引越し

冷蔵庫を引越しする際の3つの注意点|準備から運搬までの全知識

「引越し前に冷蔵庫はどんな準備をしなきゃいけないの?」「冷蔵庫だけを運びたい時はどうすれば良いの?」など冷蔵庫の引越しに関してお困りではありませんか?

冷蔵庫は引越し前の準備や運ぶ方法に関しても注意点の多い家電の1つです。

この記事では大手引越し業者で10年間、営業をしてきた筆者が、冷蔵庫の引越しに関する知識と損しないための方法を下記の流れで解説していきます。

この記事を読めば、引越し前の冷蔵庫の準備や運ぶ方法がわかり、失敗することが無くなります。

冷蔵庫を引越しする際の3つの注意点

冷蔵庫は事前の準備や運ぶ方法に注意しないと、故障する可能性や料金で損をする可能性があるので気をつけましょう。

この記事では上記3つの注意点を各章に分けて、解説していきます。

注意点1.業者に頼む場合も事前の準備が必要

冷蔵庫は中身を空にした状態でないと運ぶことができないので、あらかじめ準備が必要になります。

また「霜取り」や「水抜き」をしないと、故障の原因になったり、運搬中に他の荷物に浸水する可能性があるので、必ず下記の3つを行うようにしましょう。

冷蔵庫を運ぶ前にやっておくべき3つの事

  • 中身を処分する
  • 霜取りをする
  • 水抜きをする

1〜2週間ほど前から中身を処分していき、「霜取り」や「水抜き」は引越しの前日に行うようにしましょう。

紹介した3つは最低限やっておくべきことですが、できれば引越しを機に冷蔵庫の掃除もしておくと良いので、併せて掃除方法も紹介していきます。

1-1.中身を処分する

まず一番最初にするべきことは冷蔵庫の中身を処分することです。1〜2週間ほど前から引越しを意識して食材を使っていきましょう。

使いきれない場合はゴミの日に処分をしておかないと、引越し当日や前日では処分できなくなる可能性があります。

食材が残りそうだけど捨てたくない場合

食材が残りそうだけど捨てたくないものがある場合は、クロネコヤマトの「クール宅急便で送るのがおすすめです。

また、近距離引越しであれば「クーラーボックス」や「発砲スチロール」、「保冷剤」などをあらかじめ用意して引越先に持っていくというのも1つの手です。

1-2.霜取りをする

霜取りは引越しの前日に行いましょう。霜取りの工程は下記の通りです。

霜取りの工程

  • 製氷機トレイの氷を捨てる
  • コンセントを抜き、電源を落とす
  • 冷凍庫を開けっ放しにする
  • 霜が溶けた後の水分を拭き取る

水分を拭き取る際は、あらかじめタオルなどを敷いておけば周りが水浸しになるのを防ぐことができます。

1-3.水抜きをする

霜取りができたら、水抜きを行いましょう。

水抜きとは蒸発皿※の水を捨てることです。

蒸発皿は基本的に冷蔵庫の裏側・下部についていて、手前に引けばとることができます。

このお皿に溜まっている水を捨てれば水抜きは完了です。

※蒸発皿とは冷蔵庫内部で発生した霜が溶けた水を受けるお皿のこと

メーカーによっては蒸発皿の場所や取り出し方が違う場合もあるので、取り扱い説明書やメーカーのHPを確認しましょう。

搬入した後も注意!

冷蔵庫の搬入が終わったあとは1時間ほど空けてから電源を入れるようにしましょう。

すぐに電源を入れると、まだ冷蔵庫の中のオイルやガスが安定していない可能性があり、故障の原因になります。

できれば冷蔵庫の掃除をしよう

掃除はしなくても、引越しをすることは可能です。

ただ、冷蔵庫が完全に空の状態になる引越しは良い機会なので、掃除をするのがおすすめです。

冷蔵庫の掃除のコツ

  • トレーなどを全て外す
  • ゴムパッキンも綺麗にする
  • アルコールで除菌する

トレーなどを全て外す

トレーなどは全て外して、トレーや冷蔵庫の中を食器用洗剤で拭きましょう。

ゴムパッキンも綺麗にする

ゴムパッキンは綿棒や歯ブラシを使うと汚れが落としやすいです。

なお、ゴムパッキンとは冷蔵後の機密性を上げるためにドアに付いているものです。

アルコールで除菌する

最後にアルコール除菌のスプレーをすれば除菌効果が高まります。

注意点2.自分で運ぶと故障する

冷蔵庫を自分で運ぶと、運搬が大変なのはもちろん、故障する可能性が高いのでやめておきましょう。

なぜなら、冷蔵庫を運搬する際は素人には難しい縦積みで運搬をしないと、冷蔵庫内のガスやオイルが漏れてしまい、故障の原因になるからです。

ただ、縦積みの場合、軽トラックなどをレンタル(8,000円程度)しなければならず、倒れないように固定するのも難しいです。

そのため、冷蔵庫を自分で運ぶのは故障のリスクのわりに、コストパフォーマンスもよくないためおすすめできません。

自分で引越しをする場合はどうしたら良いの?

引越し業者に依頼せずに自分で引越しをしようとしている人は、冷蔵庫の運搬だけ業者に依頼をするようにしましょう。

おすすめの業者は次の章で紹介しています。

どうしても冷蔵庫も自分で運びたいという人

自分で運んで1円でも安く引越しをしたいという人は「注意点1.事前の準備が必要」で紹介した準備を行い、運搬の際は軽トラックなどに縦積みで固定をして運ぶようにしましょう。

下記は、冷蔵庫をトラックに固定する場合のロープの結び方を紹介した動画なので参考にしてみてください。

注意点3.業者によって倍以上の運搬費になる

冷蔵庫だけを業者に運んでもらう場合、業者の選び方を間違えると、倍以上の金額になってしまうこともあるので気をつけましょう。

結論から言うと、冷蔵庫のみの運送する場合におすすめなのは、クロネコヤマトの家財宅急便http://www.008008.jp/)です。

下記は「冷蔵庫のみの運搬費」の比較表ですが、クロネコヤマトの家財宅急便は料金が安く梱包※も行ってくれます。

※梱包とは家具、家電を汚したり、壊さないよう保護する作業

近距離
(県内)
中距離
(同一地方)
長距離
(東京〜大阪間)
梱包注意点
ヤマトの家財宅急便6,800円6,800円8,000円
通常の引越し業者10,000円20,000円50,000円
日通の単身パック※18,000円20,000円26,000円
赤帽引越※7,000円14,000円要相談△※運搬の手伝いが必要な場合あり
※梱包してくれない場合がある
便利屋8,000円15,000円要相談△※※梱包してくれない場合がある

※「日通の単身パック」と「赤帽引越」は通常の引越しと料金やサービスが違うので分けて記載しています。

上記の料金は2ドアの冷蔵庫を輸送した場合の参考の金額です。なお、時期やクレーン作業が必要かどうかによっても料金は変わるため正確な料金は見積りを取らないとわかりません。

クロネコヤマト以外も検討した方が良い人

基本的にクロネコヤマトの家財宅急便(以後クロネコヤマト)がおすすめですが、下記に該当する人は「クロネコヤマト以外も併せて検討する」ことでより安い方法が見つかる場合もあります。

クロネコヤマト以外も検討した方が良い人おすすめの業者
3ドア以上の冷蔵庫の人通常の引越業者・赤帽引越
冷蔵庫に加えて少量のダンボールも運びたい人通常の引越業者・赤帽引越
料金交渉が得意な人通常の引越業者

あなたにとって最も安い引越業社を探すには、引越し侍(https://hikkoshizamurai.jp)などの一括サイトを使うのがおすすめです。

近距離で3ドア以上の冷蔵庫の人

3ドア以上の大型の冷蔵庫を運びたい人は通常の引越業者、または赤帽引越も併せて検討してみましょう。

引越業者は荷物の大きさや重さではなく、トラックの1/3など一定のスペースごとに料金を計算しているので、大型の冷蔵庫になっても料金が変わりません。

サカイ引越センターに冷蔵庫のみを運送した場合の説明図

逆にクロネコヤマトは荷物の大きさで料金を決めているので、大型の冷蔵庫になると料金が倍ほど上がり、引越業者よりも高くなる可能性があります。

ただ、最終的にどちらの方が安くなるかは見積りを取らないとわからないので、クロネコヤマトと引越業者の両方から見積りをとるようにしましょう。

また、「赤帽引越」も軽トラック一台あたりの料金計算なので候補に入れても良いですが、自分で運搬の手伝いをする必要があったり、梱包をしてくれない可能性がある点は気をつけましょう。

冷蔵庫に加えて少量のダンボールも運びたい人

上記の理由と同じで、通常の引越し業者や「赤帽引越」の場合、少量のダンボールが追加される場合であれば料金は変わらないので、少量の荷物も合わせて運びたい人は利用しましょう。

ただ、荷物を増やしすぎると結局、通常の引越しと変わらない値段になる可能性もあるので気をつけましょう。

料金交渉が得意な人

通常の引越し業者の場合、うまく値引き交渉できれば、クロネコヤマトよりも安い金額でできる可能性があります。

クロネコヤマトや赤帽引越、便利屋などは基本的に定額の料金ですが、引越し業者の料金は基本的に業者の言い値だからです。

値引き交渉の際は、引越し侍(https://hikkoshizamurai.jp)などの一括見積りサイトを使って、相見積りをとると他社の見積り額を料金交渉の材料にできるので値引き交渉がしやすいです。

詳しい値引き交渉の方法は次の章で紹介をしています。

参考:冷蔵庫を処分したい場合は?

自分で運ぶのが思ったより「手間がかかりそう」や「料金が高い」から冷蔵庫を処分をしたいと思った方はまず、お住まいの自治体に問い合わせをしましょう。

「お住まいの市区町村名+冷蔵庫処分」とインターネットで検索すると各自治体での処分方法の案内ページがでてきます。

なお、処分の際の料金目安は下記の通りです。

冷蔵庫の大きさ処分費用の目安
170リットル以下3,600円~
171リットル以上4,600円~

値引き交渉の3つのポイント

通常の引越業者は業者の言い値で料金が決まるので、値段交渉をすればクロネコヤマトよりも安くできる可能性があります。

交渉をする際のポイントは下記の3つです。

値引き交渉の3つのポイント

  • 相見積りを取ろう
  • 一括見積りサイトを使おう
  • 交渉の方法を把握しよう

相見積りを取ろう

値引き交渉をする際、もっとも大切なことは相見積もりをとることです。

相見積もりをとることで、他社の見積り額を料金交渉の材料にできるので値引き交渉がしやすいです。

一括見積りサイトを使おう

相見積りの際は一括見積りサイトを使うと多くのメリットがあります。

一括見積りサイトを使うメリット

  • 相見積りを前提とした金額で見積りをしてくれる
  • 冷蔵庫のみを運んでくれる業者がわかる
  • 中小の引越し業者の口コミなどがわかる
  • 一度の情報入力で複数社から見積りが取れる

相見積りを前提とした金額で見積りをしてくれる

一括見積りサイトを使うと、引越し業者は自動的に他社の金額を意識して安い金額を提示してくれます。

一括見積もりサイトを使うべき理由の図解 相見積りを前提とした金額で見積りをしてくれるから

冷蔵庫のみを運んでくれる業者がわかる

一括見積サイトはあらかじめ運ぶ荷物を入力した上で「条件にあった業者」を選んでくれるので、冷蔵庫のみの運搬ができる業者からのみ見積もりをとることができます。

一括見積もりサイトを使うべき理由の図解 自分の引越し条件で対応可能な業者がわかるから

引越し業者によっては、冷蔵庫のみの運搬ができない場合もあります。

そのため、個人で業者に問い合わせをした場合、せっかく問い合わせをしたのに対応していないといった場合もあります。

一括見積もりサイトを使うべき理由の図解 自分の引越し条件で対応可能な業者がわかるから

中小の引越し業者の口コミなどがわかる

相見積りをとる際は、大手の業者だけではなく中小の業者からも見積りをとることをおすすめします。

なぜなら、中小の業者は知名度で大手の業者に劣る分、安い値段で引き受けてくれることがあるからです。

一括見積りサイトを使えば、知名度のない中小の業者でも、利用者の口コミを参考にしたり、概算の見積り額もわかる事があるので選びやすいです。

逆に、個人で中小の業者を探す場合、知名度がないので判断材料が少なく良い中小の業者を探すのが難しいです。

一括見積もりサイトを使うべき理由の図解 中小の引越し業者の口コミなどがわかるから

一度の情報入力で複数社から見積りが取れる

相見積りをとる場合、一括見積りサイトを使えば一度の入力で複数の業者に見積りをする事ができます。

一括見積もりサイトを使うべき理由の図解 一度の情報入力で複数社から見積りが取れるから

個人で相見積りを取ろうとした場合、同じ情報をそれぞれの業者ごとに入力する必要があるので、一括見積りサイトを使う事で手間を大幅に削減する事ができます。

一括見積もりサイトを使わず個人で見積もり予約した場合の図解

相見積りの際は一括見積りサイトを使う事で自分の引越し条件にあった業者に簡単に相見積りをとる事ができます。

おすすめの一括見積もりサイトは?

一括見積もりサイトは、トップクラスの依頼件数を誇る引越し侍(https://hikkoshizamurai.jp)がおすすめです。

引越し侍を使えば、各社の概算の見積りがわかった上で実際に見積もりをとる業者を選ぶことができます。

なお、一括見積りサイトの中には、見積りをとる業者を選ぶことすらできないサイトもあるので注意しましょう。

一括見積りサイトの詳しい解説や「引越し侍」がおすすめな理由を詳しく知りたいという方は「選び間違えると危険!引越し見積りサイトで失敗しないための全知識」で詳しく解説しています。

交渉の方法を把握しよう

見積もりは3~4社から見積りをとり、金額が出揃ったら一番安い金額を材料に他の業者へ値引き交渉をしていきます。

ただし、値下げ交渉は1社につき1回が望ましいです。

2回以上してしまうと、営業担当者に「エンドレスに値下げ交渉をされるのではないか」「面倒な客ではないか」という印象を与えてしまいます。

ただし、最終決定の時は「この金額より安かったら御社にする」「この金額だったら御社にする」と言えば値段交渉がエンドレスに続くという印象を持たれないので2回目の値下げ交渉を行っても問題ありません。

会話例

お世話になっております。先ほどお電話にてご対応いただいた○○です。

お見積もりいただいた冷蔵庫の引越しの件で相談があり、ご連絡致しました。

実は、他社さんが○○,○○○○円でやっていただけるとおっしゃっていて、▲▲,▲▲▲円まで値下げしていただけるのであれば、

御社にしようと思っているのですが、いかがでしょうか?

まとめ

冷蔵庫の引越しについてお分かりいただけたでしょうか?

冷蔵庫は事前準備や運ぶ方法に注意しないと、故障する可能性や損をする可能性があるので気をつけましょう。

冷蔵庫の引越しをする際の3つの注意点

  • 事前の準備が必要
  • 自分で運ぶと故障する
  • 業者によって倍以上の運搬費になる

事前の準備は下記の3つを行い、余裕があれば掃除も行いましょう。

冷蔵庫を運ぶ前にやっておくべき3つの事

  • 中身を処分する
  • 霜取りをする
  • 水抜きをする

また、冷蔵庫は自分で運ぶと危険なので、運送する場合は、クロネコヤマトの家財宅急便http://www.008008.jp/)に依頼しましょう

ただ、料金交渉が得意な人は引越し侍(https://hikkoshizamurai.jp)などの一括見積りサイトを使って相見積もりを取れば、クロネコヤマトよりも安く引越しができる可能性があります。

あなたが、引越し前の冷蔵庫の準備や運ぶ方法を把握し、冷蔵庫の引越しで失敗しないことを願っています。