越センター | 高 | 安 | 4.05 ★★★★☆ | ◎ | ◯ 6.5pt | △ 4pt | ◎ | ◎ |
日本通運 | 安 | 安 | 4.00 ★★★★☆ | ◎ | ◯ 6pt | △ 4pt | ◎ | ◎ |
ハート引越センター | やや安 | 安 | 4.05 ★★★★☆ | ◎ | ◯ 6pt | ◯ 7pt | ◯ | ◎ |
西濃運輸 | - | - | 3.85 ★★★★☆ | ◎ | ◯ 5.5pt | ◎ 8pt | △ | ◎ |
福山通運 | - | - | 3.65 ★★★★☆ | ◎ | ◯ 7.5pt | △ 4pt | △ | ◎ |
アップル引越センター | 安 | 安 | 3.60 ★★★★☆ | - | ◎ 9pt | ◯ 7pt | ◎ | ◎ |
SGムービング | やや高 | 高 | 3.55 ★★★★☆ | ◎ | △ 4pt | △ 4pt | ◯ | ◎ |
ファミリー引越センター | やや安 | やや高 | 3.20 ★★★☆☆ | - | ◯ 7.5pt | ◯ 7pt | ◯ | ◎ |
アーク引越センター | 高 | 安 | 3.15 ★★★☆☆ | - | ◯ 7pt | ◯ 7pt | ◯ | ◎ |
ベスト引越サービス | 安 | 安 | 3.10 ★★★☆☆ | - | ◯ 6.5pt | ◯ 7pt | ◯ | ◎ |
クロネコヤマト | 安 | × | 2.30 ★★☆☆☆ | - | △ 3pt | △ 2.5pt | ◯ | ◎ |
- 価格帯は一括見積もりサービスのデータに基づき評価
- サービスの採点基準は「サービス比較の採点基準」で紹介
- 一括見積もりサイト13サイトに家庭向け引越しの料金事例が掲載されていない業者「-」
- 該当のサービスを提供していない業者「×」
上記の表をもとにおすすめの業者は、下記の6社です。
料金は高めだが、サービスの質が極めて高い業者
- アート引越センター(https://www.the0123.com)
- サカイ引越センター(http://www.hikkoshi-sakai.co.jp)
サービスの質が高くて、価格も安い業者
サービス・料金のバランスがいい業者
- アリさんマークの引越社(https://www.2626.co.jp)
- ハトのマークの引越センター(https://www.hato.or.jp/)
上記業者にお願いする場合でも、一括見積もりサービスを使い、実際の料金を比較するのがおすすめです。
もちろん、引越し侍(https://hikkoshizamurai.jp/)は上記6社全てに対応しています。
おすすめの6社について紹介していきます。
※各社の価格目安は、繁忙期:3月~4月上旬、平常:それ以外の時期の大まかな目安です。
4-1. アート引越センター
アート引越センターは1977年設立、全国に展開する大手引っ越し会社で、サービススペックが極めて高いため、サービス品質を求める人に最もおすすめです。
他社では別料金になったり、対応してくれないことも多い下記の作業・梱包資材を無料で提供してくれるので、追加料金なしで高水準のサービスを受けやすいです。
- 引っ越し後の家具移動(1回)
- 食器ケースの貸し出し
- シューズボックスの貸し出し
価格相場は高めですが、サカイ引越センターなど他社と競わせることで割引も狙えますので、相見積もりを実施し価格を抑えましょう。
会社名 | アートコーポレーション株式会社 |
設立 | 1977年 |
対応エリア | 全国 |
価格目安(平常) | ・単身引っ越し(県内:49,000円~52,000円、県外:64,000円~107,000円) ・家族引っ越し(県内:75,000円~83,500円、県外:97,500円~189,500円) |
価格目安(繁忙期) | ・単身引っ越し(県内:73,500円~78,000円、県外:96,000円~160,500円) ・家族引っ越し(県内:112,500~126,000円、県外:147,000~285,000円) |
アート引越センター公式ページ:https://www.the0123.com
4-2.サカイ引越センター
サカイ引越センターは引っ越し業界で「引っ越し件数8年連続No.1」の実績を誇る最大手の引っ越し業者で、サービスも充実しているため、サービス品質を求める人におすすめです。
引っ越しの難易度が高い「狭い一軒家」を研修のために用意し、過酷な環境で引っ越しの研修をしているため、スタッフの技術力は高いです。
価格相場は高めですが、アート引越センターなど他社と競わせることで割引も狙えますので、合わせて見積もりを取り、価格を抑えましょう。
会社名 | 株式会社サカイ引越センター |
設立 | 1971年 |
対応エリア | 全国 |
価格目安(平常) | ・単身引っ越し(県内:50,000円~53,000円、県外:66,000~110,000円) ・家族引っ越し(県内:75,000円~83,500円、県外:97,500~189,500円) |
価格目安(繁忙期) | ・単身引っ越し(県内:75,000円~79,500円、県外:99,000円~165,000円) ・家族引っ越し(県内:112,500円~126,000円、県外:147,000円~285,000円) |
サカイ引越センター公式ページ:http://www.hikkoshi-sakai.co.jp/
4-3.人力引越社
人力引越社は京都に本社をおく引越し専門の業者で、引越し業界売上TOP10に入る大手の業者になります。
ベッドの解体や組み立てなどのサービスが充実していて、サービスの質は他の大手業者に引けを取りません。
また、以下のような資材も揃います。
- ダンボール(配送料が必要)
- 布団袋
- ハンガーケース
- プチプチ状のシート(配送料が必要)
そして、価格は単身・ファミリーどちらも安いです。
ですから、日本通運など料金の安い傾向にある業者と一緒に見積もりを取り、料金を下げていきましょう。
会社名 | 株式会社 キョウトプラス |
設立 | 2005年 |
対応エリア | 全国 |
価格目安(平常) | ・単身引っ越し(県内:34,000円~36,000円、県外:45,000円~75,000円) ・家族引っ越し(県内:56,500円~63,500円、県外:74,000円~143,500円) |
価格目安(繁忙期) | ・単身引っ越し(県内:51,000円~54,000円、県外:58,500円~99,000円) ・家族引っ越し(県内:85,500円~96,000円、県外:112,500円~216,000円) |
人力引越社公式ページ:https://www.j-h-kyoto.com/
4-4.日本通運
日本通運は日本最大手の総合運送企業で、運送業でのネットワークを生かした引っ越しサービスを得意としており、サービスの割に価格が安い業者です。
最大の運送業者だからこそ、荷物の一時保管や、乗用車の輸送、海上コンテナでの輸送など、幅広い要望に答えてくれます。
価格は単身もファミリーも安く、さらに料金の安い傾向にある業者と相見積もりをとれば、より値下げできる可能性もあります。
会社名 | 日本通運株式会社 |
設立 | 1937年 |
対応エリア | 全国 |
価格目安(平常) | ・単身引っ越し(県内:33,000円~35,000円、県外:43,000円~72,000円) ・家族引っ越し(県内:56,500円~63,500円、県外:74,500円~143,500円) |
価格目安(繁忙期) | ・単身引っ越し(県内:49,500円~52,500円、県外:64,500円~108,000円) ・家族引っ越し(県内:85,500円~96,000円、県外:112,500円~216,000円) |
日本通運公式ページ:https://www.nittsu.co.jp/hikkoshi/
4-5.アリさんマークの引越社
アリさんマークの引越社は1971年設立、引っ越し専門業者の中では最も歴史のある老舗の引っ越し業者で、サービスと価格のバランスの良い業者です。
徹底した社員教育がされていて、厳しい社内試験や、利用者からの評価が高い作業員を表彰する制度など、サービスの質を上げる仕組みも充実しています。
家族引越しは相場通りですが、単身の料金相場が少し高いため、日本通運など料金の安い傾向にある業者と一緒に見積もりを取り、料金を下げていきましょう。
会社名 | 株式会社引越社 |
設立 | 1971年 |
対応エリア | 全国 |
価格目安(平常) | ・単身引っ越し(県内:43,000円~45,000円、県外:56,000円~93,000円) ・家族引っ越し(県内:71,000円~79,000円、県外:93,000円~180,000円) |
価格目安(繁忙期) | ・単身引っ越し(県内:64,500円~67,500円、県外:84,000円~139,500円) ・家族引っ越し(県内:106,500円~118,500円、県外:139,500円~270,000円) |
アリさんマークの引越社公式ページ:https://www.2626.co.jp
4-6.ハトのマークの引越センター
ハトのマークの引越センターは、地域密着型の引越業者が集まっている組合で、それぞれのエリアごとに加盟している地域密着型の業者(加盟店)が業務を行ってくれます。
地域密着の業者の集合体ではありますが、ハトのマークの引越センターとして下記の研修や社内資格制度を実施しており、技術の品質は大手の中でも高い水準にあります。
- 引っ越し作業の実技研修
- マナー研修
- 社内の引越コンテスト
- 引越管理士資格認定制度(社内資格)
なお、料金についても統一はされていますが、価格相場は家族では安く、単身では高い傾向にあります。
そのため、人力引越社や日本通運など料金の安い傾向にある業者と一緒に見積もりを取り、料金を下げていきましょう。
会社名 | 全国引越専門協同組合連合会 |
設立 | 1974年 |
対応エリア | 全国 |
価格目安(平常) | ・単身引っ越し(県内:44,000円~46,000円、県外:57,000円~95,000円) ・家族引っ越し(県内:65,000円~72,000円、県外:84,500円~164,000円) |
価格目安(繁忙期) | ・単身引っ越し(県内:66,000円~69,000円、県外:85,500円~142,500円) ・家族引っ越し(県内:97,500円~108,000円、県外:127,500円~246,000円) |
ハトのマークの引越センター公式ページ:https://www.hato.or.jp/
5. 見積もりがもう少し安くなる!料金の確認のコツ
それぞれの業者に見積もり依頼をすると、順に見積もりを出してくれますが、細かい聞き方・答え方で提示される額に差が出ることがあります。
下記の点を意識すればより安い額を提示してもらいやすくなります。
- 予算は伝えない
- その場で決定しない
- 他社の見積もり額を伝える時は要注意
引っ越し比較サイトを使うだけで、業者は他社に負けないよう努力してくれます。
それでもさらに安くしたいという方はこの3つを意識し、より安い金額を狙いましょう。
5-1.予算は伝えない
電話や訪問時、必ずと言っていいほど予算を聞かれますが、予算を伝えると予算より大幅に安くするのが難しくなってしまうので伝えないようにしましょう。
会話例
引っ越し業者:ちなみに予算はおいくらぐらいを想定していますか?
あなた:複数社の料金やサービスを比較して安いところにしようと思っているので、特に決めていません。
5-2. その場で決定をしない
引っ越し業界の得意文句として「今うちに決めてくれるなら○○○円まで下げます」というものがありますが、より安くしたいのであれば、その場での決定はおすすめしません。
他社に料金を確認されたら、上記額よりも安いためこの発言をしているのであって、他社ならさらに安い可能性が高いです。
どうやって防げばいいのか
自分以外の第三者(学生の場合は両親、社会人の場合は会社、カップル・夫婦の場合はもう一方の方)に決定権がある事を伝えましょう。
会話例
引っ越し業者:この場で決めてくれれば、○○○円まで値下げします!
あなた:すみません。私一人では決められないので、同居人と相談して決めさせていただきます。
いつまでに分かるか聞かれた場合は、全ての業者の見積もり額が出そうなタイミングを伝えるようにしましょう。
あまり待たせすぎると、予約状況次第では断られたり、提示額が変わりる可能性があります。
5-3. 他社の見積もり額を伝える時は要注意
2社目以降の業者は、すでに他社から見積もりを取ったと伝えると、他の業者の値段を聞いてきます。
この時、下記のように振舞いましょう。
- それまで提示された料金は「少し高いな」と思ったケース
→1社目の見積もりのように振る舞う - それまで提示された料金にある程度納得しているケース
→正直に他社の料金を伝える
他の業者の料金を聞いて「少し高いな」と思った場合は、ここで正直に見積もり額を伝えると、その額を基準とされてしまい、納得できる金額まで下がりにくくなります。
そのため、それまで提示された料金に納得できないなら、下記のようにあたかも1社目のように答えるようにしましょう。
会話例
引っ越し業者:ちなみ他社さんの見積もりはとりました?
あなた:これからです。今日明日でA社さんとB社さんから見積もりを取り、最終的に決めたいです。
他社の料金が、十分納得できる額であるなら、ここで正直に伝えることで、それよりも安くしてくれる可能性が高いです。
Q. 嘘の金額を伝えるのはどうなの?
他社の見積もり額として、嘘をついて安い金額を伝える人もいますが、各業者は相場感を把握しているので、嘘はすぐに見抜かれます。
するなら単身引っ越しは1割程度、家族引っ越しは2割程度を限度に安い金額を伝えるようにしましょう。
ケース別に使えるその他テクニック
その他、下記の3つのケース別に使えるテクニックを紹介します。
- 日程に融通がきく人:引っ越しの日程の範囲を広くする
- 手間をかけても安くしたい人:高い業者に電話を入れていく
- 駆け引きに自信がない人:交渉を一切しない
当てはまる項目がある場合のみ確認しましょう。
①日程に融通がきく人:引っ越しの日程の範囲を広くする
日程にこだわりがない場合は「できる限り日程の範囲を広く」して引っ越し業者が提案できる一番安い日程にすれば費用を安くできます。
ある程度の範囲を伝えたあとは、自分の都合の悪い日程や時間を忘れずに伝えるようにしましょう。
会話例
あなた:引っ越しは12月1日から12月13日の間で一番安い日程でお願いしたいです。火曜日と午前中は対応ができませんので、そちらの日程は外していただきたいです。
引っ越し業者:12月11日の最終の便ではどうでしょうか?最後なので、前の作業によって時間が前後しやすいですが、その分お安くできます。
②手間をかけても安くしたい人:高い業者に電話を入れていく
手間をかけてもいい人は、3社から見積もりをもらった後に、他社よりも高い業者に、安い業者の見積もり額を伝えてみましょう。
会話例
あなた:他社さんで◯◯円で提示をいただいたのですが、それより安くすることはできますでしょうか?
引っ越し業者:でしたらうちはXXX円で頑張らせていただくのでいかがでしょうか。
あなた:ありがとうございます。主人にも相談してみます。
一番高い業者が入れ替わったら、高い業者に再びこの連絡をしていくことで、値下げしてくれることがあります。
ただし、引っ越し業者によっては、価格勝負をしておらず、値引きに限界があるものも多いので、受け入れてくれないケースもあります。
また、上記電話を何度もすると面倒な客だと思われるので、「他社よりも安くして欲しい」という相談は1社につき1回だけにしましょう。
③駆け引きに自信がない人:交渉を一切しない
駆け引きに自信がない人、面倒な人は、それぞれの業者と一切料金交渉をしないという方法もあります。
会話例
あなた:最初の提示額が最も安い業者さんにお願いしようと思います。公平に出してもらうために他社の料金はお伝えしません。
駆け引きは一切なしで、それなりに安い金額を提示されやすいです。
6. 最後の1社を選ぶための比較基準
各社の料金が出揃ったら、料金・サービス内容を踏まえてベストな1社を決めます。
引越し侍の口コミや、このサイトで推奨している業者であれば、実績も申し分ないので各社の料金や、サービス内容を聞いて、良さそうなところに決めてしまって構いません。
ただ、「この会社大丈夫?」「ハズレを引きたくない」という方は下記の点を比較しておくと、業者選びで失敗するリスクがグッと減ります。
- 引越安心マークの有無
- サービスの範囲
- 梱包資材の内容
- 作業員の人数と構成
- 補償内容
- 細かい契約条件
6-1. 引越安心マークの有無
「引越安心マーク」を取得している業者の方が安心です。
引越安心マークとは、下記全てを満たす業者に全日本トラック協会によって付与される認定マークのことです。
(1)引越における約款を遵守していること
(2)苦情等に対する対応体制及び責任の所在の明確化を図っていること
(3)適切な従業員教育を行っていること
(4)引越関係法令を遵守していること
(5)適正な廃棄物処理等を行っていること
(6)適正な個人情報の取扱いを行っていること
(7)制度の信用を損なう行為又は信用を損なう恐れのある行為がないこと
この認定を取っている業者であれば、料金や作業内で発生したトラブルも誠実に対応してもらいやすく、満足できる可能性が高いです。
また、問題が起こった際は、協会にも通報・相談が可能で、業者が誠実な対応をしてくれない時、協会が頼りになります。
このマークは認定時だけでなく、3年に1回審査の上更新されるもので、引越安心マークを維持しているということは、7つの項目を全て満たし続けている業者と言えます。
この認定マークは国土交通省のホームページでも紹介されており、国も認めている制度です。
引用:国土交通省
信頼できる指標であることは間違いありませんが、取っていない=悪い業者ではないので、あくまでも基準の一つで考えましょう。
下記は見積もり候補によく挙がる大手15社の取得状況です。
取得している | 取得していない |
|
|
その他取得している業者は全日本トラック協会(http://www.jta.or.jp/)のホームページで一覧になっています。
6-2. サービスの範囲
下記のサービスの有無、料金に含まれているかは引っ越し業者ごと、また引っ越しの状況次第で異なります。
- ダンボールを回収してくれる
- 洗濯機の取り付け・取り外し
- ベッドなど家具の解体・組み立てを行ってくれる
- 作業員が靴下を履き替えてくれる
- 引っ越し後、家具の移動を1度してくれる
特に下線で示した3つは、ついていない場合あなたが実施しなければならないため、引っ越し前後で手間がかかります。
ベッドなど、そのままでは搬出が難しい大型家具に関しては原則見積もりに入っていますが、中小の業者の中には以下の可能性がありますので特に確認が必要です。
- 当日別料金が発生する
- 解体が必要なものは運んでくれない
これらのサービス内容が必要な場合は「対応してくれるか」「有料の場合は見積もりに入っているか」を確認し、それを踏まえて見積もりを比較しましょう。
6-3. 梱包資材の内容
アート引越センターではダンボールだけでなく「ふとん袋」「プチプチ状の緩衝材(エアキャップ)」「ハンガーボックス」「食器ケース」などを梱包資材として提供してくれます。
引用:アート引越センター
どんな資材があるか、有料か無料かは業者によって異なります。
価格勝負をしてダンボールすら別料金になる業者もいますので、あなたの状況でどんな資材をくれるのかは確認し、それを踏まえて判断しましょう。
6-4. 作業員の人数と構成
引っ越しの作業員は社員とアルバイトで構成されますが、社員の方が経験、責任感共に高い傾向なので、正社員人数が多く構成されている業者が安心です。
また、作業員がより多い方が引っ越しが早く終わります。
正社員比率や人数は業者ごとではなく、引っ越しの内容次第で異なります。
例えば、「全員正社員で作業します」とよく営業する引っ越し業者も、実は作業員のアルバイトを募集していて、引っ越しの内容に合わせて正社員とアルバイトを使い分けています。
6-5. 補償内容
基本的に引っ越し業者は標準引越運送約款という共通のルールを利用していて、引っ越しで壊れたものは補償してくれることになっています。
ただし、中には独自の規約を作っている業者があり、業者が荷物を壊した場合も満足な補償を受けられない可能性があります。
このページで紹介した15の業者は問題ありませんでしたが、その他マイナーな業者に依頼する際は補償を確認し、補償を受けられない業者は使わないようにしましょう。
6-6. 細かい契約条件
引っ越しごとに細かい契約条件も変わりますから、確認しておくと安心です。
下記の条件ですと、料金が安くなりやすいものの、デメリットがあるため事前に理解した上で選びましょう。
契約内容 | 概要とデメリット |
積み切り(積みきり) | ・指定のトラックに乗る分しか運んでもらえず、積めなかった荷物は自分で運ぶ。 ・基本的に自分で運ぶのが困難なものから優先的に運んでくれるが、自分で運ぶ手間がかかる恐れがある。 |
フリー便 | ・引っ越し業者の都合に合わせた時間で引っ越しを行う。 ・近距離でも1日予定を開けなければならず、遠距離だと夜遅くまで引っ越しがかかる可能性もある。 |
混載便 | ・他の人と同じトラックに乗せるので、荷物の受け取りのタイミングを指定しづらい。 |
見積書に記載されているので確認し、わからなければ担当者に電話で確認しましょう。
特に積み切り契約は特に要注意
積み切り便は優良業者であれば、積み残しがないよう、余裕を持ったトラックを用意してくれますが、一般的に下記の大きさは必要です。
単身者(ワンルーム〜1DK) | 2トントラックショート |
カップルなど2人暮らし(1LDK~2DK) | 2トントラックロング |
荷物が多くはない家族の引っ越し(2LDK~3LDK) | 3トントラック |
荷物が多い家族の引っ越し(3LDKより大きい) | 4トントラック |
積み切り契約の場合、小さすぎるトラックの業者はおすすめしませんし、同じ価格なら大きいトラックの業者がおすすめです。
運べなかった荷物は、自分で運ぶか宅配便に運んでもらうことになります。大型の家具などは優先して運んでもらえますが、どうしても不安な方は積み切り契約を提示してきた業者は避けることがおすすめです。
<もう少し安くするテクニック>業者が決まったら最後にもう少し値切ろう
上記観点でサービス面も含めた最良の業者がわかったら、業者に正式なお願いの電話をします。
その際、もう少し安くしたいのであれば、もう1割を値切りつつ、最終決定の連絡をしましょう。
会話例
お世話になっております。先日、訪問見積りをしていただいた○○です。
他社さんと条件を比較して、もし、〇〇円(提示より1割安い金額)まで値下げしていただけるのであれば、
御社にしようと思っているのですが、いかがでしょうか?
ここで、ダメなようならはっきりと伝えてくれるので、「わかりました..ただ御社のサービスが良さそうなので、今回はこの価格でお願いします。」と伝え、予約を確定させましょう。
Q. 断る業者への連絡は?
見積もりを取った後、連絡がない業者はそのままにしておいて問題ありません。
メールが来た場合も、申し込みをしていない限り返信の義務はないため、メールも無視して問題ないです。
ただ、電話がかかってくるようなら、一度出て、断れば電話がなることはなくなります。理由を聞かれることがありますが、第三者の決定と伝えれば深堀りされません。
会話例
引っ越し業者:先日のお見積もりですが、いかがでしょうか?
あなた:いろいろ検討しましたが、A社さんにお願いすることになりました。
引っ越し業者:そうですか…決め手は何でしたか?
あなた:最終的に同居人が決めたので、すいませんがよくわかりません。
引っ越し業者:そうですか。また次の機会があればお願いします!
Q. 営業マンの対応は評価しなくても良いの?
しなくてもいいです。
なぜなら、営業マンと当日作業する人は違う人だからです。
ただ、「こんな会社にはお願いしたくない」「こんなに頑張ってくれたし、この人にお願いしたい」という対応をされたらそれを重視して選んでも問題ありません。
7. 引っ越しに関してよくあるQ&A
ここで、引っ越しについてよくある疑問をまとめました。
Q1. 引っ越し料金の相場を知りたいです
人数×距離に合わせて引っ越し料金の相場(税込)を算出しました。
-スマホの方は左右にスクロールが可能です-
単身 | 2人家族 | 3人家族 | 4人家族 | 5人家族以上 | |
~15km未満 (同市区町村程度) | 39,000円 | 65,000円 | 79,000円 | 89,000円 | 106,000円 |
~50km未満 (同都道府県程度) | 41,000円 | 69,000円 | 91,000円 | 103,000円 | 120,000円 |
~200km未満 (同一地方内) | 51,000円 | 87,000円 | 101,000円 | 110,000円 | 153,000円 |
~500km未満 (関東〜関西程度) | 70,000円 | 129,000円 | 161,000円 | 176,000円 | 202,000円 |
500km~ (長距離) | 85,000円 | 171,000円 | 193,000円 | 229,000円 | 278,000円 |
上記はあくまでも繁忙期以外の平日の料金目安です。繁忙期や土日祝日は下記のように相場が上がることを意識しておきましょう。
3月下旬~4月上旬 | 2倍 |
3月上旬~3月中旬 | 1.4倍 |
ゴールデンウィーク | 1.2倍 |
土日・祝日 | 1.1倍 |
また、このページを参考に、引っ越し比較サイトを使えば上記より安く引っ越すことも可能です。
Q2. 引っ越しが安くなりやすいタイミングがありますか?
引っ越しは時期・日にちなどによっても割引の受けやすさ、割増料金の有無が変わります。
安くなりやすいタイミングは下記の通りです。
安い月 | 3~4月を避ければ大きな差はない。ただ、1月が最も安い。 |
安い日にち | 平日が安い。 |
安い時間帯 | 業者が時間を決める「フリー便」が最も安い。 |
安い月:3~4月を避ければほとんど変わらない
繁忙期である3~4月を除けばほとんど料金は変わりません。
下記は大手引っ越し業者の年間引っ越し件数ですが、3~4月は下記のように引っ越しが集中する時期なので、割増料金で料金を上げても予約がいっぱいになります。
特に3月~4月上旬は希望者が殺到し、予約を取るのも大変になります。
それ以外の月ですと、各社トラックや人員に比較的余裕があるため、価格競争が起こりやすいです。
その中でも1月は引っ越しが最も少ない月ですから、業者の稼働が空きやすく、割引を特に受けやすい月です。
日にち:平日が安い
社会人・学生など平日の対応が難しい人が多いこともあり、土日祝日は人気です。
そのため、「割増料金」を設定したり、割引率を抑えるので、土日祝日は1割程度高くなります。
また、月が切り替わるタイミングでの引っ越しを考える人が多いため、平日でも月末・月初は少しだけ割引を受けにくいです。
時間:フリー便が安い
業者の都合の良い時間に引っ越しを行う「フリー便」が一番安くなりやすいです。
あなた以外の人の予約を柔軟に取れますし、ルートなどを効率よく決められるので、業者にとってもメリットがあるからです。
また、午前の便は、下記の理由で最も人気ですので安くなりにくい時間帯です。
- 前の引っ越しで遅れる可能性がない
- その日のうちに新居の片付け・掃除を終えられる
ただし、空き具合によっては午前でも安くなることもあるため、見積もりの際、業者に確認してみましょう。
Q3. 引っ越しですべき手続きを知りたいです
引っ越しの見積もり・予約以外にも引っ越しの際は下記のようにすべき手続きが満載です。
手続き | 手続きすべき人 | |
1. 引っ越しを決めたらすぐにすべき手続き | ||
□ | 賃貸物件の解約手続き | 賃貸で家を借りている人 |
□ | 引っ越し業者の選定・申し込み | 引っ越し業者をまだ決めていない人 |
□ | 学校の転校手続き | 引っ越しでお子さんが別の小学校・中学校へ通うことになる方 |
□ | 保育園や幼稚園の転園手続き | お子さんが別の保育園・幼稚園へ通うことになる方 |
2. 引っ越し前になるべく早くしておくべき手続き | ||
□ | ネット回線(特に固定回線)の移転手続き | 光回線などの固定回線を使っている人 |
□ | CS放送やケーブルテレビの契約手続き | CS放送やケーブルテレビの契約をしている人 |
□ | 粗大ゴミを処分する | 引っ越しで通常捨てられない粗大ゴミが出そうな方 |
□ | 火災保険・地震保険の解約・変更 | これらの保険に加入している方 |
□ | 電気の移転・解約手続き | 全ての人 |
□ | 水道の移転・解約手続き | 全ての人 |
□ | ガスの移転・解約手続き | 全ての人 |
□ | NHKの住所変更手続き | NHK受信料を払っている人 |
□ | 郵便物の移送手続き | 全ての人 |
□ | 新聞の住所変更手続き | 新聞を購読している方 |
3. 引っ越しの1〜2週間前に役所ですべき手続き | ||
□ | 転出届の提出 | 違う市区町村に引っ越しをする人 |
□ | 印鑑登録の抹消 | 違う市区町村に引っ越しをする人で、印鑑登録をしている |
□ | 国民健康保険の手続き | 国民健康保険に加入している人で、別の市区町村へ移る人 |
□ | 児童手当の住所変更 | 児童手当を受け取っている人で、別の市区町村へ移る人 |
□ | 介護保険被保険者証の返納 | 要支援・要介護の認定を受けている方で、別の市区町村へ移る人 |
□ | 原付の廃車手続き | 原付を持っていて、他の市区町村に引っ越す方 |
4. 新居に引っ越したらまずすべき手続き | ||
□ | 電気・水道の利用開始手続き | 引っ越しの各事業者に申し込みをしていない人 |
□ | スマホの住所変更手続き | スマホを契約している人 |
5. 引っ越したら役所ですぐにすべき手続き | ||
□ | 転入届 | 他の市区町村から引っ越してきた人(転入届) |
□ | 転居届 | 同一の市区町村で引っ越しを行った人 |
□ | 国民健康保険の住所変更 | 国民健康保険に加入している人 |
□ | 国民年金の住所変更 | 自営業や無職の人 |
□ | マイナンバーの住所変更 | 全ての人 |
□ | 妊婦健康診査受診票の交換 | 妊娠中や出産後の人 |
□ | 学校の転校手続き | お子さんが転校する人(公立の小中学校の場合) |
□ | 児童手当の申請/住所変更 | 児童手当をもらっている人 |
□ | 介護保険の申請/住所変更 | 要介護・支援認定を受けている人 |
□ | バイクの住所変更 | バイクを持っている人 |
□ | 免許証の住所変更 | 免許証を持っている人 |
□ | 車庫証明書の申請 | 自動車を持っている人 |
□ | 自動車の住所変更手続き | 自動車を持っている人 |
□ | 犬の住所変更手続き | 犬を飼っている方(猫の場合は不要) |
6. 引っ越し後なるべく早くしておくべき手続き | ||
□ | 銀行への住居変更手続き | 銀行口座を持っている人 |
□ | クレジットカードの住所変更 | クレジットカードを持っている人 |
□ | パスポートの本籍地変更手続き | 引っ越しで本籍の都道府県が変わった人 |
引っ越しまでのタイミング別にすべきことをまとめましたので忘れないように行いましょう。
「引っ越しですべき39の手続き|チェックリストでやり忘れを防ぐ!」の記事で1つずつ具体的にすべきことをまとめています。
8. まとめ
引っ越し比較サイトについて、メリットや注意点を紹介してきましたがいかがでしたか?
引っ越しは、比較サイトを使うだけで安くなりやすいため、引っ越しを検討する、全ての方が使うべきです。
また、13サイトを比較しましたが、下記の2つの観点で「引越し侍(https://hikkoshizamurai.jp/)」が最もおすすめの引っ越し比較サイトです。
- 提携業者数:300以上で、業界最大手
- 比較のしやすさ:ネット上で価格を比較し、見積もり依頼する業者を選べる
※引越し侍のサイト内には、複数の引越し見積もりサービスがあり、中には業者の選択ができないものもあります。
必ず上記ページの「業者が選べるサービス」を使うようにしましょう。
引っ越しは業者の予約が埋まる前に見積もり・予約をした方が安くなりやすいため、少しでも早く利用しましょう。
このページがあなたの引越しのお役に立てることを心から祈っています。
サービス比較の採点基準(参考データ)
サービスの総合評価 | 下記の5つの観点をもとに算出 ・サービス範囲、梱包資材は点数を1/10に圧縮 ・その他は(◎=1pt、◯=0.75pt、△=0.5pt、-=0pt)で算出 |
安心マーク | 有=「◎」、無=「-」 |
サービス範囲 | 下記10点満点で評価
|
梱包資材 | 下記10点満点で評価
|
社内教育 | 教育制度・社内資格が明記=◎/どちらか=◯/明記なし=△ |
補償 | 業者の責任で破損したものを補償=◎、補償なし=- |