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一人暮らしの家賃はいくらが目安?相場より安く借りるための全知識

「一人暮らしをするときの家賃相場は?」「一人暮らしの家賃はいくらを目安にするべき?」など、一人暮らしの家賃に関して疑問に思っていませんか?

一人暮らしの家賃相場は住む地域によって異なりますが、東京都内では約9万円で、家賃の目安は「手取り月収の25~30%」とされています。

このページでは、大手不動産会社に5年勤務し、現在も賃貸部門で働く筆者が以下の5つのことをご紹介します。

  1. 一人暮らしの家賃はいくらが目安?
  2. 家賃別でわかる初期費用のシミュレーション
  3. 項目別!初期費用を安くするための交渉方法
  4. 一人暮らしの家具家電を揃えるときの費用と引越し費用
  5. 一人暮らしの物件を借りるときに知っておくべき4つのこと

すべて読めば、一人暮らしの目安にするべき家賃の金額から、一人暮らしをするときの注意点まで知ることができるので、損することなく新生活をスタートできます。

1. 一人暮らしの家賃はいくらが目安?

一人暮らしで家賃を決めるときは「手取り月収の25~30%」が目安とされています。

ただ、住む地域によっては、30%の家賃でも古いアパートにしか住めないこともあれば、25%の家賃でも綺麗なマンションに住めることもあります。

つまり、住む環境によって目安にすべき金額はバラバラなので、あくまでも「月収の○○%に抑える」という指標として考えましょう。

手取り月収25%の家賃30%の家賃
140,000円35,000円42,000円
160,000円40,000円48,000円
180,000円45,000円54,000円
200,000円50,000円60,000円
220,000円55,000円66,000円
250,000円62,500円75,000円
280,000円70,000円84,000円
300,000円75,000円90,000円

上記は手取り月収に対する%別の家賃ですが、この数字を指標として、住む地域の家賃相場と比較してみましょう。

そして、家賃以外にかかる毎月の生活費も把握しておくことが大切なので、この章の最後に解説します。

1-1. 五大都市圏別!一人暮らし向け物件の家賃相場

一人暮らしをするときは、多くの場合「ワンルーム・1K・1DK」の間取りを選択することが多いでしょう。

そこで、同じ間取りでも住む地域によって家賃の相場は大きく異なるので、五大都市圏別の家賃相場を紹介します。

また、中心地と郊外では下限〜上限の差が激しいので、平均値を見て全体の相場感を把握しましょう。以下は、駅から徒歩10分以内の物件を基準に算出しています。

エリア別のワンルーム・1K・1DKの家賃相場

エリア家賃相場の平均最高値の地域最安値の地域
東京23区90,478円「港区」
・135,300円
「葛飾区」
・67,100円
名古屋16区54,256円「中区」
・64,600円
「港区」
・45,200円
大阪市24区56,304円「中央区」
・70,600円
「住之江区」
・43,900円
福岡市7区45,986円「中央区」
・55,600円
「西区」
・37,000円
札幌市10区35,140円「中央区」
・45,700円
「清田区」
・35,500円

引用:LIFULL HOME’Sのデータ

都内でも安い物件はある

東京23区内の平均が9万円台と高額ですが、駅から10分以内で家賃が安い物件はたくさんあります。

都内は数十万円する高級物件が平均額を引き上げているだけなので、普通に探せば上記の相場より安い物件が大半です。

なので「都内は高いからやめよう。」と諦めることなく、まずは住みたい街で希望条件を指定して、物件を探してみましょう。

1-2. 大学生の家賃はいくらが目安?

学生の場合も、毎月の収入(バイト代・仕送り・奨学金)の25~30%以内に収めることが理想です。

なので、バイトでいくら稼ぐのか、仕送りをいくらにするのか、奨学金はもらうかを事前に計画して、家賃を決めましょう。

参考までに、大学生のバイト代は「全国平均4~6万円」で、家賃は「都内で6万円前後、地方で4~5万円」です。

1-3. ワンルームは安いが、1Kの方が住みやすい

一人暮らしの部屋選びで、家賃だけを見るとワンルームの方が若干安いですが、1Kの方が住みやすいです。

ワンルームは玄関から直接部屋につながるので、開放的で広く感じるメリットがありますが、帖数で考えると1Kより狭くなるケースがあります。

下記のように同じ9帖と表記されてる部屋でも、ワンルームは洗面所以外の部分が9帖となるのに対して、1Kは洗面所とキッチン前の部分は9帖に含まれません。

間取りのイメージ

そのため、ワンルームで生活スペースとして使えるのは7帖ぐらいになりますが、1Kは9帖すべてを生活スペースに使えます。

帖数だけで判断はしない

上記のことから、家賃の安さや帖数だけで判断しないで、実際に生活スペースとして使える面積はどれくらいかを考えて、部屋を決めるようにしましょう。

また、ワンルームと1Kの家賃の差は「2,000~3,000円」ぐらいなので、予算にあわせて検討することが望ましいです。

1-4. 家賃は交渉して安くすることもできる?

家賃が希望していた金額よりも高いときは、交渉して安くしてもらうこともできます。しかし、単に「安くしてください」と言ってもうまくいきません。

大家には「今すぐにでも契約する意思がある」と伝えることがなによりも大切で、私の経験上、下記のワードが有効的に使えます。

家賃交渉で使えるワード

  • 会社の決まりで、家賃が●●万円を切れば週末にでも契約することができる。
  • 別の物件と迷ってるが、こっちがあと●●円安くなるならこっちに決めたい。
  • 今週中に決める必要があって、契約金もすぐに支払える。

赤文字で表したワードを使うことで、大家は「いつ来るかわからない他の入居希望者を待つより、この人で決めた方がいいか」と思う確率が高くなります。

入居者が決まれば大家には毎月の家賃収入が入りますが、値引きを断ったことで、仮にそこから2ヶ月間部屋が埋まらないと相当な痛手になるのです。

交渉する金額の目安

私の経験上、家賃に対してあまりにも大きい金額を交渉することは危険です。

なぜなら、大家から常識がないと判断され、入居を断られてしまう恐れがあるからです。そのため、下記の金額を目安に交渉してみましょう。

物件の家賃:交渉金額

  • 30,000円〜70,000円:1,000円~3,000円
  • 70,000円〜100,000円:2,000円〜5,000円

1-5. 家賃以外に必要なお金は?

家賃とあわせて毎月かかるお金が生活費なので、家賃だけにとらわれず、生活費でいくらかかるのかも把握しておきましょう。

一人暮らしで必要な、家賃を抜いた生活費は「全国平均で約122,000円/月」となっています。

下記は「総務省統計局」が発表した家計調査データをもとに、一人暮らしで支出された平均的な生活費の金額です。

費用項目平均金額/月
①水道光熱費10,000円台
②携帯料金・ネット回線代10,000円台
③飲食費用44,000円台
④生活雑貨費用4,000円台
⑤交通費7,000円台
⑥洋服代・理美容代17,000円台
⑦趣味代・交際費30,000円台
合計約122,000円

上記の金額は、全国・全世代の働く単身者の統計で、やや高い水準になっているため、ライフスタイルによっては大幅に安く抑えることも可能です。

2. 家賃別でわかる初期費用のシミュレーション

家を借りる場合は初期費用が大幅にかかり、毎月の家賃以上に負担になることがあります。

また、初期費用は家賃次第で金額に大きな差が出るので、希望している家賃の場合いくらかかるのか把握しておくことが大切です。

この章では、5つの家賃にわけて初期費用を計算するので、参考にしてみてください。

また、物件によって契約条件はバラバラですが、わかりやすく例を紹介するために、下記の設定条件で計算していきます。

設定条件

  • 契約開始日は12月25日
  • 敷金・礼金・仲介手数料・前家賃は1ヶ月分
  • 日割り賃料は12月25日~12月31日の7日分
  • 火災保険料・鍵交換費用は相場の15,000円
  • 保証委託料は相場の50%

2-1. 家賃50,000円の初期費用

地方や東京23区外であれば、家賃50,000円で一人暮らしできる綺麗な物件は見つかりやすいです。

ただ、23区内や都心にアクセスのいい他県の駅で探す場合は、築が古かったり駅まで遠い木造アパートが目立つでしょう。

また、月収の手取りが160,000円以上あれば、貯金をしながら生活することも可能です。

家賃50,000円|初期費用の目安は275,000円

敷金(1ヶ月)50,000円
礼金(1ヶ月)50,000円
仲介手数料(1ヶ月)55,000円(税込)
前家賃(1月分)50,000円
日割り家賃(12/25~12/31)※7日分11,290円
火災保険料15,000円
鍵交換費用15,000円
保証委託料(50%)25,000円
合計271,290円

2-2. 家賃60,000円の初期費用

地方や東京23区外であれば、家賃60,000円で1DKの部屋を借りることはできるでしょう。

ただ、23区内や都心にアクセスのいい他県の駅で探す場合は、築の古い木造アパートのワンルームか1Kになることが多いです。

また、月収の手取りが190,000円以上あれば、貯金をしながら生活することも可能です。

家賃60,000円|初期費用の目安は320,000円

敷金(1ヶ月)60,000円
礼金(1ヶ月)60,000円
仲介手数料(1ヶ月)66,000円(税込)
前家賃(1月分)60,000円
日割り家賃(12/25~12/31)※7日分13,548円
火災保険料15,000円
鍵交換費用15,000円
保証委託料(50%)30,000円
合計319,548円

2-3. 家賃70,000円の初期費用

家賃70,000円であれば、23区内でも一人暮らしできる物件は見つかりやすいです。

ただ、駅近や築浅の物件を希望する場合は、物件数が限られてくるでしょう。

また、月収の手取りが220,000円以上あれば、貯金をしながら生活することも可能です。

家賃70,000円|初期費用の目安は370,000円

敷金(1ヶ月)70,000円
礼金(1ヶ月)70,000円
仲介手数料(1ヶ月)77,000円(税込)
前家賃(1月分)70,000円
日割り家賃(12/25~12/31)※7日分15,806円
火災保険料15,000円
鍵交換費用15,000円
保証委託料(50%)35,000円
合計367,806円

2-4. 家賃80,000円の初期費用

家賃80,000円であれば、23区内でも一人暮らし用のマンションが見つかりやすいです。

ただ、高級感があるマンションというよりは、少し年季の入ったシンプルなマンションが多くなります。

また、一人の合計月収の手取りが250,000円以上あれば、貯金をしながら生活することも可能です。

家賃80,000円|初期費用の目安は420,000円

敷金(1ヶ月)80,000円
礼金(1ヶ月)80,000円
仲介手数料(1ヶ月)88,000円(税込)
前家賃(1月分)80,000円
日割り家賃(12/25~12/31)※7日分18,065円
火災保険料15,000円
鍵交換費用15,000円
保証委託料(50%)40,000円
合計416,065円

2-5. 家賃90,000円の初期費用

家賃90,000円であれば、23区内で高級感あるマンションを借りることができます。

ただ、ジムやラウンジが用意されているタワーマンションを希望する場合は、物件数が限られてきます。

また、一人の合計月収の手取りが280,000円以上あれば、貯金をしながら生活することも可能です。

家賃90,000円|初期費用の目安は465,000円

敷金(1ヶ月)90,000円
礼金(1ヶ月)90,000円
仲介手数料(1ヶ月)99,000円(税込)
前家賃(1月分)90,000円
日割り家賃(12/25~12/31)※7日分20,323円
火災保険料15,000円
鍵交換費用15,000円
保証委託料(50%)45,000円
合計464,323円

3. 項目別!初期費用を安くするための交渉方法

賃貸物件の初期費用は、下記の2つの支払い先があり、不動産会社に支払う金額は割引をしてもらいやすいです。

賃貸契約の仕組み

仲介してくれた不動産会社払う相手物件の所有者である大家
仲介手数料やオプションサービス代払うもの礼金や家賃などの物件費用
◎交渉しやすい交渉難易度△交渉しにくい

ただ、まず、賃貸にそもそもどんな費用が必要か?どの費用の割引を狙えばいいかを紹介していきます。

3-1. 賃貸にかかる初期費用の一覧

新たに部屋を借りる際は、下記の項目の費用が必要と考えておきましょう。

費用費用の内容目安
敷金(保証金)家賃が払えない時、室内を破損させた時のために預けるお金家賃の1~2ヶ月
礼金大家に部屋を貸してもらうお礼として支払うお金家賃の1~2ヶ月
前家賃口座振替などの準備ができるまで、翌月分の家賃を支払っておくことが一般的家賃の1ヶ月
日割り賃料月の途中からの入居の場合は日数に応じて家賃を支払う家賃×住む日数/月の日数
仲介手数料家を探した不動産会社に支払うお金家賃の0.55~1.1ヶ月(税込)
火災保険料火事に備えて保険への加入が必須16,500円
鍵交換費用前の入居者が合鍵で入れないように鍵を変えるのが一般的22,000円
保証委託料家賃が支払えない時に建て替えてくれる「家賃保証会社」に支払うお金家賃の30~60%
オプション費用消臭や除菌などのオプション10,000~30,000円

トータルすると家賃の4~6ヶ月分になることが多いです。

で示した費用が「不動産会社」に支払うお金で、より割引を狙いやすいです。まずは、不動産会社を安く使うためのコツを紹介します。

3-2. 仲介してくれる不動産会社を安く使うポイント

大手の「アパマンショップ」から、地元の不動産屋さんまで、不動産仲介をしている会社は複数あり、同じ物件でも使う不動産会社によって金額に差が出ることがあります。

そこで、下記の2つを実践することで、仲介してくれる不動産会社を安く使うことができます。

  • ①仲介手数料を無料にする
  • ②オプションはつけない

仲介会社は、物件を紹介すればするだけ儲かるので、「より条件のいい人を..」と考える大家とは違い、時期に限らず安くしてもらいやすいです。

①仲介手数料を無料にする

仲介手数料は、不動産会社に紹介や契約のサポートの代金として、支払うお金で、家賃1ヶ月分が相場です。ただ、不動産会社が自由に決められ、中には無料にしてくれる不動産会社も存在します。

以下の不動産会社は仲介手数料無料の物件を複数扱っています。

まだ部屋を決めていない状態でしたら、上記のサイトを利用し物件を探すとスムーズです。

もう家を決めている方は、上記サイトや、Googleなどで「物件名+仲介手数料無料」で検索し、仲介手数料が無料や半額の会社を探しましょう。

見つかった場合、「A社さんが仲介手数料無料のようなんですが、無料にしてもらえませんか?」と相談することで安くしてもらえる可能性があります。

なぜ仲介手数料を無料にできるの?

物件によって、不動産会社は大家から広告料(業界用語でAD)をもらえるからです。

広告料をもらえる物件であれば、仲介手数料を取らなくても利益が出るので、無料にしてくれます。

逆に、無料になっていない会社は、仲介手数料と広告料の両方を利益にしているのです。

②オプションはつけない

エイブルやアパマンショップなどの大手の不動産会社は下記のようなオプションを付けようとしてきますが、付けられていたら、外してもらえるようにお願いしましょう。

  • 消臭・消毒(相場1~2万円/1回)
  • 入居サポート(相場1~2万円/2年)

消臭・消毒は室内に消臭スプレーを吹きかけるだけのことが多いです。

入居サポートは、水道トラブルなどの時に、業者を手配してくれるものですが、今の時代、トラブル時の業者はネットで簡単に探せます。

以上のように、価格に見合っていないサービスの可能性が高いです。

オプションが付いている場合は「〇〇のオプションは不要なので外していただけませんか」と確認しましょう。

ただし、不動産会社ではなく、大家がオプションを必須にしているケースもあり、外すことが不可能な物件もあります。

1度確認し、外してもらえないようなら、諦めてオプション代を払うか、物件を変えることになります。

3-3. 大家さんとの交渉のポイント

大家さんは、個人の人から、たくさんの物件を保有している企業まで、幅広いです。

物件ごとに価格が決まっているため、安くなる可能性は低いですが、人気のない物件は「借りてくれる人を欲しがっている」状態で、交渉すれば安くしてくれることもあります。

基本的に、大家さんへの交渉は物件を仲介してくれる不動産会社が行いますが、不動産会社への伝え方次第で安くできるかが異なります。

「交渉のしやすさ」「どのくらい安くなるか」を踏まえ、おすすめ順に下げられる項目を紹介します。

交渉のしやすさ金額面のインパクト
①礼金をカットしてもらう★★★★☆★★★★★
②フリーレント をつけてもらう★★★☆☆★★★★☆
③鍵交換費用を負担してもらう★★★★☆★★☆☆☆
④家賃を下げてもらう★☆☆☆☆★★★☆☆

不動産会社を通したとしても、何回も交渉をすると大家へ与える印象はよくないため、2項目以上の交渉は避けましょう。

また、多くの人が引越す、3~4月は「黙っていても申し込みがある」時期ですから、割引交渉をしようとすると、入居を断られる可能性もありますので、交渉は避けましょう。

①礼金をカットしてもらう

礼金は、「お礼」という意味のお金で、大家からしてもサービスしやすく、人気のない部屋の場合はカットしてもらいやすいです。

「家賃1~2ヶ月」を浮かせられ、インパクトも大きいため、礼金が入っている物件の場合、最優先で交渉しましょう。

ただ、無条件での交渉は難しいので、下記のように1~2年住むことを条件に礼金をカットしてもらいましょう。

「短期違約金」を条件に入れて、1年以内の解約は賃料1ヶ月分を違約金として支払うので、礼金を0にしてもらうことはできそうでしょうか。

②フリーレント をつけてもらう

礼金がない物件の場合、フリーレント をつけてもらえるよう交渉しましょう。

フリーレントとは、決められた日数分の家賃が無料になることで、取得できる平均値は0.5ヶ月〜1ヶ月です。

インパクトも大きく、毎月の家賃よりは交渉しやすいため、つけてくれるように頼みましょう。

実際に交渉するときは、「短期違約金」を申し出るか、下記のように「すぐに入居する」ことを条件に交渉してみましょう。

審査承認後、すぐに契約と契約金の支払いを済ませることを条件に、フリーレント1ヶ月を付けてもらうことはできますでしょうか?

③鍵交換費用を負担してもらう

鍵交換の費用が請求書に入っている場合、「大家さん負担で交換して欲しい」と交渉しましょう。

なぜなら、鍵交換費用は「大家さんが支払うことが妥当」と国が定めており、原則は大家さんの管理業務のひとつと言えるからです。

国交省ガイドライン」には下記の通り記載されています。

鍵の取替え(破損、鍵紛失のない場合)
入居者の入れ替わりによる物件管理上の問題であり、賃貸人(大家)の負担とすることが妥当と考えられる。

上記のことから、大家さんに費用を負担してもらうために、不動産会社の担当者へ下記のように伝えてみましょう。

賃貸のガイドラインを確認したところ、鍵交換費用は大家が負担することが妥当となっていたので、大家さんに負担して頂きたいです。

(礼金を払う場合はさらに)今回は礼金も支払うので、礼金の一部から費用を負担して頂きたいです。

「鍵交換の費用を渋って契約が無しになるぐらいなら、大家さんが負担する」となり、負担してもらえることがあります。

④家賃を下げてもらうのは最終手段

家賃は難易度が高いため、礼金やフリーレントが断られた場合、ダメ元で交渉しましょう。

難易度が高い理由は、以下の2つです。

  • 大家にとって長期的な収入が減る
  • 家賃収入=物件の価値と考えることが多く、家賃を下げると物件の価値が落ちる

家賃を下げるくらいなら、フリーレントをつける、という大家も多く、家賃を下げてくれる可能性は低いため、最後の交渉材料にしましょう。

下記の交渉材料が効果があります。重要なのは「あなたを逃して別の人を探すくらいなら、あなたで決めてしまおう」と思わせることです。

  • 会社の決まりで、家賃が◯◯万円を切れば週末にでも契約することができます。
  • 別の物件と迷ってるが、こっちがあと◯◯円安くなるならこっちに決めたいです。

3-4.初期費用を下げるその他のテクニック

上記以外に、「火災保険」を自分で選ぶことで、時期にかかわらず、数千円の節約ができることがあります。

賃貸物件の火災保険は加入が必須ですが、大家が指定する保険会社に加入する義務はありません。

そのため、「自分で探して契約したいので、必要な補償内容(補償金額)を教えてください」と、不動産会社に相談してみましょう。

教えてもらった補償内容を火災保険の会社に伝えればすぐに見合うプランを出してくれるので、大家の指定する火災保険と比較して安ければそちらにしましょう。

保険料は見積もり次第になりますが、火災保険会社10社の料金を比較した結果、「日新火災(https://direct.nisshinfire.co.jp/)」が最安になる可能性が高いです。

ネット上に家族構成を入力すると料金が出るため、提案された火災保険の料金と比較しましょう。

契約完了したら保険証券が発行されるので、不動産会社の指示に従い、提出しましょう。

4. 一人暮らしの家具家電を揃えるときの費用と引越し費用

ここまで説明してきた初期費用は物件を借りるときに必要なお金ですが、基本的に下記の初期費用もかかるので、しっかりと準備しておきましょう。

4-1. 家具家電を揃えるときの費用

実家で使っていた家具をそのままもっていけば、費用を抑えることはできますが、大抵の場合、テレビとベッド以外は新たに揃えるケースが多いでしょう。

また、ネットで買い揃えるのが楽ですが、サイズ感や使い心地を確かめられないので、あまりおすすめできません。

そのため今回は、高品質低価格で人気の「イケア」と「ニトリ」で揃えることを想定して、いくらかかるのかを解説していきます。

イケアで揃えた場合

低価格でおしゃれな北欧家具がたくさんある「IKEA」で揃える場合は、「合計で159,052円」です。

カラーバリエーションも豊富なので、好みに合わせてコーディネートできますが、一例としては以下のようなイメージになります。

IKEAのイメージ

どの家具も種類がたくさんあるため、今回はシンプルでお得な値段の家具を中心に計算していきます。

シングルベッド(フレーム+マットレス)18,989円
一人掛けソファ12,990円
ローテーブル4,999円
スタンダミラー2,999円
ラグ7,999円
カーテンセット4,298円
テレビ台5,999円
ダウンライト照明5,999円
合計64,272円

上記引用:IKEA

新生活にはタオルやキッチン雑貨など、他にも必要なものはありますが、細かいものは100円ショップで揃えることができます。

そして、イケアにはキッチン家電が売られてないので、別で買い揃える必要があります。イケアの家具同様に、シンプルでおしゃれな家電にしたいなら「無印良品」がおすすめです。

無印良品で揃えるキッチン家電の購入費用

一人暮らしであれば、ファミリー用の大きい家電は不要なので、最低限使える容量の家電で計算します。

家電3点セット(冷蔵庫・洗濯機・レンジ)64,900円
炊飯器4,990円
電気ケトル4,990円
掃除機19,900円
合計94,780円

無印の家電

上記引用:無印良品

以上のことから、IKEA」と「無印良品」で家具家電を揃える場合は「合計で159,052円」になりました。

ただ、あくまでもシンプルで安価な家具家電の値段なので、この金額を最安値だと思ったほうがいいでしょう。

ニトリで揃えた場合

低価格で質のいい家具家電がたくさんあるNITORI」で揃える場合は「合計で116,587円」です。

おしゃれというよりは、万人ウケするシンプルな商品が多いので、どんな部屋にも合わせやすく、一例としては以下のようなイメージです。

ニトリのインテリア

イケアと同様に、シンプルでお得な値段の家具家電を中心に計算していきます。

シングルベッド(フレーム+マットレス)15,981円
一人掛けソファ18,590円
ローテーブル3,695円
スタンダミラー1,896円
ラグ4,573円
カーテンセット2,027円
テレビ台5,489円
照明4,065円
冷蔵庫19,538円
洗濯機24,448円
電子レンジ5,882円
炊飯器5,389円
電気ケトル1,969円
掃除機3,045円
合計116,587円

「ニトリ」で家具家電を揃える場合は「合計で116,587円」でした。

以上のことから、家具家電の種類にもよりますが、「イケア」と「ニトリ」では、150,000円前後で揃えることができるので、好みに合わせて買い揃えてみましょう。

また、家電をもっと安く揃えたい場合、家電量販店の「新生活応援セット」にすれば、さらに安く揃えることができます。

新生活パック

上記であれば店舗数も多いため、類似商品を店頭で確認することができるのでおすすめです。

また、セット点数によって金額が異なるので、必要な家電を考えてみましょう。

4-2. 引越し業者に依頼する費用

通常の時期(5~2月の引っ越し業界が忙しくない時期)に、引越し業者に、単身引越しをお願いした時の相場は下記の通りです。

-スマホの方は左右にスクロールが可能です-

~15km未満
(同市区町村程度)
39,000円
~50km未満
(同都道府県程度)
41,000円
~200km未満
(同一地方内)
50,000円
~500km未満
(関東〜関西程度)
69,000円
500km~
(長距離)
84,000円

土日祝日は人気の日程なので1.1倍程度、さらに引越しが殺到する3月、4月前半は約1.5倍になると考えておきましょう。

正確な料金は見積もりをとって確認する

引越しの費用は、運ぶ荷物や距離・時期など、人によって180度料金が変わるオーダーメイドのような仕組みですので見積もりを取らないと正確な値段はわかりません。

そのため、下記のような見積もりサイトを使ってたくさんの見積もりを取り、一番安いところにお願いする必要があります。

引越し侍」を使えば、自分の引越し条件で対応可能な複数業者の概算見積り額が一度にわかるので、自分の引越し条件でのおおよその金額を把握することが可能です。

引越し侍公式 引越し予約サービスの概算見積り額の比較

引用:引越し侍

引越し侍」は引越し紹介件数が累計3,000万件以上と、引越し比較サイトの中でもトップクラスの紹介件数を誇る一括見積りサイトです。

使うだけで、引越し業者からすると「ライバルがいる」状態になるので、交渉しなくても安くなりやすいです。

※一括見積りサイトとは、WEBから自分の引越し情報を入力することで面倒な入力を何度も行わずに、自分の引越し条件にあった複数に業者の見積り予約ができるサービスです。

5. 一人暮らしの物件を借りるときに知っておくべき4つのこと

一人暮らしの物件を借りるときは、事前に知っておくべきことがあるので、必ず下記4つの内容を把握しておきましょう。

  1. プロパンガスの物件は避ける
  2. ゼロゼロ物件はデメリットが多い
  3. 申し込みから3週間ほどで家賃が発生する
  4. 使う賃貸サイトによって出会えない物件も多い

何も知らないまま申し込んでしまうと、ハズレ物件を引いたり、無駄にお金を払うことにつながるので注意が必要です。

5-1. プロパンガスの物件は避ける

ガスには「プロパンガス(LPガス)」と「都市ガス」の2種類があり、プロパンガスは都市ガスに比べて、1.5~2倍ほどガス代が高くなります。

そして、一人暮らし用のアパートはプロパンガスが非常に多いです。アパートに多い理由としては、大家側が費用を下げて建築したがるからです。

都市ガスにすると月々のガス代は安くなりますが、建築時の設置費用がかなり高くなるので、アパートの大家さんは設置コストの安いプロパンガスを選ぶのです。

ガス代も考慮して物件を選ぼう

プロパンガスの物件は家賃を若干安くしているケースが多いですが、2,000~3,000円の差であれば家賃が高くても都市ガスの物件を選びましょう。

一人暮らしのガス代は平均3,000円ですが、プロパンガスだと5,000円近くになるので、トータルで支払う費用に大差はありません。

ガス代のイメージ

なので、物件を決めるときは「都市ガス」か「プロパンガス」どちらを導入しているのか不動産会社に確認するようにしましょう。

5-2. ゼロゼロ物件はデメリットが多い

一人暮らし向けの物件で、敷金0円 礼金0円の「ゼロゼロ物件」が最近多くなっていますが、デメリットが多いのでおすすめできません。

まず、初期費用は安く抑えられるものの、退去時に高額な清掃費用を請求されたという苦情や口コミのほか、注意を促している口コミも多いです。

そもそも人気のない物件ばかり

通常の募集で入居者が集まらなかった人気のない部屋が「ゼロゼロ物件」として募集されているケースが多いです。

主な原因としては下記のようなことが考えられます。

  • 駅から物件まで15~20分歩く
  • 急で長い坂道がある
  • 線路沿い・大通り沿いでうるさい
  • 面倒な住人が住んでいる
  • 墓地が目の前
  • 事故物件(過去に自殺や殺人があった部屋など)

上記のような理由でゼロゼロになっている可能性があるので、検討するときは自分の目で周辺環境を確かめてから契約するようにしましょう。

また、事故物件かを調べるには「大島てる」の事故物件公示サイトが便利なので、活用してみましょう。

5-3. 申し込みから3週間ほどで家賃が発生する

賃貸物件を借りるときは、申し込みした日から3週間前後で家賃発生するケースが一般的です。

実家を出て一人暮らしするなら特に負担はないですが、賃貸から引っ越す場合は二重家賃が発生するので、無駄なお金がかかりやすいです。

二重家賃の負担を最小限に抑えるために、「気に入った物件が見つかり次第すぐに退去届けを出して引っ越せる!」ぐらいの状態になってから、探しはじめることをおすすめします。

5-4. 使う賃貸サイトによって出会えない物件も多い

一人暮らし用の物件を扱っているサイトならどこも同じでしょ?と思うかもしれませんが、サイトによって掲載されている物件数は異なります。

店舗数No1の「アパマンショップ」と、賃貸サイトNo1の「SUUMO」の掲載数を、東京で賃貸物件が多い「世田谷区の駅から10分以内の1K」で比較すると、下記のように大きな差があります。

アパマンショップSUUMO
678件15,580件

あなたに最もフィットした物件とも、使うサイト次第では出会えないのです。

なんとなく「一人暮らし用の物件をたくさん扱ってそう」という理由で選ぶと、ベストな選択から遠のきます。

上記のことから、一人暮らしの物件を選ぶのにおすすめなのは、大手の下記2サイトなので、数多くある賃貸物件の中からあなたにあう理想の物件を探しましょう。

6. まとめ

一人暮らしの家賃について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

家賃の目安は住む環境によって金額はバラバラなので、あくまでも「月収の○○%に抑える」という指標として考えましょう。

手取り月収20%の家賃25%の家賃30%の家賃
140,000円28,000円35,000円42,000円
160,000円32,000円40,000円48,000円
180,000円36,000円45,000円54,000円
200,000円40,000円50,000円60,000円
220,000円44,000円55,000円66,000円
250,000円50,000円62,500円75,000円
280,000円56,000円70,000円84,000円
300,000円60,000円75,000円90,000円

また、家賃だけにとらわれず、一人暮らしをするときは2つの初期費用が必要になるので、お金の準備も事前にしておきましょう。

  • 部屋を借りるための初期費用
  • 家具家電を揃えるときの費用
  • 引越し業者に依頼する費用

そして、物件を探すときは下記の注意点を見直して、損することなく理想の部屋を決めてください。

  1. プロパンガスの物件は避ける
  2. ゼロゼロ物件はデメリットが多い
  3. 申し込みから3週間ほどで家賃が発生する
  4. 使う賃貸サイトによって出会えない物件も多い

この記事を読んだことで、一人暮らしの家賃で悩むことなく、新生活をスタートできることを心から願っています。

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