引越し

転居届に必要なものリスト|全国共通で失敗せずに手続きができる!

転居届の手続きに必要なものが知りたい」「転居届の手続きをしたい」など転居届の手続きをする上での必要なものが気になっていませんか?

結論から言うと、転居届の手続きをする際に必要なものは下記のものです。

  • 転居届(役所でもらえる)
  • 窓口に行った人の本人確認書類(運転免許証・パスポートなど)
  • 窓口に行った人の印鑑

この記事では、市役所で転居手続きの窓口担当だった筆者が上記の必要なものの解説はもちろん、転居届に関する全ての知識を下記の流れで解説していきます。

  1. 一目でわかる!転居届に「必要なものリスト」
  2. 転居届の手続きの3つの注意点
  3. 転居届に関するQ&A
  4. 転居届と併せて役所ですべき手続きに「必要なものリスト」
  5. その他で引っ越しの後にすべき手続きに「必要なものリスト」

この記事を読めば、転居届に必要なものがわかりスムーズに転入の手続きができるようになります。

1.一目でわかる!転居届に「必要なものリスト」

同じ市区町村の内で引っ越しをする人」は引っ越し後に役所の窓口へ行って転居届の手続きをする必要があります。

転居届の手続きする際は、「本人確認書類」「印鑑」さえ持っていけば、担当の窓口や書類の書き方は役所の人が教えてくれます。

なお、市役所で窓口をしていた経験や、1000以上の自治体へのヒアリングをもとに解説していきます。

転居届に必要なもの一覧

転居届に必要なものを一覧にしました。

転居届(住民異動票)は役所の窓口にあるので、下記の必要なものを持って役所へいけば手続きができます。

必要なもの
必要なもの
  • 窓口に行く人の本人確認書類(運転免許証・パスポートなど)
  • 窓口に行く人の印鑑
  • 転居届(住民異動票、役所にあります

なお、「本人以外の世帯主が手続きを行う場合」や「家族引っ越しする場合で世帯主が家族分の手続きする場合」も必要なものは同じです。

▼転居届(住民異動届)の見本

住民異動届のサンプル

引用:東京都中央区ホームページ

2.転居届の手続きの3つの注意点

転居届の手続きは、「本人確認書類」「印鑑」さえ持っていけば手続きできます。

ただ、手続きが遅くなりそうな場合や、代理人による手続きの場合などは注意点が多いのでこの章で紹介していきます。

転居届の手続きの3つの注意点

  • 注意点1.転居届は手続きの期間が指定されている
  • 注意点2.期限をすぎると手続きが面倒になる
  • 注意点3.転居届の代理人による手続きは委任状が必要

注意点1.転居届は手続きに期間が指定されている

転居届の手続きには引っ越しの当日から14日以内という手続きの期間があるので注意しましょう。

■住民基本台帳法23条
転居をした日から十四日以内に、次に掲げる事項を市町村長に届け出なければならない。

引用:e-Gov(総務省運営)

なお、引っ越し前の事前手続きはできません。

転居届の手続き期間

注意点2.期限をすぎると手続きが面倒になる

手続きの期間を過ぎてしまうと、なぜ、期限内にできなかったのか窓口で聞かれ、その理由や状況の説明が求められるので手続きが面倒になります。

自治体によっては、理由書など作成する書類が増える場合もあります。

また、最悪の場合、最高5万円の罰金を支払わなければならない可能性もあるので気をつけましょう。

■神戸市役所ホームページ
届出が遅れた場合には、理由書を記入いただき、簡易裁判所に送ります。最高5万円の過料※がかかる場合があります。

引用:兵庫県神戸市

■住民基本台帳法55条
正当な理由がなくて第22条から第24条まで、第25条又は第30条の46から第30条の48までの規定による届出をしない者は、5万円以下の過料に処する。

引用:e-Gov(総務省運営)

※過料とは行政上、軽い禁令をおかしたものに支払わせる金銭

そのほかにも下記に記載したデメリットが発生します。

転入の手続きをしないことで発生する3つのデメリット

  • 本人確認書類が旧住所」のままになる
  • 役所からの郵便物が新住所に届かない
  • 通勤手当や住宅手当など「手当の申請が認められない可能性がある

注意点3.転居届の代理人による手続きは委任状が必要

転出届の手続きは「引っ越しをする本人」や「引っ越しする本人の世帯主」以外にも「代理人」による手続きができます。

ただ、「委任状」の作成が必要だったり、代理人が記載ミスをしないように漏れなくあらかじめ記載内容を伝えておくなど、手間がかかる上に間違えやすいのでおすすめできません。

どうしても、代理人による手続きを行いたい場合は「お住まいの市区町村名+委任状」とインターネットで検索して各自治体での委任状をダンロードしましょう。

▼委任状の書き方見本

委任状の書き方見本

引用:神奈川県横浜市ホームページ

なお、委任状は必ず引っ越しする本人が手書きで記載するようにしましょう。

■家族引っ越しの場合は全員手続きできる!
家族で引っ越す場合は家族全員が引っ越しをする「本人」になるので、家族全員が家族全員分を委任状なしで手続きする事ができます。

休日に窓口がやっている場合もある

平日休めなくてもお住まいの自治体によっては、土日・祝日も窓口対応してくれる場合があるので自治体のHPで確認をしてみましょう。

自分の自治体が休日でも対応してくれるかどうかは「お住まいの市区町村名+休日窓口」とインターネットで検索すると出てきます。

休日窓口の検索結果

3.転居届に関するQ&A

必要なもの以外に、転出届の際によくある疑問や質問をまとめました。

Q1.転入届・転出届・転居届の違いはなに?

それぞれ、手続きのタイミングや必要なものなどが違いますが、まず覚えておくべきなのは「手続きがすべき人」が違うことです。

手続きすべき人が違う

「同じ市区町村」の内で引っ越しをする人は「転居届」の手続きをするだけです。

「違う市区町村」に引っ越しする人は「転出届」と「転入届」の2つの手続きをそれぞれ行う必要があります。

手続きするべき人必要な手続き
「同じ市区町村」の内で引っ越しをする人転居届
「違う市区町村」に引っ越しする人転出届と転入届

3つの手続きの主な違い

それぞれの手続きはするべき「期間と場所」、「必要なもの」が異なります。

手続き期間場所必要なもの
転居届「引っ越し後」2週間以内住んでいるところの役所印鑑+本人確認書類
転出届「引っ越し前後」2週間の間「引っ越し前」の役所印鑑+本人確認書類
転入届「引っ越し後」2週間以内「引っ越し後」の役所印鑑+本人確認書類+

「転出証明書」orマイナンバーカード

Q2.転居届はどこで手続きすれば良いの?

A.住んでいる自治体の役所窓口で行うことができます。

担当の窓口については基本的に市民課や区民課が担当であることが多いですが、役所の方に「転居届の手続きをしたい」と聞けば担当窓口や場所を教えてくれます。

Q3.転居届の手続きって誰ができるの?

A.引っ越しの手続きをできる人は下記の該当者になります。

  • 引っ越しをした本人(家族引っ越しの場合、家族全員可能)
  • 引っ越しした本人の世帯主
  • 代理人(委任状が必要)

なお、下記の場合は、委任状なしでも手続きができる可能性があるので自治体の担当窓口に「委任状が必要かどうか?」をまず確認をしてみましょう。

  • 同一世帯※の人(奥さんや兄弟)が代理で手続きをする場合

※同じ住所で家計(生計)を一緒にしている世帯のこと。家族でも住所が違う場合は別世帯

Q4.転居届の手続きに費用はかかる?

A.かかりません。

Q5.郵送で転居届の手続きできるの?

A.できません。

平日休めなくてもお住まいの自治体によっては、土日・祝日も窓口対応してくれる場合があるので自治体のHPで確認をしてみましょう。

Q6.本人確認書類って何が有効なの?

A.本人確認書類として有効なものをまとめました。

1点で証明になるもの下記のうちいずれか2点で証明になるもの
  • 個人番号カード
  • 運転免許証
  • パスポート
  • 写真付き住民基本台帳カード
  • 身体障害者手帳
  • 在留カード
  • 特別永住者証明書
  • 運転経歴証明書
  • 国民健康保険、健康保険、船員保険、または介護保険の被保険者証
  • 共済組合員証
  • 国民年金手帳
  • 国民年金、厚生年金保険、または船員保険に係る年金証書
  • 写真無し住民基本台帳カード
  • 学生証

4.転居届と併せて役所ですべき手続きに「必要なものリスト」

引っ越したらなるべく1週間以内、遅くても2週間以内に役所などでしておきたい手続きとその際に必要なものをまとめました。

手続き手続きすべき人必要なもの
(印鑑+本人確認書類+α)
4-1. 国民健康保険の住所変更国民健康保険に加入している人転出証明書
4-2. 国民年金の住所変更国民年金に加入している人国民年金手帳
4-3. マイナンバーの住所変更全ての人同一世帯全員分のマイナンバーカードか通知カード
4-4. 犬の住所変更犬を飼っている方(猫の場合は不要)鑑札

4-1. 国民健康保険の住所変更

国民健康保険の住所変更は引っ越しをしてから14日以内に行う必要があります。

手続きすべき人
  • 国民健康保険に加入している人
具体的にすべき事
  • 役所の窓口で届けを出す
必要なもの
  • 転出証明書
  • 窓口に来た人の本人確認書類
  • 窓口に来た人の印鑑

4-2.国民年金の住所変更

国民年金の住所変更は引っ越してから14日以内に手続きを行います。なお、引っ越し元での手続きは必要ありません。

手続きすべき人
  • 国民年金に加入している人
具体的にすべき事
  • 役所の窓口で届けを出す
必要なもの
  • 国民年金手帳(加入している人全員分)
  • 印鑑

4-3. マイナンバーの住所変更

引っ越してから14日以内にマイナンバーの変更手続きも必要です。

手続きすべき人
  • 全ての人
具体的にすべき事
  • 役所の窓口で届けを出す
必要なもの
  • 同一世帯全員分のマイナンバーカードか通知カード
  • 印鑑

4-4. 犬の住所変更手続き

今の自治体で交付された「鑑札」を持って役場や保健所へ行きます。

窓口や、狂犬病予防注射済票の要否など自治体によって異なるので、「ペット+引っ越し+引っ越し先の市区町村」などで調べてから行きましょう。

「鑑札」を無くしてしまった場合の対応も、市区町村によって異なるので、なくした方は問い合わせてみましょう。

手続きすべき人
  • 犬を飼っている方(猫の場合は不要)
具体的にすべき事
  • 役所や保健所で、ペットの登録住所の変更を行う
必要なもの
  • 鑑札
  • 印鑑

国から指定された特定動物を飼っている方へ

トラ、ワニなど特定動物に指定されているペットを飼っている方は、動物種・飼養施設ごとに都道府県知事などの許可が必要です。

引っ越しの際は手続きが必要か、各自治体に問い合わせておきましょう。環境庁:「特定動物(危険な動物)の飼養又は保管の許可について

5.その他で引っ越しの後にすべき手続きに「必要なものリスト」

引っ越し後は役所以外にも手続きをする必要のある手続きがあるので、早めにしておきましょう。

手続き手続きすべき人 必要なもの
(印鑑+本人確認書類+α)
5-1.郵便局への転居届全ての人なし
5-2. スマホの住所変更手続きスマホを契約している人なし
5-3. 免許証の住所変更免許証を持っている人・運転免許証
・新住所が記載されている住民票
・申請用写真
5-4. 車庫証明書の申請原則、自動車を持っている人・車検証
・保管場所証明申請書
・保管場所標章交付申請書
・車庫の所在図・配置図
・保管場所使用権原疎明書面
・保管場所使用承諾証明書
・賃貸借契約書
5-5. 自動車の住所変更手続き自動車を持っている人・車検証
・住民票
・自動車保管場所証明書
5-6. 銀行への住居変更手続き銀行口座を持っている人なし
5-7.クレジットカードの住所変更クレジットカードを持っている人なし

5-1.郵便局への転居届

転居した場合は、郵便局にも転居届を提出する必要があります。

郵便の転送を始める日付は指定できるので引っ越し前に行っても問題ありません。

手続きすべき人
  • 全ての人
具体的にすべき事
  • 郵便局の窓口やインターネットで手続きを行う
必要なもの
  • 本人確認書類
  • 印鑑

郵便局の窓口へいけば転居届をもらうことができます。

インターネット(e転居)の手続きであれば、窓口へ行く必要なくスマートフォンやパソコンさえあればできるのでおすすめです。

5-2. スマホの住所変更手続き

引っ越してからでも良いので、なるべく早くスマホの会社に住所変更の手続きを行います。

手続きすべき人
  • スマホを契約している人
具体的にすべき事
  • マイページなどで住所変更の手続きを行う

利用者の多い会社をまとめたので下記から手続きを行いましょう。

Webでの手続き電話で変更の手続きをする
ドコモドコモオンライン手続きからドコモのスマホから151
auMy auからauのスマホから157
ソフトバンクMy SoftBankから
楽天モバイルメンバーズステーションから
IIJ mio会員専用ページから

5-3. 免許証の住所変更

明確な期限はありませんが、道路交通法(94条)で「すみやかに」変更の手続きをするように定められています。トラブルを避けるためにも、なるべく早めに済ませましょう。

手続きすべき人
  • 免許証を持っている人
具体的にすべき事
  • 警察署・もしくは免許センターや免許試験場で変更手続きを行う
必要なもの
  • 運転免許証
  • 印鑑
  • 新住所が記載されている住民票
  • 申請用写真(都道府県が変わる場合)

受け付けてくれる場所は「免許証+引っ越し先の市区町村名」などで検索すれば出てきます。

5-4. 車庫証明書の申請

引っ越し日から15日以内に車庫証明を再取得する必要があります。

手続きすべき人
  • 自動車を持っている人
具体的にすべき事
  • 警察署で必要書類の記入・手続きを行う
必要なもの
  • 車検証
  • 保管場所証明申請書(警察署にある)
  • 保管場所標章交付申請書(警察署にある)
  • 車庫の所在図・配置図(警察署にある)
  • 保管場所使用権原疎明書面(自分の土地を使用する場合)
  • 保管場所使用承諾証明書(駐車場を借りて利用する場合)
  • 賃貸借契約書(駐車場を借りて利用する場合)

5-5. 自動車の住所変更手続き

申請書や納付書が申請先にありますので、それを利用することもできますし、運輸支局のホームページからダウンロードも可能です。

手続きすべき人
  • 自動車を持っている人
具体的にすべき事
必要なもの
  • 車検証
  • 住民票(発行3ヶ月以内)
  • 自動車保管場所証明書(証明の日から40日以内)
  • 印鑑

管轄が変わり、ナンバープレートが変わる場合はナンバープレートが必要です。変わるのか分からなければ事前に問い合わせをしておきましょう。

5-6. 銀行への住所変更手続き

銀行へ届けている住所の変更をしていないと、大事な郵送物が届かなかったり、いざという時に手続きができないので注意しましょう。

手続きすべき人
  • 銀行口座を持っている人
具体的にすべき事
  • 窓口やテレビ窓口、ネットバンクなどから手続きを行う

なお、支店の変更は必須ではありません。口座番号が変わり、通帳やキッシュカードも新しいものにしなければならないので、変えない方がいいです。

また、必要なものは手続きの方法によって変わるので、下記で主要な銀行の引っ越し手続きの方法を確認してください。

銀行名手続き方法
三菱東京UFJ銀行ネットバンク、テレビ窓口、電話、郵送、窓口で手続き可能
三井住友銀行ネットバンク、窓口で手続き可能
みずほ銀行ネットバンク、電話、郵送、窓口で手続き可能
ゆうちょ銀行窓口(ゆうちょ銀行または郵便局の貯金窓口)で手続き可能

5-7. クレジットカードの住所変更

明細の受け取りや紛失した場合の再発行などを確実に行うためにもクレジットカードの住所変更もしておきましょう。

手続きすべき人
  • クレジットカードを持っている人
具体的にすべき事
  • マイページ・電話などで手続きを行う

なお、必要なものは手続きの方法によって変わるので、下記で主要なクレジットカードの引っ越し手続きの方法を確認してください。

カード名手続き方法
楽天カードインターネット、電話で手続き可能
イオンカードインターネット、電話で手続き可能
三井住友カードインターネットで手続き可能
JCBカードインターネットで手続き可能

まとめ

転居届の必要なものについてお分りいただけたでしょうか?

転居届(住民異動票)は役所の窓口にあるので、下記の必要なものを持って役所へいけば手続きができます。

必要なもの
必要なもの
  • 転居届(住民異動票)
  • 窓口に行く人の本人確認書類(運転免許証・パスポートなど)
  • 窓口に行く人の印鑑

なお、「本人以外の世帯主が手続きを行う場合」や「家族引っ越しする場合で世帯主が家族分の手続きする場合」も必要なものは同じです

あなたが、転居届に必要なものがわかりスムーズに転出の手続きができることを願っています。