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賃貸

二人暮らしの賃貸物件を借りるときに知っておくべき8つの注意点

「二人暮らしの賃貸を借りるときに注意することはある?」「どの物件でも二人暮らしできるの?」など、二人暮らしの賃貸に関して疑問に思っていませんか?

二人暮らしの賃貸を借りるときは、数多くの知っておくべき注意点と物件ごとのルールがあり、知らないまま部屋を借りると、契約違反になることもあるので注意が必要です。

このページでは、大手不動産会社に5年勤務し、現在も賃貸部門で働く筆者が以下の5つのことをご紹介します。

  1. 二人暮らしの賃貸を借りる前に知っておくべき8つの注意点
  2. 二人暮らしの部屋を探すときに失敗しないコツ
  3. 地域別にわかる二人暮らし向け物件の家賃相場
  4. 二人暮らしをするときに必要な3つの初期費用
  5. 二人暮らしを円満にするための7つのコツ

すべて読めば二人暮らしの注意点から、賃貸物件の探し方まで知ることができるので、損することなく快適な二人の生活を送れるでしょう。

目次

1. 二人暮らしの賃貸を借りる前に知っておくべき8つの注意点

二人暮らしの賃貸物件を借りる前に、下記の注意点を把握しておけば、失敗することなく物件を借りることができるので、必ず内容を確認しておきましょう。

  1. 二人暮らし用の物件でも入居NGになるケースが多い
  2. 2DKの間取りは古い物件ばかり
  3. 基本的に1Kで二人暮らしは不可
  4. 建物の構造は騒音に影響する
  5. 住む地域の条件を決めておく
  6. あまりに高すぎる家賃にしない
  7. 申し込みから3週間ほどで家賃が発生する
  8. 使う賃貸サイトによって出会えない物件も多い

何も知らないまま申し込んでしまうと、希望の物件に出会えなかったり、期待外れの物件をつかんでしまいます。

1-1. 二人暮らし用の物件でも入居NGになるケースが多い

二人暮らし用の物件でも、「家族以外のルームシェアやカップルをNG」にしているケースが数多くあります。

理由は、ルームシェアだと友達同士で入居者が勝手に入れ替わったり、カップルだと別れたあと家賃を滞納する可能性があるからです。

シェアやカップルの場合、家賃を折半しているケースが多く、どちらかが出て行くと一人が家賃を払うことになって負担が重くなるため、滞納するケースが多くなります。

このリスクを考慮して「家族はOKだけど、友達同士やカップルはNG」にしているのです。

カップルの場合、婚約者であれば許可される可能性がある

カップルで物件を申し込むときは、婚約している形にした方が許可されやすいです。

申込書の転居理由を同棲にして、続柄を彼女にしてしまうと断られる可能性が高いので、転居理由を結婚にして、続柄を婚約者にしましょう。

不動産会社から「籍はいつ入れる予定ですか?」と聞かれた場合は、下記の中から都合のいいものを選んで伝えれば問題ありません。

  • どちらかの誕生日:申し込みする日から3~6ヶ月後ぐらいの誕生日がベスト
  • 季節ごとのイベント:バレンタイン・七夕・クリスマスなど
  • 語呂のいい月日:11月22日(いい夫婦の日)や4月22日(よい夫婦の日)
  • 縁起のいい日:天赦日もしくは一粒万倍日(どちらも1年間に数日だけ)

例として、夏に申し込みする場合は「クリスマスに籍を入れる予定です!」といえば、納得してもらえるでしょう。

1-2. 2DKの間取りは古い物件ばかり

寝室2部屋とダイニングがあるため、適度なプライバシーも保たれることで人気の2DKタイプですが、ほとんどが築30年以上前の古い物件ばかりです。

2DKは80年代に建てられた物件の間取りなので、外観や部屋の内装が古びていたり、中には洗濯機が外置きのままという部屋もあります。

そのため「2LDKは高くて借りれないから、築浅の2DKで我慢しよう!」と思っても、築浅の2DKは希少なので、見つけにくいでしょう。

カップルの二人暮らしは1LDKが人気

2015年以降に建てられた物件は「1K/1DK/1LDK」がメインとなり、その中でもカップルで二人暮らしするときは1LDKが人気です。

1LDKであれば収納スペースも比較的大きいですし、将来結婚して子供が生まれてからも2~3年はその家で生活できるため、すぐに引っ越す手間もありません。

一方で、1DKだと収納も小さく部屋も狭いです。また、1Kだとさらに狭い上、夜中に帰宅したときの電気をつける・つけない問題で揉めるので不向きといえます。

ルームシェアなら2LDKが理想

ルームシェアの場合は独立した部屋が2つ必要なので、2LDKが理想ですが、バルコニーの位置に注意しましょう。

構造によっては、以下イメージ右側の間取りのように、相手の部屋を通らないとバルコニーに出れない間取りもあるので、必ず位置を確認してください。

2DKの間取り

洗濯物を外に干さない相手であれば問題ないかもしれませんが、たまに布団を干したりすることもあるので、できる限り相手の部屋を通らないで出れる間取りを選びましょう。

ただ、1LDK・2LDKは家賃が高め

1LDK・2LDKは築浅物件が多いので、2DKと同じ平米数でも1LDKの方が家賃は高くなりがちです。

その点を考慮して、築浅の1LDK・2LDKにするか、築が古くても安い2DKにするか検討しましょう。

1-3. 基本的に1Kは二人暮らし不可

基本的に1Kタイプは単身者専用になっていることが多いので、二人暮らしNGにしていることが多いです。

そのため、1Kタイプを希望しているときは、不動産会社に二人暮らしOKかどうかを確認するようにしましょう。

黙って二人暮らしをしていることが発覚すると、違約金を請求されたり、解約を求められるので注意が必要です。

途中から二人暮らしするときは?

最初は一人で住んでいたものの、途中から二人暮らしすることになった場合でも、大家さんの許可が必要です。

バレずに二人暮らしを続けてる人もいますが、最近では防犯カメラでチェックしている大家さんも多いので注意しましょう。

大家さんが近くに住んでない場合は、物件を管理している不動産会社に連絡して、許可をもらうようにしてください。

1-4. 建物の構造は騒音に影響する

二人暮らし可の物件で音が響きやすい構造だと、あなた方の話し声が周囲に伝わったり、逆に隣の二人暮らしをしている人たちの騒音がうるさいと感じる可能性があります。

なので、大音量で音楽を聴いたりする人、または他からの騒音で悩みたくない人は、建物の構造を重要視しましょう。

下記は、一般的に多く建てられている構造をまとめたものです。

建物の構造建物の種類防音性耐火性耐震性
W:木造戸建て・アパート✖️✖️✖️
S:鉄骨造アパート・マンション✖️
RC:鉄筋コンクリート造中規模マンション
SRC:鉄筋鉄骨コンクリート造大規模・高層マンション

家賃相場で考えると、木造が一番安くて鉄筋鉄骨コンクリート造が高くなります。

構造によって住み心地も大きく異なるので、家賃の予算が合うときはコンクリート造の物件を選んだ方がいいでしょう。

また、建物の構造は物件の募集図面に必ず記載してあるので、事前にチェックするようにしましょう。

1-5. 住む地域の条件を決めておく

二人暮らしをするときはどんな部屋にするかも重要ですが、まずは住む地域を優先して決めることが大切です。

理想の部屋ばかりを優先してしまうと、トラブルの原因となり後悔することもあるので、下記の項目を事前に確認しておきましょう。

  • お互いの職場までの時間
  • 駅から物件までの時間
  • 地域の治安

お互いの職場までの時間

通勤は毎日の日課となるので、お互いが通いやすい地域を選ぶようにしましょう。

理想としては、近すぎることも遠すぎることもない、自宅から職場まで30分前後が望ましいです。

また、家賃は若干高くなりますが、急行停車駅にすれば時間は大幅にカットされるのでおすすめです。

駅から物件までの時間

駅から物件までの時間は、10分以内が理想といえるでしょう。距離に換算すると、80mで徒歩1分なので800m以内です。

近いに越したことはないですが、駅が近すぎると慌ただしく静かに生活しにくい環境になるので、注意が必要です。

また、10分以上かかるときは、物件の近くからバスを利用できるかも必ず確認するようにしましょう。

地域の治安

全国どの街に住むときでも、治安がいいか悪いかは住み心地にも影響するため、非常に重要です。

特に東京の場合は、極端に治安が悪い地域がたくさんあるので、住みたいと思う地域が決まったら、まずは治安を確認しましょう。

治安を確かめるときは、警視庁が運営している「犯罪発生マップ」が便利です。地域毎の犯罪発生情報を調べられます。

1-6. あまりに高すぎる家賃にしない

家賃は高ければ高いほどいい物件に住むことはできますが、家賃の目安は「二人の合計手取り月収の25%に収まる金額」が理想とされています。

25%に収まれば将来を見据えた貯金もできるので、結婚を考えてるカップルは目安にしてみましょう。

結婚の予定がないカップルや、単なるルームシェアなどの場合は、お互い無理のない程度の家賃にしても問題ないですが、審査基準をきちんと把握しておきましょう。

契約者の審査基準は月収が家賃の3倍

一般的な賃貸の審査基準では「契約者の月収が家賃の3倍必要」です。これを下回ると審査に落ちる可能性が高いです。

二人暮らしの場合、家賃を折半するから多少高くても問題ないと思いがちですが、契約者の年収次第では希望の物件を借りれないことがあります。

例えば、家賃10万円の物件を借りたいときは、契約者の月収30万円が目安となり、年収は最低360万円を求められます。

家賃に対して必要な年収の計算方法

仮に、彼氏と彼女それぞれが月収20万でも、どちらか一人の名義で審査すると落ちる可能性があります。

二人の連名で契約する方法もありますが、物件によりできる・できないが異なるので、まずは不動産会社に相談してみましょう。

また、双方の親族を連帯保証人として求められるなど、面倒になることもあるので注意が必要です。

年収と家賃の基準表
契約者の年収家賃上限の目安
200万円約5.6万円
250万円約6.9万円
300万円約8.3万円
400万円約11.1万円
450万円約12.5万円
500万円約13.9万円
550万円約15.3万円

1-7. 申し込みから3週間ほどで家賃が発生する

賃貸物件を借りるときは、申し込みした日から3週間前後で家賃発生するケースが一般的です。

お互い実家を出て一緒に暮らすなら特に負担はないですが、一人暮らしの賃貸から引っ越す場合は二重家賃が発生するので、無駄なお金がかかりやすいです。

二重家賃の負担を最小限に抑えるために、「気に入った物件が見つかり次第すぐに退去届けを出して引っ越せる!」ぐらいの状態になってから、部屋探しをはじめることをおすすめします。

1-8. 使う賃貸サイトによって出会えない物件も多い

二人暮らし用の物件を扱っているサイトならどこも同じでしょ?と思うかもしれませんが、サイトによって掲載されている物件数は異なります。

店舗数No1の「アパマンショップ」と、賃貸サイトNo1の「SUUMO」の掲載数を、東京で賃貸物件が多い「世田谷区の駅から10分以内の物件」で比較すると、下記のように大きな差があります。

アパマンショップSUUMO
3,975件66,949件

あなたに最もフィットした物件とも、使うサイト次第では出会えないのです。

なんとなく「二人暮らし用の物件をたくさん扱ってそう」という理由で選ぶと、ベストな選択から遠のきます。

上記のことから、二人暮らしの物件を選ぶのにおすすめなのは、大手の下記2サイトなので、数多くある賃貸物件の中からあなたにあう理想の物件を探しましょう。

以上の注意点を把握したあとは、実際に部屋を探すときの流れやコツを知っておくことで、失敗しない物件探しができるようになります。

次の章で失敗しないコツを解説するので、続けて確認してください。

2. 二人暮らしの部屋を探すときに失敗しないコツ

物件探しで失敗しないコツを紹介していきますが、大前提として「大手のポータルサイトを使ってネットから部屋を探す」ということが重要です。

この章では、なぜポータルサイトを使ったほうがいいのか、なぜネットで探したほうがいいのか、を解説していきます。

2-1. 大手のポータルサイトを使うべき理由

ポータルサイトとは、下記のように、たくさんの不動産会社がお金を払って、自分の会社が扱う物件を載せているものです

ポータルサイトの仕組み

あなたが物件①に興味を持てば、不動産会社Aに問い合わせることになります。

とにかく各社たくさんの物件の最新情報を載せているので、あなたにとってベストな賃貸物件を探しやすいため、まずはポータルサイトで物件を探しましょう。

数百万件の空室情報を載せている不動産業者が多く、不動産の店舗に行くよりも情報量は格段に増えます。

不動産会社に直接行くのは古い?

ネット上などで、「不動産会社に直接行った方がいい」という声もありますが、それは5~10年前の話です。

以前までは、「お得物件はネットに載せず問い合わせて来た人だけに」という不動産会社もありましたが、今は大半の人がネットで探す時代です。そして、それに合わせて、ほとんどの不動産会社がネットに情報をしっかり載せています。

あるかないかわからない掘り出し物件に期待して、直接足を運ぶのではなく、大手のポータルサイトを活用し、大量の物件から一気に検索するのが現在おすすめの探し方です。

店舗に行くのは逆効果?

いきなり店舗に行ってしまうと不動産会社が出してきた家しか見れず、不動産会社が得するような物件しか出てこない可能性もあります。

2-2. どの不動産ポータルサイトを使うかが最大のカギ

ただし、ポータルサイトによっても物件数は異なるので注意しましょう。「賃貸サイトにはいい部屋がない」と言っている人はサイト選びが悪いだけです。

有名なサイトでも掲載数が少ないところもあり、出会えるはずだった物件に出会えなくなります。

有名な8つのポータルサイトに掲載されている物件数を渋谷区と全国で比較してみます。

掲載物件数(東京都渋谷区)掲載物件数(全国)
SUUMO約4.6万件約730万件
HOME’S約1.8万件約510万件
Door賃貸約3,200件約460万件
スモッカ約8,100件約400万件
at home約9,300件約160万件
CHINTAI約3,900件非公開
オウチーノ約3,100件非公開
いえらぶ約14,000件非公開
  • 各サイトで地区ごとに物件情報を検索した結果、表示された物件数を出しています。
  • ただし、各サイトで細かい計算方法が違い、実際の物件数は増減する可能性があります。

SUUMO」と「HOME’S」で扱う物件は特に多く、中でも「SUUMO」が使いやすくおすすめです。

SUUMOとは?

SUUMO」はリクルートグループが運営する日本最大級の不動産ポータルサイトで、多くの不動産会社がこぞって物件を載せています。

数ある賃貸サイトの中で最もおすすめな理由は、とにかく掲載数が多く、また希望の条件で物件を絞りやすいことです。

700万近い物件を様々な切り口で検索ができ、「角部屋」「ペット」「ルームシェア」など様々な要望で物件を絞り込めます。物件は下記のように全国にくまなくあり、どこに住んでいてもおすすめです。

東京都約132万件
大阪府約114万件
宮城県約8.2万件
沖縄約5,000件

パソコン・スマホどちらでも使いやすく、初めての人でも理想の物件がきっと見つかるはずです。

2-3. SUUMOで最高の物件を見つけるための4つのコツ

SUUMO」もうまく使いこなすためにはコツがあります。

コツ1. エリアはなるべく広くとる

特に電車で通勤・通学する方は、便利な場所を探すために、「沿線・駅から探す」「路線図から探す」がおすすめです。特に乗り換え事情がわからない方は「路線図から探す」がおすすめです。

車通勤の方は、「市区郡から探す」で問題ありません。

その際、ポイントなのは、とにかく住みたい駅の周辺を幅広く選ぶということです。

イメージがつかない駅も、あなたにドンピシャな物件があったら見に行けばいいので、とにかく5駅前後は余分に検索することがおすすめです。

コツ2. 気になる条件は妥協せずに選択する

上記のように広くエリアを取ると、数千件の物件が出ることがありますが、ここから妥協せずに徹底的に絞り込んでいきます。

「すべてのこだわり条件」もしっかりとチェックすることが、あなたにベストな家を見つけるためのコツです。

ここで引っかかる物件が、「あなたが本当に求める物件」なので、30件以内になるのを目安に絞り込みましょう。

もし、該当物件数がゼロになった場合、あなたが高望みしている可能性があるので、譲ってもいい条件のチェックを外します。

お得情報. いい物件に出会いやすいチェック項目「分譲賃貸」

プロの目からすると、特に「分譲賃貸」という項目がおすすめです。

分譲賃貸とは、買って住むという人だけに向けられて作られたマンションが賃貸として募集されている物件です。

この物件には下記のメリットがあるので、いい物件に出会う可能性が高いです。

  • 長く住むことを考えて作られたので、建物がしっかりしている可能性が高い
  • 住民も長く住む人なので、騒音などのトラブルが起こりにくい
築年数は選択したほうがいい?

築年数は、「よほど新しい物件に住みたい場合」のみ選びましょう。

築年数が古くても綺麗にリフォームされている物件も多いですから、実際に目で見たほうがいいです。

ただし、耐震基準が改正された「1981年6月」以前の物件は耐震に不安がありますから、築25年以上の物件には注意しましょう。

その他、状況に合わせておすすめのチェック項目

状況に合わせて、下記のチェック項目で絞ればよりフィットした物件を探しやすいです。

こんな人チェック項目概要
少しでも安く借りたい人フリーレント入居月や翌月など、一定期間家賃が無料の物件
インターネット無料無料でネットが使える物件
礼金なし大家へお礼として支払う「礼金」をカットできる物件
セキュリティを重視したい人オートロック物件の入り口にオートロックが付いてる物件
防犯カメラありエントランスや廊下に防犯カメラがついてる物件

安くするための条件は、複数選択すると物件が出ない可能性が高いので、どれか1つを選ぶことがおすすめです。

また、セキュリティが整ってる物件は防犯設備の管理費・維持費が高額なため、家賃が若干高くなります。

コツ3. 複数の物件に問い合わせる

ここで、問い合わせてもお金はかかりませんから、複数の物件を内見し、比較するのがおすすめです。

契約前に、物件を3件以上見るようにしましょう。

コツ4. なるべく複数の不動産会社に問い合わせること

また、問い合わせの際、複数(2~3社)の不動産会社に問い合わせるようにしましょう。

お問い合わせ画面で、下記のように問い合わせ先が表示されます。

select shops on the suumo

複数問い合わせる理由は、スタッフにあたりハズレがあるからです。熱心に対応してくれる人が多いですが、中には知識が少なかったり、しつこい人もいます。

そのため下記の観点を満す営業マンにお願いするのがいいでしょう。

いい営業マンの条件

  • 知識も誠意もあり、あなたの質問に即答してくれる
  • あなたの希望を満たす物件を複数教えてくれる
  • とりあえずの内見も快く対応してくれる
  • 物件の悪い面も教えてくれる
  • 契約を急かしてこない

不動産会社は他社の物件でも案内することができます。

営業マンの対応が悪い時、別の不動産会社に相談すれば、その物件を紹介してくれることも多いです。

また、上記5つの観点を満たす営業マンを1人知っておけば、今後の引越しの際も相談できます。

3. 地域別にわかる二人暮らし向け物件の家賃相場

地域によっては、目安より安くてもいい物件を借りれそう、または、都内だから目安の金額では古い物件しか借りれない、のように変わります。

同じ家賃でも住む地域によって物件のクオリティが大きく異なるので、五大都市圏別・山手線の駅別で家賃相場を紹介していきます。

3-1. 五大都市圏別!二人暮らし向け物件の家賃相場

どの地域でも、中心地と郊外では家賃相場の下限~上限の差が激しいので、平均値を見て全体の相場感を把握しましょう。

以下は、二人暮らしをするときに選択されることが多い「1LDKもしくは2DK」の間取りで、駅から徒歩10分以内の物件を基準に算出しています。

エリア別の1LDK・2DKの家賃相場

エリア家賃相場の平均最高値の地域最安値の地域
東京23区154,439円「港区」
・247,700円
「葛飾区」
・87,800円
名古屋16区75,644円「中区」
・98,800円
「港区」
・59,600円
大阪市24区80,692円「中央区」
・123,300円
「住之江区」
・64,000円
福岡市7区69,457円「中央区」
・84,800円
「西区」
・63,100円
札幌市10区49,600円「中央区」
・59,500円
「清田区」
・44,400円

引用:LIFULL HOME’S のデータ

都内でも安い物件はある

東京23区内の平均が150,000円台と非常に高額ですが、駅から10分以内で家賃が安い物件はたくさんあります。

都内は数百万円する高級物件が平均額を引き上げているだけなので、普通に探せば上記の相場より安い物件が大半です。

なので「都内は高いからやめよう。」と諦めることなく、まずは住みたい街で希望条件を指定して、物件を探してみましょう。

3-2. 山手線の駅別!二人暮らし向け物件の家賃相場

都内の中心地を走る路線として東京で一番人気がある山手線の中から、家賃相場が高い駅トップ5と、安い駅トップ5を紹介します。

また、山手線29駅の家賃相場から平均値を算出するので、全体的な相場感を把握しましょう。

以下は、山手線沿線に立つマンションの「1LDK・2DK」の家賃相場を表したものです。

駅別の1LDK・2DKの家賃相場

ランク相場の高い駅相場の安い駅
平均値「秋葉原」
14.3万円
第1位「原宿」
17.9万円
「田端」
10.4万円
第2位「新橋」
17.8万円
「西日暮里」
10.7万円
第3位「渋谷」
17.8万円
「日暮里」
11万円
第4位「恵比寿」
17.5万円
「駒込」
11.8万円
第5位「浜松町」
17万円
「鶯谷」
11.8万円

引用:SUUMO

狙い目は秋葉原駅〜目白駅

山手線で狙い目の駅は、平均値以下の家賃相場となっている秋葉原駅から目白駅までの下記の駅です。

秋葉原・御徒町・上野・鶯谷・日暮里・西日暮里・田端・駒込・巣鴨・大塚・池袋・目白

上記の中でも「2019年度|借りて住みたい街ランキングNo,1」で、家賃相場が12.5万円の池袋が注目されています。

8路線を使えることで利便性がよく、駅周辺には数多くの商業施設や映画館があることに加え、おしゃれな公園も揃っています。

上記のことから、東京で「利便性・コスパ・周辺環境」を重視すると、池袋が最有力の街といっても過言ではありません。

4. 二人暮らしをするときに必要な3つの初期費用

二人暮らしをするときの家賃も重要ですが、物件を借りるときに支払う初期費用は非常に高額で負担が大きいので、初期費用の相場も把握しておきましょう。

また、部屋を契約するとき以外にも、新生活をスタートするときに必要な初期費用を合わせて解説していきます。

費用目安
物件を借りるときの初期費用36~54万円
家具家電を揃えるときの初期費用20万円前後
引越し業者を使うときの初期費用7~12万円
トータル約63~86万円

※家賃9万円の物件で、IKEAで家具家電を揃え、2名とも東京都内で10月に引っ越した場合

上記の中でも複雑でわかりにくい項目が「物件を借りるときの初期費用」なので、この章では内訳や相場に加え、家賃ごとの初期費用を中心に解説していきます。

4-1. 物件を借りるときの初期費用

二人暮らしの物件を借りるときの初期費用は、一般的に「家賃の4~6ヶ月分が必要」です。(仮に家賃9万円の家なら36~54万円です。)

あくまでも相場なので、もっと安かったり高かったりすることもあります。ただ、東京の人気物件だと「6~7ヶ月」になることも珍しくないです。

では、なんでそんなに高いの?と思う方も多いと思うので、初期費用の内訳と相場を下記の順で詳しく解説していきます。

誰に払うもの?相場はいくら?
敷金大家さん1~2ヶ月
礼金大家さん1~2ヶ月
前家賃大家さん1ヶ月
日割り家賃大家さん———-
仲介手数料仲介会社0.55~1.1ヶ月
火災保険料火災保険会社1.5万円
鍵交換費用大家さん1.5万円
保証委託料家賃保証会社30~60%

敷金

敷金とは、家賃や修繕費用などの支払いを担保する目的で、契約するときに大家さんへ預けるお金です。

一般的に「家賃の1~2ヶ月分」が相場となっており、家賃滞納やあなたに原因のある室内の損傷や破損がなければ、基本的には退去時に全額返還されます。

礼金

礼金とは、部屋を貸してもらう”お礼”として大家さんに支払う費用で、一般的に「家賃の1~2ヶ月分」が相場です。

敷金と違い、退去したときに返金されることはないので、入居者からすると無駄な費用になります。

前家賃

前家賃とは、契約が開始される”翌月分”の家賃を前払いするための費用です。

部屋を借りたあとも、月々の家賃は翌月分を前払いすることが一般的なので、このような形になっています。

不動産会社によっては翌々月分を求められる

不動産会社の規定で決まってるときは、翌月と翌々月の2ヶ月分を求められることがあります。

まとまったお金が用意できない人は、不動産会社に翌月分だけにしてもらえないか相談してみましょう。

日割り家賃

契約開始となる日が月初めの1日であれば日割り家賃は必要ないですが、中旬や下旬のときは家賃を日割り計算して算出します。

例えば、12月25日が契約開始日だとしたら12月31日までの”7日分”を日割り家賃として、初期費用に組み込みます。

30か31で割る計算は不動産会社によって異なる

日割り家賃は「毎月の家賃÷その月の日数」で計算します。

しかし、31日間ある月でも不動産会社の規定により、30日で計算されることがあるので少しだけ差が生じます。

規定ではなく単なるミスで計算してることも稀にあるので、金額が異なるときは念のため確認してみましょう。

仲介手数料

部屋を探したり、大家さんとの仲介役をしてくれたときのお礼として、仲介会社に支払う費用です。

仲介手数料の上限は、家賃1.1ヶ月分(税込)までと法律で決められているので、1.1ヶ月分以上の請求をされたら違法となります。

また、大家さんと直接やり取りをして契約するときは、仲介する立場の人がいないので、仲介手数料はかかりません。

火災保険料

火災保険の加入は全国どの賃貸物件でも必要で、2年間:1.5万円前後のプランが目立ちます。

多くの場合、大家さんに指定された保険会社にそのまま加入しますが、実際のところ指定された保険会社に加入する義務はありません。

保険の法律では、物件の契約と抱き合わせで保険の加入を求めることは違法な行為となるので、好きな会社で契約することも可能です。

鍵交換費用

鍵交換は任意の項目なので、あなたが希望しなければ前の入居者と同じ鍵を使用することになります。

ただし、不動産会社の規定で退去後は必ず交換すると決めていることもあるので、事前に確認しましょう。

鍵の種類により金額が大きく異なる

鍵にはたくさんの種類があって値段も大きく異なり、高いものだと2万円以上する鍵もあるので、費用を確認してから希望するようにしましょう。

昔からある「くの字型」の鍵は安く、防犯性が優れているディンプルキーは高くなります。

鍵の種類

引用:美和ロック株式会社

保証委託料

保証委託料とは、連帯保証人と同じ役割を果たしてくれる「保証会社」に支払う費用で、一般的に「総賃料の30~60%」が相場です。

総賃料とは、家賃や管理費のほか、駐車場代など、大家さんに支払う費用をまとめた金額です。

また、保証会社によっては、家賃1ヶ月分が必要になるケースもあるので、事前に料金を確認した方がいいでしょう。

連帯保証人がいても利用を求められることがある

最近では、新規契約の6割以上が保証会社と契約することになっているので、多くの物件で保証委託料がかかると思った方がいいです。

また、親族に負担をかけたくないという人は、自ら希望して保証会社を利用することも可能です。

東京で部屋を借りるときの初期費用

家賃100,000円(管理費10,000円)|敷金1ヶ月 礼金1ヶ月|仲介手数料1ヶ月|保証委託料50%のケース

  • 敷金:100,000円
  • 礼金:100,000円
  • 前家賃(管理費込み):110,000円
  • 仲介手数料:110.000円(税込)
  • 保証委託料(管理費込み)55,000円
  • 火災保険料:約15,000円
  • 鍵交換費用:約20,000円
  • 合計:約510,000円|およそ家賃5ヶ月分

一般的に敷金1ヶ月 礼金1ヶ月が相場ですが、都心の高級マンションやシリーズマンションだと、敷金2~3ヶ月 礼金1.5~2ヶ月になってることもあります。

また、引越しシーズンの1~3月だと、アパートでも礼金が1.5~2ヶ月になってることもあるので、引っ越す時期にも注意しましょう。

関西で部屋を借りるときの初期費用

家賃80.000円(管理費5,000円)|敷金1ヶ月 礼金2ヶ月 |仲介手数料1ヶ月|保証委託料50%のケース

  • 敷金:80,000円
  • 礼金:160,000円
  • 前家賃(管理費込み):85,000円
  • 仲介手数料:88,000円(税込)
  • 保証委託料(管理費込み):42,500
  • 火災保険料:約15,000円
  • 鍵交換費用:約15,000円
  • 合計:485,500円|およそ家賃6ヶ月分

関西では契約を更新するときに必要な「更新料」を払う習慣がありません。そのため、更新することを見越して礼金を2ヶ月分求められる傾向があります。

ただ、何年住んでも更新するときにお金はかからないので、4年以上を目安に、長く住めば住むほどお得になるというメリットがあります。

しかし、すべての物件がこの条件とは限らないので、必ず事前に不動産会社に契約条件を確認しましょう。

初期費用は交渉で安くすることができる

上述してきた初期費用は、交渉することで安くなるケースがあります。

ただ単に家賃や礼金を安くしてと言っても交渉は成功しないので、知識を身につけることが大切です。

交渉するには季節も重要で、例えば引越しシーズンの1~3月に交渉しても一切受け入れてもらえないため、引越し客が減る夏場を狙ったほうがいいです。

他にも交渉するときに役立つ知識が数多くあるので、詳しく知りたい方は「家賃1ヶ月分以上安くする!賃貸の契約金を最安にして契約する全知識」を確認しましょう。

4-2. 家具家電を揃えるための初期費用

有名ブランドや有名メーカーだと高くなりますが、高品質低価格で人気の「IKEA」・「無印良品」・「NITORI」で揃えれば「20万円前後」で一式揃えることができます。

ただ、二人のうちどちらかが、新居で使える家具家電を持っていければ買う必要はありません。ですが、大抵の場合テレビ以外は新たに揃えるケースが多いでしょう。

なので、家具家電の購入費用もお金がかかることを忘れないようにしてください。

4-3. 引越し業者を使うときの初期費用

7~12万円前後と考えておきましょう。

ただし、引越しの費用は、運ぶ荷物や距離・時期など、人によって180度料金が変わるオーダーメイドのような仕組みですので見積もりを取らないと正確な値段はわかりません。

そのため、下記のような見積もりサイトを使ってたくさんの見積もりを取り、一番安いところにお願いする必要があります。

引越し侍公式 引越し予約サービスの概算見積り額の比較

引用:引越し侍

例えば、「引越し侍」の「引越し予約サービス」を使えば、自分の引越し条件で対応可能な複数業者の概算見積り額が一度にわかるので、自分の引越し条件でのおおよその金額を把握することが可能です。

「引越し侍」は引越し紹介件数が累計3,000万件以上と、引越し比較サイトの中でもトップクラスの紹介件数を誇る一括見積りサイトです。

※一括見積りサイトとは、WEBから自分の引越し情報を入力することで面倒な入力を何度も行わずに、自分の引越し条件にあった複数に業者の見積り予約ができるサービスです。

初期費用が決まったあとにすること

上述してきた3つの初期費用を合算すると、非常に高額な費用になるので、どれくらいの割合で負担するのかなど、二人で決めておく必要があります。

この他にも、お金のことで住みはじめてから揉めるケースが多いので、円満に二人暮らしするためのコツを次の章で解説します。

5. 二人暮らしを円満にするための7つのコツ

上記までの二人暮らしの賃貸に関する内容を把握しておけば、理想の部屋を見つけることはできるでしょう。

しかし、いい物件が見つかったとしても、二人暮らしを円満にするためのコツを知っておかないと、うまくはいきません。

そこで、下記のコツを事前に確認・把握しておけば、揉めることなく円満に過ごせるので、必ず二人で話し合うようにしましょう。

  1. 初期費用の負担割合を決めておく
  2. 二人暮らしでかかる固定費の相場を把握する
  3. 固定費の分担方法を決めておく
  4. 家事の役割分担を決めておく
  5. 家に友達を呼ぶときのルールを決めておく
  6. 生活のリズムをできる限り合わせる
  7. 二人暮らしをやめるときのルールを決めておく

5-1. 初期費用の負担割合を決めておく

4章で解説した3つの初期費用を、お互いどれくらいの負担割合にするのか決めておきましょう。

きっちり折半にするのか、家具家電を多く持ってきた方を少し安くするのかなど、二人で話し合って決めることが望ましいです。

他にも初期費用を多く払う分、家賃の負担を少なくするという方法もあるので、検討してみましょう。

5-2. 二人暮らしでかかる固定費の相場を把握する

二人暮らしをするときは、毎月かかる固定費についてもきちんと把握しておくことが大切です。

家賃以外にいくら必要になるのか知っておくだけで、お互いの給料の使い方も決めやすくなります。

下記は「総務省統計局」が発表した、2018年度の家計調査データをもとに、二人暮らしで支出された平均的な家賃以外の固定費の金額です。

費用項目二人分の平均金額/月
①電気代9,180円
②ガス代5,775円
③水道代4,116円
④インターネット代約4,000円
⑤生活雑貨費用(ティッシュや洗剤など)約11,000円
合計約34,071円

上記の金額は、全国・全世代の働く二人暮らしの統計で、やや高い水準になっているため、ライフスタイルによっては安く抑えることも可能です。

また、この他に個人が支出する、携帯料金や飲食代などがそれぞれ加算されるので、今までに1ヶ月でいくら使っていたのか再確認してみましょう。

5-3. 固定費の分担方法を決めておく

二人暮らしをするときは、固定費の分担方法を決めておくことが望ましいです。

過去に行ったアンケート調査では、下記3つのパターンが多いという結果になりました。

固定費の分担方法
固定費の負担割合

上記のように、カップルによって分担方法は異なるので、これが正解という方法はありません。

ですが、周りの分担方法を参考にして二人でよく話し合い、「半年毎に見直してみる」という方法が、もめ事にも繋がりにくいのでおすすめです。

一人が多く支払う

全体の5割が「一人が多く支払う」と回答していました。

固定費として毎月かかる「家賃・光熱費・ネット代・生活雑貨費用」を、男性が多く支払っているという回答が目立ちました。

男性の方が多く稼いでるケースが多いため、自ずとこの分担方法が多くなっていることが考えられます。

二人で折半している

次に多かったのが「二人で折半している」という回答です。

この分担方法にするときは、二人の収入が同水準でないと不平不満が出る可能性があるため、お互いの年収を把握しておくことが望ましいです。

また、在宅時間もできる限り一緒の方が、どちらかが電気を多く使ってるなどの揉め事に繋がりにくいといえます。

一人が全額支払う

回答数は少なかったですが、「一人が全額支払う」というカップルが数組いました。

このようなカップルは年齢が離れているケースが多く、男性が高給取りで女性はバイトや派遣社員などが多かったです。

一方で、どちらか一人の給料からで固定費を出して、相手の支払い分はすべて貯金に回すという堅実なカップルもいました。

5-4. 家事の役割分担を決めておく

夫婦生活ではなく単なる二人暮らしの場合は、家事の役割までは決めないという方々も多いですが、ざっくりとでも決めておいた方がいいです。

例えば、掃除はお互い気付いた方がやろうと決めても、今までの生活レベルが違う二人だと、どちらか一人だけが気になって掃除することになるため、不満が溜まりやすいです。

そんな些細なことで揉めるぐらいなら、週替わりでもいいですし、きっぱりと掃除はどっち、洗濯はどっちなど、決めた方が揉めにくいです。

5-5. 家に友達を呼ぶときのルールを決めておく

友達を呼ぶときは「どちらかが在宅していないときだけ」のようなルールをあらかじめ作っておきましょう。

お互い共通の友人であれば問題ないですが、どちらかの友達を家に呼ぶ場合、一緒に暮らす人からすると気まづい空気になります。

自宅なので見られたくないものもありますし、女性であればスッピンも見せたくないはずです。その点を考慮して、お互いに気を遣うようにしましょう。

5-6. 生活のリズムをできる限り合わせる

生活のリズムが合うパートナーであれば、不満も溜まることなく暮らせますが、リズムが違うとストレスも溜まりやすく、一緒に暮らしにくいです。

例えば、お互い働いていて彼女が早朝に家を出るのに対して、彼氏が夜中に帰ってくる生活のリズムだと、ほぼすれ違いの生活です。

また、お互い寝ている時間に出発と帰宅をする場合は、音や電気の光でかなりストレスも溜まるでしょう。

二人暮らしする目的を考えてみる

上記のような生活だとストレスも溜まる上、会話もない日が続くことになるので、そもそも二人暮らしをする目的は何なのか考えてみてください。

仮にカップルで「結婚のために同棲してお金を貯める!」という目的であれば、多少は我慢できるでしょう。

一方で単なる同棲やルームシェアなら、揉めることが多くなるだけなので、正直なところ二人暮らしはおすすめしません。

5-7. 二人暮らしをやめるときのルールを決めておく

何らかの事情で二人暮らしをやめるときが一番揉めることになるので、事前にルールを決めておきましょう。

状況からして、二人暮らしをはじめる前から決めておくのは酷ですが、非常に重要な内容です。特に友人同士でルームシェアをするときは下記を決めておきましょう。

  • 住んでる部屋はどうするか
  • 家具家電はどうするか
  • 敷金はどうするか

住んでる部屋はどうするか

どちらか一人が住み続けるのであれば問題ないですが、大抵の場合、部屋を引き払うことが多くなります。

このとき、決めておきたいルールは下記のどちらかです。

  • 同じタイミングで家を出て固定費を折半にする
  • 先に家を出る人が1ヶ月先までの固定費の半分を払う

どちらかのルールにしておけば、部屋をどうするかで揉める確率は低くなります。

家具家電はどうするか

どちらかが持ってきた家具家電は持ってきた本人が持ち帰ればいいですが、二人で買い揃えたものはどうするのかルールを決めておきましょう。

  • 相談した上でどちらかが引き取る
  • 不要なものはメルカリなどで売る(利益は折半)
  • 売れないものは処分する(処分費用は折半)

大金をかけて買った家具家電なので、できる限りどちらかが引き取るか、売却することが望ましいでしょう。

敷金はどうするか

敷金を預けていて、退去したときに部屋の状態が綺麗であれば、いくらか返金されることが予想されます。

一方で、修繕費が高くなり、敷金だけじゃ足りないときは追加で費用を請求されることになります。

上記のことから、返金されても追加請求されても、必ず折半にするというルールを決めておくことが望ましいです。

6. まとめ

二人暮らしの賃貸について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

まずは物件を借りるときの注意点9つを把握した上で、部屋探しのコツを活用して、理想の物件を見つけてください。

  1. 二人暮らし用の物件でも入居NGになるケースが多い
  2. 2DKの間取りは古い物件ばかり
  3. 基本的に1Kで二人暮らしは不可
  4. 建物の構造は騒音に影響する
  5. 住む地域の条件を決めておく
  6. あまりに高すぎる家賃にしない
  7. 申し込みから3週間ほどで家賃が発生する
  8. 契約する不動産会社によって初期費用に差が出る
  9. 使う賃貸サイトによって出会えない物件も多い

特に賃貸する前に重要なのが、9つ目の賃貸サイトの選び方です。

最大手ポータルサイトSUUMO(https://suumo.jp)を、このページに書いてある活用法を参考に使いこなし理想の物件を探しましょう。

この記事を読んだことで、二人暮らしの賃貸に関する疑問が解消され、悩まずに快適な二人暮らしをスタートできることを心から願っています。