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賃貸

二人暮らしの家賃はいくらが目安?相場より安く借りるための全知識!

「二人暮らしをするときの家賃相場は?」「二人暮らしの家賃はいくらを目安にするべき?」など、二人暮らしの家賃に関して疑問に思っていませんか?

二人暮らしの家賃相場は住む地域によって異なりますが、首都圏では「7~9万円」で、目安は「二人の合計手取り月収25~30%以内」に収めることが理想とされています。

このページでは、大手不動産会社に5年勤務し、現在も賃貸部門で働く筆者が以下の5つのことをご紹介します。

  1. 二人暮らしの家賃はいくらが目安?
  2. 4つのパターンに分かれる家賃の分担方法
  3. 二人暮らしをするときに必要な3つの初期費用
  4. 二人暮らしの物件を借りるときに知っておくべき4つのこと
  5. 項目別!家賃以外で初期費用を安くするための交渉方法

すべて読めば、二人暮らしの目安にするべき家賃の金額から、二人暮らしをするときの注意点まで知ることができるので、損することなく快適な生活を送れるでしょう。

1. 二人暮らしの家賃はいくらが目安?

二人暮らしで家賃を決めるときの目安は、「二人の合計手取り月収25~30%以内」に収めることが理想とされています。

ただ、結婚や出産を考えているのであれば、貯金をすることも考えて「25%以内」に抑えることが望ましいです。つまり、二人の将来設計次第で大きく異なります。

そのため「年齢・勤務形態・年収」だけで家賃の目安を決めずに、まずはどんな目的で二人暮らしをするのか考えた上で決めるようにしましょう。

合計手取り月収25%の家賃30%の家賃
200,000円50,000円60,000円
250,000円62,500円75,000円
300,000円75,000円90,000円
350,000円87,500円105,000円
400,000円100,000円120,000円
450,000円112,500円135,000円
500,000円125,000円150,000円

上記のように”25%”と”30%”では家賃に大きな差が出るため、判断基準としての一例として、

  • 結婚を意識しているなら”25%”
  • 単なる同棲なら”30%”

このような基準で考えれば決めやすいかと思います。

また、仮に家賃8万円でも、住む地域によって物件のクオリティに大きな差が出るので、地域ごとの家賃相場も把握しましょう。

そして、家賃以外にかかる毎月の生活費も把握しておくことが大切なので、この章の最後に解説します。

1-1. 五大都市圏別!二人暮らし向け物件の家賃相場

二人暮らしをするときは、多くの場合2部屋以上ある「1LDKもしくは2DK」の間取りを選択することが多いでしょう。

そこで、同じ間取りでも住む地域によって家賃の相場は大きく異なるので、五大都市圏別の家賃相場を紹介します。

また、中心地と郊外では下限~上限の差が激しいので、平均値を見て全体の相場感を把握しましょう。以下は、駅から徒歩10分以内の物件を基準に算出しています。

エリア別の1LDK・2DKの家賃相場

エリア家賃相場の平均最高値の地域最安値の地域
東京23区154,439円「港区」
・247,700円
「葛飾区」
・87,800円
名古屋16区75,644円「中区」
・98,800円
「港区」
・59,600円
大阪市24区80,692円「中央区」
・123,300円
「住之江区」
・64,000円
福岡市7区69,457円「中央区」
・84,800円
「西区」
・63,100円
札幌市10区49,600円「中央区」
・59,500円
「清田区」
・44,400円

引用:LIFULL HOME’S のデータ

都内でも安い物件はある

東京23区内の平均が150,000円台と非常に高額ですが、駅から10分以内で家賃が安い物件はたくさんあります。

都内は数百万円する高級物件が平均額を引き上げているだけなので、普通に探せば上記の相場より安い物件が大半です。

なので「都内は高いからやめよう。」と諦めることなく、まずは住みたい街で希望条件を指定して、物件を探してみましょう。

1-2. 二人暮らしで家賃が安い間取りは2DK

家賃の安さを重視するなら、2DKを選びましょう。2DKは1980~1990年代に建てられた物件によくある間取りで、築20~30年前の物件が多いため家賃が安いです。

2DKの特徴としては、5~6帖の部屋が2つと、6~7帖のダイニングがあるため、適度なプライバシーが保たれることで人気があります。

ただ、築が古い物件が多いので、「綺麗な部屋で同棲をしたい!」と考えてるカップルには不向きです。

リノベーションされた2DKを狙う

部屋が綺麗な2DKを借りたいと思ってる場合は、多少家賃は高くなりますが、リノベーションされている2DKを狙いましょう。

リノベーションされた部屋は、室内を一から作り直して水回りの設備も取り替えている部屋なので、築の古さを感じません。

最近では、リノベーションして募集している2DKが増えているので、物件を探すときは「リノベーション」も検索条件に追加することをおすすめします。

1LDKは家賃が高め

1LDKは2000年以降に増えてきた間取りで、築浅の物件が多く家賃も2DKに比べると高めです。

また、リビングと寝室が1部屋ずつしかないので、「一人の時間が欲しい」「荷物がたくさんある」というカップルには不向きといえます。

上記のことを考慮して、築浅の1LDKにするか、築が古くても家賃が安い2DKにするか検討しましょう。

1-3. 家賃は交渉して安くすることもできる?

家賃が希望していた金額よりも高いときは、交渉して安くしてもらうこともできます。しかし、単に「安くしてください」と言ってもうまくいきません。

貸主には「今すぐにでも契約する意思がある」と伝えることがなによりも大切で、私の経験上、下記のワードが有効的に使えます。

家賃交渉で使えるワード

  • 会社の決まりで、家賃が●●万円を切れば週末にでも契約することができる。
  • 別の物件と迷ってるが、こっちがあと●●円安くなるならこっちに決めたい。
  • 今週中に決める必要があって、契約金もすぐに支払える。

赤文字で表したワードを使うことで、貸主は「いつ来るかわからない他の入居希望者を待つより、この人で決めた方がいいか」と思う確率が高くなります。

入居者が決まれば貸主には毎月の家賃収入が入りますが、値引きを断ったことで、仮にそこから2ヶ月間部屋が埋まらないと相当な痛手になるのです。

交渉する金額の目安

私の経験上、家賃に対してあまりにも大きい金額を交渉することは危険です。

なぜなら、貸主から常識がないと判断され、入居を断られてしまう恐れがあるからです。そのため、下記の金額を目安に交渉してみましょう。

物件の家賃:交渉金額

  • 30,000円〜70,000円:1,000円〜3,000円
  • 70,000円〜100,000円:2,000円〜5,000円
  • 100,000円〜150,000円:3,000円〜7,000円

可能であれば、家賃以外の交渉をする

ただ、そもそもですが以下の2つの理由で、貸主は家賃を下げるのを嫌がります。

  • 貸主の、毎月の収入がずっと減る
  • 家賃収入=物件の価値と考えることが多く、家賃を下げると物件の価値が落ちる

そのため、家賃以外の交渉も検討すべきですので、「5. 項目別!家賃以外で初期費用を安くするための交渉方法」で家賃以外の初期費用の削り方を解説します。

家賃を安くするよりも交渉は簡単なものばかりなので、「初期費用が下げられれば、家賃はこのままでいい」という方は確認しましょう。

1-4. 家賃以外に二人暮らしで必要な生活費

家賃とあわせて毎月かかるお金が生活費なので、家賃だけにとらわれず、生活費でいくらかかるのかも把握しておきましょう。

二人暮らしで必要な、家賃を抜いた生活費は「全国平均で約220,000円/月」となっています。

下記の「総務省統計局」発表のデータは、全国・全世代の働くカップルや夫婦の統計でやや高い水準になっているため、ライフスタイルによっては大幅に安く抑えることも可能です。

費用項目二人分の平均金額/月
①水道光熱費19,000円台
②携帯料金・ネット回線代18,000円台
③飲食費用69,000円台
④生活雑貨費用11,000円台
⑤交通費7,000円台
⑥洋服代・理美容代35,000円台
⑦趣味代・交際費57,000円台
合計約220,000円

上記の合計金額に家賃が加えられますが、家賃は住む地域によって大きく差が出るので割愛しています。

上述した家賃の目安を参考に、「家賃○○万円ぐらいの物件に住みたい」というのは想像できるはずなので、合計金額に加算してみてください。

そして、二人暮らしをするときは家賃を含めた生活費の分担方法を事前に決めておくことで、トラブルが起こりにくくなるため、次の章で詳しく解説します。

2. 4つのパターンに分かれる家賃の分担方法

二人暮らしをする上では、家賃や生活費の分担方法を事前に決めておくことが望ましいです。

この章では、実際に二人暮らしをしている100組のカップルにアンケート調査を行い、どのように分担しているケースが多かったのか紹介します。

アンケート結果を見てみると、下記のような分担方法に分かれていました。

生活費の分担方法
家賃の分担方法

上記のように、カップルによって分担方法は異なるので、これが正解という方法はありません。

ですが、周りの分担方法を参考にして二人でよく話し合い、「半年毎に見直してみる」という方法が、もめ事にも繋がりにくいのでおすすめです。

2-1. 固定費を一人が多く支払う

全体の5割が「固定費を一人が多く支払う」と回答していました。

固定費として毎月かかる「家賃・光熱費・ネット代」を、男性が多く支払っているという回答が目立ちました。

男性の方が多く稼いでるケースが多いため、自ずとこの分担方法が多くなっていることが考えられます。

口コミ・評判

N.K さん(27歳)(東京都で二人暮らし)
毎月決まってかかる固定費を計算して、7:3ぐらいの割合で僕が多く払ってます。
収入も僕の方が多少ですが多いので、その分多く払うのは普通かなって思います。
食事はお互い外で買って食べることが多いため、各自で自由に使うようにしてます。

2-2. 固定費のみ折半している

次に多かったのが「固定費のみ折半している」という回答です。

この分担方法にするときは、二人の収入が同水準でないと不平不満が出る可能性があるため、お互いの年収を把握しておくことが望ましいです。

また、在宅時間もできる限り一緒の方が、電気を多く使ってるなどの揉め事に繋がりにくいといえます。

口コミ・評判

A.Y さん(25歳)(埼玉県で二人暮らし)
私たちは収入も勤務時間もほぼ一緒なので固定費だけ完全に折半です。
毎日弁当を作ってるから食費も計算しやすいです。彼だけランチを外食するようになったら不平等なので別の分担方法にしようと思ってます。

2-3. 全額二人で折半している

この回答をするカップルは少なかったですが、どちらかというと夫婦に近い分担方法といえます。

お互いの収入を女性が管理をして、必要な分だけ相手に渡すようなお小遣い方式に近いです。

余った分は貯金に回せるので、将来結婚を考えてるカップルにはいい方法だと思います。

口コミ・評判

I.S さん(30歳)(神奈川県で二人暮らし)
二人暮らしして3年ぐらい経ったときに、全部私が管理するようになりました。
二人あわせて生活費を折半できるぐらいの収入はあるので、結果的には全額二人で折半の形になってます。
そろそろ結婚も視野に入れているので、この分担方法に慣れておくのもいいかなって思ってます。

2-4. 一人が全額支払う

回答数は非常に少なかったですが、「一人が全額支払う」というカップルが数組いました。

このようなカップルは年齢が離れているケースが多く、男性が高給取りで女性はバイトや派遣社員などが多かったです。

一方で、どちらか一人の給料だけで生活費を出して、相手の給料はすべて貯金に回すという堅実なカップルもいました。

口コミ・評判

T.Y さん(30歳)(東京都で二人暮らし)
生活費は基本的に自分だけの給料で工面してます。彼女も働いてますが、彼女の給料は結婚費用のため貯金に回してます。
東京ですが都心からは少し離れていて、家賃もさほど高くないため、十分暮らしていけます。

3. 二人暮らしをするときに必要な3つの初期費用

二人暮らしをするときの生活費も重要ですが、二人暮らしをするときに必要な、下記3つの初期費用も事前に把握しておきましょう。

3-1. 部屋を借りるときの初期費用

「部屋を借りるときの初期費用」は、一般的にはトータルで「家賃の4~6ヶ月分」が必要になります。

初期費用の内訳は、敷金や礼金など、入居前に支払う必要がある下記の項目をまとめたものです。

・敷金退去するときの清掃費用として「貸主」に預けておく費用
・礼金部屋を貸してくれる「貸主」にお礼として支払う費用
・前家賃1ヶ月分の家賃を契約時に前払いするための費用
・仲介手数料部屋探しや契約を手伝ってくれたお礼として「仲介会社」に支払う費用
・保証委託料保証人の役割をしてくれる「保証会社」に支払う費用
・火災保険料火事や漏水が起きたときの保険として「保険会社」に支払う費用
・鍵交換費用前の入居者が使ってた鍵と交換するための費用
・オプション費用除菌・消臭といった追加で選択出来る項目にかかる費用

実際に部屋を借りるときにかかる初期費用を、以下2つの状況にわけて解説します。

  • 東京で部屋を借りるときの初期費用
  • 関西で部屋を借りるときの初期費用

東京で部屋を借りるときの初期費用

家賃100,000円(管理費10,000円)|敷金1ヶ月 礼金1ヶ月|仲介手数料1ヶ月|保証委託料50%のケース

  • 敷金:100,000円
  • 礼金:100,000円
  • 前家賃(管理費込み):110,000円
  • 仲介手数料:110.000円(税込)
  • 保証委託料(管理費込み)55,000円
  • 火災保険料:約15,000円
  • 鍵交換費用:約20,000円
  • 合計:約510,000円|およそ家賃5ヶ月分

一般的に敷金1ヶ月 礼金1ヶ月が相場ですが、都心の高級マンションやシリーズマンションだと、敷金2~3ヶ月 礼金1.5~2ヶ月になってることもあります。

また、引越しシーズンの1~3月だと、アパートでも礼金が1.5~2ヶ月になってることもあるので、引っ越す時期にも注意しましょう。

関西で部屋を借りるときの初期費用

家賃80.000円(管理費5,000円)|敷金1ヶ月 礼金2ヶ月 |仲介手数料1ヶ月|保証委託料50%のケース

  • 敷金:80,000円
  • 礼金:160,000円
  • 前家賃(管理費込み):85,000円
  • 仲介手数料:88,000円(税込)
  • 保証委託料(管理費込み):41,500
  • 火災保険料:約15,000円
  • 鍵交換費用:約15,000円
  • 合計:484,500円|およそ家賃6ヶ月分

関西では契約を更新するときに必要な「更新料」を払う習慣がありません。そのため、更新することを見越して礼金を2ヶ月分求められる傾向があります。

ただ、何年住んでも更新するときにお金はかからないので、4年以上を目安に、長く住めば住むほどお得になるというメリットがあります。

しかし、すべての物件がこの条件とは限らないので、必ず事前に不動産会社に契約条件を確認しましょう。

3-2. 家具家電を揃えるための初期費用

有名ブランドや有名メーカーだと高くなりますが、高品質低価格で人気の「IKEA」・「無印良品」・「NITORI」で揃えれば「20万円前後」で一式揃えることができます。

ただ、二人のうちどちらかが、新居で使える家具家電を持っていければ買う必要はありません。ですが、大抵の場合テレビ以外は新たに揃えるケースが多いでしょう。

なので、家具家電の購入費用もお金がかかることを忘れないようにしてください。

3-3. 引越し業者を使うときの初期費用

通常の時期(5~2月の引っ越し業界が忙しくない時期)の引越し業者の相場は下記の通りです。

-スマホの方は左右にスクロールが可能です-

単身2人家族
~15km未満
(同市区町村程度)
39,000円64,000円
~50km未満
(同都道府県程度)
41,000円68,000円
~200km未満
(同一地方内)
50,000円86,000円
~500km未満
(関東〜関西程度)
69,000円128,000円
500km~
(長距離)
84,000円171,000円

土日祝日は人気の日程なので1.1倍程度、さらに引越しが殺到する3月、4月前半は約1.5倍になると考えておきましょう。

また、今別々に住んでいる方がそれぞれ新居まで引越し業者を使うと「単身」の倍かかるイメージです。

正確な料金は見積もりをとって確認する

引越しの費用は、運ぶ荷物や距離・時期など、人によって180度料金が変わるオーダーメイドのような仕組みですので見積もりを取らないと正確な値段はわかりません。

そのため、下記のような見積もりサイトを使ってたくさんの見積もりを取り、一番安いところにお願いする必要があります。

引越し侍」を使えば、自分の引越し条件で対応可能な複数業者の概算見積り額が一度にわかるので、自分の引越し条件でのおおよその金額を把握することが可能です。

引越し侍公式 引越し予約サービスの概算見積り額の比較

引用:引越し侍

引越し侍」は引越し紹介件数が累計3,000万件以上と、引越し比較サイトの中でもトップクラスの紹介件数を誇る一括見積りサイトです。

使うだけで、引越し業者からすると「ライバルがいる」状態になるので、交渉しなくても安くなりやすいです。

※一括見積りサイトとは、WEBから自分の引越し情報を入力することで面倒な入力を何度も行わずに、自分の引越し条件にあった複数に業者の見積り予約ができるサービスです。

4. 二人暮らしの物件を借りるときに知っておくべき4つのこと

二人暮らしの物件を借りるときは、ここまで紹介してきたこと以外にも必ず知っておくべきことがあるので、下記4つの内容を把握しておきましょう。

  1. カップルの二人暮らしNGの物件がある
  2. 「家賃の目安」と「審査の基準」を把握する
  3. 申し込みから3週間ほどで家賃が発生する
  4. 使う賃貸サイトによって出会えない物件も多い

何も知らないまま申し込んでしまうと、希望の物件を借りることができなくなってしまうケースもあるので注意が必要です。

4-1. カップルの二人暮らしNGの物件がある

二人暮らし用の物件でも、カップルをNGにしている物件が数多くあります。理由は、カップルだと別れる可能性があり、別れたあと家賃を滞納する可能性があるからです。

二人暮らしは家賃を折半しているケースが多く、別れるとどちらか一人が家賃を払うことになって負担が重くなるため、滞納するケースが多くなります。

このリスクを考慮して「夫婦はOKだけど、カップルはNG」にしているのです。

婚約者であれば許可される可能性がある

物件を申し込むときは、婚約している形にした方が許可されやすいです。

申込書の転居理由を同棲にして、続柄を彼女にしてしまうと断られる可能性が高いので、転居理由を結婚にして、続柄を婚約者にしましょう。

不動産会社から「籍はいつ入れる予定ですか?」と聞かれた場合は、下記の中から都合のいいものを選んで伝えれば問題ありません。

  • どちらかの誕生日:申し込みする日から3~6ヶ月後ぐらいの誕生日がベスト
  • 季節ごとのイベント:バレンタイン・七夕・クリスマスなど
  • 語呂のいい月日:11月22日(いい夫婦の日)や4月22日(よい夫婦の日)
  • 縁起のいい日:天赦日もしくは一粒万倍日(どちらも1年間に数日だけ)

例として、夏に申し込みする場合は「クリスマスに籍を入れる予定です!」といえば、納得してもらえるでしょう。

1Kタイプも断られることが多い

基本的に1Kタイプは単身者専用になっていることが多いので、二人暮らしNGにしていることが多いです。

そのため、1Kタイプを希望しているときは、不動産会社に二人暮らしOKかどうかを確認するようにしましょう。

黙って二人暮らししていることが発覚すると、最悪の場合、解約を求められるので注意が必要です。

4-2. 「家賃の目安」と「審査の基準」を把握する

繰り返しになりますが、家賃の目安は「二人の合計手取り月収の25%に収まる金額」です。

25%に収まれば将来を見据えた貯金もできるので、結婚を考えてるカップルは目安にしてみましょう。

結婚の予定はなく、単純に同棲したいと思ってるカップルは、お互い無理のない程度の家賃にしても問題ないですが、審査基準をきちんと把握しておきましょう。

契約者の審査基準は月収が家賃の3倍

一般的な審査基準だと「契約者(名義になる1名)の月収が家賃の3倍必要」です。これを下回ると審査に落ちる可能性が高いです。

二人暮らしの場合、家賃を折半するから多少高くても問題ないと思いがちですが、契約者の年収次第では希望の物件を借りれないことがあります。

例えば、家賃10万円の物件を借りたいときは、契約者の月収30万円が目安となり、年収は最低360万円を求められます。

家賃に対して必要な年収の計算方法

仮に、彼氏と彼女それぞれが月収25万でも、どちらか一人の名義で審査すると落ちる可能性があります。

二人の連名で契約する方法もありますが、物件によりできる・できないが異なるので、まずは不動産会社に相談してみましょう。

また、双方の親族を連帯保証人として求められるなど、面倒になることもあるので注意が必要です。

年収と家賃の基準表
契約者の年収家賃上限の目安
200万円約5.6万円
250万円約6.9万円
300万円約8.3万円
400万円約11.1万円
450万円約12.5万円
500万円約13.9万円
550万円約15.3万円

4-3. 申し込みから3週間ほどで家賃が発生する

賃貸物件を借りるときは、申し込みした日から3週間前後で家賃発生するケースが一般的です。

お互い実家を出て一緒に暮らすなら特に負担はないですが、一人暮らしの賃貸から引っ越す場合は二重家賃が発生するので、無駄なお金がかかりやすいです。

二重家賃の負担を最小限に抑えるために、「気に入った物件が見つかり次第すぐに退去届けを出して引っ越せる!」ぐらいの状態になってから、探しはじめることをおすすめします。

4-4. 使う賃貸サイトによって出会えない物件も多い

二人暮らし用の物件を扱っているサイトならどこも同じでしょ?と思うかもしれませんが、サイトによって掲載されている物件数は異なります。

店舗数No1の「アパマンショップ」と、賃貸サイトNo1の「SUUMO」の掲載数を、東京で賃貸物件が多い「世田谷区の駅から10分以内の物件」で比較すると、下記のように大きな差があります。

アパマンショップSUUMO
1,802件38,666件

あなたに最もフィットした物件とも、使うサイト次第では出会えないのです。

なんとなく「二人暮らし用の物件をたくさん扱ってそう」という理由で選ぶと、ベストな選択から遠のきます。

上記のことから、二人暮らしの物件を選ぶのにおすすめなのは、大手の下記2サイトなので、数多くある賃貸物件の中からあなたにあう理想の物件を探しましょう。

5. 項目別!家賃以外で初期費用を安くするための交渉方法

賃貸物件の初期費用は、下記の2つの支払い先があり、不動産会社に支払う金額は割引をしてもらいやすいです。

賃貸契約の仕組み

仲介してくれた不動産会社払う相手物件の所有者である貸主
仲介手数料やオプションサービス代払うもの礼金や家賃などの物件費用
◎交渉しやすい交渉難易度△交渉しにくい

特に、「不動産会社」に支払う以下の費用は、より割引を狙いやすいです。まずは、不動産会社を安く使うためのコツを紹介します。

  • 仲介手数料:家を探した不動産会社に支払うお金(家賃の0.55~1.1ヶ月(税込))
  • オプション費用:消臭や除菌などのオプション(10,000~30,000円)

5-1. 仲介してくれる不動産会社を安く使うポイント

大手の「アパマンショップ」から、地元の不動産屋さんまで、不動産仲介をしている会社は複数あり、同じ物件でも使う不動産会社によって金額に差が出ることがあります。

そこで、下記の2つを実践することで、仲介してくれる不動産会社を安く使うことができます。

  • ①仲介手数料を無料にする
  • ②オプションはつけない

仲介会社は、物件を紹介すればするだけ儲かるので、「より条件のいい人を..」と考える貸主とは違い、時期に限らず安くしてもらいやすいです。

①仲介手数料を無料にする

仲介手数料は、不動産会社に紹介や契約のサポートの代金として、支払うお金で、家賃1ヶ月分が相場です。ただ、不動産会社が自由に決められ、中には無料にしてくれる不動産会社も存在します。

以下の不動産会社は仲介手数料無料の物件を複数扱っています。

まだ部屋を決めていない状態でしたら、上記のサイトを利用し物件を探すとスムーズです。

もう家を決めている方は、上記サイトや、Googleなどで「物件名+仲介手数料無料」で検索し、仲介手数料が無料や半額の会社を探しましょう。

見つかった場合、「A社さんが仲介手数料無料のようなんですが、無料にしてもらえませんか?」と相談することで安くしてもらえる可能性があります。

なぜ仲介手数料を無料にできるの?

物件によって、不動産会社は貸主から広告料(業界用語でAD)をもらえるからです。

広告料をもらえる物件であれば、仲介手数料を取らなくても利益が出るので、無料にしてくれます。

逆に、無料になっていない会社は、仲介手数料と広告料の両方を利益にしているのです。

②オプションはつけない

エイブルやアパマンショップなどの大手の不動産会社は下記のようなオプションを付けようとしてきますが、付けられていたら、外してもらえるようにお願いしましょう。

  • 消臭・消毒(相場1~2万円/1回)
  • 入居サポート(相場1~2万円/2年)

消臭・消毒は室内に消臭スプレーを吹きかけるだけのことが多いです。

入居サポートは、水道トラブルなどの時に、業者を手配してくれるものですが、今の時代、トラブル時の業者はネットで簡単に探せます。

以上のように、価格に見合っていないサービスの可能性が高いです。

オプションが付いている場合は「〇〇のオプションは不要なので外していただけませんか」と確認しましょう。

ただし、不動産会社ではなく、貸主がオプションを必須にしているケースもあり、外すことが不可能な物件もあります。

1度確認し、外してもらえないようなら、諦めてオプション代を払うか、物件を変えることになります。

5-2. 貸主との交渉のポイント

貸主は、個人の人から、たくさんの物件を保有している企業まで、幅広いです。

物件ごとに価格が決まっているため、安くなる可能性は低いですが、人気のない物件は「借りてくれる人を欲しがっている」状態で、交渉すれば安くしてくれることもあります。

基本的に、貸主への交渉は物件を仲介してくれる不動産会社が行いますが、不動産会社への伝え方次第で安くできるかが異なります。

「交渉のしやすさ」「どのくらい安くなるか」を踏まえ、おすすめ順に下げられる項目を紹介します。

交渉のしやすさ金額面のインパクト
①礼金をカットしてもらう★★★★☆★★★★★
②フリーレント をつけてもらう★★★☆☆★★★★☆
③鍵交換費用を負担してもらう★★★★☆★★☆☆☆
④家賃を下げてもらう★☆☆☆☆★★★☆☆

不動産会社を通したとしても、何回も交渉をすると貸主へ与える印象はよくないため、2項目以上の交渉は避けましょう。

また、多くの人が引越す、3~4月は「黙っていても申し込みがある」時期ですから、割引交渉をしようとすると、入居を断られる可能性もありますので、交渉は避けましょう。

①礼金をカットしてもらう

礼金は、「お礼」という意味のお金で、貸主からしてもサービスしやすく、人気のない部屋の場合はカットしてもらいやすいです。

「家賃1~2ヶ月」を浮かせられ、インパクトも大きいため、礼金が入っている物件の場合、最優先で交渉しましょう。

ただ、無条件での交渉は難しいので、下記のように1~2年住むことを条件に礼金をカットしてもらいましょう。

「短期違約金」を条件に入れて、1年以内の解約は賃料1ヶ月分を違約金として支払うので、礼金を0にしてもらうことはできそうでしょうか。

②フリーレント をつけてもらう

礼金がない物件の場合、フリーレント をつけてもらえるよう交渉しましょう。

フリーレントとは、決められた日数分の家賃が無料になることで、取得できる平均値は0.5ヶ月〜1ヶ月です。

インパクトも大きく、毎月の家賃よりは交渉しやすいため、つけてくれるように頼みましょう。

実際に交渉するときは、「短期違約金」を申し出るか、下記のように「すぐに入居する」ことを条件に交渉してみましょう。

審査承認後、すぐに契約と契約金の支払いを済ませることを条件に、フリーレント1ヶ月を付けてもらうことはできますでしょうか?

③鍵交換費用を負担してもらう

鍵交換の費用が請求書に入っている場合、「貸主負担で交換して欲しい」と交渉しましょう。

なぜなら、鍵交換費用は「貸主が支払うことが妥当」と国が定めており、原則は貸主の管理業務のひとつと言えるからです。

国交省ガイドライン」には下記の通り記載されています。

鍵の取替え(破損、鍵紛失のない場合)
入居者の入れ替わりによる物件管理上の問題であり、賃貸人(貸主)の負担とすることが妥当と考えられる。

上記のことから、貸主に費用を負担してもらうために、不動産会社の担当者へ下記のように伝えてみましょう。

賃貸のガイドラインを確認したところ、鍵交換費用は貸主が負担することが妥当となっていたので、貸主に負担して頂きたいです。

(礼金を払う場合はさらに)今回は礼金も支払うので、礼金の一部から費用を負担して頂きたいです。

「鍵交換の費用を渋って契約が無しになるぐらいなら、貸主が負担する」となり、負担してもらえることがあります。

④家賃を下げてもらうのは最終手段

家賃は難易度が高いため、礼金やフリーレントが断られた場合、ダメ元で交渉しましょう。

難易度が高い理由は、以下の2つです。

  • 貸主にとって長期的な収入が減る
  • 家賃収入=物件の価値と考えることが多く、家賃を下げると物件の価値が落ちる

家賃を下げるくらいなら、フリーレントをつける、という貸主も多く、家賃を下げてくれる可能性は低いため、最後の交渉材料にしましょう。

下記の交渉材料が効果があります。重要なのは「あなたを逃して別の人を探すくらいなら、あなたで決めてしまおう」と思わせることです。

  • 会社の決まりで、家賃が◯◯万円を切れば週末にでも契約することができます。
  • 別の物件と迷ってるが、こっちがあと◯◯円安くなるならこっちに決めたいです。

5-3.初期費用を下げるその他のテクニック

上記以外に、「火災保険」を自分で選ぶことで、時期にかかわらず、数千円の節約ができることがあります。

賃貸物件の火災保険は加入が必須ですが、貸主が指定する保険会社に加入する義務はありません。

そのため、「自分で探して契約したいので、必要な補償内容(補償金額)を教えてください」と、不動産会社に相談してみましょう。

教えてもらった補償内容を火災保険の会社に伝えればすぐに見合うプランを出してくれるので、貸主の指定する火災保険と比較して安ければそちらにしましょう。

保険料は見積もり次第になりますが、火災保険会社10社の料金を比較した結果、「日新火災(https://direct.nisshinfire.co.jp/)」が最安になる可能性が高いです。

ネット上に家族構成を入力すると料金が出るため、提案された火災保険の料金と比較しましょう。

契約完了したら保険証券が発行されるので、不動産会社の指示に従い、提出しましょう。

6. まとめ

二人暮らしの家賃について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

家賃の目安は「年齢・勤務形態・年収」だけで決めずに、どんな目的で二人暮らしをするのか考えた上で、下記の表を参考にして決めましょう。

合計手取り月収25%の家賃30%の家賃
200,000円50,000円60,000円
250,000円62,500円75,000円
300,000円75,000円90,000円
350,000円87,500円105,000円
400,000円100,000円120,000円
450,000円112,500円135,000円
500,000円125,000円150,000円

また、家賃だけにとらわれず、二人暮らしをするときは3つの初期費用が必要になるので、お金の準備も事前にしておきましょう。

  • 部屋を借りるための初期費用
  • 家具家電を揃えるときの費用
  • 引越し業者に依頼する費用

そして、物件を探すときは下記の注意点を見直して、損することなく理想の部屋を決めてください。

  1. カップルの二人暮らしNGの物件がある
  2. 「家賃の目安」と「審査の基準」を把握する
  3. 申し込みから3週間ほどで家賃が発生する
  4. 使う賃貸サイトによって出会えない物件も多い

この記事を読んだことで、二人暮らしの家賃で悩むことなく、新生活をスタートできることを心から願っています。