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引越し

引っ越し訪問見積りの全知識|必要なケース・当日の流れから安くするコツまで

「引っ越しの見積もりはネット上で完結できる?」「ネットで終わらせるにはどうすればいい?」など、引っ越しの見積もりをネットで完結させたいと考えていませんか?

引っ越しの見積もりは一部の業者でネットで完結できますが、注意点もあるため、慎重に使わなければいけません。

このページでは、引越し会社で4年営業してきた筆者が、100社の引っ越し業者をリサーチし、ネットで完結できる引っ越し業者を注意点とともに下記の流れで解説します。

  1. 引越し見積もりはネットのみで完結できる?
  2. ネットだけで見積もりが取れる引っ越し業者5選
  3. 大手15社を比較!おすすめの引っ越し業者6選
  4. その他、メールだけ、電話だけで見積もりが取れるサービス
  5. 最後の1社を選ぶための選定基準

全て読めば、引っ越しの見積もりをネットで取る方法や注意点から、ベストな業者に依頼するにはどうすればいいかがわかり、引っ越しの見積もりの成功にグッと近づきます。

目次

1. 引越し見積もりはネットのみで完結できる?

結論からいうと、ネットだけで引っ越しの見積もりを取ることは可能です。

ただし、引っ越しは訪問や電話などで細かい内容を確認しないと正確な料金が出しにくいため、対応してくれる業者はごく一部です。

1-1. ネットのみで見積もり完結できる引っ越し業者一覧

100社以上の引越し業者を確認しましたが、ネットのみで、見積もりを出すことができるのは、下記の5社だけでした。

業者使える方
引越革命(ラク越)全ての方※一部対応外のエリアもあり
アップル引越センター「首都圏・大阪・京都・兵庫・奈良」から「北海道/沖縄を除く45都府県」へ引っ越す方
アート引越センター単身の方
日本通運単身の方
サカイ引越センター単身の方で、荷物が少なく、近距離の引越しの方

ネットで対応してもらえる業者は多くはなく、さらに使える方は限られていますが、使えそうな業者があれば使ってみましょう。

1-2. ネットだけで見積もりを取りたいときの注意点

ネットだけで見積もりを取る場合、料金が安くなりにくいことに注意しておきましょう。

通常の見積もりの場合、営業マン(人間)が料金の計算をしますが、ライバル業者の有無などを考慮して、割引をしてくれることが多いです。

ネットのみで見積もりを取る場合、機械が自動的に料金を算出するため、割引という概念がほとんどありません。

また、ネット完結の場合、「他に見積もりを取っている」と伝えることもできないので、複数社見積もりを取っていても料金は変わりません。

人間の営業マンに見積もりを取ってもらうことで、ライバル業者に負けないように、半額以下にすることもあるため、実際に人に見積もりを取ってもらった方がいいです。

1-3. ネットのみで見積もりができる一括見積もりサイトはないの?

一括見積もりサイトとは、複数の引っ越し業者にまとめて見積もりを取れる完全無料のサービスのことで、一度の入力で複数社にまとめて見積もりを依頼できます。

引越し見積もりサイトの利用イメージ

利用の手順はシンプルで、①あなたが希望の条件を入力すると、②条件にあった引っ越し業者に見積もり依頼を出してくれ、③各業者から見積もりの提示を受けられるというものです。

ネット上で複数の業者に一気に見積もり依頼ができ、各社を競わせることができるサービスですが、ネットだけで見積もりが取れるサービスはありませんでした

一括見積もりサイトでネット上でできること

一部のサイトでは、希望の引越し条件を入力すると、過去の利用者のデータを元に、「概算の料金」を出してくれ、それを元に正式な見積もり依頼ができます。

例えば、下記は最もおすすめの「引越し侍(https://hikkoshizamurai.jp/)」の見積もり依頼ページですが、各社の概算料金を確認した上で、複数社に一気に見積もりを依頼できます。

引越し侍のシミュレーション結果

引っ越し業者のネット見積もりのように、利用できるエリア・条件が限られてはおらず、全ての人が使え、対応できる業者が一覧でわかります。

申し込み後は選んだ業者(人)とやりとりをして、見積もりを出してもらいますが、一括見積もりサイトを使う=複数社を比較していると判断する業者が多く、使うだけで割引をしてもらいやすいです。

通常の一括見積もりサイトだと、「入力後電話が鳴り止まない」ということになるものもありますが、「引越し侍(https://hikkoshizamurai.jp/)」であれば上記ページから選んだ業者からしか連絡が入りません。

「業者を選べるサイト」のメリット

一括見積もりサイトの比較

13の一括見積もりサイトを、対応業者数、ネットで料金がわかるかの2つの観点で比較しました。

この中だと、「引越し侍(https://hikkoshizamurai.jp/)」が膨大な提携業者の概算価格を見た上で、見積もり依頼ができるので、最も優れていることがわかります。

対応業者数ネットで概算料金
引越し侍300社以上
引越し価格ガイド300社以上×
ズバット引越し比較220社以上×
引越し見積もりEX210社以上×
SUUMO引越し140社以上×
LIFULL引越し100社以上
価格.com引越し100社以上×
引越しラクっとNAVI60社以上
引越しネット30社以上×
引越し達人セレクト10社以上×
アットホーム引越し10社以上
※◯円~◯円と広めの価格帯のみ表示
楽天引越し5社以上×
比較.com3社以上×

引越し侍は、東証一部上場企業の「株式会社エイチーム」が運営する引っ越し一括見積もりサイトです。

提携業者数は最も多く、下記のような大手業者からも、中小の業者からも見積もりが取れるので、たくさんの選択肢からあなたにあった業者を探せます。

アート引越センターなど大手引越し業者のロゴ

「概算の価格」「口コミ評価」を元に、根拠を持って見積もり依頼を出す業者を絞れるため、余計な業者に見積もりを依頼することもありません。

あなたの細かい条件で複数社の概算価格が出るので、「いくらくらいかかるのかネットで知りたい」という人にもおすすめです。

引越し侍公式ページ:https://hikkoshizamurai.jp/

※引越し侍のサイト内には、複数の引越し見積もりサービスがあり、中には概算料金の確認ができないものもあります。
 必ず上記ページの「概算料金がわかるサービス」を使うようにしましょう。

1-4. 結局どの方法で見積もりを取ればいいの?

必ずネットで終わらせたい、という方は下記の中から複数社に見積もりを取りましょう。

業者使える方
引越革命(ラク越)全ての方※一部対応外のエリアもあり
アップル引越センター「首都圏・大阪・京都・兵庫・奈良」から「北海道/沖縄を除く45都府県」へ引っ越す方
アート引越センター単身の方
日本通運単身の方
サカイ引越センター単身の方で、荷物が少なく、近距離の引越しの方

上記5つの業者について、次の章で紹介していきます。

安くなりにくいのが嫌だという方は、ネット上で概算額を確認した上で、選んで見積もり依頼ができる、「引越し侍(https://hikkoshizamurai.jp/)」がおすすめです。

引越し侍などの一括見積もりサイトを使うことは下記のようにメリットが満載です。

  • ライバルがいることを前提の見積もりが期待できる
  • 1回の入力で複数社に依頼できるので簡単
  • あなたの引っ越しの条件にあった業者を一覧で出せる

引越し侍であれば、概算料金を踏まえ良さそうな業者にだけ見積もり依頼ができるので、安くなりやすさや手間を踏まえても最もおすすめです。

その他、注意点もありますが、下記の業者・見積もりサイトは、通常よりも簡単に見積もりが取れますから「ネットで終わらせたい」と考える理由に合わせて、利用を検討してもいいでしょう。

サービスの概要おすすめサービス
複数社への見積もりを代行してくれるサービス引越しラクっとNAVI
労力はかかるが、メールだけで見積もりが取れるサイトSUUMO引越し
テレビ電話で見積もりが取れる優良業者アート引越センター
日本通運

4. その他、メールだけ、電話だけで見積もりが取れるサービス」で上記サービスの詳細や注意点を詳しく紹介します。

2. ネットだけで見積もりが取れる引っ越し業者5選

どうしてもネットだけで見積もりが取りたい、という方は下記の5社から複数選んで料金を比較しましょう。

業者使える方
引越革命(ラク越)全ての方※一部対応外のエリアもあり
アップル引越センター「首都圏・大阪・京都・兵庫・奈良」から「北海道/沖縄を除く45都府県」へ引っ越す方
アート引越センター単身の方
日本通運単身の方
サカイ引越センター単身の方で、荷物が少なく、近距離の引越しの方

繰り返しになりますが、ネットの見積もりは基本的に機械が自動的に行うため、割引がされにくいです。

そのため、複数の業者から見積もりを取って、一番安そうな業者を使うようにしましょう。

2-1. 引越革命(ラク越):最もネットだけで見積もりが取りやすいサービス

ラク越

「ラク越」は、引越し業者の「引越革命」のプランで、通販のように引越しができることを売りにしています。

家財の量と、移動距離を瞬時に計算する独自の仕組みがあって、見積もりがネットで完結し料金が出ます。

徹底的に無駄を無くして、費用を安くしていますが、下記の注意点もあります。

  • 業界の認定マーク「引越安心マーク」を取得していない
  • 梱包資材(ダンボールやガムテープ)が別料金
  • 本人確認のために、事前に預り金3,000円が必要

詳細な要望などは、電話で伝える必要がありますが、家族引越しもエリアを問わずWebだけで料金を出してもらえる貴重なサービスです。

引越革命(ラク越)公式ページ:http://www.lucksite.jp/index.php

2-2. アップル引越センター:首都圏・近畿地方からの引越しで使いやすい

「アップル引越センター」は、「ラクニコス」という100万人の引越しデータを元にした見積もりシステムを提供しています。

家族引っ越しでも、長距離の引越しでも下記のように、ネットで金額を出して、安い日を選んで予約ができるため、対応エリアの方であればおすすめです。

アップル引越センターは、サービスも充実していていい業者の一つですが、引越革命同様、「引越安心マーク」を取得していないのでそこだけ理解した上で利用しましょう。

また、入力した条件によってはネットでの完結ができないこともあるため注意しましょう。

アップル引越センター公式ページ:https://www.apple-hikkoshi.co.jp

2-3. アート引越センター:単身限定でネットで予約まで完結できる

「アート引越センター」は最もサービスの内容のいい業者ですが、単身の場合は、ネットだけで見積もりを確認、予約もできます。

あなたの希望条件(住所・荷物)を入力すると、日にち別の価格をカレンダーで確認でき、安い日を選んで予約ができます。

ただし、料金はやや高めの傾向があり、ネット見積もりだと割引も受けにくいため注意しましょう。

アート引越センター単身向け見積もりページ:https://gaisan-app.the0123.com

2-4. 日通:単身限定でネットで予約まで完結できる

「日本通運」も、おすすめ業者の一つですが、単身引越しの場合はWebだけで見積もり・予約が完結します。

アート引越センター同様、下記のように日にち別に料金を確認した上で予約を取ることができます。

荷物が少ない単身者なら、「単身パック」と呼ばれる、16,000円~のプランも使えるのこともあるので、アート引越センターよりも安く引越しをしやすいです。

日本通運公式ページ:https://www.nittsu.co.jp/hikkoshi/

2-5. サカイ引越センター:近距離の引越しをする単身限定でネット完結

「サカイ引越センター」もサービス重視の方におすすめの業者の一つですが、単身の一部の方であれば、Web完結で見積もり・予約ができます。

下記のように制約が多く、「近距離の引越しをする単身」のみ使えると考えておきましょう。

ササッと予約・ネットだけで料金確認・予約が可能
・関東/東海3県(愛知県・岐阜県・三重県)/近畿内にお住まいの方のみ
・30km以内の引越しであること
・家財が1.5トントラックに収まる(ワンルームの6~8畳の家財が目安)
スマート見積り・LINEのやり取りだけ見積もり可能
・現住所も新住所も北海道/東北/九州エリア
・50km以内の引越しであること
・マンションの間取りが1LDK以内

丁寧な作業が期待できるため、当てはまる方は「アート引越センター」「日本通運」と合わせて見積もりを取り、料金を比較しましょう。

サカイ引越センター公式ページ:http://www.hikkoshi-sakai.co.jp/

3. 大手15社を比較!おすすめの引っ越し業者6選

いい業者を使いたい、「引越し侍」でいい業者を選びたい、という方に向けて引っ越しの大手15社を下記の観点で総合的に比較しました。

  • 価格帯
  • サービス内容
    -引越安心マーク(※5-1で解説)の有無:業界の認定マークを取得しているか
    -サービスの豊富さ:してくれる作業の豊富さ、無料でしてくれるか
    -梱包資材の充実度:用途に合った梱包資材を無料でくれるか
    -社内教育の充実度:サービスの水準を上げる取り組みを公開しているか
    -補償:壊されたものを補償してもらえるか

比較の結果は下記の通りになります。

-スマホの方は左右にスクロールが可能です-

 料金サービス
価格帯 (単身)価格 (家族)サービス評価安心マークサービスの豊富さ梱包資材社内教育補償
アート引越センター4.70 ★★★★★◎ 8pt◎ 9pt
アリさんマークの引越社標準4.45 ★★★★☆◯ 7pt◯ 7.5pt
サカイ引越センター4.40 ★★★★☆◯ 7pt◯ 7pt
人力引越社4.20 ★★★★☆◯ 7pt◯ 7.5pt
ハトのマークの引越センター4.05 ★★★★☆◯ 6.5pt△ 4pt
日本通運4.00 ★★★★☆◯ 6pt△ 4pt
ハート引越センターやや安4.05 ★★★★☆◯ 6pt◯ 7pt
西濃運輸--3.85 ★★★★☆◯ 5.5pt◎ 8pt
福山通運--3.65 ★★★★☆◯ 7.5pt△ 4pt
アップル引越センター3.60 ★★★★☆-◎ 9pt◯ 7pt
SGムービングやや高3.55 ★★★★☆△ 4pt△ 4pt
ファミリー引越センターやや安やや高3.20 ★★★☆☆-◯ 7.5pt◯ 7pt
アーク引越センター3.15 ★★★☆☆-◯ 7pt◯ 7pt
ベスト引越サービス3.10 ★★★☆☆-◯ 6.5pt◯ 7pt
クロネコヤマト×2.30 ★★☆☆☆-△ 3pt△ 2.5pt
  • 価格帯は一括見積もりサービスのデータに基づき評価
  • サービスの採点基準は「サービス比較の採点基準」で紹介
  • 一括見積もりサイト13サイトに家庭向け引越しの料金事例が掲載されていない業者「-」
  • 該当のサービスを提供していない業者「×」

上記の表をもとにおすすめの業者は、下記の6社です。

料金は高めだが、サービスの質が極めて高い業者

サービスの質が高くて、価格も安い業者

サービス・料金のバランスがいい業者

上記業者にお願いする場合でも、一括見積もりサービスを使い、実際の料金を比較するのがおすすめです。引越し侍(https://hikkoshizamurai.jp/)は、上記6社全てに対応しています。

また、ネットで見積もりを完結させやすい下記の2社に関しては、この観点で比較すると、評価はやや低くなりました。

4. その他、メールだけ、電話だけで見積もりが取れるサービス

ここまで紹介してきた方法以外にも、下記の方法を使うと、通常の見積もりよりも手軽に料金を確認・予約ができます。

  • 一括見積もり代行サービス
  • メールだけで見積もりを取ることができる一括見積もりサイト
  • おすすめ業者の「リモート見積もり」

ただし、利用には注意が必要なものもありますので、合わせて紹介します。

4-1. 一括見積もり代行サービス

一括見積もりを代行するサービスとして「引越しラクっとNAVI」がありますが、1回の電話・ビデオ電話での見積もり対応だけで、一気に複数業者から見積もりを取れます。

引越しラクっとNAVI

「引越しラクっとNAVI」は、下記のように見積もり依頼から予約・お断りまで、各引越し会社とのやり取りを全て代行してくれるサービスです。

ラクっとNAVIの仕組み

基本的に、業者が決まるまであなたがやりとりするのは「引越しラクっとNAVI」だけで、見積もり対応も1回で終わります。

「引越しラクっとNAVI」の見積もりは、単身の場合は電話だけで見積もりが可能、2人以上の場合もビデオ通話だけで見積もりを取ることが可能です。

引越しラクっとNAVIの見積もりの様子

引越しラクっとNAVIの見積もりの様子

引用:引越しラクっとNAVI公式ページ

訪問見積もりはあなたが希望した場合のみで、原則訪問は不要です。

また、各社料金競争を十分にした価格を比較できるので、料金交渉や駆け引きも必要ありません。

引越しラクっとNAVIの見積もり結果画面

下記のように各社の料金・条件が出るため、それを元に選べます。

引越しラクっとNAVIのマイページ

ただし、提携業者数は70社以下で、下記のおすすめの業者にも対応していないため、業者と絶対にやりとりしたくない人以外は「引越し侍(https://hikkoshizamurai.jp/)」がおすすめです。

  • サカイ引越センター
  • 日本通運
  • アリさんマークの引越社

引越しラクっとNAVI公式ページ:https://hikkoshi-rakunavi.com

4-2. メールだけで見積もりを取ることができる一括見積もりサイト

SUUMO引越しはメールだけで見積もりすることも可能です。

「SUUMO引越し」は、リクルートが運営する引越し見積もりサイトです。

最大の特徴が、ポータルサイトの中で唯一、電話番号の登録が「任意(してもしなくてもいい)」ということです。

希望した業者からも電話を絶対にもらいたくないという方は、このSUUMO引越しを電話番号を登録せずに使うようにしましょう。

ただし、対応業者は多くはなく、「日本通運」といった優良業者に見積もりは取れません。また、メールだけで見積もりを取る場合、詳細な情報を全て文章で送らなければいけないため手間はかかります。

それでもいいという人のみ使っていきましょう。

SUUMO引越し公式ページ:https://hikkoshi.suumo.jp

4-3. おすすめ業者の「リモート見積もり」

「訪問見積もり不要」をアピールしている引越し業者もあるため、そう言った業者に個別で見積もりを取るのもいい方法です。

15社の中でも優れた業者が使えるので、個別に見積もりを取りたいという方は検討しましょう。ただ、下記2社とも公式ページから直接の申し込みが必要ですから、リモート見積もりを希望する場合は公式ページから申し込みましょう。

①アート引越センター

「アート引越センター」は、新型コロナウイルスをきっかけとして、Web会議システム「DECA オンライン接客」を利用したオンライン見積もりを開始しました。(当初はZoomでしたが、現在はDECAオンライン接客を使用しています)

フォームに従って、3分で見積もり予約がWeb上ででき、最高クラスの満足度を誇る引っ越しサービスを訪問見積もりなしで実施可能です。

「DECA オンライン接客」はブラウザで使用できるので、アプリのダウンロードなどの手間もありません。

アート引越センター公式ページ(オンライン見積もり):https://www.the0123.com/mirai/

②日本通運

日本通運

「日本通運」もおすすめ業者の一つですが、「リモミ」というビデオ通話のリモート見積もりサービスを行っています。

スマホのビデオ通話で部屋を写して、そのまま見積もりをしてもらえる仕組みです。公式ページや電話での申込後、「リモート見積もり希望」と伝えましょう。

ただし、現在の家の間取りが2LDKまでで、転居人数が4名以内の場合にしか使えないため、注意しましょう。

日本通運公式ページ:https://www.nittsu.co.jp/hikkoshi/

4-4. その他、ネットで完結できるが注意すべき見積もりサイト

その他、下記のサービスはネットで利用可能ですが、制約やデメリットがあるため使う場合は注意しましょう。

①100円引越しセンター

100円引越しセンター

「100円引越しセンター」は、その名の通り、100円で引越しができる見積もりサービスで、Web完結で見積もりが取れます。

しかし、100円で引越すためには、インターネットやスマホを申し込むことが条件で、「契約の縛り」や、「普通に申し込んだときのキャンペーン」を考慮するとお得とは言い切れないサービスです。

また、下記の距離を超えると追加料金がかかり、家族の場合は2tロング車なので3人家族を超えると荷物が乗り切らない可能性も高いです。

  • ファミリーの場合:~20km
  • 単身の場合:~50km
    ※目安:横浜駅~新宿駅が40km程度

そのため、100円で引越しができない可能性も十分にあることを意識しておきましょう。

「引越しを機にちょうどネットやスマホを変えようと思っていた人」は検討してもいいですが、その他の方は利用時に注意しましょう。

100円引越しセンター公式ページ:https://100yen-hikkoshi.com

②Hi!MOVE

Hi!MOVE

「Hi!MOVE(ハイムーブ)」は写真のみで見積もりが取れるサービスで、部屋の写真を4枚送るだけで、見積もりを取ってもらえる一括見積もりサイトです。

ただし、おすすめ業者5社からは見積もりを取れず、担当者と電話をして最終的な確認をすることになるため、写真だけで完結することは難しいです。

そして下記の制約もあり、利用できるのは一部の人だけです。

  • 対象者:基本的に単身者だけ(家族の場合は要相談)
  • 対象エリア:北海道・首都圏・茨城・愛知・大阪・兵庫・京都・和歌山・奈良・福岡・沖縄
  • 移動距離:基本的に100km以内(区間によっては相談可能)

Hi!MOVE公式ページ(スマホからのみ):https://hi-move.jp

5. 最後の1社を選ぶための選定基準

一括見積もりサイトや、個別での見積もりで、各社の料金が出揃ったら、料金・サービス内容を踏まえてベストな1社を決めます。

引越し侍の口コミや、このサイトで推奨している業者であれば、実績も申し分ないので各社の料金や、サービス内容を聞いて、良さそうなところに決めてしまって構いません。

ただ、「この会社大丈夫?」「ハズレを引きたくない」という方は下記の点を確認しておくと、業者選びで失敗するリスクが減ります。

  • 引越安心マークの有無
  • サービスの範囲
  • 梱包資材の内容
  • 作業員の人数と構成
  • 補償内容
  • 細かい契約条件

5-1. 引越安心マークの有無

引越安心マーク

「引越安心マーク」を取得している業者の方が安心です。

引越安心マークとは、下記全てを満たす業者に全日本トラック協会によって付与される認定マークのことです。

(1)引越における約款を遵守していること
(2)苦情等に対する対応体制及び責任の所在の明確化を図っていること
(3)適切な従業員教育を行っていること
(4)引越関係法令を遵守していること
(5)適正な廃棄物処理等を行っていること
(6)適正な個人情報の取扱いを行っていること
(7)制度の信用を損なう行為又は信用を損なう恐れのある行為がないこと

この認定を取っている業者であれば、料金や作業内で発生したトラブルも誠実に対応してもらいやすく、満足できる可能性が高いです。

また、問題が起こった際は、協会にも通報・相談が可能で、業者が誠実な対応をしてくれない時、協会が頼りになります。

このマークは認定時だけでなく、3年に1回審査の上更新されるもので、引越安心マークを維持しているということは、7つの項目を全て満たし続けている業者と言えます。

この認定マークは国土交通省のホームページでも紹介されており、国も認めている制度です。

国土交通省のHPのキャプチャ

引用:国土交通省

信頼できる指標であることは間違いありませんが、取っていない=悪い業者ではないので、あくまでも基準の一つで考えましょう。

下記は見積もり候補によく挙がる大手16社の取得状況です。

取得している取得していない
  • アート引越センター
  • サカイ引越センター
  • 日本通運
  • アリさんマークの引越社
  • ハトのマークの引越センター
  • SGムービング
  • 西濃運輸
  • 福山.通運
  • 人力引越社
  • ハート引越センター
  • ファミリー引越センター
  • ベスト引越サービス
  • アップル引越センター
  • アーク引越センター
  • 引越革命
  • クロネコヤマト

その他取得している業者は全日本トラック協会(http://www.jta.or.jp/)のホームページで一覧になっています。

5-2. サービスの範囲

下記のサービスの有無、料金に含まれているかは引越し業者ごと、また引越しの状況次第で異なります。

  • ダンボールを回収してくれる
  • 洗濯機の取り付け・取り外し
  • ベッドなど家具の解体・組み立てを行ってくれる
  • 作業員が靴下を履き替えてくれる
  • 引越し後、家具の移動を1度してくれる

特に下線で示した3つは、ついていない場合あなたが実施しなければならないため、引越し前後で手間がかかります。

ベッドなど、そのままでは搬出が難しい大型家具に関しては原則見積もりに入っていますが、中小の業者の中には以下の可能性がありますので特に確認が必要です。

  • 当日別料金が発生する
  • 解体が必要なものは運んでくれない

5-3. 梱包資材の内容

アート引越センターではダンボールだけでなく「ふとん袋」「プチプチ状の緩衝材(エアキャップ)」「ハンガーボックス」「食器ケース」などを梱包資材として提供してくれます。

アート引越センターの梱包資材

引用:アート引越センター

どんな資材があるか、有料か無料かは業者によって異なります。

価格勝負をしてダンボールすら別料金になる業者もいますので、あなたの状況でどんな資材をくれるのかは確認し、それを踏まえて判断しましょう。

5-4. 作業員の人数と構成

引越しの作業員は社員とアルバイトで構成されますが、社員の方が経験、責任感共に高い傾向なので、正社員人数が多く構成されている業者が安心です。

また、作業員がより多い方が引越しが早く終わります。

正社員比率や人数は業者ごとではなく、引越しの内容次第で異なります。

例えば、「全員正社員で作業します」とよく営業する引越し業者も、実は作業員のアルバイトを募集していて、引越しの内容に合わせて正社員とアルバイトを使い分けています。

5-5. 補償内容

基本的に引越し業者は標準引越し約款という共通のルールを利用していて、引越しで壊れたものは補償してくれることになっています。

ただし、中には独自の規約を作っている業者があり、業者が荷物を壊した場合も満足な補償を受けられない可能性があります。

このページで紹介した15の業者は問題ありませんでしたが、その他マイナーな業者に依頼する際は補償を確認し、補償を受けられない業者は使わないようにしましょう。

5-6. 細かい契約条件

引越しごとに細かい契約条件も変わりますから、確認しておくと安心です。

下記の条件ですと、料金が安くなりやすいものの、デメリットがあるため事前に理解した上で選びましょう。

契約内容概要とデメリット
積み切り(積みきり)・指定のトラックに乗る分しか運んでもらえず、積めなかった荷物は自分で運ぶ。
・基本的に自分で運ぶのが困難なものから優先的に運んでくれるが、自分で運ぶ手間がかかる恐れがある。
フリー便・引越し業者の都合に合わせた時間で引越しを行う。
・近距離でも1日予定を開けなければならず、遠距離だと夜遅くまで引越しがかかる可能性もある。
混載便・他の人と同じトラックに乗せるので、荷物の受け取りのタイミングを指定しづらい。

見積書に記載されているので確認し、わからなければ担当者に電話で確認しましょう。

特に積み切り契約は特に要注意

積み切り便は優良業者であれば、積み残しがないよう、余裕を持ったトラックを用意してくれますが、一般的に下記の大きさは必要です。

単身者(ワンルーム〜1DK)2トントラックショート
カップルなど2人暮らし(1LDK~2DK)2トントラックロング
荷物が多くはない家族の引越し(2LDK~3LDK)3トントラック
荷物が多い家族の引越し(3LDKより大きい)4トントラック

積み切り契約の場合、小さすぎるトラックの業者はおすすめしませんし、同じ価格なら大きいトラックの業者がおすすめです。

運べなかった荷物は、自分で運ぶか宅配便に運んでもらうことになります。大型の家具などは優先して運んでもらえますが、どうしても不安な方は積み切り契約を提示してきた業者は避けることがおすすめです。

<もう少し安くするテクニック>業者が決まったら最後にもう少し値切ろう

上記観点でサービス面も含めた最良の業者がわかったら、業者に正式なお願いの連絡をします。

その際、もう少し安くしたいのであれば、もう1割を値切りつつ、電話で最終決定の連絡をしましょう。

会話例

お世話になっております。先日、訪問見積りをしていただいた○○です。

他社さんと条件を比較して、もし、〇〇円(提示より1割安い金額)まで値下げしていただけるのであれば、

御社にしようと思っているのですが、いかがでしょうか?

ここで、ダメなようならはっきりと伝えてくれるので、「わかりました..ただ御社のサービスが良さそうなので、今回はこの価格でお願いします。」と伝え、予約を確定させましょう。

Q. 断る業者への連絡は?

見積もりを取った後、連絡がない業者はそのままにしておいて問題ありません。

メールが来た場合も、申し込みをしていない限り返信の義務はないため、メールも無視して問題ないです。

ただ、電話がかかってくるようなら、一度出て、断れば電話がなることはなくなります。理由を聞かれることがありますが、第三者の決定と伝えれば深堀りされません。

会話例

引越し業者:先日のお見積もりですが、いかがでしょうか?

あなた:いろいろ検討しましたが、A社さんにお願いすることになりました。

引越し業者:そうですか…決め手は何でしたか?

あなた:最終的に同居人が決めたので、すいませんがよくわかりません。

引越し業者:そうですか。また次の機会があればお願いします!

6. まとめ

引っ越しの見積もりをネットで完結させる方法を紹介してきましたが、いかがでしたか?

ネットで見積もりを完結させると安くなりにくいという注意点があります。

そのため、ネット上で概算料金を出した上で、複数の会社に見積もり依頼ができる「引越し侍(https://hikkoshizamurai.jp/)」を使った方が安くなります。

※引越し侍のサイト内には、複数の引越し見積もりサービスがあり、中には業者の選択ができないものもあります。
 必ず上記ページの「業者が選べるサービス」を使うようにしましょう。

それでも、ネットで見積もりを取りたい、という方はこのページを参考に、ネット完結の業者を選びましょう。

このページがあなたの引越しのお役に立てることを心から祈っています。

サービス比較の採点基準(参考データ)

サービスの総合評価下記の5つの観点をもとに算出
・サービス範囲、梱包資材は点数を1/10に圧縮
・その他は(◎=1pt、◯=0.75pt、△=0.5pt、-=0pt)で算出
安心マーク有=「◎」、無=「-」
サービス範囲下記10点満点で評価

  • ダンボールを回収してくれる(無料:2pt、有料または条件次第で有料:1pt、未対応0pt)
  • 洗濯機の取り付け・取り外し(無料:2pt、縦型は無料 :1.5pt、有料:1pt、未対応0pt)
  • 作業員が靴下を履き替えてくれる(対応:2pt、見積もり時に要申告:1.5pt、有料:1pt、未対応0pt)
  • 引越し後、家具の移動を1度してくれる(無料:2pt 、有料:1pt、未対応0pt)
  • ベッドの解体をしてくれてる(無料2pt、有料:1pt、未対応0pt)
梱包資材下記10点満点で評価

  • ダンボール(無料:2pt、有料1pt、取扱なし:0pt)
  • 布団カバー(無料:2pt、有料1pt、取扱なし:0pt)
  • ハンガーケース(無料:2pt、有料1pt、取扱なし:0pt)
  • 食器ケース(無料:1pt、有料0.5pt、取扱なし:0pt)
  • 食器の梱包紙(無料:1pt、有料0.5pt、取扱なし:0pt)
  • シューズボックス(無料:1pt、有料0.5pt、取扱なし:0pt)
  • エアキャップ(無料:1pt、有料0.5pt、取扱なし:0pt)
社内教育教育制度・社内資格が明記=◎/どちらか=◯/明記なし=△
補償業者の責任で破損したものを補償=◎、補償なし=-