「赤羽の賃貸物件を借りたい！」「どうやって赤羽の賃貸物件を選べばいいの？」など、赤羽の賃貸物件に興味を持っていませんか？

赤羽の賃貸物件には借りる前に知っておくべき注意点があり、知らずに契約すると「こんなはずじゃなかった」と後悔するリスクがあります。

長年不動産業界で働いた経験から、赤羽の賃貸物件を借りる前に知っておくべきこと、後悔しないためのコツなどを以下の流れで解説をしていきます。

1. 赤羽の賃貸物件を借りる前に知っておくべき6つの注意点
2. 赤羽の物件は賃貸すべきでないのか
3. 赤羽の物件を賃貸して後悔しないために重要な5つのこと
4. 赤羽の物件選びにおすすめの賃貸サイト2選と探し方
5. プロが選ぶ赤羽でおすすめのシリーズ物件2選

すべて読めば、赤羽の物件の注意点から、失敗しない探し方など、赤羽の物件を賃貸する前に知っておくべきすべてのことがわかります。

1.赤羽の賃貸物件を借りる前に知っておくべき6つの注意点

私は過去に、赤羽の物件を豊富に扱う不動産会社で仲介業務を担当し、赤羽で多くのお客様を案内しました。

たくさんの方から、いい意見・悪い意見を聞いてきた経験をもとに、赤羽の物件を賃貸する前に必ず下記のことを知っておくことをおすすめします。

1-1.駅前の繁華街は治安が悪い

赤羽駅前の繁華街は、夜の店や居酒屋などが非常に多いため、治安が悪いです。

以下のマップは、警視庁が発表している「犯罪情報マップ」の2020年のデータから抜粋していますが、駅前は犯罪件数の多さがデータで見て取れます。

犯罪情報マップ　※犯罪件数　赤：一番多い　オレンジ：多い　黄：平均　黄緑：少ない　緑：一番少ない　白：犯罪なし 照

引用：警視庁

東口エリアは特に治安が悪い

上記マップのオレンジ色の部分は特に治安の悪いエリアで、山手線内でも池袋、新宿、渋谷に匹敵するほど犯罪件数が多いです。

そのため、赤羽1~2丁目エリアを通らないと辿り着けない「岩淵町エリア」は、治安は良いものの帰り道が危険なので、できる限り避けたほうがいいでしょう。

1-2.”赤羽”というだけで周囲からのイメージが良くない

この部分も昔から変わることなく、赤羽に住んでるというだけで、周囲から「赤羽に住んでるんだ。。。」のような冷めた目で見られることが実際に多いです。

実際によく聞く赤羽のイメージは、以下の内容が多いです。

• 治安・ガラが悪い
• 昼間から酔っ払いが多い
• 場末感がすごい
• 埼玉だと思っていた
• 田舎者っぽくてダサい

これだけ条件が揃っていると、イメージが良くないということも納得できます。

ただ、あくまでもイメージで、利便性の良さや駅周辺の商業施設が充実していることで、「住みたい街ランキング」でトップ3に入るほど人気があります。

1-3.満員電車の混み具合は都内トップクラス

赤羽駅で利用できる以下の5路線は、都内でもトップレベルに電車が混み合います。

• 埼京線
• 京浜東北線
• 湘南新宿ライン
• 高崎線
• 宇都宮線

特に赤文字の3路線は、朝の通勤時の都心方面に向かう電車だと、ピーク時で混雑率190%に達してスマホの操作もしにくいほど、窮屈な車内になるので注意しましょう。

また、上記の路線じゃなくても通勤に支障がない場合は、近くを走る南北線なども併せて検討してみましょう。

埼京線の混雑率の目安

京浜東北線の混雑率の目安

湘南新宿ラインの混雑率の目安

1-4.各路線の遅延・運転見合せが非常に多い

赤羽駅に乗り入れる5路線は、他県にまたがる距離の長い路線なので、さまざまなトラブルが起こりやすく、すぐに遅延・運転見合せが発生します。

地下ではなく地上を走る路線なので、踏切での接触事故や遮断器くぐり抜けによる緊急停止が目立ちます。

データでわかる日々の遅延状況

JRが発表しているデータによると、赤羽駅で使える全ての路線で毎月20~30日、朝7時~10時の時間帯で10分以上の遅延が発生しています。JRの遅延証明書｜引用：JR東日本

上記のことから、通勤時間帯はほぼ毎日遅延していると言ってもおかしくないレベルなので、仕事に遅れることが許されない職業の方は注意しましょう。

1-5.賃料の相場が高い

赤羽駅周辺は、周辺の地域と比べて圧倒的に利便性がいいので、家賃の相場が高めです。

以下の表は、北区内の物件と赤羽駅から徒歩10分以内の物件の家賃相場を比較したものです。

出典：LIFULL HOME’S 

上記のように、1LDKまでの間取りでは、赤羽駅周辺の家賃の相場が高くなっているのです。

賃料が安い物件を探したい方は、赤羽周辺で赤羽より相場が安い「王子駅」や「板橋駅」なども併せて検討してみましょう。

1-6.使う賃貸サイトによって出会えない物件も多い

赤羽の物件を扱っているサイトならどこも同じでしょ？と思うかもしれませんが、サイトによって掲載されている物件数は異なります。

全国規模で赤羽にも店舗がある「アパマンショップ」と、賃貸サイトNo1の「SUUMO」の物件数を「赤羽駅まで徒歩10分の物件」で比較すると、下記のように大きな差があります。

あなたに最もフィットした物件とも使うサイト次第では出会えないのです。

なんとなく「赤羽の物件をたくさん扱ってそう」という理由で選ぶと、ベストな選択から遠のきます。

このページで賃貸サイトも比較していきますが、赤羽の物件を選ぶのにおすすめなのは大手の下記2サイトです。

• SUUMO：https://suumo.jp
• HOME’S：https://www.homes.co.jp

2.赤羽の物件は賃貸すべきでないのか

では、赤羽の物件は借りない方がいいの？という方もいるかもしれませんが、赤羽の注意点を理解した上で、物件選びをしっかりすれば上記の問題で悩みにくくなります。

反対に、私が今までに仲介してきた方々に聞いた、赤羽の物件に住んで良かったというメリットはたくさんあります。

赤羽周辺のメリット

• 都心へのアクセスが抜群
• 駅周辺の施設が充実している
• 池袋と比べるとまだまだ賃料はお得

上記のようなメリットを受けられることから、赤羽周辺の物件はおすすめなので、項目ごとに詳しく解説していきます。

2-1.都心へのアクセスが抜群

赤羽駅は、以下の5路線を利用できることにより都心へのアクセスが抜群にいい駅といえます。

• 埼京線
• 京浜東北線
• 湘南新宿ライン
• 高崎線
• 宇都宮線

都内であればどのエリアでも、乗り換え0もしくは1回で行けるほど、利便性に優れています。

上記のことから、都心への通勤通学含め、休日のお出かけのときも利便性のいい立地といえるでしょう。

また、羽田空港までは赤羽駅東口から「高速リムジンバス」が発着しているので、重たいスーツケースを持って電車に乗る手間が省けます。

2-2.駅周辺の施設が充実している

赤羽駅周辺には、数多くの商業施設が揃っているため、日々の買い物で困ることはないでしょう。

主な商業施設は以下の通りです。

• エキュート赤羽
• イトーヨーカドー
• 西友
• ビビオ
• アビレ
• ビーンズ赤羽
• LaLaガーデン
• ヤマダ電機

上記の施設はすべて赤羽駅から徒歩圏内にあるので、仕事帰りに立ち寄ることができます。

また、飲食店も非常に数が多いので、普段自炊をしない方でも困ることはないでしょう。

2-3.池袋と比べるとまだまだ賃料はお得

利便性がいいことで北区内だと相場が高い赤羽ですが、3駅しか離れていない池袋と比べると、まだまだ賃料はお得といえるでしょう。

以下の表は、赤羽と池袋の駅から徒歩10分以内の物件の家賃相場を表したものです。

出典：LIFULL HOME’S 

上記のことから、2LDKは7万円以上相場が安いので、ファミリー世帯は赤羽駅が非常にコスパがいいといえるでしょう。

対して一人暮らしの場合、物件によっては池袋より高い可能性もあるので、必ず他と比較しながら物件を決めるようにしましょう。

「赤羽の物件に住んで良かった」という人の声

住んで良かったという人の声を2名分紹介します。

2-4.失敗しないためのポイントとは

ここまでを踏まえ、赤羽に向いている人、向いていない人は下記の通りです。

そして、赤羽の物件の賃貸で失敗しないポイントは

「赤羽の注意点を把握した上で、とにかくたくさんの物件情報を内覧して、日々の生活にあう立地の物件を選ぶこと」です。

ここまで赤羽の現実をお伝えしてきましたが、実際何をどうすれば失敗しないのか次の章で具体的に解説します。

3.赤羽の物件を賃貸して後悔しないために重要な5つのこと

注意点やメリットを踏まえ、赤羽の物件に住んで後悔しないためにも下記のポイントを意識しましょう。

• 住み心地のいいエリアを把握する
• 赤羽の物件に強い賃貸サイトを活用し、選択肢を増やす
• 複数の不動産会社に会うこと
• 複数の物件を内覧し比較すること
• 赤羽の注意点を再確認した上で契約する

3-1.住み心地のいいエリアを把握する

赤羽駅に近くて住み心地のいいエリアは、以下の住所内にある物件です。

• 赤羽台1丁目
• 赤羽西2・4丁目

引用：Googlemap

上記3つのエリアであれば、治安・駅までの距離・周辺環境、どれも問題なく、住み心地がいいことに加え、赤羽のメリットも存分に味わえるでしょう。

3-2.赤羽の物件に強い賃貸サイトを活用し、選択肢を増やす

1件でも多くの候補の中から選んだ方が理想の物件を見つけやすいですが、先ほども紹介した通り、サイトによって出会える物件数が異なります。

そこで、下記のように、赤羽駅まで徒歩10分以内の物件掲載数を比較しました。

• 記事作成時点で、パソコンから検索した際に検索結果にでた物件数です
• サイトごとに物件数の計算方法が違う可能性があります

基本的に「SUUMO」がダントツ、次に物件数が多い「HOME’S」を使えば、ほぼ全ての赤羽の物件を網羅できると言っても過言ではありません。

反対に、他の賃貸サイトだと出会えない物件も多く、組み合わせて使うことがおすすめです。

また、上記の2サイトであれば、赤羽の物件以外も大量に掲載されているので、他エリアの物件が良くなった方にもおすすめです。

複数業者が掲載するポータルサイトを使おう

「SUUMO」「HOME’S」など、比較表の赤字で示した業者は不動産ポータルサイトと呼ばれ、下記のように、たくさんの不動産会社がお金を払って、自分の会社が扱う物件を持ち寄って載せているサイトです。

住戸数が多い物件だと、同じ建物でも部屋ごとに扱っている不動産会社が違うということもあり、それらをまとめて見れるため、より理想の物件を調べやすいです。

一方、青字で示したサイトは不動産会社が「うちではこんな物件を扱える」と掲載しているだけのサイトですので、物件数は限られます。

3-3.複数の不動産会社に会うこと

物件の内覧は必ず行きましょう。その際、注意すべきなのが、「複数の不動産会社」を通して内覧することです。

理由は、賃貸において「ここの会社のスタッフは優秀」ということが原則なく、「スタッフによる」からです。

「複数の不動産会社」を使えば、それだけ多くのスタッフに出会え、その中から知識も豊富で親身になってくれる人を選べるため、2社以上の会社を使うようにしましょう。

また、それぞれの会社が持っている「掘り出し物件」を教えてくれることがあるので複数に問い合わせることにはメリット満載です。

それぞれの会社から紹介してもらい、いい物件に出会ったら、一番信用できそうな不動産会社のスタッフにお願いするようにしましょう。

3-4.複数の物件を内覧し比較すること

また、必ず複数物件を見て、比較することがおすすめです。

複数物件を見ることで、エリアの相場感もハッキリしますし、本当にあなたに合った物件を見つけやすくなります。理想は3~5件ほど見るのがおすすめです。

特に、下記は住んでから「こんなはずじゃなかった」と感じる人が多い観点ですので、内覧したときに確認しましょう。

そのため下記の観点を満す営業マンにお願いするのがいいでしょう。

不動産会社は他社の物件でも案内することができます。

営業マンの対応が悪い時、別の不動産会社に相談すれば、その物件を紹介してくれることも多いです。

また、上記5つの観点を満たす営業マンを1人知っておけば、今後の引越しの際も相談できます。

どんな物件でも建物構造は必ず確認する

建物の構造とは「どんな材料・材質で建物が造られているか」ということで、自然災害にも影響するため必ず確認しましょう。

賃料相場で考えると、木造が一番安くて鉄筋鉄骨コンクリート造が高くなります。

構造によって住み心地も大きく異なるので、賃料の予算が合うときはコンクリート造の物件を選んだ方がいいでしょう。

また、建物の構造は物件の募集図面に必ず記載してあるので、事前にチェックするようにしましょう。

3-5.赤羽の注意点を再確認した上で契約する

ここだ！という物件に出会えた後も、もう一度このページで紹介したポイントを振り返りましょう。

特に、治安の悪いエリアじゃないか、賃料は相場以上に高すぎないか、などを改めて確認した上で契約することがおすすめです。

また、物件によっては、振動や騒音の苦情など、住人の口コミを見れるサービスもあるので、物件名を入力して口コミが出ているか確認しておきましょう。

おすすめサイト：マンションノート

「マンションノート」は、100万件以上の口コミが投稿される、日本最大級のマンション口コミサイトです。

今住んでいるマンションの口コミを投稿すれば、無料で口コミを見ることができます。

4.赤羽の物件選びにおすすめの賃貸サイト2選と探し方

先ほどの比較の通り、赤羽の物件は「SUUMO」「HOME’S」で探すのがおすすめです。

それぞれがどんなサイトなのか、またどうやって赤羽の物件で検索すればいいかを解説していきます。

4-1.SUUMO：物件数No1！大手が運営する最大級のポータルサイト

「SUUMO」はリクルートグループが運営する日本最大級の不動産ポータルサイトで、多くの不動産会社がこぞって物件を載せています。

数ある賃貸サイトの中で最もおすすめな理由は、とにかく掲載数が多く、また希望の条件で物件を絞りやすいことです。

赤羽の物件を含めると700万近くある物件を様々な切り口で検索ができ、「赤羽の物件×デザイナーズ」や「赤羽の物件×ペット可」など、さまざまな要望で物件を絞り込めます。

SUUMOのデータ

4-2. HOME’S：SUUMOと並ぶ大手ポータルサイト

「HOME’S」は不動産だけでなく、引越しや介護など暮らしに関連するサービスを提供する上場企業、株式会社LIFULLのポータルサイトです。

こちらも物件数は常時500万件掲載されていて、SUUMOの次に掲載数が多いです。

使いやすさも申し分なく、SUUMO同様ストレスなく使えます。より幅広い物件を見たい、という方はSUUMOと合わせて使うことで、よりたくさんの物件を調べることが可能です。

HOME’Sのデータ

5.プロが選ぶ赤羽でおすすめのシリーズ物件2選

基本的に、「SUUMO」「HOME’S」で、重視するポイントで絞り込めば、選びやすいはずです。

ただ、最近は赤羽の物件の数が多くなっていて、一部では借りたあとに後悔するような部屋もあるので、選ぶのに苦労するかもしれません。

そこで、賃貸の営業をしていた経験から、デザイン性、品質、住戸数などを踏まえて特に賃貸でおすすめしたい赤羽の物件を紹介します。

オススメはブランド化されたシリーズ物件

ブランド化されたシリーズ物件であれば、赤羽周辺にも何棟か建てられていて、デザインや品質も高い水準で作られているため、住んだあとに失敗しにくいです。

なので、後悔しない赤羽の物件がいい人は下記のシリーズから選びましょう。

5-1.ハーモニーテラスシリーズ

「ハーモニーテラス」は、年間アパート施工件数4年連続No,1の、シノケングループが手がけるデザイナーズアパートシリーズです。

赤羽エリアのハーモニーテラスシリーズのアパートは「ハーモニーテラス赤羽」です。

「ハーモニーテラス赤羽」はコンパクトな間取りで一人暮らしの方に向けのアパートです。

ハーモニーテラス赤羽の外観

ハーモニーテラス赤羽の部屋の内装

上記引用：HOME’S

過去に募集のあった部屋の例

5-2.パークハビオシリーズ

「パークハビオシリーズ」は、三菱地所レジデンスが手がける高品質賃貸マンションで、全国3都市に63棟存在します。

赤羽エリアのパークハビオシリーズのマンションは「ザ・パークハビオ赤羽」です。

「ザ・パークハビオ赤羽」は赤羽駅から徒歩2分と駅近で利便性の高いマンションです。

住所は繁華街の赤羽一丁目となるため、より利便性を求める方におすすめのマンションです。

ザ・パークハビオ赤羽のマンション外観

ザ・パークハビオ赤羽のモデルルーム

上記引用：三菱地所レジデンス

過去に募集のあった部屋の例

6. まとめ

赤羽の物件を賃貸する前に知っておくべきことをまとめましたが、いかがでしたでしょうか？

改めて注意点をお伝えすると、下記の6つです。

注意点やメリットを踏まえ、赤羽に向いている人、向いていない人は以下の通りになります。

上記に悩むことのないよう、以下のポイントに気をつけてマンションを選んでいきましょう。

• SUUMO(https://suumo.jp)、HOME’S（https://www.homes.co.jp）などの、赤羽の賃貸に強いサイトを使う
• 複数の不動産会社を通して、複数物件を内覧して選ぶ
• 赤羽の注意点を把握した上で、とにかくたくさんの物件情報を内覧して、日々の生活にあう立地の物件を選ぶ
• 治安の悪いエリアじゃないか、賃料は相場以上に高すぎないか、などを改めて確認した上で契約する

このページがあなたのお部屋探しのお役に立てることを心から祈っています。

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