「ドゥーエってどんなマンション？」「賃貸としてはいい物件なの？」と、ドゥーエについて気になっていませんか？

ドゥーエは、無駄なものを省いて賃料を安く抑えた、万人受けするシリーズマンションの一つですが、契約前に知るべき注意点やデメリットもあります。

このページでは、賃貸業界で長年働いてきた筆者が、ドゥーエシリーズについて知っておくべき以下のポイントを解説します。

1. 13ブランドの比較でわかるドゥーエの特徴まとめ
2. ドゥーエの代表的な3つの物件
3. ドゥーエとあわせて検討されるブランドマンション
4. ドゥーエの主要マンション一覧

すべて読めば、ドゥーエがどんなマンションなのか、欠点はないのか、どんな人に向いているのかなど、ドゥーエについてすべてのことがわかります。

トップ画引用：モリモト

1.13ブランドの比較でわかるドゥーエの特徴まとめ

ドゥーエは「株式会社モリモトクオリティ」が手がける賃貸マンションで、東京・神奈川を中心に42棟が存在します。

「身近なパートナーのように。暮らし初めてわかる、上質な心地良さ。」をコンセプトに、流行に踊らされることのないマンションを数多く建てています。

また、下記の13ブランドの仲介契約を行ってきましたが、高級賃貸マンションのコンセプトは下記のようにマッピングできます。

以上のように、ドゥーエは、高級賃貸シリーズの中でも最低限のクオリティを維持して賃料を安く抑えているシリーズマンションです。

それでは、他のブランドと比較したドゥーエの特徴を紹介していきます。

1-1.万人受けするシンプルなマンション

ドゥーエは、一人暮らしからファミリーまで、幅広い層から支持されるシンプルなマンションです。

ただ、全体的に2000年代に建てられた物件が多いので、13ブランドのマンションと比べると築が古く高級感は劣ります。

マンション外観

低層〜高層マンションが用意されていますが、メインは10~15階建の中層マンションとなっています。

エントランス

エントランスは、シンプルながらも広くゆとりのある作りになっています。

また、日中は管理人が常駐しているので、共有部分の清掃は細部まで行き届いています。

上記引用：モリモト

1-2.シンプルで使いやすい内装だが設備は期待できない

どんな家具にも相性がいいシンプルな内装ですが、高級感はあまり感じられません。

また、設備に関しても最低限必要なものだけ揃えているので、他の高級マンションに比べるとグレードは劣ります。

ただ、部屋数は少ないですが、以下の設備を備えている部屋も用意されています。

• ウォークインクローゼット
• シューズインクローゼット
• ルーフバルコニー
• 床暖房

リビングダイニング

1K~3LDKまでデザインを統一したシンプルな内装で、主にベージュ・キャメル・ホワイトを基調としています。

キッチン・水回り

水回りの設備に関しても、必要最低限の設備は備え付けられていますが、グレードは高くありません。

ただ、1LDK以上の部屋であれば基本的に以下の設備がつけられています。

• 追い焚き機能
• ウォシュレット
• 浴室暖房乾燥機
• 2~3口ガス又はIHコンロ

また、物件により異なりますが、1Kタイプだと設備の下記のように、高級マンションにしてはクオリティが低い部屋もあります。

• 1口コンロ
• 独立洗面なし
• 追い焚き機能なし
• ウォシュレットなし

備え付けの洗濯機に要注意

ドゥーエシリーズは、備え付けの洗濯機を設備として導入しているマンションがあり、お手持ちの洗濯機を使えないことが多々あります。

なので、事前に設置されているか不動産会社に確認したうえで、検討するようにしましょう。

上記引用：モリモト

1-3.安心のセキュリティシステム

ドゥーエは防犯性には優れており、すべての物件に以下の設備が備え付けられています。

• オートロックシステム採用エントランス
• 玄関ドア2重ロック
• 防犯性に優れたキーシステム※ディンプルキー採用
• モニター付インターホンで来訪者を確認
• 共用部等に防犯カメラを設置
• 宅配BOX

1-4.共有施設は期待できない

ドゥーエは「コンシェルジュサービス」や「フィットネスジム」など、他の高級物件にあるものが付いていません。

なので、充実した共有施設を求める方は、別のシリーズマンションを検討したほうがいいでしょう。

1-5.賃料はシリーズマンションの中でも「安い」

ドゥーエは、高級シリーズマンションの中では「安い」賃料相場となっています。

なぜなら、コンシェルジュサービスやフィットネスジムなど、維持管理にお金がかかるものを全て省いているからです。

また、水回りの設備もグレードの低いタイプを使用している部屋もあるため、高級賃貸シリーズの中では安い賃料となっています。

例えば、池袋駅まで徒歩圏内「1K」のマンションで比較すると以下のようになります。

上記のように賃料は安いですが、高級賃貸シリーズとして位置付けられているブランドなので、賃料以上に「ステータス」を感じられるマンションです。

1-6.SOHO利用はむずかしい

ドゥーエシリーズで、SOHO（自宅兼事務所）として利用できる物件はありません。

仮にSOHO利用すると、最悪の場合、強制退去になる可能性があるので注意しましょう。

基本的にSOHOとして利用したい方は、ドゥーエより賃料相場が高くなりますが、全室SOHO可能な「ザ・パークハビオ」を検討してみましょう。

ここまでのまとめ

ここまでをまとめると、ドゥーエは、無駄なものを省き最低限のクオリティを維持して賃料を安く抑えているシリーズマンションです。

気になるのであれば、他の人が契約する前に内覧に行くことをおすすめします。

注意点は、共用施設が他のシリーズに比べて劣ることと、設備のクオリティが低いことです。なので、他の物件も併せて内覧し、納得した上で決めましょう。

また、内覧に行く前にもう少し知りたい..という方のために、次の章でドゥーエシリーズについてより具体的に解説をします。

2.ドゥーエの代表的な3つの物件

東京と神奈川に42棟あるドゥーエシリーズですが、その中でも人気の代表的なマンションを3つ紹介します。

• ドゥーエ日本橋
• ドゥーエ横浜駅前
• ドゥーエ新丸子

2-1.ドゥーエ日本橋

ドゥーエ日本橋は、2004年に誕生した地上13階 地下1階の賃貸マンションです。

分譲マンションを彷彿させる重厚な建物が特徴的で、ドゥーエシリーズの中ではひときわ高級感あるマンションとして人気です。

エントランスホール

エントランスはシンプルながらも上品な仕上がりで、中のエントランスホールにはラウンジスペースが用意されています。

部屋の内装

上記引用：モリモト

過去に募集のあった部屋

1K〜3LDKのタイプが用意されているので、一人暮らしからファミリーまで幅広い層にオススメのマンションです。

注意点としては、マンション向かいに「首都高」が隣接しているため、階数によっては騒音が気になることがあります。

2-2.ドゥーエ横浜駅前

ドゥーエ横浜駅前は、2003年に誕生した地上21階の大型賃貸マンションです。

横浜駅まで徒歩4分という好立地で、周辺には飲食店なども多くあるので、日々の通勤通学や買い物などで不便に感じることはないでしょう。

エントランス・内廊下

エントランスは広く開放的な作りで、中にはラウンジスペースも用意されています。

モデルルーム

上記引用：モリモト

過去に募集のあった部屋

1R〜4LDKのタイプが用意されているので、一人暮らしからファミリーまで幅広い層にオススメのマンションです。

また、都心まで乗り換えなしで行ける点も非常に人気で、遠出をするときでも移動に困ることはないでしょう。

2-3.ドゥーエ新丸子

ドゥーエ新丸子は、2006年に誕生した地上8階建の賃貸マンションです。

元々は「イプセ」というシリーズマンションとして建てられましたが、現在は「ドゥーエ」に名前が変わっているため、他のドゥーエとはデザインが異なります。

有名な建築家が設計していることから、2007年には「グッドデザイン賞」を受賞したほどおしゃれなマンションです。

エントランス・共有廊下

エントランスと共有廊下は、コンクリート打放しの無機質感の中に温かさを感じさせるダウンライトをあしらい、おしゃれな雰囲気を演出しています。

モデルルーム

上記引用：モリモト

過去に募集のあった部屋

1R〜1LDKのタイプが用意されているので、一人暮らしか夫婦にオススメのマンションです。

また、ウッドデッキから連なる大きな窓は圧巻で、他とは差が出るデザイナーズマンションといえるでしょう。

3.ドゥーエとあわせて検討されるブランドマンション

他のブランドマンションも気になる方のために、ドゥーエとよく比較検討されるマンションを紹介します。

• 「クレヴィアリグゼシリーズ」
• 「コンフォリアシリーズ」
• 「メインステージシリーズ」

3-1.「クレヴィアリグゼシリーズ」ドゥーエと同基準のマンション

引用：伊藤忠都市開発

「クレヴィアリグゼシリーズ」は、伊藤忠都市開発が手がけるシリーズマンションです。

ドゥーエと同様に、コンシェルジュやジムなど、維持管理にお金がかかるものは省いて賃料を抑えたシリーズマンションです。

ドゥーエと同じぐらいの賃料で築浅のマンションも多いので、併せて検討してみましょう。

「クレヴィアリグゼシリーズ」は「SUUMO」「HOME’S」に掲載がありますので、これらの大手賃貸情報サイトを使って検索し、最新情報をチェックしましょう。

• SUUMO公式ページ：https://suumo.jp
• HOME’S公式ページ：https://www.homes.co.jp

過去に募集のあった部屋

3-2.「コンフォリアシリーズ」ドゥーエより高級なマンション

引用：東急住宅リース

「コンフォリアシリーズ」は、東急住宅リースが手がけるシリーズマンションです。

ドゥーエと比べると、築浅で設備もクオリティが高い物件が多く、駅からも近いロケーションに建てられているため、賃料が高くなります。

また、1Kタイプで考えると1~2万円ほど高くなるので、予算に合わせて検討してみましょう。

「コンフォリアシリーズ」は「SUUMO」「HOME’S」に掲載がありますので、これらの大手賃貸情報サイトを使って検索し、最新情報をチェックしましょう。

• SUUMO公式ページ：https://suumo.jp
• HOME’S公式ページ：https://www.homes.co.jp

過去に募集のあった部屋

3-3.「メインステージシリーズ」ドゥーエより賃料の安いマンション

引用：青山メインランド

「メインステージシリーズ」は、青山メインランドが手がけるシリーズマンションです。

ドゥーエをはじめ、13ブランドを高級シリーズとしてあげましたが、メインステージに関しては高級シリーズというより、万人受けする一般的な賃貸シリーズです。

ただ、賃料が安いからといってクオリティが一気に落ちるわけではなく、外観や内装もシンプルで綺麗なマンションなので、ドゥーエと併せて検討してみましょう。

「メインステージシリーズ」は「SUUMO」「HOME’S」に掲載がありますので、これらの大手賃貸情報サイトを使って検索し、最新情報をチェックしましょう。

• SUUMO公式ページ：https://suumo.jp
• HOME’S公式ページ：https://www.homes.co.jp

過去に募集のあった部屋

4.ドゥーエの主要マンション一覧

この章では、東京と神奈川に42棟あるドゥーエの中から、主要なマンションを下記のようにエリア別に紹介します。

また、都心であれば1つの区に5棟以上存在することもあるので、気になる人は「ドゥーエ公式ページ」で確認してみましょう。

• 渋谷区の物件
• 港区の物件
• 品川区の物件
• 中央区の物件
• 江東区の物件
• 墨田区の物件
• 目黒区の物件
• 大田区の物件
• 豊島区の物件
• 北区の物件
• 杉並区の物件
• 文京区の物件
• 神奈川の物件

最新の空室情報が気になる方は、SUUMOやHOME’Sなどの大手賃貸情報サイトを確認すれば、効率よく空室を探せます。

• SUUMO公式ページ：https://suumo.jp
• HOME’S公式ページ：https://www.homes.co.jp

4-1. 東京都23区の物件

23区内だけでも数多くあるので、区ごとに分けて紹介していきます。

渋谷区

港区

品川区

中央区

江東区

墨田区

目黒区

大田区

豊島区

北区

杉並区

文京区

4-2. 神奈川の物件

5.まとめ

ドゥーエについて、知っておいてほしいことをまとめましたが、いかがでしたか？

ドゥーエは、無駄なものを省き最低限のクオリティを維持して賃料を安く抑えているシリーズマンションです。

注意点は、共用施設が他のシリーズに比べて劣ることと、設備のクオリティが低いことです。なので、他の物件も併せて内覧し、納得した上で決めましょう。

このページがあなたの住居選びのお役に立てることを心から祈っています。

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