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賃貸

要注意!UR賃貸を借りる前に絶対に知っておくべき全デメリット

「UR賃貸のデメリットは?」「UR賃貸で注意することはある?」など、UR賃貸のデメリットや注意点について疑問に思っていませんか?

UR賃貸のデメリットは、低所得者向けの賃貸と勘違いされている点や、審査基準が厳しい点などが代表的ですが、このほかにも知らないと損する注意点はたくさんあります。

このページでは、大手不動産会社に5年勤務し、現在も賃貸部門で働く筆者が以下の5つのことをご紹介します。

  1. UR賃貸の知っておくべき7つのデメリット
  2. UR賃貸でありがちな”物件ごと”の5つのデメリット
  3. ではUR賃貸を借りるべきではないのか
  4. UR賃貸を契約して後悔しないために重要な4つのこと
  5. UR賃貸とあわせて検討したい人気の賃貸物件2選

すべて読めば、UR賃貸のデメリットから、あなたがUR賃貸に向いてるか向いてないかまで知ることができるので、悩むことなくUR賃貸を比較検討できるでしょう。

1.UR賃貸の知っておくべき7つのデメリット

UR賃貸は、初期費用が大幅に抑えられるなどのメリットがある一方で、デメリットもあります。

この章では、たくさんの方から、いい意見・悪い意見を聞いてきた経験をもとに、UR賃貸を検討するとき必ず知っておくべき7つのデメリットを紹介します。

UR賃貸のデメリット

  • ほとんどのUR賃貸が相場より家賃が高い
  • UR賃貸は低所得者向けの安い賃貸と勘違いされやすい
  • 先着順のため競争率が高すぎて簡単には借りれない
  • 立地が悪くて昔ながらの団地も多い
  • UR賃貸は審査の基準が厳しい
  • ペットを飼うときの条件が厳しい
  • 家賃を滞納すると強制退去の恐れがある

それぞれを詳しく解説します。

1-1.ほとんどのUR賃貸が相場より家賃が高い

基本的にUR賃貸は、家賃が相場よりも2割ほど高くなっています。理由は、あえてゆとりを持たせた造りにしているからです。

UR賃貸の2LDKは一般的な賃貸の3LDKぐらいの広さがあり、通常なら8万円の部屋がURだと9~10万円ぐらいで募集されています。

そのため、UR賃貸だけに絞らず、一般的な賃貸物件とあわせて比較したほうが、よりベストな物件を選べるでしょう。

UR賃貸は中〜高所得向けの賃貸物件です。

初期費用を抑えられるので、賃料も安い物件ばかりと思われていることも多いですが、実際にUR賃貸を借りる層は「中〜高所得者」で高級物件も目立ちます。

地方では2~3LDKで8万円以下の物件も数多くありますが、都心の物件だと20~30万円する物件もたくさんあるのです。

そのため「初期費用を安く抑えられる」という部分だけに惑わされず、家賃を含めたトータル金額で比較検討するようにしましょう。

1-2.UR賃貸は「低所得者が借りる安い物件」と勘違いされやすい

賃料は高いのに一般的な認識として、「UR賃貸は低所得の人が借りる賃貸物件」と思われていることが多く、イメージが良くないです。

ここでいう低所得向けの賃貸はいわゆる「公営住宅」のことで、都道府県が管理している昔ながらの古い団地です。

ただ、「UR賃貸と公営住宅は一緒」と勘違いしてる人の方が圧倒的に多いので、「URに住んでる」というだけで、変に下に見られる可能性があることを覚えておきましょう。

「UR賃貸は初期費用が安い」と、テレビCMをバンバン流しているので、上記のように勘違いされやすいのかもしれません。

人気エリアのブランドマンションと比べると多少劣る

UR賃貸は中〜高所得者向けの賃貸ではありますが、人気エリアに建つブランドマンションと比較すると、ブランド力は劣るといえるでしょう。

特に「勝どき」などのタワーマンションが立ち並ぶ湾岸エリアだと、タワーマンションのブランド名としては弱いかもしれません。

1-3.先着順のため競争率が高すぎて簡単には借りれない

UR賃貸の申込み受付は9割以上が先着順なので、都心や最寄駅に近いような人気物件は、競争率が高すぎて簡単に借りることはできません。

人気物件は頻繁に空きが出ないことに加え、仮に空きが出たとしても待ってる人がたくさんいるため、すぐに申し込みが入ります。

参考までに、記事作成時点の都心6区内に建てられている「UR賃貸公式サイト」上の空き状況です。

エリア建物数総住戸数空室数
千代田区1230
中央区102,2970
港区21860
新宿区32560
文京区34590
渋谷区22310

上記のように、都心6区内だけで合計21棟3,452戸も部屋があるのに1部屋も空いていません。

あなたが「初期費用を抑えられる、職場に近い都心のUR賃貸を借りよう!」と思っても、同じように考えて空きが出るのを待っている人はたくさんいるのです。

そのため、新たに募集情報が出たとしてもすぐに埋まってしまうので、簡単に借りることはできないのです。

1-4.立地が悪くて昔ながらの団地もある

UR賃貸は、最寄駅からも遠くバス利用が前提となっている立地の悪い物件が多いです。

中には駅近のタワーマンションもありますが、東京23区外や他県だと、築の古い昔ながらの団地も存在します。

築の古い団地だと、エレベーターがなかったり、オートロックがなかったりと、建物の設備面やセキュリティー面が劣ることになります。

URの物件イメージ

物件左:UR東中神|右:UR目白|引用:UR都市機構

古い物件のエレベーターには要注意

上記のような古い物件だと、エレベーターが付いていても、1.3.5階にしか停止しないタイプがあります。

このことを知らずに借りてしまうと、ベビーカーを使う方や高齢者の方は、階段を使うことになる可能性もあるため、必ずエレベーターの仕様も確認するようにしましょう。

1-5.UR賃貸は審査の基準が厳しい

UR賃貸を借りるときは入居審査が必要になりますが、UR賃貸は審査の基準が厳しいです。

一般的な賃貸物件を借りるときは基準月収が家賃の3倍必要ですが、UR賃貸の審査基準は以下のようになります。

世帯での申し込みの場合

家賃額基準月収額(年収÷12)
8.25万円未満家賃の4倍
8.25万円以上〜20万円未満33万円(固定額)
20万円以上40万円(固定額)

上記の表から考えると、8.25万円未満の物件を借りるときは月収が家賃の4倍必要なので、一般的な賃貸物件より高い収入を求められます。

一方で、賃料の高い物件だと、月収33万円もしくは40万円あれば審査に通るので、一般的な賃貸物件より審査基準は緩くなります。

基準月収の例

希望物件の家賃8.25万円の場合20万円の場合
必要な月収(UR賃貸)33万円40万円
必要な月収(一般的な賃貸物件)24.75万円60万円

家賃に対して月収が足りない場合は、以下の条件をクリアできれば審査に通ります。

  • 貯蓄額が家賃の100倍あること
  • 家賃1年〜10年分を前払いする

このほかにも、世帯構成や年齢によって緩和されることがあるため、あなたの状況に合わせてUR賃貸の担当者に相談することが望ましいです。

1-6.ペットを飼うときの条件が厳しい

UR賃貸では、ペットを飼えるペット共生物件もたくさんありますが、飼育するときの条件が一般的な賃貸よりも厳しいです。

まず、犬は10キロ以下で1匹が条件となり、狂犬病の予防注射をしている証明書を提出するぐらいで済みます。

一方で猫を飼う場合は、個体識別のため猫の背中にマイクロチップを手術で埋め込まないと飼うことができません。また、手術費は飼主の負担です。

そして、手術した証拠となる証明書を提出しないと正式な飼育許可はもらえません。

だから隠れて飼う人が続出している

上記のような珍しいルールがあるため、手術なんて面倒と判断した人たちが、バレないだろうと隠れて飼っていることが非常に多いです。

また、ペット不可の物件でも飼育してる人が多く、近隣トラブルが起きやすいとよく聞きます。

そのため、猫アレルギーや動物が苦手な人でUR賃貸に住みたいときは、物件ごとにペットに関するトラブルがないかURの担当者に確認した方がいいでしょう。

1-7.家賃を滞納すると強制退去の恐れがある

UR賃貸では、家賃を3ヶ月以上滞納した時点でUR側から訴状が届き、諸々の手続きや裁判が終わると強制退去させられます。

UR側は、74万戸も部屋を管理しているだけあって、このようなケースは日常茶飯事です。そのため、事務的に強制退去まで着々と進んでいきます。

強制退去日にまだ部屋に居座ってるときは、鍵を変えられ強制的に追い出されて、部屋に残った私物などは一時的に保管センターに運び出されます。

滞納した家賃も必ず払わされる

強制退去させれたからといって、滞納した家賃がチャラになるわけではありません。

退去前であれば一括払いで払うことになりますが、退去したあとは状況にあわせて分割で返済していくことになります。

どうしても払えないときは、最終手段の自己破産するしかないので、家賃を滞納する恐れがあるならUR賃貸は避けた方がいいでしょう。

2.UR賃貸でありがちな”物件ごと”の5つのデメリット

UR賃貸は物件数が非常に多いため、物件により良し悪しが大きく異なります。

そのため、借りたあと後悔するUR賃貸でありがちな”物件ごと”の5つのデメリットを、以下の順で詳しく解説していきます。

  • 水漏れによるトラブル起こりやすい
  • 光回線を導入できないことがある
  • 網戸がついてないことが多い
  • ベランダにハトの侵入してくる
  • 保証人がいらないことで住民の質が不安

2-1.水漏れによるトラブル起こりやすい

UR賃貸のクレームとして非常に多いのでが、洗濯パンがないことにより排水口からの水漏れです。

物件によっては洗濯パンが付いてない部屋も多いので、内覧時に有無を確認して、ないときは寸法を測って入居後に取り付けた方がいいでしょう。

ただし、中には洗濯パンを取り付けることができないケースもあるので、担当者に確認するか、最初から洗濯パンが付いてない物件は選ばないことが賢明です。

洗濯パンのイメージ

引用:楽天市場|商品一覧ページ

2-2.光回線を導入できないことがある

UR賃貸の中にも、未だ光回線が導入されていない物件がたくさんあります。

順次導入を進めているようですが、物件数が多すぎてすべての物件で光回線が整うのはまだまだ先の話です。

そのため、検討している物件が未だ光回線が導入されていない場合、通信速度の遅い電話回線を使ったインターネットを使うハメになるので、注意しましょう。

個別で導入することもできない

UR賃貸では、光回線を自費で導入したいと希望しても許可されません。

一般的な賃貸であれば、戸建用の光回線を電柱から引っ張ってくることも可能ですが、UR賃貸は国が管理している物件なので、融通が一切利きません。

そんな物件を借りてしまうと入居中に光回線を使うことはできないので、URの担当者に確認した上で借りるか検討しましょう。

2-3.網戸がついてないことが多い

UR賃貸の物件は、網戸がついてない部屋が非常に多いです。

前の入居者が残置物として残していくケース以外は、新たに入居する人が用意する必要があります。

そのため、内覧時に網戸の有無を確認して、ついてないときは寸法を測っておくことが望ましいでしょう。

2-4.ベランダにハトが侵入してくる

UR賃貸ではベランダにハトが侵入してきたり、ハトの糞被害で悩まされるケースが多く、下記のような理由でハトが多くなりがちです。

  • 緑が豊富な郊外にある物件が多い
  • 物件が古いため昔からハトが住みついてる
  • UR側がハト避けの対策をしてない
  • ハトに餌をやる厄介な住人がいる

対策として、内覧時にベランダを確認することも大事ですが、物件全体をベランダ側の外部から見て、ハト避けネットを取り付けている部屋がないか確認しましょう。

よくよく確認すると、ほとんどの部屋がハト避けネットを取り付けていた、なんてことも実際にあります。

2-5.保証人がいらないことで住民の質が不安

UR賃貸は、保証人不要の点がメリットですが、裏を返せば、素行が悪くて保証人を用意できない人でも借りれる賃貸ということになります。

また、無職でもお金があって、家賃を1年分前払いできれば部屋を借りれるので、悪い仕事をしてる人が住んでることも実際に多いです。

外国人も非常に多い

外国人だからダメということではありませんが、やはり文化の違いがあるので、生活習慣も大きく異なります。

日本人が嫌がることも、外国人からしたら普通というケースも多いと思うので、この部分は我慢するしかないでしょう。

UR側に苦情を入れても、ほとんどの場合が対応してくれません。UR側は日本で働く外国人を受け入れることにも力を入れてるので、外国人に対しては非常に寛容です。

3.ではUR賃貸を借りるべきではないのか

では、UR賃貸は借りない方がいいの?という方もいるかもしれませんが、UR賃貸のデメリットや注意点を理解した上で、物件選びをしっかりすれば上記の問題で悩みにくくなります

一方で、私が今までに仲介してきた方々に聞いた、UR賃貸に住んで良かったというメリットはたくさんあります。

3-1.UR賃貸のメリット

  • 礼金・仲介手数料がナシ
  • 更新料ナシだから長く住めば住むほどお得
  • 保証人を用意しなくていい
  • 子育てに適した環境が整っている
  • 家賃の割引制度がたくさんある
  • 周辺環境が整ってる
  • おしゃれなリノベーション区画が多い
  • 敷金がたくさん戻ってくる
  • 他のURに引っ越しやすい
  • エアコンや水回り設備のグレードが高い
  • フリーレントが付いている物件も多い

上記のようなメリットを受けられるので、UR賃貸自体はおすすめです。

そこで、UR賃貸にはこんな人に向いてる、こんな人は向いてないと判断できる条件を紹介していきます。

3-2.UR賃貸に向いてる人

住むエリアに特にこだわりがない人で、以下の条件に1つでも当てはまるときは、UR賃貸に向いてるといえるでしょう。

  • 子育てが必要な世帯
  • 住宅購入資金を貯めたいカップルや新婚の方
  • とにかく初期費用を抑えたい人
  • 4年以上住む予定の人
  • 高齢者の方

条件が当てはまってる上で希望の物件が空いてる場合は、他の人に取られる前に内覧することをおすすめします。

そして、内覧するときの注意点を確認するには、4章「UR賃貸を契約して後悔しないために重要な4つのこと」に飛びましょう。

3-3.UR賃貸向いてない人

一方で、以下の条件に1つでも当てはまる人はUR賃貸はやめて、一般の賃貸を検討した方がいいでしょう。

  • 都心に住みたい人「UR賃貸は都心の物件がほぼ空いてない」
  • 一人暮らしをする人「一般的な賃貸のほうが、1Rや1Kはコスパのいい物件が豊富」
  • 駅近に住みたい人「UR賃貸は駅に近い物件が少ない」
  • 初期費用を払える余裕がある人「UR賃貸は初期費用が安くても月々の家賃は高くなりやすい」
  • 家賃を滞納する恐れがある人「UR賃貸は3ヶ月以上滞納すると強制退去になる可能性が高い」

UR賃貸に限定してしまうと、一般の優良賃貸物件を見逃す恐れがあるので、幅広く探した方がいい物件と出会えるでしょう。

そこで、一般的な賃貸でおすすめの物件を、5章「UR賃貸とあわせて検討したい人気の賃貸物件2選」で紹介します。

4.UR賃貸を契約して後悔しないために重要な4つのこと

UR賃貸のメリットやデメリットを踏まえ、UR賃貸に住んで後悔しないためにも下記のポイントを意識しましょう。

  • UR賃貸公式サイトを活用する
  • 内覧の事前予約をすること
  • 複数の物件を内覧し比較すること
  • UR賃貸の注意点を再確認した上で申込む

4-1.UR賃貸公式サイトを活用する

UR賃貸をネットで探すときは、全国の空室情報が掲載されている”公式サイト”を必ず活用するようにしましょう。

ネットには、UR賃貸の仲介を専門にしてる会社もありますが、おすすめできません。理由は、仲介会社を挟むことで申込みまでにタイムロスが生じるからです。

なので、随時公式ページの空き状況を確認して、空き情報が出たらすぐに内覧申し込みをしましょう。

UR賃貸公式サイト:https://www.ur-net.go.jp/chintai/

UR賃貸公式ページ

理想は店舗に行って探す

UR賃貸でいい部屋と出会うには、店舗に行って探すのが一番おすすめです。

店舗であれば、公式サイトにも出ない「退去予定の部屋」を教えてくれて、先行予約を取ることができます。

忙しくて店舗に行けないときは、希望エリアの店舗に電話して「○○区で○LDKの部屋ありますか?」と確認してみましょう。

店舗検索ページ:https://www.ur-net.go.jp/chintai/counter/

UR賃貸の店舗検索ページ

4-2.内覧の事前予約をすること

内覧したいと思う物件が見つかったら、まずは内覧の予約をしましょう。

UR賃貸は、問い合わせた当日に内覧できる可能性は限りなく低いです。理由は、鍵の貸し出しを行う物件の管理事務所との調整が必要だからです。

そのため、まずは電話で内覧予約を取れるか最寄りの店舗に確認しましょう。物件や店舗によっては、窓口でしか予約できない可能性もあるので、事前に確認してください。

空き予定の部屋は仮申込をする

まだ住んでる状態の部屋を内覧したいときは、仮申込することで物件を確保できて内覧の予約をとれます。

仮申込していれば、ほかの人に取られる心配もなく、気に入らなかったらキャンセルもできるので安心です。

ただし、仮申込できるのは1部屋だけで、ほかの空き予定の部屋が気になったときはキャンセルする必要があるので、慎重に検討しましょう。

4-3.複数の物件を内覧し比較すること

理想は2~3件程度の物件を見て比較することがおすすめです。ただし、都心のURで2~3件見れることは滅多にないので、エリアを広げたほうがいいでしょう。

そして以下は、URに住んでから「こんなはずじゃなかった」と感じる人が多い観点ですので、内覧したときに確認しましょう。

周辺環境駅から実際に歩いてみる(電車のホームからどのくらいの距離か確認)
坂道や踏み切りなど、不便に思う環境ではないか
墓地や警察署など、不人気な条件となる環境ではないか
高速道路や線路沿いなど、騒音が気になる環境ではないか
保育園・幼稚園・小学校などは近くにあるか
スーパーやコンビニは近くにあるか
物件の共用部防犯カメラは必要箇所に備え付けられているか
インターネットの光回線が整っているか
エレベーターは設置されているか
宅配BOXの個数をチェックする(大小合わせて最低6個以上が理想)
部屋電波が入りやすいか(不便なく電話できる部屋か)
カーテンの寸法を測っておく
ウォシュレットをつけるときは型番をチェックする
浄水器・食洗機をつけるときは蛇口の型番をチェックする
コンロがない部屋はコンロ台の大きさを測っておく
エアコンをつけるときはホース部分と室外機置き場の写真を撮っておく
網戸がないときは寸法を測っておく
洗濯パンがなくて取りつけたいときは寸法を測っておく
陽当たりは問題ないか
設備は問題なく使用できるものか
壁が薄くないか(軽く叩いてみる)
窓の立て付けは悪くないか

内覧は基本的に1回きりで時間は約30分

1つの部屋の内覧は基本的に1回きりで、時間は約30分です。きっちり30分というわけではないですが、鍵の貸し出し時間が概ね30分と決まっているのです。

そのため、大きい部屋を内覧するときは、事前に確認する箇所を絞って順序よく内覧しましょう。

4-4.UR賃貸の注意点を再確認した上で申込む

ここだ!という物件に出会えたあとも、申込みの前にもう一度このページで紹介したポイントを振り返りましょう。

何かしらのデメリットは我慢することになるので、あなたがどの部分なら妥協できるか考えることが重要です。

例えば、自宅でネット動画を頻繁に見る人は、光回線が整ってる物件じゃないと厳しいと思うので、光回線に重視して物件を探したほうがいいでしょう。

5.UR賃貸とあわせて検討したい人気の賃貸物件2選

UR賃貸のメリットとしては、「初期費用が安い」や「子育てに適した環境が整っている」などがあげられますが、一般的な賃貸でも、同様の条件が揃っている人気の物件があります。

そこで、賃貸の営業をしていた経験から、初期費用、品質、コスパ、などを踏まえて、UR賃貸とあわせて比較したほうがいい物件を紹介します。

おすすめはブランド化されたシリーズ物件

ブランド化されているシリーズ物件であれば、物件数や住戸数も多いことに加え、周辺環境も整っているエリアに建てられています。

また、物件によっては「敷金礼金0・仲介手数料0」の物件も数多く用意されているため、UR賃貸と比較しやすいです。

なので、UR賃貸だけに絞ることなく、幅広い視野で物件を探したほうが後悔しにくいので、下記のシリーズ物件もあわせて検討してみましょう。

シリーズ名物件数おすすめポイント
5-1.コンシェリアシリーズ70棟以上シンプルながらも高級感あふれるデザインで、「敷金礼金0・仲介手数料0」の物件も数多くある人気シリーズマンション。
5-2.ロイヤルパークスシリーズ18棟以上周辺環境や建物共有施設も充実している、ファミリー層に人気のシリーズマンション。

5-1.コンシェリアシリーズ

コンシェリアの公式hp

コンシェリアシリーズ」は、株式会社クレアスレントが手がける分譲賃貸シリーズです。

間取りは1K・1LDKタイプがメインとなり「敷金礼金0・仲介手数料0」の物件も多いため、一人暮らしやカップルから人気があります。

東京を中心に建てられているため、周辺環境も整っていることに加え、最寄駅からも数分でアクセスできる好立地が魅力的なシリーズマンションです。

コンシェリアシリーズのマンション外観

コンシェリアの外観

物件名|左:コンシェリア品川南 THE GRAND RESIDENCE|中:コンシェリア東京 IRIYA STATION FRONT|右:コンシェリア目黒 THE RESIDENCE

コンシェリアシリーズの部屋の内装

コンシェリアの内装

上記引用:クレアスレント

過去に募集のあった部屋の例
物件間取り面積家賃(管理費)敷金/礼金
コンシェリア品川南 THE GRAND RESIDENCE1K21.75㎡8.7万円(0.85万円)0ヶ月/0ヶ月
コンシェリア東京 IRIYA STATION FRONT1K27.69㎡9.7万円(0.85万円)0ヶ月/0ヶ月
コンシェリア目黒 THE RESIDENCE1K27㎡13.8万円(1.2万円)0ヶ月/0ヶ月

これらの物件は、賃貸ポータルサイト「SUUMO」や「HOME’S」に掲載がありますので、最新の空室検索や内覧申し込みをしたい方は下記ページから行いましょう。

コンシェリアシリーズについてより詳しい情報を知った上で内覧をしたい方は「コンシェリア辛口レビュー|高級賃貸マンション13ブランドの比較と注意点」のページに詳細な情報をまとめていますので、チェックしてみましょう。

5-2.ロイヤルパークスシリーズ

ロイヤルパークすの公式HP

ロイヤルパークスシリーズ」は、ダイワリビングが手がける賃貸マンションシリーズです。

特徴としては共有施設が充実していることに加え、コンシェルジュが付いているため、ホテルライクのサービスを受けられる点です。

間取りは2LDKや3LDKもたくさんあるので、4人以上のファミリーでも余裕を持って生活できる大きさとなっています。

ロイヤルパークスシリーズのマンション外観

ロイヤルパークスの外観

物件名|上:パシフィックロイヤルコートみなとみらい|下:ロイヤルパークス北新宿(現在はブレス北新宿に名称変更)

ロイヤルパークスシリーズの共有施設

ロイヤルパークスタワー南千住の共有施設

ゲストルーム

ロイヤルパークスタワー南千住のゲストルーム

天然温泉

ロイヤルパークスタワー南千住の天然温泉

物件名:ロイヤルパークスタワー南千住

ロイヤルパークスシリーズのモデルルーム

ロイヤルパークス武蔵小杉の室内イメージ

ロイヤルパークスの水回りイメージ

上記引用:ダイワリビング

過去に募集のあった部屋の例
物件間取り面積家賃(管理費)敷金/礼金
ロイヤルパークス西新井1LDK52.27㎡14.2万円(1万円)1ヶ月/0ヶ月
ロイヤルパークスタワー南千住1LDK51.41㎡17.9万円(1.3万円)0.5ヶ月/0.5ヶ月
ロイヤルパークス豊洲2LDK82.57㎡28万円(1.7万円)1ヶ月/0ヶ月

これらの物件は、人気ポータルサイト「SUUMO」や「HOME’S」に掲載がありますので、最新の空室検索や内覧申し込みをしたい方は下記ページから行いましょう。

ロイヤルパークスシリーズについてより詳しい情報を知った上で内覧をしたい方は「ロイヤルパークス辛口レビュー|人気の高級賃貸マンション13ブランドと徹底比較!」のページに詳細な情報をまとめていますので、チェックしてみましょう。

6.まとめ

UR賃貸のデメリットを解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

UR賃貸を代表するデメリットは以下の7つです。

  • ほとんどのUR賃貸が相場より家賃が高い
  • UR賃貸は低所得者向けの安い賃貸と勘違いされやすい
  • 先着順のため競争率が高すぎて簡単には借りれない
  • 立地が悪くて昔ながらの団地も多い
  • UR賃貸は審査の基準が厳しい
  • ペットを飼うときの条件が厳しい
  • 家賃を滞納すると強制退去の恐れがある

このほかに、物件ごとにありがちなデメリットもあるので、必ず事前に確認した上で物件を選定しましょう。

一方で、UR賃貸には以下のメリットもあるので、あなたの状況にあわせて検討することが望ましいです。

  • とにかく初期費用が安く抑えられる
  • おしゃれなリノベーション区画が多い
  • 子育てに適した環境が整っている
  • 家賃の割引制度がたくさんある
  • 周辺環境が整ってる
  • 敷金がたくさん戻ってくる
  • 他のURに引っ越しやすい
  • エアコンや水回り設備のグレードが高い
  • フリーレントが付いている物件も多い

そして、UR賃貸だけに限定しないで、一般的な賃貸もあわせて検討すれば、より良い物件に出会える確率は高まるでしょう。

あなたがこの記事を読んだことで、UR賃貸のデメリットを把握できて、これからの物件探しに少しでも役に立てることを心から願っています。