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賃貸

賃貸vs持ち家どちらがお得?不動産のプロが教える2024年最新トレンド

「賃貸と持ち家はどっちがお得なの?」「家賃を払い続けるくらいなら買った方がいい?」など、賃貸と持ち家のどちらがいいのか気になっていませんか。

長年不動産業界で働いてきた経験から言うと、悩んでいるのであれば「持ち家」は買うべきではありません。

このページでは、2024年最新の業界トレンドを踏まえて、私がこう言い切る理由を下記の流れで解説していきます。

  1. 2024年 賃貸vs持ち家の正しい判断基準
  2. 賃貸と持ち家のメリット・デメリット
  3. 賃貸で失敗しないための4つのポイント
  4. 持ち家で失敗しないための6つのポイント

このページをすべて読めば、持ち家と賃貸であなたにとってベストな選択ができ、またそれぞれ決めた後もより良い家探しをするためのコツがわかります。

1.2024年 賃貸vs持ち家の正しい判断基準

物件やライフスタイルにもよりますが、2024年の情勢を踏まえると、私が持ち家を推奨すのは下記のような人だけです。

◆持ち家を推奨する人

損得関係なしにマイホームが欲しい人だけ

逆に言えば、「どっちが得なのかな?」「なんとなく賃貸は損しそう…」など、強い要望がない人は「賃貸」をおすすめします。

理由は、不動産業界や働き方に大きな動きが予測されるため、持ち家を買うリスクが高まっているからです。

背景①:不動産価値は今後10~20年でどうなるかわからない

持ち家を推奨する人の理由の一つは、「いざとなったら売ればいい」ですが、アテにならない可能性があります。

下記の観点で、今後10年、20年経つと、不動産の価値はどうなるかわかりません。

空き部屋がどんどん増えていく

現在、新築のマンションがどんどん建てられ、「空き家」が急激に増えています。2013年では空き家率が13.5%ですが、2033年には30%以上になると予測されています。

空き家数の過去の推移と予測

引用:野村総合研究所

空き家が増えていくと、売ろうと思っても低価格でしか売れなかったり、貸そうとしても借りたい人が見つからない可能性が出てきます。

反対に、「住んでくれる人」を一生懸命探す時代になるので、いい物件を安く借りられるようになる可能性、安く買えるようになる可能性が高いです。

ITの発達により暴落の恐れも

また、「人気のエリアなら値落ちしない」という意見も信じすぎてはいけません。

今後ITが発達して、下記のような世の中になると、今の人気エリアでも人気がなくなる可能性があります。

  • 完全に会社に行かずに在宅ワークが可能になる
  • 自動運転が普及し駅から近いことの価値が薄れる

一例ですが、今人気駅の駅近でも、今後ITの発達で「立地」に価値がなくなる可能性も否定できません。

背景②:働き方の多様化により、収入がどうなるかわからない

今までの世代の人が、住宅ローンを組んで、退職まで支払い続けられたのは「終身雇用と安定した昇給」がある程度約束されていたからです。

しかし、働き方の変化、終身雇用の崩壊、実力主義などにより、数十年先どうなっているかわからないのが今の日本です。

「給料が上がらない可能性」「リストラのリスク」などを考えたら、ローンを組むリスクは上がっています。

売ってもローンを返済できない可能性もある

「いざとなったら家を売ればいい」と考えているかもしれませんが、それも危険な考えです。

物件価格が予想以上に下がると、下記のように物件を売ってもローンの完済ができなくなります。

物件価格とローンの相関

ローンオーバーと呼ばれるこの状態になると、差額を補塡しなければ売却も難しいです。

ローンが払えない…という状態になった際に上記理由で売却できない人も少なくはありません。

背景③:不動産業界も変わってきている

賃貸と持ち家のバランスが崩れてきたのは、不動産業界自体の変化も理由です。

今まで、借りるか、買うかでしたが新しいサービスがどんどん出てきています。

例えば、「OYO LIFE」という、ホテルに泊まるようにスマホ不動産を予約し、家具付きのマンションに最短翌日入居できるサービスが2019年に始まりました。

OYO LIFEはサービスがうまくいかず現在新規の申し込みを停止していますが、今後10年、20年後このような「借りる」「買う」以外の住み方が続々と出てくる可能性があります。

そのため、ここで買ってしまうと身動きが取れなくなり、ベストな選択ができなくなります。

結論:当たり前が崩壊している今、持ち家は推奨しない

以上を踏まえると、今の時代、持ち家を購入するのはハイリスクなので、迷っているのならおすすめしません。

持ち家を選んでいいのは、下記のように持ち家を強く希望している場合のみです。

  • 子育てをマイホームでして思い出を残したい
  • 子供に家を残してあげたい
  • 持ち家を持つのが夢だった
  • 本当に住みたい家が売りに出ている

こんな強い思いがなく、迷っているなら「賃貸」にすべきです。

とはいえ、もう少しじっくり比較したい方に向けて、賃貸や持ち家のメリットデメリットを解説します。

2. 賃貸と持ち家のメリット・デメリット

では、賃貸と持ち家のメリットとデメリットをそれぞれ解説していきます。

2-1. 賃貸のメリット・デメリット

賃貸のメリット・デメリットをまとめると以下のようになります。

メリット
  • ライフスタイルや収入に合わせて引越ししやすい
  • 自分で修繕をする必要がない
  • 持ち家ほどまとまったお金が必要ない
  • ローンを組むリスクがない
デメリット
  • 自由にリフォームができない
  • 老後、住む家に困る可能性がある

やはり、金銭的なリスクを極力まで下げて、世の中やあなたのライフスタイル・収入に合わせて自由に家を決められるのが魅力です。

変化が激しい現代において、もっとも失敗しにくい選択と言えます。

老後は大丈夫?

上記のデメリットにあげた通り、将来住む家に困る可能性はゼロではありません。

ただし、今でも年金をもらえるのであれば賃貸できる家が見つからないということにはなりにくいです。

2017年に法律も改正され、高齢者の入居を断らない「セーフティネット住宅」も増えてきています。「借りる人を探す時代」がきますから、心配する必要はないと思います。

2-2. 持ち家のメリット・デメリット

メリット
  • 将来的に売ることが可能
  • ローンを完済すれば出費が減る
  • 資産になり、家族に遺すこともできる
デメリット
  • 初期費用の負担が大きい
  • 引越しがしにくくなる
  • ローンを組むことで、仕事などの選択肢が狭まる
  • 固定資産税や管理費など、毎月・毎年の費用もかかる
  • 修繕を自費でしていかないといけなくなる
  • 近所付き合いが面倒

資産になり、将来売ることも可能ですが、不動産価格がどうなるかわからないので、そこを期待して持ち家にするのはおすすめしません。

また完済しても、修繕費や固定資産税がかかりますし、家族に遺す場合も贈与税がかかるので、その点しっかり考えましょう。

2-3. 賃貸vs持ち家のシミュレーションは無意味

よく、賃貸と持ち家のシミュレーションが行われていますが、必ず、「家を売りたい人」「家を貸したい人」の思惑で捻じ曲げられているので、アテにしてはいけません。

特に、家を売りたい人が「持ち家に有利になるシミュレーション」をよくしていますが、下記の観点が抜けていることが多いです。

危険ポイント①持ち家は古くなっていくことを隠している

「同じ条件の家を借りた場合」とされることが多いですが、持ち家が古くなっていくことを考慮していません。

例えば、今新築のマンションと、築35年のマンションがあった場合、築年数以外の面が同じ条件であれば、後者の方が賃料が安いのは納得いただけるかと思います。

しかし、「持ち家派」のシミュレーションは、ずっと同じ家賃を想定しているものが多いです。

20年後、30年後に同じマンションに住む場合は家賃が下がっている可能性が高いことを考慮しましょう。

反対に、同じ家賃を払い続けるのであれば、ずっと綺麗なマンションに住み続けられる可能性が高いです。

危険ポイント②費用が抜けていることが多い

持ち家を購入する際は、購入費以外にも下記の費用がかかりますが、「持ち家派」の人のシミュレーションではどれかの観点が抜けていることが多いです。

費用項目解説
仲介手数料不動産会社に支払う報酬。物件価格の3%+6万円(400万円を超える取引の場合)+消費税。
印紙税「売買契約書」を作成する際にかかる金額(1,000~5,000万円の場合、2万円/1冊)。
登記費用不動産の所有権などを役所に登録するための費用で、評価額の数%が必要。
不動産取得税購入後1回だけ支払う。固定資産税の4%。
融資手数料住宅ローンで金融機関に払う手数料。数万円程度〜融資額の数%まで状況次第。
ローン保証料返済ができなくなった時のための保証会社に支払う金額。保証料は状況によって様々。
団体信用生命保険料死亡時などにローンを払うための保険(がん特約などを別途つけるかなど、人によって保険料は異なる)
固定資産税評価額の1.4%を毎年払う。
修繕費設備の修繕が必要な際に、支払うお金。「修繕積立金」として管理費と一緒に払うことも多い。
管理費・共益費日々の清掃、管理人の人件費などの管理費・共益費は購入しても必要。

上記は一例ですが、少なくともこれらのコストが考慮されたシミュレーション以外信用しないようにしましょう。

危険ポイント③結局どんな家に住みたいかで180度変わってしまう

また、そもそも賃貸vs持ち家はどんな家に住みたいかで180度変わってしまいます。

1つの事例だけをとって、「どっちがお得」という判断はできません。「多少狭くても持ち家がいい」「老後は小さい家でいい」など、好みはバラバラです。

また、先ほどの費用一覧でも、状況によって必要かどうか、いくら必要かは変わります。

そのため、「どんな人」が「どんな家」に「どうやって暮らすのか」、あなたの状況に合わせたシミュレーションでなければ意味がないのです。

2-4. あなたにとって後悔のない選択を

以上を踏まえると、やはり購入時のリスクが大きすぎるので、2024年現在持ち家よりも賃貸の方がおすすめです。

また、シミュレーションは意味がないケースが多いので、あなたがどうしたいかを真剣に考えるようにしましょう。

「なんとなくお得そう」「家賃払うのがもったいない」という考えであれば、購入はおすすめしません。

最後に、賃貸時・購入時それぞれで少しでもいい物件選びをするためのコツをまとめますので、下記を参考にしてください。

3. 賃貸で失敗しないための4つのポイント

賃貸で決めた方は持ち家の人ほど失敗のリスクはないため、住みたい家に気軽に住みましょう。

ただし、賃貸業をしていた経験から、抑えておけばより良い家選びが実現するポイントを解説します。

  • 大手のポータルサイトで複数物件を洗い出そう
  • どの不動産ポータルサイトを使うかが最大のカギ
  • 不動産サイトは「何となく」で使わない
  • 内見は10のコツを意識する

3-1. 大手のポータルサイトで複数物件を洗い出そう

ポータルサイトとは、下記のように、たくさんの不動産会社がお金を払って、自分の会社が扱う物件を載せているものです

あなたが物件①に興味を持てば不動産会社Aに問い合わせることになります。

とにかく各社たくさんの物件の最新情報を載せているので、あなたにとってベストな賃貸物件を探しやすいため、まずはポータルサイトで物件を探しましょう。

数百万件の空室情報を載せている不動産業者が多く、不動産の店舗に行くよりも情報量は格段に増えます。

不動産会社に直接行くのは古い?

ネット上などで、「不動産会社に直接行った方がいい」という声もありますが、それは5~10年前の話です。

以前までは、「お得物件はネットに載せず問い合わせて来た人だけに」という不動産会社もありましたが、今は大半の人がネットで探す時代です。そして、それに合わせて、ほとんどの不動産会社がネットに情報をしっかり載せています。

あるかないかわからない掘り出し物に期待して、直接足を運ぶのではなく、大手のポータルサイトを活用し、大量の物件から一気に検索するのが2024年おすすめの探し方です。

店舗に行くのは逆効果?

いきなり店舗に行ってしまうと不動産会社が出してきた家しか見れず、不動産会社が得するような物件しか出てこない可能性もあります。

3-2. どの不動産ポータルサイトを使うかが最大のカギ

ただし、ポータルサイトによっても物件数は異なるので注意しましょう。「賃貸サイトにはいい部屋がない」と言っている人はサイト選びが悪いだけです。

有名なサイトでも掲載数が少ないところもあり、出会えるはずだった物件に出会えなくなります。

有名な8つのポータルサイトに掲載されている物件数を渋谷区と全国で比較してみます。

ポータルサイト地図から探す機能掲載物件数(東京都渋谷区)掲載物件数(全国)
SUUMO約4.6万件約730万件
HOME’S約1.8万件約510万件
Door賃貸約3,200件約460万件
スモッカ約8,100件約400万件
at homeアプリ版のみ有約9,300件約160万件
CHINTAI約3,900件非公開
オウチーノ約3,100件非公開
いえらぶ約14,000件非公開
  • 各サイトで地区ごとに物件情報を検索した結果、表示された物件数を出しています。
  • ただし、各サイトで細かい計算方法が違い、実際の物件数は増減する可能性があります。

SUUMO」と「HOME’S」で扱う物件は特に多く、中でも「SUUMO」が使いやすくおすすめです。

SUUMOとは?

SUUMO」はリクルートグループが運営する日本最大級の不動産ポータルサイトで、多くの不動産会社がこぞって物件を載せています。

数ある賃貸サイトの中で最もおすすめな理由は、とにかく掲載数が多く、また希望の条件で物件を絞りやすいことです。

700万近い物件を様々な切り口で検索ができ、「角部屋」「ペット」「女性限定」など様々な要望で物件を絞り込めます。物件は下記のように全国にくまなくあり、どこに住んでいてもおすすめです。

東京都約132万件
大阪府約114万件
宮城県約8.2万件
沖縄約5,000件

パソコン・スマホどちらでも使いやすく、初めての人でも理想の物件がきっと見つかるはずです。

3-3. 不動産サイトは「何となく」で使わない

SUUMO」などの不動産サイトを何となく使っている人が多いのですが、いい物件に出会うための明確なコツがあります。

SUUMOを例に解説しますが、大手のサイトであれば基本的に使えます。

コツ1. エリアはなるべく広くとる

特に電車で通勤・通学する方は、便利な場所を探すために、「沿線・駅から探す」「路線図から探す」がおすすめです。特に乗り換え事情がわからない方は「路線図から探す」がおすすめです。

車通勤の方は、「市区郡から探す」で問題ありません。

その際、ポイントなのは、とにかく住みたい駅の周辺を幅広く選ぶということです。

イメージがつかない駅も、あなたにドンピシャな物件があったら見に行けばいいので、とにかく5駅前後は余分に検索することがおすすめです。

コツ2. 気になる条件は妥協せずに選択する

上記のように広くエリアを取ると、数千件の物件が出ることがありますが、ここから妥協せずに徹底的に絞り込んでいきます。

「すべてのこだわり条件」もしっかりとチェックすることが、あなたにベストな家を見つけるためのコツです。

ここで引っかかる物件が、「あなたが本当に求める物件」なので、30件以内になるのを目安に絞り込みましょう。

もし、該当物件数がゼロになった場合、あなたが高望みしている可能性があるので、譲ってもいい条件のチェックを外します。

お得情報. いい物件に出会いやすいチェック項目「分譲賃貸」

プロの目からすると、特に「分譲賃貸」という項目がおすすめです。

分譲賃貸とは、買って住むという人だけに向けられて作られたマンションが賃貸として募集されている物件です。

この物件には下記のメリットがあるので、いい物件に出会う可能性が高いです。

  • 長く住むことを考えて作られたので、建物がしっかりしている可能性が高い
  • 住民も長く住む人なので、騒音などのトラブルが起こりにくい
築年数は選択したほうがいい?

築年数は、「よほど新しい物件に住みたい場合」のみ選びましょう。

築年数が古くても綺麗にリフォームされている物件も多いですから、実際に目で見たほうがいいです。

ただし、耐震基準が改正された「1981年6月」以前の物件は耐震に不安がありますから、築25年以上の物件には注意しましょう。

建物の構造について

部屋の構造ですが、柱と壁の作りで「木造」「鉄骨」「鉄筋コンクリート(RC造)」「鉄筋鉄骨コンクリート(SRC造)」の4つに分けられ、賃料重視か、防音・耐震性重視かで決めることになります。

建物の構造の比較

違いがわからない方、どれにすればいいか迷う方は、検索ではあえて絞らずに、実際の建物を見て判断してもいいでしょう。

騒音に悩みたくない方は「鉄筋コンクリート(RC造)」「鉄筋鉄骨コンクリート(SRC造)」がおすすめです。もちろん完全に防音はできるわけではないので必ず内見で確かめましょう。

コツ3. 複数の物件に問い合わせる

ここで、問い合わせてもお金はかかりませんから、複数の物件を内見し、比較するのがおすすめです。

契約前に、物件を3件以上見るようにしましょう。

コツ4. なるべく複数の不動産会社に問い合わせること

また、問い合わせの際、複数(2~3社)の不動産会社に問い合わせるようにしましょう。

お問い合わせ画面で、下記のように問い合わせ先が表示されます。

select shops on the suumo

複数問い合わせる理由は、スタッフにあたりハズレがあるからです。熱心に対応してくれる人が多いですが、中には知識が少なかったり、しつこい人もいます。

そのため下記の観点を満す営業マンにお願いするのがいいでしょう。

いい営業マンの条件

  • 知識も誠意もあり、あなたの質問に即答してくれる
  • あなたの希望を満たす物件を複数教えてくれる
  • とりあえずの内見も快く対応してくれる
  • 物件の悪い面も教えてくれる
  • 契約を急かしてこない

不動産会社は他社の物件でも案内することができます。

営業マンの対応が悪い時、別の不動産会社に相談すれば、その物件を紹介してくれることも多いです。

また、上記5つの観点を満たす営業マンを1人知っておけば、今後の引越しの際も相談できます。

3-4. 内見は10のコツを意識する

不動産会社に問い合わせると、連絡が入りますので、日程を合わせて内見にいきましょう。

内見は、不動産会社のスタッフと行くことになりますが、物件の最寄り駅もしくは不動産会社の店舗、物件の前のどこかで待ち合わせることが多いです。

内見の際は下記を意識すると失敗しにくいです。

内見の10のコツ

  • ①最も後悔しやすい「騒音」を確認する
  • ②部屋の日当たり、風通しを確認する
  • ③実際に街並み、店舗などを確認しておく
  • ④住民や建物の雰囲気を確かめる
  • ⑤ゴミ出しのルールを聞いておこう
  • ⑥採寸をしておく
  • ⑦細かい設備もチェックしておく
  • ⑧諸費用を不動産会社に確認する
  • ⑨事故物件でないかの確認もする
  • ⑩いいと思った物件はすぐにでも申し込みを行う

①最も後悔しやすい「騒音」を確認する

賃貸物件にかかわらず、家探しで最も後悔しやすいのが、「騒音」です。騒音は主に下記の4つに分けられます。

  • 隣の部屋からの騒音
  • 上の階からの騒音
  • 外からの騒音
  • マンションの廊下からの騒音

窓を閉めた状態で、耳をすませて騒音は大丈夫か、睡眠に影響はなさそうかを確認しておきましょう。壁に耳を当てると確実です。

また、周囲の部屋が留守という可能性も考慮しておきましょう。

隣の部屋との壁をコンコンしたり、床をかかとでトントンしてみて、響きそうであれば騒音に悩むリスクが上がるので、他の物件とよく比較することがおすすめです。

②部屋の日当たり、風通しを確認する

騒音だけでなく、部屋の日当たり、風通しも確認しておきましょう。

隣に建物がある場合や、建物が特殊な構造をしている場合など、日当たり・風通しが悪い物件は複数あります。

内見時気にならなくても、梅雨時や換気したい時にストレスに感じやすくなるため、必ずチェックしておきましょう。

カビが生えていないかも要確認

風通しや日当たりが良くないへ部屋は、窓周りや収納などにカビが生えやすいです。

カビが生えていたり痕跡のある物件は梅雨の時期などに苦労する可能性が高まります。

③実際に街並み、店舗などを確認しておく

内見時は駅から歩くなど、その物件の周辺を散策し、あなたがいつも使っている店舗はあるか確認しておきましょう。

  • コンビニ
  • スーパー
  • クリーニング店

また、お子さんがいる場合、小中学校との距離を確認できるとなおいいです。

ただし、学校が近すぎると騒音の元ですので、適度な距離を意識したいのと、墓地などが近くにないかも確認しましょう。

④住民や建物の雰囲気を確かめる

内見時、部屋の中だけでなく、外でも注意して住民や建物の雰囲気を確かめましょう。

まず、どんな住民がいるのか確認しておきましょう。これから同じ建物に住むことになる人がどんな人かは重要です。ストレスなく住めそうかは必ずチェックすべきです。

また、建物の管理状況を確認しておきましょう。清掃は行き渡っているか、ゴミ捨て場やエレベーターは綺麗になっているかは現地でしかわかりません。

⑤ゴミ出しのルールを聞いておこう

物件によって、ゴミを出すルールが異なりますので、一つの判断基準にしましょう。

おすすめは専用のゴミ捨て場があり、24時間ゴミを出せる物件です。

気が向いたらゴミを出せるので楽ですし、ゴミを部屋に貯めなくて済むので、部屋を広く使うことができます。

⑥採寸をしておく

物件にメジャーなどを持っていき、採寸しておくと便利です。

  • 部屋の寸法
  • 冷蔵庫や洗濯機置き場の広さ
  • カーテンのサイズ

などを図っておけば、契約後入居日までに、新しい家電を用意したり、家具の配置を決めることが可能です。また今持っている家具が使えるかどうかもわかります。

新生活の準備が捗りますので、メジャーをカバンに入れておき、この部屋に決めた!というときはサイズを測りましょう。スマホで撮影しておけば、家具を揃えるときもより安心です。

玄関のドアの大きさを測っておけば、引越し時の家具の搬入も困りません。

契約後、不動産のスタッフにお願いすれば代わりに測ってくれる可能性もありますが、期待しすぎないようになるべくご自身で測るようにしましょう。

⑦細かい設備もチェックしておく

その他、下記の設備もチェックしておくとより失敗しない部屋選びができます。

見るべき施設チェック箇所
エアコン有無だけではなく、古い場合は、型番を確認し、消費電力が大きくないかを確認する。
収納あなたの入れたいものがしっかり入るか確認する。
ポスト他人が勝手に出し入れできないか確認する。
インターネット工事が必要なのか、そもそも工事で使えるか不動産業者に確認する。
開け閉めはスムーズか確認する。
水道・シャワー許可をもらい水を出して、十分な量の水が出るか確認する。

⑧諸費用を不動産会社に確認する

内見時に不動産会社の人に、入居時と毎月、いくら必要なのか、その内訳は何なのかを確認しておきましょう。

不動産サイトや物件概要の情報は、必要な費用が省略されている恐れもあり、想定以上の費用を支払うことにつながります。

⑨事故物件でないかの確認もする

事故物件とは、事件や事故、自殺で人が亡くなった物件です。

この事故物件ですが、入居者に伝えるかに明確なルールはなく(法律の解釈が曖昧で)、教えてくれないケースがあります。

過去の事件などが気になってしまうという方は、申し込み前に「大島てる」という事故物件公示サイトで確認をしておくことがおすすめです。

⑩いいと思った物件はすぐにでも申し込みを行う

賃貸は、決める人はすぐに決めるので、内見した家が、その日の夜に別の申し込み者が入ることは珍しくはありません。

多くの物件で先着順で優先されていくので、なるべく1日に内見をまとめて行い、いい物件があればその日のうちに申し込みを行いましょう。

譲れないポイントをいくつか決めておき、内見でクリアしていたら申し込みを行うのもおすすめです。

賃貸は契約書を書いて初めて契約成立です。

マナー違反ではありますが、仮押さえをして、同時進行で他の不動産会社で別の物件を探す…ということも可能です。

4. 持ち家で失敗しないための6つのポイント

繰り返しになりますが、基本的にどうしてもという方以外に持ち家はおすすめしません。

ただ、本当に持ち家がいいという方に向けて、失敗するリスクを下げる下記のポイントを紹介します。

  • 将来の物件の資産価値を考える
  • 事前に内覧で住みやすさを確認する
  • 相場より高く買わない
  • 住人の口コミも必ず見る(マンションの場合)
  • 様々な物件を紹介する業者に相談しながら決める
  • 買う前に、もう一度冷静になる

4-1. 将来の物件の資産価値を考える

物件の資産価値が30年後、40年後にどうなっているか、考えて購入しましょう。

  • 駅から近く、人口が減っても住みたい人が減らないエリアか
  • 再開発が進み、人口が増え、利便性が上がりそうか
  • マンションの場合、建物の管理は行き届いているか
  • 「圧倒的におしゃれ」など他の物件との明確な違いがあるか

これらを踏まえて何十年後も価値が落ちにくい物件であれば、高値で売ることができ、市況によっては利益も出せるでしょう。

「マンション」「一戸建て」どちらが資産価値が落ちにくい?

同じ立地であれば「一戸建て」です。

同じ価格でマンションと戸建てを買った場合、マンションの方が土地代の占める割合は少なくなります。

将来不動産価格が変動するリスクはありますが、建物の価値は年々落ちていくのに対して、土地はそこまで急激には下がりはしにくいです。

そのため、買う中でも資産の低下のリスクが小さいのが一戸建てです。

ただ、駅から遠い、人口が減っていくエリアにある土地の価値は人口が減ると落ちていきますから、一戸建てでも立地次第です。

今人気のエリアは?

東京都ですと、港区(特に、南青山・赤坂)・渋谷区(特に渋谷)・新宿区(特に西新宿)は人気が根強いです。

東京都以外ですと、住みたい街ランキングで常に上位の武蔵小杉(神奈川)、大宮(埼玉)が人気です。

住みたい街ランキング」にその他の人気なエリアも出ています。

ただ、30年~50年後はどのエリアが人気なのか予測ができませんし、ITの発展で「立地」という概念がなくなる可能性もあります。

損得関係なしに、住みたいエリアを選ぶべきですが、リスクが少ないのは上記のエリアです。

4-2. 事前に内覧で住みやすさを確認する

実際に住んで満足できるかも、じっくり見ておく必要があります。

下記は住んでから「こんなはずじゃなかった」と感じる人が多い観点ですので、特に購入前にしっかりと確認しましょう。

周辺環境駅から実際に歩いてみる(電車のホームからどのくらいの距離か確認)
小中学校からの距離
今の生活で便利に感じている施設(クリーニングなど)を事前に書き出し、チェックする
マンションの共用部エントランス・エレベーター・ゴミ置場などの清掃は行き届いているか
コンシェルジュの有無、時間、サービスの内容
エレベーターの台数や待ち時間
ゴミ捨て場は各フロアにあるか、24時間出せるか
マンションの住人はストレスなく同じマンションに住めそうな人か
部屋眺望・日当たりは良いか/再開発などで悪化しないか
高速道路や電車の騒音はないか
収納スペースは十分にあるか
壁が薄くないか(軽く叩いてみる)
洗濯物は干せそうか

特に音が後悔しやすいポイントです。内覧時に確認するだけでなく、必ず不動産会社にも使っている資材の防音性能はどのくらいか確認しておきましょう。

4-3. 相場より高く買わない

購入して損をしないためには、「相場より高く買わない」という点も重要です。

逆に相場より安く買うことができれば、多少そのエリアの不動産の価値が落ちても損しません。

相場はエリア、広さ、築年数でも変わりますので、同じエリアの近い条件の物件の価格を10件以上確認してから買いましょう。

現在売りに出ている物件以外にも、下記の過去の売買データを確認できるサイトを利用しましょう。

マンションの方は、部屋ごとに価格が違うので、同じマンションの別の部屋全てを確認し購入しましょう。

・同条件の他の家より高い
・マンションの別の部屋よりも割高
上記の場合、相場より高い可能性があります。「内装が豪華」など高い理由が明確ならいいのですが、そうではない場合、割高物件です。

買った瞬間損することになるので、注意してください。

4-4. 住人の口コミも必ず見る(マンションの場合)

中古マンションの場合、既に住んでいる人もたくさんいるため、口コミを確認できます。

「子供の足だと小学校から遠い」「共用施設が使えない」など、住まなければわからない物件のデメリットを確認することで失敗しにくくなります。

マンションに住む方は、住人の口コミを見れる下記のようなサービスで、興味のあるマンションに付いて住民の声を確認しておきましょう。

おすすめサイト:マンションノート

マンションノート」は、100万件以上の口コミが投稿される、日本最大級のマンション口コミサイトです。

今住んでいるマンションの口コミを投稿すれば、無料で口コミを見ることができます。

4-5. 様々な物件を紹介する業者に相談しながら決める

いざ購入する際に、特定のメーカーや物件のみを扱っている会社に相談すると、デメリットを隠されたり、他社のマンションを教えてくれません。

そのため、複数の物件を公平に扱っている会社に相談することでそう言ったリスクを減らせます。

  • どの業者の物件も中立に扱っているか
  • 営業をしないと公言しているか
  • 無料で相談だけでもできるか
  • 大手企業が運営している

の4点でおすすめ業者を出すとすると、下記の2社がおすすめです。

中古で検討している方は「LIFULLHOMES 住まいの窓口 」、新築マンションで検討している方はどちらにも話を聞きに行き、担当者や提案内容が良さそうな方を選ぶのがおすすめです。

おすすめの相談相手:LIFULL HOMES 住まいの窓口

LIFULL HOMES 住まいの窓口公式ページ

LIFULL HOMES 住まいの窓口」はLIFULLによる持ち家の相談所です。

あなたの悩み・予算などに対してじっくり相談に乗ってくれた上で、最適な不動産業者を紹介してくれます。

注文住宅から、リノベーションまであらゆる物件に対応していて、費用面も詳しく教えてくれます。

「営業はしない」、「すべてのサービスが無料」と公言していますから購入を決めた方はまず相談すべきです。

LIFULL HOMES 住まいの窓口公式ページ:https://www.homes.co.jp/counter/

4-6. 買う前に、もう一度冷静になる

繰り返しになりますが、物件を選んだあとにもう一度冷静に購入するかどうか検討しましょう。

  • その物件の30年、40年後は想定できるか
  • その物件を購入することであなたの人生は縛られてしまわないか
  • 費用はトータルで考えたか
  • お金を払い修繕しながら住む覚悟はあるか

一生に一度の大きな買い物をする前に、賃貸ではダメなのかもう一度考えましょう。

5. まとめ

賃貸と持ち家、どちらがいいのか比較してきましたがいかがでしたか?

あくまでも、物件やライフスタイルにもよりますが、2024年の情勢を踏まえると、持ち家を購入してもいいのは下記のような人だけです。

◆持ち家を推奨する人

損得関係なしにマイホームが欲しい人だけ

「どっちが得なのかな?」「なんとなく賃貸は損しそう…」など、強い要望がない人は「賃貸」をおすすめします。

それでも購入したいという人は、このページのポイントを意識しながら、少しでも失敗の可能性を下げましょう。「LIFULL HOMES 住まいの窓口(https://www.homes.co.jp/counter/)」などの中立にアドバイスをもらえるプロに相談することがおすすめです。

また、賃貸に決めた方は「SUUMO(https://suumo.jp/chintai/)」を使いながら、このページの方法で物件を絞り内覧に行きましょう。

このページがあなたのベストな住まい選びのお役に立てることを心から祈っています。