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要注意!ピアノ可物件を賃貸する前に絶対知っておくべき5つの注意点

「ピアノ可物件を賃貸したい!」「どうやって賃貸のピアノ可物件を選べばいいの?」など、ピアノ可物件の賃貸に興味を持っていませんか?

ピアノ可物件には借りる前に知っておくべき注意点があり、知らずに契約すると「こんなはずじゃなかった」と後悔するリスクがあります。

長年不動産業界で働いた経験から、ピアノ可物件を賃貸する前に知っておくべきこと、後悔しないためのコツなどを以下の流れで解説をしていきます。

  1. ピアノ可物件を賃貸する前に知っておくべき5つの注意点
  2. ピアノを24時間演奏したいなら防音賃貸を選ぶべき
  3. ピアノ可物件を賃貸して後悔しないために重要な4つのこと
  4. ピアノ可物件選びにおすすめの賃貸サイト2選と探し方
  5. プロが選ぶ賃貸におすすめのピアノ可物件と防音賃貸

すべて読めば、ピアノ可物件を借りる際の注意点から、失敗しない探し方など、ピアノ可物件を賃貸する前に知っておくべきすべてのことがわかります。

1.ピアノ可物件を賃貸する前に知っておくべき5つの注意点

私は過去に、ピアノ可物件を多く扱う不動産会社で仲介業務を担当し、多くのお客様にピアノ可物件を案内してきました。

たくさんの方から、いい意見・悪い意見を聞いてきた経験をもとに、ピアノ可物件を賃貸する前に必ず下記のことを知っておくことをおすすめします。

ピアノ可物件の注意点

  • 演奏できるピアノの種類に制限がある
  • 演奏できる時間が限られている
  • 賃料が相場よりも高い
  • ピアノ可物件はトラブルになることが多い
  • 使う賃貸サイトによって出会えない物件も多い

1-1.演奏できるピアノの種類に制限がある

賃貸でピアノを演奏したいときは、ピアノ可物件を借りようと思いますが、ピアノ可物件でも演奏できるピアノの種類が限られます。

基本的にピアノ可物件では、電子ピアノかアップライトピアノを演奏することができますが、どちらも音が大きいと苦情がくる可能性が高いです。

また、グランドピアノは音に加え振動も響きやすいので、演奏することはほぼ不可と思った方がいいでしょう。

1-2.演奏できる時間が限られている

ピアノ可物件の多くは、演奏できる時間が「朝10時〜夜20時」と決められていることが多いです。

上記のことから、趣味程度で休日にしか演奏しない人は問題ないですが、仕事のあと毎日演奏したい人は、ピアノ可物件を借りても自由に演奏できません。

もちろん時間外に演奏することは契約違反となり、ほかの住民から苦情が入ると最悪の場合、契約解除になる可能性もあるので注意しましょう。

1-3.賃料が相場よりも高い

ピアノ可物件は躯体のコンクリート壁を厚くしたり、音が響きにくい設計にすることで建築コストが高くなるため、自ずと賃料も高くなります。

参考までに、過去に募集されていた渋谷駅まで徒歩10分以内の物件で比較すると、以下の通りになります。

物件名ピアノ演奏築年月階数平米数賃料
パークアクシス桜ヶ丘ウエスト2004年429.45㎡15.6万円
ベルティス渋谷✖️2007年727.3㎡12.6万円

上記のとおり、ピアノ可物件だと、築が浅くて階数も高い物件の部屋より、さらに3万円も賃料が高く募集されているのです。

また、人気エリアの物件は通常よりさらに高くなることが予想されます。なので、検討するエリアを広げて、賃料の差を比較しながら探すことがおすすめです。

1-4.ピアノ可物件はトラブルになることが多い

ピアノ可物件にはピアノを演奏しない人も必ず住んでいて、ピアノの音を不快に思う人もいるため、トラブルに発展しやすいです。

多くの場合、演奏できる時間は決まっているものの、音の大きさは「常識の範囲内で演奏しましょう」と、おおまかにしか決められてないのです。

人によって音の大きさの感じ方は異なるので、このような曖昧なルールだとほかの住民から苦情がくることも多くなるといえるでしょう。

あなたが苦痛に感じることもある

ピアノ可物件には、あなた以外にも楽器を演奏する人がたくさん住んでいることが考えられます。

このとき、あなたは控えめな音で演奏していても、隣や上の部屋からガンガン音や振動が響いてくることもあり得るので注意しましょう。

上記のことから、不動産会社の人にマンション内で問題になっている人はいないかなど、確認してみましょう。

1-5.使う賃貸サイトによって出会えない物件も多い

ピアノ可物件を扱っているサイトならどこも同じでしょ?と思うかもしれませんが、サイトによって掲載されている物件数は異なります。

ピアノ可物件の賃貸で有名な「ルームカフェ」と、賃貸サイトNo1の「SUUMO」の物件数を、ピアノ可物件が多いエリアである「東京都練馬区」で比較すると、下記のように大きな差があります。

ルームカフェSUUMO
321件1,069件

あなたに最もフィットした物件とも、使うサイト次第では出会えないのです。

なんとなく「ピアノ可物件をたくさん扱ってそう」という理由で選ぶと、ベストな選択から遠のきます。

このページで賃貸サイトも比較していきますが、ピアノ可物件を選ぶのにおすすめなのは大手の下記2サイトです。

2.ピアノを24時間演奏したいなら防音賃貸を選ぶべき

賃貸でピアノも含めた楽器を演奏できるのは、”ピアノ可物件”と”防音賃貸”の2つがあります。

先に結論からいうと、ピアノを24時間演奏したいなら、”防音賃貸”がおすすめです。

この章では、なぜ防音賃貸がおすすめなのか、ピアノ可物件とはなにが違うのかを詳しく解説します。

2-1.防音賃貸はどんな物件?

防音賃貸は、楽器を演奏したり、大音量で音楽・映画を楽しみたい人に向けた賃貸マンションで、24時間いつでも楽器の演奏ができます。

なので、演奏時間に縛られることなく夜中や早朝など気が向いたときにピアノを弾きたい人は、防音賃貸を借りるべきです。

一方で、ピアノを弾くのは休日の日中だけ、子供のピアノ練習のため、などのケースは防音賃貸ではなく、ピアノ可物件で問題ないといえます。

防音賃貸はピアノ可物件より賃料が高い

防音賃貸は、ピアノ可物件よりもさらに賃料が高いです。

都心に近いエリアの物件だと、「1K:12〜13万円」ぐらいの部屋もあるので、高級マンション並みともいえます。

一方で、板橋区や練馬区など、都心から少し離れたエリアの物件だと、「1K:9~10万円」ぐらいで借りることができます。

2-2.ピアノ可物件と防音賃貸は設計がそもそも違う

ピアノ可物件と防音賃貸の違いは、部屋を含めた建物全体が防音仕様の設計になっているか、いないかです。

ピアノ可物件は、各部屋の壁・床・天井のコンクリートの層を厚くして、音を漏れにくくしているだけなので、防音仕様とはいえません。

一方で防音賃貸は、壁・床・天井のコンクリートの厚みはもちろん、部屋の中に防音室を作るイメージで音漏れを防ぐように設計されています。

Box in Box工法

上記のように、防音性能を高めるため壁と壁の間に”空気層”を作ることで、音が漏れることを防いでいます。

また、空気層の部分に”グラスウール”という吸音性の高い素材を施工して、より防音性能を高めているのです。

2-3.ピアノ可物件と防音賃貸のブランド比較

不動産会社が展開している、下記のブランドがピアノ可物件・防音賃貸として有名ですが、ブランドによってそれぞれ違いがあります。

ピアノ可物件防音性能賃料のお得さデザイン性グランドピアノ電子ピアノ
パークハビオ×
パークアクシス××
防音賃貸防音性能賃料のお得さデザイン性グランドピアノ電子ピアノ
ラシクラス
ミュージション
サウンドプルーフ×

上記の表だけで、防音賃貸の方がピアノ演奏に向いていることがわかるかと思います。

5章で詳しく解説しますが、24時間好きなときにピアノを演奏したい人は、下記のブランドを選ぶことをおすすめします。

ただ、電子ピアノを弾く人で、夜間はヘッドホンをつけて弾く形でもいいという場合は、ピアノ可物件でも対応可能なので、次の後悔しないために重要なことを確認しましょう。

3.ピアノ可物件を賃貸して後悔しないために重要な4つのこと

注意点を踏まえた上で、ピアノ可物件に住んで後悔しないためにも下記のポイントを意識しましょう。

  • ピアノ可物件に強い賃貸サイトを活用し、選択肢を増やす
  • 複数の不動産会社に会うこと
  • 複数の物件を内覧し比較すること
  • ピアノ可物件の注意点を再確認した上で契約する

3-1.ピアノ可物件に強い賃貸サイトを活用し、選択肢を増やす

1件でも多くの候補の中から選んだ方が理想の物件を見つけやすいですが、先ほども紹介した通り、サイトによって出会える物件数が異なります。

そこで、下記のように、主要なエリアごとのピアノ可物件の掲載物件数を比較しました。

東京都中央区のピアノ可物件数東京都世田谷区のピアノ可物件数大阪府大阪市のピアノ可物件数
SUUMO5,716件2,440件2,138件
HOME’S2,465件810件919件
CHINTAI100件59件42件
ルームカフェ18件202件
オトノイエ4件18件
ソナーレ0件3件
ブルーノ不動産4件
  • 記事作成時点で、パソコンから検索した際に検索結果にでた物件数です
  • サイトごとに物件数の計算方法が違う可能性があります
  • 「-」はピアノ可物件で検索機能/特集が確認できなかったサイト

基本的に「SUUMO」がダントツ、次に物件数が多い「HOME’S」を使えば、ほぼ全てのピアノ可物件を網羅できると言っても過言ではありません。

また、ピアノ可物件に限らず、防音賃貸の掲載数も「SUUMO」がダントツで多いです。

反対に、他の賃貸サイトだと、出会えない物件も多く、組み合わせて使うことがおすすめです。

複数業者が掲載するポータルサイトを使おう

SUUMO」「HOME’S」など、比較表の赤字で示した業者は不動産ポータルサイトと呼ばれ、下記のように、たくさんの不動産会社がお金を払って、自分の会社が扱う物件を持ち寄って載せているサイトです。

ピアノ可物件の場合、同じ建物でも部屋ごとに扱っている不動産会社が違うということもあり、それらをまとめて見れるため、より理想の物件を調べやすいです。

一方、青字で示したサイトは不動産会社が「うちではこんな物件を扱える」と掲載しているだけのサイトですので、物件数は限られます。

3-2.複数の不動産会社に会うこと

マンションの内覧は必ず行きましょう。その際、注意すべきなのが、「複数の不動産会社」を通して内覧することです。

理由は、賃貸において「ここの会社のスタッフは優秀」ということが原則なく、「スタッフによる」からです。

「複数の不動産会社」を使えば、それだけ多くのスタッフに出会え、その中から知識も豊富で親身になってくれる人を選べるため、2社以上の会社を使うようにしましょう。

そのため下記の観点を満す営業マンにお願いするのがいいでしょう。

いい営業マンの条件

  • 知識も誠意もあり、あなたの質問に即答してくれる
  • あなたの希望を満たす物件を複数教えてくれる
  • とりあえずの内見も快く対応してくれる
  • 物件の悪い面も教えてくれる
  • 契約を急かしてこない

不動産会社は他社の物件でも案内することができます。

営業マンの対応が悪い時、別の不動産会社に相談すれば、その物件を紹介してくれることも多いです。

また、上記5つの観点を満たす営業マンを1人知っておけば、今後の引越しの際も相談できます。

また、それぞれの会社が持っている「掘り出し物件」を教えてくれることがあるので複数に問い合わせることにはメリット満載です。

それぞれの会社から紹介してもらい、いい物件に出会ったら、一番信用できそうな不動産会社のスタッフにお願いするようにしましょう。

3-3.複数の物件を内覧し比較すること

また、必ず複数物件を見て、比較することがおすすめです。

複数物件を見ることで、エリアの相場感もハッキリしますし、本当にあなたに合った物件を見つけやすくなります。理想は3~5件ほど見るのがおすすめです。

特に、下記は住んでから「こんなはずじゃなかった」と感じる人が多い観点ですので、内覧したときに確認しましょう。

周辺環境駅から実際に歩いてみる(電車のホームからどのくらいの距離か確認)
坂道や踏み切りなど、不便に思う環境ではないか
墓地や病院、警察署など、不人気な条件となる環境ではないか
高速道路や線路沿いなど、騒音が気になる環境ではないか
散歩ができるようなコースや公園はあるか
スーパーやコンビニは近くにあるか
マンションの共用部ピアノ可物件のときは建物の構造を確認する
掲示板に騒音の注意書きが出ていないか確認する
共有設備の防音室があるか確認する
部屋音が響かないか壁の厚みを確認する(軽く叩いてみる)
扉を閉めて音を出し外から音漏れしていないか確認する
扉の厚みを確認する
防音賃貸のときは「遮音等級」を確認する
二重窓か防音ガラスになっているか確認する

ピアノ可物件のときは建物の構造を確認する

建物の構造とは「どんな材料・材質で建物が造られているか」ということで、音漏れにも影響するため、ピアノ可物件のときは必ず確認しましょう。

建物の構造建物の種類遮音性耐火性耐震性
W:木造戸建て・アパート✖️✖️✖️
S:鉄骨造アパート・マンション✖️
RC:鉄筋コンクリート造中規模マンション
SRC:鉄筋鉄骨コンクリート造大規模・高層マンション

上記ように、木造や鉄骨造だと遮音性が悪く音が響きやすいので、注意が必要です。

一方で、RC造とSRC造であれば音漏れしにくい構造なので、できる限りRC造かSRC造のピアノ可物件を選ぶようにしましょう。

また、建物の構造は物件の募集図面に必ず記載してあるので、事前にチェックするようにしましょう。

防音賃貸のときは「遮音等級」を確認する

防音賃貸の「遮音等級」は、日本建築学会が定めている、建物の遮音性能を表す指数です。

遮音等級では、外壁や内壁の各部位が騒音をどれだけ遮断できるのかをD値で表し、D値の指数が大きいほど遮音性能が優れていることになります。

遮音等級ピアノ・ステレオの音テレビ・ラジオの会話音
木造住宅の防音レベルD-30曲がはっきりわかる話の内容がわかる
D-40よく聞こえる少しだけ聞こえる
コンクリート造の防音レベルD-45聞こえるほぼ聞こえない
D-55少しだけ聞こえる聞こえない
ピアノ可物件の防音レベルD-60かすかに聞こえる聞こえない
D-65ほぼ聞こえない聞こえない
防音賃貸の防音レベルD-70聞こえない聞こえない
D-85聞こえない聞こえない

この遮音等級は物件ごとに異なるため、不動産会社の人に確認するようにしましょう。参考までに、防音賃貸3ブランドの遮音等級の平均値は下記の通りです。

3-4.ピアノ可物件の注意点を再確認した上で契約する

ここだ!という物件に出会えた後も、もう一度このページで紹介したポイントを振り返りましょう。

特に、あなたが弾きたいピアノの種類は許可されているか、演奏できる時間は問題ないか、を必ず確認した上で契約することがおすすめです。

また、物件によっては、音漏れがひどいなど、住人の口コミを見れるサービスもあるので、物件名を入力して口コミが出ているか確認しておきましょう。

おすすめサイト:マンションノート

マンションノート」は、100万件以上の口コミが投稿される、日本最大級のマンション口コミサイトです。

今住んでいるマンションの口コミを投稿すれば、無料で口コミを見ることができます。

4.ピアノ可物件選びにおすすめの賃貸サイト2選と探し方

先ほどの比較の通り、ピアノ可物件は「SUUMO」「HOME’S」で探すのがおすすめです。

それぞれがどんなサイトなのか、またどうやってピアノ可物件で検索すればいいかを解説していきます。

4-1.SUUMO:物件数No1!大手が運営する最大級のポータルサイト

SUUMOの公式HP

SUUMO」はリクルートグループが運営する日本最大級の不動産ポータルサイトで、多くの不動産会社がこぞって物件を載せています。

数ある賃貸サイトの中で最もおすすめな理由は、とにかく掲載数が多く、また希望の条件で物件を絞りやすいことです。

ピアノ可物件を含めると700万近くある物件を様々な切り口で検索ができ、「ピアノ可物件」以外にも、「ピアノ可物件×防音室」「ピアノ可物件×デザイナーズ」など、さまざまな要望で物件を絞り込めます。

SUUMOでピアノ可物件を探すには?

路線やエリアを絞った後、「検索条件追加」から「すべてのこだわり条件」を選択、「楽器相談可」にチェックをすれば、ピアノが弾ける物件を絞り込めます。

スーモの検索手順

SUUMOのデータ

運営会社株式会社リクルート
掲載物件数約750万件
対象エリア全国
URLhttps://suumo.jp

4-2. HOME’S:SUUMOと並ぶ大手ポータルサイト

HOME'Sの公式HP

HOME’S」は不動産だけでなく、引越しや介護など暮らしに関連するサービスを提供する上場企業、株式会社LIFULLのポータルサイトです。

こちらも物件数は常時550万件掲載されていて、エリアによってはSUUMO以上にピアノ可物件の掲載数があります。

使いやすさも申し分なく、SUUMO同様ストレスなく使えます。より幅広い物件を見たい、という方はSUUMOと合わせて使うことで、よりたくさんの物件を調べることが可能です。

HOMESでピアノ可物件を探すには?

エリアや路線を絞ったら「詳細条件を指定する」を押し、ページ下部にある「楽器相談」にチェックをすれば、ピアノが弾ける物件を絞り込めます。

ホームズの検索手順

HOME’Sのデータ

運営会社株式会社LIFULL
掲載物件数約500万件
対象エリア全国
URLhttps://www.homes.co.jp/chintai/

5. プロが選ぶ賃貸におすすめのピアノ可物件と防音賃貸

基本的に、「SUUMO」「HOME’S」で、重視するポイントで絞り込めば、選びやすいはずです。

ただ、最近はピアノ可物件の数が多くなっていて、一部では借りたあとに後悔するような部屋もあるので、選ぶのに苦労するかもしれません。

そこで、賃貸の営業をしていた経験から、品質、デザイン性、物件数などを踏まえて特に賃貸でおすすめしたい、ピアノ可物件と防音賃貸を紹介します。

おすすめはブランド化されたシリーズ物件

不動産会社が企画設計したブランドシリーズで、数十棟展開している物件であれば、防音性・デザイン・品質が高い水準となっているため、住んだあとに失敗しにくいです。

一方で、個人オーナーが注文して建てた物件だと、建築費の関係上、防音賃貸と謳いながらも防音性能は低いことが多いです。

なので、後悔しないピアノ可物件もしくは防音賃貸がいい人は、下記のシリーズから選びましょう。

ブランドコンセプトマップ

防音性能賃料のお得さデザイン性グランドピアノ電子ピアノ
5-1.パークハビオ
(ビアノ可)
×
5-2.パークアクシス
(ビアノ可)
××
5-3.ラシクラス
(防音)
5-4.ミュージション
(防音)
5-5.サウンドプルーフ
(防音)
×

5-1.パークハビオシリーズ

パークハビオの公式HP

パークハビオ」は、三菱地所レジデンスが手がける高品質賃貸マンションです。

ピアノ演奏できる時間は「10時~20時」と制限があるため、趣味程度にピアノを演奏したい人におすすめのシリーズマンションです。

また、間取りは1K~1LDKの部屋が多いので一人暮らし向けとなり、東京を中心に多く建てられているクオリティの高いマンションなので、住み心地や立地条件はすべて高水準となっています。

パークハビオシリーズのマンション外観

パークハビオの外観

物件左上:ザ・パークハビオ赤羽|右上:ザ・パークハビオ早稲田|左下:ザ・パークハビオ神楽坂香月|右下:ザ・パークハビオ柿の木坂

パークハビオシリーズのモデルルーム

パークハビオのモデルルーム

パークハビオの水回りイメージ

上記引用:三菱地所レジデンス

過去に募集のあった部屋の例
物件間取り面積家賃(管理費)敷金/礼金
パークハビオ赤羽.1R27.22㎡12万円(1万円)1ヶ月/1ヶ月
パークハビオ早稲田.1K29.28㎡11.3万円(1万円)1ヶ月/1ヶ月
パークハビオ神楽坂香月.1K26.22㎡13.9万円(1.5万円)1ヶ月/0ヶ月
パークハビオ柿の木坂.1LDK46.83㎡15.2万円(1万円)1ヶ月/1ヶ月

これらの物件は「SUUMO」「HOME’S」に掲載がありますので、最新の空室検索や内覧申し込みをしたい方は下記ページから行いましょう。

パークハビオシリーズについてより詳しい情報を知った上で内覧をしたい方は「パークハビオ辛口レビュー|高級賃貸マンション13ブランドの比較と注意点」のページに詳細な情報をまとめていますので、チェックしてみましょう。

5-2.パークアクシスシリーズ

パークアクシスの公式HP

パークアクシス」は、三井不動産レジデンシャルが手がける高級賃貸シリーズです。

物件により異なりますが、基本的にピアノ演奏できる時間は「10時~20時」と制限があるため、趣味程度にピアノを演奏したい人におすすめのシリーズマンションです。

間取りは2LDK~3LDKの部屋も多いので、ファミリーでピアノを弾ける物件を探している方におすすめです。

パークアクシスシリーズのマンション外観

パークアクシスの外観

物件左上:パークアクシス豊洲キャナル|右上:パークアクシス小伝馬町|左下:パークアクシス上野松が谷|右下:パークアクシス菊川

パークアクシスシリーズのモデルルーム

パークアクシスのモデルルーム

パークアクシスの水回り設備イメージ

上記引用:三井の賃貸

過去に募集のあった部屋の例
物件名間取り階数面積家賃(管理費)敷金/礼金
パークアクシス菊川.1K525.02㎡10万円(1万円)1ヶ月/1ヶ月
パークアクシス小伝馬町.1LDK334.54㎡14.6万円(1.3万円)1ヶ月/1ヶ月
パークアクシス上野松が谷.2LDK851.24㎡18.1万円(1.5万円)1ヶ月/1ヶ月
パークアクシス豊洲キャナル.2LDK1360.65㎡24.5万円(1.5万円)1ヶ月/1ヶ月

これらの物件は「SUUMO」「HOME’S」に掲載がありますので、最新の空室検索や内覧申し込みをしたい方は下記ページから行いましょう。

パークアクシスシリーズについてより詳しい情報を知った上で内覧をしたい方は「パークアクシス辛口レビュー|高級賃貸マンション13ブランドの比較と注意点」のページに詳細な情報をまとめていますので、チェックしてみましょう。

5-3.ラシクラスシリーズ

ラシクラスの公式hp

引用:ホームデザイン

ラシクラス」は、株式会社ホームデザインが手がけるデザイナーズ防音賃貸です。

遮音等級は「D-70」と防音賃貸の中では多少劣るものの、電子ピアノやアップライトピアノは24時間演奏できます。グランドピアノは夜中と早朝だけ弾けないので、演奏時間にあわせて検討しましょう。

また、武蔵野音大が近い板橋区や練馬区を中心に建てられているので、おしゃれな物件に住みたいと思う音大生から人気があります。

ラシクラスシリーズの基本データ

ラシクラスの外観

物件左から:コンポジット荻窪ラシクラス|ラシクラス平和公園Ⅱ

ラシクラスシリーズの部屋の内装

ラシクラスデザイ山手通りの内装

ラシクラスの水回り

防音室

各物件に防音設備が整った部屋があり、1Kタイプの物件は以下のようなタイルカーペット仕様の部屋が多いです。

ラシクラスの防音室

上記引用:ウチダハウス

過去に募集のあった部屋
物件間取り面積家賃(管理費)敷金/礼金
ラシクラス板橋.1K23.25㎡9.4万円(1万円)0ヶ月/0ヶ月
ラシクラスカーメル.1K24.30㎡10.8万円(0.7万円)0ヶ月/0ヶ月
ラシクラス日暮里.2DK42.48㎡16.3万円(1万円)1ヶ月/0ヶ月

これらの物件は「SUUMO」「HOME’S」に掲載がありますので、最新の空室検索や内覧申し込みをしたい方は下記ページから行いましょう。

ラシクラスシリーズについてより詳しい情報を知った上で内覧をしたい方は「ラシクラス辛口レビュー|防音賃貸マンション5ブランドの比較と注意点」のページに詳細な情報をまとめていますので、チェックしてみましょう。

5-4.ミュージションシリーズ

ミュージションの公式HP

ミュージション」は、株式会社リブランマインドが手がける防音賃貸で、遮音等級は「D-85」が最高値なので、防音賃貸の中でも高い水準といえます。

ただ、物件によっては「D-70」の部屋もあり、そのような部屋は夜中と早朝のグランドピアノは制限されるので、注意しましょう。

一方で、賃料は防音賃貸の中でもお手頃なので、できる限りお得な防音賃貸を借りたいと思ってる人は、ミュージションがおすすめです。

ミュージションシリーズのマンション外観

ミュージションの外観

物件名|左から:ミュージション川越|ミュージション志木|ミュージション武蔵中原

ミュージションシリーズのモデルルーム

ミュージションの内装

ミュージションの水回りイメージ

上記引用:リブランマインド

過去に募集のあった部屋の例
物件間取り面積家賃(管理費)敷金/礼金
ミュージション志木.1K28.07㎡9.2万円(0.35万円)1ヶ月/1ヶ月
ミュージション川越.1LDK41.25㎡14万円(1万円)1ヶ月/1ヶ月
ミュージション武蔵中原.1K29.04㎡10.4万円(0.5万円)1ヶ月/1ヶ月

これらの物件は「SUUMO」「HOME’S」に掲載がありますので、最新の空室検索や内覧申し込みをしたい方は下記ページから行いましょう。

ミュージションシリーズについてより詳しい情報を知った上で内覧をしたい方は「ミュージション辛口レビュー|防音賃貸マンション5ブランドの比較と注意点」のページに詳細な情報をまとめていますので、チェックしてみましょう。

5-5.サウンドプルーフシリーズ

サウンドルーフの公式hp

サウンドプルーフ」は、ツナガルデザイン株式会社が手がける防音賃貸で、遮音等級は国内トップレベルの「D-95」を達成しています。

コンサートホールと同じ多重防音構造を採用することにより、音や振動の心配がないため、グランドピアノも24時間好きなときに演奏できます。

ただ、防音性能が高いだけあって、賃料も高級マンション並みに高いです。「1K:12~13万」する部屋もあるので、社会人やプロのピアニストにおすすめの物件です。

サウンドプルーフのマンション外観

サウンドプルーフの外観

左:サウンドプルーフ プロ目黒祐天寺|右:サウンドプルーフ初台

サウンドプルーフの部屋の内装

サウンドプルーフの内装

サウンドルーフの水回り

上記引用:ツナガルデザイン

過去に募集のあった部屋の例
物件名間取り階数面積家賃(管理費)敷金/礼金
サウンドプルーフプロ蒲田.1LDK231.85㎡15.7万円(0.95万円)1ヶ月/2ヶ月
サウンドプルーフプロ目黒祐天寺.1LDK233.82㎡17.7万円(0.95万円)1ヶ月/2ヶ月
サウンドプルーフプロ学芸大学.1K225.46㎡13.6万円(0.95万円)1ヶ月/2ヶ月
サウンドプルーフ都立大学.2LDK551.24㎡26.9万円(0.95万円)1ヶ月/2ヶ月

これらの物件は「SUUMO」「HOME’S」に掲載がありますので、最新の空室検索や内覧申し込みをしたい方は下記ページから行いましょう。

サウンドプルーフシリーズについてより詳しい情報を知った上で内覧をしたい方は「サウンドプルーフ辛口レビュー|防音賃貸マンション5ブランドの比較と注意点」のページに詳細な情報をまとめていますので、チェックしてみましょう。

6. まとめ

ピアノ可物件を賃貸する前に知っておくべきことをまとめましたが、いかがでしたでしょうか?

改めて注意点をお伝えすると、下記の5つです。

ピアノ可物件の注意点

  • 演奏できるピアノの種類に制限がある
  • 演奏できる時間が限られている
  • 賃料が相場よりも高い
  • ピアノ可物件はトラブルになることが多い
  • 使う賃貸サイトによって出会えない物件も多い

上記に悩むことのないよう、以下のポイントに気をつけて物件を選んでいきましょう。

  • SUUMO(https://suumo.jp)、HOME’S(https://www.homes.co.jp)などの、ピアノ可物件に強いサイトを使う
  • 複数の不動産会社を通して、複数物件を内覧して選ぶ
  • あなたが弾きたいピアノは許可されているか、演奏できる時間は問題ないかを確認する
  • ピアノの種類・演奏時間によって、ピアノ可物件にするか防音賃貸にするか検討する

このページがあなたのお部屋探しのお役に立てることを心から祈っています。