知らずに契約すると後悔する!タワーマンションの全7つのデメリット
「タワーマンションは魅力的だけどどんなデメリットがあるの?」「購入前に知っておかないとまずい事はある?」など、タワーマンションのデメリットが気になっていませんか?
私は、過去に3つのタワーマンションに住み、また賃貸業でタワーマンションへの案内を数多く行ってきました。
その経験をもとにタワーマンションを購入・賃貸しようとしている方に知っておいていただきたいデメリットや注意点を下記の流れで紹介していきます。
- タワーマンション購入・賃貸前に知っておくべき7つのデメリット
- その他、人によっては気をつけたい5つの注意点
- それでもタワーマンションが人気な理由
- タワーマンションの階層ごとのメリット・デメリット
- タワーマンションで後悔しないために気をつけるべき事
最後まで読めば、タワーマンションのデメリットや注意点から、購入・賃貸するときに気をつける事まで全て理解でき、タワーマンションで後悔する可能性をグッと縮められます。
目次
1. タワーマンション購入・賃貸前に知っておくべき7つのデメリット
私は過去に下記の物件に住んだ事があります。
- 東京都中央区のタワーマンション44F(約2年)
- 東京都港区のタワーマンション23F(約2年)
- 東京都目黒区のタワーマンション5F(約1年)
また、今は現場を退いていますが、賃貸マンションの仲介で、たくさんのタワーマンションの案内・契約に携わりました。
その経験をもとに、タワーマンションのデメリットを考えると下記の7つが挙がりました。
タワーマンションの7つのデメリット
- 宅配便の受け取りが面倒
- ベランダに物が干せない、物が置けない
- エレベータで時間がかかることがある
- 共用施設の予約が取れない
- 他の住人の質がバラバラ
- 引越しの手間や費用が増える
- 地震の時に揺れやすい
この7つの観点を理解しないまま契約すると、入居してから後悔する可能性があります。
逆に言えば、この7つのデメリットが大した事ないと考えるのであれば、タワーマンションを前向きに検討すべきです。
1-1. 宅配便の受け取りが面倒
タワーマンションで面倒なのが宅配便です。
一般的なタワーマンションは上記のようにオートロックが複数ある分、インターホンに何度も対応しなければいけません。
また、エレベーターなどに時間がかかったり、他の部屋を回って来ることもあるので、部屋に来るまでに時間がかかります。
私が2つめに住んだタワーマンションは、インターホンが押されてから5分以上かかることもありました。
宅配ボックスは完備されているが..
基本的にタワーマンションには宅配ボックスも完備されていますが、宅配ボックスから出してからマンション内を移動しなけれなならないので、重い荷物は大変でした。
1-2. ベランダに物が干せない、物が置けない
高層階になると、ベランダは強風が激しく、洗濯物が干せなかったり、落ちるおそれのある物は置くことができませんでした。
44階はもちろんですが、23階の部屋も物は干せませんでした。
ただし、浴室乾燥機や、乾燥機付きの洗濯機が完備されていれば、洗濯はそこまで困らないはずです。
1-3. エレベータで時間がかかることがある
また、エレベーターに乗るまでに待たされること、目的の階に行くのに時間がかかることがあります。
一応、階数ごにエレベーターは分かれていたのですが、2つ目のタワーマンションの時はおよそ250戸に対し、2基しかないため、すぐには来ないことが多かったです。
また、他の人が乗り降りするので各階で止まらなければならず、目的の階までに時間がかかることも多々ありました。
朝の忙しい時間などは、非常にストレスを感じていました。
エレベーターが止まると致命的
また、地震や停電などでエレベーターが止まると階段を上り下りしないといけません。
20階を超えると階段は非常にきついので、そこも念頭に置いておきましょう。
1-4. 他の住人の質がバラバラ
また、タワーマンションは住人が多いからこそ「色々な人が住んでいること」もデメリットだと思いました。
自宅でホームパーティをして夜中までバカ騒ぎをしたり、その人たちの客なのか、住人以外の人が遅い時間にもマンション内にいることもあり、子育てをする私にとっては少し心配でした。
タワーマンションには多くの人、様々な層の人が住んでいることで、こういった悩みを持ちやすいです。
分譲でも賃貸の住民も多い
分譲向けのタワーマンションでも、個人投資家などが賃貸用に購入し、貸し出しているケースは多々あります。
そのため、隣人がコロコロ変わるという可能性もありますので、購入して長く住もうという方は要注意です。
1-5. 引越しの手間や費用が増える
また、入居時・退去時の引っ越しにも余計なお金と手間がかかるのがタワーマンションのデメリットです。
引っ越しの際は、建物内に傷をつけないように、養生(補強)などをしますが、タワーマンションの場合は部屋までの距離も長いので、養生が非常に大変になります。
引用:アート引越センター
内装にこだわっている物件の場合、長い廊下の壁・床・柱に全て養生するので、養生だけで数時間待たされることもあります。
そして、その分費用も高くなりやすいのがタワーマンションのデメリットです。引っ越しの時に業者の人に聞いたら、同じ荷物でもタワーマンションだと料金は数倍になると言っていました。
1-6. 地震の時に揺れやすい
タワーマンションは一般的なマンションよりも地震対策ができている物件が大半ですが、高層階だと揺れやすいです。
これは、建物によっては地震が起きた時にポキっと折れないように、あえて弾力性を持たせた作りになっているからです。
私は感じませんでしたが、タワーマンションに住んでいる方の中には「強風が吹いただけで揺れる感じがある」と言っている人もいました。
1-7. 共用施設の予約が取れない
タワーマンションの目玉といえば、パーティルームなどの共用施設かと思います。
しかし、特にパーティルームの予約はなかなか取れるものではありません。
私も友人を招いてホームパーティをしようと思ったことがありましたが、私が住んでいたところですと、月に1回抽選になるのですが、週末などは倍率が高くなかなか当たりませんでした。
自由に使えるものではないかもしれない、ということを念頭に置いてきましょう。
2. その他、人によっては気をつけたい5つの注意点
その他、デメリットというほどではありませんが、人によっては大きな問題ですので、タワーマンション検討時に意識してほしいことを5つまとめました。
- 修繕費用が上がるリスクがある
- 階数で格差を感じる可能性がある
- 毎月の管理費が高くなりがち
- 部屋によっては夏場に暑い
- 電車の騒音でうるさい可能性がある
この5つの観点は、私が住んでいた際には気にならなかったのですが、中には気になる人もいるようです。
2-1. 修繕費用が上がるリスクがある
これは購入時の注意点で、将来、毎月の修繕費用が上がる、もしくは臨時でまとまった修繕費が必要になるケースがあります。
修繕費とは、マンションの外壁やエレベーターなどの共用設備の維持・修繕を行うために毎月積み立てる費用です。
購入時などに毎月の修繕費が明示されていることが多いですが、大規模改修などが必要になった時に、積み立て金額が足りなくなり、修繕費が予想外に上がったり追加で請求される可能性があります。
修繕費が足りなくなる理由
想定外の修繕が必要になった場合、本当に修繕費用が予想以上にかかり、仕方ない場合もありますが、中には、購入しやすくするようにあえて修繕費を抑えて見せて募集をしているマンションもあります。
きちんと修繕費を取れていないと、想定外の修繕費を取られるだけでなく、住民の中から反発が出て、必要な修繕をできない可能性もあります。
積立金の計画などをチェックし、安すぎないか、将来どうやって上がっていくかを確認した上で購入しましょう。
国土交通省の目安ですと、20階以上のマンションで、毎月170~245円/㎡が目安で、それよりも大幅にずれるようだと高すぎる、安すぎる可能性があります。
2-2. 階数で格差を感じる可能性がある
私は住んでいてあまり感じなかったのですが、マンションによっては階数で格差を感じることもあるようです。
低層階の方の中にはエレベーターでボタンを押す際に格差を感じる人もいたり、上の階から降りてきたエレベーターを止めない、などという暗黙のルールもあるマンションもあります。
見栄っ張りで、とにかくステータスを、という方は、マンション内でのヒエラルキー(階層)も視野に入れて検討しましょう。
タワーマンションには、見栄っ張りな人が多く、子育てなど様々な面でマウンティングをする人がいます。
近所付き合いが不要、という方ならいいのですが、購入する方など長期的に近隣住民と親しくする人は注意しましょう。
2-3. 毎月の管理費が高くなりがち
一般的に、タワーマンションの管理費は通常のマンションよりも高くなりがちです。管理費込みの物件もありますが、その分家賃に上乗せされているはずです。
理由としては、ラウンジ・フィットネスなどの共用施設、コンシェルジュなどにお金がかかるからです。
共用施設をほとんど利用しない方の場合、払い損になる可能性もありますので、そこも考えて検討しましょう。
2-4. 部屋によっては夏場に暑い
タワーマンションは日当たりがいい分、部屋によっては夏場に暑いというデメリットがあるという人もいます。
ただ、私も40階以上の部屋に住んだことがありますが、エアコンをつけていれば、暑いと感じることはほとんどありませんでした。
2-5. 電車の騒音でうるさい可能性がある
駅直結のタワーマンションが増えていますが、線路から近いあまり、電車の騒音がする部屋もあります。
駅から近い物件の内覧では必ず、電車の音にも注意しましょう。
3. それでもタワーマンションが人気な理由
ただし、上記のようなデメリットを持っていても、住みたい人が多いのがタワーマンションです。
- ステータス性
- 景色
などはよく言われているポイントですが、それ以外に、実際に住んで便利だなと思ったポイントを紹介していきます。
3-1. 周辺環境の利便性が高い
周辺にスーパーやコンビニ、病院などがあり、便利なタワーマンションが多いです。
1000戸を超えるようなマンションもあり、そういったマンションだとマンションの周辺が小さな町のようになります。何かあっても家の周辺で完結することが多かったです。
タワーマンションの近くには公園も多い
タワーマンションの近くには公園が付いていることが多く、子供を遊ばせたり、自然でリラックスしたい時に役立ちます。
これは高いマンションを立てるために、敷地内に「公開空地」という誰でも使えるスペースの設置が必要で、公園を設けることが多いからです。
3-2. セキュリティ性が高い
セキュリティ性もタワーマンションの魅力の一つです。
まずオートロックが複数あるので、関係者以外の人が入りにくいです。マンションによっては各階に止まるために鍵が必要など、他のフロアの住人も自分のフロアに来ることがないようになっています。
また、高層階の場合は、外から見えにくいので、カーテンを開けたまま過ごしていても安心できます。
3-3. 構造がしっかりしていて、耐震性・防音性に優れる
地震で揺れると言いつつも、耐震性・耐火性はしっかりしている物件が多いので、安心して生活できます。火事になった場合もスプリンクラーや防火シャッターがあるので、普通のマンション以上に安心です。
また、一般のマンションよりも構造がしっかりしている分、防音性も優れている物件が多いです。
過去の3部屋とも周りの音が気になったことはありませんし、多少騒いでしまっても、周囲と何かトラブルになったことはありませんでした。
3-4. 建物内に便利な施設が充実
おしゃれなエントランスだけではなく、建物内に、スパやジム、ラウンジなどの施設が充実しているのもタワーマンションのメリットです。
例えば「芝浦アイランドブルームタワー」だと、下記のような施設が付いています。
ブルーム・ラウンジ|レインボーブリッジが見渡せるラウンジ
引用:三井の賃貸
Library|24時間使える読書スペース
引用:三井の賃貸
沐明庵(もくめいあん)|本格的な茶室
引用:三井の賃貸
Labo|書斎・自習室として使えるブース型の空間
引用:三井の賃貸
その他、タワーマンションにある共用施設としては、下記のようなものも挙げられます。
- 24時間ゴミを出せるゴミ捨て場
- フィットネス
- プール
- スパ、サウナ
- バー
- 展望室
- キッズルーム
- 来客用の宿泊スペース
3-5. コンシェルジュサービスが便利
また、フロントにコンシェルジュが駐在しているマンションもあります。
コンシェルジュはマンションのエントランス周辺で下記のようなサービスをしてくれます。
- クリーニングサービス
- 宅配便発送サービス
- タクシー配車サービス
- ケータリングやハウスキーピングなどの業者の紹介
- ハイヤーの手配
- 傘や切手、電球などの販売
特に、クリーニングなどは便利で、マンション内でクリーニングの預け入れ、受け取りが可能です。
3-6. 上層階は虫が出にくい
タワーマンションの上層階になると、蚊などの虫が上がってこないため、網戸なしで窓を開放しても問題ありませんでした。
ただし、配水管を伝ってゴキブリが出る可能性、エレベーターで蚊が運ばれてくる可能性もあるので、100%虫が出ないわけではありません。
4. タワーマンションの階層ごとのメリット・デメリット
厳密にいうと、同じタワーマンションでも高階層・定階層で性質が違うので、タワーマンションに住むか?と同じくらい、どの階層に住むかも重要です。
ここまでの話と一部重複しますが、後悔しないためにもチェックしておきましょう。
特に、タワーマンションのデメリットが気になる方は、「低階層」であればデメリットが和らぐケースが多いです。
4-1. 高階層のメリット・デメリット
部屋の階数が上がれば上がるほど、下記のようなメリット・デメリットが出てきます。
メリット |
|
デメリット |
|
デメリットが気にならなければおすすめ
高階層は良くも悪くも、タワーマンションらしさが現れます。
タワーマンションならではのデメリットも高階層であればあるほど重くなります。
ただ、眺望・より高いステータス性などは高階層の特権です。
デメリットが気にならないという人は高階層をぜひ検討しましょう。
4-2.低階層のメリット・デメリット
また、1階に近い部屋であればあるほど、下記のようなメリット・デメリットが出てきます。
メリット |
|
デメリット |
|
タワマンのデメリットが気になるのなら低階層で”いいとこ取り”を
タワーマンションのデメリットに少し不安を感じている方におすすめなのが、低階層です。
- 宅配便は高階層より早く来る
- エレベータにかかる時間も短い
- 地震でも高階層ほど揺れにくい
など、低階層であればタワーマンションのデメリットのうち3つは和らぎます。
タワーマンションのメリットを受けつつ、デメリットを減らせる、つまりいいとこ取りをしたい方におすすめです。
5. タワーマンションで後悔しないために気をつけるべき事
タワーマンションは購入の場合も賃貸の場合も一般のマンションよりは高い買い物になるため、後悔しないように、下記の観点を意識しましょう。
5-1. 共通して気をつけるべき4つのこと
購入する方も、賃貸の方もマンション選びで後悔しないために、下記の4つは必ず行いましょう。
内覧をしっかり行うこと
ぱっと見の部屋のイメージだけで決めないようにしましょう。
下記は住んでから「こんなはずじゃなかった」と感じる人が多い観点ですので、内覧時確認しましょう。
周辺環境 | 駅から実際に歩いてみる(電車のホームからどのくらいの距離か確認) |
小中学校からの距離 | |
今の生活で便利に感じている施設(クリーニングなど)を事前に書き出し、チェックする | |
マンションの共用部 | エントランス・エレベーター・ゴミ置場などの清掃は行き届いているか |
コンシェルジュの有無、時間、サービスの内容 | |
エレベーターの台数や待ち時間 | |
ゴミ捨て場は各フロアにあるか、24時間出せるか | |
マンションの住人はストレスなく同じマンションに住めそうな人か | |
部屋 | 眺望・日当たりは良いか/再開発などで悪化しないか |
高速道路や電車の騒音はないか | |
収納スペースは十分にあるか | |
壁が薄くないか(軽く叩いてみる) | |
洗濯物は干せそうか |
共用施設を精査すること
あなたの欲しい共用施設が付いているかは、必ず確認、整理すべきです。
ただ、共用施設が豊富、は一見メリットですが、デメリットでもあります。
共用施設がタワーマンションの魅力一つではありますが、共益費や賃料が上がる傾向にあるので、使わない共用施設は共益費の「払い損」につながります。
自分に必要ない共用施設はどれくらいあるか、費用を考慮した時にコスパはどうかも判断材料にしましょう。
必ず複数の物件を見ること
タワーマンションに済んだことがない方は、複数の物件を内覧した上で決定するといいでしょう。
同じエリア、同じ条件の物件を多くチェックできれば物件ごとのデメリットや相場がわかってくるはずです。
必ず3棟以上の物件をここまでの観点含め、確かめるようにしましょう。
マンションの住人の口コミを必ず見ておくこと
「思いの外、小学校から遠い」「周辺のスーパーまでの道のりが不便」など、住まなければわからない物件のデメリットはこの他にもたくさんあるはずです。
そのため、マンションの住人の口コミを見れる下記のようなサービスで、興味のあるマンションに付いて住民の声を確認しておきましょう。
おすすめサイト:マンションノート
「マンションノート」は、100万件以上の口コミが投稿される、日本最大級のマンション口コミサイトです。
今住んでいるマンションの口コミを投稿すれば、無料で口コミを見ることができます。
5-2. 購入して後悔しないために
タワーマンションを購入した後に、上記のデメリットなどで後悔したら、取り返しがつきません。
「いいかも!」と思った物件もすぐに飛びつくのではなく、賃貸以上に上記および下記のポイントに注意して購入を検討しましょう。
トータルコストで考えること
タワーマンションを購入した後も「管理費」「修繕費」はかかってきます。また「ローンの利息」も、「固定資産税」などもかかります。
特に修繕費に関しては、より多くの人が興味を持つようにあえて抑えて募集をしているケースがあります。そんなパターンだといざ修繕が必要な時に、修繕費が足りず、思わぬ出費を強いられます。
修繕費は適正かどうかも踏まえて、トータルコストで考えましょう。
タワーマンションの購入時かかる主な費用
- 物件価格
- 仲介手数料
- 火災保険料
- 登記費用・登録免許税
- 固定資産税
- 不動産取得税
- ローン事務手数料
- 毎月の管理費・修繕費
上記は一例ですが、購入費用以外にも様々な名目でお金がかかります。初期費用、毎月支払う費用をしっかりシミュレーションした上で購入しましょう。
様々なマンションを紹介する業者に相談しながら決めるのがベスト
特定のタワーマンションのみを扱っている会社に相談すると、デメリットを隠されたり、他社のマンションを教えてくれません。
そのため、複数のタワーマンションを公平に扱っている会社に相談するのがおすすめです。
- どの業者のマンションも中立に扱っているか
- 営業をしないと公言しているか
- 無料で相談だけでもできるか
- 大手企業が運営している
の4点でおすすめ業者を出すとすると、下記の2社がおすすめです。
- 「LIFULL HOMES 住まいの窓口」
- 「スーモカウンター」(新築のみ)
中古で検討している方は「LIFULL 」、新築で検討している方はどちらにも話を聞きに行き、担当者や提案内容が良さそうな方を選ぶのがおすすめです。
5-3. 賃貸して後悔しないために
賃貸であれば、購入よりも慎重になる必要はありません。
ただし、短期間の引っ越しは余計な出費の元ですので、少なくとも2年住むことを前提に複数物件を比較・検討することをおすすめします。
賃貸のタワーマンションを探す際は、「SUUMO」「HOME’S」などの大手のポータルサイトを使いましょう。
ポータルサイトがおすすめな理由
ポータルサイトとは、下記のように、各不動産会社が、自社で扱う物件を掲載しているものです。
あなたが物件①に興味を持てば不動産会社Aに問い合わせることになります。
タワーマンションの場合、下記のように部屋ごとに扱っている不動産会社が違うということもあり、それらをまとめて見れるため、より理想の物件を調べやすいです。
※田町駅の某タワーマンションの空室一覧(抜粋)
1つの物件を問い合わせれば、同じ条件の物件を紹介してくれるケースが多いです。上記のポータルサイトに掲載のない物件も出てくるケースも多いので、よりたくさんの会社に問い合わせることがおすすめです。
1件でも多くの物件を見て、後悔しない部屋選びをしましょう。
絞り込んで効率よく検索を
ポータルサイトはタワーマンション 以外の物件も豊富に掲載されているためタワーマンションだけを絞って効率よく検索しましょう。
「SUUMO」も「HOME’S」もエリアを絞った上で詳細条件選択欄の「その他」の中の「タワーマンション」にチェックすれば絞り込み可能です。
6. まとめ
タワーマンション のデメリットを紹介してきましたが、いかがでしたか?
改めて、実際に住んだ経験・賃貸業でマンションを扱った経験からタワーマンションのデメリットを挙げると下記のようになります。
タワーマンションの7つのデメリット
- 宅配便の受け取りが面倒
- ベランダに物が干せない、物が置けない
- エレベータで時間がかかることがある
- 共用施設の予約が取れない
- 他の住人の質がバラバラ
- 引越しの手間や費用が増える
- 地震の時に揺れやすい
ここがそこまで気にならないのであれば、あなたはタワーマンションに向いている可能性が高いです。
ただ、後悔しないように、このページのポイントもしっかり意識しましょう。購入の場合は「LIFULL 」などの購入窓口、賃貸の場合は「SUUMO」などのポータルサイトの利用がおすすめです。
あなたが最高の家選びができることを心から祈っています。