ポケットWi-Fiの最安値はいくら?27社の比較をもとにプロが解説
「一番安いポケットWi-Fiはいくら?」、「安く使えるおすすめが知りたい」など、ポケットWi-Fiの最安値が気になっていませんか?
ポケットWi-Fiは、安いものだと月2,000~3,000円台で使うことができますが、速度が出にくいタイプも多く、安くても本当におすすめできるものは限られます。
このページでは、家電量販店でネット回線の販売をしていた筆者が、ポケットWi-Fiの最安値や失敗しない選び方について、以下の流れで解説します。
全て読めば、ポケットWi-Fiの最安値はいくらなのか、料金以外に選ぶポイントあるのか、結局どれを選ぶべきなのかがわかり、ポケットWi-Fiで失敗しなくなるでしょう。
目次
1. 全27社比較!ポケットWi-Fiの最安値は?
27社のポケットWi-Fiの料金を比較した結果、特に安かったものを並べると以下の通りで、最安値はマイネオの2,447円でした。
この金額は「実質月額料金」で、本当に安いポケットWi-Fiはこれを比べることでわかります。
容量 (最大プラン) | 実質月額料金 | |
mineo | 無制限 | 2,447円 |
ギガWiFi | 100GB | 2,822円 |
モンスターモバイル | 100GB | 3,080円 |
ゼウスWiFi | 100GB | 3,221円 |
楽天モバイル | 無制限 | 3,278円 |
それがだいじWiFi | 100GB | 3,399円 |
QTモバイル | 30GB | 3,402円 |
どこよりもWiFi | 100GB | 3,432円 |
MUGEN WiFi | 100GB | 3,432円 |
- 実質月額料金:契約満期まで(満期がないものは3年)使った場合の平均月額
実質月額料金とは?
1ヶ月あたりに支払う金額のことです。
ポケットWi-Fiは初期費用や端末台など、かかる費用の項目がバラバラなので、この「実質月額料金」を比べないと本当に安いものを選べません。
下記のように、支払うトータル金額(端末代や事務手数料)からキャッシュバックなどのキャンペーンを差し引くことで計算しています。
回線によっては、毎月の料金が安くても以下の落とし穴があるため、それらもトータルして比較するために「実質月額料金」を比べるべきです。
- 初期費用や端末代が高額
- キャンペーンがない
マイネオの料金内訳は?
以下の金額で3年使った場合の一月あたりの料金を出しています。
- 初期費用:事務手数料3,300円、SIMカード発行手数料440円
- 端末代:15,048円(FS040W)
- 月額:1,925円(データ通信のみの20GBプラン)
※無料の使い放題オプション「パケット放題Plus」をつけて容量は無制限
最安のマイネオは使うべき?
「格安SIM」という、混雑に弱い回線を使っていて、肝心のネットの速度が期待できないことから、安いとはいえ、おすすめできません。
また、同じく安い商品として上がった別のポケットWi-Fiも、それぞれ以下のデメリットがあり、おすすめできません。
ギガWi-Fi、ゼウスWiFi、地球WiFi、それがだいじWiFi、THE WiFi、MUGEN WiFi、モンスターモバイル | ・「クラウドSIM」という速度の評判が悪い回線を使っている ・無制限プランがない |
QTモバイル | ・「格安SIM」という速度の評判が悪い回線を使っている ・無制限プランがない |
楽天モバイル | ・エリアによっては無制限に使えない ・メインで使う楽天回線は障害物に弱く、室内だと遅くなりやすい |
ポケットWi-Fiは安さも大事ですが、以下も比較して選ばないと、速度などの使い勝手で後悔します。
- 回線の質:自社でアンテナを持っている業者か
- データ容量:無制限で使えるか
- 端末スペック:速度が出やすいか
これらも踏まえて27社を比較すると、おすすめできるポケットWi-FiはWiMAX(https://gmobb.jp/)だけです。
おすすめのポケットWi-Fiは「WiMAX」だけ
ポケットWi-Fiは、下記の3つのを全て満たしている回線で最安になるWiMAX(https://gmobb.jp/)を選ぶべきです。
- 回線の質:自社でアンテナを持っていて安定した通信ができる
- データ容量:無制限で使える
- 端末スペック:5G対応で速度が出やすい
実際に料金以外のポイントも含めて27社を比較した結果は以下の通りで、全ての面で優れているのはWiMAXだけでした。
-スマホの方は左右にスクロールが可能です-
回線の質 | データ容量 (最大プラン) | 端末スペック | 実質月額料金 | |
WiMAX | ◎ 自社アンテナ | ◎ 実質無制限 | ◎ 高い (5G対応) | ◎ 3,845円 |
ドコモ | ◎ 自社アンテナ | ◎ 実質無制限 | ◎ 高い (5G対応) | × 10,004円 |
au | ◎ 自社アンテナ | ◎ 実質無制限 | ◎ 高い (5G対応) | × 5,934円 |
ソフトバンク | ◎ 自社アンテナ | △ 50GB | ◎ 高い (5G対応) | × 6.030円 |
Y!mobile | ◎ 自社アンテナ | ◎ 実質無制限 | ◎ 高い (5G対応) | × 5,097円 |
楽天モバイル | ◎ 自社アンテナ | ◎ 実質無制限 | △ 低い | ◎ 3,278円 |
mineo | × 格安SIM | ◎ 実質無制限 | △ 低い | ◎ 2,447円 |
エキサイトモバイル | × 格安SIM | ◎ 実質無制限 | △ 低い | ◎ 4,226円 |
QTモバイル | × 格安SIM | △ 30GB | △ 低い | ◎ 3,219円 |
イオンモバイル | × 格安SIM | △ 200GB | △ 低い | × 11,999円 |
どこよりもWiFi | × 格安SIM | ○ 月100GB | △ 低い | ◎ 3,432円 |
FUJI WiFi | × クラウドSIM | ○ 1日10GB | △ 低い | × 5,155円 |
限界突破WiFi | × クラウドSIM | ◎ 実質無制限 | △ 低い | ◎ 4,400円 |
クイックWiFi | × クラウドSIM | ○ 100GB | △ 低い | ◎ 3,200円 |
Chat WiFi | × クラウドSIM | ○ 200GB | △ 低い | ◯ 4,986円 |
THE WiFi | × クラウドSIM | ○ 100GB | △ 低い | ◎ 3,200円 |
MUGEN WiFi | × クラウドSIM | ○ 100GB | △ 低い | ◎ 3,432円 |
クラウドWiFi | × クラウドSIM | ○ 100GB | △ 低い | ◎ 3,810円 |
ExWiFi | × クラウドSIM | ○ 100GB | △ 低い | ◎ 3,845円 |
ギガWiFi | × クラウドSIM | ○ 100GB | △ 低い | ◎ 2,822円 |
ゼウスWiFi | × クラウドSIM | ○ 100GB | △ 低い | ◎ 3,221円 |
AiR-WiFi | × クラウドSIM | ○ 100GB | △ 低い | ◎ 3,499円 |
それがだいじWiFi | × クラウドSIM | ○ 100GB | △ 低い | ◎ 3,399円 |
MONSTER MOBILE | × クラウドSIM | ○ 100GB | △ 低い | ◎ 3,080円 |
縛りなしWiFi | × クラウドSIM | ○ 90GB | △ 低い | ◯ 4,788円 |
hi-ho lets WiFi | × クラウドSIM | ○ 1日7GB | △ 低い | ◯ 4,857円 |
ギガゴリWiFi ※新規受付終了 | × クラウドSIM | ○ 200GB | △ 低い | × 6,177円 |
- 実質月額料金:キャッシュバックや割引の特典を使い、契約満期まで(期間がない場合は36ヶ月)使った場合の1月あたりの料金
- 契約期間ありなしで選べる場合は、月額が安い契約期間ありのプランで使った場合
- 端末+SIM、SIMのみで選べる場合は、端末+SIMの契約をした場合
WiMAX以外のポケットWi-Fiは、より安いものもありますが、何かしらデメリットがあり、いずれもおすすめできません。
WiMAXは、auを展開するKDDIの子会社「UQコミュニケーションズ」が運営しており、契約者数が3,000万人を超えるなど、実績も十分のサービスです。
WiMAXを契約するときの注意点
どこで申し込むかによって、価格が変わることです。
WiMAXには、20以上の窓口があり、実質月額が1,000円以上変わります。
上記比較表は最安で申し込める「GMOとくとくBB」を選んだ場合の実質月額料金です。他の窓口で契約してしまうと高くなるため注意しましょう。
ページの後半で全窓口を比較しますが、WiMAXは、GMOとくとくBB以外の窓口で申し込むべきではありません。
GMOとくとくBB公式ページ:https://gmobb.jp/
申し込み窓口によってキャッシュバック金額が少なくなる、月額料金が高くなることがあるため、必ず上記の公式キャンペーンページから申し込みを行いましょう。
では、この結論になった背景を詳しく解説していきます。
2. 料金以外に要確認!ポケットWi-Fiを選ぶ3つの基準
ポケットWi-Fiは料金以外に、下記の3つの基準で選ぶべきで、これらと料金を踏まえると、選ぶべきなのは「WiMAX」一択と言えます。
- 回線の質:自社でアンテナを持っている業者か
- データ容量:無制限で使えるか
- 端末スペック:速度が出やすいか
では1つずつの基準やWiMAXが優れていた根拠を解説していきます。
2-1. 回線の質:自社でアンテナを持っているWi-Fi業者か
自社のアンテナを持っていない回線は、安くても使うべきではない
ポケットWi-Fiを選ぶ上で最も重要なのは、「回線の質」で、「自社でアンテナを持っているか」が判断基準です。
なぜなら、自社でアンテナを持っていない場合、他社の回線の一部を間借りしているだけなので、速度が遅く、混雑すると安定した通信ができなくなるためです。
以下の2つの仕組みのポケットWi-Fiはアンテナを持っておらず、自社のアンテナを使うポケットWiFiには回線の質が劣ります。
- 格安SIM
- クラウドSIM
それぞれ簡単な仕組みとおすすめできない理由を解説しますが、快適な通信をするために、自社アンテナで運営されるポケットWi-Fiを選びましょう。
格安SIMの仕組みとおすすめしない理由
「mineo」「QTモバイル」などは格安SIMと呼ばれ、ドコモやau、ソフトバンクの大手キャリアの通信設備の一部を借りて運営されています。
安い分、もともとの速度が遅く、またみんなが使う時間(通勤・通学時間や夜の時間)は混雑し回線が遅くなります。
高速道路に例えると、以下の通りで、大手の回線の一部だけを借りている状態なので、もともとの速度も遅く、混み合いやすいです。
実際、以下のように「遅い」という声が複数あります。
せっかくポケットWi-Fiを契約しても、遅くて動画視聴やファイルのダウンロードができない、となる可能性が高いのでおすすめできません。
クラウドSIMの仕組みとおすすめしない理由
格安SIMよりもさらに悲惨なのが「クラウドSIM」で、使うべきではありません。
クラウドSIMは、クラウドと呼ばれる、大型のサーバーで複数のSIMを管理し、場所に合わせ、最適な回線につながるという仕組みです。
最適な回線とはいえ、混み合うことが多く、使えないこともあるのでおすすめできません。
2019年頃から様々な会社が以下のようなアピールをして「〇〇Wi-Fi」というサービスを出しました。
- 低価格で大容量(使い放題)
- ドコモ・au・ソフトバンク3社の回線が使える
大手の回線を使っていると言っても、格安SIM同様、もともと速度が速い回線ではなく、安くてたくさん使える分、多くの人で回線が混み合います。
その結果、クラウドSIMを使った、「どんなときもWiFi」では大規模な通信障害が起こり、クラウドSIMの中でサービス停止や、改悪が相継ぎました。
主なクラウドSIM | 主な出来事 |
どんなときもWiFi | ・2020年2月、3月に大規模な通信障害が発生 ・3月の通信障害は2週間続いた ・総務省から行政指導を受け、現在はサービス新規申し込みを終了 |
THEWiFi | ・2020年8月よりサービス改悪 ・それまで無制限だったが、新規ユーザーは1日に4GBまでのプランになった ・その後、月100GBまでのプランが出たが、ネットが混み合う時、制限がかかることがある |
ゼウスWiFI | ・2020年7月より無制限プランの新規申し込み受付を終了 ・100GB/月までのプランがあるが、混み合う時は通信制限がかかる可能性がある |
「〇〇Wi-Fi」の運営会社はアンテナを持たず、大手キャリアの格安なSIMカードを大量に契約して使っているだけです。
そのため、大量のデータ利用があり、SIMカードのデータ容量を使い切ってしまうと、一気に通信制限がかかり通信障害につながります。
どんなときもWiFiの時は運営がSIMカードを追加するのに時間がかかり、2週間の通信障害につながりました。
長期の通信障害は通信サービスとしては致命的で、同様のリスクがある以上、クラウドSIMはおすすめしません。
他社の回線サービスを使うので、参入もしやすく、設立すぐのベンチャー企業が運営していることもあり「問い合わせ対応も不十分だった」という声も多いです。
クラウドSIMを使っている人の声
以上を踏まえ、ストレスなくインターネットを使うためにも安くても「格安SIM」「クラウドSIM」を使うポケットWi-Fiは避け、「自社でアンテナを持つ会社」を選ぶようにしましょう。
-スマホの方は左右にスクロールが可能です-
○自社アンテナ | ×格安SIM、クラウドSIM | |||
ドコモ | mineo | MONSTER MOBILE | クラウドWiFi | ExWiFi |
au | QTモバイル | MUGEN WiFi | ゼウスWiFi | hi-ho lets WiFi |
ソフトバンク | イオンモバイル | THE WiFi | それがだいじWiFi | AiR-WiFi |
WiMAX | エキサイトモバイル | ギガWi-Fi | どこよりもWiFi | 縛りなしWiFi |
楽天モバイル | FUJI WiFi | ギガゴリWiFi | 限界突破WiFi | |
Y!mobile | Chat WiFi | クイックWiFi | 地球WiFi | |
○おすすめ | ×選ぶべきでない |
2-2.データ容量:無制限で使えるか
安いからと制限付きのものを使うと、後で後悔する。
ポケットWi-Fiのプランには以下の2種類がありますが、使い放題のプランを選ぶべきです。
- 通常プラン:毎月20GBまでなど、容量に制限がある
- 実質無制限プラン:月の利用量に縛りがなく使い放題
最近の動画・ビデオ通話などは高画質の分、大量のデータ容量が必要です。
実際よく使われているサービスで1GBでできることは以下の通りで、無制限でないとすぐに容量を超えてしまいます。
サービス | 1GBで大まかにできること |
Youtube(高画質/標準画質) | 90分/120分 |
Instagram(写真閲覧・いいねの操作) | 70分 |
Zoom(ビデオ通話) | 100分 |
Webサイトの閲覧(Yahoo!JAPANのトップ) | 3000回 |
Netflix(高画質/標準画質) | 20分/85分 |
LINE(メッセージの送受信) | 40万回 |
LINE(ビデオ通話) | 180分 |
TikTok(動画視聴) | 100分 |
特に動画を見たい方、アプリなどをダウンロードしたい方、テレワークなど仕事で使いたい方は無制限プランがあるポケットWi-Fiを選んでおきましょう。
自社アンテナの6社のうち、「ソフトバンク」には無制限プランがなく、それなのに他社の無制限プランより高いのでおすすめしません。
無制限プラン有無 | 実質月額料金 | |
ドコモ | ○あり | 10,004円/無制限 |
au | ○あり | 5,934円/無制限 |
ソフトバンク | ×なし | 6,030円/50GB |
Y!mobile | ○あり | 5,097円/無制限 |
WiMAX | ○あり | 3,845円/無制限 |
楽天モバイル | ○あり | 3,278円/無制限 |
「実質無制限」とはどういうこと?
無制限に使えますが、一部制約があるため、「実質」という表現になります。
完全に使い放題にすると、大量の通信をする人が出ることで、クラウドSIMのように他の人に迷惑がかかります。
そのため、自社のアンテナで、無制限プランを提供する会社も下記のように一部の制限をつけています。
制限の内容 | |
ドコモ | ネットワーク混雑時・大量通信時などに通信制限がかかる場合がある。 |
au、WiMAX | 一定期間内に大量のデータ通信の利用があった場合、混雑する時間帯の通信速度を制限する場合がある。 |
Y!mobile | 前日までの3日間で10GB以上の利用があった場合、当日18時から翌日1時まで速度を約1Mbpsに制限。 |
楽天モバイル | 他社回線を月に5GB以上利用すると、月末まで速度を1Mbpsに制限。 |
ドコモ、au、WiMAXは詳しい制限の内容を公表していません。
ただ、auとWiMAXは、2022年初めまで、制限の内容を以下のように公表していたため、現在も同程度の制約がある可能性が高いです。
3日で15GB以上の利用があった場合、超えた日の翌日18時頃から翌2時頃まで速度を1Mbpsに制限
15GBというと、3日連続で7時間動画を見ても超えないレベルで、速度1Mbpsでも下記程度はできるため、この制限はかなりゆるいと言えます。
- Webサイトの閲覧
- Twitter、Instagram、LINEなどのSNS
- 地図アプリ
- 低画質の動画視聴
一方、「月100GBプラン」など容量が決まっているものは、容量を超えると速度が0.5Mbps以下になり、上記も難しくなるため注意が必要です。
このように容量が決まっている方が特別安くなることもないため、シンプルにたくさん使えて便利な無制限プランのあるものを選んでおきましょう。
2-3. 端末のスペック:速度が出やすいか
安いポケットWi-Fiには、速度が出にくい端末も多い
ポケットWi-Fiは、会社によって使える端末が変わりますが、速度が出やすくなるため、なるべくスペックの高いものを選んでおきましょう。
端末のスペックは、以下の2点で大きな差がつきます。
- 最大通信速度(10倍以上の差があることも)
- 高速通信ができる「5G」が使えるか
ここまで残った無制限プランのある大手5社の中では、楽天モバイルのみ最大速度が大きく劣り、5Gにも対応していないためおすすめできません。
提供会社 (実質月額料金) | 端末の最大速度 | 5G対応 |
ドコモ (10,004円) | 4,900Mbps | あり |
au (5,934円) | 3,900Mbps | あり |
ワイモバイル (5,097円) | 2,400Mbps | あり |
WiMAX (3,845円) | 3,900Mbps | あり |
楽天モバイル (3,278円) | 150Mbps | なし |
- 各社最新の端末のスペックで比較
- 上記の速度は、動画視聴やWEBページの読み込みに影響する「下り速度」
一般的なネットの利用に必要な通信速度の目安は以下の通りで、楽天モバイルでも問題なく使うことはできます。
- メールやLINE:1Mbps
- WEBサイトの閲覧:1~10Mbps
- 動画の視聴:1~20Mbps
ただ、ポケットWi-Fiはなるべく通信速度が速く、ストレスなく使えるに越したことはありません。
楽天モバイルは大手の中でも安いメリットがありますが、10倍以上の速度が出るWiMAXも、同程度の金額で使うことができます。
近い価格で使えて、5G対応でより速度が出せるものもあることから、特別スペックの低い楽天モバイルを選ぶことはおすすめできません。
楽天回線は障害物に弱いデメリットも
楽天の回線は、大手の中で唯一、プラチナバンドという障害物に強い電波が使えないため、建物の中だと遅くなりやすい欠点があります。
借り物の回線を使った格安SIM、クラウドSIMのように混雑に弱いといったことはないものの、 シンプルに電波自体が弱く、つながりにくいです。
実際以下のような口コミはいくつも見られます。
楽天モバイルはWiMAXよりも料金が安くなりますが、こうした点でもおすすめできません。
この3つを満たすのは3社だけ
- 自社アンテナで運営されている
- 無制限プランがある
- 端末が5G対応で速度が出やすい
以上の3つの観点を満たすのは以下の4社だけで、実質月額料金で比べるとWiMAX(https://gmobb.jp/)が最安です。
実質月額料金 | |
ドコモ | 10,004円 |
au | 5,934円 |
ワイモバイル | 5,097円 |
WiMAX | 3,845円 |
au・ドコモ・ワイモバイルは回線やエリアに大きなデメリットはありませんでしたが、「実質月額料金」が高くなるためおすすめはできません。
特にドコモを選ぶと3年間で10万円以上も余計に料金を払うことになるので注意しましょう。
以上を踏まえ、選ぶべきなのはWiMAXです。ただ、WiMAXには申し込み窓口が20以上、端末も複数あるため、次の章でベストな契約方法を解説します。
3. WiMAXを安く使える!ベストな契約方法
繰り返しになりますが、選ぶべきポケットWi-Fiは「WiMAX」一択です。
WiMAXは申し込み窓口などが複数ありますが、結論としては、それぞれ以下を選ぶべきです。
- プラン:5Gプラン
- 端末:X12
- 申し込み窓口:GMOとくとくBB
中でも、申し込み窓口は、どこを選ぶかによって支払う金額が3年間で30,000円以上変わることもあるため、注意が必要です。
申し込みは、必ず支払う金額が最も抑えられるGMOとくとくBB(https://gmobb.jp/)から行いましょう。
3-1.プランは「5Gプラン」一択
WiMAXの新規契約で選べるプランは、月間のデータ容量無制限で、5G対応機種が使える「5Gプラン」だけです。
以前までは、以下二つのプランから選べましたが、2024年現在、旧プランは全ての窓口で受付を終了しています。
5Gプラン(ギガ放題プラス) | ・WiMAXとauの4G、5G回線が使える ・月間のデータ容量無制限 ・通信制限の具体的なルールはなし |
旧プラン(ギガ放題) | ・WiMAXとauの4G回線が使える ・月間のデータ容量は無制限、もしくは7GB ・3日で10GB以上使うと、通信制限がかかる |
5Gプランは、申し込み窓口によって「ギガ放題プラス」、「ギガ放題5G」のようにプラン名が変わります。
しかし、どれも利用回線、データ容量、制限のルールは上記の通りで、共通しています。
旧プランで使っている人は乗り換えがおすすめ
現在、WiMAXを旧プランで使っている人には、以下の理由で5Gプランへの乗り換えをおすすめします。
- 5G対応端末は、最大速度が古いものの6倍以上
- 旧プランの最大速度は、2022年12月から半減(公式発表より)
- 「3日で10GBまで」という通信制限のルールから解放される
旧プランの解約で解約金がかかる場合も、次から紹介するGMOとくとくBBから申し込むと、キャッシュバックで、実質負担ゼロで乗り換えができます。
3-2. 端末は通信速度が最速の「X12」を選ぶ
WiMAXの端末は、通信速度が歴代最速の最新機種「X12」を選んでおきましょう。
-スマホの方は左右にスクロールが可能です-
X12 | X11 | SCR01 | |
発売日 | 2023年6月 | 2021年11月 | 2021年4月 |
最大通信速度 | 下り:3.9Gbps 上り:183Mbps | 下り:2.7Gbps 上り:183Mbps | 下り:2.2Gbps 上り:183Mbps |
同時接続台数 | 16台 | 16台 | 10台 |
バッテリー持ち | 約9時間 | 約8時間 | 約16時間半 |
サイズ | 縦68×幅136×厚さ14.8mm | 縦68×幅136×厚さ14.8mm | 縦76×幅147×厚さ10.9mm |
重さ | 174g | 174g | 203g |
メーカー | NECプラットフォームズ (日本) | NECプラットフォームズ (日本) | サムスン (韓国) |
- 下り(受信速度):WEBサイトの閲覧や動画視聴に影響、上り(送信速度):動画やブログのアップロードに影響
- 1Gbps=1,000Mbps
- 全て5G対応端末
一部の窓口では、旧機種も申し込みできますが、速度は落ちますし、その分目立って安くなることもありません。
旧機種を選ぶメリットは一つもないため、シンプルに通信速度が最速で、日本製の最新機種「X12」を選んでおきましょう。
3-3. 申し込み窓口は「GMOとくとくBB」を選ぶ
WiMAXを最もお得に使うためには、GMOとくとくBB(https://gmobb.jp/)からの申し込みがベストです。
なぜなら以下のように、WiMAXの申し込み窓口全24社を比較すると、最新機種を使った場合の5Gプランの料金が最安になるからです。
-スマホの方は左右にスクロールが可能です-
申込み窓口 | 実質月額料金 (5Gプラン) | 契約満期 | キャッシュバック (新規申し込み) |
GMOとくとくBB | 3,845円 | なし | 34,500円 |
ゼウス | 4,166円 | 25ヶ月 | 27,720円 |
BIGLOBE | 4,233円 | なし | 11,500円 |
カシモ | 4,315円 | なし | 18,000円 |
ASAHI net | 4,476円 | なし | - |
DTI | 4,623円 | なし | - |
ビジョン | 4,674円 | 25ヶ月 | - |
ヨドバシカメラ | 4,677円 | なし | - |
Broad | 4,687円 | なし | - |
BIC | 4,795円 | なし | - |
Free Max | 4,892円 | なし | - |
シンプルWiFi | 4,932円 | なし | - |
J:COM | 4,976円 | なし | - |
5G CONNECT | 5,372円 | なし | - |
Tikiモバイル | 5,480円 | なし | - |
スマモバ | 5,501円 | なし | - |
UQ | 5,565円 | なし | - |
YAMADA air mobile | 5,565円 | なし | - |
KT | 5,565円 | なし | - |
エディオン | 5,565円 | なし | - |
DIS mobile | 5,565円 | なし | - |
EX | 4,698円 (旧機種のみ) | 37ヶ月 | - |
hi-ho | 5,082円 (旧機種のみ) | 25ヶ月 | - |
So-net | 受付停止中 | なし | - |
- 実質月額料金:キャッシュバックや割引を適用し、契約満期まで(期間がないものは36ヶ月)使った場合の初期費用・端末代込みの平均月額
- 2ヶ月以上契約更新月があるものは最短で解約した場合で計算
- 端末は最新機種「X12」を使った場合
GMOとくとくBBは、上場企業「GMOインターネット」が提供するプロバイダです。
下記の特典が受けられるキャンペーンを行っていて、5Gプランの実質月額料金が最安になります。
- 34,500円キャッシュバック
- 端末代無料
キャッシュバックは、以下の公式キャンペーンページ限定の特典で、普通の公式ページからの申し込みだと適用されないため注意しましょう。
GMOとくとくBB公式キャンペーンページ:https://gmobb.jp/
申し込み窓口によってキャッシュバックが減ったり、月額料金が高くなることがあるため、必ず上記のページから申し込みを行いましょう。
乗り換えだとキャッシュバックが大幅に増えるメリットも
現在他社のインターネットを利用中で、乗り換えを検討している方は、GMOとくとくBBからWiMAXを申し込むと、より高いキャッシュバックが受け取れます。
新規申し込みのキャッシュバックと重ねて、他社の解約金を最大40,000円まで補助してもらえます。
よって、乗り換えの場合も、WiMAXはGMOとくとくBBからの申し込みがおすすめです。
GMOとくとくBB公式キャンペーンページ:https://gmobb.jp/
※乗り換えキャンペーンの利用には、上記ページから申し込み後、申し込み完了メールに記載のフォームから別途申請手続きが必要です。
プロバイダによって通信品質は変わらないのか
一切変わりません。
光回線などは、プロバイダが通信設備の一部を管理しているので、プロバイダごとの混み具合やプロバイダの設備によって差がつきます。
ただ、WiMAXの場合、プロバイダは販売窓口の役割をしているだけですので、どこから申し込んでも通信品質に差はつきません。
なぜWiMAX本体よりもプロバイダが安いのか
通信品質に差がない分、各社キャンペーンを積極的に行っているためです。
プロバイダは、契約を取ることで、WiMAX本体からお金をもらえますが、自社を選んでもらうためにもらったお金の一部をキャッシュバックや割引にして利用者に返してくれます。
そして、窓口の中で、GMOとくとくBBには下記の特徴があり、キャッシュバックを最も高く出したり、月額料金を安くすることができます。
- インターネットでの集客に特化していて人件費や店舗代がかからず、キャンペーンに回せる
- WiMAXプロバイダの中で最大手なので、WiMAX本体からもらうお金も高い
3-4. GMOとくとくBBでWiMAXを最安で使うためにすべきこと
キャンペーンのキャッシュバックは確実に受け取りましょう。
GMOとくとくBBのキャッシュバックの受け取りには、以下の手続きが必要です。
- 利用から11ヶ月後に、申し込み時に作られるメールアドレスに届く案内メールを確認する
- そのメールからキャッシュバックの振込先を登録する
やること自体は簡単ですが、振込先の登録はメールが届いた日の翌月末までという期限があり、過ぎると受け取りができなくなるため注意が必要です
忘れずにやるためにも、契約したらすぐに下記を実施するようにしましょう。
- スマホのカレンダーや、リマインドできるアプリに、「11ヶ月目のメール確認」を予定として入れておく
- ~gmobb.jpなど契約時に発行されたメールアドレスにログインできるようにしておく(最初に届く書類を保管しておく)
4. ポケットWi-Fiに関するQ&A
ここでは、ポケットWi-Fiについてよくある質問にお答えします。
4-1. 容量が少ないポケットWi-Fiの最安値は?
最初に比較した27社のポケットWi-Fiの中で、特に安いものをランキングにすると以下の通りで、小容量は1,667円、中容量は2,662円が最安値です。
実質月額料金 | ||
小容量 (月20~30GB) | 中容量 (月40~50GB) | |
1 | 20GB/1,667円 (ギガWi-Fi) | 50GB/2,662円 (モンスターモバイル) |
2 | 20GB/2,112円 (モンスターモバイル) | 40GB/2,728円 (THE WiFi) |
3 | 30GB/2,333円 (ゼウスWiFi) | 50GB/3,050円 (ゼウスWiFi) |
- 実質月額料金:契約満期まで(満期がないものは3年)使った場合の平均月額
ただ、最安のものも含め、上記は全て速度の評判が悪い「クラウドSIM」の回線を使っていて、いずれも快適なネットの利用は期待できません。
また、先ほどお伝えした通り、こうした容量の限られたプラン自体が、以下の理由でおすすめできません。
- 最近の動画やビデオ通話は高画質な分大量のデータを使うため、簡単に容量を超えてしまう
- 容量を超えると、WEBサイトやSNSを開くのも難しくなる
ポケットWi-Fiは、大手の安定した回線が無制限に使えて、料金も安いWiMAX(https://gmobb.jp/)を選びましょう。
4-2. 月500~1,000円で使えるポケットWi-Fiはある?
以下のように、低容量のみですが、その程度の月額で使えるポケットWi-Fiも一部あります。
月額 | 実質月額料金 | |
ゼウスWiFi(30GB) | 980円 4~24ヶ月目2,361円 25ヶ月目~2,508円 | 2,333円 |
ソフトバンク(3GB) | 990円 | 1,719円 |
ギガWi-Fi(~5GB) | 550円 | 677円 |
マイネオ(1GB) | 880円 | 1,402円 |
- 実質月額料金:契約満期まで(満期がないものは3年)使った場合の平均月額
ただ、以下の理由で、実質的には一月あたり1,000円以上の支払いが必要になることがほとんどです。
- 高額な端末代がかかる
- 安く使えるのは一定期間だけ
また、ソフトバンク以外のものは全て、格安SIM・クラウドSIMにあたり、ネットの速度は期待できません。
4-3. ポケットWi-Fiの短期レンタルの最安値は?
無制限プランだと、一月あたり5,940円が最安値です。
ポケットWi-Fiは短期レンタル専門の会社が複数あり、それぞれ大手のものを中心に商品を出しています。
以下のように主要なものを比較すると、無制限プランはNETAGE(https://www.netage.ne.jp)でWiMAXをレンタルした場合が最安になります。
-スマホの方は左右にスクロールが可能です-
窓口 | 回線 | 容量 | 1ヶ月利用時 | 14日間利用時 | 送料 |
WIFIレンタルどっとこむ | ソフトバンク | 無制限 | 7,430円 | 6,944円 | 受け取り:550円 (返却はあなたが業者を選ぶ) |
WiMAX | 無制限 | 8,475円 | 8,470円 | ||
au | 50GB | 6,600円 | 6,600円 | ||
ドコモ | 無制限 | 15,800円 | 15,800円 | ||
UQWiMAX(TryWiMAX) | WiMAX | 無制限 | - | 無料 | 無料 |
WiFiレンタル本舗 | Ymobile | 5GB | 2,160円 | 5,040円 | 往復1,100円 |
ソフトバンク | 100GB | 8,250円 | 7,700円 | ||
クラウドSIM | 無制限 | 8,250円 | 7,700円 | ||
Wi-Fiレンタル屋さん | ソフトバンク | 100GB | 8,850円 | 8,260円 | 往復1,100円 |
WiMAX | 無制限 | 7,350円 | 6,860円 | ||
ドコモ | 300GB | 13,350円 | 12,460円 | ||
クラウドSIM | 90GB | 8,850円 | 8,260円 | ||
カシモバ | WiMAX | 無制限 | 8,050円 | 7,980円 | 往復1,100円 |
Y!mobile | 無制限 | 6,630円 | 6,440円 | ||
ドコモ | 7GB | 5,560円 | 5,600円 | ||
NETAGE | ソフトバンク | 無制限 | 6,930円 | 5,940円 | 往復1,100円 |
ドコモ | 30GB | 9,240円 | 10,010円 | ||
WiMAX | 無制限 | 5,940円 | 6,930円 | ||
au | 無制限 | 8,800円 | 9,240円 |
端末代・解約金もかからない分、月額料金は高く、キャッシュバックもないため、1年使う人は損することになります。
また、WiMAX本体が提供するTryWiMAX(https://www.uqwimax.jp/wimax/)は、2週間無料で使えますが下記の理由でおすすめしません。
- WiMAXの発送日~返却の発送日までが15日で、遅れると違約金(22,000円~)がかかる
- 前の利用者が大量に使っていた場合、速度制限がかかることがある
まとめ
ポケットWi-Fiの最安値や、失敗しない選び方について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
本当に安いポケットWi-Fiを知るには、実質の月額料金を比較する必要があります。
また、ポケットWi-Fiは安さも大事ですが、以下も比較して選ばないと、速度などの使い勝手で後悔します。
- 回線の質:自社でアンテナを持っている業者か
- データ容量:無制限で使えるか
- 端末スペック:速度が出やすいか
これらを踏まえると、選ぶべきポケットWi-FiはWiMAXで、プロバイダであるGMOとくとくBBからの申し込みが最安です。
GMOとくとくBB公式キャンペーンページ:https://gmobb.jp/
申し込み窓口によってキャッシュバック金額が少なくなる、月額料金が高くなることがあるため、必ず上記のページから申し込みを行いましょう。
このページがあなたのポケットWi-Fi選びのお役に立てることを心から祈っています。