賃貸EXのキャッシュバック8つの注意点と正しい利用法
「賃貸EXでキャッシュバックがもらいたい!」「本当にお得なサービスなの?」など、賃貸EXが気になっていませんか?
長年不動産業界で働いてきた経験から言うと、賃貸EXのキャッシュバックは注意点が満載なので、細心の注意を払って使うべきです。
このページでは、賃貸EXの落とし穴を踏まえ、最もお得に不動産を契約する方法を下記の流れで解説していきます。
このページをすべて読めば、賃貸EXの注意点が全てわかり、あなたが最も得する方法で申し込むことができます。
1. 賃貸EXのキャッシュバック8つの注意点
「賃貸EX」は、求人サイトなどを運営する上場企業「株式会社じげん」によって運営される賃貸サイトです。
引用:賃貸EXの公式ページ
特徴は家賃1ヶ月分のキャッシュバックを実施していることで、同様のキャンペーンを行う「スモッカ」と母体は同じです。
利用の流れとしては、①賃貸物件を探し、それを扱う不動産会社に問い合わせを行い、②その物件で契約するとキャッシュバックがもらえるというものです。
一見高額なキャッシュバックでお得に見えるかもしれませんが、キャッシュバックに関しては注意点が満載で、把握しておかなければ「1円ももらえない..」という事態になりかねません。
賃貸EXの注意点
- 家賃を満額もらえるわけではない
- 違う部屋に決めた場合もらうことはできない
- 楽天銀行の口座が必要
- 物件リクエストフォームからの申し込みは対象外
- 契約者が問い合わせ者本人でなければいけない
- 問い合わせ後4日以内に事前申請が必要
- キャッシュバックの応募は半年後の14日間のみ
- 写真を送らなければいけない
1-1. 家賃を満額もらえるわけではない
現在のキャンペーンでは家賃1ヶ月分のキャッシュバックとされていますが、上限は50,000円と小さく明記されています。
引用:賃貸EXの公式ページ
仮に7万円の部屋に入居した場合も、5万円しかもらえないことを覚悟しましょう。
1-2. 違う部屋に決めた場合もらうことはできない
賃貸EXで問い合わせた後、提携の不動産会社から連絡があり、内見や話を聞いた上で部屋を決定します。
この時、違う部屋に決めた場合はキャッシュバックの対象外になります。同じマンションの隣の部屋でもキャッシュバックをもらうことはできません。
実際に内見に行き、「日当たりが悪い」「異臭がする」「騒音が酷い」など感じても物件を変えたらキャッシュバックをもらえません。
不動産会社にも注意
物件だけでなく、不動産会社も同じでなければいけません。不動産会社の対応が悪くてもその会社にお願いしなければキャッシュバックはもらえません。
1-3. 楽天銀行の口座が必要
賃貸EXではお祝い金を楽天銀行の口座への振り込みでのみ受け取れます。
そのため、応募前に必ず楽天銀行での口座開設が必須になります。口座を用意しなければキャッシュバックを受け取れません。
楽天銀行口座開設ページ:https://www.rakuten-bank.co.jp/account/
1-4. 契約者が問い合わせ者本人でなければいけない
キャッシュバックを受けるには、問い合わせた人が契約者本人でなければいけません。
例えば、お子さんが問い合わせ、ご両親が契約する場合はキャッシュバックをもらえません。
1-5. 問い合わせ後4日以内に事前申請が必要
問い合わせした後、不動産会社と連絡をとり内見に行くことになりますが、問い合わせ後4日以内に自動返信されるメールから「事前申請」を行う必要があります。
そして、事前申請した後に届くメールを半年間保管しておく必要があります。
メールアドレスにも注意
「smocca.jp」「zigexn.co.jp」から届くメールを受信できるようにしておかなければいけません。
仮にメールを受け取れなかった場合、キャンペーンの対象外になります。
1-6. キャッシュバックの応募は半年後の14日間のみ
事前申請だけではキャッシュバックはもらえず、半年後に改めて応募する必要があります。
応募自体は「問い合わせした日から半年後開始の14日だけ」で、その前にもその後にも申請できないので注意しましょう。
半年住まないといけないキャンペーンなので仕方がないことですが、もらい忘れを狙って設定された期間の可能性もありますので、注意しましょう。
1-7. 写真を送らなければいけない
賃貸EXでキャッシュバックをもらうためにはキャッシュバックの必要書類として下記の写真を撮って送らなければいけません。
①新居の最寄り駅を撮影した写真(3枚)
駅の標識など駅名が確認できる写真を1枚含む、駅の画像を3枚用意しなければいけません。
②新居周辺のおすすめスポットを撮影した写真(3枚)
新居の周りの「おすすめスポット」の画像が必要です。スポット名が確認できる看板などの写真を1枚含めた3枚の異なる写真が必要です。
写真の質にも注意!
公式ページには下記のような場合はキャンペーン対象外と小さく書かれているので画質などにも気を付けましょう。
「応募時に添付された書類画像が、指定の書類以外もしくは画質が悪く内容が確認できない場合」
1-8. アンケートに答えなければいけない
応募時にアンケートに答えなければいけませんが、その量が膨大で、文字数約2500字程度で、400字の原稿用紙6~7枚分です。
答えばければもちろんもらうことはできません。
2. 賃貸EXは本当におすすめか?
ここまでを踏まえると、おすすめできるのは一部の人だけです。
賃貸EXは、キャッシュバックをウリにしているように見せかけて、もらい忘れ・失敗を狙ったかのような制約や手間のかかる点がたくさんあります。
一方で、賃貸EXのキャッシュバックと同等、もしくはそれ以上優れたキャンペーンは複数ありますので、そちらを狙うべき人も多いです。
2-1. キャッシュバック以外にお得なキャンペーンは存在する
賃貸は上記のように、同じ物件でも複数の不動産会社経由で紹介を受けられますが、どの不動産会社で申し込むかによって条件が変わります。
キャッシュバックを受けられるか以外にも下記のような観点で差が出てきます。
- フリーレント
- 仲介手数料無料
フリーレントとは、「1~3ヶ月家賃を無料にします」というものです。不動産会社に払う仲介手数料は1ヶ月が相場ですが、業者によっては無料になります。
賃貸EXでキャッシュバックをもらうよりも、家賃1ヶ月分以上を浮かせられる業者を探す方が得なケースもあるので、注意しましょう。
例:家賃8万円の物件
例えば、家賃8万円の家があったときに、場合によっては賃貸EXで見つけた不動産会社よりも得する不動産会社がある可能性があります。
不動産会社 | キャンペーン等 | どれだけ得するか |
A社(賃貸EXで見つけて依頼) | 賃貸EXのキャッシュバック | 5万円 |
B社 | フリーレント2ヶ月 | 16万円 |
C社 | 仲介手数料無料 | 8万円+消費税 |
D社 | なし | 0円 |
※もちろん賃貸EXで掲載されている物件でも仲介手数料無料・フリーレントを受けられる可能性もあり、両取りのチャンスもゼロではありません。
特に注目すべきは「手間」
お得になる金額もそうですが、特に注目すべきはキャンペーンを受けられるまでにかかる手間で、下記のように大きく異なります。
手段 | どうやって特典を受けるか |
賃貸EXのキャッシュバック |
|
仲介手数料無料 |
|
フリーレント |
|
仲介手数料無料や、フリーレントを狙った方が、あなたがしなければならないことは圧倒的に少ないです。
2-2. 他のサイトよりキャッシュバックの額は高い
賃貸EXはキャッシュバックの制約が非常に厳しいものの、キャッシュバック額で見ると圧倒的です。
キャッシュバックを行う(行っていた)5社の金額や条件を比較しました。
サイト | 金額 | 条件や注意点(抜粋) |
キャッシュバック賃貸 | 5,000~1万円CB | ・最大10万円と書いてあるが、大半の物件が5,000円~1万円のCB ・問い合わせした不動産会社で決めなければ対象外 ・問い合せから60日以内の申請が必要 |
賃貸EX | 家賃1ヶ月分CB(最大50,000円) | ・どんなに家賃が高い部屋でも50,000円 ・問い合わせした部屋に決めなければ対象外 ・2,500字の口コミを書かなければならない ・写真を複数送らなければいけない ・楽天銀行の口座が必要 |
スマイティ | ~10,000円CB | ・最大1万円と書いてあるが、もらえるのは賃料・管理費・共益費、および礼金の10% ・問い合わせした不動産会社で決めなければ対象外 ・祝い金受け取りにはこれまでに住んでいた街に関するレビュー投稿(街レビュー)が必要 ・問い合せから45日以内の申請が必要 |
DOOR賃貸 | 5,000円+α(最大10万円) | ・問い合わせた不動産で問い合わせた部屋に決めなければ対象外 ・問い合わせから60日以内に成約してお祝い金の申請が必要 ・PayPay銀行(旧ジャパンネット銀行)の口座が必要 |
マイナビ賃貸 | 終了 | 一時期最大30,000円のCBを行っていたが、サービス終了 |
以上のように手間がかかっていい人で、キャッシュバックを狙う人は賃貸EXがおすすめです。
2-3. 賃貸EXを使うべき人はこんな人
以上を踏まえると、賃貸EXがおすすめな人は以下全てを満たす方です。
賃貸EXがおすすめな人
- キャッシュバックの注意点を全て理解し、
- ある程度希望の物件が決まっていて、
- その物件の各不動産会社の条件(仲介手数料など)を見極めた上で、
- 賃貸EXのキャッシュバック以上にお得になりそうなところがない人
上記に該当するのであれば賃貸EX(https://chintai-ex.jp)を使ってキャッシュバックを狙いに行くのがおすすめです。
それ以外の方は、最初から賃貸EXでキャッシュバックを狙いに行くと、「部屋を変えられない」「手間が予想以上にかかる」などの事態になり、後悔する恐れがあります。
特に、問い合わせた部屋以外の部屋にするとキャッシュバックを受けられないのが致命的で、部屋を決めてから使うのがおすすめです。
次の章を参考に、まずは「SUUMO」などで家に目星をつけ、不動産会社に条件を聞きながら使うのがおすすめです。
また、とにかく手間をかけずにお得に契約したい方は、下記のような仲介手数料無料or割引の物件をメインに扱う不動産会社を使いましょう。
3. 本当にお得な賃貸EXの使い方
賃貸EXはキャッシュバックの手間も大きく、そして違う部屋にしたらキャッシュバックを受けられないというのが致命的なデメリットです。
そのため、あなたが満足できる物件を最もお得に申し込むためには、下記のステップで物件を探すことがおすすめです。
- Step1. 「SUUMO」で部屋を探す
- Step2. 複数の不動産会社と内見に行く
- Step3. 仲介手数料無料/フリーレントの不動産業者を探して交渉
- Step4. 最後に「賃貸EX」をチェック
Step1. 「SUUMO」で部屋を探す
まずは、賃貸EXではなく、大きめの賃貸サイトを活用し、物件を洗い出しましょう。
有名なサイトでも掲載数が少ないところもあり、出会えるはずだった物件に出会えなくなります。
有名な11のポータルサイト掲載されている物件数を渋谷区(東京)と淀川区(大阪)で比較してみます。
ポータルサイト | 掲載物件数 (東京都渋谷区) | 掲載物件数 (大阪市淀川区) |
SUUMO | 約5.4万件 | 約6.1万件 |
HOME’S | 約6,300件 | 約8,800件 |
DOOR賃貸 | 約6,100件 | 約1.2万件 |
スモッカ | 約7,300件 | 約1万件 |
賃貸EX | 約7,300件 | 約1万件 |
at home | 約1.1万件 | 約1万件 |
キャッシュバック賃貸 | 約6,100件 | 約1.2万件 |
スマイティ | 約1万件 | 約1万件 |
CHINTAI | 約8,200件 | 約3,000件 |
オウチーノ | 約3,100件 | 約2,500件 |
いえらぶ | 約9,500件 | 約2.1万件 |
- 一部サイトは複数のアパートが棟ごとにまとめられている物件もあり、他のサイトと同じ計算をすると、表示されている件数より多くなる可能性があります。
大手はどこも十分な物件数がありますが、中でも「SUUMO」が圧倒的に物件数も多く、使いやすいためおすすめです。
SUUMOとは?
「SUUMO」はリクルートグループが運営する日本最大級の不動産ポータルサイトで、多くの不動産会社がこぞって物件を載せています。
数ある賃貸サイトの中で最もおすすめな理由は、とにかく掲載数が多く、また希望の条件で物件を絞りやすいことです。
750万以上の物件を様々な切り口で検索ができ、「フリーレント」「インターネット無料」などキャッシュバック 以上にお得な条件で物件を絞り込めます。物件は下記のように全国にくまなくあり、どこに住んでいてもおすすめです。
東京都 | 約145万件 |
大阪府 | 約115万件 |
宮城県 | 約9万件 |
沖縄県 | 約6.9千件 |
また、頻繁にキャンペーンも行っていて、SUUMO掲載の不動産会社に即決しても得するチャンスはあります。
Step2. 複数の不動産会社と内見に行く
上記のサイトから問い合わせ、不動産会社と見に行くことになりますが、この際に「複数の不動産会社」と内見に行くことがおすすめです。
理由は下記の3点です。
- 不動産会社によって条件が変わるので、条件を比べるため
- 担当者によって知識ややる気が違うため、いい不動産会社にお願いするため
- ネットに出回っていない掘り出し物物件を教えてくれるかもしれないため
特に初期費用をキャンペーン以上に安くするためには、5社を目安にたくさんの不動産会社と接点を持っておくことが重要です。
気になる物件を5~10まで絞り、別々の不動産会社を使いながら複数内見に行きましょう。
それぞれの不動産会社に、「XXXの物件も検討してますが、条件どうですか?一番安い不動産会社にお願いしようと思います。」と確認してみましょう。
不動産会社の確認方法
SUUMOでは下記のように申し込む際に下記のように不動産会社が表示されるので、意識して複数の業者を使いましょう。
Step3. 仲介手数料無料/フリーレントの不動産会社を探して交渉
物件がある程度絞れたら、各社が提示してきた条件を確認していきます。
- 仲介手数料が無料
- フリーレント1ヶ月以上
であれば、キャッシュバックよりも簡単で、お得な可能性が高いので、その不動産会社で申し込みがおすすめです。
そうではない場合は、交渉をすることになりますが、交渉材料に使えるのは、下記のような仲介手数料が無料/格安の不動産会社です。
- 東京を中心に無料の物件が多い「スマ部屋」
- 大阪を中心に無料の物件が多い「ゼロ賃貸」
- 全室3.9万円の手数料になる「39room」
- 仲介手数料・敷金・礼金がゼロの物件が多い「アムス・エステート」
- 学生は手数料が安くなりやすい「エイブル」
上記に問い合わせ、無料だった場合や安かった場合、内見で案内してくれた不動産会社に下記のように聞いてみましょう。
XXXの物件ですが「YYY」というサイト経由ですと手数料が無料なようです。同じく無料にしてもらえるなら御社で申し込もうと思いますがいかがでしょうか?
Q.最初からこれらのサイトを使うのはどうなの?
おすすめはしません。
理由は掲載されている物件がSUUMOと比べても少ないからです。
反対にこれらのサイトは物件を指定すれば掲載がなくても調べてくれるので、物件がある程度決まってから使ったほうがいいです。
Step4. 最後に賃貸EXをチェック
上記で「仲介手数料無料」などを勝ち取れなかった場合は、賃貸EXで該当の物件を探し、キャンペーンを狙いましょう。
仲介手数料無料orフリーレント有の不動産会社に出会っていても、賃貸EX(https://chintai-ex.jp)を使って問い合わせを行い、下記のように確認しておくと損しません。
XXXの物件ですが、他の不動産会社で仲介手数料無料という話を聞きました。
「賃貸EX」経由で、御社で申し込みを行えばキャッシュバックと手数料無料どちらも適用いただけますか?
まれに手数料無料+キャッシュバックを受けられることもあり、手間はかかりますが圧倒的にお得な契約が可能です。
また、ここまで行えば最安で契約できる不動産会社に出会える可能性は高いです。
4. 最高の1件を選ぶための「内見」10のコツ
不動産会社に問い合わせると、連絡が入りますので、日程を合わせて内見にいきましょう。
内見は、不動産会社のスタッフと行くことになりますが、物件の最寄り駅もしくは不動産会社の店舗、物件の前のどこかで待ち合わせることが多いです。
この内見がとにかく重要ですが、キャンペーンを狙うあまり疎かにする人も多いです。
内見の10のコツ
- 最も後悔しやすい「騒音」を確認する
- 部屋の日当たり、風通しを確認する
- 実際に街並み、店舗などを確認しておく
- 住民や建物の雰囲気を確かめる
- ゴミ出しのルールを聞いておこう
- 採寸をしておく
- 細かい設備もチェックしておく
- 諸費用を不動産会社に確認する
- 事故物件でないかの確認もする
- いいと思った物件はすぐにでも申し込みを行う
4-1. 最も後悔しやすい「騒音」を確認する
賃貸物件にかかわらず、家探しで最も後悔しやすいのが、「騒音」です。騒音は主に下記の4つに分けられます。
- 隣の部屋からの騒音
- 上の階からの騒音
- 外からの騒音
- 物件の廊下からの騒音
窓を閉めた状態で、耳をすませて騒音は大丈夫か、睡眠に影響はなさそうかを確認しておきましょう。壁に耳を当てると確実です。
また、周囲の部屋が留守という可能性も考慮しておきましょう。
隣の部屋との壁をコンコンしたり、床をかかとでトントンしてみて、響きそうであれば騒音に悩むリスクが上がるので、他の物件とよく比較することがおすすめです。
4-2. 部屋の日当たり、風通しを確認する
騒音だけでなく、部屋の日当たり、風通しも確認しておきましょう。
隣に建物がある場合や、建物が特殊な構造をしている場合など、日当たり・風通しが悪い物件は複数あります。
内見時気にならなくても、梅雨時や換気したい時にストレスに感じやすくなるため、必ずチェックしておきましょう。
カビが生えていないかも要確認
風通しや日当たりが良くない物件は、窓周りや収納などにカビが生えやすいです。
カビが生えていたり痕跡のある物件は梅雨の時期などに苦労する可能性が高まります。
4-3. 実際に街並み、店舗などを確認しておく
内見時は駅から歩くなど、その物件の周辺を散策し、あなたがいつも使っている店舗はあるか確認しておきましょう。
特に一人暮らしであると便利なのは下記の店舗です。
- コンビニ
- スーパー
- 好きなファーストフードor飲食店
- クリーニング店
また、一人暮らしの方にとって、学校が近すぎるとうるさいだけですので、適度な距離を意識したいのと、墓地などが近くにないかも確認しましょう。
4-4. 住民や建物の雰囲気を確かめる
内見時、部屋の中だけでなく、外でも注意して住民や建物の雰囲気を確かめましょう。
まず、どんな住民がいるのか確認しておきましょう。これから同じ建物に住むことになる人がどんな人かは重要です。ストレスなく住めそうかは必ずチェックすべきです。
また、建物の管理状況を確認しておきましょう。清掃は行き渡っているか、ゴミ捨て場やエレベーターは綺麗になっているかは現地でしかわかりません。
4-5. ゴミ出しのルールを聞いておこう
物件によって、ゴミを出すルールが異なりますので、一つの判断基準にしましょう。
おすすめは専用のゴミ捨て場があり、24時間ゴミを出せる物件です。
気が向いたらゴミを出せるので楽ですし、ゴミを室内に貯めなくて済むので、部屋を広く使うことができます。
4-6. 採寸をしておく
内見時に物件にメジャーなどを持っていき、部屋の大きさ採寸しておくと家具を揃えたり、配置を決めるのに便利です。
部屋の寸法以外にも下記のポイントで採寸をしておきましょう。
- 冷蔵庫や洗濯機置き場の広さ
- カーテンのサイズ
上記を測っておけば、契約後入居日までに、新しい家電やカーテンを用意することが可能です。また、玄関のドアの大きさを測っておけば、引越し時の家具の搬入も困りません。
契約後、不動産のスタッフにお願いすれば代わりに測ってくれる可能性もありますが、期待しすぎないようになるべくご自身で測るようにしましょう。
4-7. 細かい設備もチェックしておく
下記の設備もチェックしておくとより失敗しない物件選びができます。
見るべき施設 | チェック箇所 |
収納 | 十分な大きさの収納があるか |
エアコン | 有無だけではなく、古い場合は、型番を確認し、消費電力が大きくないかを確認する。 |
ポスト | 他人が勝手に出し入れできないか確認する。 |
インターネット | 工事が必要なのか、そもそも工事で使えるか不動産業者に確認する。 |
窓 | 開け閉めはスムーズか確認する。 |
コンセント | 十分な数があるか、高さはおかしくないか |
水道・シャワー | 許可をもらい水を出して、十分な量の水が出るか確認する。 |
4-8. 諸費用を不動産会社に確認する
内見時に不動産会社の人に、入居時と毎月、いくら必要なのか、その内訳は何なのかを確認しておきましょう。
不動産サイトや物件概要の情報は、必要な費用が省略されている恐れもあり、想定以上の費用を支払うことにつながります。
キャッシュバックに目が眩んで、より高い額を払うことにならないように気をつけましょう。
4-9. 事故物件でないかの確認もする
事故物件とは、事件や事故、自殺で人が亡くなった物件です。
この事故物件ですが、入居者に伝えるかに明確なルールはなく(法律の解釈が曖昧で)、教えてくれないケースがあります。
過去の事件などが気になってしまうという方は、申し込み前に「大島てる」という事故物件公示サイトで確認をしておくことがおすすめです。
4-10. いいと思った物件はすぐにでも申し込みを行う
賃貸は、決める人はすぐに決めるので、内見した家が、その日の夜に別の申し込み者が入ることは珍しくはありません。
多くの物件で先着順で優先されていくので、なるべく1日に内見をまとめて行い、いい物件があればその日のうちに申し込みを行いましょう。
いい物件はすぐにとられてしまうので、ここだと思う物件があれば、キャッシュバックなどの条件に拘らず決めてしまいましょう。
賃貸は契約書を書いて初めて契約成立です。
マナー違反ではありますが、仮押さえをして、同時進行で他の不動産会社で別の物件を探す…ということも可能です。
5. まとめ
賃貸EXについて、注意点やおすすめの使い方を紹介してきましたがいかがでしたか?
賃貸EXのキャンペーンは一見お得なサービスですが、下記のように注意点が満載です。
賃貸EXの注意点
- 入居祝いを満額もらえるのは月に一人だけ
- 違う部屋に決めた場合もらうことはできない
- 楽天銀行の口座が必要
- 物件リクエストフォームからの申し込みは対象外
- 契約者が問い合わせ者本人でなければいけない
- 問い合わせ後4日以内に事前申請が必要
- キャッシュバックの応募は半年後の14日間のみ
- 写真を送らなければいけない
本当にあなたにとってベストな家に、お得に住むためにはまずは、SUUMO(https://suumo.jp/chintai/)で物件を探し、内見をした上で、その物件がお得な条件で契約できる不動産会社を選んだ方がいいでしょう。
上記でいい物件があれば、賃貸EX(https://chintai-ex.jp)も含め、キャンペーン・フリーレント・仲介手数料を比較し、一番お得な不動産会社を探しましょう。
このページがあなたのお部屋探しのお役に立てることを心から祈っています。