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賃貸

要注意!猫可物件を賃貸する前に絶対知っておくべき7つの注意点

「猫可物件を賃貸したい!」「どうやって賃貸の猫可物件を選べばいいの?」など猫可物件の賃貸に興味を持っていませんか?

猫可物件には借りる前に知っておくべき注意点があり、知らずに契約すると「こんなはずじゃなかった」と後悔するリスクがあります。

長年不動産業界で働いた経験から、猫可物件を賃貸する前に知っておくべきこと、後悔しないためのコツなどを以下の流れで解説をしていきます。

  1. 猫可物件を賃貸する前に知っておくべき7つの注意点
  2. 猫可物件は賃貸すべきでないのか
  3. 猫可物件を賃貸して後悔しないために重要な4つのこと
  4. 猫可物件選びにおすすめの賃貸サイト3選と探し方
  5. プロが選ぶ賃貸におすすめの猫可物件シリーズ4選

すべて読めば、猫可物件を借りる際の注意点から、失敗しない探し方など猫可物件を賃貸する前に知っておくべきすべてのことがわかります。

1.猫可物件を賃貸する前に知っておくべき7つの注意点

私は過去に、猫可物件を多く扱う不動産会社で仲介業務を担当し、多くのお客様に猫可物件を案内してきました。

たくさんの方から、いい意見・悪い意見を聞いてきた経験をもとに、猫可物件を賃貸する前に必ず下記のことを知っておくことをおすすめします。

猫可物件の注意点

  • そもそも人気がないから猫可にしている物件が多い
  • 物件数が少ないので比較しにくい
  • 賃料が相場より格段に高い
  • 契約するときの費用と退去するときの費用が高くなる
  • 共有部分の汚れや臭いが気になることが多い
  • ペット関係のトラブルが多い
  • 使う賃貸サイトによって出会えない物件も多い

1-1.そもそも人気がないから猫可にしている物件が多い

賃貸で猫可にする理由は「通常の募集では入居者が決まりにくい人気のない物件だから」ということを忘れないようにしましょう。

物件のオーナーにとって、猫を飼われることはデメリットしかありません。ですが、猫の飼育を許可しているということは、古い、場所が悪いなど何かしらの理由があります。

また、中には大通り沿いや線路沿いなど、猫の鳴き声や匂いが気にならない物件なども猫可として募集されていることもあります。

1-2.物件数が少ないので比較しにくい

猫可物件は、犬の飼育を許可している物件に比べると数が少ないので、他と比較することができず決めきれないことが多いです。

仮にいくつか候補が出てきて悩んでいるときでも、いい物件はすぐに埋まってしまうので、仕方なく「こっちの物件でいいか…」という不本意な決断になるかもしれません。

そのため、通常の物件探しより時間と労力が必要なので、通常より一足早く物件探しを始めた方がいいでしょう。

1-3.賃料が相場より格段に高い

上記で説明したとおり、猫可物件は数が少なくて希少なので賃料が高いです。

また、猫を飼育するとさまざまなトラブルが必ず発生するので、物件オーナーはその分の対応リスクも考えて賃料を高くしています。

参考までに、過去に募集されていた赤坂の1R物件で比較すると以下の通りになります。

物件名猫飼育築年月階数平米数賃料(管理費)
エルスタンザ赤坂2004年235.52㎡24万円(0.8万円)
パークコート赤坂ザ・タワー✖️2008年1637.26㎡22万円(-)

上記のとおり、グレードの高いタワーマンションの部屋よりも、2万円以上賃料が高く募集されているのです。

また、賃料は貸主の言い値で決められることがほとんどです。「猫を飼えるから」と上乗せされている可能性が高いため、必ず他の物件と比較するようにしましょう。

1-4.契約するときの費用と退去するときの費用が高くなる

ペットを飼育する際は「敷金1ヶ月積み増し」の条件になっていることが一般的です。ただ、猫の場合は「敷金2ヶ月積み増し」になることが多く、契約するときの費用がより高くなります。

また、敷金は退去時に返還されるお金ですが、積み増しして支払った敷金のうち、1ヶ月分は「敷引き」という扱いにして、無条件で返還されないお金となってしまうこともよくあります。

この条件を確認しないまま契約する人が非常に多く、退去のときトラブルになることが頻繁にあるので、必ず契約条件を確認してから契約しましょう。

退去するときの費用も通常よりはるかに高い

猫を飼育すると部屋の壁紙がボロボロになることが多く、退去時は壁紙を張り替えることになります。また、扉などもキズ付いている場合は、最悪扉ごと交換することもあるので多額の費用がかかります。

ペットがキズつけたりしたものは、すべて敷金から差し引かれ、敷金が足らないときは追加で請求されます。なので、通常かからない修繕費も猫を飼育することで請求されることが明白です。

そのため、少しでも負担を減らしたい人は、壁がキズつきにくい「コンクリート打ち放し」のデザイナーズ物件などを検討してみましょう。

螺旋階段のイメージ

物件:カスタリア広尾|引用:モリモトクオリティ

1-5.共有部分の汚れや臭いが気になることが多い

ペット可物件には、あなた以外にもたくさんペットを飼っている人がいます。中にはきちんとしつけされていないことも多く、迷惑な行為をしてしまうペットもいたりします。

特にひどいのは、エレベーターやエントランスなどで、オシッコをしてしまうペットがいることです。

そんなペット飼育していいの?と疑問に思いますが、ペットのしつけ状態に関しては飼育する際の規約に定めていないため、飼うことができてしまうので注意しましょう。

タワーマンションは規約が整っていることが多い

一般的な物件だと、ペットの種類・大きさ・頭数だけを規約で制限していますが、タワーマンションだと先ほどの規約に加えて、以下の制限をしていることがあります。

  • マンション内は抱っこするかキャリーに入れる
  • ペット用もしくは運搬用のエレベーターを利用する
  • ペット連れ専用のエントランスを利用する
  • ペットの排泄物専用のゴミ箱を利用する

このような制限がある物件も多いので、他人のペットで不快な思いをしたくない方は、タワーマンションなどの規約が整っている物件を探すことが望ましいでしょう。

1-6.ペット関係のトラブルが多い

ペット可物件では、騒音や匂いなどさまざまなトラブルが頻繁に発生します。

その中でも厄介なのが、バルコニーでペットのブラッシングをする入居者です。このとき、ペットの抜け毛をバルコニーから捨てたりすると、別の部屋の洗濯物についてしまうのです。

バルコニーでのブラッシングは誰がやっているか判明しにくいため、バレないからと迷惑行為をする人がいます。

猫可物件には他にも猫を飼っている人がいる可能性があり、あなたが被害者になることもあります。

解決できないトラブルも多いので、内覧する際は不動産会社の人に「過去、何かトラブルやクレームはありましたか?」と確認してみましょう。

1-7.使う賃貸サイトによって出会えない物件も多い

ペット可物件を扱っているサイトならどこも同じでしょ?と思うかもしれませんが、サイトによって掲載されている物件数は異なります。

ペット可物件の賃貸で有名な「ペットアドパーク」と賃貸サイトNo1の「SUUMO」の物件数を「東京都港区のペット可物件」で比較すると下記のように、大きな差があります。

ペットアドパークSUUMO
501件22,518件

あなたに最もフィットした物件とも使うサイト次第では出会えないのです。

なんとなく「ペット可物件をたくさん扱ってそう」という理由で選ぶと、ベストな選択から遠のきます。

このページで賃貸サイトも比較していきますが、ペット可物件を選ぶのにおすすめなのは大手の下記3サイトです。

2.猫可物件は賃貸すべきでないのか

では、猫可物件は借りない方がいいの?という方もいるかもしれませんが、猫可物件の注意点を理解した上で、物件選びをしっかりすれば上記の問題で悩みにくくなります

反対に、私が今までに仲介してきた方々に聞いた、猫可物件に住んで良かったというメリットはたくさんあります。

2-1.猫可物件のメリット

  • 猫と一緒に暮らせる
  • 犬と猫を2匹飼うことができる
  • 友人のペットを連れてくることができる
  • 多少の鳴き声であれば容認されやすい
  • ペットに対する理解が強い
  • 他の入居者と意気投合しやすい

上記のようなメリットを受けられるので、猫可物件自体はおすすめです。

「猫可物件に住んで良かった」という人の声

住んで良かったという人の声を2名分紹介します。

口コミ・評判

A・T さん(31歳・東京都の猫可物件を賃貸)
以前まではペット可の物件で小型犬を飼っていましたが、猫は禁止されていたので猫も飼える物件に引っ越すことにしました。
飼い始めた時は去勢する前で、夜中に鳴き声がひどかったですが、特に苦情は来なかったので安心しました。
最初は気のせいだと思っていましたが、猫を飼える物件だと、マンションに住んでる人のペットに対する理解が強いように感じます。
不動産会社の人が言うには、猫OKの物件とNGの物件だと飼育率が全然ちがうみたいです。猫OKだと、その条件だからここに住んでるって人が多いらしく、私もそのうちの一人だったので納得できました。

口コミ・評判

N・Y さん(28歳・東京都の猫可物件を賃貸)
実家を出て一人暮らしするとき、飼っていた猫を連れて行く予定で猫可物件に引っ越したんですが、結局実家で飼い続けることになりました。
最初は失敗したーって思ってたんですが、週末は母が家に遊びに来ていて猫も一緒なので、結果的に猫可物件でよかったと思ってます。
この物件だったらいつでも実家から連れてくることもできるし、そのまま飼うこともできるので安心です。

2-2.失敗しないためのポイントとは

上記のように、うまくいっている人も、失敗する人も中にはいますが、猫可物件の賃貸で失敗しないポイントは

「猫可物件の注意点を把握した上で、とにかくたくさんの物件情報を内覧して、契約内容まで確認した上で物件を選ぶこと」です。

ここまで猫可物件の現実をお伝えしてきましたが、実際何をどうすれば失敗しないのか次の章で具体的に解説します。

部屋探し自体に消極的になってほしいというわけではなく、契約するまではお金がかかることはありませんし、いつでもキャンセル可能なので、物件探しは気軽に始めましょう。

3.猫可物件を賃貸して後悔しないために重要な4つのこと

注意点やメリットを踏まえ、猫可物件に住んで後悔しないためにも下記のポイントを意識しましょう。

  • ペット可物件に強い賃貸サイトを活用し、選択肢を増やす
  • 複数の不動産会社に会うこと
  • 複数の物件を内覧し比較すること
  • 猫可物件の注意点を再確認した上で契約する

3-1.ペット可物件に強い賃貸サイトを活用し、選択肢を増やす

1件でも多くの候補の中から選んだ方が理想の物件を見つけやすいですが、先ほども紹介した通り、サイトによって出会える物件数が異なります。

そこで、下記のように、主要なエリアごとのペット可物件の掲載物件数を比較しました。

東京都港区のペット可物件数東京都新宿区のペット可物件数大阪府大阪市のペット可物件数
SUUMO22,518件19,382件148,999件
HOME’S14,106件7,225件75,135件
ペットアドパーク501件613件11,472件
ペットホームウェブ8,568件2,941件61,527件
RENOSY696件496件
goodroom201件196件1,012件
スマイリア58件63件
ねこべや.com73件74件
R-STORE6件0件
  • 記事作成時点で、パソコンから検索した際に検索結果にでた物件数です
  • サイトごとに物件数の計算方法が違う可能性があります
  • 「-」はペット可物件で検索機能/特集が確認できなかったサイト

基本的に「SUUMO」がダントツ、2番目に多い「HOME’S」を使えば、ほぼ全ての賃貸ペット可物件を網羅できると言っても過言ではありません。

反対に、他の賃貸サイトだと、出会えない物件も多く、組み合わせて使うことがおすすめです。

複数業者が掲載するポータルサイトを使おう

SUUMO」「HOME’S」など、比較表の赤字で示した業者は不動産ポータルサイトと呼ばれ、下記のように、たくさんの不動産会社がお金を払って、自分の会社が扱う物件を持ち寄って載せているサイトです。

ペット可物件の場合、同じ建物でも部屋ごとに扱っている不動産会社が違うということもあり、それらをまとめて見れるため、より理想の物件を調べやすいです。

一方、青字で示したサイトは不動産会社が「うちではこんな物件を扱える」と掲載しているだけのサイトですので、物件数は限られます。

SUUMOの注意点

SUUMOなどの注意点は「ペット可」までは絞り込めるものの、「猫可」で絞るのが難しいということです。

また、猫を飼育できる物件を絞って検索できるサイトは「ねこべや.com」で、SUUMOほど物件数は多くはありませんが、使いやすいです。

そのため、手っ取り早く猫可物件だけを探したい場合はねこべや.comがおすすめです。

3-2.複数の不動産会社に会うこと

物件の内覧は必ず行きましょう。その際、注意すべきなのが、「複数の不動産会社」を通して内覧することです。

理由は、賃貸において「ここの会社のスタッフは優秀」ということが原則なく、「スタッフによる」からです。

「複数の不動産会社」を使えば、それだけ多くのスタッフに出会え、その中から知識も豊富で親身になってくれる人を選べるため、2社以上の会社を使い比較するようにしましょう。

下記の観点を満す営業マンにお願いできると満足できるでしょう。

いい営業マンの条件

  • 知識も誠意もあり、あなたの質問に即答してくれる
  • あなたの希望を満たす物件を複数教えてくれる
  • とりあえずの内見も快く対応してくれる
  • 物件の悪い面も教えてくれる
  • 契約を急かしてこない

また、それぞれの会社が持っている「掘り出し物件」を教えてくれることがあるので複数に問い合わせることにはメリット満載です。

それぞれの会社から紹介してもらい、いい物件に出会ったら、一番信用できそうな不動産会社のスタッフに取り扱いがあるか聞いてみましょう。

3-3.複数の物件を内覧し比較すること

また、必ず複数物件を見て、比較することがおすすめです。

複数物件を見ることで、エリアの相場感もハッキリしますし、本当にあなたに合った物件を見つけやすくなります。理想は3~5件ほど見るのがおすすめです。

特に、下記は住んでから「こんなはずじゃなかった」と感じる人が多い観点ですので、内覧したときに確認しましょう。

周辺環境駅から実際に歩いてみる(電車のホームからどのくらいの距離か確認)
坂道や踏み切りなど、不便に思う環境ではないか
墓地や警察署など、不人気な条件となる環境ではないか
大通り沿いや線路沿いなど、騒音が気になる環境ではないか
動物病院は近くにあるか
スーパーやコンビニは近くにあるか
マンションの共用部エントランス・エレベーター・ゴミ置場などの清掃は行き届いているか
ペットに関する苦情などが掲示板に張り出されていないか
24時間自由にゴミは捨てられるか
防犯カメラは必要箇所に備え付けられているか
部屋キャットタワーや爪研ぎを置けるスペースは十分にあるか
前の入居者の匂い残りはないか(猫の匂いは残りやすい)
フローリングや壁紙に傷、痛みはないか
音漏れしそうな壁じゃないか(軽く叩いてみる)

特に重視するのは周辺環境

猫可物件の一部は、立地条件が悪い立地に建てられることもあります。

理由は、通常の募集だと入居者が集まらないので、猫可にして入居者を募集していることがあるからです。

なので、猫が飼えるというだけで決めることなく、実際に駅から歩いて周辺環境を必ずチェックするようにしましょう。

3-4.猫可物件の注意点を再確認した上で契約する

ここだ!という物件に出会えた後も、もう一度このページで紹介したポイントを振り返りましょう。

特に、猫が飼えるというだけで、家賃は高すぎないか、立地条件の悪い物件ではないか、などを改めて確認した上で契約することがおすすめです。

また、物件によっては、ペットの騒音や苦情など、住人の口コミを見れるサービスもあるので、物件名を入力して口コミが出ているか確認しておきましょう。

おすすめサイト:マンションノート

マンションノート」は、100万件以上の口コミが投稿される、日本最大級のマンション口コミサイトです。

今住んでいるマンションの口コミを投稿すれば、無料で口コミを見ることができます。

4.猫可物件選びにおすすめの賃貸サイト3選と探し方

先ほどの比較の通り、ペット可物件の掲載数が多い「SUUMO」と「HOME’S」、猫専門で多頭飼いの条件もわかる「ねこべや.com」で探すのがおすすめです。

それぞれがどんなサイトなのか、またどうやって猫可物件で検索すればいいかを解説していきます。

4-1.SUUMO:物件数No1!大手が運営する最大級のポータルサイト

SUUMOの公式HP

SUUMO」はリクルートグループが運営する日本最大級の不動産ポータルサイトで、多くの不動産会社がこぞって物件を載せています。

数ある賃貸サイトの中で最もおすすめな理由は、とにかく掲載数が多く、また希望の条件で物件を絞りやすいことです。

ペット可物件を含めると700万近くある物件を様々な切り口で検索ができ、「ペット可物件」以外にも、「ペット可×デザイナーズ」「ペット可×タワーマンション」など、さまざまな要望で物件を絞り込めます。

SUUMOでペット可物件を探すには?

路線やエリアを絞った後、「検索条件追加」から「すべてのこだわり条件」を選択、「ペット相談可」にチェックをすればペット可物件だけを絞り込めます。

スーモの検索手順

そして、猫を飼えるかどうか確認するには、部屋詳細ページ下部の「物件概要」に記載されていることが多いので確認してみましょう。

ただ、物件によっては「ペット相談」や「ペット可」だけしか出ていないこともあるので、その際は不動産会社に問い合わせて確認してみましょう。

スーモの物件概要ページ

SUUMOのデータ

運営会社株式会社リクルート
掲載物件数約750万件
対象エリア全国
URLhttps://suumo.jp

4-2. HOME’S:SUUMOと並ぶ大手ポータルサイト

HOME'Sの公式HP

HOME’S」は不動産だけでなく、引越しや介護など暮らしに関連するサービスを提供する上場企業、株式会社LIFULLのポータルサイトです。

こちらも物件数は常時500万件掲載されていて、エリアによってはSUUMO以上にペット可物件の掲載数があります。

使いやすさも申し分なく、SUUMO同様ストレスなく使えます。より幅広い物件を見たい、という方はSUUMOと合わせて使うことで、よりたくさんの物件を調べることが可能です。

HOMESでペット可物件を探すには?

エリアや路線を絞ったら「詳細条件を指定する」を押し、ページ下部にある「ペット相談可 」にチェックをすればペット可物件だけを絞れます。

ホームズの検索手順

そして、猫を飼えるかどうか確認するには、部屋詳細ページ下部の「備考欄」に記載されていることが多いので確認してみましょう。

ただ、物件によっては「ペット相談」や「ペット可」だけしか出ていないこともあるので、その際は不動産会社に問い合わせて確認してみましょう。

ホームズの検索画面

HOME’Sのデータ

運営会社株式会社LIFULL
掲載物件数約500万件
対象エリア全国
URLhttps://www.homes.co.jp/chintai/

4-3. ねこべや.com:猫可物件専門のサイト

物件数が多い上記2社ですが、唯一のデメリットとしては「猫可物件」を絞り込めないことです。

そのため、希望の物件が猫を飼えるのか、飼えないのか、すぐにわからないこともあるかと思います。

そこで、すぐにでも猫を飼える物件を確認したい人は以下の「ねこべや.com」から、猫可で絞って検索してみましょう。

ねこべや.comの公式hp

ねこべや.com」は、リックス・ジャパン株式会社が運営する、猫OKの賃貸物件を専門に物件を紹介するサイトです。

エリアとしては、「東京・神奈川・埼玉・千葉」を中心に、900件以上の物件情報が掲載されています。

「猫をたくさん飼いたい」や「キャットウォークがある部屋がいい」という方などは、SUUMOと合わせて使うことで、よりたくさんの物件を調べることが可能です。

ねこべや.comのデータ

運営会社リックス・ジャパン株式会社
掲載物件数約1,000件
対象エリア東京・神奈川・埼玉・千葉
URLhttp://neko-beya.com

5. プロが選ぶ賃貸におすすめの猫可物件シリーズ4選

基本的に、「SUUMO」「HOME’S」「ねこべや.com」で、重視するポイントで絞り込めば、選びやすいはずです。

ただ、最近はペット可物件の数も徐々に増えていて、一部では借りたあとに後悔するような部屋もあるので、選ぶのに苦労するかもしれません。

そこで、賃貸の営業をしていた経験から、デザイン性、品質、物件数などを踏まえて特に賃貸でおすすめしたいペット可物件を紹介します。

オススメはブランド化されたシリーズ物件

ブランド化され、シリーズとして数十棟〜数百棟展開されている物件であれば、デザインや品質が高い水準となっているため、住んだあとに失敗しにくいです。

また、一般的なシリーズマンションよりも、猫を飼える物件が数多くあるシリーズなので、後悔しない猫可物件がいい人は下記のシリーズから選びましょう。

シリーズ名物件数おすすめポイント
5-1.メイクスシリーズ50棟〜猫を飼える物件としては賃料が抑えられていることに加え、駅からも徒歩圏内の物件が多い人気のシリーズマンション。
5-2.コンフォリアシリーズ130棟〜シンプルながらも洗練されたデザインや、個性あふれる特徴的なデザインが人気のシリーズマンション。
5-3.オープンレジデンシアシリーズ140棟〜東京を中心にクオリティの高い猫可物件を数多く展開している大手不動産会社のシリーズマンション。
5-4.パークアクシスシリーズ150棟〜高級賃貸の代表格で、全国8都市に数多く建てられている人気マンションシリーズ。

シリーズマンションの中でも、物件によっては「ペット不可」や「猫不可」にしているケースもあるので、内覧前に不動産会社へ確認するようにしましょう。

また、物件ごとに猫の頭数を制限していることもあるので、併せて確認が必要です。

5-1.メイクスシリーズ

メイクスの公式hp

「メイクスシリーズ」は、株式会社メイクスが手がける分譲賃貸シリーズです。

都内を中心に数多く建てられ、デザイン・立地・コスパ、どれも高い水準となっていることで人気があります。

間取りもコンパクトな1kタイプから用意されているので、女性の一人暮らしで猫を飼いたい方などにおすすめのシリーズマンションです。

メイクスシリーズのマンション外観

メイクスデザインの外観

メイクスシリーズのモデルルーム

メイクスデザインのモデルルーム

メイクスデザインの水回りイメージ

引用:メイクス

過去に募集のあった部屋の例
物件間取り面積家賃(管理費)敷金/礼金
メイクスデザイン新宿落合1K25.51㎡9万円(1万円)1ヶ月/0ヶ月
メイクスデザイン池袋イースト.1K26.40㎡8.95万円(1.2万円)1ヶ月/0ヶ月
メイクスデザイン王子.1K26.46㎡8.2万円(1万円)0ヶ月/0ヶ月

これらの物件は「SUUMO」「HOME’S」に掲載がありますので、最新の空室検索や内覧申し込みをしたい方は下記ページから行いましょう。

メイクスシリーズについてより詳しい情報を知った上で内覧をしたい方は「メイクスデザイン辛口レビュー|一人暮らし向け高級賃貸15ブランドの比較と注意点」のページに詳細な情報をまとめていますので、チェックしてみましょう。

5-2.コンフォリアシリーズ

コンフォリアの公式HP

コンフォリアシリーズ」は、東急住宅リースが手がける賃貸マンションシリーズです。

目に見えるデザインだけでなく、細部の質感までこだわり、マンションのクオリティを高めていることが特徴です。

人気シリーズマンションの中でも、賃料相場が比較的安く猫可物件が多いので、猫が飼えるだけでなくコスパも重視したい方におすすめです。

コンフォリアシリーズのマンション外観

コンフォリアの外観イメージ

コンフォリアシリーズのモデルルーム

室内イメージ

水回りイメージ

引用:東急不動産

過去に募集のあった部屋の例
物件間取り面積家賃(管理費)敷金/礼金
コンフォリア錦糸町DEUX.1K25.60㎡10.3万円(0.6万円)1ヶ月/0ヶ月
コンフォリア上野入谷.1K25.97㎡9.5万円(0.8万円)1ヶ月/0ヶ月
コンフォリア春日富坂.1K20.89㎡9.8万円(0.7万円)1ヶ月/0ヶ月

これらの物件は「SUUMO」「HOME’S」に掲載がありますので、最新の空室検索や内覧申し込みをしたい方は下記ページから行いましょう。

コンフォリアシリーズについてより詳しい情報を知った上で内覧をしたい方は「コンフォリア辛口レビュー|高級賃貸マンション13ブランドの比較と注意点」のページに詳細な情報をまとめていますので、チェックしてみましょう。

5-3.オープンレジデンシアシリーズ

オープンレジデンシアの公式HP

オープンレジデンシアシリーズ」は、オープンハウスが手がける分譲賃貸シリーズです。

「都心」×「駅近」の好立地を第一に考えているので、利便性の良い立地やエリアに多く建てられています。

基本的にすべての物件で猫飼育可能ですが、部屋によってはオーナーの意向で猫不可にしている部屋もあるので、不動産会社の人に確認しましょう。

オープンレジデンシアシリーズのマンション外観

オープンレジデンシアの外観イメージ

オープンレジデンシアシリーズの部屋の内装

オープンレジデンシアの内装

オープンレジデンシアの水回りイメージ

上記引用:オープンハウス

過去に募集のあった部屋の例
物件間取り面積家賃(管理費)敷金/礼金
オープンレジデンシア品川.1R31.98㎡12.8万円(1万円)1ヶ月/1ヶ月
オープンレジデンシア本郷三丁目.1DK30.17㎡12.8万円(0.8万円)1ヶ月/1ヶ月
オープンレジデンシア日本橋横山町.1LDK40.41㎡16.9万円(1.1万円)1ヶ月/1ヶ月

これらの物件は「SUUMO」「HOME’S」に掲載がありますので、最新の空室検索や内覧申し込みをしたい方は下記ページから行いましょう。

オープンレジデンシアシリーズについてより詳しい情報を知った上で内覧をしたい方は「オープンレジデンシア辛口レビュー|人気の高級賃貸マンション13ブランドと比較した注意点」のページに詳細な情報をまとめていますので、チェックしてみましょう。

5-4.パークアクシスシリーズ

パークアクシスの公式HP

パークアクシスシリーズ」は、三井不動産レジデンシャルが手がける高級賃貸シリーズです。

品のある落ち着いた大人の暮らしと、上質でゆとりのある豊かなプライベートの時間にこだわって作られています。

ペット関係の共有設備が揃っている物件も多く、高級賃貸さながらの高いクオリティを誇るマンションシリーズです。

パークアクシスシリーズのマンション外観

パークアクシスの外観イメージ

パークアクシスシリーズのモデルルーム

パークアクシスのモデルルーム

パークアクシスの水回り設備イメージ

上記引用:三井の賃貸

過去に募集のあった部屋の例
物件名間取り階数面積家賃(管理費)敷金/礼金
パークアクシス市谷加賀町2SLDK370.14㎡33万円(1.5万円)1ヶ月/0ヶ月
パークアクシス豊洲キャナル.2LDK1360.65㎡24.5万円(1.5万円)1ヶ月/1ヶ月
パークアクシスプレミア南青山1LDK373.66㎡55万円(-)2ヶ月/0ヶ月
パークアクシス上野松が谷.2LDK851.24㎡18.1万円(1.5万円)1ヶ月/1ヶ月
パークアクシス小伝馬町.1LDK334.54㎡14.6万円(1.3万円)1ヶ月/1ヶ月
パークアクシス菊川.1K525.02㎡10万円(1万円)1ヶ月/1ヶ月

これらの物件は「SUUMO」「HOME’S」に掲載がありますので、最新の空室検索や内覧申し込みをしたい方は下記ページから行いましょう。

パークアクシスシリーズについてより詳しい情報を知った上で内覧をしたい方は「パークアクシス辛口レビュー|高級賃貸マンション13ブランドの比較と注意点」のページに詳細な情報をまとめていますので、チェックしてみましょう。

6. まとめ

猫可物件を賃貸する前に知っておくべきことをまとめましたが、いかがでしたでしょうか?

改めて注意点をお伝えすると、下記の7つです。

猫可物件賃貸の注意点

  • そもそも人気がないから猫可にしている物件が多い
  • 物件数が少ないので比較しにくい
  • 賃料が相場より格段に高い
  • 契約するときの費用と退去するときの費用が高くなる
  • 共有部分の汚れや臭いが気になることが多い
  • ペット関係のトラブルが多い
  • 使う賃貸サイトによって出会えない物件も多い

上記に悩むことのないよう、以下のポイントに気をつけて物件を選んでいきましょう。

  • SUUMO(https://suumo.jp)、HOME’S(https://www.homes.co.jp)などの、猫可物件に強いサイトを使う
  • 複数の不動産会社を通して、複数物件を内覧して選ぶ
  • 猫可物件の特性を理解した上で、通常よりも一足早く物件を探しはじめ、実際に住む想定をしてから契約する
  • 猫が飼えるというだけで、家賃は高すぎないか、立地条件の悪い物件ではないか確認する

このページがあなたのお部屋探しのお役に立てることを心から祈っています。