引っ越し見積りはメールのみで終わる?電話・訪問なしで完結するための全知識
「引越しの見積もりはメールで取れるの?」「メールだけで終わらせたい!」など引越しの見積もりをメールで取りたいと考えていませんか?
引越しの見積もりはメールでも取ることができますが、対応可能な業者は少なく、注意点もあります。
このページでは、引越し会社で4年営業してきた筆者が、引越しの見積もりメールで取る方法や、注意点を下記の流れで紹介します。
- メールのみで引っ越しの見積もりは可能?
- メールでの見積もりは本当におすすめか
- 大手15社を比較!おすすめの引っ越し業者6選
- 最後の1社を選ぶための選定基準
- その他、メールや電話だけで見積もりを取るための方法
- 引越し見積もりでよくあるQ&A
全て読めば、引越しの見積もりはメールだけで見積もりを取る方法や、あなたにとってベストな業者を選ぶためのコツまで分かり、見積もりの成功に大きく近づきます。
目次
1. メールのみで引っ越しの見積もりは可能?
メールだけで引っ越しの見積もりを取ることは可能です。
まずは、メールだけで見積もりを取るメリット、デメリットや具体的な方法を紹介していきます。
1-1. メール見積もりのメリット
- ◯電話連絡を受けなくてすむ
- ◯時間と場所を選ばずに見積もりが取れる
- ◯使わない場合も断りやすい
引っ越しは、見積もりサイトなどで見積もり依頼をすると、下記のように電話連絡が頻繁に来てしまいます。
メールだけで見積もりを取れれば、こういった電話も受けずにすみますし、電話ができない場所でも見積もり依頼ができます。
また、電話や訪問だと、見積もり後に断りにくいという方も、メールであれば断りやすいです。
1-2. メール見積もりのデメリット
- ×業者の選択肢が減ってしまう
- ×文章で全ての情報を伝える必要がある
メールだけで見積もりをするかは、最終的には各業者の判断になります。
特に荷物の数え間違いが発生しやすい、下記のケースは訪問を必須にしている業者もあり、メールだけにこだわると対応してくれる業者が一気に少なくなります。
- 家族引っ越し
- 荷物の多い単身引っ越し
また、メールで見積もりを取る場合、家具の数・大きさなどを、あなたが数えたうえで、文字で伝えることになるので、手間はかかります。
その他の方法であれば、下記のように手間は少なく、間違いもおきにくいです。
- 訪問してもらう場合:全てを業者が数えてくれる
- 電話で見積もりを取る場合:聞かれたことに答えていくだけで、細かい要望も伝えやすい
1-3. 全ての見積もり方法に共通する注意点
どの方法で見積もりを取る場合も、複数社から見積もりを取らないと高くなることを意識しておきましょう。
これは、1社からしか見積もりを取らないと、引越し業者は安くする努力をほとんどしないからです。
反対に、2社以上見積もりをとっていて、ライバルがいる場合では、特に交渉しなくても勝手に他社を意識して安くしてくれます。
実際、私も営業マンをしていたとき、ライバル業者の有無で2倍近くの差をつけたことがあります。
メールだけで見積もりを取りたい場合、対応してくれる業者が限られているため、複数社の見積もりが取りにくいですが、必ず複数社から見積もりを取りましょう。
1-4. メールだけで複数社に見積もり依頼をする簡単な方法
見積もりには下記の2つの方法がありますが、「一括見積もりサイト」の利用がおすすめです。
- 1社ずつ見積もり依頼の連絡をしていく
- 一括見積もりサイトを使う
一括見積もりサイトとは?
複数の引越し業者にまとめて見積もりを取れる完全無料のサービスのことで、一度の入力で複数社にまとめて見積もりを依頼できます。
利用の手順はシンプルで、①あなたが希望の条件を入力すると、②条件にあった引越し業者に見積もり依頼を出してくれ、③各業者から見積もりの提示を受けられるというものです。
「メールだけで見積もりを取りたい!」という対応業者が限られるケースでは、一括見積もりサイトを使うべきです。
また、使うだけで、引っ越し業者にとってはライバルがいる状態になりますから、引越しが安くなりやすいです。
1-5. どの一括見積もりサイトがいいの?
メールだけで見積もりが取りたい場合は、SUUMO引越し(https://hikkoshi.suumo.jp)の利用がおすすめです。
「SUUMO引越し」は、リクルートが運営する引越し見積もりサイトです。
おすすめの理由が、見積もりサイトの中で唯一、電話番号の登録が「任意(してもしなくてもいい)」ということです。
他の一括見積もりサイトは下記のように電話番号の登録が必須なので、電話番号が必ず引越し業者に伝わり、「電話不要」という旨を書いても電話してくる業者が出てきます。
電話番号の登録 | |
SUUMO引越し | 任意 |
引越し侍 | 必須 |
引っ越し価格ガイド | 必須 |
ズバット引越し比較 | 必須 |
引越し見積もりEX | 必須 |
引越し達人セレクト | 必須 |
価格.com引越し | 必須 |
LIFULL引越し | 必須 |
引越しラクっとNAVI | 必須 |
引越しネット | 必須 |
アットホーム引越し | 必須 |
楽天引越し | 必須 |
比較.com | 必須 |
そのため、SUUMO引越しで、電話番号を入力しないのが最も確実な方法です。
SUUMO引越しの使い方
SUUMO引越しを使う際は、「その他のご要望」の欄に下記の文章を書いておきましょう。
今回、メールでの見積もりを希望しています。
メールのみで対応いただけない業者様からのご連絡は不要です。
ただ、それでも業者によっては「電話してください」といった趣旨のメールを送ってきます。
その場合、下記の文章をコピーして、返信しましょう。
お世話になっております。
今回、要望欄にも書いた通り、メールのみでの見積もりを希望しています。
メールのみで見積もりをとっていただくことは難しいでしょうか?
上記メールを送ることで、メールで対応してくれる業者は複数ありました。断られた場合、返信がない場合は今回は縁のなかった業者ということで利用を諦めましょう。
また、家族引っ越しの方や、対応業者がそもそも少ないエリアの方はSUUMO引越しでは複数の見積もりがメールでは取れない可能性があります。
そういった場合は、メールだけでの見積もりを諦めるか、「5. その他、メールや電話だけで見積もりを取るための方法」で紹介する業者に個別に問い合わせを行いましょう。
メールでの見積もりは、どう進む?
SUUMO引っ越しを使うと業者からメールが入り、下記の流れで進みます。
- ①対応可能な引っ越し業者から細かい観点をメールで聞かれる
- ②それに返信する形で伝える
- ③見積もりを出してくれるので、各社比較する
- ④一番良さそうな業者に依頼メールを送る(その他の業者への連絡は不要)
- ⑤電話番号を伝え、細かい調整・確認を行う
基本的に、それぞれの業者の指示にしたがって進めれば問題ありません。
ただ、メールだけで終わらせたい場合、電話番号は見積もり金額が出て、利用すると決めるまで伝えないようにしましょう。
2. メールでの見積もりは本当におすすめか
引っ越し業界で働いてきた経験から言うと、メールでの見積もりはおすすめしません。
特に、電話を少しなら受けてもいい場合はメールで見積もりを取るべきではありません。
2-1.メールでの見積もりをおすすめしない2つの理由
デメリットに挙げた通り、業者の選択肢が減ること、また見積もりの手間が増えてしまうことが理由です。
2つの理由を解説します。
おすすめしない理由①業者が減ってしまう
まず、このページで大手を比較しておすすめだった、下記の2社が、基本的にメールのみでの見積もりに対応してくれません。
- アリさんマークの引越社
- ハトのマークの引越センター
また、サービスがいい下記の2社も、荷物が少ない単身者のみメールで見積もりを受け付けてくれますが、荷物が増えるとメールでは対応してくれなくなります。
- アート引越センター
- サカイ引越センター
おすすめしない理由②手間がかかる
SUUMO引越しに荷物を入力しても、家具のサイズ、周辺状況などの確認のために、各社メールで詳細を伝えなければいけません。
下記をクリックしていただくと、実際にSUUMO引越しを使い「アート引越センター」にメールでの見積もりを依頼した時に来たフォームが見れます。
各社上記のように細かく文章で伝えなければいけないため、手間がかかります。
電話であれば口頭で聞かれたことに回答すればいいですし、訪問見積もりしてもらえば、上記の確認は引っ越し業者が行ってくれます。
以上の理由を踏まえ、基本的にメールでの見積もりはおすすめしません。
電話を減らすことはできますから、電話が絶対にNGというわけではない方は、下記のように使うサービスを選んでいきましょう。
1社だけなら電話をもらってもいいから、簡単に見積もりを終えたい 2-2. 引越しラクっとNAVI(https://hikkoshi-rakunavi.com) 多少手間がかかっても本当にいい業者から見積もりを取りたい 2-3. 引越し侍(https://hikkoshizamurai.jp/) これらのサービスについて1つずつ紹介します。
2-2. 引越しラクっとNAVI
1社だけなら電話をもらってもいいから、早く見積もりを終えたい方におすすめなのが、「引越しラクっとNAVI」です。
「引越しラクっとNAVI」は、下記のように見積もり依頼から予約・お断りまで、各引越し会社とのやり取りを全て代行してくれるサービスです。
基本的に、業者が決まるまであなたがやりとりするのは「引越しラクっとNAVI」だけで、見積もり対応も1回で終わります。
「引越しラクっとNAVI」の見積もりは、単身の場合は電話だけで見積もりが可能、家族の場合もビデオ通話だけで見積もりを取ることが可能です。
引越しラクっとNAVIのビデオ通話見積もりの様子
訪問見積もりはあなたが希望した場合のみで、原則訪問は不要です。
また、各社料金競争を十分にした価格を比較できるので、料金交渉や駆け引きも必要ありません。
引越しラクっとNAVIの見積もり結果画面
下記のように各社の料金・条件が出るため、それを元に選べます。
1社とのやり取りで複数社の料金を簡単に比較できるため、1社だけ対応して、複数社の見積もりを取りたい場合はおすすめのサービスです。
引越しラクっとNAVI公式ページ:https://hikkoshi-rakunavi.com
2-3. 引越し侍
多少手間がかかっても本当にいい業者から見積もりを取りたいという方におすすめなのが、引越し侍(https://hikkoshizamurai.jp/)です。
理由は下記のように対応業者数が最も多く、またそこから見積もりを希望する業者を選んで依頼ができるからです。
対応業者数 | 業者の希望 | |
引越し侍 | 300社以上 | ◯ |
引越し価格ガイド | 300社以上 | × |
ズバット引越し比較 | 220社以上 | ◯ |
引越し見積もりEX | 210社以上 | × |
SUUMO引越し | 140社以上 | ○ |
LIFULL引越し | 100社以上 | ○ |
価格.com引越し | 100社以上 | ○ |
引越しラクっとNAVI | 60社以上 | ○ |
引越しネット | 30社以上 | ○ |
引越し達人.セレクト | 10社以上 | × |
アットホーム引越し | 10社以上 | ○ |
楽天引越し | 5社以上 | ○ |
比較.com | 3社以上 | × |
上記の表をもとにおすすめの業者は、下記の6社です。
メールで見積もりを取れるかについて、△=単身で荷物が少ないなど状況次第では可能、×=メールでは取れないで表しています。
料金は高めだが、サービスの質が極めて高い業者
- △アート引越センター(https://www.the0123.com)
- △サカイ引越センター(http://www.hikkoshi-sakai.co.jp)
サービスの質が高くて、価格も安い業者
- △人力引越社(https://www.j-h-kyoto.com/)
- △日本通運(https://www.nittsu.co.jp/hikkoshi/)
サービス・料金のバランスがいい業者
- ×アリさんマークの引越社(https://www.2626.co.jp)
- ×ハトのマークの引越センター(https://www.hato.or.jp/)
上記業者にお願いする場合でも、一括見積もりサービスを使い、実際の料金を比較するのがおすすめです。
ここまで紹介してきたサイトの中で、引越し侍(https://hikkoshizamurai.jp/)であれば6社全てに対応しています。
おすすめの6社について紹介していきます。
※各社の価格目安は、繁忙期:3月~4月上旬、平常:それ以外の時期の大まかな目安です。
3-1. アート引越センター
アート引越センターは1977年設立、全国に展開する大手引っ越し会社で、サービススペックが極めて高いため、サービス品質を求める人に最もおすすめです。
他社では別料金になったり、対応してくれないことも多い下記の作業・梱包資材を無料で提供してくれるので、追加料金なしで高水準のサービスを受けやすいです。
- 引っ越し後の家具移動(1回)
- 食器ケースの貸し出し
- シューズボックスの貸し出し
価格相場は高めですが、サカイ引越センターなど他社と競わせることで割引も狙えますので、相見積もりを実施し価格を抑えましょう。
会社名 | アートコーポレーション株式会社 |
設立 | 1977年 |
対応エリア | 全国 |
価格目安(平常) | ・単身引っ越し(県内:49,000円~52,000円、県外:64,000円~107,000円) ・家族引っ越し(県内:75,000円~83,500円、県外:97,500円~189,500円) |
価格目安(繁忙期) | ・単身引っ越し(県内:73,500円~78,000円、県外:96,000円~160,500円) ・家族引っ越し(県内:112,500~126,000円、県外:147,000~285,000円) |
アート引越センター公式ページ:https://www.the0123.com
3-2.サカイ引越センター
サカイ引越センターは引っ越し業界で「引っ越し件数8年連続No.1」の実績を誇る最大手の引っ越し業者で、サービスも充実しているため、サービス品質を求める人におすすめです。
引っ越しの難易度が高い「狭い一軒家」を研修のために用意し、過酷な環境で引っ越しの研修をしているため、スタッフの技術力は高いです。
価格相場は高めですが、アート引越センターなど他社と競わせることで割引も狙えますので、合わせて見積もりを取り、価格を抑えましょう。
会社名 | 株式会社サカイ引越センター |
設立 | 1971年 |
対応エリア | 全国 |
価格目安(平常) | ・単身引っ越し(県内:50,000円~53,000円、県外:66,000~110,000円) ・家族引っ越し(県内:75,000円~83,500円、県外:97,500~189,500円) |
価格目安(繁忙期) | ・単身引っ越し(県内:75,000円~79,500円、県外:99,000円~165,000円) ・家族引っ越し(県内:112,500円~126,000円、県外:147,000円~285,000円) |
サカイ引越センター公式ページ:http://www.hikkoshi-sakai.co.jp/
3-3.日本通運
日本通運は日本最大手の総合運送企業で、運送業でのネットワークを生かした引っ越しサービスを得意としており、サービスの割に価格が安い業者です。
最大の運送業者だからこそ、荷物の一時保管や、乗用車の輸送、海上コンテナでの輸送など、幅広い要望に答えてくれます。
価格は単身・ファミリーどちらも安く、人力引越社など料金の安い傾向にある業者と相見積もりをとれば、より値下げできる可能性もあります。
会社名 | 日本通運株式会社 |
設立 | 1937年 |
対応エリア | 全国 |
価格目安(平常) | ・単身引っ越し(県内:33,000円~35,000円、県外:43,000円~72,000円) ・家族引っ越し(県内:56,500円~63,500円、県外:74,500円~143,500円) |
価格目安(繁忙期) | ・単身引っ越し(県内:49,500円~52,500円、県外:64,500円~108,000円) ・家族引っ越し(県内:85,500円~96,000円、県外:112,500円~216,000円) |
日本通運公式ページ:https://www.nittsu.co.jp/hikkoshi/
3-4.人力引越社
人力引越社は京都に本社をおく引越し専門の業者で、引越し業界売上TOP10に入る大手の業者になります。
ベッドの解体や組み立てなどのサービスが充実していて、サービスの質は他の大手業者に引けを取りません。
また、以下のような資材も揃います。
- ダンボール(配送料が必要)
- 布団袋
- ハンガーケース
- プチプチ状のシート(配送料が必要)
そして、価格は単身・ファミリーどちらも安いです。
ですから、日本通運など料金の安い傾向にある業者と一緒に見積もりを取り、料金を下げていきましょう。
会社名 | 株式会社 キョウトプラス |
設立 | 2005年 |
対応エリア | 全国 |
価格目安(平常) | ・単身引っ越し(県内:34,000円~36,000円、県外:45,000円~75,000円) ・家族引っ越し(県内:56,500円~63,500円、県外:74,000円~143,500円) |
価格目安(繁忙期) | ・単身引っ越し(県内:51,000円~54,000円、県外:58,500円~99,000円) ・家族引っ越し(県内:85,500円~96,000円、県外:112,500円~216,000円) |
人力引越社公式ページ:https://www.j-h-kyoto.com/
3-5.アリさんマークの引越社
アリさんマークの引越社は1971年設立、引っ越し専門業者の中では最も歴史のある老舗の引っ越し業者で、サービスと価格のバランスの良い業者です。
徹底した社員教育がされていて、厳しい社内試験や、利用者からの評価が高い作業員を表彰する制度など、サービスの質を上げる仕組みも充実しています。
家族引越しは相場通りですが、単身の料金相場が高いため、日本通運など料金の安い傾向にある業者と一緒に見積もりを取り、料金を下げていきましょう。
会社名 | 株式会社引越社 |
設立 | 1971年 |
対応エリア | 全国 |
価格目安(平常) | ・単身引っ越し(県内:43,000円~45,000円、県外:56,000円~93,000円) ・家族引っ越し(県内:71,000円~79,000円、県外:93,000円~180,000円) |
価格目安(繁忙期) | ・単身引っ越し(県内:64,500円~67,500円、県外:84,000円~139,500円) ・家族引っ越し(県内:106,500円~118,500円、県外:139,500円~270,000円) |
アリさんマークの引越社公式ページ:https://www.2626.co.jp
3-6.ハトのマークの引越センター
ハトのマークの引越センターは、地域密着型の引越業者が集まっている組合で、それぞれのエリアごとに加盟している地域密着型の業者(加盟店)が業務を行ってくれます。
地域密着の業者の集合体ではありますが、ハトのマークの引越センターとして下記の研修や社内資格制度を実施しており、技術の品質は大手の中でも高い水準にあります。
- 引っ越し作業の実技研修
- マナー研修
- 社内の引越コンテスト
- 引越管理士資格認定制度(社内資格)
なお、料金についても統一はされていますが、価格相場は家族では安く、単身では高い傾向にあります。
そのため、人力引越社や日本通運など料金の安い傾向にある業者と一緒に見積もりを取り、料金を下げていきましょう。
会社名 | 全国引越専門協同組合連合会 |
設立 | 1974年 |
対応エリア | 全国 |
価格目安(平常) | ・単身引っ越し(県内:44,000円~46,000円、県外:57,000円~95,000円) ・家族引っ越し(県内:65,000円~72,000円、県外:84,500円~164,000円) |
価格目安(繁忙期) | ・単身引っ越し(県内:66,000円~69,000円、県外:85,500円~142,500円) ・家族引っ越し(県内:97,500円~108,000円、県外:127,500円~246,000円) |
ハトのマークの引越センター公式ページ:https://www.hato.or.jp/
4. 最後の1社を選ぶための選定基準
メール見積もりなどで、各社の料金が出揃ったら、料金・サービス内容を踏まえてベストな1社を決めます。
引越し侍の口コミや、このサイトで推奨している業者であれば、実績も申し分ないので各社の料金や、サービス内容を聞いて、良さそうなところに決めてしまって構いません。
ただ、「この会社大丈夫?」「ハズレを引きたくない」という方は下記の点を確認しておくと、業者選びで失敗するリスクが減ります。
- 引越安心マークの有無
- サービスの範囲
- 梱包資材の内容
- 作業員の人数と構成
- 補償内容
- 細かい契約条件
4-1. 引越安心マークの有無
「引越安心マーク」を取得している業者の方が安心です。
引越安心マークとは、下記全てを満たす業者に全日本トラック協会によって付与される認定マークのことです。
(1)引越における約款を遵守していること
(2)苦情等に対する対応体制及び責任の所在の明確化を図っていること
(3)適切な従業員教育を行っていること
(4)引越関係法令を遵守していること
(5)適正な廃棄物処理等を行っていること
(6)適正な個人情報の取扱いを行っていること
(7)制度の信用を損なう行為又は信用を損なう恐れのある行為がないこと
この認定を取っている業者であれば、料金や作業内で発生したトラブルも誠実に対応してもらいやすく、満足できる可能性が高いです。
また、問題が起こった際は、協会にも通報・相談が可能で、業者が誠実な対応をしてくれない時、協会が頼りになります。
このマークは認定時だけでなく、3年に1回審査の上更新されるもので、引越安心マークを維持しているということは、7つの項目を全て満たし続けている業者と言えます。
この認定マークは国土交通省のホームページでも紹介されており、国も認めている制度です。
引用:国土交通省
信頼できる指標であることは間違いありませんが、取っていない=悪い業者ではないので、あくまでも基準の一つで考えましょう。
下記は見積もり候補によく挙がる大手15社の取得状況です。
取得している | 取得していない |
|
|
その他取得している業者は全日本トラック協会(http://www.jta.or.jp/)のホームページで一覧になっています。
4-2. サービスの範囲
下記のサービスの有無、料金に含まれているかは引越し業者ごと、また引越しの状況次第で異なります。
- ダンボールを回収してくれる
- 洗濯機の取り付け・取り外し
- ベッドなど家具の解体・組み立てを行ってくれる
- 作業員が靴下を履き替えてくれる
- 引越し後、家具の移動を1度してくれる
特に下線で示した3つは、ついていない場合あなたが実施しなければならないため、引越し前後で手間がかかります。
ベッドなど、そのままでは搬出が難しい大型家具に関しては原則見積もりに入っていますが、中小の業者の中には以下の可能性がありますので特に確認が必要です。
- 当日別料金が発生する
- 解体が必要なものは運んでくれない
これらのサービス内容が必要な場合は「対応してくれるか」「有料の場合は見積もりに入っているか」を確認し、それを踏まえて見積もりを比較しましょう。
4-3. 梱包資材の内容
アート引越センターではダンボールだけでなく「ふとん袋」「プチプチ状の緩衝材(エアキャップ)」「ハンガーボックス」「食器ケース」などを梱包資材として提供してくれます。
引用:アート引越センター
どんな資材があるか、有料か無料かは業者によって異なります。
価格勝負をしてダンボールすら別料金になる業者もいますので、あなたの状況でどんな資材をくれるのかは確認し、それを踏まえて判断しましょう。
4-4. 作業員の人数と構成
引越しの作業員は社員とアルバイトで構成されますが、社員の方が経験、責任感共に高い傾向なので、正社員人数が多く構成されている業者が安心です。
また、作業員がより多い方が引越しが早く終わります。
正社員比率や人数は業者ごとではなく、引越しの内容次第で異なります。
例えば、「全員正社員で作業します」とよく営業する引越し業者も、実は作業員のアルバイトを募集していて、引越しの内容に合わせて正社員とアルバイトを使い分けています。
4-5. 補償内容
基本的に引越し業者は標準引越し約款という共通のルールを利用していて、引越しで壊れたものは補償してくれることになっています。
ただし、中には独自の規約を作っている業者があり、業者が荷物を壊した場合も満足な補償を受けられない可能性があります。
このページで紹介した15の業者は問題ありませんでしたが、その他マイナーな業者に依頼する際は補償を確認し、補償を受けられない業者は使わないようにしましょう。
4-6. 細かい契約条件
引越しごとに細かい契約条件も変わりますから、確認しておくと安心です。
下記の条件ですと、料金が安くなりやすいものの、デメリットがあるため事前に理解した上で選びましょう。
契約内容 | 概要とデメリット |
積み切り(積みきり) | ・指定のトラックに乗る分しか運んでもらえず、積めなかった荷物は自分で運ぶ。 ・基本的に自分で運ぶのが困難なものから優先的に運んでくれるが、自分で運ぶ手間がかかる恐れがある。 |
フリー便 | ・引越し業者の都合に合わせた時間で引越しを行う。 ・近距離でも1日予定を開けなければならず、遠距離だと夜遅くまで引越しがかかる可能性もある。 |
混載便 | ・他の人と同じトラックに乗せるので、荷物の受け取りのタイミングを指定しづらい。 |
見積書に記載されているので確認し、わからなければ担当者に確認しましょう。
特に積み切り契約は特に要注意
積み切り便は優良業者であれば、積み残しがないよう、余裕を持ったトラックを用意してくれますが、一般的に下記の大きさは必要です。
単身者(ワンルーム〜1DK) | 2トントラックショート |
カップルなど2人暮らし(1LDK~2DK) | 2トントラックロング |
荷物が多くはない家族の引越し(2LDK~3LDK) | 3トントラック |
荷物が多い家族の引越し(3LDKより大きい) | 4トントラック |
積み切り契約の場合、小さすぎるトラックの業者はおすすめしませんし、同じ価格なら大きいトラックの業者がおすすめです。
運べなかった荷物は、自分で運ぶか宅配便に運んでもらうことになります。大型の家具などは優先して運んでもらえますが、どうしても不安な方は積み切り契約を提示してきた業者は避けることがおすすめです。
<もう少し安くするテクニック>業者が決まったら最後にもう少し値切ろう
上記観点でサービス面も含めた最良の業者がわかったら、業者に正式なお願いの電話をします。
その際、もう少し安くしたいのであれば、もう1割を値切りつつ、最終決定の連絡をしましょう。
会話例
お世話になっております。先日、訪問見積りをしていただいた○○です。
他社さんと条件を比較して、もし、〇〇円(提示より1割安い金額)まで値下げしていただけるのであれば、
御社にしようと思っているのですが、いかがでしょうか?
ここで、ダメなようならはっきりと伝えてくれるので、「わかりました..ただ御社のサービスが良さそうなので、今回はこの価格でお願いします。」と伝え、予約を確定させましょう。
Q. 断る業者への連絡は?
見積もりを取った後、連絡がない業者はそのままにしておいて問題ありません。
メールが来た場合も、申し込みをしていない限り返信の義務はないため、メールも無視して問題ないです。
ただ、電話がかかってくるようなら、一度出て、断れば電話がなることはなくなります。理由を聞かれることがありますが、第三者の決定と伝えれば深堀りされません。
会話例
引越し業者:先日のお見積もりですが、いかがでしょうか?
あなた:いろいろ検討しましたが、A社さんにお願いすることになりました。
引越し業者:そうですか…決め手は何でしたか?
あなた:最終的に同居人が決めたので、すいませんがよくわかりません。
引越し業者:そうですか。また次の機会があればお願いします!
5. その他、電話やメールだけで見積もりを取るための方法
SUUMO引越しでいい業者がなかった場合や、一括見積もりサイトを使わずに、個別にメールや電話で見積もりを取りたい場合は、下記の利用をおすすめします。
- 電話不要で見積もりが出る引っ越し業者
- リモートで見積もりが終わる引越し業者
- 簡単に見積もりをとれる見積もりサイト
5-1. 電話不要で見積もりが出る引っ越し業者
電話不要で見積もりを取れる引っ越し業者として、下記の業者があります。
- ラク越:家族での引っ越しも電話不要で取れる
- 日通:単身なら電話不要で見積もりが取れる
- サカイ引越センター:近距離の引越しをする単身ならWebで予約完結できる
それぞれのサービスを使う場合も複数社から見積もりを取り、必ず料金を比較した上で使いましょう。
ラク越:家族での引っ越しも電話不要で取れる
「ラク越」は、引越し業者の「引越革命」のプランで、通販のように引越しができることを売りにしています。
家財の量と、移動距離を瞬時に計算する独自の仕組みがあって、見積もりがWebで完結し料金が出ます。
徹底的に無駄を無くして、費用を安くしていますが、下記の注意点もあります。
- 業界の認定マーク「引越安心マーク」を取得していない
- 梱包資材(ダンボールやガムテープ)が別料金
- 本人確認のために、事前に預り金3,000円が必要
詳細な要望などは、電話で伝える必要がありますが、家族引越しもWebだけで大まかな料金を出してもらえるサービスです。
ただ、1社だけで見積もりを取ると安くしにくいため、必ず他の引っ越し業者と比べるようにしましょう。
ラク越公式ページ:http://www.lucksite.jp/index.php
日通:単身なら電話不要で見積もりが取れる
「日本通運」は、おすすめ業者の一つですが、単身引越しの場合はWebだけで見積もり・予約が完結します。
あなたの希望条件(住所・荷物)を入力すると、日にち別の価格をカレンダーで確認でき、安い日を選んで予約ができます。
荷物が少ない単身者なら、「単身パック」と呼ばれる、16,000円~のプランも使えるので、安く引越しをしやすいです。
日本通運公式ページ:https://www.nittsu.co.jp/hikkoshi/
サカイ引越センター:近距離の引越しをする単身ならWebで予約完結できる
「サカイ引越センター」はサービス重視の方におすすめの業者の一つですが、単身の一部の方であれば、Web完結で見積もり・予約ができます。
下記のように制約が多く、「近距離の引越しをする単身」のみ使えると考えておきましょう。
ササッと予約 | ・関東/東海3県(愛知県・岐阜県・三重県)/近畿内にお住まいの方のみ ・30km以内の引越しであること ・家財が1.5トントラックに収まる(ワンルームの6~8畳の家財が目安) |
スマート見積り | ・LINEで見積もり可能 ・現住所も新住所も北海道/東北/九州エリア ・50km以内の引越しであること ・マンションの間取りが1LDK以内 |
丁寧な作業が期待できるため、当てはまる方は「日本通運」と合わせて見積もりを取り、料金を比較しましょう。
サカイ引越センター公式ページ:http://www.hikkoshi-sakai.co.jp/
5-2. リモートで見積もりが終わる引越し業者
ビデオ通話アプリなどで、リモートで見積もりをしてくれる業者もあるため、訪問さえ避けられればいいという人は検討しましょう。
Web完結のサービスは単身引っ越しのみ対応していることが多いものの、下記の業者であれば、家族引っ越しも対応してもらえます。
①アート引越センター
「アート引越センター」は、新型コロナウイルスをきっかけとして、Web会議システム「DECA オンライン接客」を利用したオンライン見積もりを開始しました。(当初はZoomでしたが、現在はDECAオンライン接客を使用しています)
フォームに従って、3分で見積もり予約がWeb上ででき、最高クラスの満足度を誇る引っ越しサービスを訪問見積もりなしで実施可能です。
「DECA オンライン接客」はブラウザで使用できるので、アプリのダウンロードなどの手間もありません。
アート引越センター公式ページ(オンライン見積もり):https://www.the0123.com/mirai/
②日本通運
「日本通運」は、単身はWebで完結しますが、家族の方も「リモミ」というビデオ通話のリモート見積もりサービスを利用できます。
スマホのビデオ通話で部屋を写して、そのまま見積もりをしてもらえる仕組みです。公式ページや電話での申込後、「リモート見積もり希望」と伝えましょう。
ただし、現在の家の間取りが2LDKまでで、転居人数が4名以内の場合にしか使えないため、注意しましょう。
日本通運公式ページ:https://www.nittsu.co.jp/hikkoshi/
5-3. 電話やメールだけで見積もりをとれる見積もりサイト
その他、下記のサイトは、手軽に見積もりが取れますが、制約がありますから、下記を利用するなら引越しラクっとNAVI(https://hikkoshi-rakunavi.com)の方がおすすめです。
先ほど比較した13社のサービスとは少し系統が違い、一部の人以外にはおすすめしません。
100円引越しセンター
「100円引越しセンター」は、その名の通り、100円で引越しができる見積もりサイトで、希望すればメールで見積もりが取れます。
しかし、100円で引越すためには、インターネットやスマホを申し込むことが条件で、「契約の縛り」や、「普通に申し込んだときのキャンペーン」を考慮するとお得とは言い切れないサービスです。
また、下記の距離を超えると追加料金がかかり、家族の場合は2tロング車なので3人家族を超えると荷物が乗り切らない可能性も高いです。
- ファミリーの場合:~20km
- 単身の場合:~50km
※目安:横浜駅~新宿駅が40km程度
そのため、100円で引越しができない可能性も十分にあることを意識しておきましょう。
「引越しを機にちょうどネットやスマホを変えようと思っていた人」は検討してもいいですが、その他の方は利用時に注意しましょう。
100円引越しセンター公式ページ:https://100yen-hikkoshi.com
Hi!MOVE
「Hi!MOVE(ハイムーブ)」は写真のみで見積もりが取れるサービスで、部屋の写真を4枚送るだけで、見積もりを取ってもらえる一括見積もりサイトです。
ただし、おすすめ業者5社からは見積もりを取れず、担当者と電話をして最終的な確認をすることになるため、写真だけで完結することは難しいです。
そして下記の制約もあり、利用できるのは一部の人だけです。
- 対象者:基本的に単身者だけ(家族の場合は要相談)
- 対象エリア:北海道・首都圏・茨城・愛知・大阪・兵庫・京都・和歌山・奈良・福岡・沖縄
- 移動距離:基本的に100km以内(区間によっては相談可能)
Hi!MOVE公式ページ(スマホからのみ):https://hi-move.jp
6. 引越し見積もりでよくあるQ&A
その他、引越しでよくあるQ&Aをまとめました。
Q1. 引っ越し業者が安い時期は?
繁忙期である3~4月を除けばほとんど料金は変わりません。
下記は大手引っ越し業者の年間引っ越し件数ですが、3~4月は下記のように引っ越しが集中する時期なので、割増料金で料金を上げても予約がいっぱいになります。
特に3月~4月上旬は希望者が殺到し、予約を取るのも大変になります。
それ以外の月ですと、各社トラックや人員に比較的余裕があるため、価格競争が起こりやすいです。
その中でも1月は引っ越しが最も少ない月ですから、業者の稼働が空きやすく、割引を特に受けやすい月です。
Q2. 引っ越し業者が安くなる日時は?
「平日」の「時間フリー」が最も安くなると考えておきましょう。
日にち:平日が安い
社会人・学生など平日の対応が難しい人が多いこともあり、平日は安くなりやすいです。
反対に、土日祝日は人気で、「割増料金」を設定したり、割引率を抑えるので、1割程度高くなります。
また、月が切り替わるタイミングでの引っ越しを考える人が多いため、平日でも月末・月初は少しだけ割引を受けにくいです。
時間:フリー便が安い
業者の都合の良い時間に引っ越しを行う「フリー便」が一番安くなりやすいです。
あなた以外の人の予約を柔軟に取れますし、ルートなどを効率よく決められるので、業者にとってもメリットがあるからです。
また、午前の便は、下記の理由で最も人気ですので安くなりにくい時間帯です。
- 前の引っ越しで遅れる可能性がない
- その日のうちに新居の片付け・掃除を終えられる
ただし、空き具合によっては午前でも安くなることもあるため、見積もりの際、業者に確認してみましょう。
Q3.引っ越し業者の予約以外にすべきことはある?
引っ越し業者への見積もり依頼や予約以外にも引っ越しの際は下記のようにすべき手続きが満載です。
手続き | 手続きすべき人 | |
1. 引っ越しを決めたらすぐにすべき手続き | ||
□ | 賃貸物件の解約手続き | 賃貸で家を借りている人 |
□ | 引っ越し業者の選定・申し込み | 引っ越し業者をまだ決めていない人 |
□ | 学校の転校手続き | 引っ越しでお子さんが別の小学校・中学校へ通うことになる方 |
□ | 保育園や幼稚園の転園手続き | お子さんが別の保育園・幼稚園へ通うことになる方 |
2. 引っ越し前になるべく早くしておくべき手続き | ||
□ | ネット回線(特に固定回線)の移転手続き | 光回線などの固定回線を使っている人 |
□ | CS放送やケーブルテレビの契約手続き | CS放送やケーブルテレビの契約をしている人 |
□ | 粗大ゴミを処分する | 引っ越しで通常捨てられない粗大ゴミが出そうな方 |
□ | 火災保険・地震保険の解約・変更 | これらの保険に加入している方 |
□ | 電気の移転・解約手続き | 全ての人 |
□ | 水道の移転・解約手続き | 全ての人 |
□ | ガスの移転・解約手続き | 全ての人 |
□ | NHKの住所変更手続き | NHK受信料を払っている人 |
□ | 郵便物の移送手続き | 全ての人 |
□ | 新聞の住所変更手続き | 新聞を購読している方 |
3. 引っ越しの1〜2週間前に役所ですべき手続き | ||
□ | 転出届の提出 | 違う市区町村に引っ越しをする人 |
□ | 印鑑登録の抹消 | 違う市区町村に引っ越しをする人で、印鑑登録をしている |
□ | 国民健康保険の手続き | 国民健康保険に加入している人で、別の市区町村へ移る人 |
□ | 児童手当の住所変更 | 児童手当を受け取っている人で、別の市区町村へ移る人 |
□ | 介護保険被保険者証の返納 | 要支援・要介護の認定を受けている方で、別の市区町村へ移る人 |
□ | 原付の廃車手続き | 原付を持っていて、他の市区町村に引っ越す方 |
4. 新居に引っ越したらまずすべき手続き | ||
□ | 電気・水道の利用開始手続き | 引っ越しの各事業者に申し込みをしていない人 |
□ | スマホの住所変更手続き | スマホを契約している人 |
5. 引っ越したら役所ですぐにすべき手続き | ||
□ | 転入届 | 他の市区町村から引っ越してきた人(転入届) |
□ | 転居届 | 同一の市区町村で引っ越しを行った人 |
□ | 国民健康保険の住所変更 | 国民健康保険に加入している人 |
□ | 国民年金の住所変更 | 自営業や無職の人 |
□ | マイナンバーの住所変更 | 全ての人 |
□ | 妊婦健康診査受診票の交換 | 妊娠中や出産後の人 |
□ | 学校の転校手続き | お子さんが転校する人(公立の小中学校の場合) |
□ | 児童手当の申請/住所変更 | 児童手当をもらっている人 |
□ | 介護保険の申請/住所変更 | 要介護・支援認定を受けている人 |
□ | バイクの住所変更 | バイクを持っている人 |
□ | 免許証の住所変更 | 免許証を持っている人 |
□ | 車庫証明書の申請 | 自動車を持っている人 |
□ | 自動車の住所変更手続き | 自動車を持っている人 |
□ | 犬の住所変更手続き | 犬を飼っている方(猫の場合は不要) |
6. 引っ越し後なるべく早くしておくべき手続き | ||
□ | 銀行への住居変更手続き | 銀行口座を持っている人 |
□ | クレジットカードの住所変更 | クレジットカードを持っている人 |
□ | パスポートの本籍地変更手続き | 引っ越しで本籍の都道府県が変わった人 |
引っ越しまでのタイミング別にすべきことをまとめましたので忘れないように行いましょう。
「引っ越しですべき39の手続き|チェックリストでやり忘れを防ぐ!」の記事で1つずつ具体的にすべきことをまとめています。
Q4. 見積もりの断りをメールでしたい場合は?
見積もりをとった後、申し込まない場合の連絡は不要です。
そのままにしておいても、後々トラブルになることはありません。ただし、下記3つのケースではメールや電話で、連絡をしておきましょう。
- 引越し業者から様子を伺う連絡があったとき
- 料金がもう少し下がればその業者を使いたいとき
- 申し込んでいないのにダンボールを置いていかれたとき
引越し業者から様子を伺う連絡があったとき
引越し業者から連絡があるときは、はっきりと断らないとまた連絡が来る恐れがあるため、電話に出るか、メールで下記内容を伝えて断っておきましょう。
あなた:
見積もりを取ってもらって申し訳ないのですが、会社の都合で引越しが延期になり、時期が未定となったため、今回は見送りでお願いします。
理由を正直に伝えてもいいですが、「第三者(家族・会社・親・家族の仕事)の都合で」「引越しが中止になった」と伝えればより諦めてもらいやすいです。
また、様子を伺う電話がなくても、「このまま放置するのは申し訳ない..」と感じる場合、あなたから連絡しても問題ありません。
料金がもう少し下がればその業者を使いたいとき
このケースは他社の見積もり額をもとに正直に理由を伝えれば、その業者がもう少し安くしてくれる可能性があります。
ただ、細かい話になるのと、返信に時間がかかる可能性があるので、電話をした方が早いです。
あなた:
先日見積もりをいただいた〇〇です。実は一緒に見積もりを取ったA社さんが◯円で実施いただけるとのことで、そちらに決めたいと思いますが、御社はもう少し安くなりますでしょうか?
会社ごとに「どこまで価格勝負するか」方針が決まっているため、限界値はありますが、割引金額を提示してもらえる可能性があるので、それを踏まえ判断しましょう。
納得できる金額でなければ、下記のように答えてキャンセルしましょう。
引越し業者:
そうですね、うちは下げられてあと3,000円ほどです。あなた:
分かりました。では今回はA社さんにお願いしたいと思います。また次回引っ越す際などはお願いします。
申し込んでいないのにダンボールを置いていかれた場合
ごくまれに、検討中の場合でもダンボールを置いていく引越し業者もいます。
その場合、早急に、そして確実に対応してもらうために、メールではなく、代表の電話番号に電話をして、下記を伝えましょう。
あなた:
先日見積もりをいただいた〇〇です。今回、主人の仕事の関係で、引越し自体が中止となりました。先日見積もりにいらっしゃった方が契約前なのにダンボールを置いていかれたのですが回収いただけますでしょうか?
契約(はっきりとお願いしますと伝える)前であれば、あなたは一切費用を負担する必要はありません。
もし、下記の内容で揉めた場合は引越安心マークを認定している「全日本トラック協会」に相談すると伝えましょう。
- 契約した覚えがないのに契約をしたことになっていた
- ダンボールの返送料や買取を求められた
<全日本トラック協会の連絡先>
引越安心相談窓口:0120- 109-855
※対応時間9:30 ~ 12:00、13:00 ~ 17:00( 土・日・祝除く)
引越安心マークは3年ごとにトラック協会の審査の上、更新され、こういったトラブルはマイナス評価になります。
そのため、協会に連絡されることは、取得済みの業者も、これから取得しようという業者も嫌がります。
それでも対応してくれなければ、本当に窓口に相談すれば、業界のルールを踏まえたアドバイスをもらえます。
7. まとめ
引越しの見積もりをメールで取る方法を紹介してきましたが、いかがでしたか?
メールだけで見積もりを取りたい場合も必ず複数社から見積もりを取ることを意識しましょう。
SUUMO引越し(https://hikkoshi.suumo.jp)で、電話番号を記入せずに見積もり依頼をすれば、メールだけで見積もりが取れます。
ただ、メールだけで見積もりを取れる業者は少なく、このページで紹介した大手業者の中でも対応していない業者もあります。
引越し侍(https://hikkoshizamurai.jp/)を使えば、3社からの電話だけで、おすすめ業者全てから見積もりが取れますから、少しなら電話をもらってもいい方は引越し侍の利用がおすすめです。
このページがあなたの引越しのお役に立てることを心から祈っています。
サービス比較の採点基準(参考データ)
サービスの総合評価 | 下記の5つの観点をもとに算出 ・サービス範囲、梱包資材は点数を1/10に圧縮 ・その他は(◎=1pt、◯=0.75pt、△=0.5pt、-=0pt)で算出 |
安心マーク | 有=「◎」、無=「-」 |
サービス範囲 | 下記10点満点で評価
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梱包資 | 下記10点満点で評価
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社内教育 | 教育制度・社内資格が明記=◎/どちらか=◯/明記なし=△ |
補償 | 業者の責任で破損したものを補償=◎、補償なし=- |