スターリンク衛星とは?日本から肉眼で見る方法も徹底解説

「スターリンク衛星ってなに?」、「どうしたら見えるの?」など、スターリンク衛星について気になっていませんか?
スターリンク衛星は、アメリカのスペースX社が提供する衛星インターネット「スターリンク」の人工衛星のことです。
無料のWEBページやアプリで時間や方角を調べ、日本でも肉眼で見ることができます。
このページでは、ネット回線の販売経験があり、趣味で天体観測を5年以上続けてきた筆者が、スターリンク衛星について、以下の流れで解説します。
- スターリンク衛星とは?
- スターリンク衛星はいつ見える?
- そもそもスターリンクとは?サービス内容を解説
- スターリンクは使うべき?メリット・注意点まとめ
- スターリンクが使えるまでの流れ
- 自宅のインターネットなら光回線!おすすめは?
- 工事不要ならモバイル回線!おすすめは?
このページを読めば、スターリンク衛星とは何で、いつどこで見えるのか、スターリンクはどんなネットサービスで、実際使うべきかなど、スターリンクに関する全てがわかります。
目次
1. スターリンク衛星とは?
スターリンク衛星とは、アメリカのスペースX社が提供する衛星インターネット「スターリンク」の人工衛星のことです。
「スペースX」は、テスラのトップも務める、実業家のイーロン・マスクが作った会社として有名です。
スターリンクは、衛星から電波を拾うことで、インターネットが使える仕組みです。
1-1. たくさんの衛星が幅広いエリアをカバー
スターリンクの衛星は、すでに4,000以上打ち上げられていて、地球の周りを回っています。
それらがチームになって地上のアンテナに電波を飛ばしています。
そのため、日本以外にも、30以上の国で使うことができます。
そもそも衛星とは?
地球の周りを、ぐるぐる回っている星のことで、月もこれにあたります。
スターリンクは、ロケットで打ち上げられた人工衛星を使っていて、地球から約550キロ離れたところにあります。
550キロというと、東京から大阪までの距離と同じくらいです。
1-2. 衛星は肉眼で観測できる
スターリンク衛星は、地上から肉眼で見える人工衛星として知られています。
以下のように、50~60の衛星が列になって進む様子が観測できます。
引用:CBC
この様子は、銀河鉄道になぞらえて、「スターリンクトレイン」と呼ばれています。
見えるのは打ち上げ後の数日間
衛星は一度に50~60機がまとめて打ち上げられ、それらは数日間だけ列になって地球の周囲を回ります。
その様子がスターリンクトレインと呼ばれ、見ることができます。
サービスエリアの拡大に向け、打ち上げは月に4,5回のペースで行われています。
引用:spaceX
2020年代中頃まで打ち上げは続くため、今後も数年は観測できる状況が続きます。
「天体観測の邪魔」という声も
スターリンク衛星は、夜空を流れることで、天体観測の邪魔になるという声が、天文学者などから上がっています。
実際以下のように、邪魔と感じる人の口コミも確認できました。
こうした声を受け、スターリンクは衛星を黒塗りにしたり、太陽光の反射を弱くする工夫を行なっています。
そのため打ち上げ開始当初より光は弱まりましたが、依然として肉眼でも見える状況は続いています。
2. スターリンク衛星はいつ見える?
スターリンク衛星が見えるタイミングや方角は、無料のWEBサイトやアプリで調べることができます。
具体的な流れは以下の通りです。
- 「SpaceX Starlink Satellites Tracker」を開く
- 観測場所を入力
- 「Results」画面で内容を確認
ステップ1. 「SpaceX Starlink Satellites Tracker」を開く
まずは、時間や方角を調べられる以下のページを開きましょう。
SpaceX Starlink Satellites Tracker
利用にあたって料金はかからず、広告が表示されることもないため、デザインがシンプルで使いやすいです。
アプリ版もある
以下から、同じ機能が使える無料アプリのダウンロードも可能です。
アプリ版のみ、衛星が見える時間が近づくと、通知がもらえる機能がついています。
ステップ2. 観測場所を入力
ページを開いたら、最初の画面で観測場所を以下の欄に入力します。
- Country:国名。日本ならJapan。
- Place:都道府県、または市町村名
Placeの欄で入力できる市町村は一部のみのため、対応していない場合は都道府県名を入れましょう。
緯度、経度でも検索できる
最初の画面のタブを、「By coordinates(座標)」に変えると、緯度と経度の入力画面に変わります。
緯度と経度は、自分が地球のどの地点にいるのかを表し、スマホのコンパスアプリで確認ができます。
ステップ3. 「Results」画面で内容を確認
次に、青い「Find visible times」のボタンをタップしてResults(結果)画面に進みます。
衛星の見えやすさによって、以下3通りのタイミングと方角が表示されます。
- Timing with good visibility(よく見える)
- Timing with average visibility(普通に見える)
- Timing with poor visibility(やや見えにくい)
見えやすいものから参考にしていきましょう。
あとは、そこに太字で表示された以下の情報を確認するだけです。
- 日付と時間
- 方角(どこからどこへ衛星が移動するか)
アプリ版だとリマインド機能が使える
アプリ版のみ、観測できる時間の30分前に通知をもらえるリマインド機能があります。
利用する方は、日時情報の右側の青い「Remind me」を押しておきましょう。
照明が少なく、空が開けた場所での観測がおすすめ
衛星が見やすくなるめ、観測には、以下の条件が揃ったポイントがおすすめです。
- 照明が少ない:建物の灯り、街灯などがない
- 空が開けている:周りに視界を遮る建物や木がない
土手や河原、高い建物の屋上だとよく見える可能性が高いです。
3. そもそもスターリンクとは?サービス内容を解説
これまでスターリンク衛星や、その観測方法について解説してきました。
ここでは、衛星インターネットのスターリンクはどんなサービスなのかを、以下の流れで解説していきます。
- スターリンクの仕組み
- スターリンクの料金
- スターリンクの速度
3-1. スターリンクの仕組み
宇宙にある衛星が電波を飛ばし、それを地上のアンテナでキャッチすることで、インターネットが使えます。
スターリンクに申し込むと、専用のアンテナやWi-Fiルーターが家に届きますが、これらに電源を入れるだけで、近くの衛星からネットが拾えます。
日本以外にも、30以上の国で使うことができ、対応エリアは、公式のマップ(https://www.starlink.com/map)で確認ができます。
他のインターネットとどう違う?
最大の違いは、「これまでネットがつながらなかった地域でも、ネットが使える」という点です。
一般的なインターネットは、以下の仕組みでつながっています。
ケーブルで家までつながる (光回線) |
![]() |
最寄りの基地局から、電波でつながる (スマホ、ポケットWi-Fi、ホームルーター) |
![]() |
上記の場合、「ケーブル」や「最寄りの基地局」が必要ですが、スターリンクはこれらが不要です。
専用のアンテナやルーター、電源さえあれば、衛星からネットが拾えます。
そのため、ケーブルや基地局が十分にない以下の地域でも、インターネットが使えます。
- 山奥や離島
- 災害や戦争が起きたエリア
3-2. スターリンクの料金
スターリンクの一般利用者向けのプランは以下2つがあります。
- レジデンシャル:自宅など、一つの場所で使う人向け
- ROAM:持ち運んで様々な場所で使う人向け
それぞれの料金は以下のとおりです。
月額 | 初期費用 (アンテナやルーター代) | |
レジデンシャル | 6,600円 | 36,500円 |
ROAM | 9,900円 |
- その他、法人、海上、航空機での利用向けプランもあるが、詳細な料金は不明
- 初期費用は73,000円だが、期間限定で半額に割引中
初期費用は高額ですが、分割払いではなく、最初に一括払いが必要です。
ただ、30日間の無料お試し期間があり、期間内の解約だと、支払った全額の返金を受けることもできます。
ROAMプランなら、使わない月は料金が無料
スターリンクは、持ち運んで様々な場所で使えるROAMプランだと、初期費用はかかるものの、使わない月は料金がかかりません。
引用:スターリンク公式
そのため、以下のような方には、メリットが大きくなります。
- たまに行くキャンプなどで使う
- 普段は使わないが、非常用に持っておきたい
3-3. スターリンクの速度
スターリンクは公式で、レジデンシャルプランの下り速度の目安を「50~200Mbps」と出しています。
そのため、WEBや動画を観るなど、ほとんどのことがスムーズにできる可能性が高いです。
主なネットの利用で必要な速度は以下の通りで、50Mbpsあれば大抵のことは快適にできることがわかります。
- メールやLINE:1Mbps
- WEBサイトを見る:10Mbps
- 動画を観る:5Mbps(高画質20Mbps)
- WEB会議:10~30Mbps
- オンラインゲーム:30~100Mbps
実際以下のように、使っていて十分な速度が出ると感じる人の声はいくつも確認できました。
無制限で使える?
個人で使う場合、通信制限の決まりはないため、好きなだけ使うことができます。
一方、アメリカなどの一部の国では、2022年11月から、通信量について以下のルールが始まっています。
- 7~23時の間に、月1,000GB以上使うと速度制限がかかる
- 制限にかかるとネットは低速に
- 制限を超えて、通常の速度で使うには、1GBあたり数十円がかかる
そのため、今後日本でも、同じようなルールが適用される可能性があります。
ただ、1,000GBというと、YouTubeなら2,000時間以上観られる十分な容量で、影響を受ける人は少ないはずです。
4. スターリンクは使うべき?メリット・注意点まとめ
結論から言うと、2023年現在、個人でスターリンクを使うべきなのは、以下に当てはまる方だけです。
- 山奥や離島に住んでいる
- キャンプなどで、ネット環境がないエリアに行くことが多い
- 災害などの非常時のためにサブ回線を用意したい
その他の方には高い金額を払って使うメリットはありません。
この結論の背景となった、スターリンクの以下のメリットと注意点について、解説していきます。
メリット |
|
注意点 |
|
4-1. スターリンクのメリット
スターリンクには、主に以下3つのメリットがあります。
- ネット環境がないエリアでも使える
- 速度が出やすい
- アンテナやルーターが届いたらすぐ使える
メリット1. ネット環境がないエリアでも使える
スターリンクの最大のメリットは、これまで使えなかった以下の地域でも、ネットが使えることです。
- 山奥や離島
- 災害や戦争が起きたエリア
ネットがつながらない、つながっても速度が出にくい環境にいる方も、専用のアンテナと電源があれば、快適にインターネットが使えます。
衛星からくるインターネットで、大地震などの影響も受けにくく、災害で通信障害が起こった場合の備えにもなります。
メリット2. 速度が出やすい
先ほどお伝えした通り、スターリンクは速度が出やすく、ネットが快適に使えるメリットがあります。
速度を他のインターネットと比べたのが以下です。
光回線には劣るものの、ポケットWi-Fiやホームルーターよりは速度が出る可能性が高いです。
下り平均速度 | ||
スターリンク(レジデンシャル) | 50~200Mbps(想定) | |
光回線 | GMO光アクセス | 290Mbps |
ドコモ光 | 271Mbps | |
ソフトバンク光 | 321Mbps | |
ポケットWi-Fi | WiMAX | 93Mbps |
ゼウスWiFi | 9Mbps | |
ホームルーター | ソフトバンクエアー | 73Mbps |
au | 66Mbps |
- スターリンクの速度は、公式のレジデンシャルプラン注文ページを参照
- スターリンク以外の速度は、「みんなのネット回線速度」参照
また、 データ容量の制限がなく、好きなだけ使えるメリットもあります。
メリット3. アンテナやルーターが届いたらすぐ使える
スターリンクは、申し込み後に以下の専用のアンテナやWi-Fiルーターなどが届きます。
これらに電源を入れ、アプリで設定をすればすぐに使うことができます。
光回線のように、業者を家に呼んで工事をすることは不要で、簡単に始めることができます。
4-2. スターリンクの注意点
これまでお伝えしたメリットがある一方、スターリンクには以下の注意点があります。
- 料金が高い
- 空が開けていないと満足に使えない
注意点1. 料金が高い
スターリンクの料金は、国内で使われている他のインターネットと比べると高いです。
有名なサービスとの比較は以下の通りで、スターリンクは月額、初期費用ともに高めとなります。
月額 | 初期費用 | |
スターリンク(レジデンシャル) | 6,600円 | アンテナやルーター代 36,500円 |
GMO光アクセス (光回線) | 戸建て4,818円 マンション3,773円 | 事務手数料 3,300円 |
ドコモ光 (光回線) | 戸建て5,720円 マンション4,400円 | |
ソフトバンク光 (光回線) | 戸建て5,720円 マンション4,180円 | |
WiMAX (ポケットWi-Fi、ホームルーター) | 4,444円 | |
ソフトバンクエアー (ホームルーター) | 5,368円 |
他のインターネットは割引などの特典があり、実際の一月あたりの料金はさらに安くなります。
また、以下の費用も分割払いが基本で、特典で無料になることも多いです。
- 光回線の工事費:15,000~40,000円
- ポケットWi-Fi、ホームルーターの端末代:20,000~70,000円
以下のように、スターリンクが高くて手が出ないと感じる人の声は、いくつも確認できました。
スターリンクは、過去に2回以下のように値下げを行なっています。
- 2022年12月:月額12,300円→11,100円
- 2023年1月:月額11,100円→6,600円、初期費用73,000円→36,500円
そのため今後も下がる可能性はありますが、現状ではまだ高いと言えます。
注意点2. 空が開けていないと満足に使えない
スターリンクは、アンテナの上空が開けていないと、十分にネットにつながりません。
周りに壁などの障害物があると、通信が途切れたり、遅くなることがあります。
アンテナが自動で向きを変えながら、衛星を探して受信するため、四方八方の視界が開けている必要があります。
屋内に置くとまず使えず、以下の場合も、うまくつながらない可能性が高いです。
アンテナをベランダに置く |
![]() |
周りに建物や大きな木がある |
![]() |
そのため、スターリンクはマンションや建物の多い市街地での利用には向きません。
アンテナを置く場所に障害物がどれだけあるか、設置場所に適しているかは、以下の専用アプリで申し込み前から確認ができます。
屋上などの高所への設置がベスト
スターリンクは、アンテナを屋上などの高いところに設置することが推奨されています。
引用:スターリンク公式
こうすることで障害物が減り、通信が切れることなく、快適にインターネットが使えるようになります。
ただ、以下が必要になり、合計でさらに数万円がかかる場合もあるため、注意しましょう。
- アンテナ工事業者への依頼
- 公式ショップで、設置に必要な追加の部品購入
4-3. スターリンクがおすすめなのはこんな人
メリットと注意点を踏まえると、スターリンクは以下に当てはまる方におすすめです。
- 山奥や離島に住んでいる
- キャンプなどで、ネット環境がないエリアに行くことが多い
- 災害などの非常時のためにサブ回線を用意したい
特に、山奥など、これまでネット環境がなかったエリアで使いたい方には嬉しいサービスと言えます。
そういったエリアは、建物などの障害物も少なく、空が開けたアンテナの設置場所も見つけやすいでしょう。
「スターリンク」公式ページ
次の章から、スターリンクが使えるまでの具体的な流れを解説して行きます。
他の方には選ぶメリットなし
上記以外の方には、高い価格を払ってまで使うメリットはありません。
中でも、市街地などネット環境があるエリアで使う方には、以下の点でデメリットしかありません。
- 価格が他のサービスより高い
- 周りに建物が多く、快適に通信できるアンテナの置き場所が少ない
インターネットで迷ったら、光回線がおすすめ
スターリンクが向かない方で、自宅のインターネットを探している方は、迷ったら光回線を選んでおきましょう。
光回線とは、光のケーブルで家までつながるネット回線のことで、最も速度が出やすいインターネットの仕組みです。
中でもおすすめは、全国で使えて価格が安いGMO光アクセス(https://gmobb.jp/lp/gmohikari/)です。
詳しい内容は、「6. 自宅のインターネットなら光回線!おすすめは?」で解説していきます。
一方、光回線は始めるのに簡単な工事が必要で、自宅でしか使えないデメリットがあります。
「工事なしで始めたい、外でも使えるものが欲しい」という人にはポケットWi-Fiの「WiMAX(https://gmobb.jp/)」をおすすめします。
詳しい内容は、「7. 工事不要ならモバイル回線!おすすめは?」で解説します。
5. スターリンクが使えるまでの流れ
スターリンクのインターネットは、以下の流れで使えるようになります。
- 公式ページから注文
- アンテナを設置して、電源を入れる
- 専用アプリで接続設定
それぞれ1つずつ手順を解説していきます。
5-1. 公式ページから注文する
まずはスターリンクの公式ページから申し込みを行います。
自宅などの一つの場所で使う方は「レジデンシャル」、持ち運んで様々な場所で使う方は「ROAM」のプランを選びましょう。
- レジデンシャル(https://www.starlink.com/)
- ROAM(https://www.starlink.com/roam)
設置場所の確認は申し込み前もできる
スターリンクは以下の専用のアプリを使うと、申し込み前でも、アンテナを設置して十分な通信ができるかの確認ができます。
先ほどお伝えしたとおり、スターリンクはアンテナの上に障害物があると満足に通信ができません。
念の為、事前にアンテナを置く予定の場所でアプリを起動し、通信エリアに障害物がないか確認しておきましょう。
具体的な手順は以下の通りです。
- 最初の画面の「セットアップを開始する」をタップ
- 適当に端末を選び、「確認」をタップ
- 「障害物を確認する」をタップ
- アプリの指示に沿って、上空をスマホのカメラでスキャンする
5-2. アンテナを設置して、電源を入れる
申し込みから2週間~1ヶ月で商品が発送され、アンテナやルーターなどの一式が自宅に届きます。
空が開けた場所にアンテナを設置し、ルーターにつないで電源を入れましょう。
配線は以下のようにシンプルで、簡単にセッテイングができます。
セッティングが終わると、アンテナが衛星の電波を探して、自動で向きを変え始めます。
自分でできない場合は業者に依頼する
屋根の上など高所につける場合で、自分で設置が難しい時は、アンテナ工事の業者に依頼をしましょう。
スターリンクに対応した業者はまだ少ないですが、有名な所だと以下2社が受付を開始しています。
- みずほアンテナ(https://mizuho-a.com/)
※関東、東海、関西、中国、九州に対応 - 電翔(https://www.densho-at.jp/)
※関東、東海、関西に対応
取り付けにあたって、公式ショップで他の部品の購入が必要かも含め、相談してみましょう。
5-3. 専用アプリで接続設定
最後に、専用のアプリでWi-Fiの接続設定を行い、インターネットが使えるようになります。
接続後は、アプリで、スターリンクの以下の情報が確認できるようになります。
- 通信速度
- レイテンシ(どれだけ遅延があるか)
- 使ったデータ量
6. 自宅のインターネットなら光回線!おすすめは?
繰り返しになりますが、スターリンクがおすすめできるのは、以下に当てはまる方だけです。
- 山奥や離島に住んでいる
- キャンプなどで、ネット環境がないエリアに行くことが多い
- 災害などの非常時のためにサブ回線を用意したい
その他の方は、料金が安く、最も速度が出やすい光回線をまずは検討しましょう。
光回線を100社以上比較しましたが、選ぶべき光回線はGMO光アクセス(https://gmobb.jp/lp/gmohikari/)でした。
GMO光アクセスは下記のように、実質月額料金が極めて低く、NTTの回線を使うので、ほとんどのエリア・物件で使えます。
下記は100社から選んだ主要な光回線の比較ですが、迷った場合はGMO光アクセスを選ぶようにしましょう。
-スマホの方は左右にスクロールが可能です-
実質月額料金 | 利用回線 | スマホセット割 | ||
一戸建て | マンション | |||
GMO光アクセス | 4,007円 | 2,556円 | ◎NTT回線 | - |
ドコモ光 | 5,441円 | 4,121円 | ◎NTT回線 | ドコモ |
auひかり | 3,173円 | 1,066円 | ◯KDDI回線 | au/UQモバイル |
auひかりちゅら | 5,746円 | 3,674円 | △沖縄セルラー回線 | au/UQモバイル |
ソフトバンク光 | 4,483円 | 2,943円 | ◎NTT回線 | ソフトバンク/Y!mobile |
NURO光 | 3,851円 | 2,071円 | ◯Sonet回線 | ソフトバンク |
コミュファ光 | 2,852円 | 2,361円 | △CTC回線 | au/UQモバイル |
@TCOMヒカリ | 4,142円 | 2,712円 | ◎NTT回線 | au/UQモバイル/LIBMO |
So-net光プラス | 4,201円 | 2,991円 | ◎NTT回線 | au/UQモバイル |
ビッグローブ光 | 4,333円 | 3,254円 | ◎NTT回線 | au/UQモバイル |
OCN光 | 4,710円 | 2,994円 | ◎NTT回線 | OCNモバイルONE |
ぷらら光 | 5,830円 | 4,648円 | ◎NTT回線 | - |
eo光 | 4,561円 | 4,080円 | △オプテージ回線 | au/UQモバイル |
@nifty光 | 4,844円 | 3,538円 | ◎NTT回線 | au/UQモバイル |
DTI光 | 5,081円 | 3,703円 | ◎NTT回線 | au |
Asahinet光 | 4,888円 | 3,808円 | ◎NTT回線 | au |
楽天ひかり | 5,896円 | 4,708円 | ◎NTT回線 | - |
メガエッグ | 4,524円 | 3,635円 | △エネコム回線 | au/UQモバイル |
BBIQ | 4,202円 | 4,676円 | △QTnet回線 | au/UQモバイル |
J:COMネット | 4,590円 | 3,476円 | ◯J:COM回線 | au/UQモバイル |
IIJmioひかり | 5,361円 | 4,129円 | ◎NTT回線 | IIJmio |
エキサイト光 | 5,243円 | 4,367円 | ◎NTT回線 | - |
exiteMEC光 | 4,868円 | 3,777円 | ◎NTT回線 | - |
SIS光 | 5,678円 | 4,478円 | ◎NTT回線 | - |
ビック光 | 5,361円 | 4,129円 | ◎NTT回線 | BIC SIM/IIJmio |
hi-hoひかり | 5,748円 | 4,400円 | ◎NTT回線 | hi-hoLTE(D) |
ピカラ光 | 3,494円 | 2,334円 | △STnet回線 | au/UQモバイル |
フレッツ光 | 6,992円 | 5,639円 | ◎NTT回線 | - |
- 契約満期まで利用する場合の(総費用-キャッシュバック)÷利用月。契約期間がないものは一戸建て3年、マンション2年利用する場合を想定。
- 一戸建てタイプは下り1Gbps未満のプランは対象外。
- マンションの設備や大きさで料金が変わり、選べないものは、最も高いプラン(auひかりのミニギガは除く)。選べる場合、下り100Mbps未満のプランは対象外。
- 回線種別:◎多くのエリア、物件で使えるNTT回線/◯一部のエリア、物件で使える独自回線/△地域限定の独自回線
- フレッツ光の料金は、東日本でプロバイダに「ビッグローブ」を選んだ場合のもの。
おすすめの光回線は「GMO光アクセス」
以上のように比較すると、選ぶべきなのはGMO光アクセスです。
GMO光アクセスは、上場企業「GMOインターネット」がNTTの回線を使って提供する光回線です。
多くのエリア・マンションで利用可能で、下記のキャンペーンを行っているため、戸建て・マンションどちらも料金が安いです。
- 全員に32,500円キャッシュバック(乗り換えだと40,000円)
- 新規工事費が実質無料
オプションなしで高額キャッシュバックが受け取れるため、申し込みは以下の公式キャンペーンページから行いましょう。
「GMO光アクセス」公式ページ
https://gmobb.jp/lp/gmohikari/
※ページによってキャッシュバックが減ったり、月額が上がることがあるため、必ず上記ページから申し込みをしましょう。
最大の強みは月額の安さ
キャッシュバックなどキャンペーンも優れていますが、GMO光アクセスは、シンプルに月額が他社より安くなります。
同じNTT回線を使った他社と月額を比べると以下の通りで、戸建て・マンション共にかなり安いです。
月額 | ||
一戸建て | マンション | |
GMO光アクセス | 4,818円 | 3,773円 |
ドコモ光 | 5,720円 | 4,400円 |
ソフトバンク光 | 5,720円 | 4,180円 |
楽天ひかり | 5,280円 | 4,180円 |
So-net光プラス | 6,138円 | 4,928円 |
ビッグローブ光 | 5,478円 | 4,378円 |
OCN光 | 5,610円 | 3,960円 |
中には40,000~50,000円と、より高いキャッシュバックがもらえる回線もあります。
しかし、この比較を踏まえると、長く使うには、毎月の料金が安いGMO光アクセスの方が確実にお得になります。
これらは全て同じNTT回線を使うため、どれを選んでも速度など回線品質は大きく変わりません。
一部の人は、さらに料金を削れる可能性あり
下記の光回線は、使えるエリアや建物が限られますが、GMO光アクセスより安く使えます。
- auひかり
- NURO光
- コミュファ光(東海、長野限定)
いずれもNTT回線を使うGMO光アクセスとは違い、使えるエリアかなり限られています。
auひかり・NURO光は比較的対象エリアが広いですが、エリア内でも、マンションだとNTT回線と比べて対応物件は少ないです。
実際以下のように、人口が多い街でも使えない物件の方が多い状態です。
住所 | 対応マンション数 | ||
auひかり | NURO光 | NTT回線の光回線 | |
東京都中央区八丁堀 | 12件 | 3件 | 336件 |
東京都豊島区駒込 | 49件 | 20件 | 371件 |
東京都中央区日本橋馬喰町 | 5件 | 5件 | 83件 |
東京都品川区大崎 | 28件 | 30件 | 374件 |
大阪府大阪市北区中津 | 36件 | 17件 | 170件 |
大阪府大阪市北区天神橋 | 42件 | 18件 | 380件 |
福岡県福岡市博多区博多駅南 | 99件 | 35件 | 366件 |
北海道札幌市中央区南六条西 | 48件 | 6件 | 410件 |
愛知県名古屋市中区栄 | 86件 | 24件 | 298件 |
- それぞれのサービスの対応物件検索サイトで確認できたマンション数
- NURO光はマンションプランが利用可能なマンション数(それ以外のマンションは戸建てプランで対応)
そのため、使えるかどうかの確認をする必要があります。
手間はかかりますが、少しでも安い回線がいい方は、一度申し込みをして使えるか教えてもらいましょう。
光回線は、工事を終えるまでは契約にならず、申し込みをして使えない場合も、費用は全くかかりません。
戸建ての場合:まずは「コミュファ光」を検討する
戸建てだと、コミュファ光(https://cmf-hikari.net)が、大手の回線の中で特に安くなります。
ただ、コミュファ光は「静岡、愛知、岐阜、三重、長野」の5県でしか使えないため、該当の方のみ検討しましょう。
その他の方は、次に安い以下の回線に申し込み、使えるか確認してみましょう。
これらの対応エリアは、以下の通りです。
対応エリア | |
auひかり(戸建てプラン) | 北海道、東北(青森、秋田、岩手、山形、宮城、福島)、関東(東京・神奈川・埼玉・千葉・群馬・栃木・茨城)、中部(富山、石川、福井、新潟、長野、山梨)、中国(山口、島根、鳥取、広島、岡山)、四国(愛媛、香川、高知、徳島)、九州(佐賀、福岡、大分、長崎、熊本、宮崎、鹿児島) |
NURO光 | 北海道、関東(東京・神奈川・埼玉・千葉・群馬・栃木・茨城)、中部(愛知・静岡・岐阜・三重)、関西(大阪・京都・兵庫・滋賀・奈良)、中国(広島・岡山)、九州(福岡・佐賀) |
マンションの場合:まずは「auひかり」が使えるか試す
マンションの場合、まずは料金が極めて安いauひかり(https://gmobb.jp/lp/auhikari_cashback/)が使えるか試しましょう。
一方、auひかりはマンションの設備などによって10以上のタイプに分かれ、料金が変わりますが、「ミニギガ」タイプだけ、GMO光アクセスより高くなります。
よって、以下のページでエリア検索し、自分の住む物件が「ミニギガ」と表示された方には、対応していてもauひかりはおすすめはできません。
- 「auひかり公式」提供エリア検索
https://bb-application.au.kddi.com/auhikari/zipcode
そして、auひかりが使えなかった方は、次に安くなる以下の回線を検討しましょう。
対応エリア | |
NURO光 | 北海道、関東(東京・神奈川・埼玉・千葉・群馬・栃木・茨城)、中部(愛知・静岡・岐阜・三重)、関西(大阪・京都・兵庫・滋賀・奈良)、中国(広島・岡山)、九州(福岡・佐賀) |
コミュファ光 | 静岡・愛知・岐阜・三重・長野 |
いずれも対象のエリアや物件が限られるため、以下のページから申し込み、自分のマンションで使えるか判定してみましょう。
・NURO光:https://www.nuro.jp/formansion/pr/
・コミュファ光:https://cmf-hikari.net
※公式の「集合住宅検索」から対応物件かの確認も可能
マンションの場合、物件に設備がなくても、「戸建てプランなら使える」と案内される場合があります。
しかし、戸建てプランは割高で、GMO光アクセスより高くなるためおすすめしません。
「スマホに合わせて選ぶ」は古い!
また、2020年まで光回線はスマートホンとセット割することで大幅に値引きを受けられたため、スマホに合わせて選ぶべきでしたが、今は違います。
2021年にサービスが開始された、下記の大手キャリア格安プランは、光回線とセットにしても割引は受けられません。
- ahamo(ドコモの格安プラン)
- povo(auの格安プラン)
- LINEMO(ソフトバンクの格安プラン)
上記の格安プランが出たことで、光回線はセット割りではなく、「単体で安いものを選ぶ」ことがベストになりました。
今はソフトバンク(格安ではないプラン)を使っている方も、使い続ける前提でソフトバンク光を選んでしまうと危険です。
スマホだけ安いプラン(LINEMOなど)に変えると、セット割が消え、高い光回線のプランだけが残ることになるためです。
そのため、「あと2~3年は今のスマホから切り替えは考えていない」という方以外はスマホと切り離して考えるべきです。
どうしてもスマホとセットで選びたい場合
大手キャリアの今までの高いプランを3年は使い続ける、という方のみ下記のようにスマホとセット割りができる回線を選びましょう。
スマホ1台あたり500~1000円安くなるため、大手の高いスマホのプランの負担も減らせます。
-スマホの方は左右にスクロールが可能です-
使っているスマホ | セット割の推奨回線 |
ドコモ | ・ドコモ光(https://gmobb.jp/lp/docomohikari_gentei/)一択 |
au | ・使えるならauひかり(https://gmobb.jp/lp/auhikari_cashback/)、コミュファ光(https://cmf-hikari.net) ・上記が使えない場合は、@TCOMヒカリ(https://www.t-com.ne.jp/promo/tcomhikari/)を選ぶ |
ソフトバンク | ・使えるならNURO光(https://www.nuro.jp/) ・NURO光が使えない場合はソフトバンク光(https://gmobb.jp/lp/softbankhikari/) |
まとめ:選ぶべき光回線
ここまでをまとめると、選ぶべき光回線はGMO光アクセス(https://gmobb.jp/lp/gmohikari/)で、安く、広いエリアのたくさんの物件で使うことができます。
また、下記の場合は別の光回線を選ぶことで、より安く使える可能性があります。
①一手間かけて安くしたい方
対応エリア・物件が限られる下記の光回線に申し込んでみて、あなたのエリアが対象かどうか確かめましょう。
- 戸建ての方
・コミュファ光:https://cmf-hikari.net
・auひかり:https://gmobb.jp/lp/auhikari_cashback/
・NURO光:https://www.nuro.jp/lp/980/ - マンションの方
・auひかり:https://gmobb.jp/lp/auhikari_cashback/
・NURO光:https://www.nuro.jp/formansion/pr/
・コミュファ光:https://cmf-hikari.net
②大手のスマホから乗り換える予定がない方
大手の高いプランを使い続ける方のみ、以下のセット割りができる回線を選んでいきましょう。
-スマホの方は左右にスクロールが可能です-
使っているスマホ | セット割の推奨回線 |
ドコモ | ・ドコモ光(https://gmobb.jp/lp/docomohikari_gentei/)一択 |
au | ・使えるならauひかり(https://gmobb.jp/lp/auhikari_cashback/)、コミュファ光(https://cmf-hikari.net) ・上記が使えない場合は、@TCOMヒカリ(https://www.t-com.ne.jp/promo/tcomhikari/)を選ぶ |
ソフトバンク | ・使えるならNURO光(https://www.nuro.jp/) ・NURO光が使えない場合はソフトバンク光(https://gmobb.jp/lp/softbankhikari/) |