「4人家族の間取りの理想は？」「他の4人家族はどんな間取りに住んでるの？」など、4人家族にぴったりな間取りが気になっていませんか？

164世帯の4人家族からアンケートをとった結論を言うと、4人家族の標準的な間取りは「3LDK」です。

ただし、住む人数以外にも4人家族の間取り選びで抑えるべきことは満載ですので、長年賃貸業で働いてきた筆者が、下記の流れで解説していきます。

1. 4人家族のスタンダードな間取りは3LDK
2. 4人家族で間取りを決めるときの3つのポイント
3. それぞれの間取りに向いてる家族の例
4. いい部屋に出会うための「部屋探し」のコツ
5. 最高の1件を選ぶための「内見」10のコツ

このページをすべて読めば、4人家族に最適な間取りや部屋の広さから、失敗しない部屋探しのコツまでわかるので、あなたに取ってぴったりな家を探すことができます。

1. 4人家族のスタンダードな間取りは3LDK

このページでは、164世帯の4人家族の方にアンケートをとり、4人家族のスタンダードな間取りと部屋の広さを算出しました。

結果、4人家族から一番選ばれている間取りは「3LDK」です。

1-1. 半数以上の家族が3LDKに住んでいる

まずはじめに、4人家族にアンケートをとった結果は以下のとおりになります。

半数以上の家族が3LDKに住んでる結果となり、リビング以外の部屋の使い方は、下記のようにしているとの回答がありました。

• 子供部屋2・夫婦の寝室1
• 子供部屋1・夫婦の寝室1・夫の書斎1
• 子供部屋1・夫婦の寝室1・収納部屋1
• 子供部屋1・夫婦の寝室1・祖母の寝室1
• 子供部屋0・家族の寝室1・夫の寝室1・収納部屋1

各家庭で部屋の使い方は大きく異なりますが、子供部屋と夫婦の寝室を用意している家族が多かったです。

一番下の子供部屋0の家族は、「子供二人がまだ小さいため子供部屋は不要だが、将来を見越して3LDKに住んでる」といった回答でした。

1-2. 3LDKのリビングの広さは「12~14畳」が最多で理想は「16畳~」欲しい

家族が集まるリビングの広さですが、皆さんのアンケート結果を見ると「12~14畳」が最多で、理想は「16畳~」欲しいといった回答結果になりました。

誰でも広いリビングに憧れますが、3LDKはリビングの他に部屋が3つもあるので、どうしてもリビングは小さくなってしまいます。

地方であれば、16畳以上の広いリビングは普通かもしれませんが、都内の物件では厳しく、12~14畳が多くなります。

仮に、都内で駅から徒歩10分以内のマンションで、リビングが16畳以上ある3LDKの賃貸物件を借りる場合、どんなに古いマンションでも家賃12万円以上します。

上記のことから、16畳以上ある広いリビングの3LDKに住むには、高い家賃を払うか、地方の物件を検討しないと厳しいといえます。

狭くてもそれなりに家具は置ける

広いに越したことはないですが、狭くても10畳あれば4人用の家具は置けます。

以下のイメージは、10畳の部屋に4人用のダイニングテーブルと3人掛けのソファを配置したレイアウトです。

https://crastina.livingstyle.jp/で作成

限りなくコンパクトなレイアウトですが、家族がくつろげるスペースはしっかりと確保できます。

都内はリビングが10~12畳の物件も多いですが、「10畳なんて狭すぎるから無理」と諦めずに、たくさんの物件を見るようにしましょう。

1-3. 子供部屋は「5~6畳」、夫婦の寝室は「6~7畳」が最多

3LDKにはリビング以外に部屋が3つありますが、子供部屋は「5~6畳」で、夫婦の寝室は「6~7畳」が最多となりました。

子供部屋に置く家具は、ベッドや学習机もコンパクトなものが多いので、5~6畳あれば十分との回答が目立ちました。

ただ、ひとつの部屋を子供二人の部屋にする場合は、6~7畳ないと狭く感じてしまうでしょう。

一方、夫婦の寝室は6~7畳が最多で「ダブルベッドを置いてるから6畳はないと厳しい」との回答が目立ちました。

和室ありの物件も人気がある

和室に関するアンケートも行なった結果、4人家族で和室がある物件に住んでる世帯は多いということがわかりました。

和室の広さは6畳が一番多く、リビング横に併設されている間取りが約8割を占めていました。

そして、子供がまだ小さい家族からは「和室があってよかったと思う」との回答が目立ちました。

このように回答する方が非常に多かったです。また「リビングと和室が繋がっていれば、目の届く所で遊んでてくれるから安心」という声もありました。

1-4. 3LDKにおける平米数の目安

平米数は「○○㎡」のように家全体の広さを表す数ですが、3LDKの場合「70㎡」が目安と考えましょう。

ただ、廊下やキッチンが大きい場合、「70㎡にしては部屋が小さい…」と感じることもあるため、検索サイトで物件を探すときは、平米数は絞らずに間取りだけ絞って探してください。

そうすれば、狭い3LDKから広い3LDKまですべて確認できるため、理想の物件を逃す可能性が低くなります。

同じ平米数でも間取りは異なる

仮に2つの物件が同じ平米数でも、下記のように間取りが3LDKと2LDKで異なるケースもあります。

「平米数」ではなく、生活に合わせて「間取り」で絞らなければ、的外れな物件も出てきます。

1-5. ライフスタイル・収入によっても変わる

ここまで間取りに関してアンケートをもとに解説してきましたが、ライフスタイルや子供の年齢によってもおすすめの部屋は変わってきます。

広ければ広いほど快適であることは間違いないため、収入に余裕のある家庭は、平米数が100㎡以上あるリビングが大きい物件を選んでもいいでしょう。

反対に、家賃を抑えたい家庭は、3LDKでも最低限の広さしかない物件にするか、1部屋減らして2LDKにするか、ライフスタイルを見直して検討してみてください。

2. 4人家族で間取りを決めるときのポイント

1章ではアンケート結果をもとに、人気の間取りや部屋の大きさを解説してきましたが、各家庭のライフスタイルによって希望の間取りは変わります。

なので、あなたの家族が暮らすにはどの間取りが理想なのか、以下3つのポイントを話し合って決めるようにしましょう。

1. 夫婦の個室について
2. 子供部屋について
3. 荷物の量や来客について

2-1. 夫婦の個室について

まず一番最初に決めやすい点が、夫婦の個室を用意するか・しないかです。

一般的には、夫婦二人の寝室か、夫の書斎や夫専用の寝室を用意する家庭が多いですが、個室が必要なら最低でも2LDK以上の間取りを選ぶことになります。

反対に夫婦の個室がいらない場合、子供部屋がまだ必要ない時期であれば、1LDKでも暮らすことはできるでしょう。ただし、かなり窮屈な部屋になるので注意してください。

1SLDKの選択肢もある

1SLDKのSは「サービスルーム」のことで、寝室とは別に2~3畳ぐらいのスペースが用意されている間取りです。

「1LDKでも暮らせるけど荷物が入らない」という家庭は、サービスルームを収納スペースとして使えば問題は解決されます。

また、1SLDKは2LDKよりも家賃が安く、築浅のマンションに多い間取りなので、ぜひ検討してみましょう。

2-2. 子供部屋について

4人家族の間取りを決めるときに、一番悩まされる点が子供部屋についてですが、以下3つの点を考慮して検討してみましょう。

• 子供部屋が必要な期間を考える
• 子供部屋の数を考える
• 子どもの年齢差を考える

子供部屋が必要な期間を考える

一般的な考えで、子供部屋を用意し始めるのは小学5~6年生ぐらいからです。そして、高校か大学を卒業して独り立ちすることを考えると、子供部屋が必要な期間は約10年程度です。

賃貸であれば、状況にあわせて引っ越すことで問題は解決されますが、家を購入する場合は簡単に引っ越したりはできません。

仮に、3LDKの家を購入した場合、子供が独り立ちしたあとは、夫婦二人で3LDKに住み続けることになるので、広い家を持て余す可能性が高くなります。

子供部屋の数を考える

「子供部屋を1部屋用意しよう」と考えている場合、子供が同性なら1部屋でも問題ないですが、異性だと2部屋に分けるケースが多いです。

そのため、すでに子供が二人いて異性の場合は、最低でも3LDKにしないと子供部屋を分けることはできないでしょう。

反対に、同性であれば2LDKでも十分暮らすことはできます。

子どもの年齢差を考える

子供達の年齢差が6歳以上離れていれば、上の子が独り立ちして部屋が空くこともあるので、子供部屋は1部屋だけ済むケースもあります。

例えば、長男高校3年生・長女小学5年生で、長男が高校卒業後に一人暮らしのため実家を出る場合、一人部屋に空きが出るため、長女がそのまま使うことができます。

このように、年齢差によっては子供部屋がひとつの2LDKでも十分なケースもあるので、先を見据えて検討してみましょう。

2-3. 荷物の量や来客について

とにかく荷物が多かったり、両親が泊まりに来ることが多いような家庭は、収納スペース兼来客用の部屋が必要なので、4LDKを選んだ方がいいでしょう。

ただ、少子化の影響から新築で4LDKの間取りは少なくなってきているので、選択肢は古い物件ばかりになってしまいます。

タワーマンションの3LDKを狙ってみる

数少ない4LDKを探すより、タワーマンションの3LDKを狙ってみましょう。

タワーマンションであれば、有料になりますがトランクルームやゲストルームがあるので、わざわざ収納スペース兼来客用の部屋を用意する必要はありません。

また、4LDKよりも3LDKの方が安いので、無駄に高いお金を払って4LDKに住むよりもコスパはいいでしょう。

これまで間取りを決めるときのポイントを解説してきましたが、次の章で具体的に「こんな家族に向いてる」という例を紹介するので、あなたの家族像に当てはまるかチェックしましょう。

3. それぞれの間取りに向いてる家族の例

間取りを決めるときのポイントが把握できたら、実際に家族で話し合い、どの間取りが向いてるのかこの章を参考に最終確認してみましょう。

それぞれの間取りに向いてる家族像を紹介するので、自分たちのライフスタイルにあう間取りを決めてください。

1LDKが向いてる家族

1LDKが向いてるのは以下のようなライフスタイルの家族です。

• 夫婦の個室はいらない
• 子供二人が0~3歳
• 家族4人の寝室が一緒でもいい
• 荷物が少ない
• 当分の間は賃貸で暮らす予定
• とにかく家賃を抑えたい
• 住宅購入に向けて貯金をしたい
• 都心にも駅にも近いマンションに住みたい

イメージとしては、子供二人が0~3歳ぐらいで、夫が都心で働く20~30代の家族ではないでしょうか。

子供が幼児期間であれば、狭いながらも1LDKで暮らすことはできるので、貯金をしながら将来の住宅購入に向けて節約生活をしていきましょう。

2LDKが向いてる家族

2LDKが向いてるのは以下のようなライフスタイルの家族です。

• 夫婦の個室はあればありがたい
• 将来的に子供部屋が1つは必要
• 子供二人が同性
• 広いリビングが欲しい
• 賃貸と持ち家どちらでもいい
• 賃貸ならできる限り家賃は抑えたい
• 都心にも駅にも近い物件に住みたい

子供二人がまだ幼児であれば、1部屋を夫婦の個室として使えます。一方で、子供部屋が1つ必要になったときは夫婦の個室を諦めましょう。

また、2LDKは賃貸・持ち家どちらも物件数が豊富で選択肢は多いですが、迷っているなら賃貸がおすすめです。詳しく理由を知りたい方は、「賃貸vs持ち家どちらがお得？不動産のプロが教える2022年最新トレンド」を確認しましょう。

3LDKが向いてる家族

3LDKが向いてるのは以下のようなライフスタイルの家族です。

• 夫婦の個室が必要
• 子供部屋を2つ用意したい
• 子供が異性で小学生以上
• 将来子供が増えるかもしれない
• 部屋の広さより部屋数を優先したい
• 地方に住むことを予定している

子供の成長に合わせて各部屋の使い方を変えることもできるので、将来子供が増えたとしても暮らせます。ただ、そのときは夫婦の個室に一番下の子と3人で寝る形になるので、臨機応変に対応していきましょう。

また、都内よりも地方の方が4人家族は多く3LDKの物件も豊富なので、地方に住む場合3LDKは向いてるといえます。

4LDKが向いてる家族

4LDKが向いてるのは以下のようなライフスタイルの家族です。

• 夫婦の個室が必要
• 子供部屋を2つ用意したい
• 子供が異性で小学生以上
• 将来子供が増えるかもしれない
• 部屋の広さより部屋数を優先したい
• 地方に住むことを予定している
• とにかく荷物の量が多い
• 両親などが頻繁に泊まりに来る

リビングの他に寝室が4つもあるので、余った部屋を収納スペース兼来客用の部屋として使えるため、荷物が多かったり、両親などが頻繁に泊まりに来るという家族は4LDKにしましょう。

また、都内で4LDKの賃貸は非常に数が少ないので、地方の方が見つけやすいです。反対に、どうしても都内がいいときは、以下のどれかで検討してみましょう。

• 高い家賃を払ってマンションを借りる
• 共有施設が整ってるタワーマンションの3LDKを借りる
• 数は少ないが戸建ての賃貸を借りる
• 分譲マンションを購入する

以上のように、近年では少子化の影響から、間取りが大きくなればなるほど物件数が限られてきますが、様々な切り口から探せばライフスタイルにあった物件が見つかるはずです。

4. いい部屋に出会うための「部屋探し」のコツ

あなたの家族にぴったりな間取りが決まったら、実際に部屋を探しはじめましょう。また、すでに家族4人で住んでて狭いと感じてる人は、この機会に引越しを検討するのもアリでしょう。

このとき、いい部屋に出会うためには「SUUMO」などの検索サイトを活用することが望ましいです。そして、掘り出し物までしっかり探し、あなたにベストな家を見つけるためにはいくつかコツがあります。

この章では「賃貸」の部屋探しのコツを解説します。

物件の「購入」を検討している家庭は、まずはじめに「LIFULLHOMES 住まいの窓口 」で相談することが一番おすすめです。

賃貸と異なり、土地選びから住宅ローンの相談まで多岐にわたるので、まずはプロに相談して流れを把握することが大切です。

4-1. まずは大手のポータルサイトを使って探す

ポータルサイトとは、下記のように、たくさんの不動産会社がお金を払って、自分の会社が扱う物件を持ち寄って載せているサービスです。

あなたが物件①に興味を持てば不動産会社Aに問い合わせることになります。

とにかく各社たくさんの物件の最新情報を載せているので、あなたにとってベストな賃貸物件を探しやすく、不動産会社を比較しやすいです。

そのため、まずはポータルサイトで物件を探しましょう。

数百万件の空室情報を載せている不動産業者が多く、不動産の店舗に行くよりも情報量は格段に増えます。

4-2. どの不動産ポータルサイトを使うかが最大のカギ

ただし、ポータルサイトによっても物件数は異なるので注意しましょう。「賃貸サイトにはいい物件がない」と言っている人はサイト選びが悪いだけです。

有名なサイトでも掲載数が少ないところもあり、出会えるはずだった物件に出会えなくなります。

有名な8つのポータルサイトに掲載されている物件数を渋谷区と全国で比較してみます。

• 各サイトで地区ごとに物件情報を検索した結果、表示された物件数を出しています。
• ただし、各サイトで細かい計算方法が違い、実際の物件数は増減する可能性があります。

「SUUMO」と「HOME’S」で扱う物件は特に多く、中でも「SUUMO」が使いやすくおすすめです。

SUUMOとは？

「SUUMO」はリクルートグループが運営する日本最大級の不動産ポータルサイトで、多くの不動産会社がこぞって物件を載せています。

数ある賃貸サイトの中で最もおすすめな理由は、とにかく掲載数が多く、また希望の条件で物件を絞りやすいことです。

700万近い物件を様々な切り口で検索ができ、「オール電化」「駐車場あり」「ペット相談」など様々な要望で物件を絞り込めます。物件は下記のように全国にくまなくあり、どこに住んでいてもおすすめです。

パソコン・スマホどちらでも使いやすく、初めての人でも理想の物件がきっと見つかるはずです。

4-3. SUUMOで最高の物件を見つけるための4つのコツ

「SUUMO」もうまく使いこなすためにはコツがあります。

コツ1. エリアはなるべく広くとる

特に電車で通勤・通学する方は、便利な場所を探すために、「沿線・駅から探す」「路線図から探す」がおすすめです。特に乗り換え事情がわからない方は「路線図から探す」がおすすめです。

車通勤の方は、「市区郡から探す」で問題ありません。

その際、ポイントなのは、とにかく住みたい駅の周辺を幅広く選ぶということです。

イメージがつかない駅も、あなたにドンピシャな物件があったら見に行けばいいので、とにかく5駅前後は余分に検索することがおすすめです。

コツ2. 気になる条件は妥協せずに選択する

上記のように広くエリアを取ると、数千件の物件が出ることがありますが、ここから妥協せずに徹底的に絞り込んでいきます。

仮に2LDKのマンションを借りたいと思ってる人は、「2LDK」と「マンション」にチェックを入れれば、2LDKのマンションだけを絞って検索することもできます。

ここで、「すべてのこだわり条件」もしっかりとチェックすることが、あなたにベストな家を見つけるためのコツです。

ここで引っかかる物件が、「あなたが本当に求める物件」なので、30件以内になるのを目安に絞り込みましょう。

もし、該当物件数がゼロになった場合、あなたが高望みしている可能性があるので、譲ってもいい条件のチェックを外します。

お得情報. いい物件に出会いやすいチェック項目「分譲賃貸」

プロの目からすると、特に「分譲賃貸」という項目がおすすめです。

分譲賃貸とは、買って住むという人だけに向けられて作られた物件が賃貸として募集されている物件です。

この物件には下記のメリットがあるので、いい物件に出会う可能性が高いです。

• 長く住むことを考えて作られたので、建物がしっかりしている可能性が高い
• 住民も長く住む人なので、騒音などのトラブルが起こりにくい

一度チェックを入れて物件を見てみましょう。

築年数は選択したほうがいい？

築年数は、「よほど新しい物件に住みたい場合」のみ選びましょう。

築年数が古くても綺麗にリフォームされている物件も多いですから、実際に目で見たほうがいいです。

ただし、耐震基準が改正された「1981年6月」以前の物件は耐震に不安がありますから、築25年以上の物件には注意しましょう。

目的に合わせて選びたい項目

状況に合わせて、下記のチェック項目で絞ればよりフィットした物件を探しやすいです。

あまりに条件を選ぶと十分な物件が出てこなくなります。出てきた物件が少なければ、譲ってもいい条件を1つずつ外してみましょう。

コツ3. 複数の物件に問い合わせる

ここで、問い合わせてもお金はかかりませんから、複数の物件を内見し、比較するのがおすすめです。

契約前に、物件を3件以上見るようにしましょう。

コツ4. なるべく複数の不動産会社に問い合わせること

また、問い合わせの際、複数（2~3社）の不動産会社に問い合わせるようにしましょう。

お問い合わせ画面で、下記のように問い合わせ先が表示されます。

複数問い合わせる理由は、スタッフにあたりハズレがあるからです。熱心に対応してくれる人が多いですが、中には知識が少なかったり、しつこい人もいます。

そのため下記の観点を満す営業マンにお願いするのがいいでしょう。

不動産会社は他社の物件でも案内することができます。

営業マンの対応が悪い時、別の不動産会社に相談すれば、その物件を紹介してくれることも多いです。

また、上記5つの観点を満たす営業マンを1人知っておけば、今後の引越しの際も相談できます。

<裏技>初期費用を安くするためのコツ

初期費用の中に、不動産会社に支払う「仲介手数料」があり、家賃の1ヶ月分が相場ですが、不動産会社ごとにバラバラです。

中には、無料にしたり、安くしてくれる会社もあります。

掲載物件が少ないため、最初から使うのはおすすめしませんが、いい物件を見つけたら、下記の不動産会社に「XXXの物件の仲介手数料はいくらですか？」と確認しましょう。

• 全室3.9万円の手数料の「39room」
• 東京中心に手数料無料の物件が多い「スマ部屋」
• 大阪に無料物件が多い「ゼロ賃貸」

ここで安くしてくれると言われたら、お願いしていた不動産会社に言えば、それよりも値下げしてくれるケースがあります。

5. 最高の1件を選ぶための「内見」10のコツ

不動産会社に問い合わせると、連絡が入りますので、日程を合わせて内見にいきましょう。

内見は、不動産会社のスタッフと行くことになりますが、物件の最寄り駅もしくは不動産会社の店舗、物件の前のどこかで待ち合わせることが多いです。

この内見がとにかく重要で、疎かにすると、部屋の広さ以上に致命的な失敗をしかねません。

5-1. 最も後悔しやすい「騒音」を確認する

賃貸物件にかかわらず、家探しで最も後悔しやすいのが、「騒音」です。騒音は主に下記の5つに分けられます。

• 他の部屋に騒音が漏れる
• 隣の部屋からの騒音
• 上の階からの騒音
• 外からの騒音
• 物件の廊下からの騒音

4人家族だと、子供たちの走り回る騒音が他の部屋に響く可能性が高いので注意しましょう。

隣の部屋との壁をコンコンしたり、床をかかとでトントンしてみて、響きそうであれば騒音に悩むリスクが上がるので、他の物件とよく比較することがおすすめです。

また、不動産会社の担当者に、他の住民同士が子供の騒音で揉めたケースはあるか聞いて確かめてみましょう。

5-2. 部屋の日当たり、風通しを確認する

騒音だけでなく、部屋の日当たり、風通しも確認しておきましょう。

隣に建物がある場合や、建物が特殊な構造をしている場合など、日当たり・風通しが悪い物件は複数あります。

内見時気にならなくても、梅雨時や換気したい時にストレスに感じやすくなるため、必ずチェックしておきましょう。

カビが生えていないかも要確認

風通しや日当たりが良くない物件は、窓周りや収納などにカビが生えやすいです。

カビが生えていたり痕跡のある物件は梅雨の時期などに苦労する可能性が高まります。

5-3. 実際に街並み、店舗や施設を確認しておく

内見時は駅から歩くなど、その物件の周辺を散策し、私生活に関わる店舗や施設はあるか確認しておきましょう。

特に家族で暮らすときにあると便利なのは下記の店舗や施設です。

• コンビニ
• スーパー
• ファミリーレストランなどの飲食店
• クリーニング店
• 病院
• 保育施設（保育園・幼稚園）
• 小中学校
• 公園

5-4. 住民や建物の雰囲気を確かめる

内見時、部屋の中だけでなく、外でも注意して住民や建物の雰囲気を確かめましょう。

まず、どんな住民がいるのか確認しておきましょう。これから同じ建物に住むことになる人がどんな人かは重要です。ストレスなく住めそうかは必ずチェックすべきです。

また、建物の管理状況を確認しておきましょう。清掃は行き渡っているか、ゴミ捨て場やエレベーターは綺麗になっているかは現地でしかわかりません。

5-5. 収納スペースを確認する

収納スペースが十分にないと、部屋に荷物を置くことになるため、部屋が狭くなってしまいます。

特に荷物や服が多い方は、収納スペースを内見時などに確認するようにしましょう。

収納スペースを自分で作る

部屋の収納で収まりきらない荷物があるときは、突っ張り棒を使って上部の空間に収納スペースを作れるか確認しましょう。

引用：楽天

5-6. ゴミ出しのルールを聞いておこう

物件によって、ゴミを出すルールが異なりますので、一つの判断基準にしましょう。

おすすめは専用のゴミ捨て場があり、24時間ゴミを出せる物件です。

気が向いたらゴミを出せるので楽ですし、ゴミを室内に貯めなくて済むので衛生的です。

5-7. 細かい設備もチェックしておく

先ほど収納を確認するという話がありましたが、収納以外にも下記の設備もチェックしておくと、さらに失敗しない物件選びができます。

建物設備もチェックする

オートロックやエレベーターの他に、防犯カメラや宅配ボックスがあるかどうかも確認しておきましょう。

また、駐輪場や駐車場の空きがあるかも確認することが大切です。

5-8. 諸費用を不動産会社に確認する

内見時に不動産会社の人に、入居時と毎月、いくら必要なのか、その内訳は何なのかを確認しておきましょう。

不動産サイトや物件概要の情報は、必要な費用が省略されている恐れもあり、想定以上の費用を支払うことにつながります。

5-9. 事故物件でないかの確認もする

事故物件とは、事件や事故、自殺で人が亡くなった物件です。

この事故物件ですが、入居者に伝えるかに明確なルールはなく（法律の解釈が曖昧で）、教えてくれないケースがあります。

過去の事件などが気になってしまうという方は、申し込み前に「大島てる」という事故物件公示サイトで確認をしておくことがおすすめです。

5-10. いいと思った物件はすぐにでも申し込みを行う

賃貸は、決める人はすぐに決めるので、内見した家が、その日の夜に別の申し込み者が入ることは珍しくはありません。

多くの物件で先着順で優先されていくので、なるべく1日に内見をまとめて行い、いい物件があればその日のうちに申し込みを行いましょう。

譲れないポイントをいくつか決めておき、内見でクリアしていたら申し込みを行うのもおすすめです。

賃貸は契約書を書いて初めて契約成立です。

マナー違反ではありますが、仮押さえをして、同時進行で他の不動産会社で別の物件を探す…ということも可能です。

6. まとめ

4人暮らしの間取りについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか？

164世帯の4人家族からアンケートをとった結論を言うと、4人家族の標準的な間取りは「3LDK」です。

ただ、各家庭のライフスタイルによって理想の間取りは異なるので、アンケート結果は参考として考え、以下のポイントをよく話し合って間取りを決めましょう。

1. 夫婦の個室について
2. 子供部屋について
3. 荷物の量や来客について

そして、間取りが決まったら実際に部屋を探し始めますが、部屋探しで気をつけるべき点は複数あります。

このページを参考に後悔のない部屋探しができるように、まずはSUUMO（https://suumo.jp/chintai/）で物件を探すところから始めましょう。

このページがあなたのお部屋探しのお役に立てることを心から祈っています。

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