Smafi WiMAXは使うべき?全22社を比較してわかったおすすめの窓口

「Smafi WiMAXってどうなの?」「他のWiMAXと比べてお得なの?」などSmafi WiMAXについて気になっていませんか?
結論から言うと、Smafi WiMAXはサービス提供を終了しているので契約することができません。
このページでは、家電量販店でネット回線の販売をしていた筆者が、Smafi WiMAXのサービスや使うべきWiMAXについて下記の流れで解説をしていきます。
この記事を読めば、Smafi WiMAXは新規受付を停止したのか、今あなたが選ぶべきWiMAXの窓口と契約方法はどれかがわかり、WiMAXを最もお得に契約できます。
1.Smafi WiMAXは使うべき?全22社を比較!
Smafi WiMAXは東証一部上場のGMOが提供していたWiMAXですが、現在サービスの提供を終了しており、使う事はできません。
ただ、Smafi WiMAX以外にもWiMAXの申込みができる窓口(代理店・家電量販店)は複数あり、各社競うように料金を下げています。
複数ある窓口の中で、今選ぶべきなのはGMOとくとくBB(https://gmobb.jp/)で、WiMAXの無制限プランを最も安く使うことができます。
この章では、WiMAXの窓口の選び方や、なぜGMOとくとくBBを選ぶべきなのかを解説していきます。
1-1. WiMAXの窓口の選び方
WiMAXの窓口は「料金が安いか」で決めましょう。
通信速度・エリアに関しては、どの窓口を選んでも一切差がありません。
そして、申し込み窓口によって、「毎月の料金」「キャンペーン金額」が違うので、全てをトータルした「実質月額料金」を比較することでベストなプロバイダを選べます。
窓口によって実質月額が1,000円以上変わり、3年間で3万円以上料金に差が出るので、選び方には注意しましょう。
速度やエリアの差がつかない理由
WiMAXのプロバイダ(申込み窓口)は販売代理店としての役割しかないからです。
光回線は、下記のようにプロバイダがインターネットにつなげる役割をしているため、プロバイダごとに通信速度で差がつくことがありました。
WiMAXではプロバイダなしでインターネットへの接続が可能で、プロバイダには販売窓口の役割しかありません。
そのため、どこのプロバイダで契約しても速度やエリアに差がつかないのです。
比べるべきなのは「5Gプラン」の実質月額料金
WiMAXのプランには以下二つがありますが、5Gプランの「ギガ放題プラス」を選び、料金の比較もこのプランでするようにしましょう。
- ギガ放題プラス:WiMAXとauの4G、5G回線が使える
- ギガ放題:WiMAXとauの4G回線が使える
いずれもデータ容量が無制限なのは変わりませんが、「ギガ放題プラス」には、次世代の通信規格である5Gが使えるという大きなメリットがあります。
また、2つのプランで使える端末を比べると以下の通りで、「ギガ放題プラス」だと端末の下り最大通信速度が6倍以上と、スペックも大きく上がります。
使える端末 | 最大通信速度(下り) | |
ギガ放題プラス | ![]() (5G対応の最新機種) | 2,700Mbps |
ギガ放題 | ![]() (2020年までに出た古い機種) | 440Mbps |
- 下り=ダウンロード(WEBサイトの閲覧や動画視聴)、上り=アップロード(メールの送信や動画の投稿)
5Gが使える分高いのでは?
そんなことはなく、5Gプランである「ギガ放題プラス」の方がむしろ安くなります。
それぞれのプランで最安の窓口を選んだ場合の料金を比べると以下の通りです。
ギガ放題プラス(5G) | ギガ放題 | ||
3,927円 (GMOとくとくBB) | 4,022円 (Broad) | ||
4,120円 (Broad) | 4,023円 (EX) | ||
4,345円 (DTI) | 4,254円 (hi-ho) |
コストの面でも、旧プランを選ぶメリットはないため、最新機種が使える5Gプランを選んでおきましょう。
5Gエリア外で使う場合も「ギガ放題プラス」がおすすめ
5Gが使えるエリアは拡大中ですが、まだ少なく、都心などの一部のエリアでしか使えない状況です。(エリア確認)
使うエリアがまだ対応していないなら、「ギガ放題」でいいという人もいるかもしれませんが、おすすめしません。
なぜなら、以下の公式の発表にある通り、「ギガ放題」で使えるネット(WiMAX2+)のスピードは、2022年以降大きく落とすことが予定されているからです。
2022年秋から一部地域において、「WiMAX 2+」サービスを提供している周波数帯の一部を5Gサービスとして順次変更していく予定です。
これに伴い、WiMAX 2+の最大速度が440Mbpsから220Mbpsに、2022年秋以降順次変更となる予定です。
長く、快適なスピードで使うためにも、必ず「ギガ放題プラス」を選んでおきましょう。
1-2. WiMAXプロバイダ全22社の一覧表
WiMAXの申し込み窓口全22社を下記のように比較しました。
推奨プランである「5Gプラン」を比較すると、GMOとくとくBBが最も安く、選ぶべき窓口はGMOとくとくBBと言えます。
-スマホの方は左右にスクロールが可能です-
申込み窓口 | 実質月額料金 | 契約満期 | キャッシュバック | |
ギガ放題プラス (5Gプラン) | ギガ放題 | |||
GMOとくとくBB | 3,927円 | - | 38ヶ月 | 14,000円 |
Broad | 4,120円 | 4,022円 | 38ヶ月 | 10,000円 |
DTI | 4,345円 | - | 38ヶ月 | 21,780円 |
カシモ | 4,462円 | - | 38ヶ月 | - |
BIGLOBE | 4,621円 | - | 14ヶ月 | 15,000円 |
EX | 4,661円 | 4,023円 | 38ヶ月 | - |
ASAHI net | 4,698円 | - | 26ヶ月 | - |
ヨドバシカメラ | 4,707円 | - | なし | - |
J:COM | 4,710円 | - | なし | - |
UQ | 4,756円 | - | なし | 15,000円 |
ビジョン | 4,993円 | - | 38ヶ月 | 5,000円 |
hi-ho | 5,006円 | 4,254円 | 38ヶ月 | - |
DIS mobile | 5,124円 | - | 37ヶ月 | - |
YAMADA air mobile | 5,173円 | - | なし | - |
KT | 5,173円 | - | なし | - |
エディオン | 5,173円 | - | なし | - |
BIC | 5,173円 | 4,803円 | なし | - |
So-net | 5,350円 | - | 38ヶ月 | - |
novas(5Gプランなし) | - | 4,278円 | 37ヶ月 | - |
KIWI(5Gプランなし) | - | 4,637円 | 38ヶ月 | - |
PCデポ(5Gプランなし) | - | 4,803円 | 37ヶ月 | - |
Drive(5Gプランなし) | - | 4,846円 | 37ヶ月 | - |
- 契約満期までの実質料金(月額基本料金+端末代+初期費用-キャッシュバック)
- 契約満期の月末解約、2ヶ月以上更新月があるものは最短月での解約で計算
- 契約満期がないサービスは36ヶ月利用時の1ヶ月あたりの実質料金
- オプション加入がキャンペーンの条件の場合、最短解約の場合で計算
GMOとくとくBBは、上場企業「GMOインターネット」が提供するプロバイダです。
下記の特典が受けられるキャンペーンを行っていて、5Gプランである「ギガ放題プラス」の実質月額料金が最安になります。
- 14,000円キャッシュバック
- 月額大幅割引
- 端末代無料
キャッシュバックは、以下の公式キャンペーンページ限定の特典で、普通の公式ページからの申し込みだと適用されないため注意しましょう。
GMOとくとくBB公式キャンペーンページ:https://gmobb.jp/
申込み窓口によってキャッシュバック金額が少なくなる、月額料金が高くなることがあるため、必ず上記のページから申込みを行いましょう。
短期間だけ使う場合もGMOとくとくBBが安い
先程の表は、解約金がかからない期間(約3年)まで使った場合の料金比較で、最安はGMOとくとくBB(https://gmobb.jp/)でした。
一方、5Gプランを1、2年の短期だけ使い、解約金を払って解約した場合の料金を比べると以下の通りで、この場合もGMOとくとくBBが最安になります。
-スマホの方は左右にスクロールが可能です-
プロバイダ | 実質月額料金(5Gプラン) | 契約満期 | キャッシュバック | |
12ヶ月解約 | 24ヶ月解約 | |||
GMOとくとくBB | 4,662円 | 4,296円 | 38ヶ月 | 14,000円 |
BIGLOBE | 4,784円 | 4,442円 | 14ヶ月 | 15,000円 |
ヨドバシカメラ | 4,960円 | 4,614円 | なし | - |
J:COM | 5,086円 | 4,677円 | なし | - |
UQ | 5,108円 | 4,688円 | なし | 15,000円 |
DTI | 5,216円 | 4,643円 | 38ヶ月 | 21,780円 |
ASAHI net | 5,680円 | 5,304円 | 26ヶ月 | - |
Broad | 5,922円 | 4,869円 | 38ヶ月 | 10,000円 |
カシモ | 6,218円 | 5,336円 | 38ヶ月 | - |
BIC | 6,358円 | 5,313円 | なし | - |
YAMADA air mobile | 6,358円 | 5,313円 | なし | - |
KT | 6,358円 | 5,313円 | なし | - |
エディオン | 6,358円 | 5,313円 | なし | - |
DIS mobile | 7,229円 | 5,748円 | 37ヶ月 | - |
ビジョン | 7,234円 | 5,861円 | 38ヶ月 | 5,000円 |
So-net | 7,376円 | 6,097円 | 38ヶ月 | - |
hi-ho | 7,568円 | 5,964円 | 38ヶ月 | - |
EX | 7,667円 | 5,713円 | 38ヶ月 | - |
- 実質月額料金:(総支払額+解約金-キャッシュバック額)÷利用月数
WiMAXは3年以内の解約だと解約金がかかるのが普通で、GMOとくとくBBでも、タイミングによって以下の解約金がかかります。
- 端末発送月~13ヶ月目の解約:20,900円
- 14~25ヶ月目の解約:15,400円
- 26ヶ月目以降更新月(最初は38ヶ月目)以外の解約:10,450円
しかし、表の通り、これらを払って短期解約した場合も、GMOとくとくBBが最安になります。
以下のように期間の縛りが短いプロバイダは一見短期利用向けに見えますが、端末代が有料になるなどのデメリットもあり、むしろ割高になります。
- BIGLOBE:14ヶ月目使えば一切解約金はかからない
- ヨドバシカメラ、J:COM:最低利用期間なし(解約金は一切かからない)
そのため、3年も使う自信がないという人も、GMOとくとくBB(https://gmobb.jp/)を選んでおきましょう。
GMOとくとくBBは最新機種が最安で使える
GMOとくとくBBの公式キャンペーンページからWiMAXを申し込むと、最新機種の「X11」を最安で使うことができます。
一世代前の「Galaxy 5G mobile Wi-Fi」も同じ金額で使えますが、以下のように最大通信速度が落ちるため、おすすめできません。
-スマホの方は左右にスクロールが可能です-
X11 | Galaxy 5G mobile Wi-Fi | |
![]() | ![]() | |
発売日 | 2021年11月 | 2021年4月 |
最大通信速度 | 下り:2.7Gbps 上り:183Mbps | 下り:2.2Gbps 上り:183Mbps |
同時接続台数 | 16台 | 10台 |
バッテリー持ち | 約8時間 | 約16時間半 |
サイズ | 縦68×幅136×厚さ14.8mm | 縦76×幅147×厚さ10.9mm |
重さ | 174g | 203g |
メーカー | NECプラットフォームズ (日本) | サムスン (韓国) |
- 下り(受信速度):WEBサイトの閲覧や動画視聴に影響、上り(送信速度):動画やブログのアップロードに影響
- 1Gbps=1,000Mbps
「Galaxy 5G mobile Wi-Fi」の方がバッテリーは持ちますが、スマホのように毎日充電して使えば、特に差を感じることはないはずです。
WiMAXの端末は、通信速度が過去最速で、日本製の最新機種「X11」を選んでおけば間違いありません。
なぜGMOとくとくBBは安いのか?
GMOとくとくBBが最も安いのは、以下の2つの理由です。
- 店舗を持たず、人件費や場所代を削っている
- WiMAXからもらえる販売報奨金の一部を還元してくれる
まず、店舗で丁寧に説明し、販売するわけではないので、人件費や場所代を削減できます。
また、WiMAXのプロバイダの中でも最大手で、WiMAXからたくさんのお金(ボーナス)をもらっていますが、それをキャッシュバックなどにして還元してくれます。
そのため、GMOとくとくBB(https://gmobb.jp/)が最安になり、契約するならGMOとくとくBB一択です。
次の章では、そんな「GMOとくとくBB」での契約で失敗しないための注意点について、解説していきます。
2. GMOとくとくBBでWiMAXを最安で使うためにすべきこと
GMOとくとくBBでWiMAXを最安で使うには、以下2点を忘れずに行う必要があります。
- 無料期間中に有料オプションを解約する
- キャッシュバックを確実に受け取る
やること自体は簡単ですが、注意点もあるため、それぞれ解説していきます。
2-1.無料期間中に有料オプションを解約する
GMOとくとくBBでは申し込み時に以下のオプション加入が必須となります。
- 安心サポート(端末故障時の保証)
- WiFi接続オプション(カフェや駅などで無料のWiFiが使える)
最初の2ヶ月は無料ですが、それ以降は有料になってしまうため、無料期間中に必ず解約を行いましょう。
解約手続きは、利用開始の翌月には、「BBnavi(https://navi.gmobb.jp/bb/)」というGMOとくとくBBのマイページから簡単にできるようになります。
2-2.キャッシュバックを確実に受け取る
GMOとくとくBBのキャッシュバックの受け取りには、以下の手続きが必要です。
- 利用から11ヶ月後に、申し込み時に作られるメールアドレスに届く案内メールを確認する
- そのメールからキャッシュバックの振込先を登録する
やること自体は簡単ですが、振込先の登録はメールが届いた日の翌月末までという期限があり、確認を忘れると受け取りができなくなるため注意が必要です
以上2つを忘れずにやるためにも、契約したらすぐに下記を実施するようにしましょう。
- スマホのカレンダーや、リマインドできるアプリに、「2ヶ月目のオプション解約」、「11ヶ月目のメール確認」を予定として入れておく
- ~gmobb.jpなど契約時に発行されたメールアドレスにログインできるようにしておく(最初に届く紙を保管しておく)
3. そもそもWiMAXがベストなポケットWiFiか|27社を徹底比較
最近は〇〇Wi-Fiという名前でたくさんの会社がポケットWiFiを出していて、本当にWIMAXでいいのか悩んでいる方もいるかもしれません。
ただ、結論、WiMAXが最も良いポケットWiFiで間違いありません。
これは、全27社のポケットWi-Fiを下記のように比較した結果です。
-スマホの方は左右にスクロールが可能です-
回線の質 | データ容量 (最大プラン) | エリア | 実質月額料金 (最大プラン) | |
WiMAX | ◎ 自社アンテナ | ◎ 実質無制限 | ◎ 全国 | ◎ 3,927円 |
ドコモ | ◎ 自社アンテナ | ◎ 実質無制限 | ◎ 全国 | × 8,305円 |
au | ◎ 自社アンテナ | ◎ 実質無制限 | ◎ 全国 | × 5,073円 |
ソフトバンク | ◎ 自社アンテナ | △ 50GB | ◎ 全国 | × 6.030円 |
楽天モバイル | ◎ 自社アンテナ | ◎ 実質無制限 | △ 全国(制約あり) | ◎ 3,278円 |
Y!mobile | ◎ 自社アンテナ | ◎ 実質無制限 | △ 全国(制約あり) | × 5,097円 |
mineo | × 格安SIM | ◎ 実質無制限 | ◎ 全国 | ◎ 2,447円 |
エキサイトモバイル | × 格安SIM | ◎ 実質無制限 | ◎ 全国 | ◯ 4,226円 |
QTモバイル | × 格安SIM | △ 30GB | ◎ 全国 | ◎ 3,365円 |
イオンモバイル | × 格安SIM | △ 50GB | ◎ 全国 | × 6,621円 |
FUJI WiFi | × クラウドSIM | ○ 1日10GB | ◎ 全国 | × 5,430円 |
どこよりもWiFi | × クラウドSIM | ◎ 実質無制限 | ◎ 全国 | ◎ 3,532円 |
限界突破WiFi | × クラウドSIM | ◎ 実質無制限 | ◎ 全国 | ◎ 3,850円 |
クイックWiFi | × クラウドSIM | ○ 100GB | ◎ 全国 | ◎ 3,537円 |
Chat WiFi | × クラウドSIM | ○ 200GB | ◎ 全国 | × 5,065円 |
THE WiFi | × クラウドSIM | ○ 100GB | ◎ 全国 | ◎ 3,304円 |
MUGEN WiFi | × クラウドSIM | ○ 100GB | ◎ 全国 | ◎ 3,450円 |
クラウドWiFi | × クラウドSIM | ○ 100GB | ◎ 全国 | ◎ 3,810円 |
ExWiFi | × クラウドSIM | ○ 100GB | ◎ 全国 | ◎ 3,845円 |
ギガWiFi | × クラウドSIM | ○ 100GB | ◎ 全国 | ◎ 2,822円 |
ゼウスWiFi | × クラウドSIM | ○ 100GB | ◎ 全国 | ◎ 3,221円 |
AiR-WiFi | × クラウドSIM | ○ 100GB | ◎ 全国 | ◎ 3,532円 |
それがだいじWiFi | × クラウドSIM | ○ 100GB | ◎ 全国 | ◎ 3,399円 |
地球WiFi | × クラウドSIM | ○ 1日3GB | ◎ 全国 | ◎ 3,221円 |
MONSTER MOBILE | × クラウドSIM | ○ 1日5GB | ◎ 全国 | ◎ 3,851円 |
hi-ho lets WiFi | × クラウドSIM | ○ 1日7GB | ◎ 全国 | ◯ 4,060円 |
ギガゴリWiFi | × クラウドSIM | ○ 200GB | ◎ 全国 | × 6,177円 |
- データ容量が最大のプランで使った場合の比較
- 実質月額料金は契約満期までの1月あたりの料金
- 契約満期がない場合は、36ヶ月使った時の1月あたりの料金
- 回線の質:自社でアンテナを持っていて安定した通信ができる
- データ容量:無制限で使える
- エリア:全国で対応していて、エリアの制約もない
- 実質月額料金:いいサービスを安く使える
それぞれの背景や理由について解説をしていきます。
3-1. 回線の質:自社でアンテナを持っていて安定した通信ができる
WiMAXは自社のアンテナで、安定した通信ができる
ポケットWi-Fiを選ぶ上で最も重要なのは、「回線の質」で、「自社でアンテナを持っているか」が判断基準です。
なぜなら、自社でアンテナを持っていない場合、他社の回線の一部を間借りしているだけなので、速度が遅く、混雑すると安定した通信ができなくなるためです。
以下の2つの仕組みのポケットWi-Fiはアンテナを持っておらず、自社のアンテナを使うポケットWiFiには回線の質が劣ります。
- 格安SIM
- クラウドSIM
それぞれ簡単な仕組みとおすすめできない理由を解説しますが、快適な通信をするために、WIMAXのような自社アンテナで運営されるポケットWi-Fiを選びましょう。
格安SIMの仕組みとおすすめしない理由
「イオンモバイル」「QTモバイル」などは格安SIMと呼ばれ、ドコモやau、ソフトバンクの大手キャリアの通信設備の一部を借りて運営されています。
安い分、もともとの速度が遅く、またみんなが使う時間(通勤・通学時間や夜の時間)は混雑し回線が遅くなります。
高速道路に例えると、以下の通りで、大手の回線の一部だけを借りている状態なので、もともとの速度も遅く、混み合いやすいです。
実際、以下のように「遅い」という声が複数あります。
せっかくポケットWi-Fiを契約しても、遅くて動画視聴やファイルのダウンロードができない、となる可能性が高いのでおすすめできません。
また、無制限や、100GB以上など、たっぷり使えるプランがなく、プラン面でもポケットWiFiには向いていません。
クラウドSIMの仕組みとおすすめしない理由
格安SIMよりもさらに悲惨なのが「クラウドSIM」で、使うべきではありません。
クラウドSIMは、クラウドと呼ばれる、大型のサーバーで複数のSIMを管理し、場所に合わせ、最適な回線につながるという仕組みです。
最適な回線とはいえ、混み合うことが多く、使えないこともあるのでおすすめできません。
2019年頃から様々な会社が以下のようなアピールをして「〇〇Wi-Fi」というサービスを出しました。
- 低価格で大容量(使い放題)
- ドコモ・au・ソフトバンク3社の回線が使える
大手の回線を使っていると言っても、格安SIM同様、もともと速度が速い回線ではなく、安くてたくさん使える分、多くの人で回線が混み合います。
その結果、クラウドSIMを使った、「どんなときもWi-Fi」では大規模な通信障害が起こり、クラウドSIMの中でサービス停止や、改悪が相継ぎました。
主なクラウドSIM | 主な出来事 |
どんなときもWiFi | ・2020年2月、3月に大規模な通信障害が発生 ・3月の通信障害は2週間続いた ・総務省から行政指導を受け、現在はサービス新規申し込みを終了 |
THEWiFi | ・2020年8月よりサービス改悪 ・それまで無制限だったが、新規ユーザーは1日に4GBまでのプランになった ・その後、月100GBまでのプランが出たが、ネットが混み合う時、制限がかかることがある |
ゼウスWiFI | ・2020年7月より無制限プランの新規申し込み受付を終了 ・100GB/月までのプランがあるが、混み合う時は通信制限がかかる可能性がある |
「〇〇Wi-Fi」の運営会社はアンテナを持たず、大手キャリアの格安なSIMカードを大量に契約して使っているだけです。
そのため、大量のデータ利用があり、SIMカードのデータ容量を使い切ってしまうと、一気に通信制限がかかり通信障害につながります。
どんなときもW-Fiの時は運営がSIMカードを追加するのに時間がかかり、2週間の通信障害につながりました。
長期の通信障害は通信サービスとしては致命的で、同様のリスクがある以上、クラウドSIMはおすすめしません。
他社の回線サービスを使うので、参入もしやすく、設立すぐのベンチャー企業が運営していることもあり「問い合わせ対応も不十分だった」という声も多いです。
クラウドSIMを使っている人の声
以上を踏まえ、ストレスなくインターネットを使うためにも「格安SIM」「クラウドSIM」を使うポケットWi-Fiは避け、「自社でアンテナを持つ会社」を選ぶようにしましょう。
-スマホの方は左右にスクロールが可能です-
○自社アンテナ | ×格安SIM、クラウドSIM | |||
ドコモ | mineo | MONSTER MOBILE | クラウドWiFi | ExWiFi |
au | QTモバイル | MUGEN WiFi | ゼウスWiFi | hi-ho lets WiFi |
ソフトバンク | イオンモバイル | THE WiFi | それがだいじWiFi | AiR-WiFi |
WiMAX | エキサイトモバイル | ギガWi-Fi | どこよりもWiFi | |
楽天モバイル | FUJI WiFi | ギガゴリWiFi | 限界突破WiFi | |
Y!mobile | Chat WiFi | クイックWiFi | 地球WiFi | |
○おすすめ | ×選ぶべきでない |
3-2.データ容量:無制限で使える
WiMAXには実質無制限プランがあり、大容量の通信ができる
ポケットWi-Fiのプランには以下の2種類がありますが、使い放題のプランを選ぶべきです。
- 通常プラン:毎月7GB、30GBまでなど容量に制限があるもの
- 実質無制限プラン:月の利用量に縛りがなく実質使い放題
3年前までは、7GBあれば1ヶ月十分使えるという人が多かったものの、最近の動画・ビデオ通話などは高画質の分、大量のデータ容量が必要です。
特に動画を見たい方、アプリなどをダウンロードしたい方、テレワークなど仕事で使いたい方は無制限プランがあるポケットWi-Fiを選んでおきましょう。
自社アンテナの6社のうち、「ソフトバンク」には無制限プランがなく、それなのに他社の無制限プランより高いのでおすすめしません。
無制限プラン有無 | 実質月額料金 | |
ドコモ | ○あり | 8,305円/無制限 |
au | ○あり | 5,073円/無制限 |
ソフトバンク | ×なし | 6,030円/50GB |
WiMAX | ○あり | 3,927円/無制限 |
楽天モバイル | ○あり | 3,278円/無制限 |
Y!mobile | ○あり | 5,097円/無制限 |
「実質無制限」とはどういうこと?
無制限に使えますが、一部制約があるため、「実質」という表現になります。
完全に使い放題にすると、大量の通信をする人が出ることで、クラウドSIMのように他の人に迷惑がかかります。
そのため、自社のアンテナで、無制限プランを提供する会社も下記のように一部の制限をつけています。
制限の内容 | |
ドコモ | ネットワーク混雑時・大量通信時などに通信制限がかかる場合がある。 |
au、WiMAX | 一定期間内に大量のデータ通信の利用があった場合、混雑する時間帯の通信速度を制限する場合がある。 |
Y!mobile | 前日までの3日間で10GB以上の利用があった場合、当日18時から翌日1時まで速度を約1Mbpsに制限。 |
楽天モバイル | 他社回線を月に5GB以上利用すると、月末まで速度を1Mbpsに制限。 |
ドコモ、au、WiMAXは詳しい制限の内容を公表していません。
ただ、auとWiMAXは、2022年初めまで、制限の内容を以下のように公表していたため、現在も同程度の制約がある可能性が高いです。
3日で15GB以上の利用があった場合、超えた日の翌日18時頃から翌2時頃まで速度を1Mbpsに制限
15GBというと、3日連続で7時間動画を見ても超えないレベルで、速度1Mbpsでも下記程度はできるため、この制限はかなりゆるいと言えます。
- Webサイトの閲覧
- Twitter、Instagram、LINEなどのSNS
- 地図アプリ
- 低画質の動画視聴
一方、「月100GBプラン」など容量が決まっているものは、容量を超えると速度が0.5Mbps以下になり、上記も難しくなるため注意が必要です。
3-3. エリア:全国で対応していて、エリアの制約もない
WiMAXは全国で使え、エリアごとの制約もない
自社のアンテナを使う業者の中でも、アンテナの数・電波の強さなど設備には差があり、対応するエリアは異なります。
ただし、WiMAX含め、どの業者も以下のようにほとんどのエリアで対応しています。下記は各社の回線エリアマップで、色がついた箇所は回線を使えるということです。
ただ、下記の2社だけは注意が必要です。
- 楽天モバイル
- Y!mobile
楽天モバイル
楽天モバイルが自社回線でサービスを提供し始めたのが2020年4月で、まだ自社回線のエリアは少ないです。
下記の濃いピンクのみが自社回線で、薄いピンクのエリアは他社(au)から提供される回線になります。
引用:楽天モバイル
他社(au)回線のエリア内の場合、毎月5GBまでしか使えず、それ以上は速度制限がかかってしまいます。
1Mbpsなので、SNSやWebサイトは問題なく見れますが、動画やビデオ通話は困難です。
今後に期待ですが、選ぶべきポケットWi-Fiではありません。
Y!mobile
Y!mobileは、ソフトバンクが提供するブランドですが、エリアによって無制限の使い放題にならないので注意が必要です。
以下のエリアの、赤いエリアでは7GBまでしか通信できず、7GBを超えると128Kbps(約0.13Mbps)とかなり遅くなってしまいます。
引用:Y!mobile
128kbpsになると、LINEのやりとりはなんとかできますが、YoutubeやInstagramなどを使うのは困難になります。
同じ無制限プランのWiMAXがより広いエリアで使い放題なので、あえて選ぶべきではありません。
以上の注意点から、「楽天モバイル」「Y!Mobile」は候補から外れます。
厳しい縛りなし エリアごとに厳しい縛りあり ドコモ 楽天モバイル au Y!mobile WiMAX – WiMAXにはこういったエリアごとの厳しい制約がなくおすすめです。
3-4. 実質月額料金:いいサービスを安く使える
WiMAXはここまで残ったポケットWi-Fiで最も安く、業界全体で見ても安い
毎月支払う料金も差がつくので、料金を比較して最終的な1つを選びましょう。
ここまでで、残った3社の無制限プランを比較すると、下記のようになり、「WiMAX」が最安です。
実質月額料金 | |
ドコモ | 8,305円 |
au | 5,073円 |
WiMAX | 3,927円 |
au・ドコモは回線やエリアに大きなデメリットはありませんでしたが、「実質月額料金」が高くなるためおすすめはできません。
特にドコモを選ぶと3年間で10万円以上も余計に料金を払うことになるので注意しましょう。
WiMAXは使い放題ではない回線と比べても料金は安く、コストパフォーマンスもいいポケットWi-Fiです。
以上を踏まえ、WiMAXを選べば間違いありません。
WiMAXでは、GMOとくとくBB(https://gmobb.jp/)を選ぶことで、最安で無制限プランを使うことができます。
<参考>契約前に知るべきポケットWi-Fiの2つのデメリット
以上のようにポケットWi-Fiの中ではWiMAXが最もおすすめですが、ポケットWi-Fi自体に下記のデメリットがあります。
- 光回線よりも速度が安定しにくい
- どのプランでも完全に無制限で使えるわけではない
WiMAXを含む、全てのポケットWi-Fiに共通するデメリットで、まだ家に光回線がない場合は光回線も検討すべきです。
光回線とは、下記のように、光のケーブルで家までつながるネット回線です。
光より速いものはこの世にありませんから、最も速い通信の仕組みで、ポケットWi-Fiのように電波が建物などに妨害されないので、速度も安定します。
大容量の通信をするための回線なので、容量に制限もなく、ゲームや動画でたくさん使っても速度制限にはなりません。
ポケットWi-Fiと光回線を比較すると下記のようになります。
ポケットWi-Fi | 光回線 | |
速度 | ◯ 速い (電波で届く) | ◎ かなり速い (光ケーブルで届く) |
月額料金 | ◯ 3,000~5,000円 | ◎ 2,500~5,000円 |
データ容量 | ◯ 使いすぎると制限 | ◎ 無制限 |
工事 | ◎ 不要 | △ 簡単な工事が必要 |
使える場所 | ◎ エリア内なら家でも外でも | △ 家でだけ |
上記の比較を踏まえ、まず、下記に当てはまればWiMAXなどのポケットWi-Fiではなく、光回線を選ぶべきです。
- ゲームをしたり、高画質の動画を観るためにネットを探している方
- 家族全員でWi-Fiを使おうと思っている方
- テレワークで家で週2日以上仕事で使おうとしている方
上記に当てはまるのであれば、大容量で高速通信ができる光回線にしておかないと思ったように使えず、後悔します。
逆に上記に当てはまらない方や既に光回線を契約している方は、すぐに使え、持ち運びもできるポケットWiFiはおすすめです。
ただし、迷うのあれば、光回線を選んでおくべきです。
おすすめの光回線は?
「光回線100社を比較!2022年最もおすすめの回線と失敗しないための選び方」のページで、光回線を100社以上比較しましたが、選ぶべき光回線は@TCOMヒカリ(https://www.t-com.ne.jp/promo/tcomhikari/)でした。
@TCOMヒカリは下記のように、実質月額料金が極めて低く、NTTの回線を使うので、ほとんどのエリア・物件で使えます。
下記は100社から選んだ主要な光回線の比較ですが、迷った場合は@TCOMヒカリを選ぶようにしましょう。
-スマホの方は左右にスクロールが可能です-
実質月額料金 | 利用回線 | スマホセット割 | ||
一戸建て | マンション | |||
@TCOMヒカリ | 3,908円 | 2,757円 | ◎NTT回線 | au/UQモバイル/LIMBO |
TNCヒカリ | 4,882円 | 3,677円 | ◎NTT回線 | - |
ドコモ光 | 5,024円 | 3,704円 | ◎NTT回線 | ドコモ |
auひかり | 4,637円 | 1,543円 | ◯KDDI回線 | au/UQモバイル |
auひかりちゅら | 6,598円 | 5,283円 | △沖縄セルラー回線 | au/UQモバイル |
ソフトバンク光 | 4,608円 | 3,068円 | ◎NTT回線 | ソフトバンク/Y!mobile |
NURO光 | 3,851円 | 2,071円 | ◯Sonet回線 | ソフトバンク |
ビッグローブ光 | 4,338円 | 3,268円 | ◎NTT回線 | au/UQモバイル |
So-net光プラス | 4,413円 | 3,236円 | ◎NTT回線 | au/UQモバイル |
OCN光 | 6,110円 | 4,394円 | ◎NTT回線 | OCNモバイルONE |
ぷらら光 | 4,858円 | 4,648円 | ◎NTT回線 | - |
コミュファ光 | 4,339円 | 3,268円 | △CTC回線 | au/UQモバイル |
eo光 | 4,561円 | 4,080円 | △オプテージ回線 | au/UQモバイル |
@nifty光 | 4,814円 | 3,508円 | ◎NTT回線 | au/UQモバイル |
DTI光 | 5,291円 | 3,978円 | ◎NTT回線 | au |
Asahinet光 | 5,128円 | 4,138円 | ◎NTT回線 | au |
楽天ひかり | 4,983円 | 3,823円 | ◎NTT回線 | 楽天モバイル |
メガエッグ | 4,169円 | 3,069円 | △エネコム回線 | au/UQモバイル |
BBIQ | 4,913円 | 5,500円 | △QTnet回線 | au/UQモバイル |
J:COMネット | 5,084円 | 3,411円 | ◯J:COM回線 | au/UQモバイル |
IIJmioひかり | 5,206円 | 3,974円 | ◎NTT回線 | IIJmio |
エキサイト光 | 4,827円 | 3,727円 | ◎NTT回線 | - |
exiteMEC光 | 4,868円 | 3,777円 | ◎NTT回線 | - |
GMO光アクセス | 5,377円 | 4,260円 | ◎NTT回線 | - |
SPEEDIA光 | 5,578円 | 4,478円 | ◎NTT回線 | - |
ビック光 | 5,206円 | 3,974円 | ◎NTT回線 | BIC SIM/IIJmio |
hi-hoひかり | 5,549円 | 4,140円 | ◎NTT回線 | hi-hoLTE(D) |
ピカラ光 | 3,494円 | 2,334円 | △STnet回線 | au/UQモバイル |
フレッツ光※ | 6,270円 | 5,375円 | ◎NTT回線 | - |
- 契約満期まで利用し解約する場合の(総費用-キャッシュバック)÷利用月。契約期間がないものは一戸建て3年、マンション2年利用して解約する場合を想定。
- 契約満期で解約する際、工事費の残債が発生する場合、撤去工事費が必須の場合はそれらの料金も含んで算出。
- 一戸建てタイプは下り1Gbps未満のプランは対象外
- マンションの設備や大きさで料金が変わり、選べないものは、最も高いプラン(auひかりのミニギガは除く)。選べる場合、下り100Mbps未満のプランは対象外
- 回線種別:◎多くのエリア、物件で使えるNTT回線/◯一部のエリア、物件で使える独自回線/△地域限定の独自回線
- ※主要プロバイダの中で最も安いものを選んだ場合。東西のうち高い料金を記載。
以上のように比較すると、選ぶべきなのは@TCOMヒカリです。
@TCOMヒカリは、株式会社TOKAIコミュニケーションズという、上場企業グループの通信会社が、NTTの回線を使って提供する光回線です。
多くのエリア・マンションで利用可能で、下記のキャンペーンを行っているため、一戸建て・マンションどちらも料金が安いです。
- オプションなしで30,000円(一戸建て)、27,000円(マンション)のキャッシュバック
- 新規工事費が無料
- 1年間月額割引
申し込み窓口は複数ありますが、オプションなしでもらえるキャッシュバック額が最も大きい公式ページからの申し込みをおすすめします。
@TCOMヒカリ公式ページ
まとめ
Smafi WiMAXのサービスと、選ぶべきWiMAXについて解説してきましたが、いかがでしたか?
Smafi WiMAXは現在、サービスの提供を終了しており、使う事はできません。
そのため、他のWiMAXの窓口から申込みをする必要があります。
中でも最もおすすめなのが、全22社の中でも最も安いGMOとくとくBB(https://gmobb.jp/)です。
GMOとくとくBB公式キャンペーンページ:https://gmobb.jp/
申込み窓口によってキャッシュバック金額が少なくなる、月額料金が高くなることがあるため、必ず上記のページから申込みを行いましょう。
このページがあなたのWiMAXの窓口選びのお役に立てることを心から祈っています。