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引越し

単身引越しで日通(日本通運)は使うべき?15社を比較した結果と注意点

「単身引越しで日通は使うべき?」「他の業者と比べてどうなの?」など単身の引越しで日通(日本通運)を使うか検討していませんか?

大手15社を比較した結論を言うと、日通は「料金が安く、サービスの質も高い」ことに加え、「単身パックも優れている」業者です。

ただし、利用に当たって注意点もあり、知らずに使うと必要以上に高い金額を支払うことになります。

このページでは、引越し業者で4年間働いてきた筆者が、単身で日通を使う前に知っておくべき全ての情報を下記の流れで紹介します。

  1. 単身引越しで日通(日本通運)は使うべき?
  2. 大手15社を比較!単身引越しで日通と合わせて検討したい5社
  3. 引越し業者を決める前に1つだけ注意すべきこと
  4. 見積もりがもう少し安くなる!単身引越しの料金の確認のコツ
  5. 15社の単身パックを比較!日通の単身パックの評価は?
  6. 利用前に要確認!単身パックに共通する5つの注意点
  7. 単身者からの日通の口コミ・評判は?

全て読めば、単身引越しで日通は使うべきか、他の業者と比べてどうなのか、使う場合はどうすればいいかがわかり、単身引越しで失敗することがなくなるでしょう。

目次

1. 単身引越しで日通(日本通運)は使うべき?

日通(正式名称:日本通運株式会社)は、運送業界の中で売上国内トップクラスを誇る大手の運送業者で、引越しにも力を入れています。

運送業で培ったネットワークを活かして、全国で単身向けの豊富な引越しプランを使えます。

そんな日通を単身引越しで意識すべき下記3つの観点で評価しました。

単身引越しの評価軸評価詳細
1-1. 単身の価格帯安い
★★★★☆
サービスがよく、価格も安い
1-2. 引越しのサービス内容優れてる
★★★★☆
大手の中でも上位
1-3. 単身パック非常に優れてる
★★★★★
業界でもトップクラスのコストパフォーマンス

1-1. 単身の価格帯:安い

日通は、サービスの質は高く、単身引越しの料金は相場より安いです。

下記は、実際の単身の場合の引越し料金の目安ですが、日通は相場より安いということがわかります。

単身(~15km未満)単身(~50km未満)参考:サービス評価
日通(日本通運)33,000円35,000円4.00
★★★★☆
アート引越センター49,000円52,000円4.70
★★★★★
サカイ引越センター50,000円53,000円4.40
★★★★☆
アリさんマークの引越社43,000円45,000円4.45
★★★★☆
人力引越社34,000円36,000円4.20
★★★★☆
ハトのマークの引越センター44,000円46,000円4.05
★★★★☆
参考:相場料金39,000円41,000円

ただ、引越しの見積もりは、距離・時期・予約状況・荷物内容をトータルで判断して、金額が決定するため、上記はあくまでも目安です。

このページを参考に見積もりを取ることで、上記目安より安く引越しができる可能性は高まります。

1-2. 引越しのサービス内容:優れている

このサイトでは、大手の引越し業者を中心に、各社のサービス内容を徹底的に比較しましたが、日通は、サービス内容が優れています。

特に、下記2点は他の業者と差をつけている点です。

  • 社内教育が徹底されていて作業の質が高い
  • 引越安心マークを取得していて、安心して任せられる

1つずつ紹介していきます。

①社内教育が徹底されていて作業の質が高い

日通は下記のように実際の引越しの環境を再現した施設で社員研修を行っていて、作業の質が極めて高いです。

▼研修の様子日通の研修の様子

引用:日通

また、引越し技術の正確性やスピードを全国の支店で競う「引越し作業コンテスト」など、モチベーションの維持や技術向上のための取り組みを行っています。

▼引越し作業コンテストの様子

日通の引越し作業コンテストの様子

引用:日通

研修等がほとんどない引越し業者もある中で、技術向上に関する取り組みを徹底しているので、安心して任せることができます。

②引越安心マークを取得していて、安心して任せられる

日通は「引越安心マーク」を取得していて、料金など作業以外のトラブルも起こりにくいです。

引越安心マーク

引越安心マークとは、引越し作業や見積もりなどで業界のルールを守り、苦情などにも誠実に対応する業者に全日本トラック協会によって付与される認定マークのことです。

この認定を取っていることは、トラブルが起きにくく、仮に作業中のトラブルや、料金に関するトラブルが起こっても誠実に対応してもらえるという証です。

3年ごとに審査をクリアしないと更新できませんが、日通はこの認定を維持していて、トラブルが起こりにくい・起こってもきちんと対応してくれる業者と言えます。

1-3. 単身パック:業界トップクラスにお得

単身パックとは、下記のような各社専用のカーゴに入るだけ荷物を積んでもらえる格安の引越しプランで、一部の人には推奨できます。

引用:ヤマトホームコンビニエンス

トラックを貸し切ることが多い通常の引越しプランとは違い、宅配便のようにたくさんの人のカーゴをまとめて運ぶことになるため、料金は安くなりやすいです。

単身パックと通常プランの違い

通常のプランよりも格安で、荷物が少ない単身の方にはおすすめのサービスですが、日通ではこのカーゴタイプの「単身パック」のプランが非常に充実しています。

5章」で15社の単身パックを比較していますが、他社の単身パックよりもコストパフォーマンスが良く、単身パックだけで比べると最もおすすめです。

下記の単身パック自体を使うべき人に当てはまれば、積極的に使いましょう。

※単身パックを使うべき人

ページの後半で単身パックについて詳しく紹介しますが、単身パックには注意点が満載です。

注意点を踏まえると、単身パックを使うべき人は下記全てに当てはまる人だけです。

  • ベッド・3ドア冷蔵庫などカーゴの大きさを超える荷物がない
  • 荷物量が多くはなく確実にカーゴ(1m×1m×1.7m程度)に積みきれそう
  • 宅配便のような最低限のサービスで問題ない
  • 当日荷物を受け取れなくても問題ない

上記に当てはまる方は、単身パックを紹介している「5章」まで読み進めましょう。

1-4. 単身引越しで日通は使うべき?

ここまでをまとめると、日通は「料金は標準的ですが、サービスの質が高い」ことに加え、「単身パックも優れている」業者です。

そのため、単身引越しの場合、以下の方におすすめできる引越し業者です。

  • 「通常の引越しプラン(以下、通常プラン)」ならサービスのいい引越し業者にお願いしたい
  • 少量の荷物で、「単身パック」を使いたい

反対に、通常プランで、「サービスは最低限あればよく、料金を抑えたい」という人には向かない可能性が高いです。

通常プランの注意点

日通を使う方も、そうでない方も、通常プランを使う場合は、必ず複数社の見積もりを取って判断すべきサービスです。

複数社の見積もりをとるだけで、引越し業者は、他社を意識して、勝手に値下げをしてくれるからです。

3. 引越し業者を決める前に1つだけ注意すべきこと」以降で具体的に手順を紹介していますが、一括見積もりサイト「引越し侍(https://hikkoshizamurai.jp/)」を使えば、あなたに合った複数社に一気に見積もり依頼ができます。

2. 大手15社を比較!単身の通常プランで日通と合わせて検討したい5社

通常プランの場合、日通は他と比べてどうなのか、他にどの会社を検討すべきかわからないという方に向けて、大手引越し業者15社を下記の観点で比較しました。

  • 価格帯
    -見積もり次第だが、過去の事例を元に評価
  • サービス内容
    -引越安心マークの有無:業界の認定マークを取得しているか
    -サービスの豊富さ:してくれる作業の豊富さ、無料でしてくれるか
    -梱包資材の充実度:用途に合った梱包資材を無料でくれるか
    -社内教育の充実度:サービスの水準を上げる取り組みを公開しているか
    -補償:壊されたものを補償してもらえるか

比較の結果は下記の通りになります。

-スマホの方は左右にスクロールが可能です-

 料金サービス
価格帯 (単身)サービス評価安心マークサービスの豊富さ梱包資材社内教育補償
アート引越センター4.70 ★★★★★◎ 8pt◎ 9pt
アリさんマークの引越社4.45 ★★★★☆◯ 7pt◯ 7.5pt
サカイ引越センター4.40 ★★★★☆◯ 7pt◯ 7pt
人力引越社4.20 ★★★★☆◯ 7pt◯ 7.5pt
ハトのマークの引越センター4.05 ★★★★☆◯ 6.5pt△ 4pt
日本通運4.00 ★★★★☆◯ 6pt△ 4pt
ハート引越センターやや安4.05 ★★★★☆◯ 6pt◯ 7pt
西濃運輸-3.85 ★★★★☆◯ 5.5pt◎ 8pt
福山通運-3.65 ★★★★☆◯ 7.5pt△ 4pt
アップル引越センター3.60 ★★★★☆-◎ 9pt◯ 7pt
SGムービングやや高3.55 ★★★★☆△ 4pt△ 4pt
ファミリー引越センターやや安3.20 ★★★☆☆-◯ 7.5pt◯ 7pt
アーク引越センター3.15 ★★★☆☆-◯ 7pt◯ 7pt
ベスト引越サービス3.10 ★★★☆☆-◯ 6.5pt◯ 7pt
クロネコヤマト2.30 ★★☆☆☆-△ 3pt△ 2.5pt
  • 価格帯は一括見積もりサービスのデータに基づき評価
  • サービスの採点基準は「サービス比較の採点基準」で紹介
  • 一括見積もりサイト13サイトに家庭向け引越しの料金事例が掲載されていない業者「-」
  • 該当のサービスを提供していない業者「×」

上記の表をもとに単身の方に、おすすめの業者は、下記の6社です。

料金は高めだが、サービスの質が極めて高い業者

サービスの質が高くて、価格も安い業者

サービス・料金のバランスがいい業者

以上のように、通常プランを比較すると、日通は他社と比較して「料金が安く、サービスの質も高い」と言えます。

上記業者にお願いする場合も、単体で見積もりを取ると高くなりやすいので、一括見積もりサイトなどを使って、複数社から見積もりを取るようにしましょう。

引越し侍(https://hikkoshizamurai.jp/)は、上記5社全てに対応していて一括で見積もり依頼ができます。

この章では、日通以外の5社について紹介していきます。

※各社の価格目安は、繁忙期:3月~4月上旬、平常:それ以外の時期の大まかな目安です。

2-1. アート引越センター

アート引越センターは1977年設立、全国に展開する大手引っ越し会社で、サービススペックが極めて高いため、サービス品質を求める人に最もおすすめです。

他社では別料金になったり、対応してくれないことも多い下記の作業・梱包資材を無料で提供してくれるので、追加料金なしで高水準のサービスを受けやすいです。

  • 引っ越し後の家具移動(1回)
  • 食器ケースの貸し出し
  • シューズボックスの貸し出し

価格相場は高めですが、サカイ引越センターなど他社と競わせることで割引も狙えますので、相見積もりを実施し価格を抑えましょう。

会社名アートコーポレーション株式会社
設立1977年
対応エリア全国
単身価格目安(平常)県内:49,000円~52,000円、県外:64,000円~107,000円
単身価格目安(繁忙期)県内:73,500円~78,000円、県外:96,000円~160,500円

アート引越センター公式ページ:https://www.the0123.com

2-2.サカイ引越センター

サカイ引越センターは引っ越し業界で「引っ越し件数8年連続No.1」の実績を誇る最大手の引っ越し業者で、サービスも充実しているため、サービス品質を求める人におすすめです。

引っ越しの難易度が高い「狭い一軒家」を研修のために用意し、過酷な環境で引っ越しの研修をしているため、スタッフの技術力は高いです。

価格相場は高めですが、アート引越センターなど他社と競わせることで割引も狙えますので、合わせて見積もりを取り、価格を抑えましょう。

会社名株式会社サカイ引越センター
設立1971年
対応エリア全国
単身価格目安(平常)県内:50,000円~53,000円、県外:66,000~110,000円
単身価格目安(繁忙期)県内:75,000円~79,500円、県外:99,000円~165,000円

サカイ引越センター公式ページ:http://www.hikkoshi-sakai.co.jp/

2-3.人力引越社

人力引越社

人力引越社は京都に本社をおく引越し専門の業者で、引越し業界売上TOP10に入る大手の業者になります。

ベッドの解体や組み立てなどのサービスが充実していて、サービスの質は他の大手業者に引けを取りません。

また、以下のような資材も揃います。

  • ダンボール(配送料が必要)
  • 布団袋
  • ハンガーケース
  • プチプチ状のシート(配送料が必要)

そして、価格は単身・ファミリーどちらも安いです。

ですから、日本通運など料金の安い傾向にある業者と一緒に見積もりを取り、料金を下げていきましょう。

会社名株式会社 キョウトプラス
設立2005年
対応エリア・全国
単身価格目安(平常)県内:34,000円~36,000円、県外:45,000円~75,000円
単身価格目安(繁忙期)県内:51,000円~54,000円、県外:58,500円~99,000円

人力引越社公式ページ:https://www.j-h-kyoto.com/

2-4.アリさんマークの引越社

アリさんマークの引越社は1971年設立、引っ越し専門業者の中では最も歴史のある老舗の引っ越し業者で、サービスと価格のバランスの良い業者です。

徹底した社員教育がされていて、厳しい社内試験や、利用者からの評価が高い作業員を表彰する制度など、サービスの質を上げる仕組みも充実しています。

家族引越しは相場通りですが、単身の料金相場が高いため、日本通運など料金の安い傾向にある業者と一緒に見積もりを取り、料金を下げていきましょう。

会社名株式会社引越社
設立1971年
対応エリア全国
単身価格目安(平常)県内:43,000円~45,000円、県外:56,000円~93,000円
単身価格目安(繁忙期)県内:64,500円~67,500円、県外:84,000円~139,500円

アリさんマークの引越社公式ページ:https://www.2626.co.jp

2-5.ハトのマークの引越センター

ハトのマークの引越センターは、地域密着型の引越業者が集まっている組合で、それぞれのエリアごとに加盟している地域密着型の業者(加盟店)が業務を行ってくれます。

地域密着の業者の集合体ではありますが、ハトのマークの引越センターとして下記の研修や社内資格制度を実施しており、技術の品質は大手の中でも高い水準にあります。

  • 引っ越し作業の実技研修
  • マナー研修
  • 社内の引越コンテスト
  • 引越管理士資格認定制度(社内資格)

なお、料金についても統一はされていますが、価格相場は家族では安く、単身では高い傾向にあります。

そのため、日本通運など料金の安い傾向にある業者と一緒に見積もりを取り、料金を下げていきましょう。

会社名全国引越専門協同組合連合会
設立1974年
対応エリア全国
単身価格目安(平常)県内:44,000円~46,000円、県外:57,000円~95,000円
単身価格目安(繁忙期)県内:66,000円~69,000円、県外:85,500円~142,500円

ハトのマークの引越センター公式ページ:https://www.hato.or.jp/

3. 通常プランで引越し業者を決める前に1つだけ注意すべきこと

通常プランは距離や荷物の量をもとに、利用者ごとに料金が計算されるため、日通や上記のおすすめ業者にお願いする際も見積もりをとって金額を確認する必要があります。

その際、「複数社から見積もりを取らないと高くなる」ということだけは絶対に意識するようにしましょう。

3-1. 注意点:複数社から見積もりを取らないと高くなる

引越しの見積もりで最も大事なのは、「複数業者から見積もりを取り、料金やサービスを競わせること」です。

これは、1社からしか見積もりを取らないと、引越し業者は安くする努力をほとんどしないので、どんなに優良の業者でも料金が高くなるからです。

1社だけ見積もりを取るケース

反対に、2社以上見積もりをとっていて、ライバルがいる場合では、特に交渉しなくても勝手に他社を意識して安くしてくれます。

2社以上見積もりを取る場合

実際、私も営業マンをしていたとき、ライバル業者の有無で2倍近くの差をつけたことがあります

また、ライバルがいる時はサービスの内容でも負けられないため、「洗濯機の取り外し・取り付け」など有料のオプションを無料でつけたこともあります。

比較して一番いい業者を選べる

また、複数社に見積もりを取ることで、各社に割引をさせた上で、サービスも比較しながら1社に決められるので、より安くて良い業者を選びやすいです。

比較して選べるメリット

日通やその他の業者に決めたという方も、複数社に見積もりを取ることでより良い業者が見つかる可能性があります。

3-2. 複数業者から見積もりを取る方法は2つ

見積もりには下記の2つの方法がありますが、「一括見積もりサイト」の利用がおすすめです。

  • 1社ずつ見積もり依頼の連絡をしていく
  • 一括見積もりサイトを使う

一括見積もりサイトとは?

複数の引越し業者にまとめて見積もりを取れる完全無料のサービスのことで、一度の入力で複数社にまとめて見積もりを依頼できます。

引越し見積もりサイトの利用イメージ

利用の手順はシンプルで、①あなたが希望の条件を入力すると、②条件にあった引越し業者に見積もり依頼を出してくれ、③各業者から見積もりの提示を受けられるというものです。

一括見積もりサイトを使うべき理由

  • ライバルがいることを前提の見積もりが期待できる
  • 入力を何度もしなくてもいいので簡単
  • あなたの引越しの条件にあった業者をすぐに見つけられる

一括見積もりサイトでの申し込みは引越し業者側にもわかるので、サイトを使うだけでライバルがいる前提での価格になり、安くなりやすいです。

また、一括見積もりサイトでは、見積もり依頼の入力を何度もしなくてもいいことはもちろん、希望する条件を入力すれば、それに合う業者をすぐに見つけられます。

一括見積もりサイトの唯一のデメリット

デメリットは、あなたの条件にあう業者に片っ端から見積もり依頼をすることになるため、入力後大量の連絡が入ることになることです。

一括見積もりサイトのデメリット

ひどい場合だと下記のように、10以上の業者から一気に電話がかかって来るようになり、対応が大変です。

10件以上の着信履歴

ただし、「希望の業者を選んで見積もり依頼ができる」サイトを使えば、選んだ業者からの連絡しか入りません。

「業者を選べるサイト」のメリット

そのため、業者が選択できるサイトがおすすめです。

Q. サイトの利用料が完全無料なのはなぜ?

引越し業者側が利用料を払っているからです。
また、一括見積もりサイトの運営者はインターネットなど新生活に関するサービスも紹介することでも利益を得ていて、引越し業者が運営費全てを負担しているわけではありません。

引越し見積もりサイトのお金の動き

一括見積もりサイト利用後、1~2回インターネットなどの提案の電話がかかってくることがありますが、1度断れば強く営業されることもありません。興味がない旨をはっきり伝えましょう。

Q. 利用料は引越し代金に上乗せされないの?

上乗せはされません。まず、引越しの料金は「どうやって申し込まれたか」には一切関係なく算出されます。細かい内訳で計算されますが、一括見積もりサイトを使って上乗せされる項目は1つもありませんでした。

割引に関しては「ライバルの有無」が重視されるので、一括見積もりサイトを使う人は逆に安くなりやすいです。

3-3. おすすめの一括見積もりサイトは?

引越しの一括見積もりサイトは10種類以上ありますが、おすすめのサイトは引越し侍(https://hikkoshizamurai.jp/)です。

理由は下記のように対応業者数が最も多く、またそこから見積もりを希望する業者を選んで依頼ができるからです。

 対応業者数業者の希望
引越し侍300社以上
引越し価格ガイド300社以上×
ズバット引越し比較220社以上
引越し見積もりEX210社以上×
SUUMO引越し140社以上
LIFULL引越し100社以上
価格.com引越し100社以上
引越しラクっとNAVI60社以上
引越しネット30社以上
引越し達人.セレクト10社以上×
アットホーム引越し10社以上
楽天引越し5社以上
比較.com3社以上×

引越し侍は、東証一部上場企業の「株式会社エイチーム」が運営する引越し一括見積もりサイトです。

提携業者数は最も多く、下記のようなおすすめの大手業者からも、中小の業者からも見積もりが取れるので、たくさんの選択肢からあなたにあった業者を探せます。

日通など大手引越し業者のロゴ

下記のように、「概算の価格」「口コミ評価」を元に、根拠を持って見積もり依頼を出す業者を絞れるため、余計な業者に見積もりを依頼することもありません。

引越し侍の業者選択画面

また、あなたの細かい条件で概算価格が出るので、「いくらくらいかかるのか知りたい」という人がシミュレーションとして使うことも可能です。

引越し侍公式ページ:https://hikkoshizamurai.jp/

3-4. 引越し侍でどの業者を選べばいいの?

入力後でてくる業者が「あなたの条件で対応可能な業者」ですから、この中から選んでいく必要があります。

引越し侍で1回で見積もり依頼できるのは3社までですが、根拠を持って依頼する業者を選べるので、「3社」厳選して見積もりを取りましょう。

厳選の方法を下記の2つのケース別に紹介しますから、希望の業者が決まっていない方は以下のように選んでいきましょう。

  • ①サービスにもこだわりたいケース
  • ②料金を最安にしたいケース

①サービスにもこだわりたいケース

15社を比較した結果、下記の業者がサービス面で優れています。あなたの条件に対応している業者一覧の中にあれば下記から3社選びましょう。

料金は高めだが、サービスの質が極めて高い業者

サービスの質が高くて、価格も安い業者

サービス・料金のバランスがいい業者

上記で3社揃わないときは、ユーザーの満足度が高い口コミ評価4.0以上のものを選びましょう。

4.0以上の評価の業者が複数あれば、口コミ件数で選びましょう。評価の信頼度も高く、多くの人が選んでいるためです。

口コミの読み取り方

口コミ件数が5件を切るものもあり、「多くの人が評価しているか」も見極めなければいけません。

②料金を最安にしたいケース

概算価格・利用者の平均価格を参考に安いものを3社選びましょう。

引越し侍の概算価格の表示

概算価格は過去の実績などをもとに出されているため、これが安いものを選んでおけば最終価格も安くなりやすいです。

最安ということであれば、日通は入らない可能性もありますが、どうしても日通に話を聞きたい方はここで選んでおきましょう。

日通が出ない場合は?

あなたの希望の条件で引越しができない(空きがない)ことが考えられます。

ただ、公式ページ(https://www.nittsu.co.jp/hikkoshi/)から問い合わせることで、日程を調整できる可能性がありますから、選択肢に出なかった場合のみ個別に問い合わせをしましょう。

3-5. 入力後はどうなる?

引越し侍に情報を入力した後は、下記の流れで最終的な1社を絞ることになります。

引越し侍のサービスの流れ

  1. 引越し侍に情報を入力し、3社に見積もりを依頼
  2. 電話やメールで選んだ業者から連絡が入る
  3. 訪問見積もりや電話で要望を伝えると正式な見積もりが出る
  4. 最終的な一社に絞る

以上のように進みますが、一括見積もりサイトを使うだけで下記の「ライバルを意識して安くしてくれる」状態になります。

2社以上から見積もりを取るケース

日通含め、必要以上に高い金額を払うことはなくなりますから、業者に話を聞きながら進めていけば問題ありません。

引越しは1日でも早く見積もり予約をとった方が安くなるので、まずは「引越し侍」で見積もり依頼をするところから始めましょう。

引越し侍公式ページ:https://hikkoshizamurai.jp/

4. 見積もりがもう少し安くなる!通常プランの料金の確認のコツ

それぞれの業者に見積もり依頼をすると、順に見積もりを出してくれますが、細かい聞き方・答え方で提示される額に差が出ることがあります。

下記の点を意識すればより安い額を提示してもらいやすくなります。

  • 予算は伝えない
  • その場で決定しない
  • 他社の見積もり額を伝える時は要注意

繰り返しになりますが、一括見積もりサイトを使うだけで、業者は他社に負けないよう努力してくれます。

それでもさらに安くしたいという方はこの3つを意識し、より安い金額を狙いましょう。

4-1.予算は伝えない

見積もりを取る際、必ずと言っていいほど予算を聞かれますが、予算を伝えると予算より大幅に安くするのが難しくなってしまうので伝えないようにしましょう。

会話例

引越し業者:予算は決まっていますか?

あなた:いろんな会社の料金やサービスを比べて安いところにしようと思っているので、特に決めていません。

4-2. その場で決定をしない

引越し業界の得意文句として「今うちに決めてくれるなら○○○円まで下げます」というものがありますが、より安くしたいのであれば、その場での決定はおすすめしません。

他社に料金を確認されたら、上記額よりも安いためこの発言をしているのであって、他社ならさらに安い可能性が高いです。

どうやって防げばいいのか

自分以外の第三者(学生の場合は両親、社会人の場合は会社)に決定権がある事を伝えましょう。

会話例

引越し業者:この場で決めてくれれば、○○○円まで値下げします!

あなた:すみません。私一人では決められないので、両親と相談して決めさせていただきます。

いつまでに分かるか聞かれた場合は、全ての業者の見積もり額が出そうなタイミングを伝えるようにしましょう。

あまり待たせすぎると、予約状況次第では断られたり、提示額が変わりる可能性があります。

4-3. 他社の見積もり額を伝える時は要注意

2社目以降の業者は、すでに他社から見積もりを取ったと伝えると、他の業者の値段を聞いてきます。

この時、下記のように振舞いましょう。

  • それまで提示された料金は「少し高いな」と思ったケース
    →1社目の見積もりのように振る舞う
  • それまで提示された料金にある程度納得しているケース
    →正直に他社の料金を伝える

他の業者の料金を聞いて「少し高いな」と思った場合は、ここで正直に見積もり額を伝えると、その額を基準とされてしまい、納得できる金額まで下がりにくくなります。

そのため、それまで提示された料金に納得できないなら、下記のようにあたかも1社目のように答えるようにしましょう。

会話例

引越し業者:ちなみ他社さんの見積もりはとりました?

あなた:これからです。今日明日でA社さんとB社さんから見積もりを取り、最終的に決めたいです。

他社の料金が、十分納得できる額であるなら、ここで正直に伝えることで、それよりも安くしてくれる可能性が高いです。

Q. 嘘の金額を伝えるのはどうなの?

他社の見積もり額として、嘘をついて安い金額を伝える人もいますが、各業者は相場感を把握しているので、嘘はすぐに見抜かれます。

するなら単身引越しは1割程度を限度に安い金額を伝えるようにしましょう。

ケース別に使えるその他テクニック

その他、下記の3つのケース別に使えるテクニックを紹介します。

  • 日程に融通がきく人:引越しの日程の範囲を広くする
  • 手間をかけても安くしたい人:高い業者に電話を入れていく
  • 駆け引きに自信がない人:交渉を一切しない

当てはまる項目がある場合のみ確認しましょう。

①日程に融通がきく人:引越しの日程の範囲を広くする

日程にこだわりがない場合は「できる限り日程の範囲を広く」して引越し業者が提案できる一番安い日程にすれば費用を安くできます。

ある程度の範囲を伝えたあとは、自分の都合の悪い日程や時間を忘れずに伝えるようにしましょう。

会話例

あなた:引越しは12月1日から12月13日の間で一番安い日程でお願いしたいです。火曜日と午前中は対応ができませんので、そちらの日程は外していただきたいです。

引越し業者:12月11日の最終の便ではどうでしょうか?最後なので、前の作業によって時間が前後しやすいですが、その分お安くできます。

②手間をかけても安くしたい人:高い業者に電話を入れていく

手間をかけてもいい人は、3社から見積もりをもらった後に、他社よりも高い業者に、安い業者の見積もり額を伝えてみましょう。

会話例

あなた:他社さんで◯◯円で提示をいただいたのですが、それより安くすることはできますでしょうか?

引越し業者:でしたらうちはXXX円で頑張らせていただくのでいかがでしょうか。

あなた:ありがとうございます。両親にも相談してみます。

一番高い業者が入れ替わったら、高い業者に再びこの連絡をしていくことで、値下げしてくれることがあります。

ただし、引越し業者によっては、価格勝負をしておらず、値引きに限界があるものも多いので、受け入れてくれないケースもあります。

また、上記電話を何度もすると面倒な客だと思われるので、「他社よりも安くして欲しい」という相談は1社につき1回だけにしましょう。

③駆け引きに自信がない人:交渉を一切しない

駆け引きに自信がない人、面倒な人は、それぞれの業者と一切料金交渉をしないという方法もあります。

会話例

あなた:最初の提示額が最も安い業者さんにお願いしようと思います。公平に出してもらうために他社の料金はお伝えしません。

駆け引きは一切なしで、それなりに安い金額を提示されやすいです。

5. 15社の単身パックを比較!日通の単身パックの評価は?

日通(日本通運)は下記の単身パックを提供しています。

カーゴサイズ(荷物量)解説
単身パックL108×104×175cm少し高くて、大きいカーゴのプラン

単身パックは複数の会社が出していますが、日通の単身パックは最もおすすめの単身パックの一つです。

5-1. 日通の単身パックを他社と比較した結果

全国に対応していて、利用者も多い、大手15社の引越し業者・運送業者が提供する単身パックのプランは以下の通りです。
-スマホの方は左右にスクロールが可能です-

税込料金(カーゴ1つあたり)荷物量
同一市区町村の価格目安東京→大阪間の価格目安カーゴの
横幅×奥行き×高さ
カーゴの容量
日本通運(L)22,000円34,100円108×104×175cm1.96㎥
サカイ引越センター(小口便)長距離のみ対応 68,000円105×75×144cm1.13㎥
SGムービング(カーゴプラン)35,700円61,600円100×75×145cm1.08㎥
西濃運輸(カンガルー単身MAX+1)41,800円49,500円115×128×170cm2.50㎥
クロネコヤマト(わたしの引越)23,100円33,000円 104×104×170cm1.83m³
福山.通運(青春引越便)37,400円47,300円110×110×190cm2.30m³
  • 料金表があるプランは料金表をベースに、ないものは実際に見積もりをとって算出。
  • 繁忙期ではない時期の平日の料金目安です。時期や曜日によっては割増されます。
  • ハトのマークの引越センターは「小鳩」などの単身パックがあったが、現在は取り扱いなし。
  • 日本通運は「単身パックSプラン」「積んでみるプラン」があったが、現在は取り扱いなし。

単身パックは、宅配便のような最低限の引越しサービスで、会社やプランごとに大きな違いがあるのは下記の2つです。

  • 価格帯
  • カーゴの大きさ(どれだけ荷物が乗るか)

上記2つを比較すると、日通の単身パックは、コンテナサイズも十分で、価格も安いため、「クロネコヤマト」と合わせておすすめの単身パックです。

クロネコヤマト(https://www.008008.jp/moving/)には1つしかプランがありませんが、引越し条件によっては日通以上に安くなることもありますから、合わせて検討しましょう。

5-2. その他「日通の単身パック」の特徴

料金や荷物量の面でコストパフォーマンスのいい日通の単身パックですが、上記以外には下記の特徴があります。

  • ◯WEB完結で料金が出せて、そのまま予約が可能
  • ×単身パックではないサービスも混ざっている

◯WEB完結で料金が出せて、そのまま予約が可能

日通の単身パックの予約画面

日通の単身パックはWEB上であなたの運ぶ荷物を入力していくと見積もりが算出され、そのまま予約ができます。

その後、予約内容に間違いがないかどうか?の確認電話が日通からありますが、訪問や電話で詳しく荷物内容を伝えないといけない、通常の引越しよりはるかに簡単です。

×条件によっては単身パックが適用されない

日通で注意すべきなのが、「単身パック当日便」というプランです。

単身パックという名称だけで、実態は通常プランで、料金相場も高いので注意しましょう。

WEB見積もりでは距離や、トラックの空き状況によっては「単身パック当日便」というカーゴを使わない通常のプランが適用されることがあります。

引用:日通

荷物量にもよりますが、「単身パック当日便」は割高になる事が多いので、入力後、上記の表示が出た場合は電話(0120-154022)で「単身パックL」は使えないか確認しましょう。

「単身パックL」が使えなければ、クロネコヤマト(https://www.008008.jp/moving/)を使うべきです。

また、Web(https://www.nittsu.co.jp/hikkoshi/)で申し込みが完結できれば、Web割で2,000円安くなりますが、電話が必要になった場合は、Web割を受けられなくなります。

5-3. 日通の単身パックを使うべき人

改めて、日通の単身パックは、コストパフォーマンスに優れていますから、単身パックの中で最もおすすめです。

クロネコヤマト(https://www.008008.jp/moving/)が最安になるケースもあるため、あなたの条件で2社をWeb上で比較できると失敗しません。

迷った場合、比較が面倒な場合は、料金やプランの豊富さを踏まえ、日通を利用すれば大きな失敗はしません。

日通公式ページ:https://www.008008.jp/moving/

ただし、単身パックは業者にかかわらず、「3. 利用前に要確認!単身パックに共通する5つの注意点」で紹介するような注意点が満載です。

注意点を踏まえると、単身パック自体を使うべき人は下記全てに当てはまる人で、あてはらなければ、単身パック自体をおすすめしません。

  • ベッド・3ドア冷蔵庫などカーゴの大きさを超える荷物がない
  • 荷物量が多くはなく確実にカーゴ(1m×1m×1.7m程度)に積みきれそう
  • 宅配便のような最低限のサービスで問題ない
  • 当日荷物を受け取れなくても問題ない

特に荷物量には注意が必要で、単身パックにギリギリ入る荷物量は下記と考えておきましょう。

単身パックの荷物量の目安

引用:日本通運

上記よりも明らかに荷物が多い、大型の家具がある、という方は単身パックを使うと割高になります。

また、上記4つに当てはまる方も、通常プランで割引をしてもらうことで単身パック以上に安く使える可能性があります。

5-4. 日通の単身パックの料金表

エリア別に1カーゴあたりの料金をプラン別に算出しました。

単身パックL

-スマホの方はスクロールできます-

引越元\引越先(税込)北海道(札幌市)東京都神奈川県愛知県大阪府福岡県
北海道(札幌市)22,000円50,600円50,600円53,900円57,200円68,200円
東京都50,600円22,000円24,200円30,800円34,100円47,300円
神奈川県50,600円24,200円22,000円30,800円34,100円46,200円
愛知県53,900円30,800円30,800円22,000円27,500円38,500円
大阪府57,200円34,100円34,100円27,500円22,000円35,200円
福岡県68,200円47,300円46,200円38,500円35,200円22,000円

補足:追加料金

下記の日程で単身パックを使う方は、別料金(税込)がかかります。

到着希望が土日祝日+2,200円
到着希望が夜間(18時~21時)+2,200円
到着希望が土日祝日の夜間+4,400円
3/16~4/15の作業発送/到着の一方でも期間内の場合+5,500円

5-5. 日通と合わせて検討すべき単身パック

日通と合わせて比較したいのが、「クロネコヤマト」です。

クロネコヤマト(ヤマトホームコンビニエンス)は運送を強みにしていますが、それを活かして、カーゴを使った単身引っ越しも積極的に行っています。

日本通運と同様、ネットで料金が出るため、気軽に料金の確認ができます。また、「家財宅急便」という家具を単品で送る宅配便にも力を入れているため、万が一、カーゴに積みきらないサイズの荷物があっても、当日柔軟に対応してくれます。

対応していないエリアもありますが、Web上で料金を確認する際に、対応状況はすぐにわかります。

会社名ヤマトホームコンビニエンス株式会社
設立1985年
対応エリア全国
価格目安県内:23,100円、関東⇆関西:33,000円
カーゴサイズ104×104×170cm(1.83㎥)

クロネコヤマト公式ページ:https://www.008008.jp/moving/

6. 利用前に要確認!単身パックに共通する5つの注意点

改めて、単身パックと通常プランには下記の違いがあります。

単身パックと通常プランの比較

料金を重視する人におすすめの単身パックですが、主要15社の単身パックを比較する中で、単身パックには下記の注意点があることがわかりました。

  • 割引は受けにくい
  • ベッドが入る単身パックは存在しない
  • 積めない家具が出た場合は割高になる
  • 基本的に宅配便のようなサービスと考えておく
  • 当日受け取るのは不可能

単身パックは、事前にこれらを理解した上で利用するようにしましょう。

①割引は受けにくい

まず、単身パックは、通常プランよりも相場は安いです。

移動距離別の料金相場単身パック(カーゴ1つ)通常プラン(単身の場合)
~15km未満
(同市区町村程度)
30,000円39,000円
~50km未満
(同都道府県程度)
35,000円41,000円
~200km未満
(同一地方内)
41,000円51,000円
~500km未満
(関東〜関西程度)
53,000円70,000円

ただし、単身パックはWeb上などで自動的に料金が出るサービスが多いので、基本的に、通常プランのような割引を受け付けていません。

通常プランであれば、営業マンが料金計算をした上で、自社を選んでもらえるように割引をしてくれますが、単身パックはそういった割引がほぼありません。

日通も決まった条件での割引しかなく、Web上で自動的に計算された料金からは下げられません。

ただ、通常の引越しサービスの業者に単身パックの値段を伝えれば、意識してくれることもあるため、単身パックは交渉材料になります。

②ベッドが入る単身パックは存在しない

15社の単身パックを比較しましたが、ベッドが入るサイズの単身パックは1社も扱っていませんでした。

同様にマットレスも積むことはできません。

また、下記の商品は家具のサイズや、カーゴのサイズによっては積み込めないため、注意しましょう。

  • 3ドアの冷蔵庫
  • ソファ

1つなら乗る場合も、冷蔵庫+洗濯機など組み合わせ次第では乗らないことが多いので、要注意です。

日本通運は荷物を入力したうえで、入らない荷物があれば、「別送品」として、単品で送るための追加料金を含んだ額を表示してくれます。

それを踏まえて、利用を判断しましょう。

③積めない家具が出た場合は割高になる

大きな家具がなくても、当日決められたサイズのカーゴに入らりきらなかった場合、「カーゴを増やす」か「業者が別料金で運ぶ」ことになります。

特に「カーゴを追加」することになった場合、シンプルに料金が倍増しますから、通常プランの方が安くなることも多いです。

荷物量が不安な方は、事前に電話などで荷物内容を伝え確認する、もしくは通常プランにしておきましょう。

④基本的に宅配便のようなサービスと考えておく

単身パックは、集荷をしてくれる宅配便のようなサービスと考えておき、過度な期待はしないようにしましょう。

まず、このページで紹介している単身パックは全てダンボールも別料金です。2,000円~3,000円/10枚程度が目安で、Amazon(https://www.amazon.co.jp/)でも購入可能です。

また、家具の解体・組み立て、洗濯機の取り外し・取り付けを見ても、別料金になったり、対応してくれない業者が多いです。

上記のような作業を何から何までやって欲しいという方は、通常の引越しプランを選ぶべきです。

日通は、見積もり時に依頼することで、3,080円(税込)で梱包資材のセットを購入できます。

ダンボールのみ必要であればAmazonで購入しましょう。

⑤荷物を当日受け取るのは不可能

単身パックは宅配便のように複数人の荷物をまとめて一気に運ぶため、荷物は当日受け取れません。

少なくとも、今の家から運び出した当日は家財が家にないことになるので、どうするかを決めた上で利用しましょう。

仮にホテルで泊まる、ということになると、単身パックは割高になります。

日通は最短2日後、移動距離によっては10日かかります。

日通含め、単身パックは以上の注意点を理解した上で利用しましょう。

心配な方はこのページを参考に、通常のプランを安く使うことをおすすめします。

7. 単身者からの日通の口コミ・評判は?

ここまで、日通の単身パックの特徴や注意点を紹介してきましたが、「口コミ・評判が気になる」という方のために、単身者からの日通の口コミ評判を紹介します。

  • 通常プラン
  • 単身パック

上記2つに分けて、実際の料金事例と一緒に紹介していきます。

7-1. 通常プランへの評判

日通の通常プランに関する評判を集めたところ、下記の声がありました。

口コミ・評判

20代女性/単身(2月の週末・東京都世田谷区 → 東京都豊島区・〜15km未満)
評価:★★★★☆4.25、料金:56,700円
良かった点→電話対応もよく、当日のスタッフの方もテキパキとしていてスムーズな対応でありがたかった。
悪かった点→見積もり時ダンボール小20個で計算されており、実際は小5個、中9個、大5個でトラックに積み込みきれないと言われてしまった。自分の車もあったので問題なかったが、そこが残念だった。
引用:引越し侍

口コミ・評判

20代女性/単身(2月の週末・東京都世田谷区 → 東京都豊島区・〜15km未満)
評価:★★★★★4.75、料金:32,400円
13:30-15:30に伺うということで、15:00前頃にいらっしゃいました。
業者の方は、13:30には開始できる予定であったが、時間が押してしまったということで、何名か人員を増員して作業してくださりました。その為、開始から30分ほどで、荷物を積んで頂くことが出来ました。とても迅速で大変驚きました。
また、見積もり時も、ダンボール10個無料サービスの内訳(小中大各々いくつか)を悩んでいると、アドバイスもして下さり、実際そのアドバイス通りにして良かったと感じました
引用:引越し侍

通常プランで多かった口コミは下記の2つです。

  • 見積もり担当や当日の作業員の対応が良かった
  • 作業がスピーディ

日通は、徹底した社内教育で、利用者への対応や作業の質は高いです。

もちろん悪い口コミも

日通は、大半の人がサービス内容に満足していますが、2人目のMさんのように100%の人が満足しているわけではありません。

通常プランの場合、見積もり〜作業まで複数の担当者と接することになります。

下記でいうA~Dさんに当たったら「満足」できますし、Eさんに当たってしまった人は「不満」を感じやすいです。

従業員の当たりハズレの画像

日通は、満足している人が多いものの、悪い印象を持っている方ももちろんいるため、そこだけは理解した上で使いましょう。

ただ、日通の満足度は他社と比較しても極めて高いので、失敗する確率は低いです。

7-2. 単身パックへの評判

日通の単身パックに関する評判を集めたところ、下記の声がありました。

口コミ・評判

20代女性/単身(10月の週末・東京都練馬区 → 大阪府柏原市・〜500km未満)
評価:★★★★★4.50、料金:68,200円
【引越し料金】大手の他社に比べて圧倒的にコスパが良かったから
【見積もり時の対応】電話対応で、営業マンの電話があまり良い印象ではないから
【当日作業員の対応】作業員の人は作業が丁寧かつスピーディにしてくれ、好感がもてた
【特典や割引サービスなど】単身パックはお得だから
【次回も利用したいか】単身パックだとしたら再度利用したい
【知人・友人に勧めたいか】単身パックだと一人暮らしの人にはオススメだから
【この会社に決めた理由】一人暮らしの単身パックで安くついたため
【引越しアドバイス】特になし
引用:LIFULL引越し

口コミ・評判

20代男性/単身(3月の週末・岡山県岡山市 → 徳島県徳島市・〜200km未満)
評価:★★☆☆☆1.70、料金:70,000円
【引越し料金】単身パックが3ケースになって予想外の料金になったため。
【見積もり時の対応】電話だけ。
【当日作業員の対応】普通の人だった。
【特典や割引サービスなど】サービスがあったが、結局高くついたため。
【次回も利用したいか】使いたくないです。
【知人・友人に勧めたいか】いやです
【この会社に決めた理由】生協が協賛しているので信頼できると思ったからです。
【引越しアドバイス】ガムテープは使わずに養生テープを使うことをお勧めします。
引用:LIFULL引越し

まず、最も多かったのは、料金面に関して満足している声です。業界でも最もコストパフォーマンスの良い単身パックですから、1カーゴで全ての荷物を運べる場合、他のサービスよりも安く引っ越しができます。

ただし、「カーゴの数が多くなってしまい、料金が高くなった」などの失敗談もあるため、日通に限らず、単身パック自体の注意点を把握した上で利用しましょう。

8. まとめ

日通を単身で使うのはどうなのか紹介をしてきましたがいかがでしたか?

改めて、日通は単身引越しの場合、日通は「料金は安く、サービスの質も高い」ことに加え、「単身パックも優れている」業者です。

ただし、通常の引越しプランを使う場合、必ず引越し侍(https://hikkoshizamurai.jp/)などで「複数業者から見積もりを取り、料金やサービスを競わせること」が必須です。

また、日通は単身パックhttps://www.nittsu.co.jp/hikkoshi/も優れていますので荷物の少ない方を中心におすすめです。

このページの注意点を意識して使いましょう。

このページがあなたの引越しのお役に立てることを心から祈っています。

日通の会社データ

会社名日本通運株式会社
設立1937年6月
本社所在地東京都港区東新橋1-9-3
トラック台数およそ14,000台

サービス比較の採点基準(参考データ)

サービスの総合評価下記の5つの観点をもとに算出
・サービス範囲、梱包資材は点数を1/10に圧縮
・その他は(◎=1pt、◯=0.75pt、△=0.5pt、-=0pt)で算出
安心マーク有=「◎」、無=「-」
サービス範囲下記10点満点で評価

  • ダンボールを回収してくれる(無料:2pt、有料または条件次第で有料:1pt、未対応0pt)
  • 洗濯機の取り付け・取り外し(無料:2pt、縦型は無料 :1.5pt、有料:1pt、未対応0pt)
  • 作業員が靴下を履き替えてくれる(対応:2pt、見積もり時に要申告:1.5pt、有料:1pt、未対応0pt)
  • 引越し後、家具の移動を1度してくれる(無料:2pt 、有料:1pt、未対応0pt)
  • ベッドの解体をしてくれてる(無料2pt、有料:1pt、未対応0pt)
梱包資材下記10点満点で評価

  • ダンボール(無料:2pt、有料1pt、取扱なし:0pt)
  • 布団カバー(無料:2pt、有料1pt、取扱なし:0pt)
  • ハンガーケース(無料:2pt、有料1pt、取扱なし:0pt)
  • 食器ケース(無料:1pt、有料0.5pt、取扱なし:0pt)
  • 食器の梱包紙(無料:1pt、有料0.5pt、取扱なし:0pt)
  • シューズボックス(無料:1pt、有料0.5pt、取扱なし:0pt)
  • エアキャップ(無料:1pt、有料0.5pt、取扱なし:0pt)
社内教育教育制度・社内資格が明記=◎/どちらか=◯/明記なし=△
補償業者の責任で破損したものを補償=◎、補償なし=-