「引越しで出るごみはどうしよう」「どのタイミングで捨てればいいの？」など引越し時のごみ・不用品の処分の方法が気になっていませんか？

引越しでごみを回収してもらう方法・タイミングはいくつもありますが、間違えると余計な手間やお金がかかってしまいます。

このページでは、引越し会社で4年間営業をしてきた筆者が、引越し時にごみを上手に処分する方法・タイミングを、下記の流れで紹介します。

1. 引越しのごみはいつ捨てればいい？
2. 引越し時のごみ・不用品を処分する3つの方法
3. とにかく手間なく処分する！不用品回収業者にお願いする方法
4. 自治体で粗大ごみで捨てるための料金目安と方法
5. 引越し含め、引越し業者に全部依頼できる？
6. 時間がある方へ！ごみと思ってるものを買い取ってくれるかも？

全て読めば、引越しで出るごみはいつ捨てればいいのか、どうやって処分するのがお金や手間がかからないかが分かり、引越し時にごみで失敗しなくなるでしょう。

1. 引越しのごみはいつ捨てればいい？

引越しで出るごみは以下のタイミングで処分することができます。

• ①引越し日までに計画立てて捨てておく
• ②引越し業者に不用品も運んでもらい新居で捨てる
• ③引越し日に捨てる（収集所への持ち込み・回収）
• ④引越し後、賃貸の解約日までにゆっくり捨てる

ごみごとにいつ捨てるかを分けてもいいので、今の家を空にすべき日までに計画を立てて捨ててしまいましょう。

①引越し日までに計画立てて捨てておく

引越し日までに自治体の回収日などを踏まえた計画を立てて、できる限りのごみを事前に捨てておきましょう。

遠方に引越す方は、引越し業者に運んでもらうもの以外全て捨てておき、掃除も済ませれば、今の家に戻る手間を減らせます。

②引越し業者に不用品も運んでもらい新居で捨てる

全ての荷物を運んでもらい、新居でゆっくり捨てることも可能です。

ただ、以下の2つの注意点があるため、「今の家を空にしたいけど捨てる時間がない」という方以外おすすめしません。

• 引越しの荷物が増え、引越し代金が割高になる
• せっかくの新生活なのに、新居に不用品が残ることになる

③引越し日に捨てる（収集所への持ち込み・回収）

ごみの回収日ではなくても、自治体の施設に持ち込んだり、専門業者に回収にきてもらうことで引越し当日に処分することも可能です。

また、引越し業者の中には、不用品を回収してくれるものもあり、その場合もこのタイミングで回収してくれます。

④引越し後、賃貸の解約日までにゆっくり捨てる

引越し業者には新居で使うものだけを運んでもらい、残ったものを引越し作業後にゆっくり処分する方法もあります。

処分のために今の家に戻らないといけないので遠方に引越す方には向いていませんが、戻れる方は、賃貸の解約日までに処分すればいいのです。

引越し前に不用品を一切処分できなくても、今の家を掃除しながらまとめて処分すればいいので簡単です。

ごみを放置したまま、部屋を明け渡してもいいの？

絶対に避けましょう。

ごみを処分する費用は請求されますし、自分で捨てるより割高になります。
マンションのごみ捨て場などに、ルールを破って放置した場合も費用を請求されますので注意しましょう。

2. 引越し時のごみ・不用品を処分する3つの方法

また上記の4つのタイミングで、具体的に処分する方法は以下の3つがあります。

• 不用品回収業者に回収してもらう
• 自治体に決められた方法で処分する
• 引越し業者に処分をお願いする

こちらもごみごとに分けてもいいのですが、おすすめなのは不要品回収業者にまとめて依頼することです。

2-1. 不用品回収業者に回収してもらう

不用品回収を専門に行なっている業者にお願いすると手間なく簡単に捨てられます。

分別不要、価格も1~2万円程度で、トラックに乗るだけごみを持って行ってもらえます。

引用：くらしのマーケット

引越しの前後どこかの日程で業者に来てもらえば、1回で不用品を全て片付けられるので手間がかかりません。

こういった不用品業者の選び方に関して「3. とにかく手間なく処分する！不用品回収業者にお願いする方法」で紹介しています。

2-2. 自治体に決められた方法で処分する

自治体で決められたルール通りに捨てる方法もあります。

通常の生活ごみ（燃えるごみ・資源ごみなど）、粗大ごみをいつも通りの手順で捨てることになり、特に粗大ごみは手間がかかります。

粗大ごみを捨てる方法や料金について「4. 自治体で粗大ごみで捨てるための料金目安と方法」で紹介していますが、「お住まいの市区町村名+粗大ごみ」で検索すれば各自治体ごとのルール・料金がでてきます。

また、ごみの収集日に間に合わなければ、収集所に持ち込むことで処分できます。

以下の通り自治体ごとに対応が変わりますから「お住まいの市区町村名+ごみ+持ち込み」で検索してみましょう。

-スマホの方は左右にスクロールが可能です-

2-3. 引越し業者に処分をお願いする

また、引越し業者にお願いすることもできます。

引越し作業と合わせて捨てられるので、手間はかかりませんが、以下の理由でおすすめできない方法です。

• 業者によって対応できるか、対応可能な品物が変わる
• 通常の方法で出すよりも高くなる傾向がある

また、燃えるごみなど普段から出る「生活ごみ」は基本的に引き取ってくれないので、「大きな家具・家電」のみを捨てたい方に向いています。

「5. 引越し含め、引越し業者に全部依頼できる？」で業者ごとの対応、不用品を処分してくれる業者の探し方を紹介します。

3. とにかく手間なく処分する！不用品回収業者にお願いする方法

不用品を回収している業者の中には、「トラックのせ放題で1万円」などで回収してくれる業者があります。

自治体に出すような分別も不要で、手間がからないので、忙しい引越し前におすすめです。

3-1. 不用品回収業者のメリット

不用品回収業者のメリットは、以下の2つです。

• 分別が面倒なものも、一気に運んでくれる
• 不用品の量が多い場合は自治体に出すよりも安くなる

まず、以下のように、「軽トラ積み放題」で運んでくれるので、分別せずに一気に回収してもらえます。

引用：くらしのマーケット

細かい不用品もダンボールなどに入れておけばそのまま運んでもらえるので、手間なく不用品を一気に処分できます。

テレビやエアコンなど、自治体に廃棄してもらう場合は数千円かかるものもまとめて回収してくれるので、自治体よりも安く処分できる可能性もあります。

単品の回収も可能？

はい、可能です。

単品でも処分をしてもらえますが、価格目安は以下の通りで、基本料金がかかる業者がほとんどで、自治体に出すよりも割高になります。

3-2. 不用品回収業者の探し方

くらしのマーケット（https://curama.jp/disposal/）に載っている業者の料金相場が安いため、まずはくらしのマーケットで探しましょう。

10,000円台で、トラック積み放題で処分してくれる格安業者が大量に載っています。

ただ、他のサイトと比較して、くらしのマーケットには以下のデメリットもあります。

• 最短で対応してもらえるのが翌々日
• 不用品単品や生活ごみ（燃えるごみなど）の回収をしてくれない業者が複数ある

そのため、以下どれかに当てはまる方は、デメリットを解消しているごみナビ！（https://gominavi.com/）を使いましょう。

• 依頼当日、もしくは翌日に回収して欲しい
• 単品での回収や生活ごみ（燃えるごみなど）を含めた回収をしてもらいたい
• くらしのマーケットで良い業者が見つからなかった

参考：不用品業者を探せるサイトの比較

3-3. 不用品回収業者を使う流れは？

くらしのマーケットやごみナビ！を使う場合、下記の流れで利用することになります。

1. ネットで業者を探す
2. その場で申し込み、回収日時を調整する
3. 当日、決められた時間に業者がくる
4. 業者が部屋からトラックまで運んでくれるので、回収する物を指定する
5. 料金を払い、終了

4. 自治体で粗大ごみで捨てるための料金と方法

自治体も粗大ごみを回収してくれ、業者に出すよりも、安く回収してくれます。

特に、通常のごみでは処分しきれないごみが1~2点程度であれば自治体に出したほうが安い可能性が高いです。

デメリットは、自治体に手続きをし、決められた場所に出しておかないといけないことです。

また、一部の家電製品は、粗大ごみとしては出せず、別のルールで出さなければいけないので、品目ごとに手続き方法を紹介します。

4-1. 家電リサイクル法対象の家電製品

下記の家電製品は、粗大ごみに出せないので、買ったお店にお願いするか、「自治体ごとのルール」に従って処分する必要があります。

どちらの場合も費用が必要で、下記が目安です。

購入した店舗の方が安く処分してくれる傾向にあるので、個別に処分する場合は、まずは店舗に相談、店舗がわからなければ「自治体ごとのルール」に従いましょう。

4-2. その他の粗大ごみ

上記の以外の粗大ごみは、お住まいの自治体の指示に従い捨てる必要があり、大まかに下記の費用がかかります。（市区町村名+粗大ごみで検索すれば料金がすぐわかります。）

粗大ごみを出す手順は下記の通りです。

• 電話やインターネットで申し込みを行う
• コンビニなどでシールを購入し貼り付ける
• 回収日、玄関先など指定の場所に出す（一戸建て：玄関先、集合住宅：1階の出口スペース）

ただし、玄関先まで運ばないといけないため、ご自身で運べない物がある場合は粗大ごみでの対応が難しいです。

以上を踏まえ、「不用品回収業者」に任せた方が手間は減らせ、料金も大差ないことがほとんどです。

粗大ごみの手順・注意点・料金が問題なさそうな場合のみ利用しましょう。

5. 引越し含め、引越し業者に全部依頼できる？

ここまで2つの方法を紹介してきましたが、それよりも簡単な方法は、引越し業者にまとめてお願いしてしまうことです。

見積もり時などに、不用品処分の料金も教えてくれ、引越しの際にそのまま引き取ってくれるので、一番手間のかからない方法です。

ただし、注意点としては業者によって、対応可能かどうか、またどの品目が対応可能なのかが異なるということです。

5-1. 大手引越し業者の対応状況

下記は大手引越し業者のごみ・不用品処分の対応状況です。

※エアコン/テレビ/洗濯機/冷蔵庫/乾燥機

大手でも対応が分かれるため、見積もり時に対応しているかを確認するようにしましょう。

対応不可の業者でも、提携業者を紹介してくれるなどで対応してくれることもあります。

また、「燃えるごみ」など生活ごみは回収を断られることもあるので、注意しましょう。

料金は？

商品にもよりますが、廃棄料+運送・手間賃がかかる可能性が高いです。

サカイ引越センターは料金を明示していて、1品あたり、自治体などに決められた廃棄料+3,000円ですのでこれを目安にしましょう。

ただ、価値がある物（中古で売れそうなもの）は無料で引き取ってくれることもあるので、見積もり次第になります。

5-2. 引越し業者に相談すべき人

これから引越し業者を決めようしている方です。

業者によって、そもそも対応しているか、何を持って行ってくれるかが変わるので、見積もり時に下記のように確認してみましょう。

この冷蔵庫と、ダンボール2つぐらいのごみを一緒に回収してもらえますか？

対応してくれる場合、以下のポイントを聞いておきましょう。

• 回収をしてもらう場合/してもらわない場合の引越し代金
• 回収をお願いするかはいつまでに返事をすれば良いか

複数の引越し業者や、不用品回収業者の下記の観点を比べて、最終的な1社を選びましょう。

• 料金
• 対応してくれる品目

すでに見積もりを取った方へ

すでに業者を決めた方も、不用品回収までお願いできるか聞いてもいいですが、以下の2つの注意点があります。

• 引越しの見積もりの料金が高くなる可能性が高い
• 見積もり後の追加の依頼は断られる可能性がある

業者を決める前であれば、自社を選んでもらうために、サービスで無料で対応してくれることもあります。

しかし、予約した後だと料金交渉もできず、業者がトラックのスケジュールを組んでしまっていると、対応してもらいにくいです。

引越し業者の不用品回収はコストパフォーマンスがいいわけではないので、わざわざ連絡するなら不用品業者にお願いしましょう。

5-3. 引越し業者にお願いする時の注意点

必ず、複数の引越し業者に見積もりを取り、各業者に処分の相談をするようにしましょう。

不用品処分を引越し業者にお願いする場合も、しない場合も、引越しでは複数社の見積もりが必須です。

これは、1社からしか見積もりを取らないと、引越し業者は安くする努力をほとんどしないので、料金が高くなるからです。

反対に、2社以上見積もりをとっていて、ライバルがいる場合では、特に交渉しなくても勝手に他社を意識して安くしてくれます。

複数社の見積もりを取り、そこであなたの捨てたいものが対応可能か、そして、引越し代金と合わせていくらになるのかを確認し、判断しましょう。

複数業者から効率よく見積もりを取るには？

引越し侍（https://hikkoshizamurai.jp/）を使うことで、以下のようにあなたの状況で安い業者が分かり、そこから最大3社の話を聞けます。

見積もりサイトの中で、対応業者数が最も多いので、あなたの条件でベストな業者を探せます。

6. 時間がある方へ！ごみと思ってるものを買い取ってくれるかも？

引越しの際、価値のある家具・家電があれば、業者に買い取ってもらうことも可能です。

業者によっては、出張で買取を行っていますから、引越しの際、時間がある方は、買取業者に来てもらい買い取ってもらいましょう。

6-1. 買取金額の事例と注意点

以下のように、人気のメーカー・ブランドの家具家電は高額で買い取ってもらうことも可能です。

• 買取額40,000円：シャープ 液晶テレビ50インチ/2015年に購入したものを2021年に買取
• 買取額50,000円：シャープ 6ドア冷蔵庫/2016年に購入したものを2021年に買取

　「おいくら」の口コミより

古いものや、壊れたものでも、多少修理して売れそうなものは、無料で引き取ってくれるので、お金を払わずに処分することもできます。

注意点は全てを買取・引き取りしてくれるわけではなく「何らかの形で売り物になりそう」なものだけです。

6-2. 出張買取に対応している主な業者

以下の大手業者は全国で出張買取を行っていますから、近くに店舗がある業者・いつも使っている業者があれば利用しましょう。

近くに複数の業者があるという方は、比べることで、各業者競い合って料金を上げてくれることがあります。

6-3. どの業者にお願いすればいいか、わからない場合は？

不用品一括査定サービスの「おいくら（https://oikura.jp）」を使って、あなたにとって、一番いい買取業者を探しましょう。

「おいくら」は、全国1,400以上の買取業者を掲載している、不用品一括査定サービスで、あなたの処分したい品目を入力するだけで、複数の買取業者の価格を比較できます。

不用品一括査定サービスは主に下記の4つがありますが、提携業者が最も多いので、より高値で買い取ってくれる業者を探しやすいです。

あなたのエリアで買取に対応している業者を探せるので、近くに大手の業者がない場合も安心です。

6-4. 全てのものを買取してくれる？

買取業者はあなたから買い取ったものを欲しい人に売ることで商売をしています。

そのため、以下のようなものは買い取ってくれません。

• 古い家具や家電
• もともと安く、価値が低い商品
• 誰も中古では買いたがらない商品
• 生活ごみ（燃えるごみ・生ごみ）

業者や、物によっては「無料なら引き取る」と対応してくれる事もありますが、上記のような商品は引き取ってくれないことが多いため、以下のどちらかで処分する必要があります。

• 不用品回収業者にお願いする
• 自治体の粗大ごみで捨てる

別で処分するのが面倒な方、引越し日まで時間がない方は、売ることを考えず、始めから処分することを検討しましょう。

6-5. 買取業者を使う流れは？

おいくらを使う場合、下記の流れで利用することになります。

1. ネット（https://oikura.jp）で申し込む
2. 各社から提案が来るので1社に決め、日時を調整する
3. 当日、決められた時間に業者がくる
4. 商品を見てもらい最終的な査定額を聞く
5. 納得できれば、品物を持っていってもらい、終了
   （後日の回収になる可能性もある）

7. まとめ

引越し時のごみの処分に関して解説してきましたが、いかがでしたか？

引越しの際は、以下の4つのタイミングでごみを捨てられますから、どのごみはいつ捨てるか、計画を立てておきましょう。

• ①引越し業者が来る前に計画立てて捨てておく
• ②引越し業者に不用品も運んでもらい新居で捨てる
• ③引越し日に捨てる（収集所への持ち込み・回収）
• ④引越し後、賃貸の解約日までにゆっくり捨てる

また、捨てるための方法として、以下の2つがあります。

• 不用品回収業者にお願いする
• 自治体のルール通り処分する

簡単にまとめて捨てられるのは不用品回収業者で、以下のサイトで探せます。

• くらしのマーケット（https://curama.jp/disposal/）
• ごみナビ！（https://gominavi.com/）

あなたがごみ・不用品をスッキリ処分して、快適に新生活を始められることを心から祈っています。

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