衛星インターネット「スターリンク」は使うべき?見落としがちな2つの注意点
「最近話題のスターリンクってどうなの?」、「自分には向いてる?」など、衛星インターネットのスターリンクが気になっていませんか?
スターリンクは山奥や離島でもネットが使えて便利ですが、場所によってはつながりにくいなど、利用には注意点があります。
このページでは、家電量販店でネット回線の販売をしていた筆者が、スターリンクについて、以下の流れで解説します。
- 衛星インターネット「スターリンク」は使うべき?
- 要確認!スターリンクの2つの注意点
- スターリンクのメリットとおすすめな人
- スターリンクの評判は?口コミを徹底調査
- スターリンクが使えるまでの流れ
- 自宅のインターネットなら光回線!おすすめは?
- スターリンクについてよくある質問
このページを読めば、スターリンクにはどんな特徴があり、自分は使うべきか、どんな評判があるのかまで、スターリンクに関する全てがわかります。
目次
1. 衛星インターネット「スターリンク」は使うべき?
結論から言うと、2024年現在、日本でスターリンクがおすすめできるのは、以下に当てはまる方だけです。
- 山奥や離島に住んでいる
- キャンプなどで、ネット環境がないエリアに行くことが多い
- 災害などの非常時のために、サブ回線を用意したい
スターリンクは、宇宙の衛星を使ったインターネットで、以下の専用のアンテナや電源があれば、山奥や離島でもネットが使えます。
また、地震など災害の影響を受けにくく、非常用のインターネットとしても期待されています。
ただ、料金は他のインターネットより高く、マンションや住宅街だとつながりにくいなど、注意点もあります。
まずは、スターリンクとは何かを簡単に解説します。
スターリンクは「スペースX」が提供する衛星インターネット
スターリンクは、アメリカの会社「スペースX」が運営する衛星インターネットサービスです。
「スペースX」は、テスラのトップも務める、実業家のイーロン・マスクが作った会社として有名です。
宇宙にある衛星が電波を飛ばし、それを地上のアンテナでキャッチすることで、インターネットが使えます。
2022年10月から日本での提供が始まり、2024年現在ほぼ全国で使うことができます。
具体的な提供エリアは、公式のマップ(https://www.starlink.com/jp/map)で確認ができます。
日本でのサービス内容
スターリンクの一般利用者向けのプランは、以下2つがあります。
- レジデンシャル:自宅など、一つの場所で使う人向け
- ROAM:持ち運んで様々な場所で使う人向け
プランごとの料金、速度をまとめたのが以下です。
プラン(データ無制限) | ||
レジデンシャル | ROAM | |
月額 | 6,600円 | 11,500円 |
初期費用(機器代、送料) | 51,600円 | |
下り速度 | 50~200Mbps | 5~50Mbps |
上り速度 | 5~15Mbps | 2~10Mbps |
レイテンシ(ping値) | 25~50ms |
- レジデンシャルプランの下り速度は公式の注文ページ、他の速度は公式の「Starlink仕様書」を参照。
30日間の無料お試し期間があり、期間内に端末などを返送すると、全額の返金を受けることができます。
レジデンシャルプランは普通に月額がかかりますが、ROAMプランだと、使わない月は月額が無料になります。
2. 要確認!スターリンクの2つの注意点
スターリンクの利用にあたっては、以下の点に注意しましょう。
- 他のインターネットより高い
- 空が開けていないと、満足に使えない
注意点1. 他のインターネットより高い
スターリンクの料金は、国内で使われている他のインターネットと比べると、やや高いです。
有名なサービスとの比較は以下の通りで、スターリンクは月額、初期費用いずれも高めとなります。
月額 | 初期費用 | |
スターリンク(レジデンシャル) | 6,600円 | 機器代+送料 51,600円 |
とくとくBB光 (光回線) | 戸建て4,818円 マンション3,773円 | 事務手数料 3,300円 |
ドコモ光 (光回線) | 戸建て5,720円 マンション4,400円 | |
ソフトバンク光 (光回線) | 戸建て5,720円 マンション4,180円 | |
WiMAX (ポケットWi-Fi、ホームルーター) | 4,807円 | |
ソフトバンクエアー (ホームルーター) | 5,368円 |
他のインターネットは割引などの特典があり、実際の一月あたりの料金はさらに安くなります。
また、以下の費用も分割払いが基本で、特典で無料になることがほとんどです。
- 光回線の工事費:15,000~40,000円
- ポケットWi-Fi、ホームルーターの端末代:20,000~70,000円
スターリンクは、過去に以下のように値下げを行なっています。
- 2022年12月:月額12,300円→11,100円
- 2023年1月:月額11,100円→6,600円
そのため今後も下がる可能性はありますが、現状ではまだ高いです。
注意点2. 空が開けていないと満足に使えない
スターリンクは、アンテナの上空が開けていないと、十分にネットにつながりません。
周りに壁などの障害物があると、通信が途切れたり、遅くなることがあります。
アンテナが自動で向きを変えながら、衛星を探して受信するため、四方八方の視界が開けている必要があります。
屋内に置くとまず使えず、以下の場合も、うまくつながらない可能性が高いです。
アンテナをベランダに置く |
周りに建物や大きな木がある |
そのため、スターリンクはマンションや建物の多い住宅地での利用には向きません。
アンテナを置く場所に障害物がどれだけあるか、設置場所に適しているかは、以下の専用アプリで申し込み前から確認ができます。
屋上などの高所への設置がベスト
スターリンクは、アンテナを屋上などの高いところに設置することが推奨されています。
引用:スターリンク公式
こうすることで障害物が減り、通信が切れることなく、快適にインターネットが使えるようになります。
ただ、以下が必要になり、合計でさらに数万円がかかる場合もあるため、注意しましょう。
- アンテナ工事業者への依頼
- 公式ショップで、設置に必要な追加の部品購入
大手のアンテナ業者のHPによると、設置工事費は壁面やベランダへの設置だと2~3万円、屋根の設置だと7~8万円するようです。
3. スターリンクのメリットとおすすめな人
一方で、スターリンクには以下のメリットがあります。
- ネット環境がないエリアでも使える
- 速度が出やすい
- アンテナやルーターが届いたらすぐ使える
これらを踏まえ、どんな人におすすめかも解説していきます。
メリット1. ネット環境がないエリアでも使える
スターリンクの最大のメリットは、これまで使えなかった以下の地域でも、ネットが使えることです。
- 山奥や離島
- 災害や戦争が起きたエリア
ネットがつながらない、つながっても速度が出にくい環境にいる方も、快適にインターネットが使えます。
衛星からくるインターネットで、地震などの影響も受けにくく、災害で通信障害が起こった場合の備えにもなります。
こうしたエリアでも使えるのはなぜ?
専用のアンテナやルーター、電源さえあれば、衛星からネットが拾えるからです。
一般的なインターネットは、以下の仕組みでつながっています。
ケーブルで家までつながる (光回線) |
最寄りの基地局から、電波でつながる (スマホ、ポケットWi-Fi、ホームルーター) |
上記の場合、「ケーブル」や「最寄りの基地局」が必要ですが、スターリンクはこれらが不要です。
そのため、ケーブルや基地局が十分にない以下の地域でも、インターネットが使えます。
- 山奥や離島
- 災害や戦争が起きたエリア
メリット2. 速度が出やすい
スターリンクは他のインターネットと比べても速度が出やすく、ネットが快適に使えるメリットがあります。
以下のように光回線には劣るものの、ポケットWi-Fiやホームルーターよりは速度が出る可能性が高いです。
下り平均速度 | ||
スターリンク(レジデンシャル) | 50~200Mbps(想定) | |
光回線 | とくとくBB光 | 290Mbps |
ドコモ光 | 271Mbps | |
ソフトバンク光 | 321Mbps | |
ポケットWi-Fi | WiMAX | 93Mbps |
ゼウスWiFi | 9Mbps | |
ホームルーター | ソフトバンクエアー | 73Mbps |
au | 66Mbps |
- スターリンクの速度は、公式のレジデンシャルプラン注文ページを参照
- スターリンク以外の速度は、「みんなのネット回線速度」参照
データ容量は無制限
スターリンクのデータ容量は無制限で、好きなだけ使うことができます。
ただ、具体的な基準は不明ですが、使いすぎると、制限を受けて速度を落とされることがあるようです。
帯域消費のパターンが一般的な住居用ユーザーに割り当てられたものを常に上回っている場合、Starlinkは本サービスの混雑の防止又は軽減のために、お客様の速度を一時的に低下させるなどのネットワーク管理対策を講じる場合があります。このような措置の影響を特に受けやすいのは、動画のストリーミング、ゲーム、又は大容量ファイルのダウンロードなどの帯域消費型アプリケーションです。
引用:スターリンク「公正利用ポリシー」
こうしたルールは、ソフトバンクエアーなどの、国内の無制限プランのインターネットでも存在します。
大人数で回線を使ったり、異常な使い方をしない限りは制限にかかることはないでしょう。
制限にかかるほどの大容量の通信をする人には、以下の法人向けプランが推奨されています。
端末代 | 365,000円 |
月額 | 9,600〜168,000円 |
通信のルール | 一般向けと同じ無制限の回線に加えて、月額に応じた量の高速回線が使えるようになる。(40GB、1TB、2TB、6TBから選べる) |
メリット3. アンテナやルーターが届いたらすぐ使える
スターリンクは、申し込み後に以下の専用のアンテナやWi-Fiルーターなどが届きます。
これらに電源を入れ、アプリで設定をすればすぐに使うことができます。
基本、光回線のように業者を家に呼んで工事をすることは不要で、簡単に始めることができます。
スターリンクがおすすめなのはこんな人
メリットと注意点を踏まえると、スターリンクは以下に当てはまる方におすすめです。
- 山奥や離島に住んでいる
- キャンプなどで、ネット環境がないエリアに行くことが多い
- 災害などの非常時のためにサブ回線を用意したい
特に、山奥など、これまでネット環境がなかったエリアで使いたい方には嬉しいサービスと言えます。
そういったエリアは、建物などの障害物も少なく、空が開けたアンテナの設置場所も見つけやすいでしょう。
「スターリンク」公式ページ
他の方には選ぶメリットなし
上記以外の方には、高い料金を払ってまで使うメリットはありません。
中でも、住宅地などネット環境があるエリアで使う方には、以下の点でデメリットしかありません。
- 料金が他のサービスより高い
- 周りに建物が多く、快適に通信できるアンテナの置き場所が少ない
インターネットで迷ったら、光回線がおすすめ
スターリンクが向かない方で、自宅のインターネットを探している方は、迷ったら光回線を選んでおきましょう。
光回線とは、光のケーブルで家までつながるネット回線のことで、最も速度が出やすいインターネットの仕組みです。
中でもおすすめは、全国で使えて料金が安いとくとくBB光(https://gmobb.jp/lp/gmohikari/)です。
詳しい内容は、「6. 自宅のインターネットなら光回線!おすすめは?」で解説します。
次から、スターリンクのリアルな評判や、使えるまでの流れを解説して行きます。
4. スターリンクの評判は?口コミを徹底調査
スターリンクに関するTwitter上の評判を、以下の流れで紹介していきます。
- スターリンクの良い口コミ
- スターリンクの悪い口コミ
- その他の口コミ
4-1. スターリンクの良い口コミ
スターリンクの良い口コミとしては、以下の内容が多く見られました。
- 速度が出やすい
- 山奥や離島でも使える
- 非常用に期待できる
速度が出やすい
スターリンクの想定下り速度は「50~200Mbps」と、他のインターネットと比べても速いです。
そのためか、以下のように、速いと感じる利用者の声が複数確認できました。
山奥や離島でも使える
スターリンクの最大のメリットは、これまで使えなかった市街地から離れた場所でもインターネットが使えることです。
そのため、以下のように山奥や離島で使っている方の口コミが確認できました。
非常用に期待できる
また、専用の端末や電源があれば使えて、災害の影響を受けないため、非常用として期待する声も見られました。
4-2. スターリンクの悪い口コミ
スターリンクの悪い口コミとしては、以下の内容が見られました。
- 料金が高い
- 住宅街だと満足に使えない
料金が高い
スターリンクの料金は他のインターネット比べると高く、初期費用も高額になります。
そのためか、以下のように高いと感じる人の声がいくつも確認できました。
住宅街だと満足に使えない
スターリンクは、衛星からネットを拾うため、アンテナの上空が開けていないと満足につながりません。
周りに建物が多い住宅街や、屋上が使えないマンションでの利用は難しいです。
そのためか、以下のように住宅街では使えないという口コミが確認できました。
また、以下のように、マンションだと快適な通信が期待できないという声も複数見られました。
4-3. その他の口コミ
その他、スターリンクに関して、以下の口コミが確認できました。
- アンテナが意外と大きい
- 衛星が、天体観測の邪魔になる
アンテナが意外と大きい
スターリンクのアンテナは、だいたいA4用紙2.5枚分の大きさがあります。
ホームルーターのような他のネット機器と比べてもかなり大きいためか、「意外とデカい」と感じる人の声が確認できました。
衛星が、天体観測の邪魔になる
スターリンクは、宇宙にある人工衛星からネットを拾います。
幅広いエリアをカバーするため、すでに5,000を超える衛星が地球の周りを回っています。
衛星は太陽の光を受けて他の星と同じく光るため、以下のように天体観測の邪魔になるという口コミが見られました。
また、打ち上げ直後の衛星が列になって移動する様子が、銀河鉄道になぞらえて「スターリンクトレイン」と呼ばれています。
引用:CBC
これが見てみたいという声や、実際に観測できたという声も確認できました。
5. スターリンクが使えるまでの流れ
スターリンクのインターネットは、以下の流れで使えるようになります。
- 公式ページから注文
- アンテナを設置して、電源を入れる
- 専用アプリで接続設定
1つずつ手順を解説していきます。
5-1. 公式ページから注文する
まずはスターリンクの公式ページから申し込みを行います。
自宅などの一つの場所で使う方は「レジデンシャル」、持ち運んで様々な場所で使う方は「ROAM」のプランを選びましょう。
設置場所の確認は申し込み前もできる
スターリンクは以下の専用のアプリを使うと、申し込み前でも、アンテナを設置して十分な通信ができるかの確認ができます。
先ほどお伝えしたとおり、スターリンクはアンテナの上に障害物があると満足に通信ができません。
念の為、事前にアンテナを置く予定の場所でアプリを起動し、通信エリアに障害物がないか確認しておきましょう。
具体的な手順は以下の通りです。
- 最初の画面の「セットアップを開始する」をタップ
- 適当に端末を選び、「確認」をタップ
- 「障害物を確認する」をタップ
- アプリの指示に沿って、上空をスマホのカメラでスキャンする
5-2. アンテナを設置して、電源を入れる
申し込みから2週間~1ヶ月で商品が発送され、アンテナやルーターなどの一式が自宅に届きます。
空が開けた場所にアンテナを設置し、ルーターにつないで電源を入れましょう。
配線は以下のようにシンプルで、簡単にセッテイングができます。
セッティングが終わると、アンテナが衛星の電波を探して、自動で向きを変え始めます。
自分でできない場合は業者に依頼する
屋根の上など高所につける場合で、自分で設置が難しい時は、アンテナ工事の業者に依頼をしましょう。
スターリンクに対応した業者はまだ少ないですが、有名な所だと以下2社が受付を開始しています。
- みずほアンテナ(https://mizuho-a.com/)
※関東、東海、関西、中国、九州に対応 - 電翔(https://www.densho-at.jp/)
※関東、東海、関西に対応
取り付けにあたって、公式ショップで他の部品の購入が必要かも含め、相談してみましょう。
5-3. 専用アプリで接続設定
最後に、専用のアプリでWi-Fiの接続設定を行い、インターネットが使えるようになります。
接続後は、アプリで、スターリンクの以下の情報が確認できるようになります。
- 通信速度
- レイテンシ(どれだけ遅延があるか)
- 使ったデータ量
6. 自宅のインターネットなら光回線!おすすめは?
繰り返しになりますが、スターリンクがおすすめできるのは、以下に当てはまる方だけです。
- 山奥や離島に住んでいる
- キャンプなどで、ネット環境がないエリアに行くことが多い
- 災害などの非常時のためにサブ回線を用意したい
その他の方は、料金が安く、最も速度が出やすい光回線をまずは検討しましょう。
光回線を100社以上比較しましたが、選ぶべき光回線はとくとくBB光(https://gmobb.jp/lp/gmohikari/)でした。
とくとくBB光は下記のように、実質月額料金が極めて低く、NTTの回線を使うので、ほとんどのエリア・物件で使えます。
下記は100社から選んだ主要な光回線の比較ですが、迷った場合はとくとくBB光を選ぶようにしましょう。
-スマホの方は左右にスクロールが可能です-
実質月額料金 | 利用回線 | スマホセット割 | ||
一戸建て | マンション | |||
とくとくBB光 | 4,243円 | 2,911円 | ◎NTT回線 | - |
ドコモ光 | 5,024円 | 3,704円 | ◎NTT回線 | ドコモ |
ahamo光 | 4,671円 | 3,351円 | ◎NTT回線 | - |
auひかり | 3,118円 | 983円 | ◯KDDI回線 | au/UQモバイル |
auひかりちゅら | 4,444円 | 2,987円 | △沖縄セルラー回線 | au/UQモバイル |
ソフトバンク光 | 4,741円 | 3,201円 | ◎NTT回線 | ソフトバンク/Y!mobile |
NURO光 | 3,625円 | 2,648円 | ◯Sonet回線 | ソフトバンク |
コミュファ光 | 2,785円 | 1,955円 | △CTC回線 | au/UQモバイル |
@TCOMヒカリ | 4,362円 | 2,932円 | ◎NTT回線 | au/UQモバイル |
So-net光 | 6,148円 | 5,459円 | ◎NTT回線 | au/UQモバイル |
ビッグローブ光 | 4,756円 | 3,656円 | ◎NTT回線 | au/UQモバイル |
eo光 | 4,561円 | 4,080円 | △オプテージ回線 | au/UQモバイル |
@nifty光 | 4,844円 | 3,538円 | ◎NTT回線 | au/UQモバイル |
DTI光 | 5,545円 | 4,243円 | ◎NTT回線 | au |
Asahinet光 | 4,928円 | 3,333円 | ◎NTT回線 | au |
楽天ひかり | 5,896円 | 4,708円 | ◎NTT回線 | - |
メガエッグ | 4,524円 | 3,635円 | △エネコム回線 | au/UQモバイル |
BBIQ | 4,202円 | 4,876円 | △QTnet回線 | au/UQモバイル |
J:COMネット | 4,590円 | 3,476円 | ◯J:COM回線 | au/UQモバイル |
IIJmioひかり | 5,240円 | 4,140円 | ◎NTT回線 | IIJmio |
エキサイト光 | 5,243円 | 4,367円 | ◎NTT回線 | - |
exiteMEC光 | 4,854円 | 3,743円 | ◎NTT回線 | - |
SIS光 | 5,678円 | 4,478円 | ◎NTT回線 | - |
ビック光 | 5,240円 | 4,140円 | ◎NTT回線 | BIC SIM/IIJmio |
hi-hoひかり | 5,748円 | 4,400円 | ◎NTT回線 | hi-hoLTE(D) |
ピカラ光 | 3,702円 | 2,543円 | △STnet回線 | au/UQモバイル |
フレッツ光 | 6,992円 | 5,639円 | ◎NTT回線 | - |
OCN光 ※新規受付終了 | 6,310円 | 4,594円 | ◎NTT回線 | OCNモバイルONE |
ぷらら光 ※新規受付終了 | 5,830円 | 4,648円 | ◎NTT回線 | - |
- 契約満期まで利用する場合の(総費用-キャッシュバック)÷利用月。契約期間がないものは一戸建て3年、マンション2年利用する場合を想定
- 一戸建てタイプは下り1Gbps未満のプランは対象外
- マンションの設備や大きさで料金が変わり、選べないものは、最も高いプラン(auひかりのミニギガは除く)。選べる場合、下り100Mbps未満のプランは対象外
- 回線種別:◎多くのエリア、物件で使えるNTT回線/◯一部のエリア、物件で使える独自回線/△地域限定の独自回線
- フレッツ光の料金は、東日本でプロバイダに「ビッグローブ」を選んだ場合のもの
おすすめの光回線は「とくとくBB光」
以上のように比較すると、選ぶべきなのはとくとくBB光です。
とくとくBB光は、上場企業「GMOインターネット」がNTTの回線を使って提供する光回線です。
多くのエリア・マンションで利用可能で、下記のキャンペーンを行っているため、戸建て・マンションどちらも料金が安いです。
- 全員に20,000円キャッシュバック(乗り換えの場合は他社の違約金最大60,000円)
- 新規工事費が実質無料
オプションなしで高額キャッシュバックが受け取れるため、申し込みは以下の公式キャンペーンページから行いましょう。
「とくとくBB光」公式ページ
https://gmobb.jp/lp/gmohikari/
※ページによってキャッシュバックが減ったり、月額が上がることがあるため、必ず上記ページから申し込みをしましょう。
最大の強みは月額の安さ
キャッシュバックなどキャンペーンも優れていますが、とくとくBB光は、シンプルに月額が他社より安くなります。
同じNTT回線を使った他社と月額を比べると以下の通りで、戸建て・マンション共にかなり安いです。
月額 | ||
一戸建て | マンション | |
とくとくBB光 | 4,818円 | 3,773円 |
ドコモ光 | 5,720円 | 4,400円 |
ソフトバンク光 | 5,720円 | 4,180円 |
楽天ひかり | 5,280円 | 4,180円 |
ビッグローブ光 | 5,478円 | 4,378円 |
中には40,000~50,000円と、より高いキャッシュバックがもらえる回線もあります。
しかし、この比較を踏まえると、長く使うには、毎月の料金が安いとくとくBB光の方が確実にお得になります。
これらは全て同じNTT回線を使うため、どれを選んでも速度など回線品質は大きく変わりません。
一部の人は、さらに料金を削れる可能性あり
下記の光回線は、使えるエリアや建物が限られますが、とくとくBB光より安く使えます。
- auひかり
- NURO光
- コミュファ光(東海、長野限定)
いずれもNTT回線を使うとくとくBB光とは違い、使えるエリアかなり限られています。
auひかり・NURO光は比較的対象エリアが広いですが、エリア内でも、マンションだとNTT回線と比べて対応物件は少ないです。
実際以下のように、人口が多い街でも使えない物件の方が多い状態です。
住所 | 対応マンション数 | ||
auひかり | NURO光 | NTT回線の光回線 | |
東京都中央区八丁堀 | 12件 | 3件 | 336件 |
東京都豊島区駒込 | 49件 | 20件 | 371件 |
東京都中央区日本橋馬喰町 | 5件 | 5件 | 83件 |
東京都品川区大崎 | 28件 | 30件 | 374件 |
大阪府大阪市北区中津 | 36件 | 17件 | 170件 |
大阪府大阪市北区天神橋 | 42件 | 18件 | 380件 |
福岡県福岡市博多区博多駅南 | 99件 | 35件 | 366件 |
北海道札幌市中央区南六条西 | 48件 | 6件 | 410件 |
愛知県名古屋市中区栄 | 86件 | 24件 | 298件 |
- それぞれのサービスの対応物件検索サイトで確認できたマンション数
- NURO光はマンションプランが利用可能なマンション数(それ以外のマンションは戸建てプランで対応)
そのため、申し込みをしても使えないことがあります。
使えない場合は、申し込み時に教えてもらえ、その場合費用は一切かからないので、この確認の手間が嫌でない方は、これらの回線を使いましょう。
光回線は、工事を終えるまでは契約にならず、申し込みをして使えない場合も、費用は全くかかりません。
戸建ての場合:まずは「コミュファ光」を検討する
戸建てだと、コミュファ光(https://aun-company.com/commufa/)が、極めて安くなります。
ただ、コミュファ光は「静岡、愛知、岐阜、三重、長野」の5県でしか使えないため、該当の方のみ検討しましょう。
その他の方は、次に安い以下の回線に申し込み、使えるか確認してみましょう。
これらの対応エリアは、以下の通りです。
対応エリア | |
auひかり(戸建てプラン) | 北海道、東北(青森、秋田、岩手、山形、宮城、福島)、関東(東京・神奈川・埼玉・千葉・群馬・栃木・茨城)、中部(富山、石川、福井、新潟、長野、山梨)、中国(山口、島根、鳥取、広島、岡山)、四国(愛媛、香川、高知、徳島)、九州(佐賀、福岡、大分、長崎、熊本、宮崎、鹿児島) |
NURO光 | 北海道、関東(東京・神奈川・埼玉・千葉・群馬・栃木・茨城)、中部(愛知・静岡・岐阜・三重)、関西(大阪・京都・兵庫・滋賀・奈良)、中国(広島・岡山)、九州(福岡・佐賀) |
マンションの場合:まずは「auひかり」が使えるか試す
マンションの場合、料金が最安のauひかり(https://gmobb.jp/lp/auhikari_cashback/)を使うべきです。
一方、auひかりはマンションの設備などによって10以上のタイプに分かれ、料金が変わりますが、「ミニギガ」タイプだけ、とくとくBB光より高くなります。
よって、以下のページでエリア検索し、自分の住む物件が「ミニギガ」と表示された方には、対応していてもauひかりはおすすめはできません。
- 「auひかり公式」提供エリア検索
https://bb-application.au.kddi.com/auhikari/zipcode
そして、auひかりが使えなかった方は、次に安くなる以下の回線を検討しましょう。
対応エリア | |
NURO光 | 北海道、関東(東京・神奈川・埼玉・千葉・群馬・栃木・茨城)、中部(愛知・静岡・岐阜・三重)、関西(大阪・京都・兵庫・滋賀・奈良)、中国(広島・岡山)、九州(福岡・佐賀) |
コミュファ光 | 静岡・愛知・岐阜・三重・長野 |
いずれも対象のエリアや物件が限られるため、以下のページから申し込み、自分のマンションで使えるか判定してみましょう。
・NURO光:https://www.nuro.jp/formansion/pr/
・コミュファ光:https://aun-company.com/commufa/
※公式の「集合住宅検索」から対応物件かの確認も可能
マンションの場合、物件に設備がなくても、「戸建てプランなら使える」と案内される場合があります。
しかし、戸建てプランは割高で、とくとくBB光より高くなるためおすすめしません。
「スマホに合わせて選ぶ」は古い!
また、以前まで光回線はスマートホンとセット割することで大幅に値引きを受けられたため、スマホに合わせて選ぶべきでしたが、今は違います。
2024年現在、主流の下記の大手キャリア格安プランは、光回線とセットにしても割引は受けられません。
- ahamo(ドコモの格安プラン)
- povo(auの格安プラン)
- LINEMO(ソフトバンクの格安プラン)
上記の格安プランが出たことで、光回線はセット割りではなく、「単体で安いものを選ぶ」ことがベストになりました。
今はソフトバンク(格安ではないプラン)を使っている方も、使い続ける前提でソフトバンク光を選んでしまうと危険です。
スマホだけ安いプラン(LINEMOなど)に変えると、セット割が消え、高い光回線のプランだけが残ることになるためです。
そのため、「あと2~3年は今のスマホから切り替えは考えていない」という方以外はスマホと切り離して考えるべきです。
どうしてもスマホとセットで選びたい場合
大手キャリアの今までの高いプランを3年は使い続ける、という方のみ下記のようにスマホとセット割りができる回線を選びましょう。
スマホ1台あたり500~1000円安くなるため、大手の高いスマホのプランの負担も減らせます。
-スマホの方は左右にスクロールが可能です-
使っているスマホ | セット割の推奨回線 |
ドコモ | ・ドコモ光(https://gmobb.jp/lp/docomohikari_gentei/)一択 |
au | ・使えるならauひかり(https://gmobb.jp/lp/auhikari_cashback/)、コミュファ光(https://aun-company.com/commufa/) ・上記が使えない場合は、@TCOMヒカリ(https://www.t-com.ne.jp/promo/tcomhikari/)を選ぶ |
ソフトバンク | ・使えるならNURO光(https://www.nuro.jp/) ・NURO光が使えない場合はソフトバンク光(https://gmobb.jp/lp/softbankhikari/) |
まとめ:選ぶべき光回線
ここまでをまとめると、選ぶべき光回線はとくとくBB光(https://gmobb.jp/lp/gmohikari/)で、安く、広いエリアのたくさんの物件で使うことができます。
また、下記の場合は別の光回線を選ぶことで、より安く使える可能性があります。
①一手間かけて安くしたい方
下記の光回線を使うべきです。申し込めば対象エリアかどうか教えてもらえ、対象外であれば料金はかかりません。
- 戸建ての方
・コミュファ光:https://aun-company.com/commufa/
・auひかり:https://gmobb.jp/lp/auhikari_cashback/
・NURO光:https://www.nuro.jp/hikari/pr/ - マンションの方
・auひかり:https://gmobb.jp/lp/auhikari_cashback/
・NURO光:https://www.nuro.jp/formansion/pr/
・コミュファ光:https://aun-company.com/commufa/
②大手のスマホから乗り換える予定がない方
大手の高いプランを使い続ける方のみ、以下のセット割りができる回線を選んでいきましょう。
-スマホの方は左右にスクロールが可能です-
使っているスマホ | セット割の推奨回線 |
ドコモ | ・ドコモ光(https://gmobb.jp/lp/docomohikari_gentei/)一択 |
au | ・使えるならauひかり(https://gmobb.jp/lp/auhikari_cashback/)、コミュファ光(https://aun-company.com/commufa/) ・上記が使えない場合は、@TCOMヒカリ(https://www.t-com.ne.jp/promo/tcomhikari/)を選ぶ |
ソフトバンク | ・使えるならNURO光(https://www.nuro.jp/) ・NURO光が使えない場合はソフトバンク光(https://gmobb.jp/lp/softbankhikari/) |
申し込み時の注意点:
光回線には複数の申し込み窓口がありますが、窓口によって実質月額料金が変わることがほとんどです。
主要な申し込みページを全て比較し、それぞれの回線で最もベストなページを選んで掲載していますが、比較の内容が気になる方は、「光回線100社を比較!2024年最もおすすめの回線と失敗しないための選び方」をご確認ください。
7. スターリンクについてよくある質問
最後に、スターリンクについてよくある以下の質問に回答していきます。
- KDDI(au)とスターリンクの関係は?
- スマホで衛星インターネットは拾える?
- スターリンク衛星を見る方法は?
7-1. KDDI(au)とスターリンクの関係は?
2社は業務提携していて、KDDIはスターリンクの技術を活用し、圏外エリアの解消を目指しています。
2022年12月には、スターリンクを使った最初のau基地局が建てられました。
基地局がスターリンクの電波をキャッチし、それをauユーザーの回線として使う仕組みです。
これまで基地局が建てられなかった山間部や離島を中心に、今後さらに増やしていくことが発表されています。
以下はauの4G回線のエリアマップで、市街地から離れたところでは、圏外のエリアも多いです。
引用:au公式「エリアマップ」
今後スターリンクの活用により、auではこうした圏外のエリアが減っていくと考えられます。
7-2. スマホで衛星インターネットは拾える?
専用のアンテナとルーターが必要で、直接拾うことはできません。
運営元の「スペースX」は、今後、直接スマホと通信が可能になると発表しています。
しかし、具体的にいつ始まるかは決まっていません。
2024年から、auスマホでは拾えるようになる
先ほどお伝えした通り、auは、スターリンクのインターネットを活用しています。
2024年からは、基地局を通さずに、スマホで直接スターリンクの電波を拾ってネットが使えるようになることが発表されています。
基地局を使う場合に比べて電波は弱いため、できるのは簡単なメッセージのやり取り(SMS)のみの予定です。
ただ、「スマホさえあればどこでもネットが使えるようになる」という点ではかなり画期的と言えます。
7-3. スターリンク衛星を見る方法は?
以下の無料アプリ、WEBサイトで場所を入れると、観測できる日時と方角がわかります。
Find starlink satellite(アプリ)
SpaceX Starlink Satellites Tracker(WEB)
人口衛星は、一度に50~60機がまとめて打ち上げられ、それらは数日間だけ列になって地球の周囲を回ります。
それらが光り、列になって進む様子を、肉眼で見ることができます。
エリア拡大に向け、打ち上げは月に4~5回のハイペースで行われていて、今後も数年観測できる状況は続きます。
まとめ
衛星インターネットのスターリンクについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
スターリンクは、山奥や離島でも使えて、災害にも強いなどのメリットがありますが、以下の注意点があります。
- 他のインターネットより高い
- 空が開けていないと、満足に使えない
これらを踏まえると、2024年現在、スターリンクがおすすめできるのは、以下に当てはまる方だけです。
- 山奥や離島に住んでいる
- キャンプなどで、ネット環境がないエリアに行くことが多い
- 災害などの非常時のためにサブ回線を用意したい
「スターリンク」公式ページ
上記以外で、自宅のネットを探している人は光回線を選ぶべきで、中でもおすすめは、とくとくBB光(https://gmobb.jp/lp/gmohikari/)です。
このページがあなたの快適なインターネットの利用のお役に立てることを心から祈っています。