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引越し

引越し侍とは?サービス内容の解説と、失敗しないための注意点

「引越し侍とはどんなサービス?」「使ったほうがいいの?」など、引越し侍とはどんなサービスなのか気になっていませんか?

引越し侍とは、一括で複数の引越し業者から見積もりを取れるサービスで、使うだけで引越しが安くなりますが、注意点も存在します。

このページでは、引越し会社で4年営業してきた筆者が、引越し侍について、下記の流れで徹底的に解説します。

  1. 引越し侍とは?サービス内容の解説
  2. 13社を比較!引越し侍は最もおすすめの一括見積もりサイト
  3. 引越し侍の注意点やその他メリット・デメリット
  4. 大手15社を比較!おすすめの引越し業者6選
  5. 見積もりがもう少し安くなる!料金の確認のコツ
  6. 最後の1社を選ぶための選定基準

全て読めば、引越し侍とは何か、使うべきかだけでなく、引越し侍でどの業者を選べばいいかまでわかり、最良の業者に引越しを依頼することができます。

引越し侍公式ページ:https://hikkoshizamurai.jp/

1. 引越し侍とは?サービス内容の解説

「引越し侍(https://hikkoshizamurai.jp/)」とは東証一部上場企業の株式会社エイチームが運営する、引越しの「一括見積もりサイト」のサービス名です。

引越しの「一括見積もりサイト」は以下のようにたくさんのサービスが出ていますが、引越し侍は最もおすすめです。

一括見積もりサイトの一覧

1-1. そもそも一括見積もりサイトとは?

複数の引越し業者にまとめて見積もりを取れる完全無料のサービスのことで、一度の入力で複数社にまとめて見積もりを依頼できます。

引越し侍の仕組み

利用の手順はシンプルで、①あなたが希望の条件を入力すると、②条件にあった引越し業者に見積もり依頼を出してくれ、③各業者から見積もりの提示を受けられるというものです。

使うだけで、簡単に複数社の料金比較ができ、一番いい業者にお願いができるので、引越しでは必須のサービスです。

引越し侍は、この一括見積もりサイトの一つです。

※あくまでも紹介するだけ

「引越し侍」などの一括見積もりサイトはあくまでも引越し業者を紹介するだけです。

引越し侍を使うと「サカイ引越センター」など各社が連絡してくれ、その後のやりとりや、引越し作業はその業者が行うことになります。

1-2. 引越し見積もりサイトのメリット

引越し侍をはじめとした、引越し見積もりサイトには共通して、下記の3つのメリットがあります。

  • ①使うだけで安い金額を提示されやすい(★最大のメリット)
  • ②入力を何度もしなくてもいいので簡単
  • ③あなたの引越しの条件にあった業者をすぐに見つけられる

特に1点目が使うべき最大の理由です。

メリット①使うだけで安い金額を提示されやすい(★最大のメリット)

引越しは見積もりサイトを使うだけで、安くなりやすいです。

これは、見積もりサイトを使い、引越し業者にとってライバル業者がいる状態を作ると、その業者に負けないように、料金を勝手に安くしてくれるからです。

2社以上見積もりを取る場合

見積もりサイトを使わなくても、複数社に自分で問い合わせれば上記の状態になりますが、その場合あなたから「他社からも見積もりをとっている」と伝えなければいけません。

見積もりサイトなら、業者は「複数社比較している」ということがわかるため、勝手に意識してくれます。

引越しは、1社からしか見積もりを取らないと、引越し業者は安くする努力をほとんどせず、料金が高くなる傾向があるため複数社の見積もりは必須です。

1社だけ見積もりを取るケース

実際、私も営業マンをしていたとき、ライバル業者の有無で2倍近くの差をつけたことがあります。

メリット②入力を何度もしなくてもいいので簡単

見積もりサイトを使わない場合、各業者の見積もりフォームなどにそれぞれ下記の情報を入力したり、電話で伝えなければいけません。

  • 住所(引越し前・引越し後)
  • 氏名
  • 連絡先
  • 引越し希望日
  • 荷物の内容・個数

引越し侍などの、一括見積もりサイトを使うことで、一度の入力で複数社に一気に見積もり依頼できるので、時間も手間もかかりません。

メリット③あなたの引越しの条件にあった業者をすぐに見つけられる

また、あなたの条件(日時・場所・荷物量)を踏まえ、対応可能な業者が一発でわかるため、「連絡したけど予約が空いていない..」ということになりにくいです。

例えば、下記のようななかなか予約の取りにくいケースでも空いている業者がすぐにわかります。

  • 業界が最も忙しい3月末に引越しをしたい
  • 見積もりを取るのが直前になってしまった
  • 遠距離で対応可能な業者が少ない

以上のようにメリット満載ですから、引越しの見積もり時は必ず利用すべきです。

1-3. 一括見積もりサイトのデメリット

一括見積もりサイトのデメリットは、あなたの条件にあう業者に片っ端から見積もり依頼をすることになるため、入力後大量の連絡が入ることになることです。

一括見積もりサイトのデメリット

ひどい場合だと下記のように、10以上の業者から一気に電話がかかって来るようになり、対応が大変です。

10件以上の着信履歴

ただし、引越し侍など一部のサイトはこの心配をする必要がありません。

「希望の業者を選んで見積もり依頼ができる」機能がついているので、選んだ業者からの連絡しか入らないからです。

「業者を選べるサイト」のメリット

そのため、業者が選択できるサイトを使うことで、このデメリットは回避できます。

1-4. 引越し侍などの一括見積もりサイトは無料で使える?

引越し侍をはじめとする、一括見積もりサイトは利用者が一切料金を払うことがなく、完全無料で利用することができます。

便利なサービスが無料で使えるのは、引越し業者側が利用料を払っているからです。

また、見積もりサイトの運営者はインターネットなど新生活に関するサービスも紹介することでも利益を得ていて、引越し業者が運営費全てを負担しているわけではありません。

引越し侍が無料で使える理由

見積もりサイト利用後、1~2回インターネットなどの提案の電話がかかってくることがありますが、1度断れば強く営業されることもありません。

興味がない旨をはっきり伝えましょう。

Q. 利用料は引越し代金に上乗せされないの?

上乗せはされません。

まず、引越しの料金は、細かい内訳を足し算して計算されますが、「どうやって申し込まれたか」によって割増されることは一切ありません。

また、そこから割引が適用されることが多いですが、割引に関しては「ライバル業者の有無」が最も重視されるので、見積もりサイトを使う人は逆に安くなりやすいです。

2. 13社を比較!引越し侍は最もおすすめの一括見積もりサイト

一括見積もりサイトは10以上ありますが、それらを見積もりを取るために重要な下記の2軸で評価しました。

  • 提携業者数:何社の引越し業者と提携しているか
  • 業者の絞りやすさ:業者を絞れるか、価格などの根拠で絞って見積もりを出せるか

比較の結果は以下の通りで、「引越し侍(https://hikkoshizamurai.jp/)」は、どちらの観点でも優れていて、最もおすすめの一括見積もりサイトという結論になりました。

2つの軸がなぜ重要か、そして引越し侍はなぜこの評価になったのかを解説していきます。

2-1. 提携業者数:最も多い

引越し侍の提携業者数は300以上で、運営元が同じ「引越し価格ガイド」と並んで最多です。

提携業社数
引越し侍300社以上
引越し価格ガイド300社以上
ズバット引越し比較220社以上
引越し見積もりEX210社以上
SUUMO引越し140社以上
価格.com引越し100社以上
LIFULL引越し100社以上
引越しラクっとNAVI60社以上
引越しネット30社以上
引越し達人セレクト10社以上
アットホーム引越し10社以上
楽天引越し5社以上
比較.com3社以上

シンプルに提携業者数が多い方が、たくさんの業者の中からあなたに合った業者を選べるので、提携業者が多いサイトを使うべきです。

引越しは地元のマイナーな業者が最安値を出すこともあり、特に価格重視の方であれば幅広い業者と提携している見積もりサイトの方がおすすめです。

また、下記の6社はサービス面でも優れていて、優先して見積もりを取るべきですが、提携業者が少ないサイトだと、こういった業者にも全て対応しておらず見積もりが取れないこともあります。

料金は高めだが、サービスの質が極めて高い業者

サービスの質が高くて、価格も安い業者

サービス・料金のバランスがいい業者

引越し侍は上記のおすすめ6社はもちろん、地方のマイナーな業者まで幅広く対応していて、あなたの希望に合わせた業者の見積もりを取ることができます。

2-2. 業者の絞りやすさ:根拠をもって業者を絞れる

引越し侍は業者を選んで見積もり依頼する機能がついているので、余計な連絡をもらわずに複数社に見積もり依頼ができます。

あなたの引越しの情報を入力すると、下記のように、業者ごとの価格目安や口コミ評価が表示され、それらを参考に見積もりを取る業者を選ぶことができます。

複数の業者から、根拠を持って業者を絞り、見積もり依頼ができるので、よりあなたにあった業者を選びやすいです。

特に価格が表示される一括見積もりサイトは13サイト中4つしかなく、その中でも引越し侍が提携業者が最も多いです。

対応業者数価格の目安
引越し侍374社
LIFULL引越し100社以上
引越しラクっとNAVI60社以上
アットホーム引越し10社以上
※ざっくりとした目安のみ

たくさんの業者の中からあなたにあった業者にのみ見積もり依頼がしやすいサイトと言えます。

価格で絞れるサイトを使う理由

また、ただ業者を選べさえすれば良いというわけでもありません。

業者の絞りやすさが真ん中の評価だったサイトには要注意で、これらは業者を選べはするものの、根拠を持って選びにくいです。

例えば、下記は「価格.com引越し」の業者選択画面ですが、業者を絞る際に価格などの業者を絞る根拠がありません。

※上記画面の「詳細」を押しても、会社情報と宣伝文しか出ません。

そのため、「どの業者がいくらくらいか」もわからないまま見積もりを依頼することになるため、価格を重視したい方も安い業者に絞りにくいです。

引越し侍であれば、業者ごとの価格目安を元に選べるので、根拠を持って業者を選択できます。

以上を踏まえ、引越し侍は「提携業者が最も多く、根拠をもって業者を絞れるサイト」で最もおすすめの一括見積もりサイトです。

引越し侍公式ページ:https://hikkoshizamurai.jp/

次の章で紹介しますが、利用には注意が必要で、引越し侍には、「業者を絞る機能がない」見積もりシステムもあります。
そのため、必ず上記ページの「業者が価格」で絞れる機能のあるページを使うようにしましょう。

3. 引越し侍の注意点やその他メリット・デメリット

以上を踏まえ、引越し侍は最もおすすめの一括見積もりサイトです。

ただ「引越し侍」注意点もありますから、上記観点以外のメリットなどと合わせて紹介します。

3-1. 引越し侍の注意点

引越し侍には下記の2つの注意点が存在します。

  • 使うサービスによっては業者が選べない
  • インターネットなどの提案が入ることがある

注意点①使うサービスによっては業者が選べない

引越し侍は「業者が選択できないサービス」も出しているということに注意しましょう。

左側のサービスを使ってしまうと、大量の引越し業者に見積もりを依頼することになり、大量の連絡が来ることになります。

必ず右側の業者が選択できるサービス(https://hikkoshizamurai.jp/)を使うようにしましょう。

使うサービスを間違えると、「引越し侍で連絡がたくさん来た」という感想を持つので要注意です。

口コミ・評判

K さん
引越し侍って引越し業者に一斉に見積もり出すから大量に電話くるけど安いとこ見つかるからいいよね。こっち引越してくるのに引越し侍使ったけど何軒か電話して値切ったら最初10万って言われてたのが4万まで下げてくれたよ引越しピーク時期に←
引用:X

上記のような声が一部ネットにありますが、これらは業者を選べないサービスを使ってしまった人の失敗事例の可能性が高いです。

注意点②インターネットなどの提案が入ることがある

引越し侍などの一括見積もりサイトが無料で使えるのは、引越し会社からの利用料(広告料)に加え、インターネットなどの紹介でも利益を出しているからです。

引越し侍でも下記の紹介を電話やメールでされることがあります。

  • インターネット
  • ウォーターサーバー
  • 電気や保険の切り替え
  • 車やバイクの買取

これらの提案により、下記のような印象を持つ人がいます。

口コミ・評判

N さん
引越し侍は便利なサイトだけど、利用後の営業がウザい ・インターネット光 ・ウォーターサーバー の電話がきた って言っても断れば数分で終わるけど
引用:X

上記のような感想を持たないためにも、下記のような見積もり依頼時に表示される、「インターネットなどの案内」は依頼しない(チェックしない)ように気をつけましょう。

また、上記にこれらのチェックを入れなくても電話が来ることもありますが、不要ならはっきりと断ればしつこくされません。

3-2.その他引越し侍の長所

ここまで出たメリット以外に、引越し侍には下記の長所があります。

  • 大手の運営だから安心して使える
  • サイト内で膨大な口コミを確認できる
  • 最大10万円キャッシュバックのキャンペーンがある

大手の運営だから安心して使える

引越し侍は東証一部上場企業が運営しており、個人情報の取扱いも徹底しています。

個人情報をきちんと取り扱っていることの証である「Pマーク」も取得していますから、入力した情報が、関係ない第三者に渡る心配もありません。

Pマーク

サイト内で膨大な口コミを確認できる

また、「引越し侍」はサイト内で、ユーザーからの下記のような口コミを確認することができます。

引用:引越し侍

主な業者の口コミ数は下記の通りで、マイナーな業者の口コミも多いので、どんな業者か心配、という時も他の人の口コミを確認した上で利用できます。

  • サカイ引越センター:約22,000件
  • アート引越センター:約10,000件
  • アリさんマークの引越社:約5,000件

口コミ以外にも、使った時期、引越しの内容、支払った金額など詳細な情報が分かるので、自分に近い状況の方の満足度や料金を確認しやすいです。

ただし、満足度は引越し作業や見積もりの担当者ごとに異なるため、過度に信じすぎるのはおすすめしません。

最大10万円キャッシュバックのキャンペーンがある

引越し侍では現在下記のキャンペーンを行っています。

  • 最大10万円の引越し代金のキャッシュバック(抽選で1名)

ただし、1ヶ月間(※抽選対象期間:2024年12月1日~2024年12月31日)で1名の方にしか当たらず、最大10万円のキャッシュバックも引っ越し代金が上限ですから、過度な期待はおすすめしません。

他社のキャンペーンとの比較

13サイトのうち、下記の見積もりサイトも同程度(約10万円)のキャンペーンを行っています。

ただし、どのサイトも引越し侍と同様、確率は高くはありません。

キャンペーン条件
ズバット引越し比較・最大10万円の引越し料金キャッシュバック(抽選で1名)
・現金1万円プレゼント(抽選で10名)
・Quoカード500円分(抽選で100名)
サイト経由の引っ越し作業完了後にアンケートに答える
※抽選対象期間:2024年11月29日~2025年2月28日
・Quoカード2,000円分(体験談が採用されればもれなく)サイト内の「引越し料金相場&費用ガイド」のコーナーで新生活や住み替えにまつわる体験談を投稿
LIFULL引越し・最大10万円の引越し料金キャッシュバック(抽選で1名)
・現金1万円プレゼント(抽選で5名)
サイト経由の引っ越し作業完了後にアンケートに答える
※抽選対象期間:2024年12月1日~2025年2月28日
価格.com引越し・現金10万円プレゼント(抽選で毎月1名)
・現金1万円プレゼント(抽選で毎月40名)
サイト経由の引っ越し作業完了後にアンケートに答える
・現金5千円プレゼント(抽選で毎月3名)※条件:レポートを投稿(引っ越しの時期は問わないが、過去に価格.com経由で使った業者について)

ただ、強いて言うなら、価格.com引越し(https://hikkoshi.kakaku.com/hikkoshi/)が、引越し代金にかかわらず10万円のキャッシュバックを行っていて、キャンペーンスペックだけで見ると、やや優れています。

引越し侍ほど提携業者は多くはなく、業者も価格で絞れないのでおすすめしませんが、キャンペーンスペックを重視したい人には向いている可能性があります。

3-3. 引越し侍のその他の口コミ

ここまで、悪い口コミばかりを紹介しましたが、いい口コミももちろんありました。

口コミ・評判

M さん
へー!安いですね! 私は以前は引越し侍というサイトを使ったら一括で数社に見積もりだしてもらえましたー 結果値引きもしてもらいやすくって助かったー
引用:X

口コミ・評判

E さん
相見積もりとるなら各社に自分で声かけるより、引越し侍みたいな一括で申し込んでくれるサービスがあるのでそういうのが楽でおすすめです。ただ、引越し侍からインターネット加入どうですか、みたいな営業の電話かかってくるのが難点ですが、最初にちゃんと断れば次回以降こなくなります
引用:X

いい口コミをまとめると、下記の内容が多かったです。

  • 使ったら安く引越しができた
  • 簡単に対応業者を探し、比較ができた

特に、一括見積もりサイトを使い、複数社とやりとりしている状態では、業者は自社を選んでもらうために、値引きを多くしてくれるようになります。

注意点はあるものの、使うことで引越しが安くしやすく、たくさんの業者からあなたに合った業者を選べるのでおすすめのサービスです。

3-4. 引越し侍の利用の流れ

「引越し侍(https://hikkoshizamurai.jp/)」に情報を入力した後は、下記の流れで最終的な1社を絞ることになります。

引越し侍のサービスの流れ

  1. 引越し侍に情報を入力し、3社に見積もりを依頼
  2. 電話やメールで選んだ業者から連絡が入る
  3. 訪問見積もりや電話で要望を伝えると正式な見積もりが出る
  4. 最終的な一社に絞る

以上のように進みますが、一括見積もりサイトを使うだけライバルを意識して安くしてくれる可能性が高まるので、相場より高い料金を払うことがほぼなくなります。

引越し業者の指示に従って見積もりを進めていきましょう。

また、引越し侍で業者を選ぶ際に、価格以外の面でも一番いい業者を選んでもらうために、次の章でおすすめの引越し業者を紹介していきます。

4. 大手15社を比較!おすすめの引越し業者6選

引越し侍などの一括見積もりサイトでどの業者を選べばいいかわからない、という方に向けて引越しの大手15社を下記の観点で総合的に比較しました。

  • 価格帯
  • サービス内容
    -引越安心マーク(※5-1で解説)の有無:業界の認定マークを取得しているか
    -サービスの豊富さ:してくれる作業の豊富さ、無料でしてくれるか
    -梱包資材の充実度:用途に合った梱包資材を無料でくれるか
    -社内教育の充実度:サービスの水準を上げる取り組みを公開しているか
    -補償:壊されたものを補償してもらえるか

比較の結果は下記の通りになります。

-スマホの方は左右にスクロールが可能です-

 料金サービス
価格帯 (単身)価格 (家族)サービス評価安心マークサービスの豊富さ梱包資材社内教育補償
アート引越センター4.70 ★★★★★◎ 8pt◎ 9pt
アリさんマークの引越社標準4.45 ★★★★☆◯ 7pt◯ 7.5pt
サカイ引越センター4.40 ★★★★☆◯ 7pt◯ 7pt
人力引越社4.20 ★★★★☆◯ 7pt◯ 7.5pt
ハトのマークの引越センター4.05 ★★★★☆◯ 6.5pt△ 4pt
日本通運4.00 ★★★★☆◯ 6pt△ 4pt
ハート引越センターやや安4.05 ★★★★☆◯ 6pt◯ 7pt
西濃運輸--3.85 ★★★★☆◯ 5.5pt◎ 8pt
福山通運--3.65 ★★★★☆◯ 7.5pt△ 4pt
アップル引越センター3.60 ★★★★☆-◎ 9pt◯ 7pt
SGムービングやや高3.55 ★★★★☆△ 4pt△ 4pt
ファミリー引越センターやや安やや高3.20 ★★★☆☆-◯ 7.5pt◯ 7pt
アーク引越センター3.15 ★★★☆☆-◯ 7pt◯ 7pt
ベスト引越サービス3.10 ★★★☆☆-◯ 6.5pt◯ 7pt
クロネコヤマト×2.30 ★★☆☆☆-△ 3pt△ 2.5pt
  • 価格帯は一括見積もりサービスのデータに基づき評価
  • サービスの採点基準は「サービス比較の採点基準」で紹介
  • 一括見積もりサイト13サイトに家庭向け引越しの料金事例が掲載されていない業者「-」
  • 該当のサービスを提供していない業者「×」

上記の表をもとにおすすめの業者は、下記の6社です。

料金は高めだが、サービスの質が極めて高い業者

サービスの質が高くて、価格も安い業者

サービス・料金のバランスがいい業者

上記業者にお願いする場合でも、一括見積もりサービスを使い、実際の料金を比較するのがおすすめです。

もちろん、引越し侍(https://hikkoshizamurai.jp/)は上記6社全てに対応しています。

おすすめの6社について紹介していきます。

※各社の価格目安は、繁忙期:3月~4月上旬、平常:それ以外の時期の大まかな目安です。

4-1. アート引越センター

アート引越センターは1977年設立、全国に展開する大手引っ越し会社で、サービススペックが極めて高いため、サービス品質を求める人に最もおすすめです。

他社では別料金になったり、対応してくれないことも多い下記の作業・梱包資材を無料で提供してくれるので、追加料金なしで高水準のサービスを受けやすいです。

  • 引っ越し後の家具移動(1回)
  • 食器ケースの貸し出し
  • シューズボックスの貸し出し

価格相場は高めですが、サカイ引越センターなど他社と競わせることで割引も狙えますので、相見積もりを実施し価格を抑えましょう。

会社名アートコーポレーション株式会社
設立1977年
対応エリア全国
価格目安(平常)・単身引っ越し(県内:49,000円~52,000円、県外:64,000円~107,000円)
・家族引っ越し(県内:75,000円~83,500円、県外:97,500円~189,500円)
価格目安(繁忙期)・単身引っ越し(県内:73,500円~78,000円、県外:96,000円~160,500円)
・家族引っ越し(県内:112,500~126,000円、県外:147,000~285,000円)

アート引越センター公式ページ:https://www.the0123.com

4-2.サカイ引越センター

サカイ引越センターは引っ越し業界で「引っ越し件数8年連続No.1」の実績を誇る最大手の引っ越し業者で、サービスも充実しているため、サービス品質を求める人におすすめです。

引っ越しの難易度が高い「狭い一軒家」を研修のために用意し、過酷な環境で引っ越しの研修をしているため、スタッフの技術力は高いです。

価格相場は高めですが、アート引越センターなど他社と競わせることで割引も狙えますので、合わせて見積もりを取り、価格を抑えましょう。

会社名株式会社サカイ引越センター
設立1971年
対応エリア全国
価格目安(平常)・単身引っ越し(県内:50,000円~53,000円、県外:66,000~110,000円)
・家族引っ越し(県内:75,000円~83,500円、県外:97,500~189,500円)
価格目安(繁忙期)・単身引っ越し(県内:75,000円~79,500円、県外:99,000円~165,000円)
・家族引っ越し(県内:112,500円~126,000円、県外:147,000円~285,000円)

サカイ引越センター公式ページ:http://www.hikkoshi-sakai.co.jp/

4-3.人力引越社

人力引越社

人力引越社は京都に本社をおく引越し専門の業者で、引越し業界売上TOP10に入る大手の業者になります。

ベッドの解体や組み立てなどのサービスが充実していて、サービスの質は他の大手業者に引けを取りません。

また、以下のような資材も揃います。

  • ダンボール(配送料が必要)
  • 布団袋
  • ハンガーケース
  • プチプチ状のシート(配送料が必要)

そして、価格は単身・ファミリーどちらも安いです。

ですから、日本通運など料金の安い傾向にある業者と一緒に見積もりを取り、料金を下げていきましょう。

会社名株式会社 キョウトプラス
設立2005年
対応エリア全国
価格目安(平常)・単身引っ越し(県内:34,000円~36,000円、県外:45,000円~75,000円)
・家族引っ越し(県内:56,500円~63,500円、県外:74,000円~143,500円)
価格目安(繁忙期)・単身引っ越し(県内:51,000円~54,000円、県外:58,500円~99,000円)
・家族引っ越し(県内:85,500円~96,000円、県外:112,500円~216,000円)

人力引越社公式ページ:https://www.j-h-kyoto.com/

4-4.日本通運

日本通運は日本最大手の総合運送企業で、運送業でのネットワークを生かした引っ越しサービスを得意としており、サービスの割に価格が安い業者です。

最大の運送業者だからこそ、荷物の一時保管や、乗用車の輸送、海上コンテナでの輸送など、幅広い要望に答えてくれます。

価格は単身もファミリーも安く、さらに料金の安い傾向にある業者と相見積もりをとれば、より値下げできる可能性もあります。

会社名日本通運株式会社
設立1937年
対応エリア全国
価格目安(平常)・単身引っ越し(県内:33,000円~35,000円、県外:43,000円~72,000円)
・家族引っ越し(県内:56,500円~63,500円、県外:74,500円~143,500円)
価格目安(繁忙期)・単身引っ越し(県内:49,500円~52,500円、県外:64,500円~108,000円)
・家族引っ越し(県内:85,500円~96,000円、県外:112,500円~216,000円)

日本通運公式ページ:https://www.nittsu.co.jp/hikkoshi/

4-5.アリさんマークの引越社

アリさんマークの引越社は1971年設立、引っ越し専門業者の中では最も歴史のある老舗の引っ越し業者で、サービスと価格のバランスの良い業者です。

徹底した社員教育がされていて、厳しい社内試験や、利用者からの評価が高い作業員を表彰する制度など、サービスの質を上げる仕組みも充実しています。

家族引越しは相場通りですが、単身の料金相場が高いため、日本通運など料金の安い傾向にある業者と一緒に見積もりを取り、料金を下げていきましょう。

会社名株式会社引越社
設立1971年
対応エリア全国
価格目安(平常)・単身引っ越し(県内:43,000円~45,000円、県外:56,000円~93,000円)
・家族引っ越し(県内:71,000円~79,000円、県外:93,000円~180,000円)
価格目安(繁忙期)・単身引っ越し(県内:64,500円~67,500円、県外:84,000円~139,500円)
・家族引っ越し(県内:106,500円~118,500円、県外:139,500円~270,000円)

アリさんマークの引越社公式ページ:https://www.2626.co.jp

4-6.ハトのマークの引越センター

ハトのマークの引越センターは、地域密着型の引越業者が集まっている組合で、それぞれのエリアごとに加盟している地域密着型の業者(加盟店)が業務を行ってくれます。

地域密着の業者の集合体ではありますが、ハトのマークの引越センターとして下記の研修や社内資格制度を実施しており、技術の品質は大手の中でも高い水準にあります。

  • 引っ越し作業の実技研修
  • マナー研修
  • 社内の引越コンテスト
  • 引越管理士資格認定制度(社内資格)

なお、料金についても統一はされていますが、価格相場は家族では安く、単身では高い傾向にあります。

そのため、人力引越社や日本通運など料金の安い傾向にある業者と一緒に見積もりを取り、料金を下げていきましょう。

会社名全国引越専門協同組合連合会
設立1974年
対応エリア全国
価格目安(平常)・単身引っ越し(県内:44,000円~46,000円、県外:57,000円~95,000円)
・家族引っ越し(県内:65,000円~72,000円、県外:84,500円~164,000円)
価格目安(繁忙期)・単身引っ越し(県内:66,000円~69,000円、県外:85,500円~142,500円)
・家族引っ越し(県内:97,500円~108,000円、県外:127,500円~246,000円)

ハトのマークの引越センター公式ページ:https://www.hato.or.jp/

5. 見積もりがもう少し安くなる!料金の確認のコツ

それぞれの業者に見積もり依頼をすると、順に見積もりを出してくれますが、細かい聞き方・答え方で提示される額に差が出ることがあります。

下記の点を意識すればより安い額を提示してもらいやすくなります。

  • 予算は伝えない
  • その場で決定しない
  • 他社の見積もり額を伝える時は要注意

一括見積もりサイトを使うだけで、業者は他社に負けないよう努力してくれます。

それでもさらに安くしたいという方はこの3つを意識し、より安い金額を狙いましょう。

5-1.予算は伝えない

電話や訪問時、必ずと言っていいほど予算を聞かれますが、予算を伝えると予算より大幅に安くするのが難しくなってしまうので伝えないようにしましょう。

会話例

引越し業者:ちなみに予算はおいくらぐらいを想定していますか?

あなた:複数社の料金やサービスを比較して安いところにしようと思っているので、特に決めていません。

5-2. その場で決定をしない

引越し業界の得意文句として「今うちに決めてくれるなら○○○円まで下げます」というものがありますが、より安くしたいのであれば、その場での決定はおすすめしません。

他社に料金を確認されたら、上記額よりも安いためこの発言をしているのであって、他社ならさらに安い可能性が高いです。

どうやって防げばいいのか

自分以外の第三者(学生の場合は両親、社会人の場合は会社、カップル・夫婦の場合はもう一方の方)に決定権がある事を伝えましょう。

会話例

引越し業者:この場で決めてくれれば、○○○円まで値下げします!

あなた:すみません。私一人では決められないので、同居人と相談して決めさせていただきます。

いつまでに分かるか聞かれた場合は、全ての業者の見積もり額が出そうなタイミングを伝えるようにしましょう。

あまり待たせすぎると、予約状況次第では断られたり、提示額が変わりる可能性があります。

5-3. 他社の見積もり額を伝える時は要注意

2社目以降の業者は、すでに他社から見積もりを取ったと伝えると、他の業者の値段を聞いてきます。

この時、下記のように振舞いましょう。

  • それまで提示された料金は「少し高いな」と思ったケース
    →1社目の見積もりのように振る舞う
  • それまで提示された料金にある程度納得しているケース
    →正直に他社の料金を伝える

他の業者の料金を聞いて「少し高いな」と思った場合は、ここで正直に見積もり額を伝えると、その額を基準とされてしまい、納得できる金額まで下がりにくくなります。

そのため、それまで提示された料金に納得できないなら、下記のようにあたかも1社目のように答えるようにしましょう。

会話例

引越し業者:ちなみ他社さんの見積もりはとりました?

あなた:これからです。今日明日でA社さんとB社さんから見積もりを取り、最終的に決めたいです。

他社の料金が、十分納得できる額であるなら、ここで正直に伝えることで、それよりも安くしてくれる可能性が高いです。

Q. 嘘の金額を伝えるのはどうなの?

他社の見積もり額として、嘘をついて安い金額を伝える人もいますが、各業者は相場感を把握しているので、嘘はすぐに見抜かれます。

するなら単身引越しは1割程度、家族引越しは2割程度を限度に安い金額を伝えるようにしましょう。

ケース別に使えるその他テクニック

その他、下記の3つのケース別に使えるテクニックを紹介します。

  • 日程に融通がきく人:引越しの日程の範囲を広くする
  • 手間をかけても安くしたい人:高い業者に電話を入れていく
  • 駆け引きに自信がない人:交渉を一切しない

当てはまる項目がある場合のみ確認しましょう。

①日程に融通がきく人:引越しの日程の範囲を広くする

日程にこだわりがない場合は「できる限り日程の範囲を広く」して引越し業者が提案できる一番安い日程にすれば費用を安くできます。

ある程度の範囲を伝えたあとは、自分の都合の悪い日程や時間を忘れずに伝えるようにしましょう。

会話例

あなた:引越しは12月1日から12月13日の間で一番安い日程でお願いしたいです。火曜日と午前中は対応ができませんので、そちらの日程は外していただきたいです。

引越し業者:12月11日の最終の便ではどうでしょうか?最後なので、前の作業によって時間が前後しやすいですが、その分お安くできます。

②手間をかけても安くしたい人:高い業者に電話を入れていく

手間をかけてもいい人は、3社から見積もりをもらった後に、他社よりも高い業者に、安い業者の見積もり額を伝えてみましょう。

会話例

あなた:他社さんで◯◯円で提示をいただいたのですが、それより安くすることはできますでしょうか?

引越し業者:でしたらうちはXXX円で頑張らせていただくのでいかがでしょうか。

あなた:ありがとうございます。主人にも相談してみます。

一番高い業者が入れ替わったら、高い業者に再びこの連絡をしていくことで、値下げしてくれることがあります。

ただし、引越し業者によっては、価格勝負をしておらず、値引きに限界があるものも多いので、受け入れてくれないケースもあります。

また、上記電話を何度もすると面倒な客だと思われるので、「他社よりも安くして欲しい」という相談は1社につき1回だけにしましょう。

③駆け引きに自信がない人:交渉を一切しない

駆け引きに自信がない人、面倒な人は、それぞれの業者と一切料金交渉をしないという方法もあります。

会話例

あなた:最初の提示額が最も安い業者さんにお願いしようと思います。公平に出してもらうために他社の料金はお伝えしません。

駆け引きは一切なしで、それなりに安い金額を提示されやすいです。

6. 最後の1社を選ぶための選定基準

各社の料金が出揃ったら、料金・サービス内容を踏まえてベストな1社を決めます。

引越し侍の口コミや、このサイトで推奨している業者であれば、実績も申し分ないので各社の料金や、サービス内容を聞いて、良さそうなところに決めてしまって構いません。

ただ、「この会社大丈夫?」「ハズレを引きたくない」という方は下記の点を確認しておくと、業者選びで失敗するリスクが減ります。

  • 引越安心マークの有無
  • サービスの範囲
  • 梱包資材の内容
  • 作業員の人数と構成
  • 補償内容
  • 細かい契約条件

6-1. 引越安心マークの有無

引越安心マーク

「引越安心マーク」を取得している業者の方が安心です。

引越安心マークとは、下記全てを満たす業者に全日本トラック協会によって付与される認定マークのことです。

(1)引越における約款を遵守していること
(2)苦情等に対する対応体制及び責任の所在の明確化を図っていること
(3)適切な従業員教育を行っていること
(4)引越関係法令を遵守していること
(5)適正な廃棄物処理等を行っていること
(6)適正な個人情報の取扱いを行っていること
(7)制度の信用を損なう行為又は信用を損なう恐れのある行為がないこと

この認定を取っている業者であれば、料金や作業内で発生したトラブルも誠実に対応してもらいやすく、満足できる可能性が高いです。

また、問題が起こった際は、協会にも通報・相談が可能で、業者が誠実な対応をしてくれない時、協会が頼りになります。

このマークは認定時だけでなく、3年に1回審査の上更新されるもので、引越安心マークを維持しているということは、7つの項目を全て満たし続けている業者と言えます。

この認定マークは国土交通省のホームページでも紹介されており、国も認めている制度です。

国土交通省のHPのキャプチャ

引用:国土交通省

信頼できる指標であることは間違いありませんが、取っていない=悪い業者ではないので、あくまでも基準の一つで考えましょう。

下記は見積もり候補によく挙がる大手15社の取得状況です。

取得している取得していない
  • アート引越センター
  • サカイ引越センター
  • 日本通運
  • アリさんマークの引越社
  • ハトのマークの引越センター
  • SGムービング
  • 西濃運輸
  • 福山.通運
  • 人力引越社
  • ハート引越センター
  • ファミリー引越センター
  • ベスト引越サービス
  • アップル引越センター
  • アーク引越センター
  • クロネコヤマト

その他取得している業者は全日本トラック協会(http://www.jta.or.jp/)のホームページで一覧になっています。

6-2. サービスの範囲

下記のサービスの有無、料金に含まれているかは引越し業者ごと、また引越しの状況次第で異なります。

  • ダンボールを回収してくれる
  • 洗濯機の取り付け・取り外し
  • ベッドなど家具の解体・組み立てを行ってくれる
  • 作業員が靴下を履き替えてくれる
  • 引越し後、家具の移動を1度してくれる

特に下線で示した3つは、ついていない場合あなたが実施しなければならないため、引越し前後で手間がかかります。

ベッドなど、そのままでは搬出が難しい大型家具に関しては原則見積もりに入っていますが、中小の業者の中には以下の可能性がありますので特に確認が必要です。

  • 当日別料金が発生する
  • 解体が必要なものは運んでくれない

これらのサービス内容が必要な場合は「対応してくれるか」「有料の場合は見積もりに入っているか」を確認し、それを踏まえて見積もりを比較しましょう。

6-3. 梱包資材の内容

アート引越センターではダンボールだけでなく「ふとん袋」「プチプチ状の緩衝材(エアキャップ)」「ハンガーボックス」「食器ケース」などを梱包資材として提供してくれます。

アート引越センターの梱包資材

引用:アート引越センター

どんな資材があるか、有料か無料かは業者によって異なります。

価格勝負をしてダンボールすら別料金になる業者もいますので、あなたの状況でどんな資材をくれるのかは確認し、それを踏まえて判断しましょう。

6-4. 作業員の人数と構成

引越しの作業員は社員とアルバイトで構成されますが、社員の方が経験、責任感共に高い傾向なので、正社員人数が多く構成されている業者が安心です。

また、作業員がより多い方が引越しが早く終わります。

正社員比率や人数は業者ごとではなく、引越しの内容次第で異なります。

例えば、「全員正社員で作業します」とよく営業する引越し業者も、実は作業員のアルバイトを募集していて、引越しの内容に合わせて正社員とアルバイトを使い分けています。

6-5. 補償内容

基本的に引越し業者は標準引越し約款という共通のルールを利用していて、引越しで壊れたものは補償してくれることになっています。

ただし、中には独自の規約を作っている業者があり、業者が荷物を壊した場合も満足な補償を受けられない可能性があります。

このページで紹介した15の業者は問題ありませんでしたが、その他マイナーな業者に依頼する際は補償を確認し、補償を受けられない業者は使わないようにしましょう。

6-6. 細かい契約条件

引越しごとに細かい契約条件も変わりますから、確認しておくと安心です。

下記の条件ですと、料金が安くなりやすいものの、デメリットがあるため事前に理解した上で選びましょう。

契約内容概要とデメリット
積み切り(積みきり)・指定のトラックに乗る分しか運んでもらえず、積めなかった荷物は自分で運ぶ。
・基本的に自分で運ぶのが困難なものから優先的に運んでくれるが、自分で運ぶ手間がかかる恐れがある。
フリー便・引越し業者の都合に合わせた時間で引越しを行う。
・近距離でも1日予定を開けなければならず、遠距離だと夜遅くまで引越しがかかる可能性もある。
混載便・他の人と同じトラックに乗せるので、荷物の受け取りのタイミングを指定しづらい。

見積書に記載されているので確認し、わからなければ担当者に電話で確認しましょう。

特に積み切り契約は特に要注意

積み切り便は優良業者であれば、積み残しがないよう、余裕を持ったトラックを用意してくれますが、一般的に下記の大きさは必要です。

単身者(ワンルーム〜1DK)2トントラックショート
カップルなど2人暮らし(1LDK~2DK)2トントラックロング
荷物が多くはない家族の引越し(2LDK~3LDK)3トントラック
荷物が多い家族の引越し(3LDKより大きい)4トントラック

積み切り契約の場合、小さすぎるトラックの業者はおすすめしませんし、同じ価格なら大きいトラックの業者がおすすめです。

運べなかった荷物は、自分で運ぶか宅配便に運んでもらうことになります。大型の家具などは優先して運んでもらえますが、どうしても不安な方は積み切り契約を提示してきた業者は避けることがおすすめです。

<もう少し安くするテクニック>業者が決まったら最後にもう少し値切ろう

上記観点でサービス面も含めた最良の業者がわかったら、業者に正式なお願いの電話をします。

その際、もう少し安くしたいのであれば、もう1割を値切りつつ、最終決定の連絡をしましょう。

会話例

お世話になっております。先日、訪問見積りをしていただいた○○です。

他社さんと条件を比較して、もし、〇〇円(提示より1割安い金額)まで値下げしていただけるのであれば、

御社にしようと思っているのですが、いかがでしょうか?

ここで、ダメなようならはっきりと伝えてくれるので、「わかりました..ただ御社のサービスが良さそうなので、今回はこの価格でお願いします。」と伝え、予約を確定させましょう。

Q. 断る業者への連絡は?

見積もりを取った後、連絡がない業者はそのままにしておいて問題ありません。

メールが来た場合も、申し込みをしていない限り返信の義務はないため、メールも無視して問題ないです。

ただ、電話がかかってくるようなら、一度出て、断れば電話がなることはなくなります。理由を聞かれることがありますが、第三者の決定と伝えれば深堀りされません。

会話例

引越し業者:先日のお見積もりですが、いかがでしょうか?

あなた:いろいろ検討しましたが、A社さんにお願いすることになりました。

引越し業者:そうですか…決め手は何でしたか?

あなた:最終的に同居人が決めたので、すいませんがよくわかりません。

引越し業者:そうですか。また次の機会があればお願いします!

Q. 営業マンの対応は評価しなくても良いの?

しなくてもいいです。

なぜなら、営業マンと当日作業する人は違う人だからです。

ただ、「こんな会社にはお願いしたくない」「こんなに頑張ってくれたし、この人にお願いしたい」という対応をされたらそれを重視して選んでも問題ありません。

7. まとめ

「引越し侍(https://hikkoshizamurai.jp/)」とは何か解説してきましたが、いかがでしたか?

改めて、引越し侍とは複数の引越し業者から見積もりを取れる一括見積もりサイトで、使うだけで料金が安くなります。

13のサイトを比較しましたが、引越し侍は「提携業者が多く、根拠をもって業者を絞れるサービス」で、最もおすすめの一括見積もりサイトです。

より良い引越し業者を選ぶために必須のサービスですから、引越しを検討する方は、積極的に利用し、あなたにあった業者から見積もりを取りましょう。

※引越し侍のサイト内には、複数の引越し見積もりサービスがあり、中には業者の選択ができないものもあります。
 必ず上記ページの「業者が選べるサービス」を使うようにしましょう。

このページがあなたの引越しのお役に立てることを心から祈っています。

サービス比較の採点基準(参考データ)

サービスの総合評価下記の5つの観点をもとに算出
・サービス範囲、梱包資材は点数を1/10に圧縮
・その他は(◎=1pt、◯=0.75pt、△=0.5pt、-=0pt)で算出
安心マーク有=「◎」、無=「-」
サービス範囲下記10点満点で評価

  • ダンボールを回収してくれる(無料:2pt、有料または条件次第で有料:1pt、未対応0pt)
  • 洗濯機の取り付け・取り外し(無料:2pt、縦型は無料 :1.5pt、有料:1pt、未対応0pt)
  • 作業員が靴下を履き替えてくれる(対応:2pt、見積もり時に要申告:1.5pt、有料:1pt、未対応0pt)
  • 引越し後、家具の移動を1度してくれる(無料:2pt 、有料:1pt、未対応0pt)
  • ベッドの解体をしてくれてる(無料2pt、有料:1pt、未対応0pt)
梱包資材下記10点満点で評価

  • ダンボール(無料:2pt、有料1pt、取扱なし:0pt)
  • 布団カバー(無料:2pt、有料1pt、取扱なし:0pt)
  • ハンガーケース(無料:2pt、有料1pt、取扱なし:0pt)
  • 食器ケース(無料:1pt、有料0.5pt、取扱なし:0pt)
  • 食器の梱包紙(無料:1pt、有料0.5pt、取扱なし:0pt)
  • シューズボックス(無料:1pt、有料0.5pt、取扱なし:0pt)
  • エアキャップ(無料:1pt、有料0.5pt、取扱なし:0pt)
社内教育教育制度・社内資格が明記=◎/どちらか=◯/明記なし=△
補償業者の責任で破損したものを補償=◎、補償なし=-