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37社の賃貸サイトを一覧で比較!あなたにオススメの選び方と使い方

賃貸サイト

「いろいろな賃貸サイトがあってどれを使えばいいかわからない」とおすすめの不動産賃貸サイトが気になっていませんか?

賃貸サイトは膨大な数があり、細かく種類も別れるため、どのサイトを使うかで出会える物件が大きく変わります。

このページでは不動産賃貸業で働く筆者が実際に37の不動産賃貸のサイトを検証し、下記の流れでおすすめの賃貸サイトを紹介します。

  1. 最高の物件が見つかるおすすめ賃貸サイト7選
  2. 37社の賃貸サイトを4つに分類して一覧で比較
  3. 賃貸サイトで、物件を探した後にすべき4つのこと
  4. いい部屋選びをするための申し込み〜契約までの5つのコツ

すべて読めば、賃貸サイトの種類の違いを理解した上で、どの賃貸サイトを使うべきか、どうやって使うべきかわかります。

1. 最高の物件が見つかるおすすめ賃貸サイト7選

このページでは37個のポータルサイトを比較しますが、物件数・使いやすさを踏まえ、全ての人におすすめできるのが「SUUMO」と「HOME’Sです。

この2つのどちらかを使えば500万件以上の物件の中から、あなたに合った条件で簡単に絞り込めます。

1-1. 日本全国どんな人にもおすすめの賃貸サイト2選

まず下記の2サイトのどちらかを使えば、大量の物件の中からあなたに合った物件を探せ、興味がある物件に申し込むことが可能です。

2サイトのうち、まずは「SUUMO」を使い物件を探しましょう。

SUUMO:物件数No1!大手が運営する最大級のポータルサイト

SUUMO」はリクルートグループが運営する日本最大級の不動産ポータルサイトで、多くの不動産会社がこぞって物件を載せています。

数ある賃貸サイトの中で最もおすすめな理由は、とにかく掲載数が多く、また希望の条件で物件を絞りやすいことです。

700万以上の物件を様々な切り口で検索ができ、「角部屋」「ペット」「女性限定」など様々な要望で物件を絞り込めます。物件は下記のように全国にくまなくあり、どこに住んでいてもおすすめです。

東京都約132万件
大阪府約114万件
宮城県約8.2万件
沖縄約5000件

後ほど利用画面も紹介しますが、パソコン・スマホどちらでも使いやすく、初めての人でも理想の物件がきっと見つかるはずです。

SUUMOのデータ
運営会社株式会社リクルート
掲載物件数約750万件
対象エリア全国
URLhttps://suumo.jp

HOME’S:SUUMOと並ぶ大手ポータルサイト

HOME’S」は不動産だけでなく、引越しや介護など暮らしに関連するサービスを提供する上場企業、株式会社LIFULLのポータルサイトです。

こちらも物件数は常時500万件掲載されていて、SUUMOに次ぐ最大級のポータルサイトです。

使いやすさも申し分なく、SUUMO同様ストレスなく使えます。より幅広い物件を見たい、という方はSUUMOと合わせて使うことで、よりたくさんの物件を調べることが可能です。

HOME’Sのデータ
運営会社株式会社LIFULL
掲載物件数約500万件
対象エリア全国
URLhttps://www.homes.co.jp/chintai/

1-2. 目的に合わせてその他使うべきポータルサイト5選

基本的に上記の2サイトだけで満足できる物件を探せることは間違いありません。

ただし、下記に当てはまる人は、上記サイトに加えて他のサイトを組み合わせることでより良い部屋探しが可能です。

  • 仲介手数料を抑えたい人
  • おしゃれな物件を探したい人
  • タワーマンションや高級物件を探したい人

仲介手数料を抑えたい人

仲介手数料は、物件を仲介してくれたお礼に不動産会社に支払うお金ですが、不動産会社や賃貸サイトによって手数料は変わります。

仲介手数料をなるべく抑えたい人は、SUUMOなどで気に入った家を見つけた後に、全室0~3.9万円になる「39room」や、無料の物件が多い「スマ部屋」で家を探しましょう。

※大阪の方は「ゼロ賃貸」がおすすめ。

39room:手数料が無料・もしくは39000円になる不動産会社

39room」は、株式会社GKコンサルティングという不動産会社が運営するサイトで、通常家賃1ヶ月分かかる仲介手数料を0円~39,000円にしてくれる会社です。

基本的に、物件は公開しておらず、興味のある物件を「ここの物件取り扱いありますか?」と確認する形のサービスです。

そのため、手間をかけても手数料を下げたい人はSUUMOなどを使って物件を探し、いい物件が見つかったらここに問い合わせるのがおすすめです。

運営会社株式会社GKコンサルティング
掲載物件数不明
対象エリア関東のみ
URLhttp://39room.com
スマ部屋:手数料無料の物件が多数

スマ部屋」はスマ部屋株式会社が運営するサイトで、仲介手数料無料の物件を多く取り扱っています

SUUMOなどを使って見つけた物件をこのサイトで探し、無料となっていたら、その不動産会社に言えば、スマ部屋に合わせて手数料を無料にしてくれる可能性が高いです。

SUUMOなどで探した不動産会社が無料にしてくれなさそうであれば、そちらをキャンセルし、スマ部屋で申し込み直しましょう。

ただし、掲載中の一部の物件に関しては手数料がかかるので注意して使いましょう。

運営会社スマ部屋株式会社
掲載物件数約8万件
対象エリア東京
URLhttps://smaheya.com
ZERO賃貸:大阪で手数料を下げたい人におすすめ

ゼロ賃貸」は、大阪に3店舗ある「ゼロ賃貸」で扱う物件を集めたサイトで、多くの物件の仲介手数料を無料で対応してくれます。

大阪の方は、物件が見つかり次第、この会社に仲介手数料無料で対応可能か確認しましょう。

無料だったら、お願いしていた不動産会社への交渉の材料にしたり、ゼロ賃貸経由で申し込みし直すことで仲介手数料を下げられます。

運営会社株式会社北都
掲載物件数非公開
対象エリア大阪
URLhttp://www.zero-chintai.jp

おしゃれな物件を探したい人

おしゃれな物件は「SUUMO」と「HOME’S」にも大量に掲載されていますし、「おしゃれ物件特集」をやっていたり、「デザイナーズ」などの条件で絞り込みも可能です。

ただ、より選択肢を広げるために、おしゃれな物件に特化した「goodroom」などのサイトも使ってもいいでしょう。

goodroom:全国で多くのおしゃれ物件を掲載

goodroom」は、札幌・関東・名古屋・関西・広島・福岡でおしゃれな物件を探せる賃貸サイトです。

おしゃれな物件だけで5.9万件以上の掲載があるので、「よりたくさんの物件を見たい」「おしゃれな物件しか載せていないサイトで選びたい」という時におすすめです。

運営会社グッドルーム株式会社
掲載物件数約6.3万件
対象エリア札幌・関東・名古屋・関西・広島・福岡
URLhttps://www.goodrooms.jp/

おしゃれ物件と言えば、同じように「R-Store」もおすすめですが、R-Storeは関東と長野のみのサービスで、物件数も約2,000件と「goodroom」ほどではありません。

とはいえ、東京都心では物件数も多く検索もしやすいので東京の人は合わせて使ってみましょう。

R-Store公式ページ:https://www.r-store.jp

タワーマンションや高級物件を探したい人

こちらもおしゃれな物件と同様、「SUUMO」「HOME’S」では「タワーマンション」などで絞り込め、物件数も十分です。

ただ、東京でお探しの場合は、高級物件に特化したサイトがあるため、選択肢を広げたり、高級物件に絞って探すために使ってもいいでしょう。

その場合は、高級賃貸に特化していて、仲介手数料も安い、「高級賃貸東京」がおすすめです。

高級賃貸東京:タワーマンションなど高級物件に強く、手数料が安い

高級賃貸東京」は、タワーマンションやデザイナーズマンションなどの高級物件のみを扱う賃貸サイトで、特徴は仲介手数料の安さです。

不動産会社に支払う仲介手数料は、通常「家賃1ヶ月分」がかかりますが、高級賃貸東京では最初から下記の金額です。

  • 無料:大家から紹介料が入る物件
  • 半額(家賃0.55ヶ月分):上記以外の物件

掲載されている物件は東京だけですが、家賃が高額になると仲介手数料も高くなるので、ここを使うことで初期費用を大きく下げられます。

例えば家賃30万円の部屋なら、高級賃貸東京を使うことで約15~30万円安く契約できます。

紹介されている物件は少ないものの、掲載されているのは、ハイグレードの厳選された物件ばかりです。

運営会社株式会社ホームアンドオフィス
掲載物件数約375件
対象エリア東京
URLhttps://koukyu-chintai.com

2. 37社の賃貸サイトを4つに分類して一覧で比較

実は、厳密にいうと、ポータルサイトは下記の4つに分けられ、それぞれで仕組みが全く異なります。

  • 不動産ポータルサイト:各社が不動産を載せ合うサイト
  • 自社物件サイト:不動産会社が自社の物件を載せるサイト
  • 2次掲載サイト:他のサイトの情報を載せているサイト
  • その他変わった賃貸サイト

おすすめは太字で示した、「不動産ポータルサイト」で、「SUUMO」と「HOME’S」はこれに当たります。

上記含む37の有名な賃貸サイトをこの4つに分けて一覧で比較し、なぜおすすめなのか、解説します。

2-1. 不動産ポータルサイト:各社が不動産を載せ合うサイト

SUUMO」「HOME’S」などは不動産ポータルサイトと呼ばれ、下記のように、たくさんの不動産会社がお金を払って、自分の会社が扱う物件を持ち寄って載せているタイプです。

あなたが物件①に興味を持てば不動産会社Aに問い合わせることになります。

このタイプの特徴が、とにかく各社たくさんの物件の最新情報を載せているので、あなたにとってベストな賃貸物件を探しやすいことです。

情報の量・質ともに申し分ないので、他のタイプではなくこのタイプがおすすめです。

ポータルサイトの選び方

ポータルサイトはいくつかありますが、下記の観点で選ぶと失敗しにくいです。

  • ①掲載物件数:とにかくたくさんの物件が載っているほうがいい
  • ②使いやすさ:物件数が多い分、あなたの要望に合わせて絞れるかが重要

①掲載物件数

有名な6つのポータルサイトに掲載されている物件数を渋谷区、大阪市中央区と全国で比較しました。

掲載物件数(東京都渋谷区)掲載物件数(大阪府大阪市中央区)掲載物件数(全国)
SUUMO約4.6万件約8.3万件約730万件
HOME’S約1.8万件約5.3万件約510万件
at home約9,300件約3,200件約160万件
CHINTAI約3,900件約3,100件非公開
いえらぶ約14,000件約23,000件非公開
ホームアドパーク 約1,800件 約3,900件非公開
  • 各サイトで地区ごとに物件情報を検索した結果、表示された物件数を出しています。
  • ただし、各サイトで細かい計算方法が違い、実際の物件数は増減する可能性があります。

各社非常に多いですが、「SUUMO」と「HOME’S」が特に多いことがわかります。これだけの物件があれば、理想の家を探せる可能性は高いです。

②使いやすさ

上記5つを含む37サイトを全て使いましたが、上記2社は、使いやすさの面でも非常に優れています。

まずは下記のように、路線やエリア、地図など様々なパターンから物件を探すことができるので、どうやって探したいか、あなたの要望次第で選ぶことができます。

上記の画面で、エリアなどを絞ったあとは、下記のように、こだわり条件で検索をすることも可能です。

オートロックの有無など基本的なものから、「フリーレント(家賃が最初無料)」などのお得な条件まで物件を絞り込んで検索することが可能です。

検索結果も下記のように非常に見やすく、気に入った物件をお気に入りに追加し、まとめて比較をすることができます。

Comparison of home's and suumo

また、HOMESの場合は気に入った物件にチェックをつけて、複数の不動産会社に同時に問い合わせることも可能です。(SUUMOもパソコンの場合は可能)

Inquire home's

実際に私の不動産会社にお問い合わせいただいていた件数もずば抜けて多く、ユーザーの方からも「使いやすい」と好評で、使いやすさに関しても問題ありません。

SUUMO」と「HOME’S」の2つのポータルサイトを使えば、大量の物件の中から、あなたに合ったものをサクサクと選べるのでおすすめです。

2-2. 自社物件サイト:不動産会社が自社の物件を載せるサイト

こちらは、主に賃貸をしている不動産会社が、自分の会社で扱っている物件の中から探してもらうために運営しているサイトです。

つまり先ほどのポータルサイトとは違い、興味がある物件は原則そのサイトを運営している不動産会社に問い合わせることになります。

このタイプの賃貸サイトの運営は、

  • アパマンショップなどの大手不動産チェーン
  • 高級物件にだけ絞った「RENOSY」などの独自路線の会社

など多くの会社が存在します。

基本的に、特定の不動産会社で扱う物件がメインになるので、SUUMOなどのポータルサイトには情報量で負けます。そのため、何か特別な要望があるときに選ぶくらいで問題ありません。

下記に、ポータルサイトごとの特徴をまとめました。(全国の物件が非表示のサイトが多いので渋谷区と大阪市中央区を例にあげます。)

大手不動産会社の運営するサイト

物件数(東京都渋谷区)掲載物件数(大阪府大阪市中央区) 特徴
アパマンショップ約2,700件約9,600件賃貸住宅仲介業店舗数No.1のアパマンショップのサイト
minimini約130件約1,400件仲介手数料半月分のミニミニの運営するサイト
いい部屋ネット約580件約530件大東建託の提供するブランド「DK SELECT」の物件が掲載
センチュリー21約1,300件約3,200件全国約950店舗のセンチュリー21が扱う物件を掲載したサイト
ホームメイト約80件約3,800件ホームメイトで扱う物件を中心に紹介するサイト
ピタットハウス約1,000件約700件全国約650店舗のピタットハウスの物件を扱うサイト
UR賃貸住宅0件0件UR都市機構の扱う賃貸物件をまとめたサイト
レオパレス21約20件約70件レオパレスが管理する物件を中心に扱うサイト
三井の賃貸約300件0件三井不動産グループのレジデントファーストが管理する物件を中心に扱うサイト

特化型の不動産会社の運営するサイト

会社の規模は上記ほど大きくはありませんが、何かに特化した不動産会社もポータルサイトを出しています。

物件数(東京都渋谷区)掲載物件数(大阪府大阪市中央区) 特徴
39room不明不明物件数は少ないものの、最大でも仲介手数料が3.9万円になる不動産会社
R-Store約290件おしゃれな住居・オフィスを扱う不動産会社(店舗なし)
goodroom約560件約380件リノベーション・おしゃれな物件を扱う不動産会社
高級賃貸東京約375件タワーマンションや高級デザイナーズマンションなどの高価格物件を安く紹介
RENOSY約830件タワーマンションや高級デザイナーズマンションなどの高価格物件を扱う
KENRENT約310件タワーマンションや高級デザイナーズマンションなどの高価格物件を扱う
ietty不明不明人工知能があなたの要望にあった物件を教えてくれる
アムス・エステート約10件一部の部屋がVR内見できる
スマ部屋約8,800件仲介手数料がゼロの物件を多数扱う
ゼロ賃貸大阪で仲介手数料無料の物件を多数扱う
イオンハウジング約0件0件イオングループの賃貸サイトで、実店舗が出店しているエリアの物件情報を取り扱っている

上記のように、特化型の不動産会社のサイトには、ここまでの大手のサイトにはない強みや魅力を持っているものも存在します。

そのため、下記のように目的に合わせて使うのがおすすめなのです。

仲介手数料を抑えたい人

SUUMOなどで気に入った家を見つけた後に、全室最大3.9万円の手数料の「39room」や無料の物件が多い「スマ部屋」、大阪に強い「ゼロ賃貸」で家を探します。

その際、同じ物件がこれらのサイトに出ていたら、それを担当の不動産会社に相談すれば、それと同等、もしくはそれよりも安くしてくれる可能性があります。

また、交渉の手間が面倒で、手数料の安い物件だけを見たい人は、選択肢は限られますが、最初からこれらのサイトで家を探し、申し込むのもおすすめです。

おしゃれな物件を探したい人

大手のポータルサイトではおしゃれな物件かどうか、写真だけでは判断しにくいことがあります。その場合、おしゃれな物件しか扱っていない「goodroom」などの特化したサイトを使うと効率がいいです。

SUUMO」と「HOME’S」でも、「デザイナーズで絞れる」「おしゃれ物件の特集がある」はありますが、特化したサイトの方が探しやすいです。

また、おしゃれな物件はそもそもの数が少ないため、選択肢を広げるために、ポータルサイトと組み合わせて使うこともおすすめです。

タワーマンションや高級物件を探したい人

こちらもおしゃれな物件と同様、「SUUMO」「HOME’S」でタワーマンションなどで絞り込め、物件数も十分です。

ただ、東京には高級物件専門の賃貸サイトが複数あるため、高級物件に特化したサイトを使うことで、効率的に探したり、選択肢を広げることができます。

その際は、上記に挙げた、高級物件専門サイトの中で唯一、全物件の仲介手数料を割引してくれる「高級賃貸東京」を使うことで初期費用を抑えて高級物件に住むことができます。

2-3. 2次掲載サイト:他のサイトの情報を載せているサイト

2次掲載サイトは下記のようなサイトです。

物件数(東京都渋谷区)掲載物件数(大阪府大阪市中央区) 特徴
yahoo不動産約13,000件約15,000件オンライン内見やIT重説などの検索機能が充実している
ニフティ不動産約9,300件約12,000件オンライン内見やIT重説などの検索機能が充実している
エキサイト不動産約7,800件約22,000件物件ページからマンションの口コミを見ることができる
goo不動産(NTTグループ)約44,000件約86,000件2次掲載サイトの中でも掲載物件数が多い
スマイティ(価格ドットコム)約11,000件約13,000件大手比較サイトKakaku.comが運営する不動産サイトで、2次掲載サイトの中でも比較的掲載数が多い
Door賃貸約3,200件約19,000件LINEから希望の条件に合った物件を提示できる機能がある
スモッカ約8,100件約10,000件上場企業の株式会社じげんが運営しており、検索条件などが過不足なく揃っている
オウチーノ約3,100件約14,000件シンプルな検索画面から、物件を選ぶことができる
キャッシュバック賃貸約1,150件約6,300件掲載数は少なめだが、サイト経由で問い合わせをすると対象者は最大10万円のお祝い金を受け取れる

※「Yahoo不動産」は、2次掲載の情報の他に、不動産会社から直接登録された情報も一部存在します。

以上のように、超大手の企業が運営していて、物件数も豊富なものが多いですが、基本的におすすめしません。

2次掲載サイトとは、SUUMOなどの他のサイトから情報を提供され、それらの情報を掲載しているサイトです。

おすすめしないのは、SUUMOなどのポータルサイトに比べると、新規の物件や募集終了などの反映には時間がかかり、情報の鮮度が劣るからです。

賃貸物件はいい条件のものはすぐに募集が終了するので、ポータルサイトのように、情報の鮮度がより高いものを使いましょう。

ただ、複数のサイトから情報を提供されていて、選択肢は多いので、SUUMOやHOMESで理想の物件が見つからなかった場合は、利用しても良いでしょう。

その場合は、物件数が多い「yahoo不動産」を使いましょう。

2-4. その他変わった賃貸サイト

下記3サイトのような、少し変わった賃貸サイトも最近は出てきています。

物件数(東京都渋谷区)掲載物件数(大阪府大阪市中央区) 特徴
ウチコミ!約25件約150件大家さんが直接サイトに載せていて、仲介会社を使わない
OYO LIFE不明不明契約手続き・初期費用なしですぐに入居できるが、毎月の家賃は高くなる
※現在新規申し込み停止中
OHEYAGO約1,600件約300件セルフ内見型。契約手続きが全てオンラインで、お店に行く必要がない

どれも、合う人には合いますが、物件数が少なかったり、家賃が高くなるのがデメリットです。

上級者向けのサービスと言えるので、引っ越しを何度もしている、という方におすすめです。

3. 賃貸サイトで、物件を探した後にすべき4つのこと

賃貸サイトで物件を探した場合は、下記の流れで申し込みを行います。

3-1. まずは不動産会社に問い合わせを行う

不動産会社にまずは連絡を行います。

  • SUUMOなどポータルサイト:原則メールで
  • 自社運営サイト:メールか電話で

申し込みになります。メールの場合も不動産会社から連絡がもらえるので、身を委ねて構いません。

まずその部屋が現在空いているのか、他に申し込みがないのか確認し、空いている場合は内見の約束を不動産会社と行います。

人気な部屋だと、早めに内見に行かないと埋まってしまうので、なるべく早いうちに予約を取りましょう。

SUUMOの場合

このページで最も推奨したSUUMOの場合、気に入った物件ページから「お問い合わせ」をクリックするか、閲覧履歴から選択してまとめて問い合わせることも可能です。

SUUMO問い合わせ

この後は以下のようなページになるため、名前・連絡先などを打ち込み、申し込みましょう。

SUUMOの確認画面

電話番号は、空室を確認でき内覧が決まったら不動産会社に教えればいいので、入力は不要です。また、今回の契約でメールを複数やりとりすることになるので、「YahooMail」などで無料のメールアドレスを作っておいても便利です。

目的は「最新の空室状況を知りたい」のままで構いませんが、急いでいる場合は「実際に見学したい」を選びましょう。

3-2. 内見に行き、気に入れば申し込み

内見は、不動産会社のスタッフと行くますが、物件の最寄り駅もしくは不動産会社の店舗、物件の前のどこかで待ち合わせることが多いです。

会った際に、求める条件を伝えれば他の物件を見せてくれますし、似た物件の提案を受けることができます。物件に関しても気になる点は教えてくれるので、下記のポイントなどを確認しましょう。

  • いつから入居できるのか、いつまでに入居しないといけない物件か
  • 初期費用はいくらかかるのか

内見は賃貸の契約で非常に重要で、物件はあなたの目と耳でよく見ることをおすすめします。次の章で内見のポイントも紹介するので、確認しましょう。

3-3. 書類を提出して審査を行う

いい物件があれば、申し込みを行います。先着順に優先することが多いので、いいと思った物件はすぐに申し込むようにしましょう。

申し込み書に下記の内容を記入することで申し込みになります。事前に情報を用意しておくとスムーズです。

申込書に書くべきこと

  • 氏名
  • 生年月日(年齢)
  • 現住所、電話番号
  • 勤務先の名称、住所、連絡先、雇用形態、勤続年数
  • 連帯保証人の氏名、年齢、年収、職業 など
  • 保証人の氏名、連絡先など

連帯保証人とは、あなたが家賃を払えなくなった場合などに代わりに責任を取る人で、両親や親族に頼むケースが多いです。

ただし、最近は「保証会社」という連帯保証人の代わりをしてくれるサービスを使う不動産会社が多いので、その場合は連帯保証人は不要なことが多いです。

「緊急連絡先」とは

あなたと連絡が取れない時に連絡する人のことで、連帯保証人のような責任はありません。依頼しておくことで、審査の段階で連絡が行く場合は事前に教えてくれるので、可能であれば両親や親族の名前を書きましょう。

申込書を元に審査

あなたがきちんと住めそうな人か、簡単な審査が入りますが、職業や年収で嘘をついてもバレる可能性が高いので正直に記入するようにしましょう。

保証会社を使う場合は保証会社の審査も行われます。

貸主の審査に落ちた場合はその物件に住むことが難しいので、不動産会社と相談しながら別の物件に申し込みを行いましょう。

保証会社の審査に落ちた、というときは不動産会社に相談しながら、別の保証会社を使えば通る可能性があります。

3-4. 重要事項説明を受け、契約書類にサインする

審査に通った場合は、不動産会社の店舗などで契約を結びます。

  • 免許証やパスポートなどの本人確認
  • 印鑑

などを求められるので、不動産会社からの指示があったものを必ず持っていき、契約書にサインします。

重要事項説明もしっかり聞く

契約に行った際、「重要事項説明書」を元に契約内容の説明を受けますが、しっかり聞きましょう。

例えば、退去する際に、預けたお金はどのくらい返ってくるのかは、この重要事項説明の中で説明されます。

話が長いので、聞き流してしまうことが多いのですが、騙されることのないよう、しっかり聞きましょう。

初期費用もこのタイミングで

この契約締結の前後で、初期費用が求められます。下記の費用が一般的に必要ですので、準備しておきましょう。

誰に払うもの?相場はいくら?
敷金貸主1~2ヶ月
礼金貸主0.5~1ヶ月
前家賃貸主1ヶ月
日割り賃料貸主———-
仲介手数料不動産会社0.55~1.1ヶ月
火災保険料火災保険会社15,000円
鍵交換費用貸主20,000円
保証委託料家賃保証会社0.3~0.6ヶ月

3-5. 鍵を受け取り入居開始

契約書を書いたら、引越しの準備をしながら入居日を待ちます。

入居日を迎えたら、基本的に管理会社や不動産会社で鍵を受け取り、入居をします。部屋にキズや故障がある場合、そのタイミングで申告しないと、あなたのせいだと思われます。

下記のようなチェックリストがもらえますので、しっかりと確かめ、何か不備があれば、入居後すぐに管理会社や大家に伝えておきましょう。

引用:原状回復をめぐるトラブルとガイドライン

入居してからしばらく経った後だと、「あなたが壊したのでは」などと疑われ、退去時に修繕の費用を請求されます。

4. いい部屋選びをするための申し込み〜契約までの5つのコツ

いい賃貸サイトを選んだ後は、どう使うかも重要です。下記の5つの点を意識しましょう。

  • なるべく複数の不動産会社に問い合わせる
  • 内見は自分の目と耳でしっかり見ること
  • いい物件があれば、なるべく早く申し込みを
  • 初期費用の交渉もできる範囲で行うこと
  • 採寸をしておくと便利

4-1. なるべく複数の不動産会社に問い合わせる

SUUMOなどを使うと、不動産会社名が確認でき、また、複数の不動産会社に一気に似た物件を問い合わせることができるので、2~3社に問い合わせることがおすすめです。

select shops on the suumo

引用:SUUMO

理由は、スタッフにあたりハズレがあるからです。熱心に対応してくれる人が多いですが、中には知識が少なく、聞いたこともすぐに返してくれない人もいます。

相性もあると思いますから、2~3社の担当に会って、一番信用できそうな人に家選びを任せることをおすすめします。

そのため下記の観点で選べるといいでしょう。

いい営業マンの条件

  • 知識も誠意もあり、あなたの質問に即答してくれる
  • あなたの希望を満たす物件を複数教えてくれる
  • とりあえずの内見も快く対応してくれる
  • 物件の悪い面も教えてくれる
  • 契約を急かしてこない

ただし、いい物件があったらすぐに決められるよう、1日で2~3社に会えると好ましいです。

他の不動産会社でいい物件を見つけたとき、その不動産会社に申し込まず、信頼できそうな不動産会社に「〇〇のマンションの取り扱いはありますか」と問い合わせる方もいます。

4-2. 内見は自分の目と耳でしっかり見ること

不動産スタッフが物件をいくら褒めても、あなたが自分の目と耳で確認するようにしましょう。

下記の観点は最低限チェックするようにしましょう。

周辺環境駅から実際に歩いてみる(電車のホームからどのくらいの距離か確認)
お子さんがいる方は、小中学校からの距離
今の生活で便利に感じている施設(クリーニングなど)を事前に書き出し、位置をチェックする
マンションの共用部エントランス・エレベーター・ゴミ置場などの清掃は行き届いているか
ゴミ捨て場は近くにあるか、出せる時間はどうか
マンションで見かけた住人はストレスなく同じマンションに住めそうな人か
部屋眺望・日当たりは良いか
高速道路や電車の騒音はないか
収納スペースは十分にあるか
壁が薄くないか(軽く叩いてみる)
ベランダに洗濯物は干せそうか

特に、騒音に関しては、内見でしか判断しにくく、また、入居後にもっとも後悔するポイントの一つです。

近隣の住民の生活音は部屋に入ってこないか、周辺の道路などの音はうるさくないかを確認しましょう。

4-3. いい物件があれば、なるべく早く申し込みを

賃貸は、決める人はすぐに決めるので、内覧した家が、その日の夜に別の申し込み者が入ることは珍しくはありません。

多くの物件で先着順で優先されていくので、いい物件があればなるべく早く申し込みを行いましょう。

譲れないポイントをいくつか決めておき、内覧でクリアしていたら申し込みを行うのもおすすめです。

マナー違反ではありますが、賃貸は契約書を書いて初めて契約成立です。

仮押さえをして、他の不動産会社で別の物件を探す…ということをしている人も少なくはありません。

4-4. 初期費用の交渉もできる範囲で行うこと

初期費用ですが、交渉次第で安くできる可能性があります。

特に、下記の観点であれば比較的交渉もしやすく、家賃1ヶ月分を浮かせる人もいます。

  • 礼金
  • 仲介手数料
  • 火災保険料
  • 鍵交換費用

特に「仲介手数料」は交渉がしやすく、SUUMOなどで探した物件を、手数料無料がウリのサイトで探し、それをネタに交渉すればうまく行きやすいです。

その他上記以外にも安くなる項目がありますので、「家賃1ヶ月分以上安くする!賃貸の契約金を最安にして契約する全知識」で解説しています。

4-5. 採寸をしておくと便利

物件にメジャーなどを持っていき、採寸しておくと便利です。

  • 部屋寸法
  • 冷蔵庫や洗濯機置き場の広さ

などを図っておけば、契約後入居日までに、新しい家電を用意したり、家具の配置を決めることが可能です。

新生活の準備が捗りますので、メジャーをカバンに入れておき、この部屋に決めた!というときはサイズを測りましょう。

契約後、不動産のスタッフにお願いすれば代わりに測ってくれる可能性もありますが、期待しすぎないようになるべくご自身で測るようにしましょう。

5. まとめ

おすすめの賃貸サイトを紹介してきましたがいかがでしたか?

不動産賃貸サイトは、とにかく種類も多いので、しっかりと比較することがおすすめです。

37のサイトを比較した結果、物件数・使いやすさを考慮して下記の2サイトがどんな人にもおすすめできます。

まずは上記サイトを探してみて、見つからなければこのページで掲載している他のサイトも合わせて使いましょう。

このページがあなたのお部屋探しのお役に立てることを心から祈っています。