一人暮らしで6畳は狭い?借りる前に知っておきたい間取りの全知識
「一人暮らしで6畳って狭い?」「6畳の部屋で一人暮らしできる?」など、一人暮らしの6畳の部屋に関して疑問に思っていませんか?
一人暮らしで6畳が狭いかどうかは、部屋の形・荷物の量・家具の大きさによりますが、「1Kなら狭くはない」「ワンルーム/1Rなら狭い」という結論になります。
このページでは、大手不動産会社に5年勤務し、多くの人の引越しのお手伝いをしてきた筆者が以下の4つのことをご紹介します。
このページをすべて読めば、一人暮らしで重要な間取りの決め方から、その他失敗しない部屋探しのコツまでわかるので、あなたに取ってぴったりな部屋を見つけられます。
1. 一人暮らしで6畳は狭い?
「1Kの間取りで6畳なら狭くはない」「ワンルーム/1Rで6畳だと狭い」です。
6畳は文字通り畳6枚分の広さなので、実家にあるような和室を思い浮かべれば、実際の広さは想像しやすいと思います。
そして、和室のように畳6枚分をすべて使えるのであれば狭くはないですが、一人暮らし用の物件だと間取りの種類によって使い勝手が大きく異なります。
冒頭でも伝えましたが、大前提としていえるのは「1Kなら狭くはない」「ワンルーム/1Rなら狭い」という結論になるので、この理由を詳しく解説していきます。
1.1. 「1Kの6畳」なら狭くはない
一人暮らしをする部屋が「1Kの6畳」であれば狭くはないので、普通に暮らすことはできるでしょう。
そもそも1Kは「1部屋+キッチン」の形で、部屋とキッチンの間が扉で仕切られている以下のような間取りです。
1Kであれば和室のように、6畳すべてを生活スペースとして使えるので、一人暮らしでも狭いと感じることはありません。
ただし、部屋の形によっては狭いと感じることもあり、以下のような長方形の部屋だと生活動線も確保しにくくなり、テレビとの距離も近くなるため避けたほうがいいです。
引用:三菱地所ハウスネット
上記のことから、1Kでもできる限り正方形に近い部屋を選んだ方が失敗しにくいです。
1-2. 「ワンルームの6畳」だと狭い
一人暮らしで検討されることが多いワンルームですが、「ワンルームの6畳」は狭いのでやめたほうがいいでしょう。
理由として、ワンルームは玄関前のキッチン部分から、部屋の窓ガラスまでが6畳になるからです。
そのため、ベッドやテーブルを置ける生活スペースは実質4~5畳しかないので、1Kに比べると格段に狭くなります。
以下のように、2つの間取り図を見比べるとわかりやすいかと思います。
このように、同じ6畳でも間取りによって使える広さが変わってくるので、6畳の部屋がワンルームだった場合は、別の部屋を探すことがおすすめです。
占有面積を必ずチェックする
1Kかワンルームどちらの間取りかで判断することもできますが、占有面積を見れば一目瞭然です。
上記の間取り図のように6畳となっている場合、「1Kなら約20~22㎡」「ワンルームなら約15~17㎡」ぐらいの占有面積が図面や募集ページに記載されているのでチェックしましょう。
※占有面積とは浴室やトイレも含む部屋全体の広さのこと。バルコニーは含まない。
1-3. 一人暮らしで6畳の部屋を選ぶときの注意点
解説してきたとおり、同じ6畳でも間取りや形によって、狭いかどうかは異なるので注意しましょう。
また、家賃を上げて広い部屋に住んだほうが快適ではありますが、家賃を上げるとキリがなくなってしまいます。
なので、家賃を安く抑えられる6畳の部屋で探す場合は、重複する部分もありますが、以下の点を注意して選ぶようにしましょう。
- 間取りは1Kを選ぶ
- 1Kでも正方形に近い形の部屋を選ぶ
- 占有面積をチェックする
- 収納が少しでも多い部屋を選ぶ
- 部屋の四隅に出っ張りがない部屋を選ぶ
- 四隅が90度になっていないゆがんだ形は避ける
- 窓やドアが四方にあり、家具が置きにくそうな形は避ける
上記の点さえ注意しておれば、部屋を広く使えて家具のレイアウトもしやすくなるので暮らしやすいです。
ただ、狭くはない1Kの6畳を借りたとしても、変なレイアウトにしてしまうと狭くて暮らしにくくなるので、次の章で6畳に最適なレイアウトを紹介します。
2. 一人暮らしで6畳の部屋に住むときのレイアウト
一人暮らしで部屋に置く大型家具といえば、ソファとベッドが中心になりますが、狭い6畳の部屋でもレイアウト次第では、圧迫感を出さずに両方とも置けます。
この章では、1K6畳の部屋を想定して以下3つのレイアウト方法を紹介していきます。
- 大きめのベッドを置くときのレイアウト
- 大きめのソファを置くときのレイアウト
- どちらも置きたいときのレイアウト
2-1. 大きめのベッドを置くときのレイアウト
仕事が忙しくて家に帰っても寝るだけ、という方も多いかと思います。そんな方は、セミダブルサイズのベッドが主役となるレイアウトがおすすめです。
6畳の部屋に置ける大きいベッドだとセミダブルサイズが理想で、以下のようにベッドを四隅に寄せたレイアウトが広く見えます。
引用:三菱地所ハウスネット
間取り図や写真を見ると余裕があるように見えますが、キッチンとの出入り口や収納前はスペースを空けておく必要があるため、このようなレイアウトになっています。
上記のように大きめのベッドを置く場合は、一人掛けの椅子やソファにするか、ラグを敷いて床に座る形が理想です。
また、ダブルサイズのベッドを置くこともできますが、かなり圧迫感は出てしまうので注意しましょう。
収納付きのベッドが便利
6畳の部屋はクローゼットが小さいことが多いので、収納付きのベッドがおすすめです。ただ、収納付きのベッドだと高さがあるので、若干圧迫感は出てしまいます。
その点を考慮して、部屋の広さより収納スペースを優先するか、低いベッドにして部屋を広く見せることを優先するか検討して選びましょう。
引用:IKEA
2-2. 大きめのソファを置くときののレイアウト
普段から映画を見たり音楽を聴いたり、部屋でくつろぎたいという方は、大きめのソファが主役となるレイアウトがおすすめです。
6畳の部屋に置ける大きめのソファだと2~2.5人掛けが理想で、以下のようにソファを中心の壁面に寄せたレイアウトが広く見えます。
引用:三菱地所ハウスネット
大きめのソファを置く場合は、シングルサイズのベッドにすることと、テーブルもできる限り小さいサイズにしましょう。
また、コンパクトなタイプであればL字型のソファも置くことができるので、部屋のサイズに合わせて検討してみましょう。
ベッドの足元を有効活用する
ベッドの足元にスペースがあるときは、観葉植物を置いたりするのもアリですが、収納スペースとして活用しましょう。
簡易的なハンガーラックを置けばクローゼットに入りきらない服も掛けられますし、スマートな収納ボックスを置いて小物入れにすることもできます。
こういった収納家具は「IKEA」で安くておしゃれなものがたくさん揃っているので、チェックしてみましょう。
引用:IKEA
2-3. どちらも置きたいときのレイアウト
部屋に圧迫感が出てもいいから大きめのベッドとソファを置きたいという方は、以下のようなイメージに仕上がります。
やはり圧迫感が出て部屋が狭く感じてしまうので、大きい家具を2つ置きたい場合は、家具の色合いを明るいトーンで統一しましょう。
そうすれば部屋全体が明るくなり、多少は部屋が広く感じます。
上記引用:三菱地所ハウスネット
2-4. レイアウトで失敗しないためにすること
部屋を広く見せたり、生活しやすいレイアウトにするには、以下の2つを必ず実践するようにしましょう。
- まずは部屋の採寸をする
- シミュレーションサイトから雰囲気とサイズ感を把握する
家具を買う前にこの2つを事前に準備して把握しておけば、失敗することなく思い通りのレイアウトにすることができます。
まずは部屋の採寸をする
部屋の内見をしているときは、広さや内装ばかりに目がいってしまい、その場で採寸する人は非常に少ないです。
これでは家具を買うときに、部屋に置けるか置けないかがわかりません。
そのため、内見時はメジャーを持っていき、以下のポイントを採寸して図面などにメモしておきましょう。
- 家具家電を搬入できるか玄関ドアの幅を採寸
- 洗濯機と冷蔵庫置き場の幅・高さを採寸
- 家具家電を搬入できるか扉の幅を採寸
- 収納内の幅・高さ・奥行きを採寸
- 収納前から壁までのサイズを採寸
- 壁から壁までのサイズを採寸
- カーテンの幅・高さを採寸
以上のポイントを採寸しておけば、家具家電を買うときにも失敗することはありません。
シミュレーションサイトから雰囲気とサイズ感を把握する
部屋に置ける家具のサイズがわかったら、実際に家具を置いたときの雰囲気や圧迫感は感じるかどうかのサイズ感を、シミュレーションサイトを活用して把握しましょう。
シミュレーションサイトで最も使いやすいのが「クラスティーナ」という家具ショップのシミュレーションです。
直感的に家具を配置でき、広さの感覚を簡単に掴めます。3Dにして確認することも可能で、下記の画像も「クラスティーナ」で作成しました。
スマホの方の注意点
「クラスティーナ」は、パソコンからだと使いやすいものの、スマホからだと操作が難しいです。
スマホでシミュレーションしたいという方は、「プランナー5D(iOS/ Android)」というアプリでしたら下記ように、リアルなシミュレーションがスマホから可能です。
以上のとおり、採寸とシミュレーションを事前にしておけば、理想通りのレイアウトにすることができるので、部屋が決まったら必ず試してみましょう。
次の章では、最も重要となる部屋探しのコツを紹介するので、これから探す人や、将来的に引越しを検討してる人も、いい部屋に出会えるように必ず確認してみてください。
3. いい部屋に出会うための「部屋探し」のコツ
ここまで解説してきましたが、正直ワンルームや長方形の部屋が候補になってる人は探し直すことをおすすめします。また、すでに同じような部屋に住んでる人は、暮らしやすい部屋に引っ越した方がいいです。
このとき、今よりさらにいい部屋に出会うためには「SUUMO」などの検索サイトを活用することが望ましいです。
そして、掘り出し物までしっかり探し、あなたにベストな家を見つけるためにはいくつかコツがあります。
3-1. まずは大手のポータルサイトを使って探す
ポータルサイトとは、下記のように、たくさんの不動産会社がお金を払って、自分の会社が扱う物件を持ち寄って載せているサービスです。
あなたが物件①に興味を持てば不動産会社Aに問い合わせることになります。
とにかく各社たくさんの物件の最新情報を載せているので、あなたにとってベストな賃貸物件を探しやすく、不動産会社を比較しやすいです。
そのため、まずはポータルサイトで物件を探しましょう。
数百万件の空室情報を載せている不動産業者が多く、不動産の店舗に行くよりも情報量は格段に増えます。
3-2. どの不動産ポータルサイトを使うかが最大のカギ
ただし、ポータルサイトによっても物件数は異なるので注意しましょう。「賃貸サイトにはいい物件がない」と言っている人はサイト選びが悪いだけです。
有名なサイトでも掲載数が少ないところもあり、出会えるはずだった物件に出会えなくなります。
有名な8つのポータルサイトに掲載されている物件数を渋谷区と全国で比較してみます。
掲載物件数(東京都渋谷区) | 掲載物件数(全国) | ||
SUUMO | 約4.6万件 | 約730万件 | |
HOME’S | 約1.8万件 | 約510万件 | |
Door賃貸 | 約3,200件 | 約460万件 | |
スモッカ | 約8,100件 | 約400万件 | |
at home | 約9,300件 | 約160万件 | |
CHINTAI | 約3,900件 | 非公開 | |
オウチーノ | 約3,100件 | 非公開 | |
いえらぶ | 約1.4万件 | 非公開 |
- 各サイトで地区ごとに物件情報を検索した結果、表示された物件数を出しています。
- ただし、各サイトで細かい計算方法が違い、実際の物件数は増減する可能性があります。
「SUUMO」と「HOME’S」で扱う物件は特に多く、中でも「SUUMO」が使いやすくおすすめです。
SUUMOとは?
「SUUMO」はリクルートグループが運営する日本最大級の不動産ポータルサイトで、多くの不動産会社がこぞって物件を載せています。
数ある賃貸サイトの中で最もおすすめな理由は、とにかく掲載数が多く、また希望の条件で物件を絞りやすいことです。
700万近い物件を様々な切り口で検索ができ、「角部屋」「ペット」「女性限定」など様々な要望で物件を絞り込めます。物件は下記のように全国にくまなくあり、どこに住んでいてもおすすめです。
東京都 | 約132万件 |
大阪府 | 約114万件 |
宮城県 | 約8.2万件 |
沖縄 | 約5,000件 |
パソコン・スマホどちらでも使いやすく、初めての人でも理想の物件がきっと見つかるはずです。
アプリ版もあるの?
SUUMOには、Web版だけでなくWeb版を元に作られたアプリもありますが、出会える物件・使い勝手は変わりません。
物件選びが終わったら使わなくなるため、どうしてもアプリで使いたいという方以外はインストールの時間が無駄なので、Web版(https://suumo.jp/chintai/)で十分です。
どうしてもアプリがいいという方は、ストア【iOS】【Android】からダウンロードしましょう。
3-3. SUUMOで最高の物件を見つけるための4つのコツ
「SUUMO」もうまく使いこなすためにはコツがあります。
コツ1. エリアはなるべく広くとる
特に電車で通勤・通学する方は、便利な場所を探すために、「沿線・駅から探す」「路線図から探す」がおすすめです。特に乗り換え事情がわからない方は「路線図から探す」がおすすめです。
車通勤の方は、「市区郡から探す」で問題ありません。
その際、ポイントなのは、とにかく住みたい駅の周辺を幅広く選ぶということです。
イメージがつかない駅も、あなたにドンピシャな物件があったら見に行けばいいので、とにかく5駅前後は余分に検索することがおすすめです。
コツ2. 気になる条件は妥協せずに選択する
上記のように広くエリアを取ると、数千件の物件が出ることがありますが、ここから妥協せずに徹底的に絞り込んでいきます。
1Kを借りたいと思ってる人は、「1K」だけを絞って検索することもできます。
ここで、「すべてのこだわり条件」もしっかりとチェックすることが、あなたにベストな家を見つけるためのコツです。
ここで引っかかる物件が、「あなたが本当に求める物件」なので、30件以内になるのを目安に絞り込みましょう。
もし、該当物件数がゼロになった場合、あなたが高望みしている可能性があるので、譲ってもいい条件のチェックを外します。
お得情報. いい物件に出会いやすいチェック項目「分譲賃貸」
プロの目からすると、特に「分譲賃貸」という項目がおすすめです。
分譲賃貸とは、買って住むという人だけに向けられて作られた物件が賃貸として募集されている物件です。
この物件には下記のメリットがあるので、いい物件に出会う可能性が高いです。
- 長く住むことを考えて作られたので、建物がしっかりしている可能性が高い
- 住民も長く住む人なので、騒音などのトラブルが起こりにくい
一度チェックを入れて物件を見てみましょう。
築年数は選択したほうがいい?
築年数は、「よほど新しい物件に住みたい場合」のみ選びましょう。
築年数が古くても綺麗にリフォームされている物件も多いですから、実際に目で見たほうがいいです。
ただし、耐震基準が改正された「1981年6月」以前の物件は耐震に不安がありますから、築25年以上の物件には注意しましょう。
目的に合わせて選びたい項目
状況に合わせて、下記のチェック項目で絞ればよりフィットした物件を探しやすいです。
こんな人 | チェック項目 | 概要 |
少しでも安く | フリーレント | 入居月や翌月など、一定期間家賃が無料の物件 |
インターネット無料 | 無料でネットが使える物件 | |
礼金なし | 大家へお礼として支払う「礼金」をカットできる物件 | |
少しでも便利に | 宅配ボックス | 家に誰もいなくても宅配便を受けられる |
女性の一人暮らしも安心 | オートロック | 住人以外建物に入れない |
2階以上 | 窓からの侵入者を防げる、洗濯物を盗まれにくい | |
TVモニタ付きインタホン | 来訪者の顔が見える |
あまりに条件を選ぶと十分な物件が出てこなくなります。出てきた物件が少なければ、譲ってもいい条件を1つずつ外してみましょう。
コツ3. 複数の物件に問い合わせる
ここで、問い合わせてもお金はかかりませんから、複数の物件を内見し、比較するのがおすすめです。
契約前に、物件を3件以上見るようにしましょう。
コツ4. なるべく複数の不動産会社に問い合わせること
また、問い合わせの際、複数(2~3社)の不動産会社に問い合わせるようにしましょう。
お問い合わせ画面で、下記のように問い合わせ先が表示されます。
複数問い合わせる理由は、スタッフにあたりハズレがあるからです。熱心に対応してくれる人が多いですが、中には知識が少なかったり、しつこい人もいます。
そのため下記の観点を満す営業マンにお願いするのがいいでしょう。
いい営業マンの条件
- 知識も誠意もあり、あなたの質問に即答してくれる
- あなたの希望を満たす物件を複数教えてくれる
- とりあえずの内見も快く対応してくれる
- 物件の悪い面も教えてくれる
- 契約を急かしてこない
不動産会社は他社の物件でも案内することができます。
営業マンの対応が悪い時、別の不動産会社に相談すれば、その物件を紹介してくれることも多いです。
また、上記5つの観点を満たす営業マンを1人知っておけば、今後の引越しの際も相談できます。
<裏技>初期費用を安くするためのコツ
初期費用の中に、不動産会社に支払う「仲介手数料」があり、家賃の1ヶ月分が相場ですが、不動産会社ごとにバラバラです。
中には、無料にしたり、安くしてくれる会社もあります。
掲載物件が少ないため、最初から使うのはおすすめしませんが、いい物件を見つけたら、下記の不動産会社に「XXXの物件の仲介手数料はいくらですか?」と確認しましょう。
ここで安くしてくれると言われたら、お願いしていた不動産会社に言えば、それよりも値下げしてくれるケースがあります。
4. 最高の1件を選ぶための「内見」10のコツ
不動産会社に問い合わせると、連絡が入りますので、日程を合わせて内見にいきましょう。
内見は、不動産会社のスタッフと行くことになりますが、物件の最寄り駅もしくは不動産会社の店舗、物件の前のどこかで待ち合わせることが多いです。
この内見がとにかく重要で、疎かにすると、部屋の広さ以上に致命的な失敗をしかねません。
内見の10のコツ
- 最も後悔しやすい「騒音」を確認する
- 部屋の日当たり、風通しを確認する
- 実際に街並み、店舗などを確認しておく
- 住民や建物の雰囲気を確かめる
- 収納スペースを確認する
- ゴミ出しのルールを聞いておこう
- 細かい設備もチェックしておく
- 諸費用を不動産会社に確認する
- 事故物件でないかの確認もする
- いいと思った物件はすぐにでも申し込みを行う
4-1. 最も後悔しやすい「騒音」を確認する
賃貸物件にかかわらず、家探しで最も後悔しやすいのが、「騒音」です。騒音は主に下記の4つに分けられます。
- 隣の部屋からの騒音
- 上の階からの騒音
- 外からの騒音
- 物件の廊下からの騒音
窓を閉めた状態で、耳をすませて騒音は大丈夫か、睡眠に影響はなさそうかを確認しておきましょう。壁に耳を当てると確実です。
また、周囲の部屋が留守という可能性も考慮しておきましょう。
隣の部屋との壁をコンコンしたり、床をかかとでトントンしてみて、響きそうであれば騒音に悩むリスクが上がるので、他の物件とよく比較することがおすすめです。
4-2. 部屋の日当たり、風通しを確認する
騒音だけでなく、部屋の日当たり、風通しも確認しておきましょう。
隣に建物がある場合や、建物が特殊な構造をしている場合など、日当たり・風通しが悪い物件は複数あります。
内見時気にならなくても、梅雨時や換気したい時にストレスに感じやすくなるため、必ずチェックしておきましょう。
カビが生えていないかも要確認
風通しや日当たりが良くない物件は、窓周りや収納などにカビが生えやすいです。
カビが生えていたり痕跡のある物件は梅雨の時期などに苦労する可能性が高まります。
4-3. 実際に街並み、店舗などを確認しておく
内見時は駅から歩くなど、その物件の周辺を散策し、あなたがいつも使っている店舗はあるか確認しておきましょう。
特に一人暮らしであると便利なのは下記の店舗です。
- コンビニ
- スーパー
- 好きなファーストフードor飲食店
- クリーニング店
また、一人暮らしの方にとって、学校が近すぎるとうるさいだけですので、適度な距離を意識したいのと、墓地などが近くにないかも確認しましょう。
4-4. 住民や建物の雰囲気を確かめる
内見時、部屋の中だけでなく、外でも注意して住民や建物の雰囲気を確かめましょう。
まず、どんな住民がいるのか確認しておきましょう。これから同じ建物に住むことになる人がどんな人かは重要です。ストレスなく住めそうかは必ずチェックすべきです。
また、建物の管理状況を確認しておきましょう。清掃は行き渡っているか、ゴミ捨て場やエレベーターは綺麗になっているかは現地でしかわかりません。
4-5. 収納スペースを確認する
収納スペースが十分にないと、部屋に荷物を置くことになるため、部屋が狭くなってしまいます。
特に荷物や服が多い方は、収納スペースを内見時などに確認するようにしましょう。
確認すべき収納スペース
- クローゼット
- 下駄箱
- キッチンの収納
- トイレの収納
収納スペースを自分で作る
部屋の収納で収まりきらない荷物があるときは、突っ張り棒を使って上部の空間に収納スペースを作れるか確認しましょう。
引用:楽天
4-6. ゴミ出しのルールを聞いておこう
物件によって、ゴミを出すルールが異なりますので、一つの判断基準にしましょう。
おすすめは専用のゴミ捨て場があり、24時間ゴミを出せる物件です。
気が向いたらゴミを出せるので楽ですし、ゴミを室内に貯めなくて済むので、部屋を広く使うことができます。
4-7. 細かい設備もチェックしておく
先ほど収納を確認するという話がありましたが、収納以外にも下記の設備もチェックしておくと、さらに失敗しない物件選びができます。
見るべき設備 | チェック箇所 |
エアコン | 有無だけではなく、古い場合は、型番を確認し、消費電力が大きくないかを確認する。 |
ポスト | 他人が勝手に出し入れできないか確認する。 |
インターネット | 工事が必要なのか、そもそも工事で使えるか不動産業者に確認する。 |
窓 | 開け閉めはスムーズか確認する。 |
コンセント | 十分な数があるか、高さはおかしくないか |
水道・シャワー | 許可をもらい水を出して、十分な量の水が出るか確認する。 |
キッチン | まな板を置けるぐらいのスペースはあるか。 |
コンロ | ガス・IHどちらなのかを確認。IHの場合IH用のフライパンを用意する必要があります。 |
バルコニー | 洗濯物を安全に干せるか。女性が1階に住む場合は特に注意しましょう。 |
建物設備もチェックする
防犯カメラや宅配ボックスがあるかどうかの他に、ゴミの捨て方などのルールも確認しておきましょう。おすすめは専用のゴミ捨て場があり、24時間ゴミを出せる物件です。
気が向いたらゴミを出せるので楽ですし、ゴミを室内に貯めなくて済むので、部屋を広く使うことができます。
4-8. 諸費用を不動産会社に確認する
内見時に不動産会社の人に、入居時と毎月、いくら必要なのか、その内訳は何なのかを確認しておきましょう。
不動産サイトや物件概要の情報は、必要な費用が省略されている恐れもあり、想定以上の費用を支払うことにつながります。
4-9. 事故物件でないかの確認もする
事故物件とは、事件や事故、自殺で人が亡くなった物件です。
この事故物件ですが、入居者に伝えるかに明確なルールはなく(法律の解釈が曖昧で)、教えてくれないケースがあります。
過去の事件などが気になってしまうという方は、申し込み前に「大島てる」という事故物件公示サイトで確認をしておくことがおすすめです。
4-10. いいと思った物件はすぐにでも申し込みを行う
賃貸は、決める人はすぐに決めるので、内見した家が、その日の夜に別の申し込み者が入ることは珍しくはありません。
多くの物件で先着順で優先されていくので、なるべく1日に内見をまとめて行い、いい物件があればその日のうちに申し込みを行いましょう。
譲れないポイントをいくつか決めておき、内見でクリアしていたら申し込みを行うのもおすすめです。
賃貸は契約書を書いて初めて契約成立です。
マナー違反ではありますが、仮押さえをして、同時進行で他の不動産会社で別の物件を探す…ということも可能です。
5. まとめ
一人暮らしの6畳は狭いかについて解説してきましたがいかがでしたか?
結論としては、「1Kなら狭くはない」「ワンルーム/1Rなら狭い」ということになるので、6畳の部屋なら1Kを選んだ方が間違いなく暮らしやすいです。
そして、同じ6畳の部屋でも置きたい家具によって最適なレイアウトが異なるので、まずは部屋の採寸をして、シミュレーションサイトで雰囲気を確認しましょう。
また、部屋探しでも気をつけるべき点は複数あります。このページを参考に後悔のない部屋探しができるように、まずはSUUMO(https://suumo.jp/chintai/)で物件を探すところからはじめましょう。
このページがあなたのお部屋探しのお役に立てることを心から祈っています。