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引越し

引っ越し準備の完全ガイド|すべきことの一覧リストと上手な準備のコツまとめ

「引っ越しではどんな準備が必要?」「どうやって準備をすすめればいい?」など、引っ越しの準備は何をすべきか悩んでいませんか?

引っ越しではすべき準備が満載で、2ヶ月を切っていれば早すぎることはないため、できることからすぐに始めるべきです。

このページでは、引っ越し会社で4年間営業をしてきた筆者が、引っ越しですべき準備を一覧にしました。その中でも多くの人がすべき「重要な準備」については進め方のコツをまとめ、合わせて下記の流れで紹介します。

  1. 引っ越しですべき事前準備の一覧リスト
  2. 引っ越しを決めたらすぐにやるべき5つの準備
  3. 引っ越し前になるべく早くやる9つの準備
  4. 引っ越しの1~2週間前に役所でやる6つの事前準備
  5. 引っ越しの前日までにやるべき12個の準備
  6. 特に重要な事前準備①「引っ越し業者選び」で失敗しないためのコツ
  7. 特に重要な事前準備②「荷造り」の5つのポイント
  8. 特に重要な事前準備③「不用品処分」の方法の選び方
  9. その他引っ越し後にすべきこと

最後まで読めば、引っ越しですべき準備はなにかが漏れなくわかるだけでなく、「引っ越し業者選び」など重要な準備で失敗しなくなります。

目次

1. 引っ越しですべき事前準備の一覧リスト

まずは、引っ越しですべき事前準備を全て一覧にしました。

すべき準備やるべき人
2. 引っ越しを決めたらすぐにすべき準備
2-1. 部屋探し・部屋の契約まだ次の家が決まっていない人
2-2. 賃貸物件の解約手続き賃貸で家を借りている人
2-3. 引っ越し業者の選定・予約引っ越し業者をまだ決めていない人
2-4. 学校の転校手続き引っ越しでお子さんが別の小学校・中学校へ通うことになる方
2-5. 保育園や幼稚園の転園手続きお子さんが別の保育園・幼稚園へ通うことになる方
3. 引っ越し前になるべく早くすべき準備
3-1. 荷造り全ての人
3-2. ネット回線(特に固定回線)の移転手続き光回線などの固定回線を使っている人
3-3. CS放送やケーブルテレビの契約手続きCS放送やケーブルテレビの契約をしている人
3-4. 粗大ゴミを処分する引っ越しで通常捨てられない粗大ゴミが出そうな方
3-5. その他細かいゴミの処分全ての人
3-6. ガスの移転・解約手続きガスを使っている人
3-7. 火災保険・地震保険の解約・変更これらの保険に加入している方
3-8. 会社・勤務先への住所変更の連絡会社員・アルバイトの人
3-9. 郵便物の移送手続き全ての人
4. 引っ越しの1〜2週間前に役所ですべき準備
4-1. 転出届の提出違う市区町村に引っ越しをする人
4-2. 印鑑登録の抹消違う市区町村に引っ越しをする人で、印鑑登録をしている
4-3. 国民健康保険の手続き国民健康保険に加入している人で、別の市区町村へ移る人
4-4. 児童手当の住所変更児童手当を受け取っている人で、別の市区町村へ移る人
4-5. 介護保険被保険者証の返納要支援・要介護の認定を受けている方で、別の市区町村へ移る人
4-6. 原付の廃車手続き原付を持っていて、他の市区町村に引っ越す方
5. 引っ越しの前日までにしておくべきこと
5-1. 電気の移転・解約手続き全ての人
5-2. 水道の移転・解約手続き全ての人
5-3. NHKの住所変更手続きNHK受信料を払っている人
5-4. 新聞の住所変更手続き新聞を購読している方
5-5. 近隣への挨拶一戸建ての方、家族引っ越しの方
5-6. 冷蔵庫の掃除・霜取り・水抜き冷蔵庫を持っている人
5-7. 洗濯機の水抜き洗濯機を持っていて、業者から指示された人
5-8. 石油ストーブの空焚き石油ストーブを持っている人
5-9. 新居の鍵の受け取り次の家が賃貸の人
5-10. 新居の確認次の家が賃貸の人
5-11. 新居のレイアウト決定全ての人
5-12. 直前まで使っていたものの梱包全ての人

PDFで確認したい方は【PDFリスト】をご利用ください。

また、今回の一覧表は、下記のどれに当てはまる方も参考にできるように作成しました。「やるべき人」に当てはまる項目を実施しましょう。

  • 家族引っ越しの人
  • 一人暮らしの人/一人暮らしを始める人
  • 同棲・二人暮らしの人/同棲・二人暮らしを始める人

2. 引っ越しを決めたらすぐにやる5つの準備

引っ越しを決めたら、少しでも早くすべき準備が下記の5個です。

引っ越し2ヶ月を切っていれば、早すぎる、と言うことはないので早めに行いましょう。

すべき準備やるべき人
2-1. 部屋探し・部屋の契約まだ次の家が決まっていない人
2-2. 賃貸物件の解約手続き賃貸で家を借りている人
2-3. 引っ越し業者の選定・予約引っ越し業者をまだ決めていない人
2-4. 学校の転校手続き引っ越しでお子さんが別の小学校・中学校へ通うことになる方
2-5. 保育園や幼稚園の転園手続きお子さんが別の保育園・幼稚園へ通うことになる方

2-1. 部屋探し・部屋の契約

すべき人

  • まだ次の家が決まっていない人

具体的にすべきこと

  • 部屋を探し、あなたにあっていそうな部屋を契約する

引っ越しに当たって、次に住む家が決まっていない方は、まずは部屋を探すことから始めましょう。

入居までの手続きもありますから、引っ越し予定日の1~2ヶ月前に部屋探しをするのがベストです。リクルート運営の賃貸ポータルサイト 「SUUMO(https://suumo.jp/chintai/)」を使うことで、大量の物件を探せますが、部屋探しには注意点も満載です。

部屋選びをこれから行う方は、まずは「賃貸のプロが教える部屋探しのコツ|初心者でも失敗しない3つのステップ」を参考にベストな家を探しましょう。

2-2. 賃貸物件の解約手続き

すべき人

  • 賃貸で家を借りている人

具体的にすべきこと

  • 管理会社に退去する旨を伝えておく

部屋探しと同時に、管理会社や大家さんに今の家を出ることを伝えておきます。

多くの場合で契約書に、「退去する1~2ヶ月前に言うこと」と書かれていて、突然の退去だと1ヶ月分の家賃を請求されるケースがあるので注意が必要です。

引っ越し日が決まったら、なるべく早く伝えておくようにしましょう。

また、退去日までに引っ越し・掃除・鍵の引き渡しを行うことを意識して、退去日を設定しましょう。退去の際は、鍵の引き渡し、部屋の中の確認がありますから、予定を開けておきましょう。

初めての退去で心配な方は「賃貸の退去で失敗しないための全知識|費用や掃除のコツまでプロが解説!」を確認しておくと失敗しません。

2-3. 引っ越し業者の選定・予約

すべき人

  • 引っ越し業者をまだ決めていない人

具体的にすべきこと

  • 業者に目星をつけ、見積もり、予約する

引っ越し業者が決まっていない人は、早めに見積もりを取り、予約するようにしておきましょう。

各社のトラックや作業員の数には限りがあり、引っ越しの見積もりを取るタイミングが遅ければ遅いほど料金は高くなります。

まず、予約が埋まってくると、各社から下記のような安くする提案を受けにくくなります。

遅くなると安くする提案を受けにくい

また、安くて良い業者から予約は埋まりますから、直前になるにつれ、安くて良い業者からの見積もりや予約が取れなくなっていきます。

安くていい業者から埋まる

さらに遅くなると、対応可能な業者が見つからない可能性もあります。

業者が見つからないリスク

こうならないように、新居・引っ越し日が決まったら、すぐに引っ越し業者への見積もり依頼をすぐに行いましょう。

また、「6. 特に重要な事前準備①「引っ越し業者選び」で失敗しないためのコツ」で、ベストな引っ越し業者を選ぶためのコツを紹介しているため、見積もり前の方は必ず確認しましょう。

2-4. 学校の転校手続き

すべき人

  • 引っ越しでお子さんが別の小学校・中学校・高校へ通うことになる方

具体的にすべきこと

  • 今の学校と、役所、次の学校での手続きを行う

学校を変える場合は、まずは今の学校に連絡し、下記の書類を出してもらいます。

  • 在学証明書
  • 教科書給与証明書

その上で、役所で転出届け、引っ越し先で転入届を出します。同一市内への引っ越しの場合は、転居届を提出。

そこで「転入学通知書」を受け取れますので、下記の3点の書類を新しい学校に提出するのが大まかな手続きです。

  • 在学証明書
  • 教科書給与証明書
  • 転入学通知書

高校の場合や、私立の小中学校の場合はまた違った手続きになります。

まずは、引っ越しが決まったら、すぐに今の学校の担任に相談するようにしましょう。

2-5. 保育園や幼稚園の転園手続き

すべき人

  • お子さんが別の保育園・幼稚園へ通うことになる方

具体的にすべきこと

  • 引っ越し先の自治体、保育園・幼稚園へ空き状況を確認、手続き

引っ越しが決まったらなるべく早く、引っ越し先の自治体や園へ空き状況や手続き内容を確認しておきましょう。

転園先のリサーチもあるため、行動は早いに越したことはありません。

ただし、保育園に空きがないケースもあり、住民票を移していない状態だと入園が不利になるケースもあります。こういったケースでも救済措置を設けている自治体もあるので、合わせて確認しましょう。

3. 引っ越し前になるべく早くやる9つの準備

ここまでほど急いではしなくていい手続きですが、引っ越しまでに余裕を持って下記のことを行なっておきましょう。

すべき準備やるべき人
3-1. 荷造り全ての人
3-2. ネット回線(特に固定回線)の移転手続き光回線などの固定回線を使っている人
3-3. CS放送やケーブルテレビの契約手続きCS放送やケーブルテレビの契約をしている人
3-4. 粗大ゴミを処分する引っ越しで通常捨てられない粗大ゴミが出そうな方
3-5. その他細かいゴミの処分全ての人
3-6. ガスの移転・解約手続きガスを使っている人
3-7. 火災保険・地震保険の解約・変更これらの保険に加入している方
3-8. 会社・勤務先への住所変更の連絡会社員・アルバイトの人
3-9. 郵便物の移送手続き全ての人

最悪2週間前から行えば、問題ありませんが、早めに行っておくと後から楽です。

3-1. 荷造り

すべき人

  • 全ての人

具体的にすべきこと

  • ダンボールに入るものを詰めていく

引っ越し業者の多くがダンボールをくれますから、ダンボールを受け取り次第、荷造りを開始しましょう。引っ越し業者がくれない、引っ越し業者を使わない方はAmazon(https://www.amazon.co.jp/)などで購入しましょう。

引っ越し当日に業者が来るまでに絶対にすべきなのが、「ダンボールに入る物は全て詰め込む」ことです。

ただ、「なかなか進まない…」「何から始めればいいの?」と悩む方も多いので、「7. 特に重要な事前準備②「荷造り」の5つのポイント」に荷造りを効率よく進めるためのポイントをまとめました。

3-2. ネット回線(特に固定回線)の移転手続き

すべき人

  • 光回線などの固定回線を使っている人

具体的にすべきこと

  • 使っている業者に連絡を入れておく

光回線などの固定のネット回線、電話回線を使っている人は早めに業者に連絡を入れておきましょう。

理由は、引っ越し先で工事が必要な可能性が高く、工事の予約を希望日に取るためです。特に引っ越しの混み合う3月前後にはなかなか工事が取れず、引っ越ししたのにしばらくネットが使えないという事態にもなりかねません。

よく使われる、ネット回線の移転手続きのページや連絡先をまとめたので、下記から移転手続きを行いましょう。
-スマホの方は左右にスクロールが可能です-

ネット回線名連絡先電話番号Webで手続きするページ
フレッツ光NTT東日本0120-116-116https://flets.com/first/move/iten.html
フレッツ光NTT西日本0120-116-116https://flets-w.com/user/move/
auひかりKDDI0077-7063https://www.au.com/cs/hikkoshi_form/
ドコモ光NTTドコモドコモのスマホから151https://www.nttdocomo.co.jp/hikari/..
ソフトバンク光ソフトバンク0800-111-2009https://www.softbank.jp/ybb/moving/..
OCN光NTTコミュニケーションズ0120-506-506https://www.ntt.com/personal/hikkoshi/..

上記の中で、NTT東西のフレッツ、auひかりだけは別途プロバイダという接続業者への手続きが必要なケースがあります。不安な方は電話での移転手続きをし、「プロバイダへの手続きは必要ですか?」と聞いてみましょう。

また、移転には工事費がかかるのかなども確認できるので、電話での問い合わせがおすすめです。

3-3. CS放送やケーブルテレビの契約手続き

すべき人

  • CS放送やケーブルテレビの契約をしている人

具体的にすべきこと

  • 現在のサービス業者に連絡をする

CS放送(スカパー)やケーブルテレビに加入している人も早めに連絡をしておいた方がいいでしょう。

工事が必要なケースもありますし、ケーブルテレビの方は引っ越し先で使えないケースもあるので、別のサービスを探す必要があるからです。

まずは今利用している会社に引っ越す旨を伝えましょう。

電話での手続きWebでの手続き
スカパー!/プレミアムサービス0120-188-999Myスカパーから
プレミアムサービス光(スカパー!)0120-818-666
J:COMエリアごとの窓口転居の手続きから

工事費などを確認できるので、電話での問い合わせがおすすめです。

3-4. 粗大ゴミを処分する

すべき人

  • 引っ越しで通常捨てられない粗大ゴミが出そうな方

具体的にすべきこと

  • 自治体に手続きをし、手数料を払って回収してもらう

大型家電や家具など、引っ越しで粗大ゴミが出そうな方はなるべく早く自治体に連絡し、回収してもらうように依頼しましょう。

「市区町村名 粗大ゴミ」で検索すれば、各自治体のルールが出てきます。基本に事前申し込みをし、手数料を払い、指定の場所に出す流れです。

面倒な方は回収サービスもおすすめ

少し割高になりますが、民間の業者が不用品を引き取ってくれるサービスもあります。

業者によっては軽トラに不用品乗せ放題で1~2万円など、粗大ゴミ以外の捨てにくいゴミもまとめて回収してくれます。

「くらしのマーケット(https://curama.jp/disposal/)」というサイトでエリア別に業者を探せますので、「面倒だから一気に処分したい!」という方は検討してみましょう。

また「8. 特に重要な事前準備③「不用品処分」の方法の選び方」で、あなたにとって最適な処分方法を選ぶコツを紹介していますから、粗大ゴミがある方は確認しておきましょう。

3-5. その他細かいゴミの処分

すべき人

  • 全ての人

具体的にすべきこと

  • 自治体のゴミの日にこまめに処分をしておく

粗大ゴミ以外の「燃えるゴミ」「燃えないゴミ」の処分も必要です。

計画的に捨てていき、引っ越し直前でゴミの処分に困らないようにしましょう。

先ほど紹介した「くらしのマーケット(https://curama.jp/disposal/)」は、粗大ゴミと一緒に、細かいゴミも引き取ってくれます。分別が分かりにくいものはまとめて引き取ってもらうと楽です。

3-6. ガスの移転・解約手続き

すべき人

  • 全ての人

具体的にすべきこと

  • 移転手続き、必要に応じて解約手続きを行う

ガスに関しても同様ですが、今の住所で利用を終えるとき、次の住所で利用を開始するときは立会いが必要です。

不動産の引き渡し前に、ガスを止める立会いができるよう、余裕を持って手続きをしておきましょう。

利用者の多いガス会社Webから電話から
東京ガス手続きページ0570-002211
東邦ガス手続きページ0570-015456
大阪ガス手続きページ0120-0-94817
西部ガス手続きページ0570-000-312

他のガス会社を利用の方は「エリア+ガス+引っ越し」で検索しましょう。

今とは別のガス会社を使うことになる方は、このタイミングで利用開始する旨を伝えておきましょう。上記のガス会社であれば表で紹介したページ、電話番号から手続きが可能です。

3-7. 火災保険・地震保険の解約・変更

すべき人

  • これらの保険に加入している人

具体的にすべきこと

  • 必要に応じて解約手続き、新規申し込みを行う

火災保険・地震保険に加入している人は解約の手続きをしておきましょう。解約日は引っ越し日より後にしておきましょう。

また、引っ越し先が賃貸の場合、新居では指定の火災保険があるケースが大半ですが、大家によっては引き継ぎもできるので、引き継ぎたい人は次の家をお願いした不動産業者に相談しましょう。

どこの保険会社と契約したのか、連絡先もわからない場合は、管理会社等に確認しましょう。

3-8. 会社・勤務先への住所変更の連絡

すべき人

  • 会社員・アルバイトの人

具体的にすべきこと

  • 会社や勤務先に引っ越すことを伝える

勤務先に引っ越すことを伝えておきましょう。交通費の変更、税金の支払いのために勤務先への連絡は必須です。

まずは、上司には早めに口頭で「◯月から△へ引っ越します」と伝えて、その後会社のルールに従い申告しておきましょう。

引っ越し後に申告をするルールの会社もありますが、引っ越し前にそう言ったルールを確認しておきましょう。

3-9. 郵便物の転送手続き

すべき人

  • 全ての人

具体的にすべきこと

  • Webもしくは郵便局の窓口で転送手続きを行う

転居することを郵便局に知らせておけば、古い住所に来た郵便を1年間新しい住所に届けてもらえます。

住所変更の連絡ができなかった相手からの郵便を受け取るためにも必ず手続きを行いましょう。

Webから手続きを行う場合

スマホがあれば、「e転居」という郵便局のサービスで手続きができます。確認の電話をする必要があるので、電話のできる環境での手続きがおすすめです。

窓口で手続きを行う場合

下記の2つの書類を持って郵便局に行き、「引っ越すので転送を申し込みたい」と伝えましょう。

  1. 本人確認書類:本人の運転免許証、各種健康保険証など
  2. 旧住所の証明:古い住所が確認できる運転免許証、パスポート、住民基本台帳カードまたは住民票など

4. 引っ越しの1~2週間前に役所でやる6つの事前準備

市区町村が変わる方は、引っ越しの日の1~2週間前に一度役所に行き、下記の手続きを行いましょう。

手続きすべき人
4-1. 転出届の提出違う市区町村に引っ越しをする人
4-2. 印鑑登録の抹消違う市区町村に引っ越しをする人で、印鑑登録をしている
4-3. 国民健康保険の手続き国民健康保険に加入している人で、別の市区町村へ移る人
4-4. 児童手当の住所変更児童手当を受け取っている人で、別の市区町村へ移る人
4-5. 介護保険被保険者証の返納要支援・要介護の認定を受けている方で、別の市区町村へ移る人
4-6. 原付の廃車手続き原付を持っていて、他の市区町村に引っ越す方

市区町村が変わらない方は引っ越した後でないとできない手続きが多いので、引っ越してから役所に行きましょう。

持って行くものとしては下記のものに加え、それぞれの申告に必要な+αのものです。

  • 本人確認証(運転免許証、パスポート、マイナンバーカード、在留カード)
  • 印鑑

基本的に役所に用紙があり、役所に行けば窓口も教えてくれるので、まずは何の手続きが必要で、何を持っていくべきか、この章で確認しましょう。

※代理で手続きを行いたい場合は委任状や代理人の本人確認書類・印鑑などが必要です。事前に役所に自治体ごとのルールを確認しておきましょう。

同一市区町村内で転居する方は、ここでは手続きせず、転居後に手続きを行えば問題ありません。

4-1. 転出届の提出

すべき人

  • 違う市区町村に引っ越しをする人

具体的にすべきこと

  • 役所の窓口、もしくは郵送で転出の届け出をする

その市区町村から出て行くことを、役所に届け出ます。先ほどの書類を持ち、役所に行くか、自治体によってはWebサイトで用紙をダウンロードして郵送で送ることも可能です。

東京都中央区の例ですと、下記のような用紙で、「住民異動届」という名前の用紙になっていることが多いです。

東京都中央区の転出・転居の届出用紙

引用:東京都中央区ホームページ

ここで転出証明書をもらって、それを次の役所に提出することになります。

また、マイナンバーカードを提出すれば、転出証明書を省略できますので、お持ちの方は持っていきましょう。

4-2. 印鑑登録の抹消

すべき人

  • 違う市区町村に引っ越しをする人で、印鑑登録をしている

具体的にすべきこと

  • 役所の窓口で、印鑑登録の抹消を行う

印鑑登録は市区町村ごとに行っているので、転出するときは今の市区町村の窓口で「印鑑登録廃止申請書」を提出し、登録の抹消をしておきます。

本人確認書類の他に下記の書類を持って自治体の窓口に行きましょう。

  • 登録している印鑑
  • 印鑑カード

ただし、自治体によっては転出届を出せば、印鑑登録が自動的に抹消されるところもあります。転出届を出す際に確認してみましょう。

4-3. 国民健康保険の手続き

すべき人

  • 国民健康保険に加入している人で、別の市区町村へ移る人

具体的にすべきこと

  • 役所の窓口で、資格喪失の手続きを行い、保険証を返還する

国民健康保険に加入している方(主に自営業の方など職場の健康保険に加入していない方)は、引っ越す際に今の自治体で資格喪失の手続きが必要です。

転出後14日以内に行えば問題ありませんが、転出届などと一緒にやってしまえば楽なので、役所に行ったタイミングで手続きしましょう。

下記の物を持って、窓口に行きます。

  • 国民健康保険証(転居する家族全員分)
  • 印鑑

4-4. 児童手当の住所変更

すべき人

  • 児童手当を受け取っている人で、別の市区町村へ移る人

具体的にすべきこと

  • 役所の窓口で、児童手当受給事由消滅届を提出

今と違う市区町村に引っ越す方は、今の自治体からの支給を止めるために「児童手当受給事由消滅届」を提出します。引っ越し後15日以内に行えばいいですが、こちらも引っ越し前のこのタイミングで行なっておくとスムーズです。

下記の物を持って、窓口に行きます。

  • 印鑑

引っ越し先で再度申請が必要ですが、その際「課税証明書」などの年収を証明する書類が必要なケースがあるため、このタイミングで取得しておいた方がスムーズです。

役所に行く前に引っ越し先の自治体に必要書類などを確認しておきましょう。

4-5. 介護保険被保険者証の返納

すべき人

  • 要支援・要介護の認定を受けている方で、別の市区町村へ移る人

具体的にすべきこと

  • 役所の窓口で、資格喪失手続きを行い、「介護保険受給資格証」をもらう

介護保険の給付も次の住所でも引き継げます。役所に、介護保険被保険者証を返納し、資格喪失の手続きをします。

その際、「介護保険受給資格証」を受け取って、転居先の役所行った際に手続きを行います。(自治体によっては受給資格証を発行しておらずマイナンバーでの手続きになります。)

4-6. 原付の廃車手続き

すべき人

  • 原付を持っていて、他の市区町村に引っ越す方

具体的にすべきこと

  • ナンバープレートを返却し、廃車申告受付証をもらう

同一市区町村であれば、転居時にバイクの住所が自動的に更新されますが、別の市区町村へ引っ越す場合は、役場にナンバープレートを返却し、廃車申告受付証をもらいます。

引っ越し先で必要ですので、廃車申告受付証は無くさないようにしましょう。

下記の物を持って、窓口に行きます。

  • 印鑑
  • 外したナンバープレート

引っ越し先まで原付で行く方は要注意!

ナンバープレートを返すと、公道を走れなくなります。

引っ越し先まで原付で行きたいという方は、引っ越し前には手続きをせず、引っ越し先で廃車と登録の手続きを一緒に行います。詳しくは引っ越し後にすべきことの中の「バイクの住所変更」で解説します。

5. 引っ越しの前日までにやるべき12個の準備

引っ越しの前日までに、下記の12のことは終わらせておきましょう。

すべき準備やるべき人
5-1. 電気の移転・解約手続き全ての人
5-2. 水道の移転・解約手続き全ての人
5-3. NHKの住所変更手続きNHK受信料を払っている人
5-4. 新聞の住所変更手続き新聞を購読している方
5-5. 近隣への挨拶一戸建ての方、家族引っ越しの方
5-6. 冷蔵庫の掃除・霜取り・水抜き冷蔵庫を持っている人
5-7. 洗濯機の水抜き洗濯機を持っていて、業者から指示された人
5-8. 石油ストーブの空焚き石油ストーブを持っている人
5-9. 新居の鍵の受け取り次の家が賃貸の人
5-10. 新居の確認次の家が賃貸の人
5-11. 新居のレイアウト決定全ての人
5-12. 直前まで使っていたものの梱包全ての人

5-1. 電気の移転・解約手続き

すべき人

  • 全ての人

具体的にすべきこと

  • 移転手続き、必要に応じて解約手続きを行う

電力会社にも引っ越すことを伝えておきましょう。Webや電話で行うことになりますが、今の請求書や電気使用量のお知らせなどのお客様番号が記載されているものが手元にあるとスムーズです。

利用者の多い電力会社の移転手続き先は下記になり、引っ越し先でも今の電力会社を使うのであれば「移転」、使わないのであれば「廃止」の手続きをします。

電力会社Webから電話から
東京電力エナジーパートナー手続きページ0120-995-005
関西電力手続きページ0800-777-8810
中部電力手続きページ0120-921-691
東北電力手続きページ0120-175-266
九州電力手続きページ0120-623-376

今は、電力自由化により、エリア関係なく使える業者が増えていますので、エリアが変わっても、口座振替やクレジットカード払いをそのまま継続させたいという人は今の電力会社の利用を検討しましょう。

5-2. 水道の移転・解約手続き

すべき人

  • 全ての人

具体的にすべきこと

  • 移転手続き、必要に応じて解約手続きを行う

水道会社も同様です。

下記の窓口から、引っ越し先でも今の水道を使うのであれば「利用中止および新住所での利用開始」、使わないのであれば「利用中止」の手続きをします。

利用者の多い水道局Webから電話から
東京都水道局手続きページ03-5326-1100
大阪市水道局手続きページ06-6458-1132
横浜市水道局手続きページ045-847-6262
名古屋市上下水道局手続きページ052-884-5959
札幌市水道局手続きページ011-211-7770

他の水道局を利用の方は「エリア+水道+引っ越し」で検索しましょう。

5-3. NHKの住所変更手続き

すべき人

  • NHKの受信料を払っている人

具体的にすべきこと

  • 移転手続き、必要に応じて解約手続きを行う

NHKにも住所変更を知らせておきます。「Webでの手続きページ」から、手続きしておきましょう。

ちなみに、一人暮らしや単身赴任を辞める場合、結婚などで2世帯の申し込みを1つにする場合などは解約も可能です。

上記ケース、もしくは電話で引っ越しの手続きをしたい方は「0120-151515」に電話しましょう。

5-4. 新聞の住所変更手続き

すべき人

  • 新聞を購読している方

具体的にすべきこと

  • Webや電話で住所変更をする

新しい住所で今の新聞を継続して購読する場合は引っ越しまでに住所変更をしておきます。下記のページから行いましょう。

新聞社住所変更
朝日新聞/日刊スポーツWebから
毎日新聞Webもしくは電話から
読売新聞Webもしくは電話から

また、引っ越しを機に解約したいという方は販売店に連絡するようにしましょう。

5-5. 近隣への挨拶

すべき人

  • 一戸建ての方、家族引っ越しの方

具体的にすべきこと

  • 新居(旧居)の近隣住民に挨拶をしておく

一戸建てに引っ越す場合、もしくは家族で引っ越す場合、前日までに、新居の近隣の方に挨拶をしておきましょう。

近隣とは下記を指します。

  • マンション:左右の家、上下の家
  • 一戸建て:あなたの隣の家、向かいの家、斜め向かいの家

なるべく、引っ越しの前日の午後に訪問し、これからの挨拶と、引っ越しで迷惑をかける旨を伝えましょう。

500~1000円のお菓子、洗剤などの手土産を持っていくことが一般的です。単身者の場合は挨拶は不要です。

また、今の家の近所でお世話になった方には早めに挨拶をしておきましょう。

5-6. 冷蔵庫の掃除・霜取り

すべき人

  • 冷蔵庫を持っている人

具体的にすべきこと

  • 冷蔵庫を空にして、霜取りを終えておく

冷蔵庫に物が入っていると運んでもらえなくなるため、計画的に処分して、空にするようにしましょう。

また、前日には下記の手順で霜取りを行い、冷蔵庫の霜を綺麗に除去しておく必要があります。

  1. 冷蔵庫・冷凍庫を空にする
  2. 製氷機トレイの氷を捨てる
  3. コンセントを抜いて電源を落とす
  4. 溶けた霜で周囲が濡れないようにタオルを周囲に敷く
  5. 冷蔵庫を開けっぱなしにして、霜を溶かす
  6. 冷蔵庫の中を綺麗に拭き取る
  7. 蒸発皿※の水を捨てる

蒸発皿は、冷蔵庫の下部や背面にある、冷蔵庫の水を受ける皿のことです。

引用:シャープ

霜取りができていないと、運送中に溶け出し、他の荷物が濡れる恐れがあります。

5-7. 洗濯機の水抜き

すべき人

  • 洗濯機を持っていて、業者から「水抜き」を指示された人

具体的にすべきこと

  • 洗濯機やホースの内部の水を抜く

洗濯機の水抜きとは洗濯機内部の水を取り除くための作業で、引っ越しで輸送中などに水が漏れて、他の荷物が汚れないように行います。

ただし、基本的に引っ越し業者が行ってくれますから引っ越し業者に頼んだ場合、業者から何も言われていなければする必要はありません。

ただ、格安の運送業者にお願いした方は、サービス範囲外の可能性もありますから、すべきなのか事前に聞いておきましょう。

水抜きは下記の流れで進めますが、製品ごとに取扱説明書を確認したり、「メーカー名+洗濯機+水抜き」で検索し、方法を確認しましょう。

全自動洗濯機の場合

  1. 水道の蛇口を閉める
  2. 洗濯機を空にした状態で、フタをしてスタートボタンを押す
  3. 電源を切り蛇口からホースを抜く(水の漏れに注意)
  4. 電源を入れ、フタをして脱水ボタンを押す
  5. 脱水が終わったら洗濯機内の水分を拭き取る
  6. 排水口からホースを抜き、ホース内の水を捨てる(水の漏れに注意)

ドラム式洗濯機の場合

  1. 水道の蛇口を閉める
  2. 洗濯機を空にした状態で、「槽洗浄コース」を選び、スタートボタンを押す
  3. 電源を切り蛇口からホースを抜く(水の漏れに注意)
  4. 電源を入れ、フタをして脱水ボタンを押す
  5. 脱水が終わったら洗濯機内の水分を拭き取る
  6. 糸くずフィルターを緩めて、洗面器などに水を捨てる
  7. 排水口からホースを抜き、ホース内の水を捨てる(水の漏れに注意)

5-8. 石油ストーブの空焚き

すべき人

  • 石油ストーブ・ファンヒーターを持っている人

具体的にすべきこと

  • 石油ストーブ・ファンヒーターの灯油をなくす

石油ストーブやファンヒーターに灯油が入ったままだと運んでくれないため、取扱説明書を確認しながら空焚きを行い、灯油を空にしましょう。

多くの石油ストーブ・ファンヒーターが、「メーカー名+製品名」で検索すれば説明書が見れるため説明書を確認しましょう。

大きくすべきこととしては、ストーブを付け放置、灯油がなくなり、自然に消えるのを待つことです。

5-9. 新居の鍵の受け取り

すべき人

  • 次の家が賃貸の人

具体的にすべきこと

  • 部屋の鍵を受け取る

次の家には鍵がかかっているため、引っ越し業者が新居に着くまでのどこかのタイミングで鍵を受け取っておく必要があります。

不動産会社の指定の方法で受け取りましょう。

遠方に引っ越す方など、荷物の搬入当日まで鍵を受け取れない方は、当日のスケジュールをしっかりと組み、引っ越し業者を待たせることがないようにしましょう。

5-10. 新居の確認

すべき人

  • 次の家が賃貸の人

具体的にすべきこと

  • 部屋に問題がないかを確認しておく

部屋に元々傷があった場合、入居後すぐに伝えておかないと、あなたのせいにされ、修理費を求められることがあります。

そのため、鍵を受け取った後は、部屋の中をしっかり確認し、傷や不具合を確認しておきましょう。

また、引っ越し業者が傷をつけることもあり、責任をはっきりさせるためにも、引っ越し前に見ておくのが安心です。

チェックリストはしっかり記入すること

入居時、下記のようなチェックリストがもらえますので、しっかりと確かめ、何か不備があれば、記入して提出しましょう。

引用:原状回復をめぐるトラブルとガイドライン

5-11. 新居のレイアウト決定

すべき人

  • 全ての人

具体的にすべきこと

  • 新居にどの家具をどう置くか決めておく

引っ越しの際、業者から「これどこに置きますか?」「どの向きで置きますか?」と聞かれます。

スムーズに引っ越しを終えるためにも、事前にどこに何をおくか、どの向きで置くかをなんとなくでも決めておきましょう。

また、きっちり決めたい方は、事前に部屋のサイズを測定し、「プランナー5D(iOS/ Android)」など家具の配置がシミュレーションできるアプリで配置を決めておきましょう。

5-12. 直前まで使っていたものの梱包

すべき人

  • 全ての人

具体的にすべきこと

  • 全ての荷物を箱に詰める

引っ越し業者が来るまでに、ダンボールに入れられる物は全て梱包しておかなければいけません。

引っ越しまで使うと判断し、出していたものも、引っ越しのタイミングまでに全て詰めておくようにしましょう。

最悪、当日使う物は、紙袋などに入れて、あなたが運んでもいいので、引っ越し業者に運んで欲しいものは、すべてダンボールに詰めましょう。

6. 特に重要な事前準備①「引っ越し業者選び」で失敗しないためのコツ

引っ越しは距離や荷物の量をもとに、利用者ごとに料金が計算されるため、どの業者にお願いする際も見積もりをとって金額を確認する必要があります。

その際、「複数社から見積もりを取らないと高くなる」ということだけは絶対に意識するようにしましょう。

これは「単身か家族か」「どこに住んでいるか」に関わらず、すべての人が気を付けるべきことで、相場以上の料金を払うことに繋がりかねません。

6-1. 注意点:複数社から見積もりを取らないと高くなる

引っ越しの見積もりで最も大事なのは、「複数業者から見積もりを取り、料金やサービスを競わせること」です。

これは、1社からしか見積もりを取らないと、引っ越し業者は安くする努力をほとんどしないので、どんなに優良の業者でも料金が高くなるからです。

1社だけ見積もりを取るケース

反対に、2社以上見積もりをとっていて、ライバルがいる場合では、特に交渉しなくても勝手に他社を意識して安くしてくれます。

2社以上見積もりを取る場合

実際、私も営業マンをしていたとき、ライバル業者の有無で2倍近くの差をつけたことがあります

また、ライバルがいる時はサービスの内容でも負けられないため、「洗濯機の取り外し・取り付け」など有料のオプションを無料でつけたこともあります。

比較して一番いい業者を選べる

また、複数社に見積もりを取ることで、各社に割引をさせた上で、サービスも比較しながら1社に決められるので、より安くて良い業者を選びやすいです。

比較して選べるメリット

より多くの業者から見積もりをとった方がベストな1社を探しやすいものの、見積もりにも対応の手間がかかるので、このページを参考に業者を厳選し、効率よく見積もりを取りましょう。

6-2. 複数業者から見積もりを取る方法は2つ

見積もりには下記の2つの方法がありますが、「一括見積もりサイト」の利用がおすすめです。

  • 1社ずつ見積もり依頼の連絡をしていく
  • 一括見積もりサイトを使う

一括見積もりサイトとは?

複数の引っ越し業者にまとめて見積もりを取れる完全無料のサービスのことで、一度の入力で複数社にまとめて見積もりを依頼できます。

引越し見積もりサイトの利用イメージ

利用の手順はシンプルで、①あなたが希望の条件を入力すると、②条件にあった引っ越し業者に見積もり依頼を出してくれ、③各業者から見積もりの提示を受けられるというものです。

一括見積もりサイトを使うべき理由

  • ライバルがいることを前提の見積もりが期待できる
  • 入力を何度もしなくてもいいので簡単
  • あなたの引っ越しの条件にあった業者をすぐに見つけられる

一括見積もりサイトでの申し込みは引っ越し業者側にもわかるので、サイトを使うだけでライバルがいる前提での価格になり、安くなりやすいです。

また、一括見積もりサイトでは、見積もり依頼の入力を何度もしなくてもいいことはもちろん、希望する条件を入力すれば、それに合う業者をすぐに見つけられます。

一括見積もりサイトの唯一のデメリット

デメリットは、あなたの条件にあう業者に片っ端から見積もり依頼をすることになるため、入力後大量の連絡が入ることになることです。

一括見積もりサイトのデメリット

ひどい場合だと下記のように、10以上の業者から一気に電話がかかって来るようになり、対応が大変です。

10件以上の着信履歴

ただし、「希望の業者を選んで見積もり依頼ができる」サイトを使えば、選んだ業者からの連絡しか入りません。

「業者を選べるサイト」のメリット

そのため、業者が選択できるサイトがおすすめです。

Q. サイトの利用料が完全無料なのはなぜ?

引っ越し業者側が利用料を払っているからです。
また、一括見積もりサイトの運営者はインターネットなど新生活に関するサービスも紹介することでも利益を得ていて、引っ越し業者が運営費全てを負担しているわけではありません。

引越し見積もりサイトのお金の動き

一括見積もりサイト利用後、1~2回インターネットなどの提案の電話がかかってくることがありますが、1度断れば強く営業されることもありません。興味がない旨をはっきり伝えましょう。

Q. 利用料は引っ越し代金に上乗せされないの?

上乗せはされません。まず、引っ越しの料金は「どうやって申し込まれたか」には一切関係なく算出されます。細かい内訳で計算されますが、一括見積もりサイトを使って上乗せされる項目は1つもありませんでした。

割引に関しては「ライバルの有無」が重視されるので、一括見積もりサイトを使う人は逆に安くなりやすいです。

6-3. おすすめの一括見積もりサイトは?

引っ越しの一括見積もりサイトは10種類以上ありますが、おすすめのサイトは引越し侍(https://hikkoshizamurai.jp/)です。

理由は下記のように対応業者数が最も多く、またそこから見積もりを希望する業者を選んで依頼ができるからです。

 対応業者数業者の希望
引越し侍300社以上
引越し価格ガイド300社以上×
ズバット引越し比較220社以上
引越し見積もりEX210社以上×
SUUMO引越し140社以上
LIFULL引越し100社以上
価格.com引越し100社以上
引越しラクっとNAVI60社以上
引越しネット30社以上
引越し達人.セレクト10社以上×
アットホーム引越し10社以上
楽天引越し5社以上
比較.com3社以上×

引越し侍は、東証一部上場企業の「株式会社エイチーム」が運営する引っ越し一括見積もりサイトです。

提携業者数は最も多く、下記のようなおすすめの大手業者からも、中小の業者からも見積もりが取れるので、たくさんの選択肢からあなたにあった業者を探せます。

アート引越センターなど大手引越し業者のロゴ

下記のように、「概算の価格」「口コミ評価」を元に、根拠を持って見積もり依頼を出す業者を絞れるため、余計な業者に見積もりを依頼することもありません。

引越し侍の業者選択画面

また、あなたの細かい条件で概算価格が出るので、「いくらくらいかかるのか知りたい」という人がシミュレーションとして使うことも可能です。

引越し侍公式ページ:https://hikkoshizamurai.jp/

6-4. 入力後はどうなる?

引越し侍に情報を入力した後は、下記の流れで最終的な1社を絞ることになります。

引越し侍のサービスの流れ

  1. 引越し侍に情報を入力し、3社に見積もりを依頼
  2. 電話やメールで選んだ業者から連絡が入る
  3. 訪問見積もりや電話で要望を伝えると正式な見積もりが出る
  4. 最終的な一社に絞る

以上のように進みますが、一括見積もりサイトを使うだけで下記の「ライバルを意識して安くしてくれる」状態になります。

2社以上から見積もりを取るケース

必要以上に高い金額を払うことはなくなりますから、業者に話を聞きながら進めていけば問題ありません。

引っ越しは1日でも早く見積もり予約をとった方が安くなるので、まずは「引越し侍」で見積もり依頼をするところから始めましょう。

引越し侍公式ページ:https://hikkoshizamurai.jp/

Q. 訪問見積もり前に準備は必要?

訪問して見積もりをされる場合も、基本的に準備は不要です。

まず、下記画像くらい部屋が汚くても対応してもらえますし、営業マンとしても散らかっている家はよくあるので、恥ずかしがる必要もありません。

やや汚い部屋①

また、見積もり担当者にお茶やお菓子を出す必要は一切なく、実際も出されないケースがほとんど(9割程度)でした。

7. 特に重要な事前準備②「荷造り」の5つのポイント

荷造りは、計画的に行い、引っ越しの当日までに、ダンボールに入るものは全て入れた状態にしましょう。

すべての荷造りが間に合わない場合、追加料金をとられたり、荷物を運んでくれなくなる可能性もあります。

荷造りは、下記の点を意識しておくと、「進まない」と悩むことなく、スムーズに進められ、引っ越し後も快適です。

  • 普段使わない物から片付けを行う
  • 新居で使う場所ごとにまとめる
  • ダンボールを開ける場所や中身を記載する
  • ダンボールの大きさで入れるものを変える
  • 当日自分で運ぶものをまとめておく

7-1. 普段使わない物から片付けを行う

普段使わない物、引っ越し日までは確実に使わない物から荷造りをしましょう。

使うものを梱包してしまうと、またダンボールを開けて探す必要が出るので二度手間です。

使うか判断できないものは、判断できないものだけを入れるダンボールを用意し、封をせずに置いておきましょう。

7-2. 新居で使う場所ごとにまとめる

新居での生活を考え、1つの箱に、「リビング」「寝室」などそれぞれの場所で使うものをまとめておくと開封した後楽です。

「寝室のクローゼット」などより細かくまとめておくとよりスムーズです。

7-3. ダンボールを開ける場所や中身を記載する

ダンボールには、上記のどの部屋で使うかや、中身は何かわかるように記載しておきましょう。

例えば「キッチン 引き出し」などです。

場所を書いておけば、引っ越しの際にそこに運んでもらえますし、中身がわかるように書いてあれば、新居で必要になったときにすぐに取り出せます。

また、上部だけでなく側面に書いておくと、ダンボールを1箇所に積まれた時も中身がすぐにわかります。

7-4. ダンボールの大きさで入れるものを変える

ダンボールは大・小複数の大きさを提供してもらえることが多いですが、下記を意識しておきましょう。

  • 軽い荷物(服など):大きいダンボールに入れる
  • 重い荷物(本など):小さいダンボールに入れる

重い荷物を、大きいダンボールに大量に詰めた場合、重くて運ぶのが難しくなったり、底が抜けてしまう可能性があります。

反対に、軽い荷物を小さいダンボールに入れると、ダンボールが無駄に増えてしまいますし、服などはしわがつきやすくなります。

7-5. 当日自分で運ぶものをまとめておく

通帳や印鑑、現金は引っ越し業者は運んでくれないので、自分で運ぶ必要があります。

とはいえ、貴重品をそのまましまっておくと、準備がなかなかすすみません。

貴重品を入れるバッグや袋を用意し、貴重品はそのバッグに詰めて、他の荷物とわけて準備しておきましょう。

8. 特に重要な事前準備③「不用品処分」の方法の選び方

普段のゴミとしては出しにくい粗大ゴミなどの不用品ですが、下記のように処分する方法はたくさんあります。

  • 自治体のルールで回収してもらう
  • フリマアプリや買取業者で売る
  • 廃品業者に依頼する
  • 知人に譲る

その中で、あなたにとってベストな方法を選ぶために、下記のステップで検討しましょう。

  • Step①価値がある物は売却を検討する
  • Step②まずは引っ越し業者に確認しておく
  • Step③廃品業者と自分での廃棄を比較する
  • Step④料金を踏まえ、引っ越し業者にお願いするか決める

Step①価値がある物は売却を検討する

まず、新しい(購入10年以内)家具・家電など価値があるものを処分したい方は、下記のサービスでお金に換えることを検討しましょう。

フリマアプリはより高額で売れますが、売れるまでに時間がかかるため、引っ越し前で1ヶ月を切っていれば、出張買取サービスがベストです。

出張買取サービスは対応エリアや品目に制限がありますから、下記の全国に展開していて、取扱商品の幅が広い2社をまずは検討しましょう。

高額で売れそうな物は、新居に運んで、フリマアプリでゆっくり売却をしてもいいですし、知人にあげる人もいます。

Step②引っ越し業者に処分費用を確認しておく

価値がなさそう、売れなさそうな不用品はお金を払って処分をする必要があります。

不用品を捨てる際、一番手取り早いのは、引っ越し業者に処分を代行してもらうことです。引っ越し日にトラックに載せ、回収してくれるので、手間や時間がかかりません。

ただ、引っ越し業者によって対応の可否、対応物、価格が異なりますから、見積もり時に何を、いくらで処分してくれるのか、いつまでにお願いすればいいのか確認しておきましょう。

ここで、納得できる金額であれば、お願いしてしまうのが最も簡単な処分方法です。

不用品の処分はお願いできますか?捨てたいのは、〇〇と〇〇です。

自分で処分することも考えたいので、もし引っ越しをお願いする場合、処分はいつまでにお返事すればいいか教えてください。

すでに見積もりを取り終えている方も、お願いしている業者に処分の可否や価格を電話で確認しましょう。

Step③廃品業者と自分での廃棄を比較する

「引っ越し業者の処分費用が高い」「引っ越し業者の対応が難しい」という方は、不用品をまとめて回収してくれる廃品業者がおすすめです。

廃品業者を探す際は、格安で処分してくれる業者を紹介する「くらしのマーケット(https://curama.jp/disposal/)」を使いましょう。

暮らしのマーケットの不用品業者

「トラックに不用品乗せ放題」で1~2万円程度で引き受けてくれる廃品業者が多数掲載されていて、分別も不要でいらないものを積めるだけ積んで処分してくれます。

利用者も多く、口コミも載っていますから、「予想以上に高額請求された」ということも起こりにくいです。

1万円~は少し高いなとい感じるかもしれませんが、個別に処分すると下記の費用がかかるため、この価格でまとめて処分してくれるのは、手間的にも金額的にも優れています。

家電リサイクル法対象の家電製品の処分費用

下記の家電製品は、粗大ゴミに出せないので、買ったお店にお願いするか、「自治体ごとのルール」に従って処分する必要があります。

どちらの場合も費用が必要で、下記が目安です。

家電名処分費用の目安(リサイクル料金+運搬費)
テレビ2,500~6,000円
エアコン1,500~4,500円
冷蔵庫4,000~8,000円
洗濯機(乾燥機)3,000~6,000円

購入した店舗の方が安く処分してくれる傾向にあるので、個別に処分する場合は、まずは店舗に相談、店舗がわからなければ「自治体ごとのルール」に従いましょう。

その他の粗大ゴミの処分費用

上記の以外の粗大ゴミは、お住まいの自治体の指示に従い捨てる必要があり、大まかに下記の費用がかかります。(市区町村名+粗大ゴミで検索すれば料金がすぐわかります。)

主な粗大ゴミ処分費用の目安(東京都新宿区の場合)
空気清浄機/自転車(16インチ未満)/除湿機/照明器具/ビデオカメラ400円
パソコンラック800円
シングルベッド(ベッドマットを除く)/学習机1200円
ソファーベッド/ソファー3人用2000円

粗大ゴミを出す手順は下記の通りです。

  • 電話やインターネットで申し込みを行う
  • コンビニなどでシールを購入し貼り付ける
  • 回収日の朝、玄関先など指定の場所に出す(一戸建て:玄関先、集合住宅1階の出口スペース)

ただし、玄関先まで運ばないといけないため、ご自身で運べない物がある場合は粗大ゴミでの対応が難しいです。

なぜくらしのマーケットは安いの?

登録している多くの業者が「古物商(中古で物を売買できる資格)」を取得していて、不用品を修理・メンテナンスするなどしてお金に変えられるからです。

Step④料金を踏まえ、どこにお願いするか決める

ここまででそれぞれ捨てた場合の費用感が分かったはずですから、下記の方法の処分方法で手間・金額踏まえ検討しましょう。

方法特徴
引っ越し会社に処分を依頼する引っ越し会社によって対応可能か、いくらかかるか異なるため要相談
売却するお金になるが、全てが売れるわけではない
廃品業者にまとめて処分してもらう1~2万円でトラックに乗せ放題
自分で自治体のルール通り捨てる荷物量によっては最安だが、手間がかかる

考えるのが面倒な方は、引っ越し業者にお願いするか、くらしのマーケット(https://curama.jp/disposal/)を使い廃品業者に依頼をするのが手間がかからないため、この2つで安い方を選びましょう。

9. その他引っ越し後にすべきこと

その他、引っ越しが終わってからもすべきことは満載です。下記にリスト化をしましたので参考にしてください。

やることやるべき人
9-1. 新居に引っ越したらまずやること
電気・水道の利用開始手続き引っ越しの各事業者に申し込みをしていない人
スマホの住所変更スマホを契約している人
9-2. 引っ越したら役所ですぐにやること
転入届の提出他の市区町村から引っ越してきた人
転居届の提出同一の市区町村で引っ越しを行った人
国民健康保険の住所変更国民健康保険に加入している人
国民年金の住所変更自営業や無職の人
マイナンバーの住所変更全ての人
妊婦健康診査受診票の交換妊娠中や出産後の人
バイクの住所変更バイクを持っている人
免許証の住所変更免許証を持っている人
車庫証明書の申請自動車を持っている人
自動車の住所変更手続き自動車を持っている人
犬の住所変更手続き犬を飼っている方(猫の場合は不要)
9-3. 引っ越し後なるべく早くやること
旧居の掃除賃貸で家を借りていた人
旧居の鍵の引き渡し賃貸で家を借りていた人
銀行への住居変更手続き銀行口座を持っている人
クレジットカードの住所変更クレジットカードを持っている人
パスポートの本籍地変更手続き引っ越しで本籍の都道府県が変わった人

9-1. 新居に引っ越したらまずやる2つのこと

新居に引っ越したら、引っ越し業者が作業している間でも問題ないので、下記の2つの手続きをしておきましょう。

手続きすべき人
電気・水道の利用開始手続き引っ越しの各事業者に申し込みをしていない人
スマホの住所変更スマホを契約している人

電気・水道の利用開始手続き

すべき人

  • 引っ越し先の各事業者に申し込みをしていない人

具体的にすべきこと

  • 使う事業者に利用開始の連絡をしておく

電気や水道は、引っ越したらすぐに使えるケースが多いですが、使う事業者が変わる場合など、解約時に次に使う業者へ手続きをしていなければ、このタイミングで行います。

申込書が新居にあれば、その申込書を使っても良いですし、下記の窓口からでも手続きができます。

電気
利用者の多い電力会社Webから電話から
東京電力エナジーパートナー手続きページ0120-995-005
関西電力手続きページ0800-777-8810
中部電力手続きページ0120-921-691
東北電力手続きページ0120-175-266
九州電力手続きページ0120-623-376
水道
利用者の多い水道局Webから電話から
東京都水道局手続きページ03-5326-1100
大阪市水道局手続きページ06-6458-1132
横浜市水道局手続きページ045-847-6262
名古屋市上下水道局手続きページ052-884-5959
札幌市水道局手続きページ011-211-7770

スマホの住所変更

すべき人

  • スマホを契約している人

具体的にすべきこと

  • マイページなどで住所変更の手続きを行う

引っ越してからでも良いので、なるべく早くスマホの会社に住所変更の手続きを行います。

利用者の多いスマホの手続きは下記から行いましょう。

Webでの手続き電話で変更の手続きをする
ドコモドコモオンライン手続きからドコモのスマホから151
auMy auからauのスマホから157
ソフトバンクMy SoftBankから
楽天モバイルメンバーズステーションから
IIJ mio会員専用ページから

9-2. 引っ越したら役所ですぐにやる11のこと

下記の11個は引っ越したらなるべく1週間以内、遅くても14日以内に役所などでしておきたい手続きです。

やることやるべき人
転入届の提出他の市区町村から引っ越してきた人
転居届の提出同一の市区町村で引っ越しを行った人
国民健康保険の住所変更国民健康保険に加入している人
国民年金の住所変更自営業や無職の人
マイナンバーの住所変更全ての人
妊婦健康診査受診票の交換妊娠中や出産後の人
バイクの住所変更バイクを持っている人
免許証の住所変更免許証を持っている人
車庫証明書の申請自動車を持っている人
自動車の住所変更手続き自動車を持っている人
犬の住所変更手続き犬を飼っている方(猫の場合は不要)

法律で期限が決められた手続きもあり、忘れると罰則を受ける可能性があるので、確実に行なっておきましょう。

持って行くものとしては下記のものに加え、それぞれの申告に必要な+αのものです。

  • 本人確認証(運転免許証、パスポート、マイナンバーカード、在留カード)
  • 印鑑

代理で手続きを行いたい場合は委任状や代理人の本人確認書類・印鑑などが必要です。事前に役所に自治体ごとのルールを確認しておきましょう。

転入届の提出

すべき人

  • 他の市区町村から引っ越してきた人

具体的にすべきこと

  • 新住所の役所の窓口で届けを出す

引っ越し前の自治体でもらった「転出証明書」を持って、引っ越しから14日以内に新住所の役場の窓口に行きます。

本人確認書類を持って窓口に行けば受け付けてくれます。また、免許証の住所変更などに住民票が必要ですので、ここで発行しておきましょう。

転居届の提出

すべき人

  • 同一の市区町村内で引っ越しを行った人

具体的にすべきこと

  • 役所の窓口で届けを出す

同一の市区町村内で引っ越しを行う人は、引っ越してから14日以内に転居届を出します。

本人確認書類を持って窓口に行けば受け付けてくれます。また、免許証の住所変更などに住民票が必要ですので、ここで発行しておきましょう。

国民健康保険の住所変更

すべき人

  • 国民健康保険に加入している人

具体的にすべきこと

  • 役所の窓口で届けを出す

引っ越してから14日以内に下記の書類を持って役所の窓口で手続きを行います。

他の市区町村からの転入の場合
  • 本人確認書類
  • 転出証明書
  • 印鑑
同一市区町村での転居の場合
  • 転居する全員の国民健康保険証
  • 印鑑

国民年金の住所変更

すべき人

  • 自営業や無職の人

具体的にすべきこと

  • 役所の窓口で届けを出す

引っ越してから14日以内に手続きを行います。引っ越し元での手続きは必要ありませんが、同一市区町村内での転居の方も、別の市区町村から転入した方も、下記を持って、窓口に行きましょう。

  • 国民年金手帳
  • 印鑑

マイナンバーの住所変更

すべき人

  • 全ての人

具体的にすべきこと

  • 役所の窓口で届けを出す

引っ越してから14日以内にマイナンバーの変更手続きも必要です。

転入届や、転居届を出す際に、印鑑と、同一世帯全員分のマイナンバーカードを持っていきましょう。

引越しから90日、住所変更をしていないと、失効してしまい再発行料(1,000円)が必要になります。

緑色の通知カードを持っていて、マイナンバーカードを発行していない場合は手続きは不要です。

妊婦健康診査受診票の交換

すべき人

  • 妊娠中や出産後の人

具体的にすべきこと

  • 新しい住所の妊婦健康診査受診票などを交換する

母子手帳は引っ越ししても手続きは不要ですが、下記は新しい自治体のものと交換しておきましょう。

  • 妊婦健康診査受診票
  • 妊婦超音波検査受診票
  • 妊婦子宮頸がん検診受診票

東京都内の方は、そのまま使えるケースもありますが、このタイミングで確認しておきましょう。

母子手帳と、古い自治体でもらった上記受診票を持って窓口に行きましょう。

バイクの住所変更

すべき人

  • バイクを持っている人

具体的にすべきこと

  • バイクの種類に応じて役所や運輸支局で手続きを行う

バイクに関しては、排気量で手続きが変わりますので、下記のように排気量に合わせて手続きを行いましょう。

126cc以上のバイクの方は、ナンバーが変更になるか、何を持っていけばいいか、事前に新住所を管轄する陸運支局に確認してから行きましょう。

排気量125cc以下(原付)の場合

同一市区町村内で引っ越しをする場合は、転居届を出せば、手続きは不要です。

違う市区町村に引っ越す方は、前の住所の役所でもらった「廃車申告受付証」を新住所の役所に提出します。印鑑や本人書類を持っていきましょう。標識交付証明書とナンバープレートがもらえます。

また、原付で引越し先まで移動してきた人は、今まで使っていたナンバープレート/標識交付証明書を提出すれば新しいナンバープレートを受け取れます。

排気量126cc~250ccの場合

新しい住所の運輸支局へ下記の書類を持っていき、手続きを行います。

  • 軽自動車届出済証(無くした場合は旧住所の運輸支局で再発行)
  • 自動車損害賠償責任保険証書
  • 軽自動車税申告所
  • 新しい住所の住民票
  • 印鑑
  • 外したナンバープレート(管轄が変わる場合)

同じ管轄内での引っ越しでも手続きが必要で、運輸支局で申請書を購入、提出することにうなります。また、ナンバープレートを交換する場合は交付代が600円程度かかります。

排気量251cc以上の場合

新しい住所の運輸支局へ下記の書類を持っていき、手続きを行います。

  • 自動車検査証(無くした場合は旧住所の運輸支局で再発行)
  • 新しい住所の住民票
  • 印鑑
  • 外したナンバープレート(管轄が変わる場合)

同じ管轄内での引っ越しでも手続きが必要で、運輸支局で申請書を購入、手数料納付書と合わせて提出することになります。また、ナンバープレートを交換する場合は交付代が600円程度かかります。

免許証の住所変更

すべき人

  • 免許証を持っている人

具体的にすべきこと

  • 警察署・もしくは免許センターや免許試験場で変更手続きを行う

役所の帰りに、新住所の警察署や免許センターに寄って、免許証の住所を変更しておきましょう。

用紙は上記施設にありますので、下記を持っていけば受け付けてくれます。

  • 運転免許証
  • 新住所が証明できるもの(住民票・マイナンバーカード・消印付き郵送物など)

受け付けてくれる場所は「免許証 引っ越し先のエリア名」などで検索すれば出てきます。

車庫証明書の申請

すべき人

  • 自動車を持っている人

具体的にすべきこと

  • 警察署で必要書類の記入・手続きを行う

二輪の小型自動車などを除くすべての自家用車で車庫証明が必要ですが、その住所変更も警察署で免許証と一緒にしておきましょう。

下記の書類は警察署にありますので、スムーズに書けるように車検証などを準備しておきましょう。各都道府県の警察署ホームページからもダウンロード可能です。

  • 保管場所証明申請書
  • 保管場所標章交付申請書
  • 車庫の所在図・配置図
  • 保管場所使用権原疎明書面(自分の土地を使用する場合)

また、駐車場を借りて利用する場合は保管場所使用承諾証明書または賃貸借契約書が必要です。

自動車の住所変更手続き

すべき人

  • 自動車を持っている人

具体的にすべきこと

  • 運輸支局等で申告書を記入・手続きを行う

運輸支局等(軽自動車の場合は軽自動車検査協会)で自動車の住所変更を行います。下記の書類を持って申請に行きましょう。

  • 車検証
  • 住民票(発行3ヶ月以内)
  • 取得した自動車保管場所証明書(証明の日から40日以内)
  • 印鑑

申請書や納付書が申請先にありますので、それを利用することもできますし、上記運輸支局のホームページからダウンロードも可能です。

また、管轄が変わり、ナンバープレートが変わる場合はナンバープレートが必要です。変わるのか分からなければ事前に問い合わせをしておきましょう。

犬の住所変更手続き

すべき人

  • 犬を飼っている方(猫の場合は不要)

具体的にすべきこと

  • 役所や保健所で、ペットの登録住所の変更を行う

転出前の自治体、(市区町村内で転居の場合今の自治体)で交付された「鑑札」を持って役場や保健所へ行きます。

窓口や、狂犬病予防注射済票の要否など自治体によって異なるので、「ペット 引っ越し  xx市」などで調べてから行きましょう。

「鑑札」を無くしてしまった場合の対応も、市区町村によって異なるので、なくした方は問い合わせてみましょう。

国から指定された特定動物を飼っている方へ

トラ、ワニなど特定動物に指定されているペットを飼っている方は、動物種・飼養施設ごとに都道府県知事などの許可が必要です。

引っ越しの際は手続きが必要か、各自治体に問い合わせておきましょう。環境庁:「特定動物(危険な動物)の飼養又は保管の許可について

9-3. 引っ越し後なるべく早くやる6つのこと

その他、早めにしておいたほうがいいことはは下記の6つです

やることやるべき人
旧居の掃除賃貸で家を借りていた人
旧居の鍵の引き渡し賃貸で家を借りていた人
銀行への住居変更手続き銀行口座を持っている人
クレジットカードの住所変更クレジットカードを持っている人
パスポートの本籍地変更手続き引っ越しで本籍の都道府県が変わった人

旧居の掃除

すべき人

  • 賃貸で家を借りていた人

具体的にすべきこと

  • 荷物がない状態にし、簡単に掃除をしておく

部屋をある程度綺麗な状態にし、引き払える状態にしておきます。敷金がどれくらい返ってくるかが変わるため、できる範囲で綺麗にしておきましょう。

下記の状態にしておくと、敷金が返ってきやすいです。

  • 部屋の中に私物が一切ない
  • キッチン周りの黒カビが取れている
  • 浴室の洗剤跡が取れている
  • 鏡の水アカが取れている
  • 壁の穴をできる範囲でふさぐ
  • 粗大ゴミを残さない

退去の立会い(鍵の引き渡し)までに終われせる必要があるため計画的に進めておきましょう。

旧居の鍵の引き渡し

すべき人

  • 賃貸で家を借りていた人

具体的にすべきこと

  • 管理会社や大家と一緒に部屋を確認し、鍵を返す

解約の連絡をすると、立会い・引き渡しの日を指定されますから、忘れずに立会いましょう。

忘れると、解約が遅れ、無駄な家賃を支払い続けることになります。

ここで、部屋の傷など状態を確認し、あなたの過失で傷がついていた場合は敷金などから差し引かれます。

ただ、中には悪徳な大家・業者もいるため、敷金をきちんと返してもらうために、立会い前に「騙されるな!不動産業者が教える「敷金」を最大限返還させるための全知識」を確認しておきましょう。

銀行への住所変更手続き

すべき人

  • 銀行口座を持っている人

具体的にすべきこと

  • 窓口やテレビ窓口、ネットバンクなどから手続きを行う

銀行へ届けている住所の変更をしていないと、大事な郵送物が届かなかったり、いざという時に手続きができないので注意しましょう。

支店の変更は必須ではありません。口座番号が変わり、通帳やキッシュカードも新しいものにしなければならないので、変えない方がいいです。

主要な銀行の引っ越し手続きは下記のページで確認できます。

銀行名手続き方法
三菱東京UFJ銀行ネットバンク、テレビ窓口、電話、郵送、窓口で手続き可能
三井住友銀行ネットバンク、窓口で手続き可能
みずほ銀行ネットバンク、電話、郵送、窓口で手続き可能
ゆうちょ銀行窓口(ゆうちょ銀行または郵便局の貯金窓口)で手続き可能

クレジットカードの住所変更

すべき人

  • クレジットカードを持っている人

具体的にすべきこと

  • マイページ・電話などで手続きを行う

明細の受け取りや紛失した場合の再発行などを確実に行うためにもクレジットカードの住所変更もしておきましょう。

主要なクレジットカードの引っ越し手続きは下記のページで確認できます。

カード名手続き方法
楽天カードインターネット、電話で手続き可能
イオンカードインターネット、電話で手続き可能
三井住友カードインターネットで手続き可能
JCBカードインターネットで手続き可能

パスポートの本籍地変更手続き

すべき人

  • 引っ越して本籍の都道府県が変わった人

具体的にすべきこと

  • 記載事項変更旅券の申請を行う

本籍が変わらない場合はパスポートの所持人記入欄に自筆してある住所に二重線を引いて、新たな住所を記入すれば大丈夫です。

本籍の都道府県が変わった場合は、変更された事項がわかる戸籍謄本か戸籍妙本、写真を持参し、パスポート申請窓口へ行きましょう。

その他のサービスの住所変更もしておこう

サービス利用時で問題ありませんが、「Amazon」や「楽天」などの会員制のサービスで登録している住所も、マイページなどから変更しておきましょう。

また、クレジットカードなどでうっかり住所変更漏れがあると、前の住所に郵送物が届き、転送されることがあります。

転送されてきたものに関しては住所変更が済んでいないということですので、住所変更をするようにしましょう。

10. まとめ

引っ越し時にすべき準備について紹介してきましたが、いかがでしたか?

すべき準備やるべき人
2. 引っ越しを決めたらすぐにすべき準備
2-1. 部屋探し・部屋の契約まだ次の家が決まっていない人
2-2. 賃貸物件の解約手続き賃貸で家を借りている人
2-3. 引っ越し業者の選定・予約引っ越し業者をまだ決めていない人
2-4. 学校の転校手続き引っ越しでお子さんが別の小学校・中学校へ通うことになる方
2-5. 保育園や幼稚園の転園手続きお子さんが別の保育園・幼稚園へ通うことになる方
3. 引っ越し前になるべく早くすべき準備
3-1. 荷造り全ての人
3-2. ネット回線(特に固定回線)の移転手続き光回線などの固定回線を使っている人
3-3. CS放送やケーブルテレビの契約手続きCS放送やケーブルテレビの契約をしている人
3-4. 粗大ゴミを処分する引っ越しで通常捨てられない粗大ゴミが出そうな方
3-5. その他細かいゴミの処分全ての人
3-6. ガスの移転・解約手続きガスを使っている人
3-7. 火災保険・地震保険の解約・変更これらの保険に加入している方
3-8. 会社・勤務先への住所変更の連絡会社員・アルバイトの人
3-9. 郵便物の移送手続き全ての人
4. 引っ越しの1〜2週間前に役所ですべき準備
4-1. 転出届の提出違う市区町村に引っ越しをする人
4-2. 印鑑登録の抹消違う市区町村に引っ越しをする人で、印鑑登録をしている
4-3. 国民健康保険の手続き国民健康保険に加入している人で、別の市区町村へ移る人
4-4. 児童手当の住所変更児童手当を受け取っている人で、別の市区町村へ移る人
4-5. 介護保険被保険者証の返納要支援・要介護の認定を受けている方で、別の市区町村へ移る人
4-6. 原付の廃車手続き原付を持っていて、他の市区町村に引っ越す方
5. 引っ越しの前日までにしておくべきこと
5-1. 電気の移転・解約手続き全ての人
5-2. 水道の移転・解約手続き全ての人
5-3. NHKの住所変更手続きNHK受信料を払っている人
5-4. 新聞の住所変更手続き新聞を購読している方
5-5. 近隣への挨拶一戸建ての方、家族引っ越しの方
5-6. 冷蔵庫の掃除・霜取り・水抜き冷蔵庫を持っている人
5-7. 洗濯機の水抜き洗濯機を持っていて、業者から指示された人
5-8. 石油ストーブの空焚き石油ストーブを持っている人
5-9. 新居の鍵の受け取り次の家が賃貸の人
5-10. 新居の確認次の家が賃貸の人
5-11. 新居のレイアウト決定全ての人
5-12. 直前まで使っていたものの梱包全ての人

PDFで確認したい方は【PDFリスト】をご利用ください。

また、特に重要な準備としてご紹介した、引っ越し業者選びは「引越し侍(https://hikkoshizamurai.jp/)」、不用品の処分は「くらしのマーケット(https://curama.jp/disposal/)」を使うことで効率よく進められます。

このページがあなたの引っ越しのお役に立てることを心から祈っています。